JPH0528385Y2 - - Google Patents
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- JPH0528385Y2 JPH0528385Y2 JP1986180623U JP18062386U JPH0528385Y2 JP H0528385 Y2 JPH0528385 Y2 JP H0528385Y2 JP 1986180623 U JP1986180623 U JP 1986180623U JP 18062386 U JP18062386 U JP 18062386U JP H0528385 Y2 JPH0528385 Y2 JP H0528385Y2
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- JP
- Japan
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- rotating shaft
- output rotating
- overrunning clutch
- helical spline
- fitted
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Links
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010273 cold forging Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、自動車のエンジン等に使用される
同軸形スタータ、特に遊星歯車減速装置を内蔵す
るものの改良に関するものである。
同軸形スタータ、特に遊星歯車減速装置を内蔵す
るものの改良に関するものである。
従来、遊星歯車減速装置を内蔵したこの種のス
タータの一例として、第2図に示すようなものが
あつた。同図において、101は電機子、102
は電機子回転軸で、後部にコンミテータ103が
嵌着される。このコンミテータ103には電機子
コイル104が接続されている。
タータの一例として、第2図に示すようなものが
あつた。同図において、101は電機子、102
は電機子回転軸で、後部にコンミテータ103が
嵌着される。このコンミテータ103には電機子
コイル104が接続されている。
105はコンミテータ103に接触するブラシ
及び保持器で、ボルト106によつてリアブラケ
ツト107に結合されている。108は軸受、1
09は直流電動機のヨークで、複数個の永久磁石
109aを内周面上に固設している。
及び保持器で、ボルト106によつてリアブラケ
ツト107に結合されている。108は軸受、1
09は直流電動機のヨークで、複数個の永久磁石
109aを内周面上に固設している。
ヨーク109端面には遊星歯車減速装置を構成
する内歯歯車110を嵌着したフロントブラケツ
ト111が図示の如く装着されている。平歯車1
12と内歯歯車110の両方に複数の遊星歯車1
13が噛合している。114は支持ピン115に
よつて支承され遊星歯車113の内周面に嵌着さ
れる軸受、116は、この支持ピン115を固着
するフランジで、遊星歯車減速装置の腕を構成し
ており、出力回転軸117が後方に固着される。
118はスリーブベアリング、119は出力回転
軸117の後部内周面凹所に嵌着されたスリーブ
ベアリングで、上記電機子回転軸102の前端部
を軸承している。120スラスト力を授受する鋼
球、121は出力回転軸117の中間部の外周に
形成されたヘリカルスプラインで、オーバランニ
ングクラツチ122が前後摺動可能にスプライン
嵌合されている。123はピニオン124の軸方
向移動量を規制する出力軸117の前端部に設け
られたストツパ、125は出力回転軸117を前
端部で軸承するスリーブベアリングで、フロント
ブラケツト111の前端部内面に嵌着される。1
26は回転軸126aを有するレバーで、電磁ス
イツチ127のプランジヤ128とオーバランニ
ングクラツチ122の外周部に各端部を図示の如
く嵌合される。129は可動接点で、絶縁体13
0を介してロツド131に取りつけられ、ロツド
131は前後摺動可能な様にコア132に挿入さ
れている。133は固定接点で、ナツト134に
よつて、絶縁体であるキヤツプ135に固定され
ている。136はプランジヤ128を付勢する励
磁コイルで、ボビン137に巻装され、ケース1
38に内蔵されている。139はリードワイヤ
で、固定接点133とブラシ及び保持器105の
ブラシとを接続している。
する内歯歯車110を嵌着したフロントブラケツ
ト111が図示の如く装着されている。平歯車1
12と内歯歯車110の両方に複数の遊星歯車1
13が噛合している。114は支持ピン115に
よつて支承され遊星歯車113の内周面に嵌着さ
れる軸受、116は、この支持ピン115を固着
するフランジで、遊星歯車減速装置の腕を構成し
ており、出力回転軸117が後方に固着される。
118はスリーブベアリング、119は出力回転
軸117の後部内周面凹所に嵌着されたスリーブ
ベアリングで、上記電機子回転軸102の前端部
を軸承している。120スラスト力を授受する鋼
球、121は出力回転軸117の中間部の外周に
形成されたヘリカルスプラインで、オーバランニ
ングクラツチ122が前後摺動可能にスプライン
嵌合されている。123はピニオン124の軸方
向移動量を規制する出力軸117の前端部に設け
られたストツパ、125は出力回転軸117を前
端部で軸承するスリーブベアリングで、フロント
ブラケツト111の前端部内面に嵌着される。1
26は回転軸126aを有するレバーで、電磁ス
イツチ127のプランジヤ128とオーバランニ
ングクラツチ122の外周部に各端部を図示の如
く嵌合される。129は可動接点で、絶縁体13
0を介してロツド131に取りつけられ、ロツド
131は前後摺動可能な様にコア132に挿入さ
れている。133は固定接点で、ナツト134に
よつて、絶縁体であるキヤツプ135に固定され
ている。136はプランジヤ128を付勢する励
磁コイルで、ボビン137に巻装され、ケース1
38に内蔵されている。139はリードワイヤ
で、固定接点133とブラシ及び保持器105の
ブラシとを接続している。
次に動作について説明する。図示せざるキース
イツチを閉成することによつて電磁スイツチ12
7の励磁コイル136が通電され、プランジヤ1
28が付勢されて後方に移動してロツド131を
後方に押し、可動接点129と固定接点133と
を当接させる。これにより、固定接点133から
リードワイヤ139を介してブラシ及び保持器1
05を通じて電機子コイル104に給電が行なわ
れ、電機子101が回転力を発生する。電機子1
01の回転は平歯車112から遊星歯車113に
伝達され、遊星歯車減速機構により減速されてオ
ーバランニングクラツチ122に伝達される。こ
の時にオーバランニングクラツチ122と係合し
ているピニオン124は出力回転軸117と共に
回転駆動される。
イツチを閉成することによつて電磁スイツチ12
7の励磁コイル136が通電され、プランジヤ1
28が付勢されて後方に移動してロツド131を
後方に押し、可動接点129と固定接点133と
を当接させる。これにより、固定接点133から
リードワイヤ139を介してブラシ及び保持器1
05を通じて電機子コイル104に給電が行なわ
れ、電機子101が回転力を発生する。電機子1
01の回転は平歯車112から遊星歯車113に
伝達され、遊星歯車減速機構により減速されてオ
ーバランニングクラツチ122に伝達される。こ
の時にオーバランニングクラツチ122と係合し
ているピニオン124は出力回転軸117と共に
回転駆動される。
一方、上記のように付勢されたプランジヤ12
8の力は、回転軸126aを回転中心として反時
計回り方向にレバー126を回動させ、オーバラ
ンニングクラツチ122をピニオン124と共に
前方に軸線に沿つて摺動させる。これによつて、
ピニオン124は、例えば図示しないエンジンの
クランク軸に取付けられたフライホイールに周設
されたリングギヤと噛合し、エンジンの始動が行
われる。
8の力は、回転軸126aを回転中心として反時
計回り方向にレバー126を回動させ、オーバラ
ンニングクラツチ122をピニオン124と共に
前方に軸線に沿つて摺動させる。これによつて、
ピニオン124は、例えば図示しないエンジンの
クランク軸に取付けられたフライホイールに周設
されたリングギヤと噛合し、エンジンの始動が行
われる。
従来のエンジン用スタータは以上のように構成
されているので、電磁スイツチと直流電動機は並
列軸構成されており、エンジンに装着される場
合、電磁スイツチのスペースをエンジン又はエン
ジン部を除いた車両側で確保する事が必要で、車
両等におけるエンジンレイアウトの制約を招くな
どの問題点があつた。
されているので、電磁スイツチと直流電動機は並
列軸構成されており、エンジンに装着される場
合、電磁スイツチのスペースをエンジン又はエン
ジン部を除いた車両側で確保する事が必要で、車
両等におけるエンジンレイアウトの制約を招くな
どの問題点があつた。
この問題点の解消策として電動機の後方に電磁
スイツチを備え、前方にエンジンを始動させるピ
ニオンを嵌合した出力回転軸と上記電動機の回転
力を上記出力回転軸に伝達するオーバランニング
クラツチを備えた同軸形スタータを先に提案して
いるが、この場合、エンジン始動後に上記出力回
転軸を元の位置に復帰させるためのコイルスプリ
ングが必要であるが、このコイルスプリングの設
置位置によつては、スタータの全長が長くなる問
題点があり、又、上記出力回転軸の前方移動を規
制するストツパーの構成が複雑になるなどの問題
点があつた。
スイツチを備え、前方にエンジンを始動させるピ
ニオンを嵌合した出力回転軸と上記電動機の回転
力を上記出力回転軸に伝達するオーバランニング
クラツチを備えた同軸形スタータを先に提案して
いるが、この場合、エンジン始動後に上記出力回
転軸を元の位置に復帰させるためのコイルスプリ
ングが必要であるが、このコイルスプリングの設
置位置によつては、スタータの全長が長くなる問
題点があり、又、上記出力回転軸の前方移動を規
制するストツパーの構成が複雑になるなどの問題
点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、ピニオンを後方に復帰させる
ためのコイルスプリングやその前方への移動を規
制するストツパーを設けても構成が簡単化できる
とともに同軸的にコンパクトにできる同軸形スタ
ータを得ることを目的とする。
になされたもので、ピニオンを後方に復帰させる
ためのコイルスプリングやその前方への移動を規
制するストツパーを設けても構成が簡単化できる
とともに同軸的にコンパクトにできる同軸形スタ
ータを得ることを目的とする。
この考案に係る同軸形スタータは、同軸形のス
タータにおいて、オーバランニングクラツチイン
ナーの内周面に設けたヘリカルスプラインにその
前方突当端部を設け、オーバランニングクラツチ
インナーに設けた前端段部とヘリカルスプライン
にスプライン嵌合する出力回転軸の段部との間に
コイルスプリングをヘリカルスプラインの内側に
位置するように設置し、出力回転軸が電機子回転
軸内に設けられた軸受及びヘリカルスプラインに
より支持されるようにしたものである。
タータにおいて、オーバランニングクラツチイン
ナーの内周面に設けたヘリカルスプラインにその
前方突当端部を設け、オーバランニングクラツチ
インナーに設けた前端段部とヘリカルスプライン
にスプライン嵌合する出力回転軸の段部との間に
コイルスプリングをヘリカルスプラインの内側に
位置するように設置し、出力回転軸が電機子回転
軸内に設けられた軸受及びヘリカルスプラインに
より支持されるようにしたものである。
この考案における同軸形スタータは、ヘリカル
スプラインの前方突当端部が出力回転軸の前方へ
の移動を規制し、コイルスプリングの復元力によ
り出力回転軸を後方に移動させて元の位置に復帰
させる。
スプラインの前方突当端部が出力回転軸の前方へ
の移動を規制し、コイルスプリングの復元力によ
り出力回転軸を後方に移動させて元の位置に復帰
させる。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図において、1は直流電動機の電機子、
2は電機子コイル、3は管状の電機子回転軸、4
は上記直流電動機の界磁を発生する永久磁石、5
は永久磁石4を内周面上に設けたヨークで、その
後方端面には電機子回転軸3の前端口から挿入さ
れた出力回転軸6をロツド7で鋼球8を介して付
勢する電磁スイツチ9が図示の如く装着されてい
る。又、ヨーク5の前方端面には、遊星歯車減速
装置を構成する内歯歯車10を嵌着したフロント
ブラケツト11が図示の如く装着される。12は
電機子回転軸3の前端部に形成された平歯車、1
3は遊星歯車で、内歯歯車10と平歯車12に噛
合している。14は遊星歯車13の内周面に嵌着
される軸受であり、支持ピン15によつて支承さ
れ、この支持ピン15はオーバランニングクラツ
チ16の後部に固着される。16Aはオーバラン
ニングクラツチインナー、16Bはオーバランニ
ングクラツチアウター、16Cはこれらの間に配
設されたローラで、オーバランニングクラツチ1
6は符号16A〜16Cの上記構成要素で構成さ
れている。16A1はオーバランニングクラツチ
インナー16Aの内周面に冷間鍜造で創設された
ヘリカルスプラインで、出力回転軸6が前後摺動
可能な様に出力回転軸6とスプライン嵌合され、
又、その前方突当端部16A2が設けられ出力回
転軸6の前方移動を規制する。上記ヘリカルスプ
ライン16A1の内側において、その内方に形成
されたオーバランニングクラツチインナー16A
の前端の段部16A3と出力回転軸6の段部6A
との間に出力回転軸6を後方に復帰させるコイル
スプリング17が設置されている。18は後部が
オーバランニングクラツチインナー16Aの外周
上に設けられた段部16A4と当接するように嵌
着され、ラジアル荷重を支承する軸受で、フロン
トブラケツト11の凹部19に嵌合される。20
は電機子回転軸3の内周面に嵌着され、出力回転
軸6を軸承するスリーブベアリング、21は電機
子回転軸3の前端部を軸承する軸受で、内歯歯車
10の後端部内面に嵌着されている。22は出力
回転軸6の前端部外周に形成されたストレートス
プラインに嵌合されたピニオン、23はストツパ
で、ピニオン22を出力回転軸6に維持させるた
めのものである。
る。第1図において、1は直流電動機の電機子、
2は電機子コイル、3は管状の電機子回転軸、4
は上記直流電動機の界磁を発生する永久磁石、5
は永久磁石4を内周面上に設けたヨークで、その
後方端面には電機子回転軸3の前端口から挿入さ
れた出力回転軸6をロツド7で鋼球8を介して付
勢する電磁スイツチ9が図示の如く装着されてい
る。又、ヨーク5の前方端面には、遊星歯車減速
装置を構成する内歯歯車10を嵌着したフロント
ブラケツト11が図示の如く装着される。12は
電機子回転軸3の前端部に形成された平歯車、1
3は遊星歯車で、内歯歯車10と平歯車12に噛
合している。14は遊星歯車13の内周面に嵌着
される軸受であり、支持ピン15によつて支承さ
れ、この支持ピン15はオーバランニングクラツ
チ16の後部に固着される。16Aはオーバラン
ニングクラツチインナー、16Bはオーバランニ
ングクラツチアウター、16Cはこれらの間に配
設されたローラで、オーバランニングクラツチ1
6は符号16A〜16Cの上記構成要素で構成さ
れている。16A1はオーバランニングクラツチ
インナー16Aの内周面に冷間鍜造で創設された
ヘリカルスプラインで、出力回転軸6が前後摺動
可能な様に出力回転軸6とスプライン嵌合され、
又、その前方突当端部16A2が設けられ出力回
転軸6の前方移動を規制する。上記ヘリカルスプ
ライン16A1の内側において、その内方に形成
されたオーバランニングクラツチインナー16A
の前端の段部16A3と出力回転軸6の段部6A
との間に出力回転軸6を後方に復帰させるコイル
スプリング17が設置されている。18は後部が
オーバランニングクラツチインナー16Aの外周
上に設けられた段部16A4と当接するように嵌
着され、ラジアル荷重を支承する軸受で、フロン
トブラケツト11の凹部19に嵌合される。20
は電機子回転軸3の内周面に嵌着され、出力回転
軸6を軸承するスリーブベアリング、21は電機
子回転軸3の前端部を軸承する軸受で、内歯歯車
10の後端部内面に嵌着されている。22は出力
回転軸6の前端部外周に形成されたストレートス
プラインに嵌合されたピニオン、23はストツパ
で、ピニオン22を出力回転軸6に維持させるた
めのものである。
次に、動作について説明する。図示せざるキー
スイツチを閉成することによつて電磁スイツチ9
が通電され、図示せざる可動接点と固定接点が当
接することによつて電機子コイル2が通電され、
電機子1が回転力を発生する。電機子1の回転
は、平歯車12を介して遊星歯車13の公転とな
り、この遊星歯車減速機構により減速されてオー
バランニングクラツチ16に伝達され、オーバラ
ンニングクラツチインナー16Aに創設されたヘ
リカルスプライン16A1とスプライン嵌合した
出力回転軸6へ伝達される。
スイツチを閉成することによつて電磁スイツチ9
が通電され、図示せざる可動接点と固定接点が当
接することによつて電機子コイル2が通電され、
電機子1が回転力を発生する。電機子1の回転
は、平歯車12を介して遊星歯車13の公転とな
り、この遊星歯車減速機構により減速されてオー
バランニングクラツチ16に伝達され、オーバラ
ンニングクラツチインナー16Aに創設されたヘ
リカルスプライン16A1とスプライン嵌合した
出力回転軸6へ伝達される。
一方、通電により付勢された電磁スイツチ9の
図示せざるプランジヤーの力は、電機子回転軸3
中空内のロツド7と鋼球8を介して出力回転軸6
に伝達される。この前方へのスラスト力を受けた
出力回転軸6は、オーバランニングクラツチイン
ナー16Aの内周面に創設したヘリカルスプライ
ン16A1の内側に設置されたコイルスプリング
17を圧縮しながら、オーバランニングクラツチ
インナー16Aに創設したヘリカルスプライン1
6A1の前方突当端部16A2に当接する迄前進す
る。これにより、出力回転軸6に嵌合しているピ
ニオン22が前方に移動して図示せざるエンジン
のリングギヤと噛合する。リングギヤと噛合する
とエンジンの始動が行われる。
図示せざるプランジヤーの力は、電機子回転軸3
中空内のロツド7と鋼球8を介して出力回転軸6
に伝達される。この前方へのスラスト力を受けた
出力回転軸6は、オーバランニングクラツチイン
ナー16Aの内周面に創設したヘリカルスプライ
ン16A1の内側に設置されたコイルスプリング
17を圧縮しながら、オーバランニングクラツチ
インナー16Aに創設したヘリカルスプライン1
6A1の前方突当端部16A2に当接する迄前進す
る。これにより、出力回転軸6に嵌合しているピ
ニオン22が前方に移動して図示せざるエンジン
のリングギヤと噛合する。リングギヤと噛合する
とエンジンの始動が行われる。
上記キースイツチを開成すると、電磁スイツチ
9の通電が断たれることで電磁スイツチ9の図示
せざるプランジヤーが後退すると共に圧縮されて
いたコイルスプリング17の復元力により、出力
回転軸6を後方に押して元の図の位置迄復帰させ
る。
9の通電が断たれることで電磁スイツチ9の図示
せざるプランジヤーが後退すると共に圧縮されて
いたコイルスプリング17の復元力により、出力
回転軸6を後方に押して元の図の位置迄復帰させ
る。
なお、上記実施例では電機子の界磁を発生させ
るものとして永久磁石を使用したものについて説
明しているが、磁極鉄心コイルを巻装したもので
あつても同様の効果を奏する。
るものとして永久磁石を使用したものについて説
明しているが、磁極鉄心コイルを巻装したもので
あつても同様の効果を奏する。
以上のように、この考案によればオーバランニ
ングクラツチインナー内周面に創設されたヘリカ
ルスプラインにその前方突当端部を設け、インナ
ー段部と出力回転軸段部との間にコイルスプリン
グをヘリカルスプラインの内側に設け、出力回転
軸が電機子回転軸内に設けられた軸受及びヘリカ
ルスプラインにより支持されるように構成したの
で、装置構成が簡単で安価にでき、又、全長の短
縮化が計られて小形軽量化できるものが得られる
効果がある。
ングクラツチインナー内周面に創設されたヘリカ
ルスプラインにその前方突当端部を設け、インナ
ー段部と出力回転軸段部との間にコイルスプリン
グをヘリカルスプラインの内側に設け、出力回転
軸が電機子回転軸内に設けられた軸受及びヘリカ
ルスプラインにより支持されるように構成したの
で、装置構成が簡単で安価にでき、又、全長の短
縮化が計られて小形軽量化できるものが得られる
効果がある。
第1図はこの考案の一実施例による装置の部分
断面図、第2図は従来の装置の断面図である。 1……電機子、2……電機子コイル、6……出
力回転軸、6A……段部、9……電磁スイツチ、
16……オーバランニングクラツチ、16A……
オーバランニングクラツチインナー、16A1…
…ヘリカルスプライン、16A2……前方突当端
部、16A3……段部、17……コイルスプリン
グ、22……ピニオン。
断面図、第2図は従来の装置の断面図である。 1……電機子、2……電機子コイル、6……出
力回転軸、6A……段部、9……電磁スイツチ、
16……オーバランニングクラツチ、16A……
オーバランニングクラツチインナー、16A1…
…ヘリカルスプライン、16A2……前方突当端
部、16A3……段部、17……コイルスプリン
グ、22……ピニオン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電動機の後方に設けられ励磁時にスラスト力
を発生する電磁スイツチと、上記電動機の前方
に、エンジンを始動させるピニオンを装着し上
記スラスト力を受けて前方に移動可能に設けら
れた出力回転軸と、上記電動機の回転力を上記
出力回転軸に伝達されるためのオーバランニン
グクラツチとを有する同軸形スタータにおい
て、上記オーバランニングクラツチのインナー
の内周面に冷間鍜造で形成されて設けられ上記
出力回転軸がスプライン嵌合されるヘリカルス
プラインにその前方突出端部を設け、上記イン
ナーの前端に上記ヘリカルスプラインより内方
に設けられた段部と上記出力回転軸の段部との
間にコイルスプリングを上記へリカルスプライ
ンの内側に位置するように設置し、上記出力回
転軸は電機子回転軸内に設けられた軸受及び上
記ヘリカルスプラインにより支持されることを
特徴とする同軸形スタータ。 (2) 上記インナーの外周には軸受が嵌合されてお
り、この軸受の後部と当接する段部が上記イン
ナーの外周に創設されていることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の同軸形ス
タータ。 (3) 上記電動機と上記オーバランニングクラツチ
との間には遊星歯車減速機構が設けられている
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項又は第2項記載の同軸形スタータ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986180623U JPH0528385Y2 (ja) | 1986-11-24 | 1986-11-24 | |
US07/249,174 US4978874A (en) | 1986-10-17 | 1987-10-16 | Coaxial type engine starter with hollow armature shaft |
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