JPH05283642A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH05283642A JPH05283642A JP4103642A JP10364292A JPH05283642A JP H05283642 A JPH05283642 A JP H05283642A JP 4103642 A JP4103642 A JP 4103642A JP 10364292 A JP10364292 A JP 10364292A JP H05283642 A JPH05283642 A JP H05283642A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- film
- semiconductor device
- insulating film
- polyimide
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置に形成されるキャパシタの構造を
簡略化し、かつキャパシタの信頼性を改善する。 【構成】 半導体装置にポリイミド樹脂膜106,11
1で形成される層間絶縁膜中に下部電極107,誘電体
膜108,上部電極109で構成される平行平板型キャ
パシタを形成する。キャパシタを層間絶縁膜中に形成す
ることで、専有面積を低減し、かつ信頼性を改善する。
簡略化し、かつキャパシタの信頼性を改善する。 【構成】 半導体装置にポリイミド樹脂膜106,11
1で形成される層間絶縁膜中に下部電極107,誘電体
膜108,上部電極109で構成される平行平板型キャ
パシタを形成する。キャパシタを層間絶縁膜中に形成す
ることで、専有面積を低減し、かつ信頼性を改善する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特に
ポリイミド樹脂を用いた層間絶縁膜中のキャパシタ形成
に関する。
ポリイミド樹脂を用いた層間絶縁膜中のキャパシタ形成
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のスタック型キャパシタを
持つダイナミックRAMのセル断面図である。このキャ
パシタ構造は、基板201上に素子分離酸化膜202,
ワード線204、ソース・ドレイン領域210,BPS
G膜203、ビット線205等を形成した後、CVD法
でポリシリコンを形成する。このポリシリコンは容量の
下部電極206とするために山形にパターン加工し、そ
の上に誘電体膜207としてSiNを成膜した後、CV
D法で上部電極208用としてのポリシリコンを形成
し、全体を山形のキャパシタに加工していた。表面は酸
化膜209で保護している。
持つダイナミックRAMのセル断面図である。このキャ
パシタ構造は、基板201上に素子分離酸化膜202,
ワード線204、ソース・ドレイン領域210,BPS
G膜203、ビット線205等を形成した後、CVD法
でポリシリコンを形成する。このポリシリコンは容量の
下部電極206とするために山形にパターン加工し、そ
の上に誘電体膜207としてSiNを成膜した後、CV
D法で上部電極208用としてのポリシリコンを形成
し、全体を山形のキャパシタに加工していた。表面は酸
化膜209で保護している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集積回路を
高集積化するためには、基板上でのキャパシタの占有面
積を小さくする必要があるが、回路を正常に動作させる
のに必要な電荷量は決まっているため、必要電荷を得る
ためにはキャパシタの電極構造を立体にして電極の表面
積を大きくする必要があり、キャパシタの構造の複雑化
を生じている。又、キャパシタの構造の複雑化に伴っ
て、キャパシタ電極の不均質化による局所的な電荷量の
偏りによる耐圧の低下等、信頼性が低下される。更に、
キャパシタ形成時の工程の複雑化、加工性の悪化による
歩留りの低下等の問題点があった。本発明の目的は、キ
ャパシタの構造を簡略化し、かつキャパシタの信頼性を
改善した半導体装置を提供することにある。
高集積化するためには、基板上でのキャパシタの占有面
積を小さくする必要があるが、回路を正常に動作させる
のに必要な電荷量は決まっているため、必要電荷を得る
ためにはキャパシタの電極構造を立体にして電極の表面
積を大きくする必要があり、キャパシタの構造の複雑化
を生じている。又、キャパシタの構造の複雑化に伴っ
て、キャパシタ電極の不均質化による局所的な電荷量の
偏りによる耐圧の低下等、信頼性が低下される。更に、
キャパシタ形成時の工程の複雑化、加工性の悪化による
歩留りの低下等の問題点があった。本発明の目的は、キ
ャパシタの構造を簡略化し、かつキャパシタの信頼性を
改善した半導体装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置に
ポリイミド樹脂膜で形成される層間絶縁膜中に下部電
極,誘電体膜,上部電極で構成される平行平板型キャパ
シタを形成する。
ポリイミド樹脂膜で形成される層間絶縁膜中に下部電
極,誘電体膜,上部電極で構成される平行平板型キャパ
シタを形成する。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例をダイナミックRAMに用
いた断面図である。又、図2乃至図9は図1の構造の製
造方法を工程順に示す断面図である。以下、製造工程に
従って説明する。先ず、図2のように、半導体基板10
1に素子分離用の酸化膜102を形成し、トランスファ
ーゲート104,ソース・ドレイン領域113,BPS
G膜103を形成し、BPSG膜103を開口して第1
アルミニウム配線105を形成し、ダイナミックRAM
のアクセストランジスタを構成する。
る。図1は本発明の一実施例をダイナミックRAMに用
いた断面図である。又、図2乃至図9は図1の構造の製
造方法を工程順に示す断面図である。以下、製造工程に
従って説明する。先ず、図2のように、半導体基板10
1に素子分離用の酸化膜102を形成し、トランスファ
ーゲート104,ソース・ドレイン領域113,BPS
G膜103を形成し、BPSG膜103を開口して第1
アルミニウム配線105を形成し、ダイナミックRAM
のアクセストランジスタを構成する。
【0006】次に、図3のように、第1ポリイミド膜1
06を1μm形成する。更に、図4のように、フォトレ
ジストを使用して第1ポリイミド膜106に口径 0.8μ
mのスルーホールを形成する。そして、図5のように、
この第1ポリイミド膜106上にスパッタ法で下部電極
107用としてアルミニウム膜を 0.5μm形成し、かつ
この上に誘電体膜108としてTa2 O5 膜をスパッタ
法で 400Å形成する。更に、この誘電体膜108上にス
パッタ法で上部電極109用としてアルミニウム膜を
0.5μm形成する。
06を1μm形成する。更に、図4のように、フォトレ
ジストを使用して第1ポリイミド膜106に口径 0.8μ
mのスルーホールを形成する。そして、図5のように、
この第1ポリイミド膜106上にスパッタ法で下部電極
107用としてアルミニウム膜を 0.5μm形成し、かつ
この上に誘電体膜108としてTa2 O5 膜をスパッタ
法で 400Å形成する。更に、この誘電体膜108上にス
パッタ法で上部電極109用としてアルミニウム膜を
0.5μm形成する。
【0007】次に、図6のように、キャパシタ形成用の
マスクを使用してフォトレジスト110を露光,現像
し、キャパシタを形成するためのパターンを形成する。
そして、図7のように、前記フォトレジスト110をマ
スクにAl−Ta2 O5 −Al3層構造膜107,10
8,109を同時にエッチングし、かつレジスト110
を除去することで、キャパシタが形成される。
マスクを使用してフォトレジスト110を露光,現像
し、キャパシタを形成するためのパターンを形成する。
そして、図7のように、前記フォトレジスト110をマ
スクにAl−Ta2 O5 −Al3層構造膜107,10
8,109を同時にエッチングし、かつレジスト110
を除去することで、キャパシタが形成される。
【0008】しかる後、図8のように、キャパシタ上に
第2ポリイミド膜111を1μm形成し、キャパシタを
第1及び第2のポリイミド膜106,111の間に埋め
込む。そして、図9のように、フォトレジストを使用
し、第1及び第2のポリイミド膜106,111に口径
0.8μmのスルーホール114を形成する。その後、ス
パッタ法でアルミニウム膜を 1.1μm形成し、フォトレ
ジストを使用して第2アルミニウム配線112を形成す
ることで、図1のダイナミックRAMが完成される。
第2ポリイミド膜111を1μm形成し、キャパシタを
第1及び第2のポリイミド膜106,111の間に埋め
込む。そして、図9のように、フォトレジストを使用
し、第1及び第2のポリイミド膜106,111に口径
0.8μmのスルーホール114を形成する。その後、ス
パッタ法でアルミニウム膜を 1.1μm形成し、フォトレ
ジストを使用して第2アルミニウム配線112を形成す
ることで、図1のダイナミックRAMが完成される。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、キャパシ
タを層間絶縁膜のポリイミド樹脂層中に形成することに
より、基板上でのキャパシタの占有面積を小さくするこ
とができるため、高集積化に向いている。また、キャパ
シタの電極に金属が使用可能なため、キャパシタの応答
スピードが向上する。また、ポリイミドの平坦度が優れ
ているため、電界の集中等による耐圧の低下が無いため
信頼性が向上する。また、構造が簡単なため、加工し易
いという多くの効果がある。
タを層間絶縁膜のポリイミド樹脂層中に形成することに
より、基板上でのキャパシタの占有面積を小さくするこ
とができるため、高集積化に向いている。また、キャパ
シタの電極に金属が使用可能なため、キャパシタの応答
スピードが向上する。また、ポリイミドの平坦度が優れ
ているため、電界の集中等による耐圧の低下が無いため
信頼性が向上する。また、構造が簡単なため、加工し易
いという多くの効果がある。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】〜
【図9】図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す断
面図である。
面図である。
【図10】従来の半導体装置の断面図である。
101 基板 104 ゲート 106 第1ポリイミド膜 107 下部電極 108 誘電体膜 109 上部電極 111 第2ポリイミド膜 113 ソース・ドレイン領域
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリイミド樹脂を層間絶縁膜とする多層
配線を有する半導体装置において、前記層間絶縁膜中に
下部電極,誘電体膜,上部電極で構成される平行平板型
キャパシタを形成したことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4103642A JPH05283642A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4103642A JPH05283642A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283642A true JPH05283642A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14359427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4103642A Pending JPH05283642A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05283642A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001036028A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-02-09 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | 半導体メモリデバイス及びその製造方法 |
JP2001189475A (ja) * | 1999-12-30 | 2001-07-10 | Honda Motor Co Ltd | ソーラーセルの製造方法 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4103642A patent/JPH05283642A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001036028A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-02-09 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | 半導体メモリデバイス及びその製造方法 |
JP2001189475A (ja) * | 1999-12-30 | 2001-07-10 | Honda Motor Co Ltd | ソーラーセルの製造方法 |
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