JPH05281015A - パイプコンベアの運搬量秤量装置 - Google Patents
パイプコンベアの運搬量秤量装置Info
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- JPH05281015A JPH05281015A JP7731592A JP7731592A JPH05281015A JP H05281015 A JPH05281015 A JP H05281015A JP 7731592 A JP7731592 A JP 7731592A JP 7731592 A JP7731592 A JP 7731592A JP H05281015 A JPH05281015 A JP H05281015A
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Abstract
る。 【構成】 パイプコンベア1の搬送側1aで、二組の保形
ローラ3の間に、コンベア下部フレーム2bだけに取付け
られてパイプコンベア1を支持する秤量ローラ群4の少
なくとも二対を配設して、これらの秤量ローラ群4をコ
ンベア走行方向に相互に剛に連結するとともに、各秤量
ローラ群4を、ロードセル6を介してコンベア下部フレ
ーム上に取付ける。
Description
り運搬される粒塊状物その他の運搬重量を測定する秤量
装置に関し、とくには測定精度の向上をもたらすもので
ある。
置としては、たとえば実開昭59−104032号公報に開示さ
れたものがあり、これはコンベアベルトを円筒状に保持
する保形ローラの組をはかりに吊下げて運搬重量を測定
するものである。
技術にあっては、パイプコンベアの走行により、それと
保形ローラとの摩擦力に起因するコンベア走行方向の大
きなモーメントがはかりに作用する他、はかりに吊下し
た保形ローラの組が走行方向の前後に振動することにな
るため、測定精度を高めることができない不都合があっ
た。また、ここでは、保形ローラ全体を一個のロードセ
ルによって吊り下げているため、横方向の偏荷重に対し
て測定精度を高めることができない不都合もあった。こ
の発明は、従来技術の有するこのような問題点を解決す
ることを課題として検討した結果なされたものであり、
この発明の目的は、運搬量を高精度に秤量することがで
きるコンベアベルトの運搬量秤量装置を提供するにあ
る。
ベアの運搬量秤量装置は、それぞれの組の保形ローラに
よって円筒状に保持されて走行するパイプコンベアにお
いて、そのパイプコンベアの搬送側で、二組の保形ロー
ラの間に、コンベア下部フレームだけに取付けられてパ
イプコンベアを支持する秤量ローラ群の少なくとも二対
を配設して、これらの秤量ローラ群を、コンベア走行方
向に相互に剛に連結するとともに、各秤量ローラ群を、
ロードセルを介してコンベア下部フレーム上に取付けた
ものである。
最も前方側および後方側に位置する各秤量ローラ群から
ともに等しい間隔をおいたそれぞれの位置、いいかえれ
ば、走行方向の最も前方側に位置する秤量ローラ群およ
び最も後方側に位置する秤量ローラ群のそれぞれから相
互に等しい間隔をおいた前後の位置に、コンベア下部フ
レームだけに固定されてパイプコンベアを支持する支持
ローラ群の少なくとも二対を配置して、それらの支持ロ
ーラ群を相互に剛に連結する。
を、パイプコンベアの幅方向に間隔をおいた少なくとも
二個のロードセルを介してコンベア下部フレームに取付
け、また好ましくは、二組の保形ローラ間で、それぞれ
のローラ群を相互に等しい間隔をおいて位置させる。
に、各対の秤量ローラ群の、コンベアの走行方向の前方
側および後方側のそれぞれの位置に、パイプコンベアの
少なくとも上部に接触する負荷ローラ群を配設し、これ
らの各負荷ローラ群のたとえば下部に錘を取付けたもの
であり、より好ましくは、各負荷ローラ群の移動を制限
する位置拘束手段をコンベアフレームに設けたものであ
る。
剛に連結した二対以上の秤量ローラ群をもってパイプコ
ンベアを支持し、このときの支持荷重を各対の秤量ロー
ラ群と関連させて設けたロードセルによって測定するこ
とにより、パイプコンベアと秤量ローラ、なかでも、と
くに大きな荷重を支持する最も下位の秤量ローラとの摩
擦力に起因してロードセルに作用するベルト走行方向の
モーメントに、秤量ローラ群の剛連結をもって効果的に
対抗することができ、このことは、秤量ローラ群の対数
を増やすほどに顕著になる。
量ローラに十分近接して位置するので、そのロードセル
に、上述したようなモーメントが作用しても、モーメン
トアームは極めて短くなり、従って、そのモーメントに
よる秤量精度の低下を有効に防止することができる。
および後方側のそれぞれに、秤量ローラ群からともに等
しい間隔をおいて配設したそれぞれの支持ローラ群を配
設した場合は、パイプコンベアの、特定長さ当りの重量
が各対の秤量ローラ群に、偏りなしに適正に作用するの
を担保することができ、これによって、秤量精度の一層
の向上をもたらすことができる。
を、パイプコンベアの幅方向に間隔をおいた、たとえば
二個のロードセルを介してコンベア下部フレームに取付
け、それらのそれぞれのロードセルによる測定値をトー
タルして運搬重量を求めることにより、パイプコンベア
の捩れその他によって、そのパイプコンベアの幅方向の
重量分布が変化しても、測定精度の低下なしに運搬量を
秤量することができる。
で、それぞれのローラ群を相互に等しい間隔をおいて位
置させた場合には、全てのローラ群に、コンベア重量を
より均等に作用させることができ、秤量精度をより一層
向上させることができる。
アの運搬量を十分高い精度をもって秤量することができ
る。
させるに先だち、各対の秤量ローラ群の、コンベア走行
方向の前方側および後方側のそれぞれの位置、より好ま
しくは秤量ローラ群から等間隔をおいたそれぞれの位置
に錘を取付けた負荷ローラ群を配設することによって、
無負荷走行状態のパイプコンベアに、ともに既知の重量
を有する負荷ローラ群および錘のそれぞれの重量を作用
させ、そして、その錘の重量を種々に変更しつつロード
セルのキャリブレーションカーブを作成することによ
り、各個のロードセルの独立したキャリブレーションカ
ーブを作る場合に比して秤量精度を大きく向上させるこ
とができる。
度は、各負荷ローラ群の、パイプコンベアに連れられた
移動を、位置拘束手段をもって制限して、パイプコンベ
アへの荷重の作用位置を、好ましくは相互に等しい間隔
をおいた位置に特定することによって、効果的に高める
ことができる。
させるに当っては、上述した錘および負荷ローラ群をパ
イプコンベアから取り外した後、そのパイプコンベアの
負荷走行をもたらす。
明する。図1はこの発明の一実施例を示す側面図であ
り、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図中
1はパイプコンベアを示し、1a, 1bはそれぞれ、そのパ
イプコンベア1の搬送側部分および戻り側部分を示す。
および戻り側のそれぞれにおいて、上下のコンベアフレ
ーム2a, 2b, 2cにそれぞれ固定した複数の組の保形ロー
ラ3によって円筒状に保持される。なおここにおいて、
各組の保形ローラ3は、たとえば、六本もしくは八本の
ローラ3aを六角形状、八角形状などに組合わせてなり、
それらの各ローラ3aは、パイプコンベアへの外接状態で
それを所要の筒形状に維持する。
送側で、二組の保形ローラ間に、コンベア下部フレー
ム、図に示すところではコンベアフレーム2bだけに取付
けられて、そのパイプコンベア1の搬送側部分1aの重量
を支持する秤量ローラ群4の二対を配設して、これらの
両秤量ローラ群4を、それらの上下二個所で、計四本の
連結棒5によって、コンベア走行方向に相互に剛に連結
し、さらに、各秤量ローラ群4を、ロードセル6を介し
てコンベアフレーム2bに取付ける。
かなように、各秤量ローラ群4を、コンベア幅方向に離
隔す二個のロードセル6をもってコンベアフレーム2bに
取付けることとしているが、ロードセル6の個数は、所
要に応じて適宜に増減し得ることはもちろんである。
は、これも図2から明らかなように、中央部に貫通穴を
有する支持枠7に、六本の秤量ローラ8のそれぞれをほ
ぼ六角形状に組合わせてともに回転自在に取付け、そし
て、それらのローラ8のうち、少なくとも下半部に位置
する各秤量ローラ8を、パイプコンベア1に外接可能な
らしめることによって構成する。
連結および、各秤量ローラ群4のコンベアフレーム2bへ
の取付けはいずれも、支持枠7をもって行われる。とこ
ろで、各秤量ローラ群4の、コンベアフレーム2bへのこ
こでの取付けは、両コンベアフレーム2bの間隔と、支持
枠7の幅との関連の下で、それらのコンベアフレーム2b
に掛け渡したクロスバー9にロードセル6を取付けるこ
とによって行っている。
1の走行方向の前方側および後方側のそれぞれの側へ、
秤量ローラ群4からともに等しい間隔をおいたそれぞれ
の位置に、コンベアフレーム2bだけに固定されてパイプ
コンベア1を支持する二対の支持ローラ群11を配設し
て、これらの両支持ローラ群11を、連結棒12によって相
互に剛に連結する。ここで、各支持ローラ群11の、コン
ベアフレーム2bへの固定は、二対の支持ローラ群11の中
心軸線の高さを、二対の秤量ローラ群4の中心軸線の高
さに一致させるべく機能するスペーサ13を介して行い、
これによって、二対の支持ローラ群11のそれぞれに、二
対の秤量ローラ群4とほぼ均等な荷重支持能力を発揮さ
せる。なおここにおける各対の支持ローラ群11は、図2
に示す秤量ローラ群4とほぼ同様に構成することができ
る。
は、それぞれのローラ群4,11を、図示のように、二組
の保形ローラ間で相互に等しい間隔をおいて位置させ
る。
介してコンベアフレーム2bに取付けたそれぞれの対の秤
量ローラ群4が相互に剛固に連結されていることから、
前述したように、ベルト走行方向に作用するモーメント
の影響を有効に取り除いて秤量精度を効果的に高めるこ
とができる。またここでは、秤量ローラ群4と同等に荷
重を支持する支持ローラ群11が、その秤量ローラ群4へ
の、コンベア重量の適正なる作用を担保するので、秤量
精度をより一層高めることができる。
あり、図3(a) に示す秤量ローラ群4は、ローラの支持
枠7の外輪郭形状を、それぞれの秤量ローラ8の組合わ
せ形状に合わせて六角形状としたものである。また、図
3(b) に示す実施例は、パイプコンベア1の荷重の支持
に実質的に寄与する三本の秤量ローラ8だけで秤量ロー
ラ群4を構成したものであって、図3(a) に示す例に比
して上半部の三本の秤量ローラ8を省いたものである。
量ローラ群4を、ロードセル6を介してコンベアフレー
ム2bだけに取付け、そして複数の秤量ローラ群4をコン
ベア走行方向に剛固に相互連結することによって、前述
した実施例と同様の作用効果をもたらすことができる。
装置を付設した状態を例示する図であり、ここでは、各
対の秤量ローラ群4の、コンベアの走行方向の前方側お
よび後方側のそれぞれに、各秤量ローラ群4からともに
等しい間隔をおいてパイプコンベア1の上部に接触する
それぞれの負荷ローラ群21を配設し、これらの各負荷ロ
ーラ群21に、所定の重量の錘22を吊下げる。
22は通常はいずれのコンベアフレームにも接触しないの
で、それらの重量はパイプコンベア1によって完全に支
持されることになる。
くは、各負荷ローラ群21の、秤量ローラ群4への接近お
よび離隔を制限するストッパー23をコンベアフレーム2a
に設け、このことによって、走行状態のパイプコンベア
1への荷重の作用位置を、秤量ローラ群4から所定の位
置に特定する。
は、図4(b) に示すところから明らかなように、フレー
ム24に、パイプコンベア1の上部に外接する三本のロー
ラ25を枢支することによって構成してなり、かかる負荷
ローラ群21への錘22の吊下げは、フレーム24の下端に取
付けたクロスバー26に、吊下げ棒27を介して錘22を取付
けることにより行う。
6の較正は、既知の重量を有する負荷ローラ群21および
錘22のそれぞれの重量をパイプコンベア1によって支持
し、このときのロードセル出力を、パイプコンベア1へ
の付加重量として検出するとともに、錘22の重量を種々
に変更したときの各ロードセル出力を同様に検出して、
ロードセル6のキャリブレーションカーブを作成するこ
とにより行う。
は、各負荷ローラ群21および錘22をパイプコンベア1か
ら取り外すとともに、パイプコンベア1による実際の運
搬を開始して、そのときのロードセル出力をキャリブレ
ーションカーブと対照することによって、コンベア運搬
量の検出精度を十分に高める。
6の実際の適用状態の下での較正を可能ならしめること
によって、運搬量の秤量精度を大きく向上させることが
できる。
に、この発明によれば、秤量ローラとパイプコンベアと
の摩擦力に起因して、パイプコンベアの走行方向に発生
するモーメントにほとんど影響されることなく、パイプ
コンベアの運搬量を、常に高精度に秤量することができ
る。しかも ロードセルの実際の適用状態の下での較正
を可能ならしめて、秤量精度のより一層の向上をもたら
すことができる。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 それぞれの組の保形ローラによって円筒
状に保持されて走行するパイプコンベアにおいて、 そのパイプコンベアの搬送側で、二組の保形ローラの間
に、コンベア下部フレームだけに取付けられてパイプコ
ンベアを支持する秤量ローラ群の少なくとも二対を配設
して、これらの秤量ローラ群を、コンベアの走行方向に
相互に剛に連結するとともに、各秤量ローラ群を、ロー
ドセルを介してコンベア下部フレーム上に取付けたこと
を特徴とするパイプコンベアの運搬量秤量装置。 - 【請求項2】コンベアの走行方向の最も前方側および後
方側に位置する各秤量ローラ群からともに等しい間隔を
おいたそれぞれの位置に、コンベア下部フレームだけに
固定されてパイプコンベアを支持する支持ローラ群の少
なくとも二対を配設して、それらの支持ローラ群を相互
に剛に連結したことを特徴とする請求項1記載のパイプ
コンベアの運搬量秤量装置。 - 【請求項3】 各秤量ローラ群を、パイプコンベアの幅
方向に間隔をおいた少なくとも二個のロードセルを介し
てコンベア下部フレームに取付けたことを特徴とする請
求項1もしくは2記載のパイプコンベアの運搬量秤量装
置。 - 【請求項4】 二組の保形ローラ間で、それぞれのロー
ラ群を相互に等しい間隔をおいて位置させたことを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載のパイプコンベア
の運搬量秤量装置。 - 【請求項5】 各対の秤量ローラ群の、コンベアの走行
方向前方側および後方側のそれぞれの位置に、パイプコ
ンベアの少なくとも上部に接触する負荷ローラ群を配設
し、これらの各負荷ローラ群に錘を取付けたことを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載のパイプコンベア
の運搬量秤量装置。 - 【請求項6】 負荷ローラ群の移動を制限する位置拘束
手段を設けたことを特徴とする請求項5記載のパイプコ
ンベアの運搬量秤量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07731592A JP3165223B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | パイプコンベアの運搬量秤量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07731592A JP3165223B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | パイプコンベアの運搬量秤量装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05281015A true JPH05281015A (ja) | 1993-10-29 |
JP3165223B2 JP3165223B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=13630496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07731592A Expired - Fee Related JP3165223B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | パイプコンベアの運搬量秤量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3165223B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06329223A (ja) * | 1993-05-18 | 1994-11-29 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 計量装置を備えたパイプコンベヤ |
US5765678A (en) * | 1994-12-20 | 1998-06-16 | Bridgestone Corporation | Conveyor belt |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP07731592A patent/JP3165223B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06329223A (ja) * | 1993-05-18 | 1994-11-29 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 計量装置を備えたパイプコンベヤ |
US5765678A (en) * | 1994-12-20 | 1998-06-16 | Bridgestone Corporation | Conveyor belt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3165223B2 (ja) | 2001-05-14 |
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Legal Events
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