JPH0756612Y2 - 通風部の集塵装置 - Google Patents
通風部の集塵装置Info
- Publication number
- JPH0756612Y2 JPH0756612Y2 JP1987088901U JP8890187U JPH0756612Y2 JP H0756612 Y2 JPH0756612 Y2 JP H0756612Y2 JP 1987088901 U JP1987088901 U JP 1987088901U JP 8890187 U JP8890187 U JP 8890187U JP H0756612 Y2 JPH0756612 Y2 JP H0756612Y2
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- JP
- Japan
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- inner bottom
- air
- dust
- partition plate
- ventilation
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、回転機のケース内底部や送風ダクトの内底
部等の通風部に設置される集塵装置に関する。
部等の通風部に設置される集塵装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、回転機のケース内底部や送風ダクトの内底部
等の通風部に設置される集塵装置において、 通風部における内底部の内面側の対応位置に複数の隔板
を平行に、かつ送風方向に対して直角又は順向して傾斜
するように設置し、その相隣接する隔板の間に、これら
と平行にフィンを設置するとともに、そのフィンの下端
部と内底部との間に間隔をもたせて膨張室部分を形成す
ることにより、 通風部内を流れる空気が隔板により内底部側に引き込ま
れ、フィン下端部の膨張室部分で広い空間内に広がって
流速を緩めながら旋回して流れる際に、その空気に含ま
れていた塵埃を、それ自体の慣性力で内底部に落とし、
かつこれを再度舞い上げないように、空気をゆっくりと
流れるようにして、通風部内を流れる空気の塵埃を除去
して清浄化を図るようにしたものである。
等の通風部に設置される集塵装置において、 通風部における内底部の内面側の対応位置に複数の隔板
を平行に、かつ送風方向に対して直角又は順向して傾斜
するように設置し、その相隣接する隔板の間に、これら
と平行にフィンを設置するとともに、そのフィンの下端
部と内底部との間に間隔をもたせて膨張室部分を形成す
ることにより、 通風部内を流れる空気が隔板により内底部側に引き込ま
れ、フィン下端部の膨張室部分で広い空間内に広がって
流速を緩めながら旋回して流れる際に、その空気に含ま
れていた塵埃を、それ自体の慣性力で内底部に落とし、
かつこれを再度舞い上げないように、空気をゆっくりと
流れるようにして、通風部内を流れる空気の塵埃を除去
して清浄化を図るようにしたものである。
C.従来の技術 一般に、通風部である種々の回転電動機等のケース内部
や通風ダクトの内底部には、長期に亘って使用している
間に、自然に塵埃が降り積もるのが普通である。このよ
うな場合、この通風部において、比較的強い空気の流れ
や、撹拌により生じた渦等により、この積層した塵埃が
舞い上げられ、機器内部に付着して、これに障害を与え
たり、空気を汚染して人体等に害を与えることを防止す
るために、空気中から塵埃を取り除く塵埃用フィルタ等
を設置して空気を浄化していた。
や通風ダクトの内底部には、長期に亘って使用している
間に、自然に塵埃が降り積もるのが普通である。このよ
うな場合、この通風部において、比較的強い空気の流れ
や、撹拌により生じた渦等により、この積層した塵埃が
舞い上げられ、機器内部に付着して、これに障害を与え
たり、空気を汚染して人体等に害を与えることを防止す
るために、空気中から塵埃を取り除く塵埃用フィルタ等
を設置して空気を浄化していた。
D.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、集塵用フィルタに空気を通過させるため
には、余分な圧力を必要とするので、大形のファンを用
いねばならない。よって、このような集塵用フィルタや
大形のファンといった広い場所をとる器具を設置するた
めに装置が大形化することを避けられないという問題が
あった。
には、余分な圧力を必要とするので、大形のファンを用
いねばならない。よって、このような集塵用フィルタや
大形のファンといった広い場所をとる器具を設置するた
めに装置が大形化することを避けられないという問題が
あった。
本考案は、上述の点に鑑み、通風部を通過する空気中か
ら塵埃を集めて取り除き、かつ、この集めた塵埃が再び
舞い上がらないようにするコンパクトな集塵装置を新た
に提供することを目的とする。
ら塵埃を集めて取り除き、かつ、この集めた塵埃が再び
舞い上がらないようにするコンパクトな集塵装置を新た
に提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 本考案の通風部の集塵装置によれば、通風部における内
底部の内面側の対応位置に複数の隔板を平行に、かつ送
風方向に対して直角又は順向して傾斜するように設置
し、その相隣接する隔板の間に、これらと平行にフィン
を設置するとともに、そのフィンの下端部と内底部との
間隔をフィンと隔板との間隔より大きくして膨張室を形
成し、フィンの上端部の高さを隔板の上端部の高さより
も小さくしたことを特徴とする。
底部の内面側の対応位置に複数の隔板を平行に、かつ送
風方向に対して直角又は順向して傾斜するように設置
し、その相隣接する隔板の間に、これらと平行にフィン
を設置するとともに、そのフィンの下端部と内底部との
間隔をフィンと隔板との間隔より大きくして膨張室を形
成し、フィンの上端部の高さを隔板の上端部の高さより
も小さくしたことを特徴とする。
F.作用 上述のように構成することにより、通風部内を流れる空
気が隔板により内底部側に引き込まれ、フィン下端部の
膨張室部分で広い空間内に広がって流速を緩めながら旋
回して流れる際に、その空気に含まれていた塵埃を、そ
れ自体の慣性力で内底部に落とし、かつこれを再度舞い
上げないように、空気をゆっくりと流れるようにし、さ
らに、この塵埃を除去した空気を隔板とフィンの間から
通風部内を流れる空気の本流に戻すように作用する。
気が隔板により内底部側に引き込まれ、フィン下端部の
膨張室部分で広い空間内に広がって流速を緩めながら旋
回して流れる際に、その空気に含まれていた塵埃を、そ
れ自体の慣性力で内底部に落とし、かつこれを再度舞い
上げないように、空気をゆっくりと流れるようにし、さ
らに、この塵埃を除去した空気を隔板とフィンの間から
通風部内を流れる空気の本流に戻すように作用する。
G.実施例 以下、本考案の通風部の集塵装置の実施例を第1図乃至
第4図によって説明する。
第4図によって説明する。
第1図は、本考案の第1実施例を示す斜視図で、1は通
風部である通風ダクトのブロワー等の吐出し口付近であ
り、その内底部2上には集塵装置3が設置してある。
風部である通風ダクトのブロワー等の吐出し口付近であ
り、その内底部2上には集塵装置3が設置してある。
この集塵装置3は、第2図にも示すように、一対の隔板
4、4の間にフィン5を設置して成る単体ブロック構造
物を、所要個数並べて構成したものである。
4、4の間にフィン5を設置して成る単体ブロック構造
物を、所要個数並べて構成したものである。
この一対の隔板4、4は、一対の平板を、所定間隔を開
けて平行に並べ、通風ダクト1内の下部の内底部2上に
接するよう、その両横下側面部に亘って設置したもので
ある。
けて平行に並べ、通風ダクト1内の下部の内底部2上に
接するよう、その両横下側面部に亘って設置したもので
ある。
さらに、この隔板4、4は、通風ダクト1内の送風方向
Aに対して順向する傾角θを約60度から90度をもって傾
斜するようにする。
Aに対して順向する傾角θを約60度から90度をもって傾
斜するようにする。
また、この一対の隔板4、4の中間位置には、これと平
行に小平板状のフィン5を、その下端部5aが、内底部2
より浮き上がった状態となるよう、通風ダクト1の両横
側部間に亘って設置する。なお、フィン5の上端部を隔
板4の上端部より所要量低くして風を呼び込みやすくす
る。
行に小平板状のフィン5を、その下端部5aが、内底部2
より浮き上がった状態となるよう、通風ダクト1の両横
側部間に亘って設置する。なお、フィン5の上端部を隔
板4の上端部より所要量低くして風を呼び込みやすくす
る。
さらに、このフィン5の側面と隔板4の側面との間の断
面積S1より、フィンの下端部5aと内底部2との間の断面
積S2が十分大きくなるように構成し、このフィン5の下
端部5aと内底部2との間に膨張室を作るようにする。
面積S1より、フィンの下端部5aと内底部2との間の断面
積S2が十分大きくなるように構成し、このフィン5の下
端部5aと内底部2との間に膨張室を作るようにする。
なお、本例の通風ダクト1は、集塵装置3で集塵した塵
埃を清掃除去するため、その内底部2を取り外し可能に
構成する。
埃を清掃除去するため、その内底部2を取り外し可能に
構成する。
上述のように構成した集塵装置では、通風ダクト1内を
矢印A方向に送られてくる塵埃を含む空気が、隔板4に
当たり、この隔板4とフィン5との間を通って矢印B方
向に吹きおろされる。
矢印A方向に送られてくる塵埃を含む空気が、隔板4に
当たり、この隔板4とフィン5との間を通って矢印B方
向に吹きおろされる。
そして、矢印B方向に流れる空気は、フィン5の下端部
5aと、内底部2との間の膨張室部分に至ると、狭い部位
から急に広い部位に開放されることになって、その流速
が緩るむとともに、空気の流れは内底部2に当たって矢
印C方向に旋回する。このとき、流速が下がりかつ施回
している空気に含まれていた塵埃は、それ自体の慣性力
により、そのまま下方の内底部2上に落下して、そこに
積もることになる。
5aと、内底部2との間の膨張室部分に至ると、狭い部位
から急に広い部位に開放されることになって、その流速
が緩るむとともに、空気の流れは内底部2に当たって矢
印C方向に旋回する。このとき、流速が下がりかつ施回
している空気に含まれていた塵埃は、それ自体の慣性力
により、そのまま下方の内底部2上に落下して、そこに
積もることになる。
また、このようにして内底部2に一旦積もった塵埃は、
その内底部2のある膨張室部分を矢印C方向に流れる空
気が、この積もった塵埃の表面上を極めてゆっくり流れ
ることになるので、再び舞い上げられて空気中に混入す
ることを防止できるものである。
その内底部2のある膨張室部分を矢印C方向に流れる空
気が、この積もった塵埃の表面上を極めてゆっくり流れ
ることになるので、再び舞い上げられて空気中に混入す
ることを防止できるものである。
なお、このようにして内底部2上に積もった塵埃は適当
な時期を見図らって、その内底部2を取り外し、清掃除
去するものとする。このようにして、塵埃を除去した空
気は、矢印D方向に吹き上げられて、通風ダクト1内の
矢印A方向で示す方向に流れる空気と混合する。このよ
うにして、集塵装置3で浄化された空気が送風されるこ
とになるのである。
な時期を見図らって、その内底部2を取り外し、清掃除
去するものとする。このようにして、塵埃を除去した空
気は、矢印D方向に吹き上げられて、通風ダクト1内の
矢印A方向で示す方向に流れる空気と混合する。このよ
うにして、集塵装置3で浄化された空気が送風されるこ
とになるのである。
次に、上述と同様に構成した集塵装置3を誘導電動機の
集電装置内部に設置したときの実施例を第3図によって
説明する。
集電装置内部に設置したときの実施例を第3図によって
説明する。
この電動機集電装置内の概略構成を示す第3図で、10は
電動機の通風部を囲むリングカバーであり、その内底部
2は開閉可能な蓋状に構成されており、さらに、その内
側面部に集塵装置3を設置する。また、図で11は、スリ
ップリングであり、これは図示しない自己冷却ファンと
ともに矢印E方向に回転する。12、12はカーボンブラシ
であり、スリップリング11と摺接する。
電動機の通風部を囲むリングカバーであり、その内底部
2は開閉可能な蓋状に構成されており、さらに、その内
側面部に集塵装置3を設置する。また、図で11は、スリ
ップリングであり、これは図示しない自己冷却ファンと
ともに矢印E方向に回転する。12、12はカーボンブラシ
であり、スリップリング11と摺接する。
このように構成された電動機は、その回転動作中、図示
しない自己冷却ファンの作用で、矢印F方向に空気が流
れることになる。
しない自己冷却ファンの作用で、矢印F方向に空気が流
れることになる。
また、これと同時にスリッブリング11に摺接しているカ
ーボンブラシ12、12のブラシ粉が、冷却風中に浮遊して
存在することになる。
ーボンブラシ12、12のブラシ粉が、冷却風中に浮遊して
存在することになる。
このように、空気中に浮遊するブラシ粉は、その空気の
流れに乗り、集塵装置3における空気の流通方向Fに対
して所要角傾斜して設置された隔板4とフィン5とによ
って、前述した第2図に示すと同様の作用により、内底
部2上にブラシ粉が効率よく回収される。さらに、この
内底部2上に積もったブラシ粉が再び舞い上がって拡散
するのを防止し、電動機集電装置内の空気中に含まれる
ブラシ粉の総量を大巾に減少することができる。よっ
て、ブラシ粉が電動機集電装置内に飛散付着し、その部
分の絶縁を弱め、相間短絡、地絡等の事故を減少し、か
つ防止することができるものである。
流れに乗り、集塵装置3における空気の流通方向Fに対
して所要角傾斜して設置された隔板4とフィン5とによ
って、前述した第2図に示すと同様の作用により、内底
部2上にブラシ粉が効率よく回収される。さらに、この
内底部2上に積もったブラシ粉が再び舞い上がって拡散
するのを防止し、電動機集電装置内の空気中に含まれる
ブラシ粉の総量を大巾に減少することができる。よっ
て、ブラシ粉が電動機集電装置内に飛散付着し、その部
分の絶縁を弱め、相間短絡、地絡等の事故を減少し、か
つ防止することができるものである。
次に、本考案の第2実施例を第4図によって説明する。
本例のものは、その集塵装置3の一部に送風装置や送風
ダクトの通路上の影響により、部分的な強風が当たる場
合の構成例を示すものであり、第4図の要部概略構成図
に示すように、通風部に設置した集塵装置3における各
隔板4の下端側部4aを、内底部2より所定高さだけ間隔
を開けて構成したものである。すなわち、一対の隔板
4、4と、その間に、これらより下端部5aを高く設定し
て設置したフィン5とによって、構成される各膨張室部
分が、隔板の下端側部4aと内底部2との間の空間である
流通平衡用通路によって相互に連通したものである。
ダクトの通路上の影響により、部分的な強風が当たる場
合の構成例を示すものであり、第4図の要部概略構成図
に示すように、通風部に設置した集塵装置3における各
隔板4の下端側部4aを、内底部2より所定高さだけ間隔
を開けて構成したものである。すなわち、一対の隔板
4、4と、その間に、これらより下端部5aを高く設定し
て設置したフィン5とによって、構成される各膨張室部
分が、隔板の下端側部4aと内底部2との間の空間である
流通平衡用通路によって相互に連通したものである。
このように構成することにより、この集塵装置3の一部
の隔板4部分に、図で矢印Gで示すような強風が吹き込
んだような場合には、まず、この強風が矢印Hに示すよ
うに膨張室部分に入り、拡散してその流速を弱めること
になる。これとともに、その空気の一部が矢印I方向に
示すように旋回して、フィン5と隔板4との間の流速平
衡用通路部を流れ、かつその空気の残りが矢印J方向で
示す隔板4の下端側部4aから他の隔板4のブロック部分
に流れる。
の隔板4部分に、図で矢印Gで示すような強風が吹き込
んだような場合には、まず、この強風が矢印Hに示すよ
うに膨張室部分に入り、拡散してその流速を弱めること
になる。これとともに、その空気の一部が矢印I方向に
示すように旋回して、フィン5と隔板4との間の流速平
衡用通路部を流れ、かつその空気の残りが矢印J方向で
示す隔板4の下端側部4aから他の隔板4のブロック部分
に流れる。
従って、一部の隔板4部分から入った強風は、その膨張
室部分と下端側部4aの間隙とから分流して広い空間内に
流れることになり、その流速を大巾に緩めることにな
る。
室部分と下端側部4aの間隙とから分流して広い空間内に
流れることになり、その流速を大巾に緩めることにな
る。
このため、この強風中に含まれていた塵埃は、それ自体
の慣性力によって、内底部2上に積層する。また、この
内底部2上に積層した塵埃の表面部を流れる空気は、膨
張室部分で分流した一部の空気であり、その広く拡散さ
せる流速平衡用通路を流れて流速も緩められているの
で、この積層した塵埃を再び舞い上げ、飛散させること
を防止するものである。なお、本例の以上詳述した以外
の構成、作用、効果は前述した第1実施例と同等であ
る。
の慣性力によって、内底部2上に積層する。また、この
内底部2上に積層した塵埃の表面部を流れる空気は、膨
張室部分で分流した一部の空気であり、その広く拡散さ
せる流速平衡用通路を流れて流速も緩められているの
で、この積層した塵埃を再び舞い上げ、飛散させること
を防止するものである。なお、本例の以上詳述した以外
の構成、作用、効果は前述した第1実施例と同等であ
る。
H.考案の効果 以上詳述したように、本考案の通風部の集塵装置によれ
ば、通風部における内底部の内面側の対応位置に複数の
隔板を平行に、かつ送風方向に対して直角又は順向して
傾斜するように設置し、その相隣接する隔板の間に、こ
れらと平行にフィンを設置するとともに、そのフィンの
下端部と内底部との間に間隔をもたせて膨張室部分を形
成するようにしたので、通風部内を流れる空気が隔板に
より内底部側に引き込まれ、フィン下端部の膨張室部分
で広い空間内に広がって流速を緩めながら旋回して流れ
る際に、その空気に含まれていた塵埃を、それ自体の慣
性力で内底部に落とし、かつこれを再度舞い上げないよ
うに、空気をゆっくりと流れるようにし、さらに、この
塵埃を除去した空気を隔板とフィンの間から通風部内を
流れる空気の本流に戻すことができるものであり、通風
部内を流れる空気の塵埃を除去して洗浄化を図ることが
できるとともに、この集塵装置が簡素でしかもコンパク
トな構成であるので、廉価な製本を提供できるととも
に、この集塵装置を設置した装置、器具等の小形化を図
ることができるという効果がある。
ば、通風部における内底部の内面側の対応位置に複数の
隔板を平行に、かつ送風方向に対して直角又は順向して
傾斜するように設置し、その相隣接する隔板の間に、こ
れらと平行にフィンを設置するとともに、そのフィンの
下端部と内底部との間に間隔をもたせて膨張室部分を形
成するようにしたので、通風部内を流れる空気が隔板に
より内底部側に引き込まれ、フィン下端部の膨張室部分
で広い空間内に広がって流速を緩めながら旋回して流れ
る際に、その空気に含まれていた塵埃を、それ自体の慣
性力で内底部に落とし、かつこれを再度舞い上げないよ
うに、空気をゆっくりと流れるようにし、さらに、この
塵埃を除去した空気を隔板とフィンの間から通風部内を
流れる空気の本流に戻すことができるものであり、通風
部内を流れる空気の塵埃を除去して洗浄化を図ることが
できるとともに、この集塵装置が簡素でしかもコンパク
トな構成であるので、廉価な製本を提供できるととも
に、この集塵装置を設置した装置、器具等の小形化を図
ることができるという効果がある。
第1図は本考案の通風部の集塵装置の第1実施例を示す
通風ダクトへ設置した場合の全体の概略構成斜視図、第
2図はその要部の拡大断面構成図、第3図はその電動機
に設置した場合の概略構成図、第4図は本考案の第2実
施例を示す要部の拡大断面構成図である。 1…通風部、2…内底部、4…隔板、5…フィン、5a…
下端部。
通風ダクトへ設置した場合の全体の概略構成斜視図、第
2図はその要部の拡大断面構成図、第3図はその電動機
に設置した場合の概略構成図、第4図は本考案の第2実
施例を示す要部の拡大断面構成図である。 1…通風部、2…内底部、4…隔板、5…フィン、5a…
下端部。
Claims (1)
- 【請求項1】通風部(1)における内底部(2)の内面
側に複数の隔板(4)を相互に平行であってかつ送風方
向に対して直角又は順向に傾斜した状態で配置するとと
もに当該隔板(4)の下端を内底部(2)に当接させ、 隣接する隔板(4)どうしの間に、隔板(4)と平行に
フィン(5)を設置するとともに、当該フィン(5)の
下端部(5a)と内底部(2)との間隔をフィン(5)と
隔板(4)との間隔よりも大きくして膨張室を形成し、
フィン(5)の上端部の高さを隔板(4)の上端部の高
さよりも小さくしたことを特徴とする通風部の集塵装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987088901U JPH0756612Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 通風部の集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987088901U JPH0756612Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 通風部の集塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63198363U JPS63198363U (ja) | 1988-12-21 |
JPH0756612Y2 true JPH0756612Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=30947406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987088901U Expired - Lifetime JPH0756612Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 通風部の集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756612Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916489A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-27 | Hitachi Ltd | 搬送色信号処理回路 |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP1987088901U patent/JPH0756612Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63198363U (ja) | 1988-12-21 |
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