JPH05284349A - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理システム

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JPH05284349A
JPH05284349A JP4076509A JP7650992A JPH05284349A JP H05284349 A JPH05284349 A JP H05284349A JP 4076509 A JP4076509 A JP 4076509A JP 7650992 A JP7650992 A JP 7650992A JP H05284349 A JPH05284349 A JP H05284349A
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JP
Japan
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image
similarity
image processing
determination
section
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JP4076509A
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Inventor
Shigemi Kumagai
茂美 熊谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特定原稿の類似性の判定レベルを段階的に上げ
ていくことにより、効率良く、確実に、特定原稿の複写
を禁止させることができる。 【構成】画像判定部123は、レベル設定部1123に
対して最初は判別レベルをある任意のレベルに設定し、
そこで被複写原稿が特定原稿の可能性有りと判定された
場合、判別レベルを上げて複数回数解析するといった具
合に段階的に判別のレベルを上げて解析し、制御部11
1は画像判定部123の最終的な解析結果に従って複写
の実行可否を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び画像処
理システムに関し、例えば特定原稿の検出機能を有する
画像処理装置や複写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真式やインクジェット式等
の複写機の高画質化,カラー化に伴い、本来複写が禁止
されている有価証券や紙幣,印紙等の特定原稿を実物と
ほとんど見分けのつかないような高画質で複写し悪用さ
れるといった危惧が生じている。そこで、上記のような
悪用を未然に防ぐため、特定原稿を認識し、複写を禁止
させる方法がいくつか提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記従来例で
は、特定原稿を認識する場合、被複写原稿と特定原稿と
の類似度をどのくらいのレベルまで解析するのかを決め
ることが非常に重要である。たとえば、特定原稿を色
味、あるいはパターンで判断しようとした場合、解析の
レベルを高く設定すると被複写原稿が特定原稿である
か、あるいは全く関係ない普通の原稿であるかにかかわ
らず、色味あるいはパターンを全面にわたって非常に細
かく調べる必要があるため、類似度の判断に時間がかか
り、スループットが著しく低下する。逆に解析のレベル
を低く設定すると、被複写原稿が仮に特定原稿であった
としても特定原稿であると判断されず、複写されてしま
う恐れがある。このように解析のレベルを最適な値に設
定するのは困難を極めていた。
【0004】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、効率良
く、確実に、特定原稿の複写を禁止させることができる
画像処理装置及び画像処理システムを提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、入
力された原稿画像と予め用意した特定の原稿画像との類
似度を所定の判定レベルで判定する判定手段を備え、前
記判定手段によって類似度を認める度に、前記所定の判
定レベルを順次高めて前記判定を繰り返す。
【0006】また、好ましくは、本発明に係る画像処理
システムは、入力された原稿画像に基づいて画像処理を
行う画像処理装置と外部装置とを有する画像処理システ
ムにおいて、前記画像処理装置は、入力された原稿画像
と特定の原稿画像との類似度を判定する判定手段を備
え、前記外部装置は、前記判定手段によって類似度を認
めた場合、前記原稿画像と特定の原稿画像との類似度を
判定する第2の判定手段を備える。
【0007】
【作用】かかる構成によれば、入力された原稿画像と特
定の原稿画像との類似度を所定の判定レベルで判定し、
類似度を認める度に、所定の判定レベルを順次高めて判
定を繰り返す。
【0008】
【実施例】以下に添付図面を参照して、本発明に係る好
適な一実施例を詳細に説明する。以下の実施例では、本
発明の実施例として複写機が示されるが、これに限るも
のではなく、他の種々の装置に適用出来る事は勿論であ
る。また本発明に適用できる各装置では、偽造防止とし
て、紙幣,有価証券,秘密文書等の特定原稿を対象とす
る。
【0009】<第1の実施例>図1は本発明の第1の実
施例によるデジタルカラー複写機の形状を示す外観斜視
図である。
【0010】図1の上部は、原稿像を読み取り、デジタ
ルカラー画像データを出力するカラーイメージスキャナ
部1(以下、「スキャナ部」と称す)と、スキャナ部1
に内蔵されデジタルカラー画像データの各種の画像処理
を行うとともに、外部装置とのインターフェース等の処
理機能を有するコントローラ部2とにより構成される。
【0011】図1の下部はコントローラ部2より出力さ
れたカラーデジタル画像信号を記録紙に記録する為の動
作を行うプリンタ部3である。
【0012】以上説明した上部と下部とは分離可能であ
り、接続ケーブルを延長することによって離れた場所に
設置することも可能になっている。
【0013】図2は図1のデジタルカラー複写機の内部
構成を示す断面図である。
【0014】まず、露光ランプ14,レンズ15,フル
カラーでライン・イメージの読み取りが可能なCCDに
よるイメージ・センサ16によって、原稿台ガラス17
上に置かれた原稿像、プロジェクタによる投影像を読み
取る。次に、各種の画像処理をスキャナ部1とコントロ
ーラ部2で行い、プリンタ部3で記録紙に記録する。
【0015】図2において、記録紙は小型定形サイズ
(本実施例ではA4〜A3サイズまで)のカット紙を収
納する給紙カセット20と、大形サイズ(本実施例では
A2〜A1サイズまで)の記録を行うためのロール紙2
9より給紙される。
【0016】また、給紙は図1の手差し口22より1枚
ずつ記録紙を給紙部カバー21に沿って入れることによ
り、装置外部よりの給紙(手差し給紙)も可能にしてい
る。ピック・アップ・ローラ24は、給紙カセット20
よりカット紙を1枚ずつ給紙するためのローラであり、
給紙されたカット紙はカット紙送りローラ25により給
紙第1ローラ26まで搬送される。ロール紙29はロー
ル給紙ローラ30により送り出され、カッタ31により
定型長にカットされ、給紙第1ローラ26まで搬送され
る。同様に、手差し口22より挿入された記録紙は、手
差しローラ32によって給紙第1ローラ26まで搬送さ
れる。
【0017】ピック・アップ・ローラ24,カット紙送
りローラ25,ロール給紙ローラ30,給紙第1ローラ
26,手差しローラ32は不図示の給紙モータ(例え
ば、CDサーボ・モータ)により駆動され、各々のロー
ラに付帯した電磁クラッチにより随時オン・オフ制御が
行えるようになっている。
【0018】プリント動作がコントローラ部2からの指
示により開始されると、上述の給紙経路のいずれかより
選択された記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送する。
記録紙の斜行を取り除くため、所定量の紙ループをつく
った後に給紙第1ローラ26をオンして給紙第2ローラ
27に記録紙を搬送する。
【0019】給紙第1ローラ26と給紙第2ローラ27
の間では、紙送りローラ28と給紙第2ローラ27との
間で正確な紙送り動作を行うために記録紙に所定量たる
ませてバッファをつくる。バッファ量検知センサ33
は、そのバッファ量を検知するためのセンサである。以
上のバッファを紙搬送中、常に作ることにより、特に大
判サイズの記録紙を搬送する場合の紙送りローラ28,
給紙第2ローラ27にかかる負荷を低減することがで
き、正確な紙送り動作が可能になる。
【0020】記録ヘッド37によるプリントの際には、
記録ヘッド37等が装着される走査キャリッジ34がキ
ャリッジ・レール36上を走査モータ35により往復の
走査を行う。そして、この往路の走査では紙送りローラ
28により記録紙を所定量だけ送る動作を行う。この
時、給紙モータによって上記駆動系をバッファ量検知セ
ンサ33により検知しながら常に所定のバッファ量とな
るように制御を行う。
【0021】プリントされた記録紙は、排紙トレイ23
に排出されプリント動作を完了する。
【0022】図3は図1の実施例による走査キャリッジ
34まわりの構成を示す図である。図3において、紙送
りモータ40は記録紙を間欠送りするための駆動源であ
り、紙送りローラ28,給紙第2ローラ・クラッチ43
を介して給紙第2ローラ27を駆動する。走査モータ3
5は走査キャリッジ34を走査ベルト34を介して矢印
のA,B方向に走査させるための駆動源である。本実施
例では正確な紙送り制御が必要なことから紙送りモータ
40,走査モータ35にパルス・モータを使用してい
る。記録紙が給紙第2ローラ27に到達すると、給紙第
2ローラ・クラッチ43,紙送りモータ40をオンし、
記録紙を紙送りローラ28までプラテン39上を搬送す
る。
【0023】記録紙はプラテン39上に設けられた紙検
知センサ44によって検知され、センサ情報は位置制
御,ジャム制御に利用される。
【0024】記録紙が紙送りローラ28に到達すると、
給紙第2ローラ・クラッチ43,紙送りモータ40をオ
フし、プラテン39の内側から不図示の吸引モータによ
り吸引動作を行い、記録紙をプラテン39上に密着させ
る。
【0025】記録紙への画像記録動作に先立ってホーム
ポジション・センサ41の位置に走査キャリッジ34を
移動し、次に、矢印Aの方向に往路走査を行い、所定の
位置よりシアンC,マゼンタM,イエローY,ブラック
Kのインクを記録ヘッド37より吐出し画像記録を行
う。所定の長さ分の画像記録を終えたら走査キャリッジ
34を停止し、逆に、矢印Bの方向に復路走査を開始
し、ホームポジション・センサ41の位置まで走査キャ
リッジ34を戻す。復路走査の間、記録ヘッド37で記
録した長さ分の紙送りを紙送りモータ40により紙送り
ローラ28を駆動することにより矢印Cの方向に行う。
【0026】本実施例では、記録ヘッド37は前述した
方式のインク・ジェット・ノズルであり、256本のノ
ズルがY,M,C,K各々にアセンブリされたものを4
本使用している。
【0027】走査キャリッジ34がホームポジション・
センサ41で検知されるホームポジションに停止する
と、記録ヘッド37の回復動作を行う。これは安定した
記録動作を行うための処理であり、記録ヘッド37のノ
ズル内に残留しているインクの年度変化等から生じる吐
出開始時のムラを防止するために、給紙時間,装置内温
度,吐出時間等のあらかじめプログラムされた条件によ
り、記録ヘッド37への加圧動作,インクの空吐出動作
等を行う処理である。
【0028】以上説明の動作を繰り返すことにより記録
紙上全面に画像記録を行う。
【0029】次に、スキャナ部1の動作説明を行う。
【0030】図4は第1の実施例によるスキャナ部1内
部の機構を示す図である。
【0031】CCDユニット18はCCD16,レンズ
15等より構成されるユニットであり、レール54上に
固定された主走査モータ50,プーリ51,プーリ5
2,ワイヤ53よりなる主走査方向の駆動系によりレー
ル54上を移動し、原稿台ガラス17上の像の主走査方
向の読み取りを行う。遮光板55,ホームポジション・
センサ56は図の補正エリア68にある主走査のホーム
ポジションにCCDユニット18を移動する際の位置制
御に使用される。
【0032】レール54は、レール65,69上に載っ
ており、副走査モータ60、プーリ67,68,70,
76、軸72,73,、ワイヤ66,70よりなる副走
査方向の駆動系により移動される。遮光板57、ホーム
ポジション・センサ58は原稿台ガラス17に置かれた
本等の原稿を読み取り時のそれぞれの副走査ホームポジ
ションにレール54を移動する際の位置制御に使用され
る。
【0033】図5は第1の実施例による原稿読み取り動
作を説明する図である。
【0034】まず、図5に68で示す補正エリアの中に
ある図示のホームポジション(図中、HPで示す)にC
CDユニット18を移動し、ここから原稿台ガラス17
に置かれた原稿全面の読み取り動作を開始する。
【0035】原稿の走査に先立って補正エリア68で、
シェーディング補正,黒レベルの補正,色補正等の処理
に必要なパラメータの設定を行う。その後、図示の矢印
の方向に主走査モータ50により主走査方向の走査を開
始する。で示したエリアの読み取り動作が終了した
ら、主走査モータ50を逆転させるとともに、副走査モ
ータ60を駆動し、のエリアの補正エリア68に副走
査方向の移動を行う。続いて、のエリアの主走査と同
様に、必要に応じてシェーディング補正,黒レベルの補
正,色補正等の処理を行い、のエリアの読み取り動作
を行う。
【0036】以上の走査を繰り返す事により〜のエ
リア全面の読み取り動作を行い、のエリアの読み取り
動作を終えた後、再びCCDユニット18をホームポジ
ションに戻す。
【0037】本実施例において、原稿台ガラス17は最
大A2サイズの原稿が読み取れるために、実際には、も
っと多くの回数の走査を行わねばならないが、本実施例
では動作を理解しやすくするために簡略化している。
【0038】以上説明した読み取り動作が等倍の読み取
り動作であるとすると、CCDユニット18で読み取れ
るエリアは図5に示すように実際は広いエリアである。
これは、本実施例のデジタル・カラー複写機が拡大,縮
小の変倍機能を内蔵しているためである。即ち、上記説
明の如く記録ヘッド37で記録出来る領域が1回に25
6ビットと固定されているために、例えば、50%の縮
小動作を行う場合、最低、2倍の512ビットの領域の
画像情報が必要となるためである。従って、スキャナ部
1は1回の主走査読み取りで任意の画像領域の画像情報
を読み取り出力する機能を内蔵している。
【0039】図6及び図7は第1の実施例によるデジタ
ルカラー複写機の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、制御部102,111,121は、それぞれス
キャナ部1,コントローラ部2,プリンタ部3の制御を
行う制御回路であり、マイクロ・コンピュータのCPU
111a、プログラムを格納したROM111b、デー
タ・メモリとしてワークエリアであるRAM111c、
通信回路等より構成される。制御部102〜111間と
制御部111〜121間は通信回線により接続されてお
り、制御部111の指示により制御部102,121が
動作を行う、所謂、マスタ・スレーブの制御形態を採用
している。
【0040】制御部111は、カラー複写機として動作
する場合には、走査部10よりの入力指示に従い動作を
行う。
【0041】操作部10は、図6及び図7に示すよう
に、例えば、表示部として液晶(LCD表示部)を使用
し、また、その表面に透明電極よりなるタッチ・パネル
を具備することにより、色に関する指定、編集動作の指
定等の選択指示を行える。また、動作に関するキー、例
えば複写動作開始を指示するスタート・キー、複写動作
停止を指示するストップ・キー、動作モードを標準状態
に復帰するリセット・キー、不図示のプロジェクタの選
択を行うプロジェクタ・キー等の使用頻度の高いキーは
独立して設ける。
【0042】また、制御部111は、GP−IBインタ
フェース等の汎用パラレル・インタフェースの制御回路
であるI/F制御部112の制御もしており、外部装置
間の画像データの入出力、外部装置によるリモート制御
をこのインタフェースを介して行うことが出来る。
【0043】更に、制御部111は、画像に関する各種
の処理を行う多値合成部106,画像処理部107、2
値化処理部108、2値合成部109、バッファ・メモ
リ110の制御も行う。
【0044】制御部102は、上記説明のスキャナ部1
のメカの駆動制御を行うメカ駆動部105の制御、反射
原稿読み取りのランプの露光制御を行う露光制御部10
3、プロジェクタを使用した時のハロゲン・ランプの露
光制御を行う露光制御部104の制御を行う。また、制
御部102は、画像に関する各種の処理を行うアナログ
信号処理部100、入力画像処理部101の制御も行
う。
【0045】制御部121は、上記説明のプリンタ部3
のメカの駆動制御を行うメカ駆動部105と、プリンタ
部3のメカ動作の時間のバラツキの吸収と記録ヘッド1
17〜120の機構上の並びによる遅延補正を行う同期
遅延メモリ115の制御を行う。
【0046】次に、図6及び図7の画像処理ブロックを
原稿の判別手順に基づき説明する。
【0047】CCD16上に結像された画像は、CCD
16によりアナログ電気信号に変換される。変換された
画像情報は、赤、緑、青のようにシリアルに処理されア
ナログ信号処理部100に入力される。アナログ信号処
理部100では、赤,緑,青の各色毎にサンプル&ホー
ルド,ダーク・レベルの補正,ダイナミック・レンジの
制御等をした後にアナログ・デジタル変換(A/D変
換)し、シリアル多値(本実施例では各色8ビット長)
のデジタル画像信号に変換して入力画像処理部101に
出力する。
【0048】入力画像処理部101では、シェーディン
グ補正,色補正,γ補正等の読み取り系で必要な補正処
理を同様にシリアル多値のデジタル画像信号のまま行
う。
【0049】コントローラ部2の多値合成部106は、
スキャナ部1より送られて来るシリアル多値のデジタル
画像信号とパラレルI/Fを介して送られてくるシリア
ル多値のデジタル画像信号の選択、および、合成処理回
路を行う回路ブロックである。選択された画像データ
は、シリアル多値のデジタル画像信号のまま画像処理部
107に送られる。
【0050】画像処理部107は、スムージング処理,
エッジ強調,黒抽出,記録ヘッド117〜120で使用
する記録インクの色補正のためのマスキング処理等を行
う回路である。シリアル多値のデジタル画像信号出力
は、2値化処理部108、バッファ・メモリ110にそ
れぞれ入力される。2値化処理部108は、シリアル多
値のデジタル画像信号を2値化するための回路であり、
固定スライス・レベルによる単純2値、ディザ法による
疑似中間調処理等を選択することが出来る。ここで、シ
リアル多値のデジタル画像信号は4色の2値パラレル画
像信号に変換される。2値合成部109へは4色、バッ
ファ・メモリ110へ3色の画像データが送られる。2
値合成部109は、バッファ・メモリ110より送られ
て来る3色の2値パラレル画像信号と2値化処理部10
8より送られて来る4色の2値パラレル画像信号とを選
択し、合成して4色の2値パラレル画像信号にするため
の回路である。バッファ・メモリ110はパラレルI/
Fを介して多値画像、2値画像の入出力を行うためのバ
ッファ・メモリであり、3色分のメモリを持っている。
【0051】プリンタ部3の同期遅延メモリ115は、
プリンタ部3のメカ動作の時間バラツキの吸収と記録ヘ
ッド117〜120の機構上の配置による遅延補正を行
うための回路であり、内部では記録ヘッド117〜12
0の駆動に必要なタイミングの生成も行う。ヘッド・ド
ライバ116は、記録ヘッド117〜120を駆動する
ためのアナログ駆動回路であり、記録ヘッド117〜1
20を直接駆動出来る信号を内部で生成する。記録ヘッ
ド117〜120は、それぞれシアン,マゼンタ,イエ
ロー,ブラックのインクを吐出し、記録紙上に画像を記
録する。
【0052】123は画像判定部であり、2値合成部1
09より送られてくるC,M,Y,Bk各色の2値画像
データは、同期遅延メモリ115を通ってヘッド間遅延
を補正した後、117〜120の記録ヘッドにより印
字、記録されるのと同時に画像判定部123にも供給さ
れる。画像判定部123は、供給されてくる2値画像デ
ータとあらかじめ登録されている特定原稿データとの比
較をリアルタイムで行っていき、特定原稿に対応した画
像データとの比較をリアルタイムで行っていき、特定原
稿に対応した画像データとの類似性が疑われた場合に
は、即座に制御部121に判定信号を送り、さらにより
高精度な判定を行うために制御部121からレベル設定
部1123に設定信号を送るとともに、制御部102,
111に制御信号を送り再度原稿読み取り動作を行わせ
る。
【0053】そして、レベル設定部1123での設定に
より、画像判定部123でより厳しい判定を行い、再び
類似性が疑われた場合は、もう一度原稿読み取り動作を
行い、画像処理部107から出力されるシリアル多値の
デジタル画像信号をいったん画像メモリ124に取り込
み、この画像信号を画像判定部123で高精細な判定を
行う。ここで、さらに類似性有りと判断された場合、制
御部121に判定信号を送り、印字動作を中断させ、制
御部121は制御部102,111にもその旨を通知す
る。
【0054】図8は第1の実施例による画像判定部12
3の構成を示すブロツク図である。同図において、70
1はシリアルに送られてくるC,M,Y,Bkの各画素
信号をパラレルに変換する為のシフトレジスタであり、
不図示のタイミング制御部によりC,M,Y,Bkのシ
リアル2値画像データをパラレル信号に変換する。70
2は複数種類の特定原稿の画像特性である色味やパター
ン等の特徴の比較を行う判定回路である。703は特定
画像メモリであり、複数種類の特定原稿の色味やパター
ン等の特徴のデータが格納されている。
【0055】図9は第1の実施例による特定原稿の判定
動作を説明するフローチヤートである。尚、以下に説明
する動作は、CPU111aによって制御されるが、個
々のステツプ(S)では、図7の各回路が実行する。
【0056】図8の構成において、1回目の原稿読み取
り動作が行われると(ステツプS1)、判定回路702
では、シフトレジスタ701でパラレルに変換された2
値画像データのBk,Y,M,Cのうちの任意の1色と
対応する特定画像メモリ703のデータのBk,Y,
M,Cのうちの任意の1色とが比較される(ステツプS
2)。この比較の結果、類似性が認められた場合(ステ
ツプS3)、再度原稿の読み取り動作が行われ(ステツ
プS4)、今度はBk,Y,M,Cのうちの任意の2色
以上の画像データで比較及び判定が行われる(ステツプ
S5、ステツプS6)。この結果、再度類似性が認めら
れた場合には、もう1度原稿の読み取り動作を行なわせ
(ステツプS7)、今度は2値化処理を行う前の多値の
画像データを一旦画像メモリ124に取り込み(ステツ
プS8)、この画像データを特定画像メモリ703のデ
ータと多値画像データの状態で比較する処理が行われる
(ステツプS9)。この結果、類似性が認められた場合
には(ステツプS10)、複写動作を中止し、本処理を
終える(ステツプS11)。一方、ステツプS3,ステ
ツプS6,ステツプS10の各々の処理で、類似性が認
められなかった場合には、ステツプS12において、読
み取った画像データに基づく印刷を実行する。以上説明
した様に、本発明によれば、特定原稿の類似性の判定レ
ベルを段階的に上げていくことにより、効率良く、確実
に、特定原稿の複写を禁止させることができる。
【0057】さて、上記ステツプS10で、類似性が認
められなかった場合には、複写動作を中止するように制
御されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
印刷を中止せずに、出力画像を全部黒で印刷する様にし
ても良く、あるいは、所定のパターンを印刷する様にし
ても良い。また上述のフローチヤートの様に印刷を中止
する場合には、通信回線を接続して、外部に連絡できる
様にしても良い。 <第2の実施例>さて、前述の第1の実施例では、特定
原稿の類似性の判定を図7に示したハードウェアで行っ
ているが、本発明はこれに限定されず、ソフトウェアで
解析プログラムを構成しても勿論良い。 <第3の実施例>また、第1の実施例では、特定原稿の
類似性の判定を複写機本体で行う構成になっているが、
本発明はこれに限定されず、外部機器によって行っても
良い。
【0058】図10及び図11は第2の実施例によるデ
ジタルカラー複写機の構成を示すブロック図である。同
図において、第1の実施例の図6及び図7と同様の回路
には、同様の番号を付し、説明を省略する。130はコ
ンピュータ、131は通信回線をそれぞれ示している。
【0059】本実施例では、I/F制御部112及び通
信回線131を介してコンピュータ130を接続し、1
回目あるいは2回目の判定は複写機本体内で行い、最も
高度な判定を行う場合は、このコンピュータ130に多
値の画像データを転送し、コンピュータで解析及び判定
を行うようにしており、このようにしてより精度の高い
判定が行える。勿論、コンピュータ130以外にも、各
種通信機器が接続可能であることは言うまでもない。
【0060】さて、本発明は、特定原稿との類似性を判
定する手段として、特定の文字や絵柄のパターンを認識
する方法でも良い。
【0061】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。また、本発明は、出力手段
として、レーザービームプリンタ、インクジェットプリ
ンタ、熱転写プリンタにも適用可能である。特に、熱エ
ネルギーによる膜沸騰を利用して液滴を吐出させるタイ
プのヘッドを用いるいわゆるバブルジェット方式のプリ
ンタでもよい。
【0062】また、上述した各実施例では、スキヤナに
よって原稿画像を入力したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、スチルビデオカメラ、ビデオカメラで
入力するもの、更にコンピュータグラフィックスによっ
て作成されたものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、特
定原稿の類似性の判定レベルを段階的に上げていくこと
により、効率良く、確実に、特定原稿の複写を禁止させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるデジタルカラー複写機の形
状を示す外観斜視図である。
【図2】デジタルカラー複写機の内部構成を示す側断面
図である。
【図3】第1の実施例による走査キャリッジ34まわり
の構成を示す図である。
【図4】第1の実施例によるスキャナ部1内部の構成を
示す図である。
【図5】第1の実施例による原稿の読み取り動作を説明
する図である。
【図6】第1の実施例によるデジタルカラー複写機の構
成を示すブロック図である。
【図7】第1の実施例によるデジタルカラー複写機の構
成を示すブロック図である。
【図8】第1の実施例による画像判定部123の構成を
示すブロック図である。
【図9】第1の実施例による特定原稿の判定動作を説明
するフローチヤートである。
【図10】第2の実施例によるデジタルカラー複写機の
構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施例によるデジタルカラー複写機の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ部 2 コントローラ部 3 プリンタ部 90 ハロゲン・ランプ 100 アナログ信号処理部 101 入力画像処理部 102,111,121 制御部 105 メカ駆動部 106 多値合成部 107 画像処理部 108 2値化処理部 109 2値合成部 110 バッファ・メモリ 112 I/F制御部 115 同期遅延メモリ 117〜120 記録ヘッド 123 画像判定部 1123 レベル設定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された原稿画像と予め用意した特定の
    原稿画像との類似度を所定の判定レベルで判定する判定
    手段を備え、 前記判定手段によって類似度を認める度に、前記所定の
    判定レベルを順次高めて前記判定を繰り返すことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】入力された原稿画像に基づいて画像処理を
    行う画像処理装置において、 入力された2値化済みの原稿画像と特定の原稿画像との
    類似度を第1の判定レベルで判定する第1の判定手段
    と、 前記第1の判定手段により所定の類似度を認めた場合、
    前記原稿画像を多値画像データとして入力して、第2の
    判定レベルで判定する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段による判定結果に応じて、前記画像
    処理を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】入力された原稿画像に基づいて画像処理を
    行う画像処理装置において、 入力された2値化済みの原稿画像と特定の原稿画像との
    類似度を単色で判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段によって類似度を認める場合、前記
    原稿画像と特定画像との類似度を複数色で判定する第2
    の判定手段と、 前記第2の判定手段による判定結果に応じて、前記画像
    処理を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】入力された原稿画像に基づいて画像処理を
    行う画像処理装置と外部装置とを有する画像処理システ
    ムにおいて、 前記画像処理装置は、 入力された原稿画像と特定の原稿画像との類似度を判定
    する判定手段を備え、 前記外部装置は、前記判定手段によって類似度を認めた
    場合、前記原稿画像と特定の原稿画像との類似度を判定
    する第2の判定手段を備えることを特徴とする画像処理
    システム。
  5. 【請求項5】前記判定手段はハードウエアであることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記判定手段はソフトウエアであることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044719A1 (fr) * 1997-04-01 1998-10-08 Omron Corporation Imprimante comportant un processeur de reconnaissance d'image anti-falsification, ordinateur mettant en relation la source d'impression avec l'imprimante et systeme d'impression comprenant une imprimante et un ordinateur
JP2010140313A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及びプログラム

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