JPH0528710B2 - - Google Patents

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JPH0528710B2
JPH0528710B2 JP59199997A JP19999784A JPH0528710B2 JP H0528710 B2 JPH0528710 B2 JP H0528710B2 JP 59199997 A JP59199997 A JP 59199997A JP 19999784 A JP19999784 A JP 19999784A JP H0528710 B2 JPH0528710 B2 JP H0528710B2
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dione
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JP59199997A
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Yoshinori Nakayama
Minoru Sanemitsu
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 〔式中、R1は低級アルキル基または低級シク
ロアルキル基を表わす。〕 で示されるウレア誘導体を一般式 〔式中、R2は低級アルキル基を表わす。〕 で示されるアルコキシカルボニルイソチオシアネ
イトとを反応させた後、さらに一般式 R3X 〔〕 〔式中、R3は低級アルキル基を表わし、Xは
ハロゲン原子を表わす。〕 で示されるアルキルハライドと、塩基の存在下に
おいて反応されることを特徴とする一般式 〔式中、R1およびR3は前記と同じ意味を表わ
す。〕 で示される6−アルキルチオ−1,3,5−トリ
アジン−2,4(1H,3H)−ジオン誘導体の製造
法に関するものである。
一般式〔〕の6−アルキルチオ−1,3,5
−トリアジン−2,4−(1H,3H)−ジオン誘導
体は、米国特許第3902887号明細書に記載されて
いる除草剤の有効成分である3−シクロヘキシル
−6−ジメチルアミノ−1−メチル−1,3,5
−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(一般
名:hexazinone)等の一般式 〔式中、R1は前記と同じ意味を表わし、R4
よびR5は、同一または相異なり、水素原子また
は低級アルキル基を表わす。〕 で示される6−アミノ−1,3,5−トリアジン
−2,4(1H,3H)−ジオン誘導体の重要な中間
体であり、いくつかの製造法が知られている。米
国特許第3902887号明細書に記載の製造法は、多
数の工程を要し、工業的製造法としては必ずしも
充分なものではない。
本発明者等は、入手容易な原料を用い、かつ容
易な操作による製造法について鋭意検討を重ねた
結果、次の反応式(1) 〔式中、R1,R2,R3およびXは前記と同じ意
味を表わす。〕 で示される反応作(i)および(ii)を行なうことにより
好収率で一般式〔〕の6−アルキルチオ−1,
3,5−トリアジン−2,4−(1H,3H)−ジオ
ン誘導体を製造しうることを見出した。
反応操作(i)はウレア誘導体〔〕1当量に対
し、1.0〜1.3当量のアルコキシカルボニルイソチ
オシアネイト〔〕を溶媒中、10〜80℃で5〜50
時間反応させるものである。反応操作(i)に用いら
れる溶媒としてはアセトニトリル、イソブチロニ
トリル等のニトリル類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、
ニトロメタン、ニトロエタン等のニトロ化物、ベ
ンセン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジクロ
ルメタン、クロロホルム等のハロゲン炭化水素
類、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモ
ルホリン等の第三級アミン類、ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド等
の酸アミド類、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン等の硫黄化合物、あるいはそれらの混合物があ
げられる。また、反応操作(i)においてジイソプロ
ピルアミン、1,1,3,3−テトラメチルグア
ニジン等の有機アミン類を触媒として用いること
も可能である。
反応操作(ii)は、ウレア誘導体〔〕1当量に対
し、1.0〜3.0当量のアルキルハライド〔〕を1.5
〜3.0当量の塩基の存在下、10〜80℃で0.5〜10時
間反応させるものである。反応操作(ii)に用いられ
る塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水素化ナトリウム等の無機塩類、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド等の金属ア
ルコキシド等があげられる。反応溶媒としては、
反応操作(i)において用いられる溶媒、およびメタ
ノール、エタノール等のアルコール類、水、ある
いはそれらの混合物があげられる。反応終了後の
反応液は、濃縮、または溶媒抽出および濃縮等の
通常の後処理を行ない、必要ならば再結晶、クロ
マトグラフイー等の精製操作を行なうことによ
り、目的の6−アルキルチオ−1,3,5−トリ
アジン−2,4(1H,3H)−ジオン誘導体〔〕
が得られる。
尚、原料化合物である一般式〔〕のアルコキ
シカルボニルイソチオシアネイトは、Synthesis,
302(1975)記載の化合物である。
また、一般式〔〕の中間原料化合物から反応
式(2) 〔式中、R1,R3,R4,およびR5は前記と同じ
意味を表わす。〕に示される方法により一般式
〔〕の除草剤の有効成分である6−アミノ−1,
3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン
誘導体を製造しうることは米国特許第3902887号
明細書に記載されている。
次に実施例をあげてさらに詳しく本発明を説明
するとともに、6−アミノ−1,3,5−トリア
ジン−2,4(1H,3H)−ジオン誘導体〔〕の
製造例を参考例として示す。
実施例 1 1−シクロヘキシル−3−メチルウレア(1.52
g)およびエトキシカルボニルイソチオシアネイ
ト(1.51g)を含むアセトニトリル溶液(50ml)
を窒素気流下室温で25時間撹拌した。この反応液
にヨウ化メチル(2.0g)および水酸化ナトリウ
ム(0.8g)を含む20%含水メタノール溶液(20
ml)を添加し、さらに室温で2時間撹拌した。反
応後、反応液を水100mlと混合し、ついで酢酸エ
チル(50ml×2)を用いて抽出した。酢酸エチル
抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
し、残留分についてさらにイソプロパノール−ヘ
キサン混合液を用いて再結晶を行ない、1.94g
(収率76%)の3−シクロヘキシル−1−メチル
−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−
2,4(1H,3H)−ジオン(融点141℃)を得た。
実施例 2 1−シクロヘキシル−3−メチルウレア(1.52
g)およびエトキシカルボニルイソチオシアネイ
ト(1.51g)を含むテトラヒドロフラン溶液50ml
を40℃で10時間撹拌した後、ヨウ化メチル(2.0
g)および水酸化ナトリウム(0.8g)を含む20
%含水メタノール溶液20mlを添加し、さらに室温
で2時間撹拌した。反応後、反応液を減圧濃縮
し、クロロホルム(50ml×2)を用いて抽出し
た。クロロホルム抽出液を乾燥、濃縮後、イソプ
ロパノール−ヘキサン混合物を用いて再結晶を行
ない、1.7g(収率67%)の3−シクロヘキシル
−1−メチル−6−メチルチオ−1,3,5−ト
リアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(融点141
℃)を得た。
実施例 3 1−イソプロピル−3−メチルウレア(1.16
g)およびエトキシカルボニルイソチオシアネイ
ト(1.51g)を含むアセトニトリル溶液(50ml)
を窒素気流下室温で25時間撹拌した。この反応液
にヨウ化メチル(2.0g)および水酸化ナトリウ
ム(0.8g)を含む20%含水メタノール溶液(20
ml)を添加し、さらに室温で3時間撹拌した。反
応後反応液について実施例1と同様な後処理を行
なうことにより、1.53g(収率71%)の3−イソ
プロピル−1−メチル−6−メチルチオ−1,
3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン
(融点75〜77℃)を得た。
実施例 4 1−シクロペンチル−3−メチルウレア(1.42
g)およびエトキシカルボニルイソチオシアネイ
ト(1.51g)を含むクロロホルム溶液(50ml)を
窒素気流下室温で20時間撹拌した。この反応液に
ヨウ化メチル(2.0g)および水酸化ナトリウム
(1.0g)を含む20%含水メタノール溶液(30ml)
を添加し、さらに室温で3時間撹拌した。反応後
反応液を水100mlと混合し、ついでクロロホルム
(50ml×2)を用いて抽出した。クロロホルム抽
出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、
残留分についてさらにヘキサン−アセトン混合液
を溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーを行ない、1.76g(収率73%)の3−シクロ
ペンチル−1−メチル−6−メチルチオ−1,
3,5−トリアジン−3,5−ジオン(融点83
℃)を得た。
実施例 5 1−ネオペンチル−3−メチルウレア(1.3g)
およびエトキシカルボニルイソチオシアネイト
(1.51g)を含むテトラヒドロフラン溶液(50ml)
を窒素気流下室温で30時間撹拌した。この反応液
にヨウ化メチル(2.0g)および水酸化ナトリウ
ム(0.8g)を含む20%含水メタノール溶液(20
ml)を添加し、さらに室温で5時間撹拌した。反
応後、反応液について実施例3と同様な後処理を
行なうことにより、1.05g(収率61%)の1−メ
チル−6−メチルチオ−3−ネオペンチル−1,
3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン
(融点100〜102℃)を得た。
参考例 3−シクロヘキシル−1−メチル−6−メチル
チオ−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,
3H)−ジオン(1.28g)をイソプロパノール溶液
(30ml)にジメチルアミン飽和のイソプロパノー
ル溶液(2ml)を添加し、室温で1時間撹拌し
た。反応後、反応液を減圧濃縮し、残留分につい
て、さらにヘキサン−アセトン混合液を溶出液と
するシリカゲルクロマトグラフイーを行ない、
0.9g(収率71%)の3−シクロヘキシル−6−
ジメチルアミノ−1−メチル−1,3,5−トリ
アジン−2,4(1H,3H)−ジオン(融点116℃)
を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は低級アルキル基または低級シク
    ロアルキル基を表わす。〕 で示されるウレア誘導体を一般式 〔式中、R2低級アルキル基を表わす。〕 で示されるアルコキシカルボニルイソチオシアネ
    イトとを反応させた後、さらに一般式 R3X 〔式中、R3は低級アルキル基を表わし、Xは
    ハロゲン原子を表わす。〕 で示されるアルキルハライドと、塩基の存在下に
    おいて反応されることを特徴とする一般式 〔式中、R1およびR3は前記と同じ意味を表わ
    す。〕 で示される6−アルキルチオ−1,3,5−トリ
    アジン−2,4(1H,3H)−ジオン誘導体の製造
    法。
JP19999784A 1984-09-25 1984-09-25 6−アルキルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4(1h,3h)−ジオン誘導体の製造法 Granted JPS6178774A (ja)

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