JPH05280463A - 斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置 - Google Patents
斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置Info
- Publication number
- JPH05280463A JPH05280463A JP4102549A JP10254992A JPH05280463A JP H05280463 A JPH05280463 A JP H05280463A JP 4102549 A JP4102549 A JP 4102549A JP 10254992 A JP10254992 A JP 10254992A JP H05280463 A JPH05280463 A JP H05280463A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swash plate
- pushing member
- tilting device
- piston
- spring
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 付勢機構のばねに横分力が作用しないように
する。 【構成】 斜板１７を斜板角度大位置とする付勢機構２
３を押し部材２４とばね２５より構成し、その押し部材
２４の平坦面となった先端面２４ａを斜板１７に設けた
ボール２２に接して点接触とし、斜板１７が傾転する時
にばね２５に横分力が作用しないようにする。
する。 【構成】 斜板１７を斜板角度大位置とする付勢機構２
３を押し部材２４とばね２５より構成し、その押し部材
２４の平坦面となった先端面２４ａを斜板１７に設けた
ボール２２に接して点接触とし、斜板１７が傾転する時
にばね２５に横分力が作用しないようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、斜板の角度を変更する
ことで容量を可変とする斜板ポンプ・モータの斜板傾転
装置に関する。
ことで容量を可変とする斜板ポンプ・モータの斜板傾転
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置とし
ては例えば図１に示すものが知られている。すなわち、
斜板１をばね２と押し部材３より成る付勢機構４で角度
大方向に傾動付勢し、押杆５を備えた駆動機構６で付勢
機構４に抗して角度小方向に傾動するようにし、その押
杆５を受圧室７内の圧油で伸長して斜板１を押すように
してある。
ては例えば図１に示すものが知られている。すなわち、
斜板１をばね２と押し部材３より成る付勢機構４で角度
大方向に傾動付勢し、押杆５を備えた駆動機構６で付勢
機構４に抗して角度小方向に傾動するようにし、その押
杆５を受圧室７内の圧油で伸長して斜板１を押すように
してある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる斜板傾転装置の
付勢機構４を構成する押し部材３は球状部３ａを有し、
その球状部３ａを斜板１の球状凹部１ａに嵌合して斜板
１が傾転した時に押し部材３と斜板１が相対変位できる
ようにしているが、斜板１が傾転する際に軸８と平行な
軸方向分力Ｆ1 と斜めな横分力Ｆ2 が押し部材３に作用
し、その横分力Ｆ2 によってばね２が斜めとなるから耐
久性などの面で好ましくない。
付勢機構４を構成する押し部材３は球状部３ａを有し、
その球状部３ａを斜板１の球状凹部１ａに嵌合して斜板
１が傾転した時に押し部材３と斜板１が相対変位できる
ようにしているが、斜板１が傾転する際に軸８と平行な
軸方向分力Ｆ1 と斜めな横分力Ｆ2 が押し部材３に作用
し、その横分力Ｆ2 によってばね２が斜めとなるから耐
久性などの面で好ましくない。
【０００４】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置を提供す
ることを目的とする。
ようにした斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】押し部材２４とばね２５
で付勢機構２３とし、この押し部材２４の平坦面である
先端面２４ａを斜板１７に設けたボール２２に押しつけ
たもの。
で付勢機構２３とし、この押し部材２４の平坦面である
先端面２４ａを斜板１７に設けたボール２２に押しつけ
たもの。
【０００６】
【作 用】押し部材２４とボール２２が点接触とな
り、斜板１７が傾転する時にばね２５に横分力が作用し
なくなる。
り、斜板１７が傾転する時にばね２５に横分力が作用し
なくなる。
【０００７】
【実 施 例】図２に示すように、ケース１０と端板１
１より成る中空のハウジング１２内にシリンダブロック
１３が駆動軸１４とともに回転自在に支承され、このシ
リンダブロック１３のシリンダ孔１３ａ内にピストン１
５が嵌挿されてシリンダ室１３ｂを構成し、そのシリン
ダ室１３ｂは弁板１６に形成した図示しない円弧状の高
圧、低圧ポートより高圧側と低圧側に１８０度回転する
毎に連通される。前記ピストン１５はピストンシュー１
５ａを介して斜板１７の前面１７ａに沿って摺動自在と
なり、その斜板１７の背面１７ｂには第１・第２当接面
１８，１９が形成されて第１当接面１８がケース１０の
第１支持面２０に当接すると斜板角度大となり、第２当
接面１９が第２支持面２１に当接すると斜板角度小とな
る。前記斜板１７の第２当接面１９にはボール２２が圧
入して取着され、そのボール２２は第２当接面１９より
若干突出している。斜板傾転装置を構成する付勢機構２
３は杆状の押し部材２４とばね２５とより成り、その押
し部材２４はケース１０の孔２６内に摺動自在に嵌挿さ
れてばね２５で突出付勢され、その押し部材２４の平滑
なる先端面２４ａが前記ボール２２に当接して押し部材
２４と斜板１７は点接触となっている。前記弁板１６の
上死点位置にはポート２７が形成され、このポート２７
は端板１１の孔２８より図示しない切換弁によって油圧
源とタンクに連通制御され、その孔２８に高圧油が流入
するとポート２７よりシリンダ孔１６内に流入してピス
トン１５を押して斜板１７を付勢機構２３に抗して傾転
するようになって駆動機構を構成している。なお、この
駆動機構は図１に示す構造としても良い。
１より成る中空のハウジング１２内にシリンダブロック
１３が駆動軸１４とともに回転自在に支承され、このシ
リンダブロック１３のシリンダ孔１３ａ内にピストン１
５が嵌挿されてシリンダ室１３ｂを構成し、そのシリン
ダ室１３ｂは弁板１６に形成した図示しない円弧状の高
圧、低圧ポートより高圧側と低圧側に１８０度回転する
毎に連通される。前記ピストン１５はピストンシュー１
５ａを介して斜板１７の前面１７ａに沿って摺動自在と
なり、その斜板１７の背面１７ｂには第１・第２当接面
１８，１９が形成されて第１当接面１８がケース１０の
第１支持面２０に当接すると斜板角度大となり、第２当
接面１９が第２支持面２１に当接すると斜板角度小とな
る。前記斜板１７の第２当接面１９にはボール２２が圧
入して取着され、そのボール２２は第２当接面１９より
若干突出している。斜板傾転装置を構成する付勢機構２
３は杆状の押し部材２４とばね２５とより成り、その押
し部材２４はケース１０の孔２６内に摺動自在に嵌挿さ
れてばね２５で突出付勢され、その押し部材２４の平滑
なる先端面２４ａが前記ボール２２に当接して押し部材
２４と斜板１７は点接触となっている。前記弁板１６の
上死点位置にはポート２７が形成され、このポート２７
は端板１１の孔２８より図示しない切換弁によって油圧
源とタンクに連通制御され、その孔２８に高圧油が流入
するとポート２７よりシリンダ孔１６内に流入してピス
トン１５を押して斜板１７を付勢機構２３に抗して傾転
するようになって駆動機構を構成している。なお、この
駆動機構は図１に示す構造としても良い。
【０００８】次に作動を説明する。孔２８に高圧油を供
給しない時にはピストン１５を押す力がないから斜板１
７は図２に示す斜板角度大位置となり、孔２８に高圧油
を供給すると前述のようにピストン１５を押す力で斜板
１７が付勢機構２３に抗して傾転して図３に示すように
第２当接面１９が第２支持面２１に当接して斜板傾転角
度小位置となる。この斜板１７が傾転する時にボール２
２が押し部材２４の先端面２４ａに沿って上下方向に摺
動すると共に、その両者は点接触であるから従来のよう
に押し部材２４に横分力が作用せず、ばね２５が斜めと
なることがない。
給しない時にはピストン１５を押す力がないから斜板１
７は図２に示す斜板角度大位置となり、孔２８に高圧油
を供給すると前述のようにピストン１５を押す力で斜板
１７が付勢機構２３に抗して傾転して図３に示すように
第２当接面１９が第２支持面２１に当接して斜板傾転角
度小位置となる。この斜板１７が傾転する時にボール２
２が押し部材２４の先端面２４ａに沿って上下方向に摺
動すると共に、その両者は点接触であるから従来のよう
に押し部材２４に横分力が作用せず、ばね２５が斜めと
なることがない。
【０００９】
【発明の効果】斜板１７に設けたボール２２と押し部材
２４の先端面２４ａは点接触となり、斜板１７が傾転す
る時に押し部材２４に横分力が作用しないので、ばね２
５が斜めとならず耐久性が向上する。
２４の先端面２４ａは点接触となり、斜板１７が傾転す
る時に押し部材２４に横分力が作用しないので、ばね２
５が斜めとならず耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の斜板傾転装置の断面図である。
【図２】本考案の実施例を示す斜板ポンプ・モータの断
面図である。
面図である。
【図３】斜板を傾転した状態の断面図である。
１０…ケース、１１…端板、１２…ハウジング、１３…
シリンダブロック、１３ａ…シリンダ孔、１３ｂ…シリ
ンダ室、１４…駆動軸、１５…ピストン、１５ａ…ピス
トンシュー、１６…弁板、１７…斜板、２２…ボール、
２３…付勢機構、２４…押し部材、２４ａ…先端面、２
５…ばね、２７…ポート。
シリンダブロック、１３ａ…シリンダ孔、１３ｂ…シリ
ンダ室、１４…駆動軸、１５…ピストン、１５ａ…ピス
トンシュー、１６…弁板、１７…斜板、２２…ボール、
２３…付勢機構、２４…押し部材、２４ａ…先端面、２
５…ばね、２７…ポート。
Claims (2)
- 【請求項１】 ハウジング１２内にシリンダブロック１
３を駆動軸１４とともに回転自在に支承し、そのシリン
ダブロック１３のシリンダ孔１３ａ内にピストン１５を
嵌挿してシリンダ室１３ｂを構成し、そのシリンダ室１
３ｂを弁板１６の高圧ポート、低圧ポートを経て高圧側
と低圧側に１８０度回転毎に連通し、前記ピストン１５
をピストンシュー１５ａを介して斜板１７の前面１７ａ
に摺動自在とし、前記斜板１７を傾転させることで容量
を可変とする斜板ポンプ・モータにおいて、 前記斜板１７を傾転角度大とする付勢機構２３と斜板１
７を傾転角度小とする駆動機構とを備え、その付勢機構
２３を押し部材２４とばね２５より構成し、その押し部
材２４の平坦面となった先端面２４ａを斜板１７に設け
たボール２２に押しつけて成る斜板ポンプ・モータの斜
板傾転装置。 - 【請求項２】 前記弁板１６の上死点位置にポート２７
を形成し、このポート２７に高圧油を供給することで駆
動機構とした請求項１記載の斜板ポンプ・モータの斜板
傾転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4102549A JPH05280463A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4102549A JPH05280463A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05280463A true JPH05280463A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14330333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4102549A Pending JPH05280463A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 斜板ポンプ・モータの斜板傾転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05280463A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016037924A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社豊田自動織機 | 可変容量型ピストンポンプ |
| KR200482286Y1 (ko) * | 2015-07-06 | 2017-01-06 | 훌루테크 주식회사 | 사판식 유압모터의 각도조절장치 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4102549A patent/JPH05280463A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016037924A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社豊田自動織機 | 可変容量型ピストンポンプ |
| KR200482286Y1 (ko) * | 2015-07-06 | 2017-01-06 | 훌루테크 주식회사 | 사판식 유압모터의 각도조절장치 |
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