JPH05286366A - ガラスランチャンネル - Google Patents
ガラスランチャンネルInfo
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- JPH05286366A JPH05286366A JP4088986A JP8898692A JPH05286366A JP H05286366 A JPH05286366 A JP H05286366A JP 4088986 A JP4088986 A JP 4088986A JP 8898692 A JP8898692 A JP 8898692A JP H05286366 A JPH05286366 A JP H05286366A
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Abstract
おいて溝状の本体と、その側壁頂部付近から中心側に向
かって張出した舌片状の水切り部とから構成されるガラ
スランチャンネルであって、このガラスランチャンネル
の窓ガラスとの接触部が、特定の熱可塑性エラストマー
(A)層と特定の超高分子量ポリオレフィン組成物
(B)層とからなり、かつ、超高分子量ポリオレフィン
組成物(B)層が窓ガラスと接触するように構成されて
いる。 【効果】 本発明によれば、ガラスランチャンネルの製
造工程数が少なくて済み、また、作業時間を短縮するこ
とができるため、経済性に優れたガラスランチャンネル
を製造することができるとともに、耐久性、閉鎖時にお
ける窓ガラスとの緊密接触性、および開閉操作時におけ
る軽快摺動性に優れたガラスランチャンネルを提供する
ことができる。
Description
関し、さらに詳しくは、熱可塑性エラストマー製基体層
と滑性樹脂表面層とからなる積層体により構成される窓
ガラス摺動部を備えたガラスランチャンネルに関する。
ラスでは、通風換気のために、あるいは車輌外部との通
話などのために、昇降による開閉操作が必要である。窓
ガラスの昇降開閉操作を容易にしながら、しかも窓ガラ
スと窓枠との緊密的(液密的)な密閉操作を可能とする
ために、窓ガラスと窓枠との間にガラスランチャンネル
と呼ばれる案内部材を設けている。
ビニル樹脂のような軟質合成樹脂や、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合ゴム等の加硫ゴムで形成された、横
断面において溝状の本体と、その側壁頂部付近から中心
側へ向かって張出した舌片状の水切り部とからなってい
る。
スの水切り部からの離れを良好にし、また窓ガラスの汚
れを防止するために、窓ガラス摺動部は、その表面にナ
イロンフィルム等が接着により貼合わせられており、ま
た窓ガラスとの接触面積を少なくするために、上記ナイ
ロンフィルム等の積層の前または後に、エンボス加工が
施されている。
述した軟質合成樹脂または加硫ゴムとナイロン類の表面
素材との間に接着性がないため、軟質合成樹脂または加
硫ゴムでガラスランチャンネルの本体を成形し、得られ
た成形物に接着剤を塗布してナイロンなどのフィルムを
貼合わせるという工程が必要であり、さらに、この接着
の前または後にエンボス加工を行なわなければならない
等、工程数が多く、しかも手間を要するという不都合が
ある。
は、接着剤による積層工程があることから、耐久性にも
問題があり、経時および屋外曝露等により表面フィルム
層と基体との間で剥離を生じやすいという欠点もある。
さらに、エンボス加工で形成させ得る凹凸模様は未だ微
細さと均一さとの組合せにおいて十分満足のいくもので
はなく、閉鎖時における窓ガラス摺動部と窓ガラスとの
間の緊密接触性、および開放時における窓ガラス摺動部
と窓ガラスとの間の軽快摺動性についても未だ改善すべ
き余地が残されている。
ネルの上記のような問題を解決すべく鋭意研究し、ガラ
スランチャンネルの少なくとも窓ガラス摺動部を構成す
るエラストマーとして結晶性ポリオレフィンとゴムとか
ら構成される熱可塑性エラストマーを選択し、その熱可
塑性エラストマー層上に特定の超高分子量ポリオレフィ
ン組成物層を熱融着させて積層すれば、製造作業が容易
であり、しかも、耐久性、閉鎖時における窓ガラスとの
緊密接触性、および開放時における窓ガラスとの軽快摺
動性に優れたガラスランチャンネルを得ることができる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
問題点を解決しようとするものであって、製造工程を簡
略化して製造することができ、耐久性、閉鎖時における
窓ガラスとの緊密接触性、および開放時における窓ガラ
スとの軽快摺動性に優れたガラスランチャンネルを提供
することを目的としている。
横断面において溝状の本体と、その側壁頂部付近から中
心側に向かって張出した舌片状の水切り部とから構成さ
れるガラスランチャンネルであって、このガラスランチ
ャンネルの窓ガラスとの接触部が、結晶性ポリオレフィ
ンとゴムとから構成される熱可塑性エラストマー(A)
層と、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)層とから
なり、かつ、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)層
が窓ガラスと接触するように構成されており、該超高分
子量ポリオレフィン組成物(B)が、135℃デカリン
溶媒中で測定した極限粘度[η]5〜40dl/gの範
囲内にある超高分子量ポリオレフィンと、前記熱可塑性
エラストマー(A)とから実質的になり、該超高分子量
ポリオレフィンが、超高分子量ポリオレフィンと熱可塑
性エラストマー(A)との総重量100重量%に対して
15〜40重量%の割合で存在し、かつ、超高分子量ポ
リオレフィン組成物(B)のメルトフローレート(23
0℃、2.16kg荷重)が5g/10分以下であるこ
とを特徴としている。
性エラストマー(A)としては、下記の部分架橋された
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが挙げられる。 (1)結晶性ポリプロピレン(a)70〜10重量部
と、エチレン・プロピレン共重合体ゴムまたはエチレン
・プロピレン・ジエン共重合体ゴムからなるゴム(b)
30〜90重量部[成分(a)および(b)の合計量
は、100重量部とする]とからなる混合物を、有機ペ
ルオキシドの存在下で動的に熱処理して得られる、上記
ゴム(b)が部分的に架橋された熱可塑性エラストマ
ー。
は、前記熱可塑性エラストマー(A)層の構成成分とし
て、また超高分子量ポリオレフィン組成物(B)の一構
成成分として用いられる。本発明では、層間接着性の観
点から、同一の熱可塑性エラストマー(A)を両者に用
いるのが好ましい。
ャンネルの一例を図に基づいて具体的に説明する。
面構造を示す図1において、このガラスランチャンネル
1は、横断面において溝状(コの字型)の本体2と、そ
の側壁部頂部付近から中心側へ向かって張出した舌片状
の水切り部3とからなっている。この一対の水切り部
3,3は、本体2の溝の内方へ向けて傾斜して延びてお
り、その外面側が窓ガラス接触部4となっており、その
先端5,5は、互いに開閉可能な位置関係にある。本体
2は、その外側壁に窓枠への取付け用フック6が設けら
れている。
ーで一体に成形されているが、本発明によれば、少なく
とも窓ガラス接触部4を、特定の熱可塑性エラストマー
(A)からなる基体層と特定の超高分子量ポリオレフィ
ン組成物(B)からなる滑性樹脂層とで構成する。この
窓ガラス接触部4を拡大して示す図2のように、熱可塑
性エラストマー(A)からなる基体層7の表面8は、微
細な凹凸の繰返し模様が施されていることが好ましい。
このようなシャークスキン状の微小凹凸模様を有する表
面8に対して、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)
からなる滑性樹脂層9が熱融着により積層され、その外
表面10には同様の微細な凹凸の繰返し模様が施されて
いることが好ましい。
付けを説明するための図3、図4および図5において、
自動車のドア11には昇降動により開閉可能に窓ガラス
12が設けられており、一方、窓枠13に対してガラス
ランチャンネル1が固定されている。すなわち、図4お
よび図5において、窓枠13は、全体として断面がコの
字型に成形され、その凹部14の入口部分には内方への
突起部15が形成されている。この凹部14にガラスラ
ンチャンネル1を挿入し、その係合用フック6と上記突
起部15とを係合させることにより、窓枠13へのガラ
スランチャンネル1の固定が行なわれる。図4に示すよ
うに、窓ガラス12を降下させた状態では、ガラス摺動
部の先端5,5は互いに対面して閉じており、また、図
5に示すように、窓ガラス12の上昇状態では、窓ガラ
ス摺動部の先端5,5は、これらの間に嵌挿された窓ガ
ラス12により分離されているが、窓ガラス面とは接触
した状態となっている。
の内、少なくとも窓ガラスと接触する部分に熱可塑性エ
ラストマー(A)からなる基体層7と、この基体層7の
表面に熱融着された超高分子量ポリオレフィン組成物
(B)からなる滑性樹脂層9とを設ける。
ラストマー(A)は、任意の形状および寸法に熱成形す
ることが可能であるとともに、ガラスランチャンネルの
窓ガラス摺動部に要求される弾性、柔軟性、可圧縮性な
どの特性に優れており、しかも、耐久性、耐候性、耐水
性などの性質にも優れている。熱可塑性エラストマー
(A)は、表面材層となる超高分子量ポリオレフィン組
成物(B)からなる滑性樹脂層9に対し、強い接着性を
示し、この滑性樹脂層9との熱融着により、接着直後お
よび経時の層間接着強度、さらには、耐候試験後の層間
接着強度に優れた積層構造を形成させることができる。
しかも、本発明で基体層7として用いられる熱可塑性エ
ラストマー(A)は、シャークスキン状の成形外観を呈
するように成形することも可能であり、この成形工程
と、表面材層としての超高分子量ポリオレフィン組成物
(B)からなる滑性樹脂層9と基体層7との熱融着工程
とを組合わせることにより、滑性樹脂層9の外表面にシ
ャークスキン状の微小凹凸模様を忠実に再現することも
できる。このようなシャークスキン状の微小凹凸模様表
面の写し出しは、従来の接着剤塗布方式では極めて困難
であり、上記成形工程と熱融着工程との組合せによりは
じめて可能となった。
ことにより、接着剤の塗布工程、接着剤の硬化ないし焼
付工程、その前あるいは後におけるエンボス加工工程が
すべて省略され、少ない工程数と少ない手間とでガラス
ランチャンネルを能率よく製造することができる。ま
た、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)からなる滑
性樹脂層9を表面材層としてを設けることにより、窓ガ
ラスとの摩擦係数を低減させることができるだけでな
く、従来のエンボス加工による凹凸模様に比して、ピッ
チが均一で、しかもシャークスキン状の微細な凹凸を表
面に形成させることが可能となった。したがって、本発
明に係るガラスランチャンネルにおいては、窓ガラスの
閉鎖時には窓ガラスとの緊密(液密)な接触が可能とな
るとともに、窓ガラスの開放時にはその摺動抵抗を低減
させて、円滑軽快な開閉操作が可能となる。
晶性ポリオレフィンとゴムとから構成されている。
としては、炭素原子数2〜20のα- オレフィンの単独
重合体または共重合体が挙げられる。上記結晶性ポリオ
レフィンの具体的な例としては、以下のような(共)重
合体が挙げられる。 (1)エチレン単独重合体 (製法は、低圧法、高圧法のいずれでも良い) (2)エチレンと、10モル%以下の他のα- オレフィ
ンまたは酢酸ビニル、エチルアクリレートなどのビニル
モノマーとの共重合体 (3)プロピレン単独重合体 (4)プロピレンと10モル%以下の他のα- オレフィ
ンとのランダム共重合体 (5)プロピレンと30モル%以下の他のα- オレフィ
ンとのブロック共重合体 (6)1-ブテン単独重合体 (7)1-ブテンと10モル%以下の他のα- オレフィン
とのランダム共重合体 (8)4-メチル-1- ペンテン単独重合体 (9)4-メチル-1- ペンテンと20モル%以下の他のα
- オレフィンとのランダム共重合体 上記のα- オレフィンとしては、具体的には、エチレ
ン、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1- ペンテン、1-
ヘキセン、1-オクテンなどが挙げられる。
限はないが、オレフィン系共重合体ゴムが好ましい。上
記のオレフィン系共重合体ゴムは、炭素原子数2〜20
のα- オレフィンを主成分とする無定形ランダムな弾性
共重合体であって、2種以上のα- オレフィンからなる
非晶性α- オレフィン共重合体、2種以上のα- オレフ
ィンと非共役ジエンとからなるα- オレフィン・非共役
ジエン共重合体などがある。
体的な例としては、以下のようなゴムが挙げられる。 (1)エチレン・α- オレフィン共重合体ゴム [エチレン/α- オレフィン(モル比)=約90/10
〜50/50] (2)エチレン・α- オレフィン・非共役ジエン共重合
体ゴム [エチレン/α- オレフィン(モル比)=約90/10
〜50/50] (3)プロピレン・α- オレフィン共重合体ゴム [プロピレン/α- オレフィン(モル比)=約90/1
0〜50/50] (4)ブテン・α- オレフィン共重合体ゴム [ブテン/α- オレフィン(モル比)=約90/10〜
50/50] 上記α- オレフィンとしては、具体的には、上記した結
晶性ポリオレフィンを構成するα- オレフィンの具体的
な例と同様のα- オレフィンが挙げられる。
ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、シクロオク
タジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボル
ネンなどが挙げられる。
1+4 (100℃)は、10〜250、特に40〜150
が好ましい。また、上記非共役ジエンが共重合している
場合のヨウ素価は、25以下が好ましい。
塑性エラストマー中において、未架橋、部分架橋、全体
架橋など、すべての架橋状態で存在することができる
が、本発明においては、部分架橋状態で存在しているこ
とが好ましい。
上記のオレフィン系共重合体ゴムのほかに、他のゴム、
たとえばスチレン- ブタジエンゴム(SBR)、ニトリ
ルゴム(NBR)、天然ゴム(NR)、ブチルゴム(I
IR)等のジエン系ゴム、SEBS、ポリイソブチレン
などが挙げられる。
において、結晶性ポリオレフィンとゴムとの重量配合比
(結晶性ポリオレフィン/ゴム)は、通常90/10〜
5/95、好ましくは、70/30〜10/90の範囲
である。
ゴムとその他のゴムを組合わせて用いる場合には、その
他のゴムは、結晶性ポリオレフィンとゴムとの合計量1
00重量部に対して、40重量部以下、好ましくは5〜
20重量部の割合で配合する。
ストマーは、結晶性ポリプロピレンと、エチレン・α-
オレフィン共重合体ゴムもしくはエチレン・α- オレフ
ィン・非共役ジエン共重合体ゴムとからなり、熱可塑性
エラストマー中においてこれらが部分架橋された状態で
存在し、かつ、結晶性ポリプロピレンとゴムとの重量配
合比(結晶性ポリプロピレン/ゴム)が70/30〜1
0/90の範囲内にある。
応じて、鉱物油系軟化剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、耐
候安定剤、老化防止剤、充填剤、着色剤、滑剤などの添
加物を、本発明の目的を損なわない範囲で配合すること
ができる。
ストマーのより具体的な例としては、 結晶性ポリプロ
ピレン(a)60〜10重量部と、エチレン・プロピレ
ン共重合体ゴムまたはエチレン・プロピレン・ジエン共
重合体ゴムからなるゴム(b)40〜90重量部[成分
(a)および(b)の合計量は、100重量部とする]
と、このゴム(b)以外のゴム(c)および/または鉱
物油系軟化剤(d)5〜100重量部とからなる混合物
を、有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理して得ら
れる、上記ゴム(b)が部分的に架橋された熱可塑性エ
ラストマーが挙げられる。
は、ジクミルペルオキシド、ジ-tert-ブチルペルオキシ
ド、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオキシ)
ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオ
キシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(tert- ブチルペルオキシ
イソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(tert- ブチルペル
オキシ)-3,3,5- トリメチルシクロヘキサン、n-ブチル
-4,4- ビス(tert- ブチルペルオキシ)バレレート、ベ
ンゾイルペルオキシド、p-クロロベンゾイルペルオキシ
ド、2,4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、tert- ブチ
ルペルオキシベンゾエート、tert- ブチルペルベンゾエ
ート、tert- ブチルペルオキシイソプロピルカーボネー
ト、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキシ
ド、tert-ブチルクミルペルオキシドなどが挙げられ
る。
の点で、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペ
ルオキシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(tert- ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(tert- ブチル
ペルオキシ)-3,3,5- トリメチルシクロヘキサン、n-ブ
チル-4,4- ビス(tert- ブチルペルオキシ)バレレート
が好ましく、なかでも、1,3-ビス(tert- ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼンが最も好ましい。
結晶性ポリオレフィンとゴムとの合計量100重量%に
対して、0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1重
量%の割合で用いられる。
に際し、硫黄、p-キノンジオキシム、p,p'- ジベンゾイ
ルキノンジオキシム、N-メチル-N-4- ジニトロソアニリ
ン、ニトロソベンゼン、ジフェニルグアニジン、トリメ
チロールプロパン-N,N'-m-フェニレンジマレイミドのよ
うなペルオキシ架橋用助剤、あるいはジビニルベンゼ
ン、トリアリルシアヌレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、アリルメタクリ
レートのような多官能性メタクリレートモノマー、ビニ
ルブチラート、ビニルステアレートのような多官能性ビ
ニルモノマーを配合することができる。
均一かつ緩和な架橋反応が期待できる。特に、本発明に
おいては、ジビニルベンゼンが最も好ましい。ジビニル
ベンゼンは、取扱い易く、上記の被架橋処理物の主成分
である結晶性ポリオレフィンおよびゴムとの相溶性が良
好であり、かつ、有機ペルオキシドを可溶化する作用を
有し、有機ペルオキシドの分散剤として働くため、熱処
理による架橋効果が均質で、流動性と物性とのバランス
のとれた熱可塑性エラストマーが得られる。
ニルモノマーは、上記の被架橋処理物全体に対して、
0.1〜2重量%、特に0.3〜1重量%の割合で用い
るのが好ましい。架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノ
マーの配合割合が2重量%を超えると、有機ペルオキシ
ドの配合量が多い場合には、架橋反応が速く進行し過ぎ
るため、得られる熱可塑性エラストマーは、流動性に劣
り、一方、有機ペルオキシドの配合量が少ない場合に
は、架橋助剤および多官能性ビニルモノマーが、熱可塑
性エラストマー中に未反応のモノマーとして残存し、熱
可塑性エラストマーは、加工成形の際に熱履歴による物
性の変化が生じたりする。したがって、架橋助剤および
多官能性ビニルモノマーは、過剰に配合すべきではな
い。
ような各成分を融解状態で混練することをいう。混練装
置としては、従来公知の混練装置、たとえば開放型のミ
キシングロール、非開放型のバンバリーミキサー、押出
機、ニーダー、連続ミキサーなどが用いられる。これら
の内では、非開放型の混練装置が好ましく、混練は、窒
素ガス、炭酸ガスなどの不活性ガスの雰囲気下で行なう
ことが好ましい。
の半減期が1分未満となる温度で行なうのが望ましい。
混練温度は、通常150〜280℃、好ましくは170
〜240℃であり、混練時間は、1〜20分間、好まし
くは3〜10分間である。また、加えられる剪断力は、
剪断速度として10sec-1以上、好ましくは100〜
10,000sec-1の範囲内で決定される。
ストマーは、部分的に架橋されているが、この「部分的
に架橋された」とは、下記の方法で測定したゲル含量が
20〜98%の範囲内にある場合をいい、本発明におい
ては、ゲル含量が40〜98%の範囲内にあることが好
ましい。
エラストマーのペレットを約100mg秤量し、密閉容
器中にてこのペレットに対して充分な量である30ml
のシクロヘキサンに、23℃で48時間浸漬する。
にて72時間以上恒量になるまで乾燥する。ゲル含量
は、次式で表わされる。 ゲル含量[%]=(シクロヘキサン浸漬後の乾燥重量)
÷(シクロヘキサン浸漬前の重量)×100 本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体の一層を構成
する熱可塑性エラストマー(A)は、結晶性ポリオレフ
ィンとゴムとからなるため、流動性に優れている。
ラストマーは、圧縮成形、トランスファー成形、射出成
形、押出成形等の従来使用されている成形装置を用いて
成形することができる。
(B)の具体的な例としては、以下のような超高分子量
ポリオレフィン組成物が挙げられる。
極限粘度[η]が5〜40dl/g、好ましくは15〜
35dl/gの範囲内にある超高分子量ポリオレフィン
と、熱可塑性エラストマー(A)とから実質的になり、
超高分子量ポリオレフィンが、超高分子量ポリオレフィ
ンと熱可塑性エラストマー(A)との総重量100重量
%に対して15〜40重量%の割合で存在し、かつ、超
高分子量ポリオレフィン組成物のメルトフローレート
(MFR、ASTMD 1238に準拠、230℃、
2.16kg荷重)が5g/10分以下、好ましくは1
g/10分以下、さらに好ましくは0.2g/10分以
下である超高分子量ポリオレフィン組成物。
ィン組成物と、この超高分子量ポリオレフィン組成物当
り1〜20重量%の液体ないし固体の潤滑油とからなる
組成物。
は、たとえばエチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペン
テン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセ
ン、4-メチル-1- ペンテン、3-メチル-1- ペンテンなど
のα- オレフィンの単独重合体または共重合体からな
る。本発明においては、エチレン単独重合体、およびエ
チレンと他のα- オレフィンとからなる、エチレンを主
成分とする共重合体が望ましい。
組成物を構成する熱可塑性エラストマー(A)は、前述
した熱可塑性エラストマー(A)と同じであり、結晶性
ポリオレフィンとゴムとから構成されている。
油としては、石油系潤滑油、合成潤滑油などが使用され
る。石油系潤滑油としては、具体的には、流動パラフィ
ン、スピンドル油、冷凍機油、ダイナモ油、タービン
油、マシン油、シリンダー油などが使用される。
化水素油、ポリグリコール油、ポリフェニルエーテル
油、エステル油、リン酸エステル油、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン油、フルオロエステル油、塩素化ビフェ
ニル油、シリコーン油などが使用される。
体潤滑油としては、具体的には、黒鉛、二硫化モリブデ
ンが主に使用されるが、他に窒化ホウ素、二硫化タング
ステン、酸化鉛、ガラス粉、金属石けんなども、使用す
ることができる。固体潤滑油は、単独でも使用すること
ができ、また、液体潤滑油と組み合わせて使用すること
ができ、たとえば粉末、ゾル、ゲル、サスペンソイドな
どの形態で超高分子量ポリオレフィンに配合することが
できる。
は、必要に応じて、鉱物油系軟化剤、耐熱安定剤、帯電
防止剤、耐候安定剤、老化防止剤、充填剤、着色剤、滑
剤などの添加物を、本発明の目的を損なわない範囲で配
合することができる。
オレフィン組成物は、上記超高分子量ポリオレフィン、
上記熱可塑性エラストマー(A)、および必要に応じて
用いられる上記の他の成分を動的に熱処理することによ
り得ることができる。ここに、「動的に熱処理する」と
は、上記のような各成分を融解状態で混練することをい
う。
たとえば開放型のミキシングロール、非開放型のバンバ
リーミキサー、押出機、ニーダー、連続ミキサーなどが
用いられる。これらの内では、非開放型の混練装置が好
ましく、混練は、窒素ガス、炭酸ガスなどの不活性ガス
の雰囲気下で行なうことが好ましい。
オレフィン組成物(B)は、上記熱可塑性エラストマー
(A)との共押出積層加工が行なえるため、本発明のガ
ラスランチャンネルの製造に際し、フィルム(シート)
成形工程を経ることなく、直接、熱可塑性エラストマー
層と超高分子量ポリオレフィン組成物層とを積層するこ
とができ、経済的である。
ば上記(1)における135℃デカリン溶媒中で測定し
た極限粘度[η]が5〜40dl/gの範囲内にある超
高分子量ポリオレフィン単独では、上記熱可塑性エラス
トマーとの共押出積層加工を行なうことはできず、した
がって、上記の熱可塑性エラストマー層と超高分子量ポ
リオレフィン層との積層に際しては、少なくとも一方を
予めフィルム(シート)にしておく必要があり、上記超
高分子量ポリオレフィン組成物の場合と比較すると経済
性に劣る。
て、水切り部3は本体2と同一材質からなることが好ま
しい。本体2が熱可塑性エラストマー(A)からなって
いる場合には、水切り部3も同一材質で成形すれば、耐
久性の点でも、滑性樹脂層9との接合強度の点でも十分
に実用に耐える。
て用いることのできるシャークスキン(サメ肌)は、原
料熱可塑性エラストマー(A)の性状を適当に選ぶこと
により、成形時に発現させ得る。
ラストマーの押出成形時に見られることのあるメルトフ
ラクチャーとは異なり、成形品の肌が周期的に荒れて微
細な凹凸を生じている。
滑性樹脂層9表面にも、シャークスキンが現出している
ことが必要で、滑性樹脂層9の厚さは、通常3〜50μ
mとなるように積層する。また、本発明においては、必
要に応じて、滑性樹脂層9の厚さをさらに厚くすること
もできるし、また薄くすることもできる。
る部位は、窓ガラス12の進入時と退出時とでは一般に
異なるから、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)に
よる被覆および必要に応じて施されるシャークスキンの
形成は、水切り部3の比較的広い範囲に施しておくこと
が好ましい。
部には、窓ガラス端部と当接する部分16があるが、こ
の部分16にも、熱可塑性エラストマー(A)からなる
本体2表面に、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)
からなる滑性樹脂層9を設けることができる。
層9の表面に起毛が存在していてもよい。上記起毛の加
飾方法としては、(a)エメリーペーパーによるバフ掛
けをして滑性樹脂層表面を起毛加飾する方法、(b)針
布ロール通しをして滑性樹脂層表面を起毛加飾する方
法、(c)ベルトサンダーもしくはドラムサンダーなど
によるサンディングをして滑性樹脂層表面を起毛加飾す
る方法、(d)特開昭62−275,732号公報に記
載されている熱微小体を衝突させて滑性樹脂層表面を起
毛加飾する方法など、従来公知の起毛加飾方法が用いら
れる。
着剤の硬化ないし焼付工程、およびその前後のエンボス
加工工程をすべて省略することができ、その結果、工程
数が少なくて済み、また、作業時間を短縮することがで
きるため、経済性に優れたガラスランチャンネルを製造
することができるとともに、耐久性、閉鎖時における窓
ガラスとの緊密接触性、および開閉操作時における軽快
摺動性に優れたガラスランチャンネルを提供することが
できる。
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
2、ムーニー粘度ML1+4 (100℃)120のエチレ
ン・プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボルネン共重合
体ゴム[以下、EPDM(1)と略す]80重量部と、
MFR(ASTM D 1238−65T、230℃)
13g/10分、密度0.91g/cm3 のポリプロピ
レン[以下、PP(1)と略す]20重量部とを、バン
バリーミキサーを用いて、窒素雰囲気中、180℃で5
分間混練した後、この混練物をロールに通してシート状
にし、これをシートカッターで裁断して角ペレットを製
造した。
ert- ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン[以
下、ペルオキシド(A)と略す]0.3重量部と、ジビ
ニルベンゼン[以下、DVBと略す]0.5重量部とを
ヘンシェルミキサーで攪拌混合した。
クリュー径50mmの一軸押出機を用いて、窒素雰囲気
中、220℃で押出して熱可塑性エラストマー(a)を
得た。
ル含量は、上記方法により求めたところ、84重量%で
あった。この熱可塑性エラストマー(a)を230℃の
温度で押出成形してガラスランチャンネル本体および水
切り部を成形するとともに、その表面に、135℃デカ
リン溶媒中で測定した極限粘度[η]が28dl/gの
超高分子量ポリエチレン23重量%と、上記熱可塑性エ
ラストマー(a)77重量%とからなる超高分子量ポリ
エチレン組成物[MFR:0.1g/10分以下、密
度:0.90g/cm3 ]を250℃にて共押出積層し
て本発明のガラスランチャンネルを得た。
形状の形状をしており、図3において窓枠13に固定さ
れるガラスランチャンネル1の傾斜部と水平部との合計
長さが1500mm、垂直部の長さが90mmであり、
図1において本体2の底部外幅が15mm、側部外高が
20mm、水切り部3の長さが10mmであり、図1に
示された断面形状にほぼ等しく、超高分子量ポリエチレ
ン組成物層の厚みは平均30μmであった。
は、従来法による所要時間に比して1m当り0.2分間
短かく、従来法による所要時間の60%であった。得ら
れたガラスランチャンネルを試験窓枠に装着し、厚さ
3.2mmの窓ガラスを嵌装して耐久試験(窓ガラス上
下繰返し試験)を行なった。その結果、このガラスラン
チャンネルは、50,000回の窓ガラス上下繰返し試
験にも耐え、ガラスランチャンネルとしての機能を維持
していた。しかしながら、従来品のガラスランチャンネ
ル(窓ガラス摺動部が軟質塩化ビニル樹脂層にナイロン
フィルムを接着した積層構造になっている)は、25,
000回で窓ガラス接触面において破壊を生じ、その結
果、窓ガラスとの摩擦抵抗が著しく増大して使用に耐え
なくなった。
よびDVBを用いずに熱可塑性エラストマー(b)を製
造した以外は、実施例1と同様に行なった。
135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]が2
8dl/gの超高分子量ポリエチレン23重量%と、上
記熱可塑性エラストマー(b)77重量%とからなり、
MFRが0.1g/10分以下であり、密度が0.90
g/cm3 であった。
時間は、従来法による所要時間の60%であり、窓ガラ
ス上下繰返し試験は、50,000回に耐えた。
PP(1)のほかに、ブチルゴム[エッソ社製、IIR
−065、不飽和度0.8モル%、以下、IIR(1)
と略す]10重量部およびパラフィン系プロセスオイル
[出光興産製、商品名ダイアナプロセスオイル]30重
量部を配合して熱可塑性エラストマー(c)を製造した
以外は、実施例1と同様に行なった。この熱可塑性エラ
ストマー(c)のゲル含量は、70%であった。
135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]が2
8dl/gの超高分子量ポリエチレン23重量%と、上
記熱可塑性エラストマー(c)77重量%とからなり、
MFRが0.1g/10分以下であり、密度が0.90
g/cm3 であった。
ス上下繰返し試験50,000回に耐えた。
油展されたエチレン・プロピレン・5-エチリデン-2- ノ
ルボルネン共重合体ゴム[エチレン含有量78モル%、
ヨウ素価13、ムーニー粘度ML1+4 (100℃)7
5、以下、EPDM(2)と略す]64重量部と、MF
R(ASTM D 1238−65T、230℃)11
g/10分、密度0.91g/cm3 のポリプロピレン
[以下、PP(2)と略す]14重量部と、ブチルゴム
[ムーニー粘度ML1+4 (100℃)45、不飽和度
1.0モル%、以下、IIR(2)と略す]14重量部
と、パラフィン系プロセスオイル8重量部とを、バンバ
リーミキサーを用いて、窒素雰囲気中、180℃で5分
間混練した後、この混練物をロールに通してシート状に
し、これをシートカッターで裁断して角ペレットを製造
した。
(A)0.4重量部をDVB 0.4重量部に溶解分散
させた溶液とをタンブラーブレンダーで攪拌混合し、溶
液を上記角ペレット表面に均一に付着させた。
窒素雰囲気中、210℃で押出してペレット状の熱可塑
性エラストマー(d)を得た。この熱可塑性エラストマ
ー(d)のゲル含量は、57%であった。
超高分子量ポリエチレン組成物は、135℃デカリン溶
媒中で測定した極限粘度[η]が28dl/gの超高分
子量ポリエチレン23重量%と、上記熱可塑性エラスト
マー(d)77重量%とからなり、MFRが0.1g/
10分であり、密度が0.89g/cm3 であった。
ス上下繰返し試験50,000回に耐えた。
量部およびPP(1)20重量部の代わりに、エチレン
含有量82モル%、ヨウ素価9、ムーニー粘度ML1+4
(100℃)25のエチレン・プロピレン・5-エチリデ
ン-2- ノルボルネン共重合体ゴム[以下、EPDM
(3)と略す]40重量部、およびMFR(ASTM
D1238−65T、230℃)20g/10分、密度
0.91g/cm3 のポリプロピレン[以下、PP
(3)と略す]60重量部を用い、かつ、ペルオキシド
(A)およびDVBの配合量をそれぞれ0.2重量部、
0.3重量部とした以外は、実施例1と同様にして、熱
可塑性エラストマー(e)を得た。この熱可塑性エラス
トマー(e)のゲル含量は、32%であった。次に、得
られた熱可塑性エラストマー(e)を180℃の温度で
押出成形してガラスランチャンネル本体および水切り部
を成形するとともに、その表面に、135℃デカリン溶
媒中で測定した極限粘度[η]が7.2dl/gの超高
分子量ポリエチレン18重量%と、得られた熱可塑性エ
ラストマー(e)82重量%とからなる超高分子量ポリ
エチレン組成物[MFR(230℃、2.16kg荷
重)が0.2g/10分、密度が0.88g/cm3 ]
を230℃において共押出積層して、実施例1と同様の
ガラスランチャンネルを得た。
ス上下繰返し試験50,000回に耐えた。
断面図である。
ガラスとの接触部の拡大断面図である。
の取付けを説明する図である。
チャンネルの状態を示す断面図である。
チャンネルの状態を示す断面図である。
る)を有する基体層表面 9 ・・・・・超高分子量ポリオレフィン組成物からなる滑性
樹脂層 10 ・・・微小凹凸の繰り返し模様(必要に応じて施され
る)を有する滑性樹脂層表面
Claims (3)
- 【請求項1】横断面において溝状の本体と、その側壁頂
部付近から中心側に向かって張出した舌片状の水切り部
とから構成されるガラスランチャンネルであって、 このガラスランチャンネルの窓ガラスとの接触部が、 結晶性ポリオレフィンとゴムとから構成される熱可塑性
エラストマー(A)層と、超高分子量ポリオレフィン組
成物(B)層とからなり、かつ、 超高分子量ポリオレフィン組成物(B)層が窓ガラスと
接触するように構成されており、 該超高分子量ポリオレフィン組成物(B)が、 135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]5〜
40dl/gの範囲内にある超高分子量ポリオレフィン
と、前記熱可塑性エラストマー(A)とから実質的にな
り、 該超高分子量ポリオレフィンが、超高分子量ポリオレフ
ィンと熱可塑性エラストマー(A)との総重量100重
量%に対して15〜40重量%の割合で存在し、かつ、 超高分子量ポリオレフィン組成物(B)のメルトフロー
レート(230℃、2.16kg荷重)が5g/10分
以下であることを特徴とするガラスランチャンネル。 - 【請求項2】前記熱可塑性エラストマー(A)層および
超高分子量ポリオレフィン組成物(B)を構成する熱可
塑性エラストマー(A)が、 結晶性ポリプロピレン(a)70〜10重量部と、 エチレン・プロピレン共重合体ゴムまたはエチレン・プ
ロピレン・ジエン共重合体ゴムからなるゴム(b)30
〜90重量部[成分(a)および(b)の合計量は、1
00重量部とする]とからなる混合物を、有機ペルオキ
シドの存在下で動的に熱処理して得られる、上記ゴム
(b)が部分的に架橋された熱可塑性エラストマーであ
ることを特徴とする請求項1に記載のガラスランチャン
ネル。 - 【請求項3】前記超高分子量ポリオレフィン組成物
(B)が、超高分子量ポリオレフィン組成物(B)当り
1〜20重量%の液体ないし固体の潤滑油を含有してい
ることを特徴とする請求項1または2に記載のガラスラ
ンチャンネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08898692A JP3210066B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | ガラスランチャンネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08898692A JP3210066B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | ガラスランチャンネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286366A true JPH05286366A (ja) | 1993-11-02 |
JP3210066B2 JP3210066B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=13958126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08898692A Expired - Lifetime JP3210066B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | ガラスランチャンネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210066B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6146739A (en) * | 1997-02-21 | 2000-11-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | Glass run channel |
JP2008239104A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
JP2009001144A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ガラスラン |
JP2009001143A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ガラスラン |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP08898692A patent/JP3210066B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6146739A (en) * | 1997-02-21 | 2000-11-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | Glass run channel |
JP2008239104A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
JP2009001144A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ガラスラン |
JP2009001143A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ガラスラン |
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