JPH05284721A - 磁気回路 - Google Patents

磁気回路

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JPH05284721A
JPH05284721A JP10540392A JP10540392A JPH05284721A JP H05284721 A JPH05284721 A JP H05284721A JP 10540392 A JP10540392 A JP 10540392A JP 10540392 A JP10540392 A JP 10540392A JP H05284721 A JPH05284721 A JP H05284721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
permanent magnets
permanent magnet
permanent
magnetic circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP10540392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Ichikawa
義明 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP10540392A priority Critical patent/JPH05284721A/ja
Publication of JPH05284721A publication Critical patent/JPH05284721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石がヨークから脱落してしまうことが
ないようにする。 【構成】 ヨーク2の表面に所定の深さに形成された溝
部7を有し、この溝部7に永久磁石(31,32,3
3,34)が埋め込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気回路に関し、特
に、台車方式のリニアモーターカーの車上界磁などに使
用される磁気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアモーターにより推進力を得
て走行するリニアモーターカーとしては、種々の方式の
ものが検討されているが、その一つとして、界磁用の永
久磁石を車両に配置し、地上に電機子コイルを配置した
リニア同期モーターを用いたものが知られている。この
方式は、主電力を供給する側を地上に置くので、車上の
機器が軽量化されるため、高速化に適している。この種
の技術として、例えば、「JREA 1991年 VO
L.34 No.1」、特開平2−307355号など
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、耐
食性のあるコーティング膜をコーティングした永久磁石
を接着剤でヨークに張り付けることにより、永久磁石を
ヨークに固定しているが、コーティング膜の劣化と共
に、永久磁石がヨークから脱落してしまうという問題が
あった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、永
久磁石がヨークから脱落してしまうことがないようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、車両に配置され、空間を介して対向す
る一対の平板部を有し、かつ車両の前後方向に長いヨー
クと、このヨークの、車両の前後方向に沿った長手方向
の内側に異極性の磁極が対向するように取り付けられた
永久磁石とを有する磁気回路において、上記ヨークの表
面に所定の深さに形成された溝部を有し、この溝部に上
記永久磁石が埋め込まれる。さらに、前記永久磁石は、
隣接する側面が互いに噛み合う形状に形成された複数の
永久磁石であり、前記溝部には、この複数の永久磁石が
互いに噛み合った状態で埋め込まれ、この埋め込まれた
複数の永久磁石の内の一対の永久磁石間にネジが挿入さ
れて前記ヨークにねじ込まれる。さらに、前記隣接する
側面は、テーパー形状である。
【0006】
【作用】上記本発明によれば、ヨークに溝部を設け、こ
の溝部に永久磁石を埋め込むようにしたので、永久磁石
がヨークに強固に取り付けられ、ヨークから脱落するよ
うなことはない。また、永久磁石をヨークに接着剤で接
着したような場合に、この接着剤が劣化したとしても、
永久磁石の脱落を防止できる。さらに、溝部には、複数
の永久磁石が互いに噛み合った状態で埋め込まれるの
で、複数の永久磁石は、相互に固定された状態で、ヨー
クに強固に取り付けられる。この場合、複数の永久磁石
をヨークに固定する際に挿入されるネジは、永久磁石同
士が相互に固定されているので、一対の永久磁石間にの
み挿入すればよい。これにより、組み立て工数を低減さ
せることが可能になると共に、固定用ネジの本数も削減
できる。さらに、隣接する側面は、テーパー形状なの
で、永久磁石同士の固定はより強固になる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1
は、本発明が適用されるリニアモーターの断面を示す図
である。リニアモーターカー、電気自動車等の車両の床
面1の下には、ヨーク2が配置されている。このヨーク
2は、断面が下側開口の略コ字形で、かつ車両の前後方
向に長い高透磁率の鉄板等で形成されている。このヨー
ク2の車両の前後方向に沿った長手方向の内側に永久磁
石3が複数固着されている。永久磁石3は、それぞれ異
極性の磁極が対向するように配置され、駆動源の界磁と
して用いられる。ヨーク2の形状は、コ字形に限られ
ず、馬蹄形などの他の形状であってもよいことはもちろ
んである。
【0008】両磁極間には、所定の間隙を有する磁気間
隙4が形成されている。この磁気間隙4に、地上の電機
子コイル5が配置されている。この永久磁石3と電機子
コイル5とでリニアモーターが構成され、車両は、この
リニアモーターによって得られた推進力により電機子コ
イル5に沿って走行する。永久磁石3としては、高い磁
気特性を有するR−Fe−B系の磁石(R:Nd,Pr
等の希土類元素の一種以上)が使用される場合が多い。
【0009】次に、ヨーク2への永久磁石3の取り付け
構造を図1及び図2により説明する。図1(a)は、複
数の永久磁石がヨークに取り付けられた時の断面図であ
る(図2(a)のA−A断面)。図1(b)は、永久磁
石が取り付けられる前のヨークの形状を示す断面図であ
る。図2(a)は、複数の永久磁石がヨークに取り付け
られた時の平面図である。図2(b)は、図2(b)を
矢印B方向から見た時の図である。図2(c)は、複数
の永久磁石がヨークに取り付けられている時の斜視図で
ある。
【0010】図1(b)に示すように、ヨーク2の表面
には、所定の深さに形成された溝部7が設けられてい
る。この溝部7の両端8a,8bは、テーパー状に形成
されている。図1(a)に示すように、この溝部7に、
複数の永久磁石(31,32,33,34)がそれぞれ
埋め込まれる。この永久磁石(31,32,33,3
4)は、通常は、R−Fe−B系の磁石であり、腐食が
起こりやすいので、この腐食を防止するために、図1
(a)に示すように、永久磁石(31,32,33,3
4)の周辺に、コーティング膜6がそれぞれコーティン
グされている。
【0011】永久磁石31,34は、その両側面がテー
パー状に形成されている。一方、永久磁石32,33
は、その片面がテーパー状に形成されている。永久磁石
31の側面31aは、ヨーク2の溝部7の一端8aと噛
み合う。永久磁石31の側面31bは、永久磁石32の
側面32aと噛み合う。永久磁石33の側面33bは、
永久磁石34の側面34aと噛み合う。永久磁石34の
側面34bは、ヨーク2の溝部7の他端8bと噛み合
う。このようにして、複数の永久磁石(31,32,3
3,34)が相互に噛み合った状態で、ヨーク2の溝部
7に埋め込まれる。
【0012】また、永久磁石32の側面32bと永久磁
石33の側面33aとの間には、間隙が形成されてお
り、この間隙にネジ9が挿入され、ヨーク2にネジ込ま
れている。このネジ9の上部9aは、側面32bと側面
33aとで形成される段差部に固定される。これによ
り、ヨーク2に複数の永久磁石(31,32,33,3
4)が固定される。つまり、永久磁石(31,32ある
いは33,34)が相互に噛み合うと共に、ヨーク2の
溝部7の両端(8a,8b)も永久磁石(31,34)
と噛み合うので、一対の永久磁石(32,33)間に一
つのネジ9を挿入するだけで、ヨーク2に埋め込まれた
永久磁石(31,32,33,34)は、ヨーク2に強
固に固定される。
【0013】次に、本発明の他の実施例を図3により説
明する。図3(b)に示すように、ヨーク2の表面に設
けられた溝部7の両端10a,10bは、側面開口のコ
字型にそれぞれ形成されている。永久磁石(35,3
6,37,38)は、それぞれ両側面に段差面が設けら
れている。また、図3(a)に示すように、永久磁石
(35,36,37,38)の周辺に、コーティング膜
6がコーティングされている。
【0014】永久磁石35の側面35aは、ヨーク2の
溝部7の一端10aと噛み合う。永久磁石35の側面3
5bは、永久磁石36の側面36aと噛み合う。永久磁
石37の側面37bは、永久磁石38の側面38aと噛
み合う。永久磁石38の側面38bは、ヨーク2の溝部
7の他端10bと噛み合う。このようにして、複数の永
久磁石(35,36,37,38)の段差面が相互に噛
み合った状態で、ヨーク2の溝部7に埋め込まれる。
【0015】また、永久磁石36の側面36bと永久磁
石37の側面37aとの間には、間隙が形成されてお
り、この間隙にネジ9が挿入され、ヨーク2にネジ込ま
れている。このネジ9の上部9aは、側面36bと側面
37aとで形成される段差部に固定される。これによ
り、ヨーク2に複数の永久磁石(35,36,37,3
8)が強固に固定される。
【0016】本実施例によれば、ヨーク2への複数の永
久磁石3の固定は、一本のネジ9で済むので、組立工程
及びコストを削減できる。また、通常、ヨーク2と永久
磁石3との間には、接着剤を設けるが、この接着剤が劣
化したとしても、永久磁石3がヨーク2から脱落してし
まうようなことはない。この結果、磁気回路を車両等に
組み込んだ時の信頼性が向上する。
【0017】また、上記実施例では、永久磁石3をテー
パー状にする(図1)か、または、永久磁石3に段差面
を設けている(図3)が、本発明はこれに限定されず、
永久磁石3がヨーク2の溝部7に埋め込まれ、複数の永
久磁石3が互いに噛み合いさえすれば、他の形状であっ
てもよい。さらに、溝部7の両端(8a,8bあるいは
10a,10b)の形状も、永久磁石と噛み合いさえす
れば、テーパー状、コ字型以外の他の形状であってもよ
い。また、永久磁石3を、複数の小磁石を積層すること
により形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ヨークに溝部を設け、
この溝部に永久磁石を埋め込むようにしたので、永久磁
石がヨークに強固に取り付けられ、ヨークから脱落する
ようなことはない。さらに、溝部には、複数の永久磁石
が互いに噛み合った状態で埋め込まれるので、複数の永
久磁石はヨークに強固に取り付けられる。この場合、複
数の永久磁石をヨークに固定する際に挿入されるネジ
は、一対の永久磁石間にのみ挿入すればよい。これによ
り、組み立て工数を低減させることが可能になると共
に、固定用ネジの本数も削減できる。さらに、隣接する
側面は、テーパー形状なので、永久磁石間の固定はより
強固になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明が適用されるリニアモーターの断面を示
す図である。
【符号の説明】 2 ヨーク 3 永久磁石 7 溝部 9 ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に配置され、空間を介して対向する
    一対の平板部を有し、かつ車両の前後方向に長いヨーク
    と、このヨークの、車両の前後方向に沿った長手方向の
    内側に異極性の磁極が対向するように取り付けられた永
    久磁石とを有する磁気回路において、上記ヨークの表面
    に所定の深さに形成された溝部を有し、この溝部に上記
    永久磁石が埋め込まれることを特徴とする磁気回路。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石は、隣接する側面が互いに
    噛み合う形状に形成された複数の永久磁石であり、前記
    溝部には、この複数の永久磁石が互いに噛み合った状態
    で埋め込まれ、この埋め込まれた複数の永久磁石の内の
    一対の永久磁石間にネジが挿入されて前記ヨークにねじ
    込まれることを特徴とする請求項1の磁気回路。
  3. 【請求項3】 前記隣接する側面は、テーパー形状であ
    ることを特徴とする請求項2の磁気回路。
JP10540392A 1992-03-31 1992-03-31 磁気回路 Pending JPH05284721A (ja)

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JP10540392A JPH05284721A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 磁気回路

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JP10540392A JPH05284721A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 磁気回路

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ID=14406659

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6882065B2 (en) * 2000-08-31 2005-04-19 Etel Sa Linear motor assembly and method for mounting a linear motor assembly
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