JPH05283394A - エッチングポット - Google Patents
エッチングポットInfo
- Publication number
- JPH05283394A JPH05283394A JP10919092A JP10919092A JPH05283394A JP H05283394 A JPH05283394 A JP H05283394A JP 10919092 A JP10919092 A JP 10919092A JP 10919092 A JP10919092 A JP 10919092A JP H05283394 A JPH05283394 A JP H05283394A
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- JP
- Japan
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- etching
- wafer
- pot
- semiconductor wafer
- seal
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体ウエハ毎のエッチング管理を適正に行
い、複雑な手作業を解消して工程の自動化を実現する。 【構成】 ウエハベース2の受け面2aに半導体ウエハ
1の非エッチング処理面1aを密接せしめ、ウエハシー
ル3の下端開口端面を半導体ウエハ1のエッチング処理
面1b外周縁に密着せしめる。ウエハシール3の筒空間
内にエッチング液Lを注入し、閉鎖空間S内に負圧を封
止してウエハベース2とウエハシール3とを吸引結合す
る。ウエハシール3の上端開口は着脱可能な蓋板4によ
り気密的に覆う。非エッチング処理面1aは、ベース板
2の受け面2aに密接せしめられてエッチング液Lとの
接触が阻止され、マスキングされる。エッチング処理面
1bは、ウエハシール3の筒空間内に保持されたエッチ
ング液Lに接し、マスク開口の所定箇所がエッチングさ
れる。
い、複雑な手作業を解消して工程の自動化を実現する。 【構成】 ウエハベース2の受け面2aに半導体ウエハ
1の非エッチング処理面1aを密接せしめ、ウエハシー
ル3の下端開口端面を半導体ウエハ1のエッチング処理
面1b外周縁に密着せしめる。ウエハシール3の筒空間
内にエッチング液Lを注入し、閉鎖空間S内に負圧を封
止してウエハベース2とウエハシール3とを吸引結合す
る。ウエハシール3の上端開口は着脱可能な蓋板4によ
り気密的に覆う。非エッチング処理面1aは、ベース板
2の受け面2aに密接せしめられてエッチング液Lとの
接触が阻止され、マスキングされる。エッチング処理面
1bは、ウエハシール3の筒空間内に保持されたエッチ
ング液Lに接し、マスク開口の所定箇所がエッチングさ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハを個別に収
納してエッチング処理をなすことが可能なエッチングポ
ットに関する。
納してエッチング処理をなすことが可能なエッチングポ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】強度に優れ、IC回路の形成も容易なS
i基板の一部をエッチングにより薄くしダイヤフラムと
なして、小型圧力センサを製作することが行われてお
り、その一例を図4に示す。図はSi半導体ウエハ1の
ダイヤフラム形成面(エッチング処理面)1bを示し、
ダイシングにより切り出される矩形の各チップCは内周
部がエッチングされて薄肉のダイヤフラムC1 となって
いる。
i基板の一部をエッチングにより薄くしダイヤフラムと
なして、小型圧力センサを製作することが行われてお
り、その一例を図4に示す。図はSi半導体ウエハ1の
ダイヤフラム形成面(エッチング処理面)1bを示し、
ダイシングにより切り出される矩形の各チップCは内周
部がエッチングされて薄肉のダイヤフラムC1 となって
いる。
【0003】ところで、かかるエッチング処理において
は従来、図5に示す如く、エッチング処理面1bに所定
のパターン開口M1 を形成したマスクMを被着するとと
もに、これと反対側の非エッチング処理面(回路面)1
aにはワックス91を塗布して熱板93上でベーク板9
2を貼り付け、エッチング液より隔離してマスキングを
行っている。
は従来、図5に示す如く、エッチング処理面1bに所定
のパターン開口M1 を形成したマスクMを被着するとと
もに、これと反対側の非エッチング処理面(回路面)1
aにはワックス91を塗布して熱板93上でベーク板9
2を貼り付け、エッチング液より隔離してマスキングを
行っている。
【0004】すなわち、ベーク板92を貼り付けたウエ
ハ1は、図6に示す如く、エッチング液Lで満たした処
理槽94内の治具95にセットされる。エッチング液L
に浸漬されると、マスクMのパターン開口M1 を経てウ
エハ1のエッチング処理面1bがエッチングされ、ベー
ク板92を貼り付けた回路面1aへのエッチング液Lの
侵入は防止される。処理終了後はウエハ1をベーク板9
2より剥し、有機溶剤等で洗浄する。
ハ1は、図6に示す如く、エッチング液Lで満たした処
理槽94内の治具95にセットされる。エッチング液L
に浸漬されると、マスクMのパターン開口M1 を経てウ
エハ1のエッチング処理面1bがエッチングされ、ベー
ク板92を貼り付けた回路面1aへのエッチング液Lの
侵入は防止される。処理終了後はウエハ1をベーク板9
2より剥し、有機溶剤等で洗浄する。
【0005】ウエハ1のエッチングを図7で詳述する
と、マスクMのパターン開口M1(図の(1))は所定
形状のダイヤフラムを形成する大きさとなっており、上
記開口M1を経てエッチング液Lに接するエッチング処
理面1bは、図の(2)に示す如くエッチングされて深
い略台形断面の凹状となり、この部分で所定厚dのダイ
ヤフラム11が形成される。圧力センサは、両面に印加
される圧力差によるダイヤフラム11の変形を回路面1
aに形成した歪みゲージで測定することにより行うか
ら、ダイヤフラム11の肉厚を精密に管理する必要があ
る。
と、マスクMのパターン開口M1(図の(1))は所定
形状のダイヤフラムを形成する大きさとなっており、上
記開口M1を経てエッチング液Lに接するエッチング処
理面1bは、図の(2)に示す如くエッチングされて深
い略台形断面の凹状となり、この部分で所定厚dのダイ
ヤフラム11が形成される。圧力センサは、両面に印加
される圧力差によるダイヤフラム11の変形を回路面1
aに形成した歪みゲージで測定することにより行うか
ら、ダイヤフラム11の肉厚を精密に管理する必要があ
る。
【0006】この管理は従来、図8に示す如く、ウエハ
1の厚さをマイクロゲージ96で一枚づつ測定し、例え
ば誤差±1ミクロン以下の同程度の厚さのウエハを1ロ
ットとして、ロット単位でエッチング処理を行ってい
る。
1の厚さをマイクロゲージ96で一枚づつ測定し、例え
ば誤差±1ミクロン以下の同程度の厚さのウエハを1ロ
ットとして、ロット単位でエッチング処理を行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
す浴温度とエッチングレートとの関係から、必要なエッ
チング加工量を時間管理しているが、従来の処理槽内の
エッチング液は、他のロットと共通使用する間に濃度変
化や汚染を生じ、往々にしてエッチングレートが変化す
る。
す浴温度とエッチングレートとの関係から、必要なエッ
チング加工量を時間管理しているが、従来の処理槽内の
エッチング液は、他のロットと共通使用する間に濃度変
化や汚染を生じ、往々にしてエッチングレートが変化す
る。
【0008】そこで、エッチング処理中に定期的にサン
プルウエハを取り出して、図9に示す如く、マイクロゲ
ージでダイヤフラム11の厚さを測定する必要があり、
これがエッチング加工工程自動化のネックとなってい
た。
プルウエハを取り出して、図9に示す如く、マイクロゲ
ージでダイヤフラム11の厚さを測定する必要があり、
これがエッチング加工工程自動化のネックとなってい
た。
【0009】また、たとえサンプルウエハの厚さを正確
に管理しても、ロット内の各ウエハの厚さのバラツキは
そのまま残るという問題がある。
に管理しても、ロット内の各ウエハの厚さのバラツキは
そのまま残るという問題がある。
【0010】さらに、ロット処理では、エッチング量を
各ウエハ毎に制御できないため、他品種少量品に対して
生産効率が悪い。
各ウエハ毎に制御できないため、他品種少量品に対して
生産効率が悪い。
【0011】本発明はかかる課題を解決するもので、各
半導体ウエハ毎のエッチング管理を適正に行うことがで
きるとともに、複雑な手作業を解消でき、工程の自動化
を実現できるエッチングポットを提供することを目的と
する。
半導体ウエハ毎のエッチング管理を適正に行うことがで
きるとともに、複雑な手作業を解消でき、工程の自動化
を実現できるエッチングポットを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のエッチングポッ
トPは、半導体ウエハ1の非エッチング処理面1aを密
接せしめる受け面2aを形成したベース板2を設けると
ともに、筒状枠体3を設けて、その下端開口端面を上記
非エッチング処理面1aと反対面1bの半導体ウエハ1
外周縁に密着せしめて、下端を閉鎖した枠体3の筒空間
内にエッチング液Lを保持せしめたものである。
トPは、半導体ウエハ1の非エッチング処理面1aを密
接せしめる受け面2aを形成したベース板2を設けると
ともに、筒状枠体3を設けて、その下端開口端面を上記
非エッチング処理面1aと反対面1bの半導体ウエハ1
外周縁に密着せしめて、下端を閉鎖した枠体3の筒空間
内にエッチング液Lを保持せしめたものである。
【0013】また、好ましい態様としては、上記下端開
口端面が半導体ウエハ1外周縁に密着した時に上記ベー
ス板2との間に形成される閉鎖空間S内に負圧を封止す
る。
口端面が半導体ウエハ1外周縁に密着した時に上記ベー
ス板2との間に形成される閉鎖空間S内に負圧を封止す
る。
【0014】さらに好ましい態様としては、上記枠体3
の上端開口を着脱可能な蓋板4により気密的に覆う。
の上端開口を着脱可能な蓋板4により気密的に覆う。
【0015】
【作用】上記構成において、半導体ウエハ1の反対面た
るエッチング処理面1bは、その外周縁を除いて枠体3
の筒空間内に保持されたエッチング液Lに接し、マスク
開口の所定箇所が蝕刻される。半導体ウエハ1およびこ
れのエッチング液LがそれぞれエッチングポットP内に
保持されているから、各半導体ウエハ1に応じた所望の
エッチング液濃度および温度が維持され、エッチングの
時間管理が容易になし得る。
るエッチング処理面1bは、その外周縁を除いて枠体3
の筒空間内に保持されたエッチング液Lに接し、マスク
開口の所定箇所が蝕刻される。半導体ウエハ1およびこ
れのエッチング液LがそれぞれエッチングポットP内に
保持されているから、各半導体ウエハ1に応じた所望の
エッチング液濃度および温度が維持され、エッチングの
時間管理が容易になし得る。
【0016】好ましい態様では、ベース板2と枠体3と
の結合は、閉鎖空間S内に封止された負圧により機械的
結合手段を使用することなく簡易になされ、従来の如
き、ワックスの塗布等が不要であるから、エッチング工
程の自動化が容易に実現される。
の結合は、閉鎖空間S内に封止された負圧により機械的
結合手段を使用することなく簡易になされ、従来の如
き、ワックスの塗布等が不要であるから、エッチング工
程の自動化が容易に実現される。
【0017】さらに好ましい態様では、エッチング中の
液濃度を一定に保つことができる。
液濃度を一定に保つことができる。
【0018】
【実施例1】図1において、エッチングポットPはベー
ス板たるウエハベース2を有し、該ウエハベース2は外
周に立壁21を形成した浅い容器状をなしている。容器
の底壁内面は外周部を除いて一段と高い平面の受け面2
aとしてあり、この受け面2aに、回路を形成した半導
体ウエハ1の非エッチング処理面1aが密接している。
ス板たるウエハベース2を有し、該ウエハベース2は外
周に立壁21を形成した浅い容器状をなしている。容器
の底壁内面は外周部を除いて一段と高い平面の受け面2
aとしてあり、この受け面2aに、回路を形成した半導
体ウエハ1の非エッチング処理面1aが密接している。
【0019】ウエハベース2には上方から筒状枠体たる
シールキャップ3の下端が嵌着してあり、その下端開口
の端面に貼ったウエハパッキン31が、上記ウエハ1の
エッチング処理面1aの外周縁に液密的に接している。
この組付けは真空室内で行われ、シールキャップ3の開
口端面と、ウエハベース2の受け面2aに沿う外周部と
の間に形成された閉鎖空間S内に負圧が封止されて、シ
ールキャップ3が吸引固定されている。なお、上記閉鎖
空間Sの気密性はシールキャップ3の下端部外周に設け
たシールリング32により保たれている。閉鎖空間S内
に負圧を封止したことにより、ウエハ1の非エッチング
処理面1aと受け面2aとの間に空気溜まりを生じるこ
となく両者が密着する。
シールキャップ3の下端が嵌着してあり、その下端開口
の端面に貼ったウエハパッキン31が、上記ウエハ1の
エッチング処理面1aの外周縁に液密的に接している。
この組付けは真空室内で行われ、シールキャップ3の開
口端面と、ウエハベース2の受け面2aに沿う外周部と
の間に形成された閉鎖空間S内に負圧が封止されて、シ
ールキャップ3が吸引固定されている。なお、上記閉鎖
空間Sの気密性はシールキャップ3の下端部外周に設け
たシールリング32により保たれている。閉鎖空間S内
に負圧を封止したことにより、ウエハ1の非エッチング
処理面1aと受け面2aとの間に空気溜まりを生じるこ
となく両者が密着する。
【0020】シールキャップ3の筒内には所定量のエッ
チング液Lが注入されており、ウエハパッキン31が密
接していない半導体ウエハ1のエッチング処理面1bの
内周部はエッチング液Lに接して所定位置がエッチング
される。
チング液Lが注入されており、ウエハパッキン31が密
接していない半導体ウエハ1のエッチング処理面1bの
内周部はエッチング液Lに接して所定位置がエッチング
される。
【0021】シールキャップ3の上端開口は、外周にシ
ールリング41を設けた蓋板4により密閉されており、
エッチング液Lの注入等を行う場合には、上記蓋板4に
設けた図略の係止部に開封機構を係止して開放する。
ールリング41を設けた蓋板4により密閉されており、
エッチング液Lの注入等を行う場合には、上記蓋板4に
設けた図略の係止部に開封機構を係止して開放する。
【0022】上記エッチングポットPを使用してエッチ
ング処理するための装置の一例を図2に示す。装置は架
台5上にエッチング液供給ステージ6、エッチングステ
ージ7、エッチング液排出ステージ8を設けたものであ
る。
ング処理するための装置の一例を図2に示す。装置は架
台5上にエッチング液供給ステージ6、エッチングステ
ージ7、エッチング液排出ステージ8を設けたものであ
る。
【0023】エッチング液供給ステージ6には、架台5
上部にヒータ61が設けられ、該ヒータ61上に前工程
でウエハ1をセットしたエッチングポットPが置かれ
て、処理温度(例えば83℃)に加熱される。蓋板4を
開放したエッチングポットP内にはノズル62により所
定量のエッチング液Lが注入される。
上部にヒータ61が設けられ、該ヒータ61上に前工程
でウエハ1をセットしたエッチングポットPが置かれ
て、処理温度(例えば83℃)に加熱される。蓋板4を
開放したエッチングポットP内にはノズル62により所
定量のエッチング液Lが注入される。
【0024】このエッチング液Lは、架台5下部に設け
たポンプ63により、タンク64からバルブ65を経て
供給される。上記タンク64にはエッチング液Lをエッ
チングポットPと同温度に加熱するヒータ66が内設さ
れている。
たポンプ63により、タンク64からバルブ65を経て
供給される。上記タンク64にはエッチング液Lをエッ
チングポットPと同温度に加熱するヒータ66が内設さ
れている。
【0025】エッチングステージ7はエッチング液Lを
保持したエッチングポットPを処理温度に維持する恒温
雰囲気炉71よりなり、炉71内には、エッチングポッ
トPを載置して炉71外のモータ72により定速で回転
せしめられるテーブル73、テーブル73下方のヒータ
74、およびヒータ風を循環せしめるファン75が設け
られている。かかる炉71は、±1℃以下の高精度に温
度調節可能であり、任意のエッチングポットPを随時出
し入れ可能である。
保持したエッチングポットPを処理温度に維持する恒温
雰囲気炉71よりなり、炉71内には、エッチングポッ
トPを載置して炉71外のモータ72により定速で回転
せしめられるテーブル73、テーブル73下方のヒータ
74、およびヒータ風を循環せしめるファン75が設け
られている。かかる炉71は、±1℃以下の高精度に温
度調節可能であり、任意のエッチングポットPを随時出
し入れ可能である。
【0026】エッチング液注入後、蓋板4を閉じたエッ
チングポットPは上記雰囲気炉71内に装入され、予め
測定したウエハ厚さおよびエッチングレートから算出し
たエッチング時間だけ炉71内に留められる。エッチン
グポットP内の空間は密閉されているから蒸発によるエ
ッチング液Lの濃度変化はなく、また、他のウエハ1と
の共用による汚染もないから、エッチングレートは常に
一定に維持される。
チングポットPは上記雰囲気炉71内に装入され、予め
測定したウエハ厚さおよびエッチングレートから算出し
たエッチング時間だけ炉71内に留められる。エッチン
グポットP内の空間は密閉されているから蒸発によるエ
ッチング液Lの濃度変化はなく、また、他のウエハ1と
の共用による汚染もないから、エッチングレートは常に
一定に維持される。
【0027】エッチング液排出ステージ8には、上記蓋
板4と基本構造を同じくし、これに代えてエッチングポ
ットPの開口を嵌着閉止する、多数のノズル82,8
3,84,85を備えたユニット蓋81が設けられ、か
かるユニット蓋81は図略の機構により蓋板4に代えて
エッチングポットPに取り付けられる。
板4と基本構造を同じくし、これに代えてエッチングポ
ットPの開口を嵌着閉止する、多数のノズル82,8
3,84,85を備えたユニット蓋81が設けられ、か
かるユニット蓋81は図略の機構により蓋板4に代えて
エッチングポットPに取り付けられる。
【0028】ユニット蓋81のノズル82は先端がウエ
ハ1近くの深い位置に至り、その基端は途中三方バルブ
86を介して薬品廃液管ないし洗浄廃液管に通じてい
る。また、エッチングポットP内の中間位置に延びるノ
ズル83,84は、それぞれバルブ87,88を介して
窒素配管および純水配管に接続されている。最も短いノ
ズル85はバルブ89を介して窒素抜き配管に通じてい
る。
ハ1近くの深い位置に至り、その基端は途中三方バルブ
86を介して薬品廃液管ないし洗浄廃液管に通じてい
る。また、エッチングポットP内の中間位置に延びるノ
ズル83,84は、それぞれバルブ87,88を介して
窒素配管および純水配管に接続されている。最も短いノ
ズル85はバルブ89を介して窒素抜き配管に通じてい
る。
【0029】エッチング終了により雰囲気炉71外へ取
り出されたエッチングポットPには、上記ユニット蓋8
1が取り付けられ、三方バルブ86を薬品廃液管に切替
えた後、圧縮窒素を供給する。この圧縮窒素によりエッ
チング液Lはノズル82を経て薬品廃液管へ送られる。
これにより、エッチングポットPよりエッチング液Lが
速やかに排出され、オーバエッチングが防止される。
り出されたエッチングポットPには、上記ユニット蓋8
1が取り付けられ、三方バルブ86を薬品廃液管に切替
えた後、圧縮窒素を供給する。この圧縮窒素によりエッ
チング液Lはノズル82を経て薬品廃液管へ送られる。
これにより、エッチングポットPよりエッチング液Lが
速やかに排出され、オーバエッチングが防止される。
【0030】次に、バルブ89を開いて窒素抜きをしつ
つ、エッチングポットP内に純水を供給し、ポットP内
とウエハ1のエッチング面を洗浄する。その後、三方バ
ルブ86を洗浄廃液管に切り替えて再び圧縮窒素を供給
し、洗浄後の純水をエッチングポットPより排出する。
つ、エッチングポットP内に純水を供給し、ポットP内
とウエハ1のエッチング面を洗浄する。その後、三方バ
ルブ86を洗浄廃液管に切り替えて再び圧縮窒素を供給
し、洗浄後の純水をエッチングポットPより排出する。
【0031】洗浄後のエッチングポットPは後工程の真
空室内で分解され、ウエハ1が取り出される。
空室内で分解され、ウエハ1が取り出される。
【0032】
【実施例2】エッチングポットPの他の例を図3に示
す。図において、ウエハベース2の立壁21頂面に気密
性を保つシールリング32が配設してあり、該シールリ
ング32にシールキャップ3の側面に突出形成したフラ
ンジ部33の下面が当接している。かかる構造によって
も閉鎖空間Sの気密性が保たれ、上記実施例1と同様の
効果がある。
す。図において、ウエハベース2の立壁21頂面に気密
性を保つシールリング32が配設してあり、該シールリ
ング32にシールキャップ3の側面に突出形成したフラ
ンジ部33の下面が当接している。かかる構造によって
も閉鎖空間Sの気密性が保たれ、上記実施例1と同様の
効果がある。
【0033】なお、上記各実施例において、ウエハシー
ル3とウエハベース2を緊結するために、閉鎖空間内に
負圧を封止するのに代えてボルト等の機械的手段によっ
ても良い。
ル3とウエハベース2を緊結するために、閉鎖空間内に
負圧を封止するのに代えてボルト等の機械的手段によっ
ても良い。
【0034】また、エッチングポットの蓋板4は必ずし
も必要とはしない。
も必要とはしない。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明のエッチングポット
によれば、厚さにバラツキのある半導体ウエハ毎に適正
なエッチングを行うことができる。
によれば、厚さにバラツキのある半導体ウエハ毎に適正
なエッチングを行うことができる。
【図1】本発明の一実施例におけるエッチングポットの
断面図である。
断面図である。
【図2】エッチングポットを使用したエッチング装置の
全体概略側面図である。
全体概略側面図である。
【図3】本発明の他の実施例におけるエッチングポット
の断面図である。
の断面図である。
【図4】半導体ウエハの平面図およびチップの斜視図で
ある。
ある。
【図5】従来例におけるエッチング工程にある半導体ウ
エハの全体断面図である。
エハの全体断面図である。
【図6】エッチング処理槽の断面図である。
【図7】エッチング過程を示す半導体ウエハの部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図8】半導体ウエハの厚み測定を示す説明図である。
【図9】ダイヤフラムの厚み測定を示す説明図である。
【図10】浴温度とエッチングレートの関係を示すグラ
フである。
フである。
1 半導体ウエハ 1a 非エッチング処理面 1b エッチング処理面(反対面) 2 ウエハベース(ベース板) 2a 受け面 3 ウエハシール(枠体) 4 蓋板 L エッチング液 P エッチングポット S 閉鎖空間
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体ウエハの非エッチング処理面を密
接せしめる受け面を形成したベース板を設けるととも
に、筒状枠体を設けて、その下端開口端面を上記非エッ
チング処理面と反対面の半導体ウエハ外周縁に密着せし
めて、下端を閉鎖した枠体の筒空間内にエッチング液を
保持せしめたことを特徴とするエッチングポット。 - 【請求項2】 上記下端開口端面が半導体ウエハ外周縁
に密着した時に上記ベース板との間に形成される閉鎖空
間内に負圧を封止した請求項1記載のエッチングポッ
ト。 - 【請求項3】 上記枠体の上端開口を着脱可能な蓋板に
より気密的に覆った請求項1記載のエッチングポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109190A JP2857958B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | エッチングポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109190A JP2857958B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | エッチングポット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283394A true JPH05283394A (ja) | 1993-10-29 |
JP2857958B2 JP2857958B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=14503924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4109190A Expired - Lifetime JP2857958B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | エッチングポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2857958B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7017670B1 (ja) * | 2020-09-09 | 2022-02-08 | 信越エンジニアリング株式会社 | ワーク洗浄装置及びワーク洗浄方法並びにパドル治具 |
Citations (2)
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JPS5970336U (ja) * | 1982-10-30 | 1984-05-12 | 日本電信電話株式会社 | エツチング装置 |
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- 1992-04-02 JP JP4109190A patent/JP2857958B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2857958B2 (ja) | 1999-02-17 |
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