JPH05288282A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH05288282A
JPH05288282A JP8563292A JP8563292A JPH05288282A JP H05288282 A JPH05288282 A JP H05288282A JP 8563292 A JP8563292 A JP 8563292A JP 8563292 A JP8563292 A JP 8563292A JP H05288282 A JPH05288282 A JP H05288282A
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JP
Japan
Prior art keywords
plunger
coil bobbin
core
shaft
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP8563292A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihito Oshita
下 守 人 大
Yasuaki Kurokawa
川 泰 明 黒
Masahito Hattori
部 雅 仁 服
Kunihiro Kawahara
原 邦 裕 川
Kazuo Ogawa
川 一 男 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP8563292A priority Critical patent/JPH05288282A/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 軸長の短縮化による電磁弁のコンパクト化、
および作動異音を抑えることができる電磁弁とするこ
と。 〔構成〕 電磁コイルが巻回されてその両端に開口を有
する中空のコイルボビンと、該コイルボビンの一端の開
口に摺動可能に遊嵌されたプランジャと、該プランジャ
に結合されると共に前記コイルボビンの他端に嵌合した
コア内にて摺動自在に挿入されたシャフトと、該シャフ
トの端部に固定された弁体、および該弁体を前記コアに
向かって付勢する付勢部材を備えた電磁弁とし、さらに
コイルボビン内に配設されるプランジャ、およびコア間
のギャップをプランジャの最大ストローク量より大きく
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は流体制御用の電磁弁に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】本発明に関連する従来技術については、
例えば、実開平1−65472号公報に示されたものが
ある。当該従来技術はソレノイドバルブに係わるもので
あってソレノイドバルブのボデイ内には複数のポート間
の連通を制御するバルブアッセンブリが収容されてい
る。電磁作用によって動作する電磁コイル内に摺動自在
に配設されたプランジャの動きに協働するバルブアッセ
ンブリの先端部分には弁体が一体に形成されており、ソ
レノイドバルブのボデイ内には前記弁体の着座する部分
を構成する弁座がボデイと共に一体に構成されているも
のであった。前述したように、弁体はプランジャの動作
に伴って上下方向に動作することによってバルブの開閉
弁動作を繰り返し、その結果として流体の通流の制御が
成されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来技術によるとプランジャは電磁コイル内に配設され、
このプランジャにバルブアッセンブリが一体に結合され
た構成であるため、ポートの連通を制御する機構、すな
わちプランジャ、バルブアッセンブリ、および電磁コイ
ルを含めた長さが長大なものとなって、ソレノイドバル
ブの軸長が大きくなってしまうという問題があった。ま
た、プランジャの作動に伴ってコアとが互いに衝突して
しまうため、両者の衝突時には相当の打接音が発生し、
これが作動異音の原因ともなっていた。
【0005】本発明は、上記した従来技術が抱えた問題
点を解決するために成されたものであり、電磁弁の軸長
を短縮化すること、および作動時の異音を防止すること
ができる電磁弁とすることを技術的課題とするものであ
る。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために講じた第1の技術的手段は、電磁コイルが巻回
されてその両端に開口を有する中空のコイルボビンと、
該コイルボビンの一端の開口に摺動可能に遊嵌されたプ
ランジャと、該プランジャに結合されると共に前記コイ
ルボビンの他端に嵌合したコア内にて摺動自在に挿入さ
れたシャフトと、該シャフトの端部に固定された弁体、
および該弁体を前記コアのに向かって付勢する付勢部材
を備えたことである。
【0008】さらに、上記技術的課題を解決するために
講じた第2の技術的手段は、前記した電磁弁において、
コイルボビン内に配設されるプランジャ、およびコア間
のギャップを前記プランジャの最大ストローク量より大
きく設定したことである。
【0009】
【作用】プランジャおよびコアは電磁コイルが巻回され
るコイルボビン内に集約することができるため、電磁弁
の軸長を最大限小さくすることができ、限られた空間内
に電磁弁を収容することができるようになった。また、
プランジャとコアとの間の衝突も回避することができる
ため作動音を防止することも可能となった。
【0010】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例について図面
を参照して説明する。本実施例では電磁弁として、エア
サスペンションの密閉室間の連通を制御する電磁弁を一
例として説明を進めるが、この用途に限られるものでは
ななく通常用いられる流体制御用の電磁弁(ソレノイド
バルブ)に適用できることはいうまでもない。
【0011】第1図は本発明の技術手段を適用したエア
サスペンションのばね定数制御用電磁弁の断面図であ
り、電磁弁SOLは第1密閉室1と第2密閉室2との間
に第1および第2密閉室を画成するハウジング内に収容
されている。電磁弁SOLは密閉室を画成するハウジン
グ内に配設されるボデイ3内に配設されており、樹脂材
から成るコイルボビン4、これに巻回される電磁コイル
5を有している。電磁弁SOLはボデイ3との間で弾性
材料から成るブッシュ3aによってフローティング支持
されている。そして、ブッシュ3aは電磁弁SOLの長
手方向に弾性力が弱く設定されている。上記電磁弁SO
Lのブッシュ3aによるフローティング支持により電磁
弁が駆動されたとき駆動方向に振動が発生したとして
も、ブッシュ3aの弾性変形によって振動がボデイ3に
伝達されるのが防止することができる。コイルボビン4
の内腔部分には中空部4aが設けられており、この中空
部4a内にはその内部を摺動可能なプランジャ6、およ
びコイルボビン4と一体となっているコア7が配設され
ている。プランジャ6とコア7との軸方向にはギャップ
が規定されており、このギャップ量はプランジャ6が電
磁作用により吸引された時の最大ストローク(最大移動
量)よりも大きく設定されている。プランジャ6とコイ
ルボビン4の中空部4aの壁面との間には所定の空隙、
本実施例では0.3ミリ、が設定されている。コイルボ
ビン4の一側端面には磁性体材料から成るヨーク8が配
設されている。図中、プランジャ6の一側端の上方には
カバー部材9が前記ヨーク8に気密的に固定されてお
り、作動気室10が画成されている。
【0012】作動気室10にはダイアフラム11が配設
されており、前記作動気室10を2分割して第1作動気
室10aと第2作動気室10bに区画している。ダイア
フラム11の外縁部はヨーク8とカバー部材9によって
挟持されており、内縁部はプランジャ9とプランジャ9
の一側端面に固定される保持部材12によって挟持され
ている。 第2図は本実施例に用いたダイアフラム11
の部分断面図である。ダイアフラム11は3層構造とな
っており、中間層には布製の基布11aが挿入されてお
り両面のゴム層11a、11bに一体に接合されてい
る。そして、ダイアフラム11の端部には、挟着された
とき弾性変形することにより第1作動気室10aと第2
作動気室10bとの間の気密性を確保するように機能す
る突起部11dが形成されている。ダイアフラム11の
中間層に基布11aを挿入することにより、ダイアフラ
ム11にはA、およびBで示した面の何れの方向から圧
力が負荷されても正常なダイアフラム11の作動を得る
ことができる。すなわち、圧力方向性を持たないダイア
フラム11として機能させることができる。
【0013】プランジャ6にはシャフト13がろう付け
固定されており、その内部には連通孔13aが形成され
ている。そして、シャフト13の外周面とコア7との間
には所定の間隙が設定されている。ダイアフラム11の
内縁部を挟持している保持部材12にも連通孔12aが
形成されている。したがって、第2作動室10bは連通
孔12a、連通孔13a、および電磁弁SOLの下方に
固定されたベースプレート14に形成したポート14a
を介して第2密閉室2と常時連通するようになってい
る。したがって、第2作動室10bと第2密閉室2との
間の圧力バランスは常時一定に保たれるようになってい
る。
【0014】シャフト13の先端部にはポペット20が
ナット21によって固定されている。ポペット20の外
周端部には可撓性材料、例えば弾性材から成る弁体22
が加硫成形等により一体に固定されている。ポペット2
0は弁体22のシャフト13への固定部材として機能す
ると同時に、半径方向外方向に突出するフランジ部20
aは弁体の芯材としても機能する。さらに、ベースプレ
ート14の弁座として機能する部分には、可撓性の弾性
材から成る環状の弁座部材23が配設されている。
【0015】第1図中電磁弁SOLの下方のベースプレ
ート14と弁体15との間には付勢部材として機能する
スプリング17が縮設されている。この付勢部材として
機能するスプリング17は弁体15をコア7の方向に付
勢するように機能する。したがって、電磁コイル5への
非通電状態では、弁体15は付勢部材であるスプリング
17の付勢力によって開弁方向に保持されている。
【0016】弁体7と対向するコア7の一側端面には弾
性材から成る円環状のシート18が固定されており、図
示は省略したが、シート18には所定の間隔をおいて径
方向に伸びる切欠溝が形成されている。この切欠溝によ
ってシート18の径方向内外の連通が許容されるように
なっている。したがって、コイルボビン4とプランジャ
6との間の空隙、シャフト13とコア7との間の空隙お
よびシート18の切欠溝を介することによって、第1作
動室10aと第1密閉室1との間の連通が許容されてい
る。したがって、第1作動室10aと第1密閉室1との
間の圧力バランスは常時一定に保たれるようになってい
る。
【0017】次に電磁弁SOLの作動について説明す
る。
【0018】電磁コイル5が通電状態になると、プラン
ジャ6はその吸引作用によってスプリング17の付勢力
に抗してベースプレート14の方向に移動する。この動
作に伴って、シャフト13、および弁体15、22もベ
ースプレート14の方向に移動して弁を閉弁動作させ
る。逆に、電磁コイル5への通電が消勢されると、弁体
15、22はスプリング17の付勢力によってコア7の
方向に押圧されることによって開弁動作する。
【0019】プランジャ6とコア7との間にはプランジ
ャ6が電磁作用により吸引された時の最大ストローク
(最大移動量)よりも大きく設定されているため、プラ
ンジヤ6が移動してもコア7に当接することはない。
【0020】電磁コイル5への通電状態に伴って、弁体
15、22は弁座への着座を繰り返すことになるが、弁
体22を可撓性の弾性部材によって形成したことにより
弁体が弁座へ着座する時の打接音を低減することができ
るうようにもなった。これと同時に、弁体をポペット2
0により補強することによって、弁体が弁座に着座した
ときの変形量が低減され正常な状態で弁体が弁座に着座
できるようにもなった。また、弁体、弁座を可撓性の弾
性部材によって形成したことによって、弁体と弁座が正
常に着座するため流体の制御を正確にできるようにもな
った。さらに、着座部分を弾性体とすることによって着
座部分の摩耗も解消することができ、電磁弁の耐久性も
向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の技術的手段、即ち、第1に電磁
弁を構成するプランジャ、コア、シャフトをコイルボビ
ンの中空部に集約したしたことによって電磁弁の軸長を
縮小することができるため、限られた空間内に電磁弁を
配設できるようになった。さらに、プランジャとコアと
の間にプランジャの最大ストローク量よりも大きなギャ
ップを規定したことにより、両者が当接することがな
く、作動異音の発生を防ぐことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の実施例に係わる電磁弁の断
面図である。
【図2】第2図は、本発明の実施例に用いたダイアフラ
ムの部分断面図である。
【符号の説明】
5 電磁コイル 4 コイルボビン 6 プランジャ 7 コア 13 シャフト 17 付勢部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服 部 雅 仁 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 川 原 邦 裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小 川 一 男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルが巻回されてその両端に開口
    を有する中空のコイルボビンと、該コイルボビンの一端
    の開口に摺動可能に遊嵌されたプランジャと、該プラン
    ジャに結合されると共に前記コイルボビンの他端に嵌合
    したコア内にて摺動自在に挿入されたシャフトと、該シ
    ャフトの端部に固定された弁体、および該弁体を前記コ
    アに向かって付勢する付勢部材を備えたことを特徴とす
    る電磁弁。
  2. 【請求項2】 電磁コイルが巻回されてその両端に開口
    を有する中空のコイルボビンと、該コイルボビンの一端
    の開口に摺動可能に遊嵌されたプランジャと、該プラン
    ジャに結合されると共に前記コイルボビンの他端に嵌合
    したコア内にて摺動自在に挿入されたシャフトと、該シ
    ャフトの端部に固定された弁体、および該弁体を前記コ
    アのに向かって付勢する付勢部材を備えた電磁弁におい
    て、前記コイルボビン内に配設されるプランジャ、およ
    びコア間のギャップを前記プランジャの最大ストローク
    量より大きく設定したことを特徴とする電磁弁。
JP8563292A 1992-04-07 1992-04-07 電磁弁 Pending JPH05288282A (ja)

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JP8563292A JPH05288282A (ja) 1992-04-07 1992-04-07 電磁弁

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