JPH05281460A - カメラ用測距装置 - Google Patents

カメラ用測距装置

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JPH05281460A
JPH05281460A JP7742992A JP7742992A JPH05281460A JP H05281460 A JPH05281460 A JP H05281460A JP 7742992 A JP7742992 A JP 7742992A JP 7742992 A JP7742992 A JP 7742992A JP H05281460 A JPH05281460 A JP H05281460A
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陽一 関
Tomihiko Aoyama
富彦 青山
Michio Kawai
道雄 川合
Akira Ito
顕 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受光素子で測距用発光素子から被写体へ投光
された光の反射光を受光する。また、差動演算回路に受
光素子で生成された第1、第2の受光電流を入力する。
この、距離信号の補正は補正データ記憶回路から再生さ
れた補正データでおこない、制御回路で差動演算回路か
ら出力される補正された距離信号によりレンズの合焦制
御をおこなう。 【効果】 補正データを記憶する補正データ記憶回路を
設けることにより、クランプレベルを自由に選択し、か
つ、IC外のクランプ電流設定用抵抗を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラ用測距装置に
係り、特に受光素子で生成された第1、第2の受光電流
を入力され、差動演算結果を距離信号として出力する差
動演算手段を備えたカメラ用測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
カメラ用測距装置は図1に示すように、自動焦点用IC
6(以下AFICという)、位置検出素子3(以下PS
Dという)、赤外線発光ダイオード1(以下IREDと
いう)を駆動する発光ダイオード駆動回路2、発光ダイ
オード駆動回路2を制御するマイクロプロセッサー20
(以下CPUという)、CPU20から制御され鏡胴1
9の撮影レンズ19aを合焦作動するレンズ駆動回路1
8で構成され、IRED1から投光レンズ1aを介して
被写体SUBへ投光された光は、被写体SUBで反射
し、受光レンズ3aを介してPSD3で受光される。P
SD3に反射光が入射されると、AFIC6のAF信号
出力端子T3からCPU20へ距離信号VLを送出す
る。CPU20はこの距離信号VLにもとずき鏡胴19
の撮影レンズ19aを合焦作動する。
【0003】AFIC6は受光信号処理回路7、AF信
号出力用差動増幅器8、クランプレベル設定回路39
(本願ではクランプレベル設定回路9)で構成され、図
4に示すように受光信号処理回路7は距離電流用オペア
ンプOP2、OP3でPSD3から出力される距離電流I
1、I2を増幅する。距離電流用オペアンプOP2、OP3
で増幅された距離電流I1、I2は圧縮ダイオードD1
2の作用で差動電流I3、I4となりAF信号出力用差
動増幅器8に設けられたトランジスタQ9、Q8のそれぞ
れのベースへ送出される。トランジスタQ9のコレクタ
は抵抗8を介して電源+VEに接続され、トランジスター
9のコレクタと抵抗8の接続点からAFIC6のAF信
号出力端子T3を経由して距離信号VLをCPU20へ
送出する。AFIC6には一端が基準電位点に接続され
た定常光ホールドコンデンサC1、C2が外付けされ、定
常光ホールドコンデンサC1、C2の他端は定常光カット
用トランジスタQ6、Q7のそれぞれのベースに接続さ
れ、コレクタは距離電流用オペアンプOP2、OP3の入
力側と接続される。また、エミッタには一端が基準電位
点に接続された抵抗R6、R7の他端を接続する。更に、
定常光カツト用ペアンプOP4、OP5の出力側は受光信
号処理回路制御端子T4に制御側が接続された定常光カ
ツト用スイッチSW1、SW2を介して定常光カット用ト
ランジスタQ6、Q7のそれぞれのベースに接続される。
定常光カツト用ペアンプOP4、OP5の非反転入力端子
となる(+)側はアノードが電源+VEに接続された圧
縮ダイオードD1、 D2のカソードと共に距離電流用オ
ペアンプOP2、OP3の出力側と接続する。なお、定常
光カツト用ペアンプOP4、OP5の(−)側には第1基
準電圧VREF1が印加される。
【0004】クランプレベル設定回路39にはオペアン
プOP1とクランプ電流出力トランジスタQ5及びクラン
プ電流設定用抵抗R11、R12が設けられ、オペアンプO
1の(+)側は一端が基準電位点に接続されたクラン
プ電流設定用抵抗R12の他端を接続する。また、クラン
プ電流設定用抵抗R11の一端には第2基準電圧V
REF2が接続され、他端はオペアンプOPの(+)
側と接続される。更に、クランプ電流出力トランジスタ
5のコレクタは基準電位点と、ベースはオペアンプO
1の出力側と接続され、エミッタはオペアンプOP1
(−)側と接続されると共にAF信号出力用差動増幅器
8に設けられたトランジスタQ9のベースに接続され
る。
【0005】一般にPSD3はIRED1で発光される
発光波長の信号のみを受光することが望ましい。このた
め、IRED1で発光される発光波長以外をカツトする
よう、例えば樹脂等で形成された光学フィルタを設け、
外光成分を除去する。しかし、外光成分にはIRED1
と同じ波長の成分も含まれているので、PSD3からは
IRED1の発光による距離電流I1、I2のほか、外光
成分によるノイズ電流が出力される。そこで、IRED
1の発光タイミングをCPU20で制御し、この外光成
分によるノイズ電流を除去するようになつている。つま
り、CPU20が受光信号処理回路制御端子T4を介し
て、定常光カツト用スイッチSW1、SW2を閉成した儘
に制御していると、定常光カット用トランジスタQ6
7のそれぞれのベースは定常光カット用トランジスタ
6、Q7によりベースバイアスされるので距離電流
1、I2以外の外光成分によるノイズ電流は圧縮ダイオ
ードD1、 D2及び第1基準電圧VREF1で定められたク
リップレベルでクリップされる。IRED1が発光され
ると、定常光カツト用スイッチSW1、SW2が開成さ
れ、定常光カット用トランジスタQ6、Q7のベースは定
常光ホールドコンデンサC1、C2の電位に固定される。
したがつて、IRED1の発光による距離電流I1、I2
のみが距離電流用オペアンプOP2、OP3で増幅され、
圧縮ダイオードD1、D2に流しこまれる。このあとで、
圧縮ダイオードD1、 D2による差動電流I3、I4がA
F信号出力用差動増幅器8に設けられたトランジスタQ
9、Q8のそれぞれのベースへ印加され、AFIC6のA
F信号出力端子T3を経由して距離信号VLとしてCP
U20へ送出される。この、距離信号VLを調整するに
は、クランプレベル設定回路39のクランプ電流設定用
抵抗R11、R12の抵抗値を変更する。クランプ電流設定
用抵抗R11、R12の抵抗値を変更すると、オペアンプO
P1とクランプ電流出力トランジスタQ5によりAF信号
出力用差動増幅器8に設けられたトランジスタQ9のベ
ース電流が調整される。
【0006】上記構成のカメラ用測距装置ではクランプ
電流設定用抵抗R11、R12をIC内に組込むと変更した
い場合、変更経費が増加し、かつ、変更工程に係わる時
間が必要である等の難点がある。また、クランプ電流設
定用抵抗R11、R12をIC外に外付け抵抗として設ける
と、外付け部品の増加はできるだけ避けたいため、クラ
ンプレベルを自由に選択できない難点がある。
【0007】
【目的】この発明はこのような従来のカメラ用測距装置
の、難点を解消するためになされたもので、補正データ
を記憶する補正データ記憶回路を設けることにより、ク
ランプレベルを自由に選択し、かつ、IC外のクランプ
電流設定用抵抗を削減できるカメラ用測距装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、測距用発光素
子から被写体へ投光された光の反射光を受光する受光素
子と、受光素子で生成された第1、第2の受光電流を入
力され、差動演算結果を距離信号として出力する差動演
算回路と、差動演算回路に入力された受光電流に段階的
に加算され、受光電流を補正する段階的補正電流生成回
路と、段階的補正電流生成回路で生成される段階的補正
電流の一つを指定する補正電流指定回路と、補正電流指
定回路を作動させる補正データを記憶する補正データ記
憶回路と、補正データ記憶手段から読出された補正デー
タにより前記補正電流指定手段を制御し、かつ、差動演
算回路から出力される補正された距離信号によりレンズ
の合焦制御をおこなう制御回路とを備えている。
【0009】
【作用】受光素子で測距用発光素子から被写体へ投光さ
れた光の反射光を受光する。また、差動演算回路に受光
素子で生成された第1、第2の受光電流を入力する。こ
の、距離信号の補正は補正データ記憶回路から再生され
た補正データでおこない、制御回路で差動演算回路から
出力される補正された距離信号によりレンズの合焦制御
をおこなう。
【0010】
【実施例】以下、本発明のカメラ用測距装置の一実施例
を図面を参照して説明する。
【0011】本発明のカメラ用測距装置は図1に示すよ
うに、AFIC6、PSD3、IRED1、発光ダイオ
ード駆動回路2、CPU20、レンズ駆動回路18で構
成され、AFIC6は受光信号処理回路7、AF信号出
力用差動増幅器8、クランプレベル設定回路9、2ビッ
トクランプレベル指定回路21、クランプレベル記憶回
路22で構成される。なお、受光信号処理回路7及びA
F信号出力用差動増幅器8は従来と同じ回路であるから
図示および説明を省略する。
【0012】図2に示すようにAFIC6の受光信号処
理回路7から送出される差動電流I3、I4はAF信号出
力用差動増幅器8に設けられたトランジスタQ9、Q8
それぞれのベースへ送出される。
【0013】クランプレベル設定回路9は、オペアンプ
OP1、クランプ電流出力トランジスタQ5、クランプ用
トランジスタQ1〜Q4、インバータ10a、10bで構
成され、クランプ用トランジスタQ1〜Q4のエミッタは
基準電位点に、コレクタは抵抗R1〜R5を介してオペア
ンプOP1の(+)側と接続される。また、クランプ用
トランジスタQ1、Q3のベースはインバータ10a、1
0bの出力側と接続され、Q2、Q4のベースはインバー
タ10a、10bの入力側と接続されている。更に、一
端が第2基準電圧VREF2に接続され抵抗R5の他端はオ
ペアンプOP1の(+)側と接続される。つぎに、イン
バータ10a、10bの入力側はそれぞれ2ビットクラ
ンプレベル指定端子T1、T2を介して2ビットクランプ
レベル指定回路21と接続される。また、Dフリップフ
ロップ回路等で構成された2ビットクランプレベル指定
回路21の入力側はCPU20の制御出力側と接続され
る。クランプレベル記憶回路22から再生された補正デ
ータでCPU20は2ビットクランプレベル指定回路2
1を制御し、2ビットクランプレベル指定回路21は制
御に応じてクランプ用トランジスタQ1〜Q4のうちの1
つをオンにする。
【0014】上記構成のカメラ用測距装置で図3に示す
AFIC6のAF信号出力端子T3から出力される距離
信号VLは距離が5m〜8mになるとの特性はであ
るにも拘わらず、5mより近い出力となる。はク
ランプレベルを変化させた場合の特性を示すもので、重
畳する電流が増えるに従い測定可能な距離が近距離にな
るが、ばらつきによる距離の逆転現象は発生しない。こ
の様な特性は、IRED1の発光のばらつき、PSD3
の受光感度のばらつき、AFIC6のノイズレベルやカ
メラ内部の他の回路で発生するノイズ等に左右され、カ
メラ毎に異なるため、このような特性はカメラ作込み工
程の中で判明する。従つて、カメラの製造工程でどのレ
ベルを選択するかを決定しこれをカメラごとに記憶させ
ておく必要がある。図1に示すクランプレベル記憶回路
22はこれを記憶する回路である。
【0015】実際の写真を撮影する際には、CPU20
により測距開始前にクランプレベル記憶回路22からク
ランプレベルを決める条件が読込まれ、それが、2ビッ
トクランプレベル指定回路21に送出され図3のに示
す特性になることを防止している。
【0016】上記実施例ではシングルビームについて説
明したが、マルチビームのカメラに適用してもよい。マ
ルチビームのカメラに適用するときはIREDの発光出
力がビーム毎に異なるためクランプレベルを例えばEE
PROMに記憶するよう構成してもよい。
【0017】更に、受光素子のノイズレベルは受光素子
の受ける光量の大きさによつて変化するため被写体輝度
が高くなると、遠距離の場合と同様にばらつきが増加す
る。この様な場合に対応するため、被写体輝度によりク
ランプレベルを変化させることができるプログラムをC
PUに内蔵しておけば、カメラ撮影時に被写体輝度を測
定し、そのあとで、クランプレベルを設定し測距すれば
遠距離でのばらつきを減少することができる。なお明る
い場合は絞りも大きく絞ることになるので被写体深度が
深くなるので遠距離側のは測定誤差は少ないのでクラン
プレベルによる補正を省略しても実用上差支えない。
【0018】
【発明の効果】補正データを記憶する補正データ記憶回
路を設けることにより、クランプレベルを自由に選択
し、かつ、IC外のクランプ電流設定用抵抗を削減でき
る。
【0019】この、クランプレベルによるカメラの特性
補正技術を適用すれば、IC製造時の種々の要因による
カメラの特性のばらつきを補正でき、カメラの特性のば
らつきを補正することでカメラの品質を一定化できる。
また、ICのばらつきが補正できるのでICの歩留りを
向上し、コストを削減できる。また、マルチビームの場
合ビーム毎にクランプレベルを設定し直すことができる
ので最適条件で使用れきる。また、被写体が高輝度の時
も測距のばらつきを抑圧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ用測距装置の一実施例を示す構
成図
【図2】本発明のカメラ用測距装置の一実施例を示すブ
ロック図
【図3】本発明のカメラ用測距装置の特性図
【図4】従来のカメラ用測距装置のブロック図
【符号の説明】
3 PSD(受光素子) 8 AF信号出力用差動増幅器(差動演算手段) 9 測光手段(測定手段) 20 CPU(制御手段) 21 2ビットクランプレベル指定回路(段階的補正電
流生成手段) 22 クランプレベル記憶回路(補正データ記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 顕 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式会 社精工舎千葉事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距用発光素子から被写体へ投光された
    光の反射光を受光する受光素子と、前記受光素子で生成
    された第1、第2の受光電流を入力され、差動演算結果
    を距離信号として出力する差動演算手段と、前記差動演
    算手段に入力された受光電流に段階的に加算され、前記
    受光電流を補正する段階的補正電流生成手段と、前記段
    階的補正電流生成手段で生成される段階的補正電流の一
    つを指定する補正電流指定手段と、前記補正電流指定手
    段を作動させる補正データを記憶する補正データ記憶手
    段と、前記補正データ記憶手段から読出された補正デー
    タにより前記補正電流指定手段を制御し、かつ、前記差
    動演算手段から出力される補正された距離信号によりレ
    ンズの合焦制御をおこなう制御手段とを備えたことを特
    徴とするカメラ用測距装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970048872A (ko) * 1995-12-30 1997-07-29 이대원 자동 초점 조절 방식의 반사율 보정 장치 및 그 방법
JP2002098525A (ja) * 2000-07-07 2002-04-05 Fuji Photo Optical Co Ltd 測距装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970048872A (ko) * 1995-12-30 1997-07-29 이대원 자동 초점 조절 방식의 반사율 보정 장치 및 그 방법
JP2002098525A (ja) * 2000-07-07 2002-04-05 Fuji Photo Optical Co Ltd 測距装置

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