JPH05286356A - パワーウィンドウの制御装置 - Google Patents

パワーウィンドウの制御装置

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JPH05286356A
JPH05286356A JP4118037A JP11803792A JPH05286356A JP H05286356 A JPH05286356 A JP H05286356A JP 4118037 A JP4118037 A JP 4118037A JP 11803792 A JP11803792 A JP 11803792A JP H05286356 A JPH05286356 A JP H05286356A
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JP
Japan
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motor
window
upper limit
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Application number
JP4118037A
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English (en)
Inventor
Morihiko Toyosumi
守彦 豊鷲見
Keizo Ikeda
啓三 池田
Takeshi Endo
剛 遠藤
Takeshi Mori
剛 森
Shinichiro Takahashi
慎一郎 高橋
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ウィンドウ部材の経年変化や異
物の付着或いはノイズ等による誤動作を防止し、全閉位
置検出のためのセンサ等を削減することを目的とする。 【構成】 リップル検出部27によるモータ24のリッ
プルカウント値から制御部22によりウィンドウの推定
現在位置を導出すると共に、推定現在位置に対応する前
回の閉動作時の電流パターンにおける電流推定値を導出
し、制御部22により推定値に基づいて電流上限値及び
電流下限値を演算し、モータ電流の現在値と電流上限値
及び電流下限値それぞれとを比較し、現在値が電流上限
値より大きいときに反転指令、電流下限値より小さいと
きに停止指令を出力する。 【効果】 従って、ウィンドウ部材の経年変化や異物の
付着或いはノイズ等による誤動作を防止でき、しかも全
閉位置検出のためのセンサ等を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のパワーウィ
ンドウの閉動作中に手が挟まれる等の異常を的確に検知
する安全機能を備えたパワーウィンドウの制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】閉動作中に手が挟まれる等の異常に対す
る安全機能を備えた従来のパワーウィンドウの制御装置
として、例えば特開昭61−78984号公報に記載の
ものがある。
【0003】これは図8に示すように構成されており、
操作部1に設けられたノンロック型の開または閉スイッ
チが押下されると、マイクロプロセッサ,記憶部等から
なる制御部2により、リレー駆動部3が制御され、スイ
ッチの押下中、モータ駆動部4によってモータ5が所定
の方向に回転され、モータ5の回転がベルト等によりギ
ヤ6に伝達されてイコライザアーム7が回転し、ウィン
ドウ8が窓枠に沿って上下方向に移動される。
【0004】このとき、ウィンドウ8の位置を検出する
センサ9の出力信号から全閉位置検出部10により全閉
が検出されると、全閉位置検出部10の出力に基づき、
モータ5が停止される。
【0005】ところで、ウィンドウ8の閉動作中に手が
挟まれる等の異常が発生した場合の動作について説明す
ると、モータ5の電流は電流検出部11により一定のサ
ンプリング時間ごとに検出されて電流検出信号が制御部
2に出力され、閉スイッチの押下直後の突入電流に続く
ウィンドウ8の窓枠との接触抵抗の増加に伴う荷重増分
区間において、各サンプリング時間ごとの検出値が、前
回のサンプリング時間における検出値Imに、増分電流
値記憶部12に予め記憶された所定の電流増分ΔImを
加算した上限値(Im+ΔIm)を超えているか否かの
判定が制御部2によりなされ、超えている場合には荷重
超過(過負荷)と判断されてスイッチ操作の有無の如何
に拘らず、制御部2によりリレー駆動部3が駆動されて
モータ5の回転が反転され、ウィンドウ8が下動され
る。
【0006】このとき、上記したように求められた上限
値は上限値記憶部13に記憶され、次のサンプリング時
間における電流検出値に増分電流値記憶部12の電流増
分を加えた値と上限値記憶部13の上限値との比較の結
果、前者の方が大きければ新たな電流上限値として上限
値記憶部13の記憶内容が更新されるようになってい
る。
【0007】ところが、窓枠のパッキンの経年変化やウ
ィンドウ等への異物の付着等により閉動作の途中でウィ
ンドウの荷重が急増してモータ電流が急激に変化するこ
とがあり、例えば異物等のない正常時におけるモータ電
流波形が図9中の実線に示すようになり、上限値が図9
中の破線に示すように推移する場合に、異物等の影響で
閉動作途中におけるモータ電流の波形が図9中の1点鎖
線に示すように急変すると、急変時にサンプリングされ
たモータ電流の検出値は直前のサンプリング値に基づい
て定められる上限値を容易に超えてしまうため、上記し
たようにモータ5が反転してウィンドウ8が下降し、手
等を挟んでいないにも拘らず、安全機能が働き、ウィン
ドウ8を完全に閉じることができない。
【0008】尚、図9中のTはサンプリング時間であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような経年変化や
異物付着等による安全機能の誤動作を防止するには、ウ
ィンドウのメンテナンス,部品交換を行い、モータ電流
波形を正常時に戻すことが考えられるが、これらメンテ
ナンスや部品交換を頻繁に行わなければならず、非常に
繁雑である。
【0010】また、従来のように直前のサンプリングに
よるモータ電流の検出値に基づいて上限値を定めるた
め、ノイズにより電流検出値が急変したときに、電流検
出値が上限値を超えて安全機能が容易に誤動作するとい
う不都合が生じる。
【0011】さらに、従来の構成では全閉状態を検出し
てモータ5を停止するために、センサ9及び全閉装置検
出部10が必要となり、これらを接続するワイヤ等も必
要になり、これらの設置スペースを確保しなければなら
ない。
【0012】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、ウィンドウ部材の経年
変化や異物の付着或いはノイズ等による誤動作を防止で
き、全閉位置の検出のためのセンサ等を削減できるよう
にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパワーウ
ィンドウの制御装置は、自動車のウィンドウを開閉する
直流モータと、前記モータを駆動するモータ駆動部と、
一定のサンプリング時間ごとに前記モータの電流を検出
して電流検出信号を出力する電流検出部と、前記ウィン
ドウの閉時に前記電流検出信号が入力され前記モータの
ブラシの作用により発生するモータ電流波形のリップル
を検出してカウントするリップル検出部と、前回の閉動
作時における前記電流検出信号から導出した電流パター
ンを記憶した電流パターン記憶部と、前記モータの過負
荷及び前記モータ電流の検出系の異常をそれぞれ判定す
るための前記モータ電流の上限許容値及び下限許容値を
それぞれ記憶した上限許容値記憶部及び下限許容値記憶
部と、前記リップル検出部によるカウント値から導出さ
れる前記モータの回転量に基づき前記ウィンドウの推定
現在位置を導出し、前記電流パターン記憶部に記憶され
た前記電流パターンにおける前記推定現在位置に対応す
るモータ電流の推定値を導出する推定部と、前記推定値
に前記両許容値記憶部による前記上限許容値及び下限許
容値をそれぞれ加,減算して電流上限値及び電流下限値
を演算する演算部と、前記電流検出信号による前記モー
タ電流の現在値と前記電流上限値及び電流下限値それぞ
れとを比較し、前記現在値が前記電流上限値より大きい
ときに前記モータ駆動部に反転指令を出力し前記現在値
が前記電流下限値より小さいときに前記モータ駆動部に
停止指令を出力する指令部とを備えたことを特徴として
いる。
【0014】
【作用】この発明においては、リップル検出部による直
流モータのリップルのカウント値から、推定部によりウ
ィンドウの推定現在位置が導出されると共に、この推定
現在位置に対応する前回閉動作時の電流パターンにおけ
るモータ電流の推定値が導出され、演算部によりこの推
定値に基づいて電流上限値及び電流下限値が演算され、
指令部によるモータ電流の現在値と電流上限値及び電流
下限値それぞれとの比較の結果、現在値が電流上限値よ
り大きいときに反転指令が、電流下限値より小さいとき
に停止指令が出力される。
【0015】従って、従来のように直前のサンプリング
によるモータ電流の検出値から上限値を決めるのではな
く、電流パターンから推定される推定値に基づいて電流
上限値,電流下限値を決めることによって、ウィンドウ
部材の経年変化や異物の付着或いはノイズ等による誤動
作が防止される。
【0016】また、モータのリップルのカウント値から
ウィンドウの推定現在位置を導出することにより、従来
のような全閉位置検出のためのセンサ等を設けることな
くウィンドウの全閉位置が検出され、配線数の削減及び
省スペース化が図れる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明のパワーウィンドウの制御装
置の一実施例のブロック図、図2は一部のブロック図、
図3は他の一部の結線図、図4ないし図6は動作説明
図、図7は動作説明用フローチャートである。
【0018】まず、全体構成を示す図1について説明す
ると、操作部21に設けられた開または閉スイッチを押
下することによりこれらスイッチの操作信号が、マイク
ロプロセッサ,記憶部等からなり後述する推定部,演算
部,指令部として機能する制御部22に出力され、制御
部22によりモータ駆動部23に操作された開又は閉ス
イッチに応じた方向に直流モータ24を回転すべく回転
指令信号が出力され、モータ駆動部23からの駆動信号
によりモータ24が回転し、このモータ24の回転運動
が図8に示すようなベルト,ギヤ,イコライザアーム等
を介して上下運動に変換され、図1には示されていない
自動車のウィンドウが開閉される。
【0019】ところで、モータ24の回転中、電流検出
部25によりモータ24に流れるモータ電流が検出され
るようになっており、電流検出部25からモータ電流に
応じて出力される電流検出信号がアナログ/デジタル
(以下A/Dという)変換部26に入力されてA/D変
換されると共に、電流検出信号はリップル検出部27に
も入力され、このリップル検出部27によりモータ24
のブラシの作用により発生するモータ電流波形のリップ
ルが検出されてカウントされ、ウィンドウの閉時におけ
るカウント値が制御部22により取り込まれる。
【0020】このとき、電流検出部25は、例えば図2
(a)に示すようにモータ24の通電路に巻装された電
流検出用コイルLとホール素子Hとにより構成しても、
或いはモータ24の通電路に設けられた抵抗Rとその両
端の電圧降下を測定する電圧計Vとにより構成してもよ
い。
【0021】また、リップル検出部27は、例えば図3
に示すようにアンプA,バンドパスフィルタF及び波形
整形回路Wにより構成され、閉動作時におけるモータ電
流の波形が図4に示すようになり、スイッチの操作直後
の突入電流の後、ウィンドウと窓枠との抵抗の増加に連
れてモータ電流が徐々に増大し、全閉によってモータ電
流は急増するが、モータ電流の漸増期間における波形を
拡大すると図5に示すようになり、直流モータ24のブ
ラシの作用によって周期的なリップルが発生し、このリ
ップルがリップル検出部27によって検出されカウント
される。
【0022】さらに、A/D変換部26により一定のサ
ンプリング時間ごとにサンプリングされた電流検出信号
がA/D変換され、図6の実線に示すようなA/D変換
されたモータ電流のデジタル値が制御部22に出力され
る。ここで、各サンプリングによるサンプル値は直前の
サンプル値との移動平均がとられ、この平均値が制御部
22に出力されるようになっており、このような移動平
均処理によりノイズの影響が低減される。
【0023】そして、図1に戻って、前回の閉動作時に
おけるモータ電流のA/D変換値に基づき制御部22に
より導出された電流パターンが電流パターン記憶部28
により記憶され、このパターンは閉動作が行われるごと
に更新され、モータの過負荷及びモータ電流の検出系の
異常をそれぞれ判定するためのモータ電流の上限許容値
ΔIU 及び下限許容値ΔIL が上限許容値記憶部29及
び下限許容値記憶部30にそれぞれ予め記憶されてい
る。
【0024】さらに、推定部としての制御部22によ
り、リップル検出部27によるカウント値から導出され
るモータ24の回転量に基づきウィンドウの推定現在位
置が導出され、この推定現在位置がウィンドウ位置記憶
部31に一旦記憶され、電流パターン記憶部28に記憶
された電流パターンにおけるウィンドウ位置記憶部31
の推定現在位置に対応したモータ電流の推定値が制御部
22により導出され、演算部としての制御部22によ
り、モータ電流の推定値に両許容値記憶部29,30に
よる上限許容値ΔIU 及び下限許容値ΔIL が加,減算
されて電流上限値IU 及び電流下限値IL が演算され、
指令部としての制御部22により、モータ電流の移動平
均値IM バーと電流上限値IU 及び電流下限値IL それ
ぞれとが比較され、現在値IM が電流上限値IU より大
きいときには、上昇中のウィンドウに手が挟まった等に
よる過負荷状態であると判断され、制御部22からモー
タ駆動部23に反転指令信号が出力され、モータ駆動部
23によりモータ24がウィンドウを下動すべく反転さ
れる。
【0025】一方、現在値IM が電流下限値IL より小
さいときには、モータ電流の検出系等に異常が生じたと
判断され、制御部22からモータ駆動部23に停止指令
信号が出力され、モータ駆動部23によりモータ24が
停止される。
【0026】つぎに、一連の制御手順について図7を参
照しつつ説明する。
【0027】まず、電流検出信号がリップル検出部27
に入力されてモータ電流波形のリップルがリップル検出
部27によりカウントされ(ステップS1)、そのカウ
ント値からウィンドウの推定現在位置が導出されたのち
(ステップS2)、ウィンドウが上昇中,即ち閉動作中
か否かが判定され(ステップS3)、この判定結果がN
OであればステップS1に戻り、一方判定結果がYES
であればサンプリングのタイミングか否かの判定がなさ
れ(ステップS4)、この判定結果がNOであればステ
ップS1に戻る。
【0028】そして、A/D変換部26によりA/D変
換された各サンプリングごとのモータ電流の現在値IM
が制御部22に入力され(ステップS5)、制御部22
により移動平均処理がなされてモータ電流の移動平均値
M バーが導出され(ステップS6)、リップルのカウ
ント値からウィンドウが全閉位置にあるか否かの判定が
なされ(ステップS7)、この判定結果がYESであれ
ば、制御部22によりモータ駆動部23に停止指令信号
が出力されモータ24が停止されてウィンドウが停止制
御される(ステップS8)。
【0029】一方、ステップS7の判定結果がNOであ
れば、制御部22により、電流パターン記憶部28に記
憶された前回の閉動作時の電流パターンが読み出され、
リップル検出部27によるカウント値に基づくモータ2
4の回転量から導出されるウィンドウの推定現在位置に
対応する前回の電流パターンにおけるモータ電流の推定
値IM ′が導出され(ステップS9)、この推定値
M ′と下限許容値記憶部30の下限許容値ΔIL とか
らモータ電流の電流下限値IL が演算される(ステップ
S10)。
【0030】つぎに、ステップS6で求めたモータ電流
の移動平均値IM バーを現在値として、この平均値IM
バーが電流下限値IL より大きいか否かの判定がなされ
(ステップS11)、この判定結果がNOであればモー
タ電流の検出系等に異常があると判断できるため、ステ
ップS8に移行してモータ24が停止され、ウィンドウ
が停止制御され、ステップS11の判定結果がYESで
あれば、ステップS9で求めたモータ電流の推定値
M ′と上限許容値記憶部29の上限許容値ΔIUとか
らモータ電流の電流上限値IU が演算される(ステップ
S12)。
【0031】その後、ステップS6で求めたモータ電流
の移動平均値IM バーが電流上限値IU より小さいか否
かの判定がなされ(ステップS13)、この判定結果が
NOであればモータ電流の移動平均値IM バーが電流上
限値IU よりも大きく、上昇中のウィンドウに手が挟ま
った等による過負荷状態にあると判断できるため、制御
部22からモータ駆動部23に反転指令信号が出力さ
れ、モータ駆動部23によりモータ24が反転されてウ
ィンドウが下降制御され(ステップS14)、一方判定
結果がYESであれば、ウィンドウの上昇中において何
ら異常がないと判断できるため、ステップS5で求めた
モータ電流の現在値IM が次の処理において使用する電
流パターン用データとして電流パターン記憶部28に記
憶されたのち(ステップS15)、ステップS1に戻
る。
【0032】従って、従来のように直前のサンプリング
によるモータ電流の検出値から上限値を決めるのではな
く、電流パターン記憶部28に記憶された前回の閉動作
時の電流パターンから推定される推定値IM ′から電流
上限値IU ,電流下限値ILを決めるため、ウィンドウ
部材の経年変化や異物の付着或いはノイズ等による誤動
作を防止することができ、ウィンドウ部材の交換やメン
テナンスの頻度を低減することが可能となる。
【0033】また、モータ24のリップルのカウント値
からウィンドウの推定現在位置を導出することにより、
このカウント値からウィンドウの全閉位置を検出できる
ため、従来のような全閉位置検出のためのセンサ等が不
要となり、配線数の削減及び省スペース化を図ることが
できる。
【0034】なお、電流検出部25,リップル検出部2
7の構成は上記したものに限らないのは言うまでもな
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明のパワーウィン
ドウの制御装置によれば、リップル検出部によるモータ
電流波形のリップルのカウント値からウィンドウの推定
現在位置を導出し、この推定現在位置に対応する前回の
閉動作時の電流パターンからモータ電流の推定値を導出
し、推定値から電流上限値及び電流下限値を決めるた
め、ウィンドウ部材の経年変化や異物の付着或いはノイ
ズ等による誤動作の発生を防止することができ、ウィン
ドウの開閉制御の信頼性の向上を図ることが可能とな
り、しかも従来のような全閉位置検出のためのセンサ等
も不要となり、従来に比べて配線数の削減及び省スペー
ス化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパワーウィンドウの制御装置の一実
施例のブロック図である。
【図2】図1の一部の詳細な結線図である。
【図3】図1の他の一部のブロック構成図である。
【図4】図1の動作説明図である。
【図5】図1の動作説明図である。
【図6】図1の動作説明図である。
【図7】図1の動作説明用フローチャートである。
【図8】従来のパワーウィンドウの制御装置のブロック
図である。
【図9】図8の動作説明図である。
【符号の説明】
22 制御部 23 モータ駆動部 24 直流モータ 25 電流検出部 27 リップル検出部 28 電流パターン記憶部 29,30 上限,下限許容値記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 剛 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 森 剛 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 高橋 慎一郎 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のウィンドウを開閉する直流モー
    タと、前記モータを駆動するモータ駆動部と、一定のサ
    ンプリング時間ごとに前記モータの電流を検出して電流
    検出信号を出力する電流検出部と、前記ウィンドウの閉
    時に前記電流検出信号が入力され前記モータのブラシの
    作用により発生するモータ電流波形のリップルを検出し
    てカウントするリップル検出部と、前回の閉動作時にお
    ける前記電流検出信号から導出した電流パターンを記憶
    した電流パターン記憶部と、前記モータの過負荷及び前
    記モータ電流の検出系の異常をそれぞれ判定するための
    前記モータ電流の上限許容値及び下限許容値をそれぞれ
    記憶した上限許容値記憶部及び下限許容値記憶部と、前
    記リップル検出部によるカウント値から導出される前記
    モータの回転量に基づき前記ウィンドウの推定現在位置
    を導出し、前記電流パターン記憶部に記憶された前記電
    流パターンにおける前記推定現在位置に対応するモータ
    電流の推定値を導出する推定部と、前記推定値に前記両
    許容値記憶部による前記上限許容値及び下限許容値をそ
    れぞれ加,減算して電流上限値及び電流下限値を演算す
    る演算部と、前記電流検出信号による前記モータ電流の
    現在値と前記電流上限値及び電流下限値それぞれとを比
    較し、前記現在値が前記電流上限値より大きいときに前
    記モータ駆動部に反転指令を出力し前記現在値が前記電
    流下限値より小さいときに前記モータ駆動部に停止指令
    を出力する指令部とを備えたことを特徴とするパワーウ
    ィンドウの制御装置。
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