JP2561115Y2 - 低温槽内のファンの駆動機構 - Google Patents

低温槽内のファンの駆動機構

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JP2561115Y2
JP2561115Y2 JP8254391U JP8254391U JP2561115Y2 JP 2561115 Y2 JP2561115 Y2 JP 2561115Y2 JP 8254391 U JP8254391 U JP 8254391U JP 8254391 U JP8254391 U JP 8254391U JP 2561115 Y2 JP2561115 Y2 JP 2561115Y2
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JP
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shaft
fan
low
pulley
hole
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Inventor
龍一 吉田
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安藤電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ICなどの温度試験
装置に使用される低温槽のファンの駆動機構についての
ものである。
【0002】
【従来の技術】次に、温度試験装置の構成を図3により
説明する。図3の12は供給部、13は低温槽、14は
測定部、15は収容部である。供給部12へは外部から
試験されるICが供給される。供給部12内のICは傾
斜したレール上を重力により落下し、低温槽13内へ移
動する。低温槽13内へ移動したICは測定温度に冷却
され、測定部14で電気試験を受ける。電気試験の結果
によりICは分類され、収容部15に収容される。
【0003】図3では、低温槽13内を冷やすため、外
部から低温槽13内に例えば液体窒素などの冷却空気を
送り込み、流出穴13Cから冷却空気を流出する。低温
槽13内の温度を均一にするため、羽根1で冷気を循環
させる。羽根1は、低温槽13外のモータ10により回
転される。ヒータ13Aは駆動機構の凍結を解除するた
めのものであり、仕切板13Bは低温槽13内の冷気を
効率よく循環させるためのものである。低温槽13内の
冷気は羽根1と仕切板13Bにより図3の矢印の方向に
循環する。
【0004】次に、従来技術によるファンの駆動機構の
構成を図4の分解斜視図により説明する。図4の1は羽
根、11は軸、12はジョイント、21は軸、31はパ
イプ、41はベアリング、51はハウジング、71と9
1は継手、10はモータである。図4では、羽根1の取
付穴1Aに軸11の端部11Aが固定され、軸11はジ
ョイント12に固定される。ジョイント12は軸21の
フランジ部22に固定される。軸21の軸部23にはパ
イプ31を介してベアリング41が取り付けられる。ベ
アリング41の外輪はハウジング51の座ぐり穴52と
座ぐり穴53で保持される。軸21のねじ部24にはつ
め付き座金6Aを介してみぞ付きナット6Bが取り付け
られる。継手71は軸21の端部25に固定され、継手
71には複数の溝72が形成され、継手91の凸部92
とかみ合わされる。継手91はモータ10の回転軸に固
定される。
【0005】次に、図4の作用について図5の構成図に
より説明する。図5ではモータ10は、継手91と継手
92を介して軸21を回転させ低温槽内の羽根1を回
す。羽根1は、低温槽13内の冷気を循環させ低温槽1
3内の温度分布を均一にする役割をする。図5では、軸
11が冷却され、外気に触れる軸21、継手71、継手
91に霜がつくのを防ぐため、ジョイント12は断熱効
果の高い合成樹脂材にする。また、軸11と軸21が一
体構造でないので、モータ10からの回転はかみ合わせ
継手71・91で軸21に伝達される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図4の低温槽13内の
温度は−40℃になるが、外気は室温の20℃である。温度
差が60℃もあるので、長時間装置を稼働させると、低温
槽13外の部品が凍りついたり霜がついたりしてモータ
10が回転しなくなることがある。また、かみ合わせ継
手を使用しているので、騒音も大きく、振動による継手
が摩耗する。この考案は、回転軸の周囲に温風を循環さ
せ、回転部品に霜がつくのを防ぎ、モータ10から回転
軸にベルトで回転を伝達し、騒音や振動の影響の少ない
低温槽内のファンの駆動機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この考案では、端部2Aに軸流ファンの羽根1を取
り付け、中央部2Bに複数の溝がフィン状に形成される
軸2と、軸2の中央部2Bに挿入され、複数の打抜き穴
3Aが形成されるパイプ3と、パイプ3の両端に配置さ
れ、軸2を内輪で保持するベアリング4と、座ぐり穴5
Cと座ぐり穴5Dにベアリング4の外輪が保持され、フ
ランジ部5Eの側面から貫通穴5Fに抜ける通風穴5A
が形成され、貫通穴5Fからフランジ部5Eの側面へ抜
ける通風穴5Bが形成されるハウジング5と、軸2の端
部2Cに連結されるプーリ7と、モータ10に取り付け
られ、ベルト9によりプーリ7と連結されるプーリ8と
を備え、モータ10の回転により、羽根1を回転させた
とき、ハウジング5の通風穴5Aから温風を貫通穴5F
内に流入させ、通風穴5Bから流出させる。
【0008】
【作用】次に、この考案によるファンの駆動機構の構成
を図1により説明する。図1は分解斜視図であり、図1
の2は軸、3はパイプ、4はベアリング、5はハウジン
グ、7と8はプーリ、9はベルトであり、その他の部分
は図3と同じものである。図1では、羽根1の取付穴1
Aに軸2の端部2Aが固定される。軸2の中央部2Bに
は複数の溝が設けられ、端部2Cにはねじ部2Dが形成
される。パイプ3は軸2の中央部2Bに挿入され、複数
の打抜き穴が形成されている。ベアリング4はパイプ3
の両端に配置され、軸2を内輪で保持する。ベアリング
4の外輪はハウジング5の座ぐり穴5Cと座ぐり穴5D
で保持される。ハウジング5にはフランジ部5Eの側面
から貫通穴5Fに抜ける通風穴5Aが形成され、貫通穴
5Fからフランジ部5Eの側面へ抜ける通風穴5Bが形
成される。軸2のねじ部2Dにはつめ付き座金6Aを介
してみぞ付きナット6Bが取り付けられる。プーリ7は
軸2の端部2Cに固定され、プーリ8はモータ10の回
転軸に固定される。ベルト9はプーリ7とプーリ8の間
に掛けられる。
【0009】次に、図1の作用を図2の組立断面図によ
り説明する。図2の通風穴5Aには図では省略した装置
から温風が送りこまれ、ハウジング5の貫通穴5F内に
放出される。温風はパイプ3の複数の打抜穴3Aで拡散
され、軸2の中央部2Bを温める。軸2の中央部2Bに
複数の溝が設けられているのは軸2の表面積を増し温め
る効果をより多くするためのものである。貫通穴5F内
の温風は通風穴5Bを通り排出される。実施例によれ
ば、ハウジング5に約80℃の乾燥空気が送りまれるの
で、低温槽13の外に霜が着かない。
【0010】
【考案の効果】この考案によれば、低温槽内のファンを
回す回転軸の周囲に温風を循環させるので、回転部品に
霜がつくのを防ぐことができる。また、回転軸は断熱材
で接続することなく一体化でき、ベルトでモータからの
回転を伝達しているので、騒音が少なく振動による部品
の摩耗も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるファンの駆動機構の分解斜視図
である。
【図2】図1の組立断面図である。
【図3】ICの温度試験装置の概略説明図である。
【図4】従来技術によるファンの駆動機構の分解斜視図
である。
【図5】図4の組立断面図である。
【符号の説明】
1 羽根 1A 取付穴 2 軸 2A 端部 2B 中央部 2C 端部 2D ねじ部 3 パイプ 3A 打抜き穴 4 ベアリング 5 ハウジング 5A・5B 通風穴 5C・5D 座ぐり穴 5E フランジ部 5F 貫通穴 6A つめ付き座金 6B みぞ付きナット 7・8 プーリ 9 ベルト 10 モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端部(2A)に軸流ファンの羽根(1)
    を取り付け、中央部(2B)に複数の溝がフィン状に形成さ
    れる軸(2) と、 軸(2) の中央部(2B)に挿入され、複数の打抜き穴(3A)が
    形成されるパイプ(3)と、 パイプ(3) の両端に配置され、軸(2) を内輪で保持する
    ベアリング(4) と、 第1の座ぐり穴(5C)と第2の座ぐり穴(5D)にベアリング
    (4) の外輪が保持され、フランジ部(5E)の側面から貫通
    穴(5F)に抜ける第1の通風穴(5A)が形成され、貫通穴(5
    F)からフランジ部(5E)の側面へ抜ける第2の通風穴(5B)
    が形成されるハウジング(5) と、 軸(2) の第2の端部(2C)に連結される第1のプーリ(7)
    と、 モータ(10)に取り付けられ、ベルト(9) により第1のプ
    ーリ(7) と連結される第2のプーリ(8) とを備え、 モータ(10)の回転により、羽根(1) を回転させたとき、
    ハウジング(5) の第1の通風穴(5A)から温風を貫通穴(5
    F)内に流入させ、第2の通風穴(5B)から流出させること
    を特徴とする低温槽内のファンの駆動機構。
JP8254391U 1991-09-13 1991-09-13 低温槽内のファンの駆動機構 Expired - Lifetime JP2561115Y2 (ja)

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JPH0528039U JPH0528039U (ja) 1993-04-09
JP2561115Y2 true JP2561115Y2 (ja) 1998-01-28

Family

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11248787A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Advantest Corp Ic試験装置
JP4657950B2 (ja) * 2006-03-02 2011-03-23 株式会社アドバンテスト 送風装置及び電子部品試験装置
JP5404899B1 (ja) * 2012-12-06 2014-02-05 株式会社上野精機長野 部品検査装置

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JPH0528039U (ja) 1993-04-09

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