JPH05287717A - 煙霧の排除方法及びその装置 - Google Patents

煙霧の排除方法及びその装置

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JPH05287717A
JPH05287717A JP8894592A JP8894592A JPH05287717A JP H05287717 A JPH05287717 A JP H05287717A JP 8894592 A JP8894592 A JP 8894592A JP 8894592 A JP8894592 A JP 8894592A JP H05287717 A JPH05287717 A JP H05287717A
Authority
JP
Japan
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road
fumes
haze
air
smoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP8894592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Terunuma
征廣 照沼
Masao Hanawa
正夫 塙
Mizuo Tsukada
瑞雄 塚田
Koichi Ogura
光一 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH05287717A publication Critical patent/JPH05287717A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が通過する道路上に発生した煙霧を排除
することを可能とする。 【構成】 道路1上に煙霧が発生したとき、換気機4
a、4bを用いて道路1上の空気を道路1に沿って流し
て撹拌することにより、霧を水滴状にして道路上に降下
させると共に、煙を風力によって排除するか、または、
円筒状のケース10と、高速で回転するプロペラファン
13、14とからなる換気機のケース10内に煙霧を吸
引し煙霧に回転渦を与え回転時の遠心力により重量の大
きな水と重量の小さな煙や空気とに分離することにより
車両が通過する部分の煙霧が排除することを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が通過する道路上
に発生した煙霧を排除する煙霧の排除方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、輸送手段としての自動車の数が増
加し、それに伴って一般の道路や高速道路等の建設が盛
んに行われている。
【0003】ところで、一般の道路、特に高速道路にお
いて煙霧が発生した場合、地表の空気の透過率(視界)
が低下して視界の把握が困難となり、車両が衝突等の大
事故を起こす恐れがある。これに対して一時通行止め等
の交通規制が講じられているが交通渋滞を引き起こす結
果となっており、対策が必要となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、煙霧に
対する対策はヒータを用いて霧の主成分である水分を除
去する方法が考案されているものの実用化には至ってお
らず、現在のところ皆無といっても過言ではない。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、車両が通過する道路上に発生した煙霧を排除する煙
霧の排除方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両が通過する道路上に生じた煙霧を排除
する煙霧の排除方法において、道路の路肩に沿って一定
の間隔で、かつ道路より所定の高さ位置から換気用空気
を流して道路上の煙霧を含む空気を撹拌させて煙霧を排
除するものである。
【0007】また、本発明は、車両が通過する道路の路
肩に一定の間隔をもって設けられ、道路上で生じた煙霧
を排除する煙霧の排除装置において、円筒と、その円筒
内に設けられた高速ファンからなり、円筒内に吸引した
煙霧を高速ファンの回転で煙霧に回転渦を与え回転時の
遠心力により重量の大きな水と重量の小さな空気とに分
離して煙霧を排除するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、道路上に煙霧が発生したと
き、換気用空気を道路に沿って道路上の空気を、所定の
高さ位置で流して撹拌することにより、霧を水滴状にし
て道路上にいち早く降下させると共に、煙を風力によっ
て排除することにより、道路上の透過率を向上させるの
で、車両が通過するのに必要な視界が確保できる。
【0009】また、本発明によれば、換気機を円筒と高
速ファンとで形成することで空気を撹拌するほかに、円
筒内に煙霧を吸引し煙霧に回転渦を与え回転時の遠心力
により重量の大きな水と重量の小さな煙や空気とに分離
することにより、道路上の煙霧の排除効果を高め、より
車両が通過するのに必要な視界が確保できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0011】図1は本願の第1の実施例を説明するため
の部分断面図であり、図2はその平面図である。
【0012】図1及び図2に示すように、例えば4車線
の道路(上り車線1a、下り車線1b)1の路肩として
の中央分離帯2の上に、道路1の長さ方向に沿って一定
の間隔で所定の高さのポール3が設けられており、その
各ポール3の両側には換気機4a、4bが一対ずつ設け
られている。
【0013】上り車線1a側の各換気機4aは、吸気口
と排気口とがそれぞれ互いに向かい合うように同一方向
に配置されており、下り車線1b側の各換気機4bも、
吸気口と排気口とがそれぞれ互いに向かい合うように同
一方向に配置されており、かつ上り車線1a側の各換気
機4aの送風方向と下り車線1b側の各換気機4bの送
風方向とは互いに逆向きとなっており、道路1上の空気
を撹拌できるようになっている。
【0014】各換気機4a、4bは、道路1上に煙霧が
発生したときに作動するようになっている。換気機4
a、4bの大きさや取り付け位置は、道路1上の車両の
通過を妨害せず、かつ好ましくはその車両の運転席の高
さに略等しくなっている。各ポール3同志の間隔は、換
気機4a、4bの送風能力や道路1の幅等に応じて設定
される。
【0015】次に実施例の作用を述べる。
【0016】図2において、煙霧が発生すると換気機4
a、4bが一斉に作動し、それぞれ空気を吸気すると共
に排気して矢印方向に空気が流れ、道路1上の煙霧が撹
拌される。このため煙は換気機4a、4bの風力によっ
て排除され、霧は水滴状になって道路上にいち早く降下
するので、簡単な構成で道路1上の車両が通過する部分
の透過率が向上して視界が確保されることになり、安全
性が向上する。
【0017】図3は本願の第2の発明を適用した煙霧の
排除装置の一実施例の構造図である。
【0018】図1及び図2に示した実施例との相違点
は、第1の実施例が煙霧を撹拌させて霧を水滴状にして
道路上に降下させるのに対して、円筒状のケース10内
でプロペラファン13、14を回転させて水分と空気と
を分離する点にある。
【0019】同図に示すように、ケース10の中には、
前後両方向に回転軸11a、11bを有し高速で回転す
るモータ12が設けられ、そのモータ12の吸気口側の
回転軸11aには吸気用のプロペラファン13が設けら
れ、排気口側の回転軸11bには回転渦を発生する回転
渦発生用のプロペラファン14が設けられている。回転
渦発生用のプロペラファン14の下流側は回転渦により
発生する水滴が付着しやすいようにケース10が下流側
に延長されており、ケース10の底部にはケース10の
内壁に付着した水滴を排水するための排出溝15が設け
られている。なお、本実施例では図に示すように1つの
モータ12で2つのプロペラファン13、14を回転さ
せているが、これに限定されるものではなく、2つのモ
ータを用いて別々にプロペラファン13、14を回転さ
せてもよい。
【0020】図4は、図3に示したプロペラファンの外
観図であり、図5はその断面図である。
【0021】図4及び図5に示すようにプロペラファン
13(14)には空気を撹拌しやすいように複数の突起
13a(14a)が設けられている。なお、プロペラフ
ァン13(14)は図では4枚羽であるが、これ限定さ
れるものではなく、3枚羽でも5枚羽でもよい。
【0022】煙霧の排除装置を煙霧が発生したときに作
動させると、停滞状態の煙霧をケース10内に強制的に
吸引して煙霧に回転渦を与え、回転時の遠心力により重
量の大きな水と重量の小さな煙や空気とに分離すること
により車両が通過する部分の煙霧が排除されるので、車
両が通過するのに必要な視界が確保できる。
【0023】したがって、上述した煙霧の排除装置を道
路上の路肩に一定の間隔をもって配置すれば、簡単な構
成で煙霧による交通障害を防止することができる。
【0024】以上において、本実施例によれば、道路1
上に煙霧が発生したとき換気機4a、4bを用いて道路
1上の空気を、所定の高さ位置で道路1に沿って流して
撹拌することにより霧を水滴状にして道路上に降下させ
ると共に、煙を風力によって排除するか、または、ケー
ス10と、高速で回転するプロペラファン13、14か
らなる換気機のケース10内に煙霧を吸引し煙霧に回転
渦を与え回転時の遠心力により重量の大きな水と重量の
小さな煙や空気とに分離することにより車両が通過する
部分の煙霧が排除されるので、車両が通過するのに必要
な視界が確保できる。
【0025】なお、本実施例では4車線の道路で説明し
たが、これに限定されるものではなく、1車線道路でも
6車線道路でも何車線道路でもよい。また、本実施例で
は中央分離帯2に換気機4a、4bを設けたが、道路1
の両側の路肩に設けてもよい。換気機4a、4bの送風
方向は図に示す矢印方向に限定されず逆であっても、道
路側に向いていてもよく、換気機4a、4bの台数も図
では各ポール3に1対ずつ設けられているが、これに限
定されるものではない。さらに、本実施例では煙霧の排
除装置を道路に適用したが、他の分野に適用してもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、道路上に
煙霧が発生したとき、道路上の空気を所定の高さ位置
で、道路に沿って流して撹拌することにより霧を水滴状
にして道路上にいち早く降下させると共に、煙を風力に
よって排除するか、または、換気機を円筒と、高速ファ
ンとで形成すると共に、空気を撹拌するほかに、円筒内
に煙霧を吸引し煙霧に回転渦を与え回転時の遠心力によ
り重量の大きな水と重量の小さな煙や空気とに分離する
ことにより道路上の煙霧の排除効果を高めるので、車両
が通過するのに必要な視界が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の煙霧の排除方法及び装置の第1の実施
例を説明するための部分断面図である。
【図2】図1に示した部分断面図の平面図である。
【図3】本願の第2の発明を適用した煙霧の排除装置の
一実施例の構造図である。
【図4】図3に示したプロペラファンの外観図である。
【図5】図4に示したプロペラファンの断面図である。
【符号の説明】
1 道路 1a 上り車線 1b 下り車線 2 中央分離帯 3 ポール 4a、4b 換気機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 光一 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が通過する道路上に生じた煙霧を排
    除する煙霧の排除方法において、上記道路の路肩に沿っ
    て一定の間隔で、かつ道路より所定の高さ位置から換気
    用空気を流して前記道路上の煙霧を含む空気を撹拌させ
    て煙霧を排除することを特徴とする煙霧の排除方法。
  2. 【請求項2】 車両が通過する道路の路肩に、該道路の
    長さ方向に一定の間隔でポールを設けると共に、そのポ
    ールに、前記道路上に発生した煙霧を撹拌する換気機を
    設けたことを特徴とする煙霧の排除装置。
  3. 【請求項3】 車両が通過する道路の路肩に一定の間隔
    をもって設けられ、道路上で生じた煙霧を排除する煙霧
    の排除装置において、円筒と、その円筒内に設けられた
    高速ファンからなり、円筒内に吸引した煙霧を高速ファ
    ンの回転で煙霧に回転渦を与え回転時の遠心力により重
    量の大きな水と重量の小さな空気とに分離して煙霧を排
    除することを特徴とする煙霧の排除装置。
JP8894592A 1992-04-09 1992-04-09 煙霧の排除方法及びその装置 Pending JPH05287717A (ja)

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JP8894592A JPH05287717A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 煙霧の排除方法及びその装置

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JP8894592A JPH05287717A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 煙霧の排除方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05287717A true JPH05287717A (ja) 1993-11-02

Family

ID=13957018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8894592A Pending JPH05287717A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 煙霧の排除方法及びその装置

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JP (1) JPH05287717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107931294A (zh) * 2017-11-17 2018-04-20 东北农业大学 长筒式雾霾清除装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107931294A (zh) * 2017-11-17 2018-04-20 东北农业大学 长筒式雾霾清除装置

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