JPH05287111A - 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法Info
- Publication number
- JPH05287111A JPH05287111A JP11815292A JP11815292A JPH05287111A JP H05287111 A JPH05287111 A JP H05287111A JP 11815292 A JP11815292 A JP 11815292A JP 11815292 A JP11815292 A JP 11815292A JP H05287111 A JPH05287111 A JP H05287111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- tetrafluoroethane
- resin foam
- foaming agent
- hydrofluoroethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】オゾン層を破壊しないヒドロフルオロカーボン
を含有する発泡剤を用いた熱可塑性樹脂発泡体の製造方
法を提供する。 【構成】発泡剤として、塩素原子を含まないヒドロフル
オロカーボンであるフッ素原子が4または5個のヒドロ
フルオロエタンと2−クロロ−1,1,1,2−テトラ
フルオロエタンとの混合物を用いる。
を含有する発泡剤を用いた熱可塑性樹脂発泡体の製造方
法を提供する。 【構成】発泡剤として、塩素原子を含まないヒドロフル
オロカーボンであるフッ素原子が4または5個のヒドロ
フルオロエタンと2−クロロ−1,1,1,2−テトラ
フルオロエタンとの混合物を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂、例えば
スチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの発泡体の
製造方法に関し、詳しくは、特定の発泡剤を用いた熱可
塑性樹脂発泡体の製造方法に関する。
スチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの発泡体の
製造方法に関し、詳しくは、特定の発泡剤を用いた熱可
塑性樹脂発泡体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の発泡には、毒性が少な
く、不燃性で、化学的に安定な、ジクロロジフルオロメ
タン(R12)等のクロロフルオロカーボン(以下、C
FCという)が用いられてきた。
く、不燃性で、化学的に安定な、ジクロロジフルオロメ
タン(R12)等のクロロフルオロカーボン(以下、C
FCという)が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塩素原子を含むCFC
は、対流圏内での寿命が長く、拡散して成層圏に達し、
ここで太陽光線により分解して発生する塩素ラジカルが
オゾンと連鎖反応を起こし、オゾン層を破壊するとのこ
とから、これら従来のCFCの使用規制が実施されるこ
ととなった。このため、これら従来のCFCに代わり、
オゾン層を破壊しにくいヒドロクロロフルオロカーボン
(HCFC)や塩素原子を含まないのでオゾン層を破壊
しないヒドロフルオロカーボン(HFC)などの代替フ
ロンの探索が活発に行われている。
は、対流圏内での寿命が長く、拡散して成層圏に達し、
ここで太陽光線により分解して発生する塩素ラジカルが
オゾンと連鎖反応を起こし、オゾン層を破壊するとのこ
とから、これら従来のCFCの使用規制が実施されるこ
ととなった。このため、これら従来のCFCに代わり、
オゾン層を破壊しにくいヒドロクロロフルオロカーボン
(HCFC)や塩素原子を含まないのでオゾン層を破壊
しないヒドロフルオロカーボン(HFC)などの代替フ
ロンの探索が活発に行われている。
【0004】本発明は、従来のCFCが有するような優
れた特性を満足し、且つ、代替フロンとして使用でき
る、オゾン層を破壊しないHFCの特定混合物を発泡剤
として用いた熱可塑性樹脂発泡体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
れた特性を満足し、且つ、代替フロンとして使用でき
る、オゾン層を破壊しないHFCの特定混合物を発泡剤
として用いた熱可塑性樹脂発泡体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
と発泡剤を高温高圧下で混合し、低圧帯域に押し出し、
熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法において、発泡剤と
してフッ素原子が4または5個のヒドロフルオロエタン
から選ばれる少なくとも1種と2−クロロ−1,1,
1,2−テトラフルオロエタンとの混合物を使用するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂発泡体の製造方法である。
と発泡剤を高温高圧下で混合し、低圧帯域に押し出し、
熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法において、発泡剤と
してフッ素原子が4または5個のヒドロフルオロエタン
から選ばれる少なくとも1種と2−クロロ−1,1,
1,2−テトラフルオロエタンとの混合物を使用するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂発泡体の製造方法である。
【0006】本発明においては、発泡剤としてフッ素原
子が4または5個のヒドロフルオロエタン(以下、特定
ヒドロフルオロエタンという)から選ばれる少なくとも
1種と2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエ
タンとの混合物を用いることが重要であり、特定ヒドロ
フルオロエタンとしては、1,1,2,2−テトラフル
オロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンま
たはペンタフルオロエタンが好ましい。
子が4または5個のヒドロフルオロエタン(以下、特定
ヒドロフルオロエタンという)から選ばれる少なくとも
1種と2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエ
タンとの混合物を用いることが重要であり、特定ヒドロ
フルオロエタンとしては、1,1,2,2−テトラフル
オロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンま
たはペンタフルオロエタンが好ましい。
【0007】上記混合物の混合割合は特に限定されるこ
とはないが、好ましくは特定ヒドロフルオロエタン30
〜99重量部、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン70〜1重量部である。
とはないが、好ましくは特定ヒドロフルオロエタン30
〜99重量部、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン70〜1重量部である。
【0008】本発明の熱可塑性樹脂発泡体の製造方法で
用いる発泡剤はオゾン層を破壊しないHFCの特定ヒド
ロフルオロエタンを含み、従来のフロンと同等の特性を
有し、同じ使い方ができ、従来技術の大幅な変更を要し
ない等の利点がある。
用いる発泡剤はオゾン層を破壊しないHFCの特定ヒド
ロフルオロエタンを含み、従来のフロンと同等の特性を
有し、同じ使い方ができ、従来技術の大幅な変更を要し
ない等の利点がある。
【0009】本発明の発泡剤には、必要に応じてその他
の成分を更に添加混合することができる。その他の成分
としては、プロパン、ブタン、ペンタン、イソペンタ
ン、ヘキサン、イソヘキサン、ネオヘキサン、ヘプタ
ン、イソヘプタン、2,3−ジメチルブタン、シクロペ
ンタンなどの炭化水素類、クロロメタン、ジクロロメタ
ンなどのハロゲン化炭化水素類、イソプロピルエーテル
などのエーテル類等を挙げることができる。
の成分を更に添加混合することができる。その他の成分
としては、プロパン、ブタン、ペンタン、イソペンタ
ン、ヘキサン、イソヘキサン、ネオヘキサン、ヘプタ
ン、イソヘプタン、2,3−ジメチルブタン、シクロペ
ンタンなどの炭化水素類、クロロメタン、ジクロロメタ
ンなどのハロゲン化炭化水素類、イソプロピルエーテル
などのエーテル類等を挙げることができる。
【0010】また、その他の成分として、トリフルオロ
メタン(R23)、ジフルオロメタン(R32)、1,
1,1−トリフルオロエタン(R143a)、1,2−
ジフルオロエタン(R152)、1,1−ジフルオロエ
タン(R152a)、モノフルオロプロパン、ジフルオ
ロプロパン、トリフルオロプロパン、テトラフルオロプ
ロパン、ペンタフルオロプロパン、ヘキサフルオロプロ
パン、ヘプタフルオロプロパンの如きHFC、あるい
は、テトラフルオロメタン(R14)、ヘキサフルオロ
エタン(R116)、オクタフルオロプロパン(R21
8)、ヘキサフルオロシクロプロパン(C216)、オ
クタフルオロシクロブタン(C318)の如き水素原子
の全部がフッ素原子で置換されたフッ素化炭化水素を挙
げることができる。
メタン(R23)、ジフルオロメタン(R32)、1,
1,1−トリフルオロエタン(R143a)、1,2−
ジフルオロエタン(R152)、1,1−ジフルオロエ
タン(R152a)、モノフルオロプロパン、ジフルオ
ロプロパン、トリフルオロプロパン、テトラフルオロプ
ロパン、ペンタフルオロプロパン、ヘキサフルオロプロ
パン、ヘプタフルオロプロパンの如きHFC、あるい
は、テトラフルオロメタン(R14)、ヘキサフルオロ
エタン(R116)、オクタフルオロプロパン(R21
8)、ヘキサフルオロシクロプロパン(C216)、オ
クタフルオロシクロブタン(C318)の如き水素原子
の全部がフッ素原子で置換されたフッ素化炭化水素を挙
げることができる。
【0011】さらにまた、トリクロロフルオロメタン
(R11)、ジクロロジフルオロメタン(R12)、
1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエ
タン(R113)、1,2−ジクロロテトラフルオロエ
タン(R114)、モノクロロペンタフルオロエタン
(R115)の如きCFC、あるいはジクロロモノフル
オロメタン(R21)、クロロジフルオロメタン(R2
2)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエ
タン(R123)、1,2−ジクロロ−1,1,2−ト
リフルオロエタン(R123a)、1,1−ジクロロ−
1−フルオロエタン(R141b)、1−クロロ−1,
1−ジフルオロエタン(142b)、3,3−ジクロロ
−1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン(R2
25ca)、1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−
ペンタフルオロプロパン(R225cb)、3−クロロ
−1,1,2,2−テトラフルオロプロパン(R244
ca)、1−クロロ−1,2,2,3−テトラフルオロ
プロパン(R244cb)、3−クロロ−1,1,2,
2,3−ペンタフルオロプロパン(R235ca)、
1,1−ジクロロ−1,2,2−トリフルオロプロパン
(R243cc)の如きHCFCも、その他の成分とし
て例示され得る。
(R11)、ジクロロジフルオロメタン(R12)、
1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエ
タン(R113)、1,2−ジクロロテトラフルオロエ
タン(R114)、モノクロロペンタフルオロエタン
(R115)の如きCFC、あるいはジクロロモノフル
オロメタン(R21)、クロロジフルオロメタン(R2
2)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエ
タン(R123)、1,2−ジクロロ−1,1,2−ト
リフルオロエタン(R123a)、1,1−ジクロロ−
1−フルオロエタン(R141b)、1−クロロ−1,
1−ジフルオロエタン(142b)、3,3−ジクロロ
−1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン(R2
25ca)、1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−
ペンタフルオロプロパン(R225cb)、3−クロロ
−1,1,2,2−テトラフルオロプロパン(R244
ca)、1−クロロ−1,2,2,3−テトラフルオロ
プロパン(R244cb)、3−クロロ−1,1,2,
2,3−ペンタフルオロプロパン(R235ca)、
1,1−ジクロロ−1,2,2−トリフルオロプロパン
(R243cc)の如きHCFCも、その他の成分とし
て例示され得る。
【0012】本発明における発泡剤の総量は、特に限定
されないが、熱可塑性樹脂の100重量部に対し、0.
1重量部〜50重量部が好ましい。そのうち本発明の必
須成分である特定ヒドロフルオロエタンと2−クロロ−
1,1,1,2−テトラフルオロエタンとの混合物の含
有割合は30重量部以上、好ましくは70重量部以上で
使用される。
されないが、熱可塑性樹脂の100重量部に対し、0.
1重量部〜50重量部が好ましい。そのうち本発明の必
須成分である特定ヒドロフルオロエタンと2−クロロ−
1,1,1,2−テトラフルオロエタンとの混合物の含
有割合は30重量部以上、好ましくは70重量部以上で
使用される。
【0013】本発明における熱可塑性樹脂としては、従
来より公知乃至周知のものが広範囲にわたって使用可能
であるが、好ましくはスチレン系樹脂やポリオレフィン
系樹脂が挙げられる。
来より公知乃至周知のものが広範囲にわたって使用可能
であるが、好ましくはスチレン系樹脂やポリオレフィン
系樹脂が挙げられる。
【0014】スチレン系樹脂としては、スチレン系単量
体の重合体または共重合体、スチレン系単量体と他の単
量体との共重合体などが例示される。ここで、スチレン
系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、クロロメチルスチレンなどを挙
げることができ、他の単量体としては、例えば、ジビニ
ルベンゼン、アクリロニトリル、メチルメタクリレート
などのビニル系単量体などを挙げることができる。
体の重合体または共重合体、スチレン系単量体と他の単
量体との共重合体などが例示される。ここで、スチレン
系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、クロロメチルスチレンなどを挙
げることができ、他の単量体としては、例えば、ジビニ
ルベンゼン、アクリロニトリル、メチルメタクリレート
などのビニル系単量体などを挙げることができる。
【0015】ポリオレフィン系樹脂としては、エチレン
ホモポリマー、例えば低密度または高密度ポリエチレ
ン、エチレンコポリマー、例えばエチレン−酢酸ビニル
コポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレ
ン−1−ブテンコポリマー、エチレン−塩化ビニルコポ
リマー、エチレン−メチルメタクリレートコポリマー、
エチレン−アクリロニトリルコポリマーあるいはポリプ
ロピレンなどを挙げることができる。
ホモポリマー、例えば低密度または高密度ポリエチレ
ン、エチレンコポリマー、例えばエチレン−酢酸ビニル
コポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレ
ン−1−ブテンコポリマー、エチレン−塩化ビニルコポ
リマー、エチレン−メチルメタクリレートコポリマー、
エチレン−アクリロニトリルコポリマーあるいはポリプ
ロピレンなどを挙げることができる。
【0016】さらに、本発明においては、シリカ、タル
ク、ケイ酸カルシウム、ワラストナイト、カオリン、ク
レイ、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、脂肪酸金属塩
類、例えばステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムな
どの各種添加剤を用いることもできる。
ク、ケイ酸カルシウム、ワラストナイト、カオリン、ク
レイ、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、脂肪酸金属塩
類、例えばステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムな
どの各種添加剤を用いることもできる。
【0017】
【実施例】以下の実施例及び比較例においては、30m
m直径を有する単軸スクリュー型押出機を用いて発泡体
をつくった。この押出機のスクリューは、フィード領
域、圧縮・溶融領域、計量領域及び混合領域から成って
いる。計量領域と混合領域の間の押出機バーレルには、
発泡剤用の注入口が備えられている。この注入口には、
発泡剤を注入するために、高圧定容量ポンプが接続され
ている。押出機の放出端は、口径5mmの丸い孔を有す
る口金を備えている。
m直径を有する単軸スクリュー型押出機を用いて発泡体
をつくった。この押出機のスクリューは、フィード領
域、圧縮・溶融領域、計量領域及び混合領域から成って
いる。計量領域と混合領域の間の押出機バーレルには、
発泡剤用の注入口が備えられている。この注入口には、
発泡剤を注入するために、高圧定容量ポンプが接続され
ている。押出機の放出端は、口径5mmの丸い孔を有す
る口金を備えている。
【0018】熱可塑性樹脂としては、三菱モンサント製
「ダイヤレックスHH102」(商品名)のポリスチレ
ン樹脂(PS)、旭ダウ製「F−1920R」(商品
名)のポリエチレン樹脂(PE)及び三菱油化製「ノー
ブレンMH8」(商品名)のポリプロピレン樹脂(P
P)を用いた。それぞれの樹脂の100重量部に対し、
添加剤としてのステアリン酸カルシウム0.1重量部及
びタルク0.5重量部を、Vミキサーにて混合し、上記
押出機のホッパーより供給した。一方、各種発泡剤を上
記高圧定容量ポンプを用いて、押出機バーレルの注入口
より一定量注入し、押出機内の高圧・高温下において、
樹脂と発泡剤を混合し、口金より押し出し発泡せしめ
た。
「ダイヤレックスHH102」(商品名)のポリスチレ
ン樹脂(PS)、旭ダウ製「F−1920R」(商品
名)のポリエチレン樹脂(PE)及び三菱油化製「ノー
ブレンMH8」(商品名)のポリプロピレン樹脂(P
P)を用いた。それぞれの樹脂の100重量部に対し、
添加剤としてのステアリン酸カルシウム0.1重量部及
びタルク0.5重量部を、Vミキサーにて混合し、上記
押出機のホッパーより供給した。一方、各種発泡剤を上
記高圧定容量ポンプを用いて、押出機バーレルの注入口
より一定量注入し、押出機内の高圧・高温下において、
樹脂と発泡剤を混合し、口金より押し出し発泡せしめ
た。
【0019】発泡剤としては、ペンタフルオロエタン
(R125)と2−クロロ−1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン(R124)の重量比80:20の混合
物、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(R13
4)とR124及び1,1,1,2−テトラフルオロエ
タン(R134a)とR124の重量比80:20の混
合物の重量比80:20の混合物を用いた。
(R125)と2−クロロ−1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン(R124)の重量比80:20の混合
物、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(R13
4)とR124及び1,1,1,2−テトラフルオロエ
タン(R134a)とR124の重量比80:20の混
合物の重量比80:20の混合物を用いた。
【0020】発泡性を評価するために、従来のCFCで
あるR12、R114、R11を用いて発泡体を製造
し、これとの比較を行った。表1〜2における発泡体表
面とは、発泡体の表面シワ、凹凸などを比較し、従来品
と遜色ないものを〇印とした。また、発泡体形状とは、
発泡体断面を拡大鏡により肉眼で観察し、気泡の独立
性、気泡の大きさの均一性等が、従来品と遜色ないもの
を〇印とした。
あるR12、R114、R11を用いて発泡体を製造
し、これとの比較を行った。表1〜2における発泡体表
面とは、発泡体の表面シワ、凹凸などを比較し、従来品
と遜色ないものを〇印とした。また、発泡体形状とは、
発泡体断面を拡大鏡により肉眼で観察し、気泡の独立
性、気泡の大きさの均一性等が、従来品と遜色ないもの
を〇印とした。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂発泡体の製造方法
で用いる発泡剤は、オゾン層を破壊しないHFCである
フッ素原子が4または5個のヒドロフルオロエタンから
選ばれる少なくとも1種と2−クロロ−1,1,1,2
−テトラフルオロエタンとの混合物からなり、従来のC
FCと同等の特性を有し、同じ使い方ができ、従来技術
の大幅な変更を要しない等の利点がある。また本発明の
混合発泡剤によれば、熱可塑性樹脂に対する溶解性が良
好であり、均一な気泡構造を有する発泡体が得られる等
の効果も認められる。
で用いる発泡剤は、オゾン層を破壊しないHFCである
フッ素原子が4または5個のヒドロフルオロエタンから
選ばれる少なくとも1種と2−クロロ−1,1,1,2
−テトラフルオロエタンとの混合物からなり、従来のC
FCと同等の特性を有し、同じ使い方ができ、従来技術
の大幅な変更を要しない等の利点がある。また本発明の
混合発泡剤によれば、熱可塑性樹脂に対する溶解性が良
好であり、均一な気泡構造を有する発泡体が得られる等
の効果も認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青柳 美奈子 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番2号 旭硝子株式会社玉川分室内 (72)発明者 北村 健郎 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂と発泡剤を高温高圧下で混合
し、低圧帯域に押し出し、熱可塑性樹脂発泡体を製造す
る方法において、発泡剤としてフッ素原子が4または5
個のヒドロフルオロエタンから選ばれる少なくとも1種
と2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエタン
との混合物を使用することを特徴とする熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法。 - 【請求項2】フッ素原子が4または5個のヒドロフルオ
ロエタンが、1,1,2,2−テトラフルオロエタン、
1,1,1,2−テトラフルオロエタンまたはペンタフ
ルオロエタンである請求項1の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815292A JPH05287111A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815292A JPH05287111A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05287111A true JPH05287111A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14729383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11815292A Withdrawn JPH05287111A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05287111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6121337A (en) * | 1990-03-23 | 2000-09-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Compositions containing 1,1,2,2-tetrafluoroethane (HFC-134) for closed-cell polymer foam production |
US6225364B1 (en) | 1997-12-18 | 2001-05-01 | The Dow Chemical Company | Foams comprising HFC-134 and a low solubility co-blowing agent and a process for making |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP11815292A patent/JPH05287111A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6121337A (en) * | 1990-03-23 | 2000-09-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Compositions containing 1,1,2,2-tetrafluoroethane (HFC-134) for closed-cell polymer foam production |
US6225364B1 (en) | 1997-12-18 | 2001-05-01 | The Dow Chemical Company | Foams comprising HFC-134 and a low solubility co-blowing agent and a process for making |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2681602C (en) | Hydrofluoropropene blowing agents for thermoplastics | |
KR20030064853A (ko) | 하이드로플루오로카본, 저비등 알콜 및/또는 저비등카보닐 화합물을 함유하는 발포제 조성물 | |
CA2955293C (en) | Non-voc processing aids for use in manufacturing foams using low global warming potential blowing agents | |
JP2021038313A (ja) | 発泡体の製造方法、発泡体 | |
JP5438272B2 (ja) | 蟻酸メチル系発泡剤で形成される断熱熱可塑性発泡体 | |
KR100599067B1 (ko) | 발포제로서 다량의 이산화탄소를 사용하는, 폴리스티렌 배합물을 갖는 압출된 발포 생성물의 제조 방법 | |
JPH05222235A (ja) | ポリオレフィン発泡体の製造方法 | |
JPH05287111A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 | |
JPH05295154A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
JPH05287109A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体製造方法 | |
JPH05287108A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体製造法 | |
JPH05287107A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
JPH05287110A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造法 | |
JPH05295157A (ja) | 熱可塑性樹脂の発泡体製造方法 | |
JPH0625455A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 | |
JPH05295152A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法 | |
JPH05295155A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体製造法 | |
JPH05295156A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体製造方法 | |
JPH05295153A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造法 | |
JP2773234B2 (ja) | スチレン系樹脂発泡体の製造方法 | |
JPH05295158A (ja) | 熱可塑性樹脂の発泡体製造法 | |
JP2000515197A (ja) | Hfc―134を含む独立気泡の熱可塑性フォーム | |
JP2773235B2 (ja) | ポリオレフィン発泡体の製造方法 | |
JPH05230264A (ja) | スチレン系樹脂発泡体の製造方法 | |
JPH05230260A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |