JPH05285289A - 布端検出装置 - Google Patents

布端検出装置

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JPH05285289A
JPH05285289A JP11534092A JP11534092A JPH05285289A JP H05285289 A JPH05285289 A JP H05285289A JP 11534092 A JP11534092 A JP 11534092A JP 11534092 A JP11534092 A JP 11534092A JP H05285289 A JPH05285289 A JP H05285289A
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JP
Japan
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cloth
light
projector
shadow
step portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP11534092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Horimoto
浩 堀本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】布の厚さ、色、柄等が変化しても、二枚重ねに
した上側の布端位置を検出することができるようにす
る。 【構成】布段部に影を生じさせる第1投光器1と、布段
部に影を生じさせない第2投光器2と、各投光器1、2
より投光される光の布からの反射光を受光する受光器3
と、各投光器1、2が個別に点滅するときに受光器3が
受光する各反射光量を比較して布段部出力を得る演算装
置とよりなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミシンに使用される
二枚重ねにした上側の布端位置の検出を、布段部として
とらえることによって布端の検出を行う装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】二枚重ねにした上側の布端位置を検出す
る方法としては、布の上側、下側にそれぞれ投光器、受
光器を配置し、布を透過する光量の変化によって布厚を
検出する透過式(特開平2─95399号)、布段部に
生じる影を読み取る読取式等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の光透過式布端検
出は、厚い布、濃い色の布等、光を通しにくいものに対
しては使用することができないし、蛍光灯等による商用
電源周波数の変動に伴う外乱光等によって受光量に変動
が生じ誤動作を起こしやすい。また、受光器が針板部に
設けてあるので、検出位置を変更するには受光器の設置
位置が異なるいくつかの針板を用意しなければならな
い。透過式布端検出、読取式布端検出とも、柄のある布
を検出する場合には、柄の部分で光量が変化して段部と
の区別ができず、使用することができなかった。また、
いずれも布の色、厚みが変わる度に感度調整をする必要
がある。
【0004】この発明は、布の厚さ、色、柄等が変化し
ても、二枚重ねにした上側の布端位置を検出することが
できる布端検出装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の布端検出装置は、布段部に影を生じさせ
る第1投光器と、布段部に影を生じさせない第2投光器
と、各投光器より投光される光の布からの反射光を受光
する受光器と、各投光器が個別に点滅するときに受光器
が受光する各反射光量を比較して布段部出力を得る演算
装置とよりなるものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成された布端検出装置におい
ては、布段部に影を生じさせる第1投光器及び布段部に
影を生じさせない第2投光器が個別に点滅し、その各時
点で受光器が受光する各反射光量を演算装置によって比
較することによって布段部出力が出される。
【0007】
【実施例】図1ないし図3を参照し、この発明の布端検
出装置について説明する。
【0008】この布端検出装置は、ミシンの針板4の上
部に配置される、第1投光器1、第2投光器2、受光器
3及び図3に示す演算装置より構成されている。第1投
光器1は、布端部で影13を生じさせるために、布端検
知位置より布の進行方向側であるミシン頭部内に設けら
れている。第2投光器2は、布端検知位置より布の進行
方向手前側のミシン頭部外に設けられ、布端部が存在し
ていても影のない光の反射を生じさせる。受光器3は、
布端検知位置上の布の像を投影し得る適当な高さに配置
されている。
【0009】各投光器1、2は、何れも光源としてのオ
ン、オフ速度の速い発光ダイオード5及び光学レンズ6
(凸レンズ)によって構成され、発光ダイオード5によ
る光は光学レンズ6により針板4の面の照射域7に集め
られる。
【0010】受光器3は、光量を電気量に変換する第1
フォトダイオード8、第2フォトダイオード9及び光学
レンズ10(凸レンズ)によって構成され、その光学レ
ンズ10によって集光される針板4面の第1検出域11
の光量は、第1フォトダイオード8で、第2検出域12
の光量は、第2フォトダイオード9でそれぞれ検出され
る。但し、第1検出域11と第2検出域12の中間に布
段部が位置するように第1投光器1、第2投光器2及び
受光器3の各向きが調整されるものとする。
【0011】布段部の検出は、次のようにしてなされ
る。
【0012】先ず、布の段部に影13を生じさせる第1
投光器1を点灯し、そのときの第1検出域11と第2検
出域12の光量の比を求め、次に、影13を生じさせな
い第2投光器2を点灯し、そのときの第1検出域11と
第2検出域12の光量の比を求め、最後に、前者の値を
後者の値で割った値を求めて布段部の出力とする。
【0013】この演算を更に詳しく説明する。
【0014】第1投光器1点灯時の照射域7の光量を
A、第2投光器2点灯時の照射域7の光量をB、第1検
出域11での布の反射率をX、第2検出域12での布の
反射率をYとし、第2検出域12に占める影13の割合
をSとすると、第1投光器1点灯時の受光器3における
第1フォトダイオード8、第2フォトダイオード9での
検出光量の比は、影13の無いときには、AY/AX=
Y/X、影13の有るときには、(1−S)AY/AX
=(1−S)Y/ Xとなる。一方、第2投光器2点灯
時の受光器3における第1フォトダイオード8、第2フ
ォトダイオード9での検出光量の比は、影13の有無に
係わらずBY/BX=Y/Xとなる。従って、布に段部
が無いとき、即ち、影13の無いときの出力は、(Y/
X)/(Y/X)=1となり、布に段部が有るとき、即
ち、影13の有るときの出力は、〔(1−S)Y/X〕
/(Y/X)=1−Sとなる。この違いによって布の段
部により生じる影13を検出することができる。このよ
うに光量A、光量Bは布段部の検出に全く影響がないの
で、布の柄や濃淡そのものは、検出値に全く影響を与え
ない。また、第2検出域12に占める影13の割合Sを
布段部の判断量としているので、布の種類(光反射量、
透過量、色、柄等の違い)に関係なく感度調整値は一定
でよいことになる。
【0015】次に、図3に示す回路について説明する。
【0016】この回路は、タイミング発生回路(クロッ
ク)14から発せられるタイミング信号(クロック信
号)に従って、第1ドライバ15、第2ドライバ20、
サンプル&ホールド19、データラッチ24が動作す
る。各部の働きは次の通りである。第1ドライバ15
は、第1投光器1を点灯及び消灯させ、第2ドライバ2
0は、第2投光器2を点灯及び消灯させる。第1アンプ
16は、第1フォトダイオード8の信号を増幅し、第2
アンプ17は、第2フォトダイオード9の信号を増幅す
る。第1割算回路18は、Y/X及び(1−S)Y/
Xの演算を行う。サンプル&ホールド19は、(1−
S)Y/Xの演算値を保持する。第2割算回路21は、
サンプル&ホールド19に保持されている(1−S)Y
/Xの値と共にY/ Xの演算値を入力して1−Sを出
力する。コンパレータ22は、第2割算回路21の出力
値を感度調整ボリューム23の値と比較する。データラ
ッチ24は、コンパレータ22の出力を0.1のデジタ
ル値として連続的な布段部出力を出す。インバータ25
は、第1ドライバ15と第2ドライバ20が同時に作用
しないようにする。
【0017】なお、図3に示す回路によって布端検出の
演算をするものの他に、中央処理制御装置(CPU)に
よって演算することも可能である。その場合、第1割算
回路18、サンプル&ホールド19、第2割算回路2
1、コンパレータ22、データラッチ24の作用を中央
処理制御装置に委ね、第1アンプ16と中央処理制御装
置の間及び第2アンプ17と中央処理制御装置の間にそ
れぞれA/D変換器を設ける必要がある。
【0018】布端検出装置は、以上の通りの構成である
が、その検出動作は、図5のフローチャートに示す通り
である。即ち、先ずタイミング発生回路14から出され
るクロック信号ハイが出力されると、第1ドライバ15
により第1投光器1が点灯する。そして、第1フォトダ
イオード8の信号を第1アンプ16で、第2フォトダイ
オード9の信号を第2アンプ17で増幅し、それぞれ第
1割算回路18に入力して(1−S)Y/Xの値を得
る。クロック信号が立ち下がると、(1−S)Y/Xの
値を得てサンプル&ホールド19に保持すると共に、第
1投光器1が消灯する。クロック信号がローとなると、
第2ドライバ20により第2投光器2が点灯する。第1
フォトダイオード8の信号を第1アンプ16で、第2フ
ォトダイオード9の信号を第2アンプ17で増幅し、そ
れぞれ第1割算回路18に入力してY/ Xの値を得
る。その後、この演算値とサンプル&ホールド19に保
持されている(1−S)Y/Xの値とを第2割算回路2
1に入力して影13の出力1−Sを得る。クロック信号
が立ち上がると、第2投光器2が消灯すると共に、コン
パレータ22によって感度調整ボリューム23の値と比
較し、検出値>感度調整値のときにデータラッチ24よ
り布段部無しをラッチし、検出値≦感度調整値のときに
データラッチ24より布段部有りをラッチして連続的な
布段部出力を得る。以上の演算を高速で繰り返し行うこ
とによって布の柄等に影響されない高精度な布段部の検
出を行うことができる。
【0019】図4に布の状態が異なるいくつかの実例を
示す。布の状態a〜dは、布段部が無い場合、e〜h
は、布段部検出状態であり、斜線を施さない布部分及び
柄に相当する斜線を施した布部分の光反射量をそれぞれ
10、2とし、第2検出域12に占める影13の割合S
を50%とする。第2割算回路21の演算値が1のとき
には、布段部無しであり、0.5のときには、布段部有
りである。この結果を見ても、布に柄等の反射率の異な
る部分が混在していても、布段部の有無を明確に判定す
ることができることがわかる。
【0020】なお、図3に示す回路は、受光量を各検出
域における検出光量の比でとらえているので、第1投光
器1と第2投光器2の光量を調整する必要がなく、ミシ
ン送り歯の上下動等による布の傾きが発生しても影響を
受けず、蛍光灯等による商用電源周波数の変動に伴う外
乱光の影響も受けにくいが、これらの点を犠牲にすれ
ば、第1フォトダイオード8、第2フォトダイオード9
を1個のフォトダイオードにまとめることもできる。そ
の場合、アンプも1つであり、第1割算回路18も不要
である。そして、第1投光器1と第2投光器2の布面で
の光量が等しいとすると、布端部以外では、コンパレー
タ22の出力は0となり、布端では、影13が生じるの
で、サンプル&ホールド19の値より検出値が大きくな
り、出力は1となる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0022】即ち、布端段部の影のみを検出するように
したので、布の柄、厚さ、色の濃淡等に関係なく布段部
を検出することができ、ほとんどの種類の布に対して感
度調整をする必要がない。また、2つの投光器及び受光
器の据え付け位置を任意に変更可能であるので、布端検
出位置を任意に設定することができる。更に、受光量を
検出域の比でとらえるようにすれば、各投光器の光量調
整をする必要がなく、ミシンの送り歯等による布の傾き
が発生しても影響を受けないし、外乱光の影響も受けな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の布端検出装置のミシンにおける取付
け位置を示す斜視図である。
【図2】この発明の布端検出装置の原理を説明する側面
図である。
【図3】この発明の布端検出装置のブロック図である。
【図4】布の状態と第2割算回路の出力値との関係を示
す図である。
【図5】この発明の布端検出装置による布端検出動作の
フローチャート図である。
【符号の説明】
1 第1投光器 2 第2投光器 3 受光器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布段部に影を生じさせる第1投光器と、布
    段部に影を生じさせない第2投光器と、各投光器より投
    光される光の布からの反射光を受光する受光器と、各投
    光器が個別に点滅するときに受光器が受光する各反射光
    量を比較して布段部出力を得る演算装置とよりなる布端
    検出装置。
JP11534092A 1992-04-08 1992-04-08 布端検出装置 Pending JPH05285289A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11534092A JPH05285289A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 布端検出装置

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JPH05285289A true JPH05285289A (ja) 1993-11-02

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ID=14660122

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JP (1) JPH05285289A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002084010A1 (fr) * 2001-04-06 2002-10-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Machine a coudre
JP2010200934A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Juki Corp ボタンの表裏判別方法およびボタンの表裏判別装置
JP2010220945A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Juki Corp ボタンの表裏判別装置
CN103789942A (zh) * 2012-11-02 2014-05-14 吴江市嘉运纺织整理有限公司 一种安全缝纫机
CN107620165A (zh) * 2017-10-18 2018-01-23 杰克缝纫机股份有限公司 一种缝纫机的智能过坎识别调节系统

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