JPH0528039U - 低温槽内のフアンの駆動機構 - Google Patents
低温槽内のフアンの駆動機構Info
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- JPH0528039U JPH0528039U JP8254391U JP8254391U JPH0528039U JP H0528039 U JPH0528039 U JP H0528039U JP 8254391 U JP8254391 U JP 8254391U JP 8254391 U JP8254391 U JP 8254391U JP H0528039 U JPH0528039 U JP H0528039U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸の周囲に温風を循環させ、回転部品に
霜がつくのを防ぎ、モータ10から回転軸にベルトで回
転を伝達し、騒音や振動の影響を少なくする。 【構成】 端部2Aに羽根1を取り付ける軸2と、複数
の打抜き穴3Aが形成されるパイプ3と、パイプ3の両
端に配置され、軸2を内輪で保持するベアリング4と、
フランジ部5Eの側面から貫通穴5Fに抜ける通風穴5
Aが形成され、貫通穴5Fからフランジ部5Eの側面へ
抜ける通風穴5Bが形成されるハウジング5とを備え、
モータ10の回転により、羽根1を回転させたとき、ハ
ウジング5の通風穴5Aから温風を貫通穴5F内に流入
させ、通風穴5Bから流出させる。
霜がつくのを防ぎ、モータ10から回転軸にベルトで回
転を伝達し、騒音や振動の影響を少なくする。 【構成】 端部2Aに羽根1を取り付ける軸2と、複数
の打抜き穴3Aが形成されるパイプ3と、パイプ3の両
端に配置され、軸2を内輪で保持するベアリング4と、
フランジ部5Eの側面から貫通穴5Fに抜ける通風穴5
Aが形成され、貫通穴5Fからフランジ部5Eの側面へ
抜ける通風穴5Bが形成されるハウジング5とを備え、
モータ10の回転により、羽根1を回転させたとき、ハ
ウジング5の通風穴5Aから温風を貫通穴5F内に流入
させ、通風穴5Bから流出させる。
Description
【0001】
この考案は、ICなどの温度試験装置に使用される低温槽のファンの駆動機構 についてのものである。
【0002】
次に、温度試験装置の構成を図3により説明する。図3の12は供給部、13 は低温槽、14は測定部、15は収容部である。供給部12へは外部から試験さ れるICが供給される。供給部12内のICは傾斜したレール上を重力により落 下し、低温槽13内へ移動する。低温槽13内へ移動したICは測定温度に冷却 され、測定部14で電気試験を受ける。電気試験の結果によりICは分類され、 収容部15に収容される。
【0003】 図3では、低温槽13内を冷やすため、外部から低温槽13内に例えば液体窒 素などの冷却空気を送り込み、流出穴13Cから冷却空気を流出する。低温槽1 3内の温度を均一にするため、羽根1で冷気を循環させる。羽根1は、低温槽1 3外のモータ10により回転される。ヒータ13Aは駆動機構の凍結を解除する ためのものであり、仕切板13Bは低温槽13内の冷気を効率よく循環させるた めのものである。低温槽13内の冷気は羽根1と仕切板13Bにより図3の矢印 の方向に循環する。
【0004】 次に、従来技術によるファンの駆動機構の構成を図4の分解斜視図により説明 する。図4の1は羽根、11は軸、12はジョイント、21は軸、31はパイプ 、41はベアリング、51はハウジング、71と91は継手、10はモータであ る。図4では、羽根1の取付穴1Aに軸11の端部11Aが固定され、軸11は ジョイント12に固定される。ジョイント12は軸21のフランジ部22に固定 される。軸21の軸部23にはパイプ31を介してベアリング41が取り付けら れる。ベアリング41の外輪はハウジング51の座ぐり穴52と座ぐり穴53で 保持される。軸21のねじ部24にはつめ付き座金6Aを介してみぞ付きナット 6Bが取り付けられる。継手71は軸21の端部25に固定され、継手71には 複数の溝72が形成され、継手91の凸部92とかみ合わされる。継手91はモ ータ10の回転軸に固定される。
【0005】 次に、図4の作用について図5の構成図により説明する。図5ではモータ10 は、継手91と継手92を介して軸21を回転させ低温槽内の羽根1を回す。羽 根1は、低温槽13内の冷気を循環させ低温槽13内の温度分布を均一にする役 割をする。図5では、軸11が冷却され、外気に触れる軸21、継手71、継手 91に霜がつくのを防ぐため、ジョイント12は断熱効果の高い合成樹脂材にす る。また、軸11と軸21が一体構造でないので、モータ10からの回転はかみ 合わせ継手71・91で軸21に伝達される。
【0006】
図4の低温槽13内の温度は−40℃になるが、外気は室温の20℃である。温度 差が60℃もあるので、長時間装置を稼働させると、低温槽13外の部品が凍りつ いたり霜がついたりしてモータ10が回転しなくなることがある。また、かみ合 わせ継手を使用しているので、騒音も大きく、振動による継手が摩耗する。この 考案は、回転軸の周囲に温風を循環させ、回転部品に霜がつくのを防ぎ、モータ 10から回転軸にベルトで回転を伝達し、騒音や振動の影響の少ない低温槽内の ファンの駆動機構の提供を目的とする。
【0007】
この目的を達成するため、この考案では、端部2Aに軸流ファンの羽根1を取 り付け、中央部2Bに複数の溝がフィン状に形成される軸2と、軸2の中央部2 Bに挿入され、複数の打抜き穴3Aが形成されるパイプ3と、パイプ3の両端に 配置され、軸2を内輪で保持するベアリング4と、座ぐり穴5Cと座ぐり穴5D にベアリング4の外輪が保持され、フランジ部5Eの側面から貫通穴5Fに抜け る通風穴5Aが形成され、貫通穴5Fからフランジ部5Eの側面へ抜ける通風穴 5Bが形成されるハウジング5と、軸2の端部2Cに連結されるプーリ7と、モ ータ10に取り付けられ、ベルト9によりプーリ7と連結されるプーリ8とを備 え、モータ10の回転により、羽根1を回転させたとき、ハウジング5の通風穴 5Aから温風を貫通穴5F内に流入させ、通風穴5Bから流出させる。
【0008】
次に、この考案によるファンの駆動機構の構成を図1により説明する。図1は 分解斜視図であり、図1の2は軸、3はパイプ、4はベアリング、5はハウジン グ、7と8はプーリ、9はベルトであり、その他の部分は図3と同じものである 。図1では、羽根1の取付穴1Aに軸2の端部2Aが固定される。軸2の中央部 2Bには複数の溝が設けられ、端部2Cにはねじ部2Dが形成される。パイプ3 は軸2の中央部2Bに挿入され、複数の打抜き穴が形成されている。ベアリング 4はパイプ3の両端に配置され、軸2を内輪で保持する。ベアリング4の外輪は ハウジング5の座ぐり穴5Cと座ぐり穴5Dで保持される。ハウジング5にはフ ランジ部5Eの側面から貫通穴5Fに抜ける通風穴5Aが形成され、貫通穴5F からフランジ部5Eの側面へ抜ける通風穴5Bが形成される。軸2のねじ部2D にはつめ付き座金6Aを介してみぞ付きナット6Bが取り付けられる。プーリ7 は軸2の端部2Cに固定され、プーリ8はモータ10の回転軸に固定される。ベ ルト9はプーリ7とプーリ8の間に掛けられる。
【0009】 次に、図1の作用を図2の組立断面図により説明する。図2の通風穴5Aには 図では省略した装置から温風が送りこまれ、ハウジング5の貫通穴5F内に放出 される。温風はパイプ3の複数の打抜穴3Aで拡散され、軸2の中央部2Bを温 める。軸2の中央部2Bに複数の溝が設けられているのは軸2の表面積を増し温 める効果をより多くするためのものである。貫通穴5F内の温風は通風穴5Bを 通り排出される。実施例によれば、ハウジング5に約80℃の乾燥空気が送りまれ るので、低温槽13の外に霜が着かない。
【0010】
【考案の効果】 この考案によれば、低温槽内のファンを回す回転軸の周囲に温風を循環させる ので、回転部品に霜がつくのを防ぐことができる。また、回転軸は断熱材で接続 することなく一体化でき、ベルトでモータからの回転を伝達しているので、騒音 が少なく振動による部品の摩耗も少ない。
【図1】この考案によるファンの駆動機構の分解斜視図
である。
である。
【図2】図1の組立断面図である。
【図3】ICの温度試験装置の概略説明図である。
【図4】従来技術によるファンの駆動機構の分解斜視図
である。
である。
【図5】図4の組立断面図である。
1 羽根 1A 取付穴 2 軸 2A 端部 2B 中央部 2C 端部 2D ねじ部 3 パイプ 3A 打抜き穴 4 ベアリング 5 ハウジング 5A・5B 通風穴 5C・5D 座ぐり穴 5E フランジ部 5F 貫通穴 6A つめ付き座金 6B みぞ付きナット 7・8 プーリ 9 ベルト 10 モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の端部(2A)に軸流ファンの羽根(1)
を取り付け、中央部(2B)に複数の溝がフィン状に形成さ
れる軸(2) と、 軸(2) の中央部(2B)に挿入され、複数の打抜き穴(3A)が
形成されるパイプ(3)と、 パイプ(3) の両端に配置され、軸(2) を内輪で保持する
ベアリング(4) と、 第1の座ぐり穴(5C)と第2の座ぐり穴(5D)にベアリング
(4) の外輪が保持され、フランジ部(5E)の側面から貫通
穴(5F)に抜ける第1の通風穴(5A)が形成され、貫通穴(5
F)からフランジ部(5E)の側面へ抜ける第2の通風穴(5B)
が形成されるハウジング(5) と、 軸(2) の第2の端部(2C)に連結される第1のプーリ(7)
と、 モータ(10)に取り付けられ、ベルト(9) により第1のプ
ーリ(7) と連結される第2のプーリ(8) とを備え、 モータ(10)の回転により、羽根(1) を回転させたとき、
ハウジング(5) の第1の通風穴(5A)から温風を貫通穴(5
F)内に流入させ、第2の通風穴(5B)から流出させること
を特徴とする低温槽内のファンの駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254391U JP2561115Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 低温槽内のファンの駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254391U JP2561115Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 低温槽内のファンの駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528039U true JPH0528039U (ja) | 1993-04-09 |
JP2561115Y2 JP2561115Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13777423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8254391U Expired - Lifetime JP2561115Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 低温槽内のファンの駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561115Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999045403A1 (fr) * | 1998-03-02 | 1999-09-10 | Advantest Corporation | Appareil de test de ci |
JP2007232645A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Advantest Corp | 送風装置及び電子部品試験装置 |
JP5404899B1 (ja) * | 2012-12-06 | 2014-02-05 | 株式会社上野精機長野 | 部品検査装置 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP8254391U patent/JP2561115Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999045403A1 (fr) * | 1998-03-02 | 1999-09-10 | Advantest Corporation | Appareil de test de ci |
JP2007232645A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Advantest Corp | 送風装置及び電子部品試験装置 |
JP4657950B2 (ja) * | 2006-03-02 | 2011-03-23 | 株式会社アドバンテスト | 送風装置及び電子部品試験装置 |
JP5404899B1 (ja) * | 2012-12-06 | 2014-02-05 | 株式会社上野精機長野 | 部品検査装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561115Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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