JPH05283679A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH05283679A
JPH05283679A JP10921292A JP10921292A JPH05283679A JP H05283679 A JPH05283679 A JP H05283679A JP 10921292 A JP10921292 A JP 10921292A JP 10921292 A JP10921292 A JP 10921292A JP H05283679 A JPH05283679 A JP H05283679A
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film
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Shigeru Kusunoki
茂 楠
Takashi Kuroi
隆 黒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲート絶縁膜の固定電荷による閾値電圧のシフ
トを少なくするとともに、チャネルホットエレクトロン
注入によるホットキャリア劣化を抑える。 【構成】ゲート絶縁膜102を、チャネル領域との界面
部を構成する窒素原子を1019/cm3 以上含む窒化酸化
膜106と、該窒化酸化膜106上に配置された窒素原
子を1019/cm3 以下の濃度で含むシリコン酸化膜10
7からなる2層構造とした。 【効果】シリコン基板との界面の高濃度の窒素原子によ
りホットキャリア注入による界面準位の生成に対して高
い耐性を得ることができ、また、それ以外の部分の窒素
原子濃度が低いためゲート絶縁膜膜全体の平均の窒素濃
度が下がり、固定電荷が減少するとともに酸化膜トラッ
プが少なくなり、ホットキャリア注入が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置およびその
製造方法に関し、特に、ホットキャリア注入に対して強
い耐性を有するMIS型半導体装置の構造、またその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のMOS型トランジスタの構
造を示す断面図である。図において、501はシリコン
基板、502はゲート絶縁膜、503はゲート電極、5
04はドレイン領域、505はソース領域、512はチ
ャネル領域である。
【0003】シリコン基板501は例えばボロン濃度1
×1016〜1×1017/cm3 のP型(001)基板であ
る。502はゲート絶縁膜であり、約4〜15nmの膜
厚を持つシリコン酸化膜を950℃〜1000℃の純ア
ンモニア雰囲気中で10〜60秒窒化したものである。
また、この窒化シリコン酸化膜を1000℃程度の純酸
化雰囲気中で10〜120秒再酸化するか、同様の温度
の不活性ガス雰囲気中で同程度アニールしてもよい。ゲ
ート電極503は高濃度N型にドープされた多結晶シリ
コン層または金属である。ドレイン領域504,ソース
領域505は1×1020/cm3 以上にドープされたN型
シリコン領域である。
【0004】この時、ゲート絶縁膜内の窒素原子の濃度
分布は例えば図7(b) に示す、1990年インターナシ
ョナル エレクトロン デバイス ミーティング テク
ニカル ダイジェスト 427頁(1990 International
Electron Devices Meeting,Technical Digest p.427
)に示されているように、シリコン基板と絶縁膜界面
で1022/cm3 と最も高くなっている。また、膜の大部
分の領域は1020/cm3程度の窒素原子を含んでいる。
【0005】また、この文献では、薄いシリコン酸化膜
を形成した後、1100℃のN2 O雰囲気中で30秒窒
化した場合の窒素濃度プロファイルについても示してい
る。この図を図7(c) に示す。これによると、シリコン
基板と絶縁膜界面での窒素濃度はアンモニアで窒化した
場合と変化はないが、膜内の窒素濃度は1019/cm3
下となっている。また、同文献は純シリコン酸化膜の窒
素濃度プロファイルについても示しており、これを図7
(a) に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されているので、アンモニア雰囲気で窒
化した場合、ゲート絶縁膜内に窒素が高濃度に存在する
ため、固定電荷量が多くなり、閾値電圧がシフトすると
いう問題があった。一般にアンモニアで窒化した場合、
1989年 インターナショナル エレクトロン デバ
イス ミーティング テクニカル ダイジェスト 26
9頁の表2(1989 International Electron Devices Me
eting, Technical Digest p.269, Table 2)に示された
ように、また、同文献の267頁右段第2行ないし第3
行目に書かれたように、固定電荷は純シリコン酸化膜の
場合よりも1011/cm2 〜1012/cm2 多くなり、閾値
電圧は負側に0.1〜0.4Vシフトする。
【0007】また、窒素濃度が高いと酸化膜トラップが
多くなり、ドレイン電圧とゲート電圧を等しくした場合
のホットキャリア劣化、即ちチャネルホットエレクトロ
ン注入による劣化が著しいという問題があった。このこ
とは、1991年 インターナショナル エレクトロン
デバイス ミーティング テクニカル ダイジェスト
362頁の図10及び651頁の図3,図4,図6
(1991 International Electron Devices Meeting Tec
hnical Digest p.362, Fig.10, p.651, Fig.3, Fig.4,
and Fig.6)に示してある。また、PMOSトランジスタ
においては、ゲート電流最大条件でホットキャリア劣化
が著しくなるという問題点があった。
【0008】また、さらにN2 O雰囲気中で窒化を行う
場合、絶縁膜厚が10nm程度の場合には、前述したよ
うに、膜中の窒素濃度は低いが、絶縁膜厚を5nm以下
にすると、膜の窒素濃度を1019/cm3 以下にするのは
困難である。それは窒素濃度が高い領域は少なくとも5
nm程度に広がるので、膜厚が薄くなればなるほど、膜
中の窒素濃度は低くすることができなくなるためであ
る。また、N2 O雰囲気で窒化する場合、高温でかなり
長時間の熱処理が必要であるため、微小デバイスを作製
するのは困難であるという問題があった。
【0009】また、従来からホットエレクトロン効果を
緩和する方法として、ドレイン近傍の電界の緩和、即ち
ホットエレクトロンの発生数を減少させるためのデバイ
ス構造としてLDD(Lightly Doped Drain)がある。こ
のLDD構造の一部断面図を他の従来例として図6に示
す。図において、601はシリコン基板、602はゲー
ト絶縁膜、603はゲート電極、604は高濃度ドレイ
ン領域、608はサイドウォール、609は低濃度ドレ
イン領域、612はチャネル領域である。
【0010】本構造は高濃度ドレイン領域604のゲー
ト近傍に低濃度なドレイン領域609を設ける方法で、
このような構造にするとドレイン近傍でのP/N接合が
階段接合から傾斜接合となり、空乏層が広がり易くな
り、さらに接合の曲率が大きくなるので強電界や電界集
中が緩和される。
【0011】しかしながらこのLDDにおいても、上述
のように、ゲート絶縁膜,サイドウォール内に窒素が高
濃度に存在するため、固定電荷量が多くなり、閾値電圧
がシフトするという問題があり、さらには、サイドウォ
ール領域にホットキャリアが注入され、負電荷トラップ
が生じることによってゲート電圧の制御を受けないこの
サイドウォール直下で電流経路が曲がり、トランスコン
ダクタンスの劣化や飽和電流の減少が生じるという問題
がある。
【0012】この発明は上記のような種々の問題点を解
消するためになされたもので、ゲート絶縁膜の固定電荷
を減らし、閾値電圧のシフトを少なくするとともに、酸
化膜トラップを減らし、チャネルホットエレクトロン注
入によるホットキャリア劣化を抑えることができるMI
SFETの構造を得ることを目的とする。
【0013】また、この発明はサイドウォール領域の固
定電荷を減らし、固定電荷による低濃度ドレイン領域の
電界変調を抑えることができるLDDトランジスタの構
造を得ることを目的とする。さらに、この発明は上記の
構造を実現する絶縁膜を備えた半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体層の一主面に適当な距離を隔てて形成され
た第1導電型半導体よりなるソース,ドレイン領域と、
ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、
チャネル領域の表面に設けられたゲート絶縁膜とを有す
るMIS型半導体装置において、上記ゲート絶縁膜が、
チャネル領域の界面では1019/cm3 以上の濃度で窒素
原子を含み、それ以外の部分では窒素原子を濃度1019
/cm3 以下で含むものである。
【0015】また、この発明に係る半導体装置は、半導
体層の一主面に適当な距離を隔てて形成された第1導電
型半導体よりなるソース,ドレイン領域と、ソース領域
とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、チャネル領
域の表面に設けられたゲート絶縁膜とを有しかつ上記ド
レイン領域が高濃度領域と低濃度領域よりなるMIS型
半導体装置において、上記低濃度ドレイン領域上に、低
濃度領域との界面では窒素原子を1019/cm3 以上含
み、それ以外の部分では窒素原子を濃度1019/cm3
下含む絶縁膜を備えたものである。
【0016】また、さらにこの発明に係る半導体装置の
製造方法は、シリコン層表面に酸化膜を形成し、この酸
化膜をアンモニアを含む雰囲気中で窒化し窒素原子を濃
度1019/cm3 以上含む窒化酸化膜を形成し、この窒化
酸化膜をアニールまたは酸化して膜中の水素濃度を下げ
た後、この窒化酸化膜上に窒素原子を濃度1019/cm3
以下で含む酸化膜を堆積するようにしたものである。
【0017】
【作用】この発明における半導体装置は、ゲート絶縁膜
を、チャネル領域の界面には窒素原子が1019/cm3
上、それ以外の部分では窒素原子が1019/cm3 以下の
濃度で含むものとしたため、シリコン基板との界面に設
けられた窒素濃度の高い絶縁層はホットキャリア注入に
よる界面準位の生成に対して高い耐性を有し、また、そ
れ以外の部分の窒素原子の濃度が1019/cm3 以下の絶
縁層は、膜全体の平均の窒素濃度を下げ、固定電荷を減
少させるとともに酸化膜トラップを少なくし、ゲート電
圧とドレイン電圧がほぼ等しい条件でのホットキャリア
注入を抑制する。
【0018】また、この発明における半導体装置は、M
OSFETのLDD構造の少なくとも低濃度領域表面に
窒素を含有する絶縁膜を設け、該絶縁膜の窒素濃度を低
濃度領域との界面では1019/cm3 以上、それ以外の部
分では1019/cm3 以下としたため、低濃度領域界面に
設けられた窒素濃度の高い絶縁層はホットキャリア注入
による界面準位の生成に対して高い耐性を有し、また、
それ以外の窒素原子の低い絶縁層は、絶縁膜全体の平均
の窒素濃度を下げ、サイドウォール領域の固定電荷を減
少させるとともに酸化膜トラップを少なくし、低濃度領
域の電界変調が抑制される。
【0019】また、この発明における半導体装置の製造
方法は、シリコン層表面に酸化膜を形成し、この酸化膜
をアンモニアを含む雰囲気中で窒化し窒素原子を濃度1
19/cm3 以上含む窒化酸化膜を形成し、この窒化酸化
膜をアニールまたは酸化して膜中の水素濃度を下げた
後、この窒化酸化膜上に窒素原子を濃度1019/cm3
下で含む酸化膜を堆積するようにしたから、ホットキャ
リア注入による界面準位の生成に対して高い耐性を有
し、かつ固定電荷の少ない絶縁膜を容易に形成すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明の第1の実施例による半導体装置で
あるNMOSトランジスタの構造を示す断面図である。
図1において、101はシリコン基板、102はゲート
絶縁膜でこれは膜中のほとんどの部分で窒素濃度が10
19/cm3 以上、好ましくは1020/cm3 以上ある窒化酸
化膜106と、該窒化酸化膜106上に形成された、膜
中のほとんどの部分で窒素濃度が1019/cm3 以下のシ
リコン酸化膜107とからなる。また、103はゲート
電極、104はドレイン領域、105はソース領域、1
12はチャネル領域である。
【0021】そして、窒化酸化膜106の膜厚は4n
m、シリコン酸化膜107の膜厚は例えば8nmであ
る。また、この時の窒素濃度のプロファイルは図2に示
すようなものとなる。即ち、シリコン基板101に近い
約4nmでは窒素濃度が1020/cm3 以上含み、ゲート
電極103に近い約8nmでは窒素濃度が1019/cm3
以下含まれる。
【0022】このような本実施例では、ゲート絶縁膜1
02を2層構造とし、シリコン基板101に近い約4n
mを窒素濃度が1020/cm3 以上含む窒化酸化膜10
6、また、ゲート電極103に近い約8nmを窒素濃度
が1019/cm3 以下含むシリコン酸化膜107から構成
したので、チャネル領域112との界面に設けられた窒
素濃度の高い絶縁層106がホットキャリア注入による
界面準位の生成に対して高い耐性を示し、また、それ以
外の部分に設けた窒素濃度の低い絶縁層107が、ゲー
ト絶縁膜102全体の平均の窒素濃度を下げ、固定電荷
を減少させるとともに酸化膜トラップを少なくし、ゲー
ト電圧とドレイン電圧がほぼ等しい条件でのホットキャ
リア注入を抑制するという効果がある。
【0023】また、図3は本発明の他の実施例による半
導体装置の一部断面構造を示しており、本実施例はLD
D構造に本発明を適用したものの一例である。図3にお
いて、301はシリコン基板、302はゲート絶縁膜、
303はゲート電極、304は高濃度ドレイン領域、3
09は低濃度ドレイン領域、306は窒素濃度が1019
/cm3 以上、好ましくは1020/cm3 以上ある窒化酸化
膜、307は窒化酸化膜306上に形成された、膜中の
ほとんどの部分で窒素濃度が1019/cm3 以下のシリコ
ン酸化膜、また、308はサイドウォール絶縁膜、31
2はチャネル領域である。
【0024】そして、窒化酸化膜306の膜厚は4n
m、シリコン酸化膜307の膜厚は例えば8nmであ
る。また、この時のサイドウォール部の窒化酸化膜30
6とシリコン酸化膜307の部分の窒素濃度プロファイ
ルは図2と同様になる。
【0025】このような本実施例では、LDD構造の少
なくとも低濃度領域表面とサイドウォール絶縁膜との間
に、窒素を含有する絶縁膜を設け、この絶縁膜を2層か
ら構成し、低濃度ドレイン領域309に接して1019
cm3 以上の窒素濃度を有する薄い窒化酸化膜306を、
また、サイドウォール絶縁膜308に接して1019/cm
3 以下の窒素濃度を有するシリコン酸化膜307を設け
るようにしたので、低濃度ドレイン領域309界面に設
けられた窒素濃度の高い窒素酸化膜306がホットキャ
リア注入による界面準位の生成に対して高い耐性を示
し、また、その上部の窒素原子の低いシリコン酸化膜3
07が絶縁膜全体の平均の窒素濃度を下げ、サイドウォ
ール領域の固定電荷を減少させ、固定電荷による低濃度
ドレイン領域309の電界変調を抑制する効果がある。
【0026】また、図4に本発明に係る半導体装置の製
造方法、特にシリコン基板上に図2に示すキャリャプロ
ファイルを有する絶縁膜を形成する方法の各主要工程の
断面図を示す。図において、401はシリコン基板、4
11は第1のシリコン酸化膜、406は第2のシリコン
酸化膜、407は窒化酸化膜である。
【0027】以下、本実施例の製造方法を図に従って説
明する。まず、図4(a) に示すように、シリコン基板4
01上に第1のシリコン酸化膜411を4nm形成す
る。
【0028】次に、図4(b) に示すように、例えば95
0℃の純アンモニア雰囲気中で10〜60秒窒化を行
い、例えば1000℃程度の純酸素雰囲気中で30秒程
度再酸化する。この再酸化による膜厚増加は1nm以下
である。こうすることによって、窒化酸化膜406を形
成する。
【0029】ここで、アンモニア雰囲気中で窒化後、酸
素雰囲気中で再酸化するのは、アンモニア雰囲気での窒
化により窒素と同時に形成された膜中の水素濃度を下
げ、水素によるトラップを防止するためである。
【0030】次に、図4(c) に示すように、窒化酸化膜
406上に900℃以下の低温で第2のシリコン酸化膜
407を8nm堆積する。これにより、図2に示した窒
素濃度プロファイルを持つ絶縁膜が形成される。ここ
で、窒化酸化膜406の形成とシリコン酸化膜407の
形成は同一の装置内で行ってもよい。
【0031】このような図2に示した窒素濃度プロファ
イルを持つ絶縁膜をホットキャリア注入される領域に用
いると、前述したように、界面準位生成に対する耐性は
強くなり、また固定電荷や酸化膜トラップは少なくな
る。固定電荷が閾値電圧に及ぼす影響はシリコン基板に
近いほど著しくなるので、窒化酸化膜406はできるだ
け薄くすることが望ましい。但し、窒化酸化膜の厚みが
4nmよりも薄い場合にはトンネリングを生ずることが
あるので、実施例のように4nm程度とするのが適当で
ある。酸化膜トラップへの電子のトラップはシリコン基
板401からどちらかというと遠い領域を中心に起きる
ので、シリコン酸化膜407の膜厚が窒化酸化膜よりも
厚いならば十分効果を発揮する。界面準位の生成に対す
る耐性向上は、窒化酸化膜406がシリコン基板401
と界面を有することで十分である。
【0032】また、ゲート絶縁膜厚が、例えば20nm
以上と厚い場合、これを窒化し、シリコン基板とゲート
絶縁膜界面に窒素濃度の高い領域を作ることは困難であ
ったし、多くの熱処理を必要とした。しかし、本実施例
によれば少ない熱処理で効率的に窒素原子が高濃度の窒
化酸化膜/シリコン基板界面を形成することができる。
【0033】なお、以上の実施例ではNMOSトランジ
スタについて述べたが、PMOSトランジスタでも窒化
酸化膜は界面準位生成に対して耐性を持っていること、
シリコン酸化膜は酸化膜トラップや固定電荷量が少ない
ことに変わりはないことから、同様の効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、界面
準位の生成に強い窒化酸化膜をシリコン基板とゲート絶
縁膜の界面に設け、酸化膜トラップの少ないシリコン酸
化膜を酸化膜トラップに電子が注入されるゲート電極近
傍に設けた構成としたので、ホットキャリア耐性を向上
できるという効果がある。
【0035】さらに、この発明によれば、サイドウォー
ル絶縁膜とシリコン基板界面に界面準位生成に対する耐
性の高い窒化酸化膜を用い、サイドウォール絶縁膜との
界面に酸化膜トラップと固定電荷の少ないシリコン酸化
膜を用いたので、ホットキャリア耐性を向上できるとと
もに、固定電荷や酸化膜トラップにトラップされた電子
による電流変調を小さくできるという効果がある。
【0036】また、この発明によれば、シリコン層表面
に酸化膜を形成してこれをアンモニアを含む雰囲気中で
窒化後、これをアニールまたは酸化し、この窒化酸化膜
上に窒素原子を濃度1019/cm3 以下で含む酸化膜を堆
積したので、ホットキャリア注入による界面準位の生成
に対して高い耐性を有し、かつ固定電荷の少ない絶縁膜
を容易に形成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による半導体装置の断
面図である。
【図2】この発明の第1の実施例による半導体装置のゲ
ート絶縁膜内の窒素濃度プロファイルを示す図である。
【図3】この発明の第2の実施例による半導体装置の一
部の断面図である。
【図4】この発明の第3の実施例による半導体装置の製
造方法を示す断面図である。
【図5】従来例による半導体装置の断面図である。
【図6】他の従来例による半導体装置の一部の断面図で
ある。
【図7】従来例による半導体装置のゲート絶縁膜内の窒
素濃度プロファイルを示す図である。
【符号の説明】
101 シリコン基板 102 ゲート絶縁膜 103 ゲート電極 104 ドレイン領域 105 ソース領域 106 窒化酸化膜 107 シリコン酸化膜 112 チャネル領域 301 シリコン基板 302 ゲート絶縁膜 303 ゲート電極 304 高濃度ドレイン領域 306 窒化酸化膜 307 シリコン酸化膜 308 サイドウォール絶縁膜 309 低濃度ドレイン領域 312 チャネル領域 401 シリコン基板 406 第2のシリコン酸化膜 407 窒化酸化膜 411 第1のシリコン酸化膜
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、従来からホットキャリア効果を緩和
する方法として、ドレイン近傍の電界の緩和、即ちホッ
トエレクトロンの発生数を減少させるためのデバイス構
造としてLDD(Lightly Doped Drain)がある。このL
DD構造の一部断面図を他の従来例として図6に示す。
図において、601はシリコン基板、602はゲート絶
縁膜、603はゲート電極、604は高濃度ドレイン領
域、608はサイドウォール、609は低濃度ドレイン
領域、612はチャネル領域である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】このようなLDD構造では、ドレインアバ
ランシェホットキャリアがサイドウォール部に注入され
るため、サイドウォール部を窒化酸化膜としてドレイン
アバランシェホットキャリア耐性を向上させることがで
きる。しかしながらこのLDDにおいても、上述のよう
、サイドウォール内に窒素が高濃度に存在するため、
固定電荷量が多くなり、閾値電圧がシフトするという問
題があり、さらには、サイドウォール領域にホットキャ
リアが注入され、負電荷トラップが生じることによって
ゲート電圧の制御を受けないこのサイドウォール直下で
電流経路が曲がり、トランスコンダクタンスの劣化や飽
和電流の減少が生じるという問題がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体層の一主面に適当な距離を隔てて形成され
た第1導電型半導体よりなるソース,ドレイン領域と、
ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、
チャネル領域の表面に設けられたゲート絶縁膜とを有す
るMIS型半導体装置において、上記ゲート絶縁膜が、
チャネル領域の界面付近では1019/cm3 以上の濃度
窒素原子を含み、それ以外の部分の領域では1019
cm3 以下の濃度の窒素原子を含むものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、この発明に係る半導体装置は、半導
体層の一主面に適当な距離を隔てて形成された第1導電
型半導体よりなるソース,ドレイン領域と、ソース領域
とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、チャネル領
域の表面に設けられたゲート絶縁膜とを有しかつ上記ド
レイン領域が高濃度領域と低濃度領域よりなるMIS型
半導体装置において、上記低濃度ドレイン領域上に、低
濃度領域との界面付近では1019/cm3 以上の濃度の窒
素原子を含み、それ以外の部分の領域では1019/cm
3 以下の濃度の窒素原子を含む絶縁膜を備えたものであ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【作用】この発明における半導体装置は、ゲート絶縁膜
を、チャネル領域の界面付近では1019/cm3 以上の濃
度の窒素原子を含み、それ以外の部分の領域では10
19/cm3 以下の濃度の窒素原子を含むものとしたため、
シリコン基板との界面に設けられた窒素濃度の高い絶縁
層はドレインアバランシェホットキャリア注入による界
面準位の生成に対して高い耐性を有し、また、それ以外
の部分の窒素原子の濃度が1019/cm3 以下の絶縁層
は、膜全体の平均の窒素濃度を下げ、固定電荷を減少さ
せるとともに酸化膜トラップを少なくし、ゲート電圧と
ドレイン電圧がほぼ等しい条件でのチャネルホットエレ
クトロン注入を抑制する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、この発明における半導体装置は、M
OSFETのLDD構造の少なくとも低濃度領域表面に
窒素を含有する絶縁膜を設け、該絶縁膜を、低濃度領域
との界面付近では1019/cm3 以上の濃度の窒素原子を
含み、それ以外の部分の領域では1019/cm3 以下
濃度の窒素原子を含むものとしたため、低濃度領域界面
に設けられた窒素濃度の高い絶縁層はドレインアバラン
シェホットキャリア注入による界面準位の生成に対して
高い耐性を有し、また、それ以外の窒素原子濃度の低い
絶縁層は、絶縁膜全体の平均の窒素濃度を下げ、サイド
ウォール領域の固定電荷を減少させるとともに酸化膜ト
ラップを少なくし、低濃度領域の電界変調が抑制され
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、この発明における半導体装置の製造
方法は、シリコン層表面に酸化膜を形成し、この酸化膜
をアンモニアを含む雰囲気中で窒化し窒素原子を濃度1
19/cm3 以上含む窒化酸化膜を形成し、この窒化酸化
膜をアニールまたは酸化して膜中の水素濃度を下げた
後、この窒化酸化膜上に窒素原子を濃度1019/cm3
下で含む酸化膜を堆積するようにしたから、ドレインア
バランシェホットキャリア注入による界面準位の生成に
対して高い耐性を有し、かつ固定電荷の少ない絶縁膜を
容易に形成することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】そして、窒化酸化膜106の膜厚は4n
m、シリコン酸化膜107の膜厚は例えば8nmであ
る。また、この時の窒素濃度のプロファイルは図2に示
すようなものとなる。即ち、シリコン基板101に近い
約4nmのほとんどの領域で窒素濃度が1020/cm3
上含み、ゲート電極103に近い約8nmのほとんどの
領域で窒素濃度が1019/cm3 以下含まれる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】このような本実施例では、ゲート絶縁膜1
02を2層構造とし、シリコン基板101に近い約4n
のほとんどの領域で、窒素濃度が1020/cm3 以上含
む窒化酸化膜106、また、ゲート電極103に近い約
8nmのほとんどの領域で窒素濃度が1019/cm3 以下
含むシリコン酸化膜107から構成したので、チャネル
領域112との界面に設けられた窒素濃度の高い絶縁層
106がドレインアバランシェホットキャリア注入によ
る界面準位の生成に対して高い耐性を示し、また、それ
以外の部分に設けた窒素濃度の低い絶縁層107が、ゲ
ート絶縁膜102全体の平均の窒素濃度を下げ、固定電
荷を減少させるとともに酸化膜トラップを少なくし、ゲ
ート電圧とドレイン電圧がほぼ等しい条件でのチャネル
ホットエレクトロン注入を抑制するという効果がある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】このような本実施例では、LDD構造の少
なくとも低濃度領域表面とサイドウォール絶縁膜との間
に、窒素を含有する絶縁膜を設け、この絶縁膜を2層か
ら構成し、低濃度ドレイン領域309に接して1019
cm3 以上の窒素濃度を有する薄い窒化酸化膜306を、
また、サイドウォール絶縁膜308に接して1019/cm
3 以下の窒素濃度を有するシリコン酸化膜307を設け
るようにしたので、低濃度ドレイン領域309界面に設
けられた窒素濃度の高い窒素酸化膜306がドレインア
バランシェホットキャリア注入による界面準位の生成に
対して高い耐性を示し、また、その上部の窒素原子の低
いシリコン酸化膜307が絶縁膜全体の平均の窒素濃度
を下げ、サイドウォール領域の固定電荷を減少させ、固
定電荷による低濃度ドレイン領域309の電界変調を抑
制する効果がある。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、図4に本発明に係る半導体装置の製
造方法、特にシリコン基板上に図2に示す窒素濃度プロ
ファイルを有する絶縁膜を形成する方法の各主要工程の
断面図を示す。図において、401はシリコン基板、4
11は第1のシリコン酸化膜、406は第2のシリコン
酸化膜、407は窒化酸化膜である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ここで、アンモニア雰囲気中で窒化後、酸
素雰囲気中で再酸化するのは、アンモニア雰囲気での窒
化により窒素と同時に形成された膜中の水素濃度を下
げ、水素によるトラップ準位の発生を防止するためであ
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】このような図2に示した窒素濃度プロファ
イルを持つ絶縁膜をドレインアバランシェホットキャリ
ア注入される領域に用いると、前述したように、界面準
位生成に対する耐性は強くなり、また固定電荷や酸化膜
トラップは少なくなる。固定電荷が閾値電圧に及ぼす影
響はシリコン基板に近いほど著しくなるので、窒化酸化
膜406はできるだけ薄くすることが望ましい。但し、
ゲート絶縁膜全体の厚みが4nmよりも薄い場合にはト
ンネリング電流が流れるので全体の厚みは4nm以上
するのが適当である。酸化膜トラップへの電子のトラッ
プはシリコン基板401からどちらかというと遠い領域
を中心に起きるので、シリコン酸化膜407の膜厚が窒
化酸化膜よりも厚いならば十分効果を発揮する。界面準
位の生成に対する耐性向上は、窒化酸化膜406がシリ
コン基板401と界面を有することで十分である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、この発明によれば、シリコン層表面
に酸化膜を形成してこれをアンモニアを含む雰囲気中で
窒化後、これをアニールまたは酸化し、この窒化酸化膜
上に窒素原子を濃度1019/cm3 以下で含む酸化膜を堆
積したので、ホットキャリア注入による界面準位の生成
に対して高い耐性を有し、かつ固定電荷の少ない絶縁膜
少ない熱処理で形成できる効果がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層の一主面に適当な距離を隔てて
    形成された第1導電型半導体よりなるソース,ドレイン
    領域と、上記ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャ
    ネル領域と、上記チャネル領域の表面に設けられたゲー
    ト絶縁膜とを有するMIS型半導体装置において、 上記ゲート絶縁膜は、上記チャネル領域との界面では1
    19/cm3 以上の濃度の窒素原子を含み、それ以外の部
    分では1019/cm3 以下の濃度の窒素原子を含むもので
    あることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体層の一主面に適当な距離を隔てて
    形成された第1導電型半導体よりなるソース,ドレイン
    領域と、上記ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャ
    ネル領域と、上記チャネル領域の表面に設けられたゲー
    ト絶縁膜とを有し、かつ上記ドレイン領域が高濃度領域
    と低濃度領域とからなるMIS型半導体装置において、 上記低濃度ドレイン領域表面に、該低濃度領域との界面
    では濃度1019/cm3以上の、また、それ以外の部分で
    は濃度1019/cm3 以下の窒素原子を含む絶縁膜を備え
    たことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 シリコン層表面に酸化膜を形成する工程
    と、 上記酸化膜をアンモニアを含む雰囲気中で窒化し、窒素
    原子を濃度1019/cm3 以上含む窒化酸化膜を形成する
    工程と、 上記窒化酸化膜をアニールまたは酸化し、膜中の水素濃
    度を下げる工程と、 上記窒化酸化膜上に窒素原子を濃度1019/cm3 以下で
    含む酸化膜を堆積する工程とを含むことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
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