JPH05281712A - フォトマスク - Google Patents

フォトマスク

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Publication number
JPH05281712A
JPH05281712A JP10886992A JP10886992A JPH05281712A JP H05281712 A JPH05281712 A JP H05281712A JP 10886992 A JP10886992 A JP 10886992A JP 10886992 A JP10886992 A JP 10886992A JP H05281712 A JPH05281712 A JP H05281712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photomask
spacer
pattern
resin film
diffusion plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10886992A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuji Watanabe
陸司 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP10886992A priority Critical patent/JPH05281712A/ja
Publication of JPH05281712A publication Critical patent/JPH05281712A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】微細パターンを有するマイクロレンズや回折格
子のような製品をパターン転写により作製するためのフ
ォトマスクに、スペーサおよび拡散板を一体化すること
によって、転写の再現性および量産性を向上させる。 【構成】フォトマスク10は、背面側Rからの光aを前
面側Fへ透過させて、前面側Fに配置された感光性樹脂
膜4上に所定のパターン3で露光を行なわせるものであ
る。このフォトマスク10に、感光性樹脂膜4との間隔
Lを規制するスペーサ7および光を散乱させる拡散板6
が分離不能に一体化されている。これにより、照射現場
においてスペーサ7および拡散板6のフォトマスク10
に対する位置ずれが発生しなくなるとともに、これら3
者の組立が不要になるので、再現性および量産性が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感光性樹脂のような
被加工部材上に、光照射により格子状などの所定のパタ
ーンを転写して、マイクロレンズ、回折格子、空間周波
数フィルタ、投写スクリーンなどを作製する場合におい
て、上記加工部材の表面側に配置して使用されるフォト
マスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のフォトマスクを使用し
て、被加工部材の一例である感光性樹脂に所定のパター
ンを転写する方法を示す概略図である。同図において、
1は従来から用いられているフォトマスクであり、石英
などの透明基板2上にクロムなどの光不透過性物質で、
例えば1.8mmピッチの格子パターン3を描いて作製さ
れている。4は例えば特開平3−15070号公報に記
載された組成物からなる感光性樹脂膜で、ガラス基板5
上にスピンコート法で約3μmの膜厚に形成されてい
る。
【0003】上記感光性樹脂膜4の上部に適当な間隔L
を開けるためにスペーサ7をおいて、上記フォトマスク
1を配置し、さらにその上方に拡散板6を配置した状態
で、図示しない超高圧水銀ランプから発射された光を平
行光線aとしたのち、その平行光線aを、上記拡散板6
およびフォトマスク1を介して感光性樹脂膜4に照射す
ることにより、上記格子パターン3を感光性樹脂膜4に
所望の断面形状で転写する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のフォト
マスクにおいては、所望の断面形状を有するパターンを
転写するために、感光性樹脂膜4とフォトマスク1との
間隔Lを精密にコントロールするためのスペーサ7、お
よび光の散乱を利用するための拡散板6が別途必要であ
り、そのため、感光性樹脂膜4の周辺部の正確な位置に
スペーサ7を置き、フォトマスク1を配置した後、拡散
板6を置いて真空密着した状態で上記平行光線aを照射
している。このように、スペーサ7、フォトマスク1お
よび拡散板6を照射現場で組み立てるので、スペーサ7
および拡散板6のフォトマスク1に対する位置ずれが生
じて、再現性が劣化する。また、スペーサ7、フォトマ
スク1および拡散板6の各々が必要であるために、部品
点数が増え、照射工程も複雑になるので、量産性に劣
る。
【0005】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、フォトマスクにスペーサおよび拡散板を一体化する
ことによって、再現性および量産性に優れたフォトマス
クを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のフォトマスクは、背面側からの光を前面
側へ透過させて、前面側に配置された被加工部材上に所
定のパターンで露光を行うフォトマスクであって、上記
被加工部材との間隔を規制するスペーサおよび光を散乱
させる拡散板が分離不能に一体化されている。この発明
のフォトマスクを使用したパターン転写により作製され
る製品としては、マイクロレンズ、回折格子、空間周波
数フィルタ、投写スクリーンなどがあるが、これら製品
に限定されるものではない。
【0007】
【作用】この発明によれば、フォトマスクにスペーサお
よび拡散板が一体化されているので、照射現場において
スペーサおよび拡散板のフォトマスクに対する位置ずれ
が発生しなくなる結果、被加工部材上の照射光の強度分
布が一定になる。また、部品点数が減少するとともに、
照射現場でのフォトマスク、スペーサおよび拡散板の3
者の組立が不要になるので、照射工程が簡略化される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1は、この発明に係る一次元パターンのフ
ォトマスクを示す斜視図、図2は、そのフォトマスクを
使用して、被加工部材の一例である感光性樹脂膜に露光
を行い、所定のパターンを転写して回折格子を作製する
方法を示す概略図である。図1において、フォトマスク
10は、石英などの透明基板2上に、クロムなどの光不
透過性物質で1.8mmピッチの平行な突条11を多数形
成した一次元格子パターン3を備えている。このパター
ン3は、通常のフォトマスク作製法を用いて容易に作製
できる。すなわち、電子線または紫外線等でフォトレジ
ストにパターン形成した後に、クロム等の遮光用金属膜
をエッチング除去する方法によってもよいし、銀塩乳剤
等を塗布した板またはフィルムに光でパターンを書き込
んで現像処理したものであってもよい。
【0009】図2のガラス基板5の表面上には、メチル
メタクリレートと2−ブチルメタクリレートの共重合体
と、m−ベンゾイルベンゾフェノンの混合物よりなる感
光性樹脂膜4(特開平3−15070号公報参照)が、
スピンコート法で約3μmの膜厚に形成されている。さ
らに、感光性樹脂膜4の表面とフォトマスク10の距離
Lを700μmに固定するために、スペーサ7を基板2
のパターン作製面21に取り付け、さらに、パターン作
製面21と反対側の裏面22に、♯400の砂摺加工
(400メッシュのふるいにかけた砂による加工)を施
すことにより、この部分に拡散板6を一体形成した。こ
うして、スペーサ7および拡散板6を一体化したフォト
マスク10を作製した。
【0010】上記スペーサ7をフォトマスク10に対し
て分離不能に一体化する方法としては、ガラス製のスペ
ーサ7を接着剤でフォトマスク10に固着する方法のほ
か、フォトマスク10上にポリエチレンテレフタレート
のような透明な樹脂フィルムを多数枚重ねて接着する方
法、フォトマスク10上に感光性樹脂を光パターニング
する方法などを採用することができる。
【0011】このスペーサ7および拡散板6が一体化さ
れたフォトマスク10を、感光性樹脂膜4がコーティン
グされたガラス基板5上に置き、図示しない超高圧水銀
ランプから発射された光を平行光線(照射光)aとした
のち、フォトマスク10の背面側Rから前面側Fへ透過
させて、前面側Fに配置された上記感光性樹脂膜4に照
射する。ついで、真空加熱することにより、未反応のm
−ベンゾイルベンゾフェノンを除去して、所望の断面形
状を有する格子パターン3を感光性樹脂膜4に形成し
た。このとき、格子パターン3を再現性よく転写でき
た。
【0012】パターン転写の再現性が向上する理由は、
照射作業中にスペーサ7および拡散板6のフォトマスク
10に対する位置ずれが発生しなくなる結果、感光性樹
脂膜4に照射される平行光線aの強度分布が一定になる
からである。また、フォトマスク10にスペーサ7およ
び拡散板6が一体化されているので、部品点数が減少す
る。さらに、照射現場でのフォトマスク10、スペーサ
7および拡散板6の3者の組立が不要になるので、照射
工程が簡略化される。したがって、量産性も向上する。
【0013】実施例2.図3は、この発明に係る二次元
パターンのフォトマスクを示す斜視図、図4は、そのフ
ォトマスクを使用して、被加工部材の一例である感光性
樹脂膜に露光を行い、所定のパターンを転写してマイク
ロレンズを作製する方法を示す概略図である。図3にお
いて、フォトマスク10Aは、石英などの透明基板2上
に、互いに直交する2つの方向12,13に沿って格子
ピッチ16×16μmで多数配列された突起14からな
る格子パターン3Aを備えており、実施例1と同一の方
法で作製された。
【0014】図4の感光性樹脂膜4は、上記実施例1と
同一の混合物からなる。この感光性樹脂膜4の表面とフ
ォトマスク10Aの距離Lを20μmに固定するため
に、スペーサ7を基板2のパターン作製面21に取り付
け、さらに、パターン作製面21と反対側の裏面22
に、♯800の砂摺加工を施すことにより、この部分に
拡散板6を一体形成した。こうして、スペーサ7および
拡散板6を一体化したフォトマスク10Aを作製した。
【0015】このスペーサ7および拡散板6が一体化さ
れたフォトマスク10Aを、感光性樹脂膜4がコーティ
ングされたガラス基板5上に置き、実施例1と同様の手
順で格子パターン3Aを感光性樹脂膜4に転写した。こ
れにより、所望の断面形状の格子パターンを再現性よく
転写することができた。
【0016】比較例1.図5に示した従来の方法によ
り、間隔Lを実施例1と同一の700μmとした状態
で、フォトマスク1の一次元格子パターン3を感光性樹
脂膜4に転写して、回折格子を作製した。このとき、1
つの感光性樹脂膜4の露光が終了してつぎの感光性樹脂
膜4の露光に移る毎に、スペーサ7および拡散板6を、
感光性樹脂膜4がコーティングされたガラス基板5上に
配置しなければならず、再現性および量産性に劣ってい
た。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、照射現場においてスペーサおよび拡散板のフォトマ
スクに対する位置ずれが生じないので、被加工部材上に
おける照射光の強度分布が一定になって、転写パターン
の再現性が向上する。また、部品点数が減少するととも
に、照射工程が簡略化されるので、量産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るフォトマスクを示す
斜視図である。
【図2】同実施例1に係るフォトマスクを使用したパタ
ーン転写方法を示す側面図である。
【図3】この発明の実施例2に係るフォトマスクを示す
斜視図である。
【図4】同実施例2に係るフォトマスクを使用したパタ
ーン転写方法を示す側面図である。
【図5】従来のフォトマスクによるパターン転写方法を
示す側面図である。
【符号の説明】
3,3A…格子パターン、4…感光性樹脂膜(被加工部
材)、6…拡散板、7…スペーサ、10,10A……フ
ォトマスク、F…前面側、R…背面側。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面側からの光を前面側へ透過させて、
    前面側に配置された被加工部材上に所定のパターンで露
    光を行うフォトマスクであって、上記被加工部材との間
    隔を規制するスペーサおよび光を散乱させる拡散板が分
    離不能に一体化されてなることを特徴とするフォトマス
    ク。
JP10886992A 1992-03-31 1992-03-31 フォトマスク Pending JPH05281712A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10886992A JPH05281712A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 フォトマスク

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JP10886992A JPH05281712A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 フォトマスク

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JPH05281712A true JPH05281712A (ja) 1993-10-29

Family

ID=14495654

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JP10886992A Pending JPH05281712A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 フォトマスク

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JP (1) JPH05281712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001255660A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Ricoh Opt Ind Co Ltd 特殊表面形状の創成方法及び光学素子
JP2012150322A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toppan Printing Co Ltd フォトマスクおよびそれを用いた視差クロストークフィルタの製造方法

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