JPH0528279Y2 - - Google Patents

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JPH0528279Y2
JPH0528279Y2 JP1986111771U JP11177186U JPH0528279Y2 JP H0528279 Y2 JPH0528279 Y2 JP H0528279Y2 JP 1986111771 U JP1986111771 U JP 1986111771U JP 11177186 U JP11177186 U JP 11177186U JP H0528279 Y2 JPH0528279 Y2 JP H0528279Y2
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JP
Japan
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spherical tank
traveling
running
work
lower hemisphere
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JP1986111771U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は球形タンクの下半球の保守点検作業
等を行なうのに好適な作業ユニツトに関するもの
である。
〔従来の技術〕
都市ガス等の気体や液体を貯蔵する圧力容器に
は、種々の形式のものがあるが、表面積、すなわ
ち使用材料を最小にして最大容積を得ることがで
き、しかも内圧に対する強度上からも球形タンク
が使用されることも多い。
この球形タンクの概略構造は、例えば第5図に
示すように、地面に設けたコンクリート基礎1上
に多数の脚柱2を取付け、これら脚柱2によつて
球形のタンク本体3を支持するようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような圧力容器でもある球形タンクは構築
段階はもとより、運転開始後にあつても定期的に
点検を行ない安全性の確認を行なうことが義務づ
けられている。
このため従来、球形タンクのタンク本体3の下
半球部分を保守点検する場合には、コンクリート
基礎1上に仮設足場を組立ててこれを作業台とす
るこが行なわれている。
ところが、作業面が半球状であるため仮設足場
4の構築も非常に煩雑で長期間を要するととも
に、球形のタンク本体3のコンクリート基礎1へ
の投影面積に相当する球体の直径分だけの足場材
が必要で、タンク本体3の下側には全く空間が無
く、作業準備に不都合である。
そこで、走行式の作業台を用いるものも提案さ
れているが、これらは、圧力容器であるタンク本
体に走行レールを溶接するものが多く、既設の球
形タンクへの適用は安全上の問題が生ずるととも
に、設計時のデータが無い状態では、強度計算を
正確に行なうことができず安全性の確認ができな
いという問題がある。
この考案はかかる従来技術に鑑みてなされたも
ので、大がかりな仮設足場を必要とせず、球形タ
ンクに何んら強度上の問題が無く、安全に作業が
でき、構造が簡単で運搬も容易な球形タンクの下
半球用作業ユニツトを提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するためこの考案の球形タン
クの下半球用作業ユニツトは、球形タンクが設置
された基礎上に複数の環状の走行レールを球形タ
ンクと同芯上に敷設し、それぞれの走行レール上
に走行台車を載置する一方、これら複数の走行台
車に球形タンクの経線方向表面と対向する作業台
を橋架して1台の走行台車と固定構造で連結し、
他の走行台車と当該走行台車上に鉛直に立設した
支柱の上端に設けたピンで軸方向荷重のみを支持
するピン構造で連結したことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
球形タンクの基礎上の複数、例えば2本の環状
の走行レールを敷設し、それぞれの走行レールに
沿つて走行する走行台車に橋わたすように1台の
走行台車へは剛構造で、他の走行台車へはピン構
造で球形タンクの経線方向表面と対向する作業台
を取付け、作業台を走行レールに沿つて移動させ
ることで球形タンクの半球の作業をできるように
しており、球形タンク側には、何んら荷重を掛け
ることなく強度計算も不要であり、短時間に作業
できる。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図〜第3図はこの考案の球形タンクの下半
球用作業ユニツトの一実施例にかかり、第1図は
外観の概略斜視図、第2図は第1図中の−矢
視図、第3図は第1図中の−矢視図である。
この下半球用作業ユニツト10は、球形タンク
の基礎1上に敷設される環状の2本の走行レール
11,12と、これら走行レール11,12にそ
れぞれ載置される2台の走行台車13,14と、
これら2台の走行台車13,14に橋架される上
下方向にわん曲した作業台15とで構成されてい
る。
2本の走行レール11,12は、球形タンクの
タンク本体3の鉛直な中心軸と同芯状に基礎1上
に敷設してある。
これら2本の走行レール11,12上には、そ
れぞれ走行台車13,14が載置されるが、大径
の走行レール11上を走行する走行台車13は、
2個の車輪16が円周方向に配置され、つば部が
中心側に配置されており、一方の車輪16がモー
ターおよび減速機でなる駆動装置17によりチエ
ーンおよびスプロケツトを介して駆動されるよう
になつている。
また、もう一台の小径の走行レール12上を走
行する走行台車14も同様に2個の車輪18が円
周方向に配置されており、つば部は外周側となる
ようにしてある。そして、一方の車輪18がモー
ターおよび減速機でなる駆動装置19によつてチ
エーンおよびスプロケツトを介して駆動されるの
は、走行台車13と同様であるが、両走行台車1
3,14が常に半径線上に位置するよう走行速度
が設定してある。
このような2台の走行台車13,14に橋わた
すよう取付けられる作業台15は、タンク本体3
の経線方向の表面と対向するようわん曲した構造
材20を枠組して構成され、階段状に水平な足場
板21が取付けてあり、両側には、手すりが設け
てある。そして、内側の走行台車14とは剛構造
で固定され、作業台15と走行台車14とが一体
構造となつており、外側の走行台車13とは、走
行台車13に立設された支柱22の上端部ピン構
造で連結され、モーメントが作用せず軸荷重のみ
を支持するようになつている。
かように構成した下半球用作業ユニツト10に
よる球形タンクの作業は次のようにして行なう。
球形タンクの基礎1上に走行レール11,12
を仮設ないし恒久設置し、2台の走行台車13,
14と作業台15を載置する。この場合、走行台
車13はピン構造で作業台15と連結されている
ので、運搬時には、ピンを抜いて分解状態とし、
現地にてピンを差し込むことで運搬を容易に行な
うことができる。
こうして下半球用作業ユニツト10を設置した
状態では、第4図に示すように、作業台15がタ
ンク本体3の表面から一定間隔をあけて対向して
おり、足場板21上に立つことによつて保守点検
を行なうことができる。そして、2台の走行台車
13,14を駆動することで作業台15を移動す
れば、任意の位置のタンク本体3の下半球に対し
作業ができる。そして、作業にあたつては、2台
の走行台車13,14の走行部分以外は空間とし
て利用でき、資材を置くこともでき、運搬経路を
最短にして能率良く作業ができる。
なお、上記実施例のように、走行レールおよび
走行台車は2本および2台とする場合に限らず、
球形タンクの大きさによつては、さらに多数とし
ても良い。
さらに、走行台車の駆動装置や伝達機構も任意
のもので良く、これらを省いて手動式としても良
い。
〔考案の効果〕
以上一実施例とともに具体的に説明したように
この考案の球形タンクの下半球用作業ユニツトに
よれば、球形タンクの基礎上に複数の環状の走行
レールを球形タンクの鉛直軸と同芯状に敷設し、
それぞれの走行レールに沿つて走行する走行台車
を載置し、これら走行台車に橋架して球形タンク
の経線方向表面と対向する作業台を取付けたの
で、作業台を移動することで簡単に下半球に対す
る作業ができる。
さらに、作業台を1台の走行台車とは剛構造で
取付け、他の走行台車とはピン構造で取付けるよ
うにしたので、モーメントが作用せず、軸方向の
荷重だけを支持すれば良く、ピンの着脱で運搬も
容易となる。
また、この下半球用作業ユニツトは球形タンク
のタンク本体や脚柱にレール等を溶接することな
く完全に独立した形で設置することができるの
で、圧力容器に対する法規上の問題が生じたり、
強度計算による球形タンクの安全性確認等強度上
の問題が生ずることがない。
さらに、球形タンクの基礎上に走行レールを敷
設すれば、工場等で構築した作業台と走行台車と
を運搬して連結するだけで下半球用作業ユニツト
を設置でき、従来の仮設足場を用いる場合に比
べ、簡単かつ短時間に構築撤去できる。
また、球形タンクの下側に空間を確保でき、作
業用資材等の置場等に利用できる。
さらに、走行レールを設置しておけば、作業台
と走行台車とを移設することで作業ができ、既設
の球形タンクに広く利用でき、保守点検のコスト
ダウンをはかることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の球形タンクの下半
球用作業ユニツトの一実施例にかかり、第1図は
概略斜視図、第2図は第1図中の−矢視図、
第3図は第1図中の−矢視図、第4図は作業
状態の説明図、第5図は従来例の正面図である。 1……基礎、2……脚柱、3……球形タンク、
10……下半球用作業ユニツト、11,12……
走行レール、13,14……走行台車、15……
作業台、16,18……車輪、17,19……駆
動装置、20……構造材、21……足場板、22
……支柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 球形タンクが設置された基礎上に複数の環状の
    走行レールを球形タンクと同芯上に敷設し、それ
    ぞれの走行レール上に走行台車を載置する一方、
    これら複数の走行台車に球形タンクの経線方向表
    面と対向する作業台を橋架して1台の走行台車と
    固定構造で連結し、他の走行台車と当該走行台車
    上に鉛直に立設した支柱の上端に設けたピンで軸
    方向荷重のみを支持するピン構造で連結したこと
    を特徴とする球形タンクの下半球用作業ユニツ
    ト。
JP1986111771U 1986-07-21 1986-07-21 Expired - Lifetime JPH0528279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986111771U JPH0528279Y2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986111771U JPH0528279Y2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21

Publications (2)

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JPS6317233U JPS6317233U (ja) 1988-02-04
JPH0528279Y2 true JPH0528279Y2 (ja) 1993-07-20

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ID=30992008

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JP1986111771U Expired - Lifetime JPH0528279Y2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922842U (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 株式会社アイジ−技術研究所 サイデイングボ−ド

Family Cites Families (2)

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JPS50136020U (ja) * 1974-04-23 1975-11-10
JPS5391016U (ja) * 1976-12-27 1978-07-25

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JPS6317233U (ja) 1988-02-04

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