JPH05286935A - 2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法 - Google Patents
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法Info
- Publication number
- JPH05286935A JPH05286935A JP11216292A JP11216292A JPH05286935A JP H05286935 A JPH05286935 A JP H05286935A JP 11216292 A JP11216292 A JP 11216292A JP 11216292 A JP11216292 A JP 11216292A JP H05286935 A JPH05286935 A JP H05286935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chloro
- formula
- aminomethyl
- substituted
- chloropyridine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pyridine Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 5−アミノメチル−2−クロロピリジンをア
ルデヒド類と反応させて得られるイミンを還元すること
によって 【化3】 [式中、Rは脂肪族炭化水素基を示す。]で示される2
−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類を製造す
る。 【効果】 医薬、農薬等の原体、中間体の合成原料とし
て有用な2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類
を皮膚刺激性の少なく取扱いが容易な原料を用いて、高
収率で製造することができる。
ルデヒド類と反応させて得られるイミンを還元すること
によって 【化3】 [式中、Rは脂肪族炭化水素基を示す。]で示される2
−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類を製造す
る。 【効果】 医薬、農薬等の原体、中間体の合成原料とし
て有用な2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類
を皮膚刺激性の少なく取扱いが容易な原料を用いて、高
収率で製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2−クロロ−5−置換ア
ミノメチルピリジン類の製造方法に関する。更に詳しく
は、5−アミノメチル−2−クロロピリジンをアルデヒ
ド類とを反応させて得られるイミンを還元することによ
る2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造
方法に関する。2−クロロ−5−置換アミノメチルピリ
ジン類は医農薬の中間体として有用な化合物である。
ミノメチルピリジン類の製造方法に関する。更に詳しく
は、5−アミノメチル−2−クロロピリジンをアルデヒ
ド類とを反応させて得られるイミンを還元することによ
る2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造
方法に関する。2−クロロ−5−置換アミノメチルピリ
ジン類は医農薬の中間体として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】2−クロロ−5−置換アミノメチルピリ
ジン類の製造方法として、従来次の様な方法が知られて
いる。 (1)2−クロロ−5−クロロメチルピリジンとアミン
類を反応させる方法(特開平3−151363号、特開
平3−157308号、特開平3−128361号)。 (2)2−クロロ−5−ピリジンカルバルデヒドとアミ
ン類を反応させてイミンとし、このイミンを単離した
後、水素化ホウ素ナトリウムで還元する方法(特開平2
−171号)。
ジン類の製造方法として、従来次の様な方法が知られて
いる。 (1)2−クロロ−5−クロロメチルピリジンとアミン
類を反応させる方法(特開平3−151363号、特開
平3−157308号、特開平3−128361号)。 (2)2−クロロ−5−ピリジンカルバルデヒドとアミ
ン類を反応させてイミンとし、このイミンを単離した
後、水素化ホウ素ナトリウムで還元する方法(特開平2
−171号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら(1)の
方法では、2−クロロ−5−クロロメチルピリジンは皮
膚刺激性があるため取扱いにくい。また(2)の方法で
は、2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の収
率(2−クロロ−5−ピリジンカルバルデヒドに基づ
く)が約50%程度であり、満足できるものではない。
方法では、2−クロロ−5−クロロメチルピリジンは皮
膚刺激性があるため取扱いにくい。また(2)の方法で
は、2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の収
率(2−クロロ−5−ピリジンカルバルデヒドに基づ
く)が約50%程度であり、満足できるものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる欠点
を解決するために種々検討を行なった。その結果、2−
クロロ−5−クロロメチルピリジンの代わりにこの物質
に比べて皮膚刺激性が極めて少ない2−アミノメチル−
5−クロロピリジンを原料とし、これをアルデヒド類と
反応させた後、生成するイミンを還元すれば、優れた収
率で2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類が得
られることを見出し本発明を完成した。
を解決するために種々検討を行なった。その結果、2−
クロロ−5−クロロメチルピリジンの代わりにこの物質
に比べて皮膚刺激性が極めて少ない2−アミノメチル−
5−クロロピリジンを原料とし、これをアルデヒド類と
反応させた後、生成するイミンを還元すれば、優れた収
率で2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類が得
られることを見出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、5−アミノメチル−
2−クロロピリジンと
2−クロロピリジンと
【化1】 [式中、Rは脂肪族炭化水素基を示す。]で示されるア
ルデヒド類とを反応させて得られる
ルデヒド類とを反応させて得られる
【化2】 [式中、Rは前記に同じ。]で示されるイミンを還元す
ることを特徴とする
ることを特徴とする
【化3】 [式中、Rは前記に同じ。]で示される2−クロロ−5
−置換アミノメチルピリジン類の製造方法に関するもの
である。
−置換アミノメチルピリジン類の製造方法に関するもの
である。
【0006】化1で示されるアルデヒド類において、R
で示される炭化水素基としては例えば、メチル基、エチ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基等の直鎖状もしくは分岐状のアル
キル基又はシクロアルキル基が挙げられる。
で示される炭化水素基としては例えば、メチル基、エチ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基等の直鎖状もしくは分岐状のアル
キル基又はシクロアルキル基が挙げられる。
【0007】5−アミノメチル−2−クロロピリジンと
化1で示されるアルデヒド類との反応において溶媒を使
用するのが好ましい。使用できる溶媒としてはメタノ−
ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭
化水素類が挙げられる。その使用量は、5−アミノメチ
ル−2−クロロピリジンに対して1〜50重量倍、好ま
しくは10〜20重量倍である。また化1で示されるア
ルデヒド類は、5−アミノメチル−2−クロロピリジン
に対して等モル〜2倍モル、好ましくは1.05〜1.
15倍モル用いるのが良い。反応温度は0〜150℃、
好ましくは20〜30℃である。反応時間は原料の種
類、反応条件によるが通常0.5〜2時間である。
化1で示されるアルデヒド類との反応において溶媒を使
用するのが好ましい。使用できる溶媒としてはメタノ−
ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭
化水素類が挙げられる。その使用量は、5−アミノメチ
ル−2−クロロピリジンに対して1〜50重量倍、好ま
しくは10〜20重量倍である。また化1で示されるア
ルデヒド類は、5−アミノメチル−2−クロロピリジン
に対して等モル〜2倍モル、好ましくは1.05〜1.
15倍モル用いるのが良い。反応温度は0〜150℃、
好ましくは20〜30℃である。反応時間は原料の種
類、反応条件によるが通常0.5〜2時間である。
【0008】このようにして得られた反応終了液をその
まま還元に付することができるが、好ましくは、反応で
生成した水を除去した後の反応終了液を還元に付す。ま
た反応終了液から単離された化2で示されるイミンを還
元に付すこともできる。この還元には種々の方法が適用
できるが、還元剤として水素化ホウ素アルカリ金属塩を
用いて還元する方法及び接触還元する方法が好ましい。
これらの中でも水素化ホウ素アルカリ金属塩を用いて還
元する方法が特に好ましい。
まま還元に付することができるが、好ましくは、反応で
生成した水を除去した後の反応終了液を還元に付す。ま
た反応終了液から単離された化2で示されるイミンを還
元に付すこともできる。この還元には種々の方法が適用
できるが、還元剤として水素化ホウ素アルカリ金属塩を
用いて還元する方法及び接触還元する方法が好ましい。
これらの中でも水素化ホウ素アルカリ金属塩を用いて還
元する方法が特に好ましい。
【0009】水素化ホウ素アルカリ金属塩としては水素
化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホ
ウ素カリウムなどが挙げられる。ぞの使用量は、5−ア
ミノメチル−2−クロロピリジンに対して0.25〜2
倍モル、好ましくは0.5〜等モルである。水素化ホウ
素アルカリ金属塩による還元反応は、アルコ−ル類例え
ばメタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等の溶媒
の存在下で行なうのが好ましい。その使用量は、5−ア
ミノメチル−2−クロロピリジンに対して1〜20重量
倍、好ましくは5〜10重量倍である。次に反応温度は
0〜60℃好ましくは20〜30℃であり、反応時間は
原料の種類、反応条件によるが通常0.5〜3時間であ
る。
化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホ
ウ素カリウムなどが挙げられる。ぞの使用量は、5−ア
ミノメチル−2−クロロピリジンに対して0.25〜2
倍モル、好ましくは0.5〜等モルである。水素化ホウ
素アルカリ金属塩による還元反応は、アルコ−ル類例え
ばメタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等の溶媒
の存在下で行なうのが好ましい。その使用量は、5−ア
ミノメチル−2−クロロピリジンに対して1〜20重量
倍、好ましくは5〜10重量倍である。次に反応温度は
0〜60℃好ましくは20〜30℃であり、反応時間は
原料の種類、反応条件によるが通常0.5〜3時間であ
る。
【0010】このようにして生成した、化3で示される
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、過剰の水素化ホウ素アルカリ金属塩を酸で分解
した後、常法にしたがって、例えば抽出、蒸留により容
易に行うことができる。
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、過剰の水素化ホウ素アルカリ金属塩を酸で分解
した後、常法にしたがって、例えば抽出、蒸留により容
易に行うことができる。
【0011】接触還元する場合、使用する水素化触媒と
しては貴金属触媒、ラネ−触媒が挙げられるが、好まし
くはラネ−ニッケル、ラネ−コバルトである。ラネ−触
媒の使用量は、5−アミノメチル−2−クロロピリジン
に対して1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%で
ある。使用できる溶媒としては、メタノ−ル、エタノ−
ル、イソプロパノ−ル等のアルコール類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素類が挙
げられる。その使用量は、5−アミノメチル−2−クロ
ロピリジンに対して1〜50重量倍、好ましくは5〜1
0重量倍である。反応における水素圧は常圧〜150K
g/cm2 好ましくは5〜60Kg/cm2である。次に
反応温度は0〜150℃好ましくは20〜100℃であ
り、反応時間は反応温度、触媒量により変わるが通常
0.5〜4時間である。
しては貴金属触媒、ラネ−触媒が挙げられるが、好まし
くはラネ−ニッケル、ラネ−コバルトである。ラネ−触
媒の使用量は、5−アミノメチル−2−クロロピリジン
に対して1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%で
ある。使用できる溶媒としては、メタノ−ル、エタノ−
ル、イソプロパノ−ル等のアルコール類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素類が挙
げられる。その使用量は、5−アミノメチル−2−クロ
ロピリジンに対して1〜50重量倍、好ましくは5〜1
0重量倍である。反応における水素圧は常圧〜150K
g/cm2 好ましくは5〜60Kg/cm2である。次に
反応温度は0〜150℃好ましくは20〜100℃であ
り、反応時間は反応温度、触媒量により変わるが通常
0.5〜4時間である。
【0012】このようにして生成した、化3で示される
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、水素化触媒のろ別後、常法にしたがって、例え
ば蒸留により容易に行うことができる。
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、水素化触媒のろ別後、常法にしたがって、例え
ば蒸留により容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下に実施例を示しさらに詳細に本発明を説
明するが本発明はそれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 アセトアルデヒド4.63gとトルエン4.63gとの
溶液を5−アミノメチル−2−クロロピリジン14.3
gとトルエン142.5gとの溶液に21〜22℃、1
時間で滴下した。21〜23℃で2時間撹拌し分液しト
ルエン層を取った。トルエン層にメタノ−ル66.7g
加え、水素化ホウ素ナトリウム1.89gを22〜24
℃、40分で分割投入した。24℃で3時間撹拌し塩酸
水溶液にてpH7とし溶媒を留去した。残渣に水酸化ナ
トリウム水溶液を加えpH11.5としトルエンで抽出
した。抽出液を濃縮し残液を蒸留して2−クロロ−5−
エチルアミノメチルピリジン14.3g(5−アミノメ
チル−2−クロロピリジンに基づく収率84%)を得
た。
明するが本発明はそれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 アセトアルデヒド4.63gとトルエン4.63gとの
溶液を5−アミノメチル−2−クロロピリジン14.3
gとトルエン142.5gとの溶液に21〜22℃、1
時間で滴下した。21〜23℃で2時間撹拌し分液しト
ルエン層を取った。トルエン層にメタノ−ル66.7g
加え、水素化ホウ素ナトリウム1.89gを22〜24
℃、40分で分割投入した。24℃で3時間撹拌し塩酸
水溶液にてpH7とし溶媒を留去した。残渣に水酸化ナ
トリウム水溶液を加えpH11.5としトルエンで抽出
した。抽出液を濃縮し残液を蒸留して2−クロロ−5−
エチルアミノメチルピリジン14.3g(5−アミノメ
チル−2−クロロピリジンに基づく収率84%)を得
た。
【0014】実施例2 アセトアルデヒド9.25gとトルエン9.25gとの
溶液を5−アミノメチル−2−クロロピリジン28.5
gとトルエン85.5gとの溶液に17〜18℃、1時
間で滴下する。18〜19℃で2時間撹拌し分液しトル
エン層を取り、残存する水分を共沸脱水して除いた。容
量500mlの電磁撹拌式オ−トクレ−ブに脱水された
トルエン層、トルエン85.5g、ラネ−コバルト6.
7gを仕込み、これに水素を導入および加熱して80
℃、40kg/cm2に昇温昇圧し、ついで当該温度、
該圧力を保ちながら水素の導入を続け接触還元反応を行
なった。1.5時間反応しオ−トクレ−ブを室温まで冷
却し、反応液から触媒をろ別した。ろ液を濃縮し残渣を
蒸留して2−クロロ−5−エチルアミノメチルピリジン
22.0g(5−アミノメチル−2−クロロピリジンに
基づく収率64%)を得た。
溶液を5−アミノメチル−2−クロロピリジン28.5
gとトルエン85.5gとの溶液に17〜18℃、1時
間で滴下する。18〜19℃で2時間撹拌し分液しトル
エン層を取り、残存する水分を共沸脱水して除いた。容
量500mlの電磁撹拌式オ−トクレ−ブに脱水された
トルエン層、トルエン85.5g、ラネ−コバルト6.
7gを仕込み、これに水素を導入および加熱して80
℃、40kg/cm2に昇温昇圧し、ついで当該温度、
該圧力を保ちながら水素の導入を続け接触還元反応を行
なった。1.5時間反応しオ−トクレ−ブを室温まで冷
却し、反応液から触媒をろ別した。ろ液を濃縮し残渣を
蒸留して2−クロロ−5−エチルアミノメチルピリジン
22.0g(5−アミノメチル−2−クロロピリジンに
基づく収率64%)を得た。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、医薬、農薬等の原体、
中間体の合成原料として有用な2−クロロ−5−置換ア
ミノメチルピリジン類を皮膚刺激性の少なく取扱いが容
易な原料を用いて、従来方法に比べて高収率で製造する
ことができる。
中間体の合成原料として有用な2−クロロ−5−置換ア
ミノメチルピリジン類を皮膚刺激性の少なく取扱いが容
易な原料を用いて、従来方法に比べて高収率で製造する
ことができる。
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】すなわち、本発明は、5−アミノメチル−
2−クロロピリジンと
2−クロロピリジンと
【化4】 [式中、Rは脂肪族炭化水素基を示す。]で示されるア
ルデヒド類とを反応させて得られる
ルデヒド類とを反応させて得られる
【化5】 [式中、Rは前記に同じ。]で示されるイミンを還元す
ることを特徴とする
ることを特徴とする
【化6】 [式中、Rは前記に同じ。]で示される2−クロロ−5
−置換アミノメチルピリジン類の製造方法に関するもの
である。
−置換アミノメチルピリジン類の製造方法に関するもの
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】化4で示されるアルデヒド類において、R
で示される炭化水素基としては例えば、メチル基、エチ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基等の直鎖状もしくは分岐状のアル
キル基又はシクロアルキル基が挙げられる。
で示される炭化水素基としては例えば、メチル基、エチ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基等の直鎖状もしくは分岐状のアル
キル基又はシクロアルキル基が挙げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】5−アミノメチル−2−クロロピリジンと
化4で示されるアルデヒド類との反応において溶媒を使
用するのが好ましい。使用できる溶媒としてはメタノ−
ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭
化水素類が挙げられる。その使用量は、5−アミノメチ
ル−2−クロロピリジンに対して1〜50重量倍、好ま
しくは10〜20重量倍である。また化4で示されるア
ルデヒド類は、5−アミノメチル−2−クロロピリジン
に対して等モル〜2倍モル、好ましくは1.05〜1.
15倍モル用いるのが良い。反応温度は0〜150℃、
好ましくは20〜30℃である。反応時間は原料の種
類、反応条件によるが通常0.5〜2時間である。
化4で示されるアルデヒド類との反応において溶媒を使
用するのが好ましい。使用できる溶媒としてはメタノ−
ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭
化水素類が挙げられる。その使用量は、5−アミノメチ
ル−2−クロロピリジンに対して1〜50重量倍、好ま
しくは10〜20重量倍である。また化4で示されるア
ルデヒド類は、5−アミノメチル−2−クロロピリジン
に対して等モル〜2倍モル、好ましくは1.05〜1.
15倍モル用いるのが良い。反応温度は0〜150℃、
好ましくは20〜30℃である。反応時間は原料の種
類、反応条件によるが通常0.5〜2時間である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このようにして生成した、化6で示される
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、過剰の水素化ホウ素アルカリ金属塩を酸で分解
した後、常法にしたがって、例えば抽出、蒸留により容
易に行うことができる。
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、過剰の水素化ホウ素アルカリ金属塩を酸で分解
した後、常法にしたがって、例えば抽出、蒸留により容
易に行うことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このようにして生成した、化6で示される
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、水素化触媒のろ別後、常法にしたがって、例え
ば蒸留により容易に行うことができる。
2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の単離、
精製は、水素化触媒のろ別後、常法にしたがって、例え
ば蒸留により容易に行うことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】5−アミノメチル−2−クロロピリジンと 【化1】 [式中、Rは脂肪族炭化水素基を示す。]で示されるア
ルデヒド類とを反応させて得られる 【化2】 [式中、Rは前記に同じ。]で示されるイミンを還元す
ることを特徴とする 【化3】 [式中、Rは前記に同じ。]で示される2−クロロ−5
−置換アミノメチルピリジン類の製造方法。 - 【請求項2】還元剤として水素化ホウ素アルカリ金属塩
を用いることを特徴とする請求項1記載の2−クロロ−
5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法。 - 【請求項3】還元が接触還元である請求項1記載の2−
クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04112162A JP3098098B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04112162A JP3098098B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286935A true JPH05286935A (ja) | 1993-11-02 |
JP3098098B2 JP3098098B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14579798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04112162A Expired - Fee Related JP3098098B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098098B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6791523B2 (en) | 2000-07-24 | 2004-09-14 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical panel, method for driving the same, electro-optical device, and electronic equipment |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP04112162A patent/JP3098098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6791523B2 (en) | 2000-07-24 | 2004-09-14 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical panel, method for driving the same, electro-optical device, and electronic equipment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3098098B2 (ja) | 2000-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090131707A1 (en) | Chemical process for the preparation of intermediates to obtain n-formyl hydroxylamine compounds | |
JP2580736B2 (ja) | 光学活性ヒドロキシベンジルアミン誘導体、その中間体およびその製造方法 | |
JP3149989B2 (ja) | 2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製法 | |
JPH05286935A (ja) | 2−クロロ−5−置換アミノメチルピリジン類の製造方法 | |
JP3261503B2 (ja) | N−置換されたグリシンまたはグリシンエステルの製造方法ならびにインジゴ合成方法への適用 | |
JP3205648B2 (ja) | 2−クロロ−5−アミノメチルピリジンの製造法 | |
JP3031727B2 (ja) | α位に塩素原子を有するアミノメチルピリジン類の製造方法 | |
JP2740828B2 (ja) | N,n―ジイソプロピルエチルアミンの製造法 | |
EP1607388B1 (en) | An improved manufacturing process for methylphenidate and intermediates thereof | |
JP3422331B2 (ja) | N,n−ジ置換エチレンジアミンの製造方法 | |
JP3123815B2 (ja) | 2−クロロ−5−クロロメチルピリジン及び/又は2−クロロ−5−ジクロロメチルピリジンの製造方法 | |
JP3098100B2 (ja) | 2−クロロ−5−アミノメチルピリジン類の製造方法 | |
JPH07138209A (ja) | 含ハロゲンアミノメチル化合物の製造法 | |
JPS60132959A (ja) | ピリジンメタノ−ルの製法 | |
JP3098099B2 (ja) | ハロゲン化ピリジンカルバルデヒド誘導体及びその製造方法 | |
JP3959178B2 (ja) | ヒドラジン誘導体の製造方法、その中間体および中間体の製造方法 | |
US6197961B1 (en) | Process for preparing acid salts of γ-(piperidyl)butyric acid | |
JPH06749B2 (ja) | アミノメチルピリジンの製造法 | |
JP3592747B2 (ja) | N−tert−ブチル−2,3−ピラジンジカルボキサミド及びその製造法 | |
JP3569428B2 (ja) | ホモアリルアミン類の製造方法 | |
JP3539152B2 (ja) | シトシンの製法 | |
JP4314603B2 (ja) | 光学活性3−アルコキシカルボニルアミノピロリジン誘導体の製造方法 | |
Leonard et al. | DL-2-Amino-4-(4-pyridyl) butyric Acid | |
JP2001026591A (ja) | アゾニアアダマンタン化合物およびこのものからのアザアダマンタン化合物の製造方法並びに該アゾニアアダマンタン化合物の製造方法 | |
JPS5840939B2 (ja) | シクロヘキサンジオン誘導体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |