JPH05280268A - シヤツターにおける巻取軸の移動装置 - Google Patents
シヤツターにおける巻取軸の移動装置Info
- Publication number
- JPH05280268A JPH05280268A JP4105516A JP10551692A JPH05280268A JP H05280268 A JPH05280268 A JP H05280268A JP 4105516 A JP4105516 A JP 4105516A JP 10551692 A JP10551692 A JP 10551692A JP H05280268 A JPH05280268 A JP H05280268A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- guide
- winding shaft
- bearing plate
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- Granted
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Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シヤツターカーテンの巻取軸が支持される軸
受板を一対のリンクで吊持するにあたり、リンクの納ま
り寸法を小さくする。 【構成】 ガイド2aに近い側の軸受板7端部に枢支さ
れる第一リンク8aは、上方ガイド側に向けて突出さ
せ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支する一方、ガ
イドから遠い側の軸受板端部に枢支される第二リンク8
bは、巻取軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側
に延出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支し
て、リンク8a、8bが巻取ホイール4の径内に納まる
ようにした。
受板を一対のリンクで吊持するにあたり、リンクの納ま
り寸法を小さくする。 【構成】 ガイド2aに近い側の軸受板7端部に枢支さ
れる第一リンク8aは、上方ガイド側に向けて突出さ
せ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支する一方、ガ
イドから遠い側の軸受板端部に枢支される第二リンク8
bは、巻取軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側
に延出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支し
て、リンク8a、8bが巻取ホイール4の径内に納まる
ようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シヤツターカーテンの
巻取り、繰出しに伴い変化する巻取軸への巻取径に対応
して巻取軸が自動的に移動するようにしたシヤツターに
おける巻取軸の移動装置に関するものである。
巻取り、繰出しに伴い変化する巻取軸への巻取径に対応
して巻取軸が自動的に移動するようにしたシヤツターに
おける巻取軸の移動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
シヤツターカーテンの巻取り、繰出しに伴つて、シヤツ
ターカーテンの巻取軸への巻取径は変化することにな
る。しかるに従来、巻取軸は躯体側に固定されていたた
め、巻取径の変化に伴つて巻取軸からガイドに至るシヤ
ツターカーテンの繰出し方向が変化し、特に巻取径が小
径となつた閉鎖状態に近くなるとシヤツターカーテンが
ガイド部に強く衝接し、その結果、烈しい騒音、スラツ
トの疵付き、塗膜の剥離、消音部材の早期摩耗等の不具
合が多く発生し、これがシヤツターカーテンの早錆び
や、寿命短縮の原因ともなつていた。
シヤツターカーテンの巻取り、繰出しに伴つて、シヤツ
ターカーテンの巻取軸への巻取径は変化することにな
る。しかるに従来、巻取軸は躯体側に固定されていたた
め、巻取径の変化に伴つて巻取軸からガイドに至るシヤ
ツターカーテンの繰出し方向が変化し、特に巻取径が小
径となつた閉鎖状態に近くなるとシヤツターカーテンが
ガイド部に強く衝接し、その結果、烈しい騒音、スラツ
トの疵付き、塗膜の剥離、消音部材の早期摩耗等の不具
合が多く発生し、これがシヤツターカーテンの早錆び
や、寿命短縮の原因ともなつていた。
【0003】そこで、本発明の出願人は、先に実願昭6
3−124423号(実開平2−45293号)におい
て、巻取軸が巻取径に対応して移動するようにしたもの
を提示している。そしてこのものは、巻取軸が軸支され
る軸受板を一対のリンクで吊持しただけの構造簡単なも
のでありながら、巻取径の変化に直ちに対応して確実に
巻取軸が移動できるものであり、これによつて従来の固
定軸構造のものが有する欠点を解消したが、このもの
は、前記一対のリンクを、巻取ホイールの外径方向上方
に上方に延設する構成になつていたから、図8に示すよ
うに、巻取ホイール4の左右端部とリンク18を揺動支
持すべく躯体側に固着される側板2bとのあいだに、リ
ンク配設スペースを確保しなければならず、このためそ
の分、どうしても納まり寸法が大きくなつてしまい、こ
のことがシヤツターケースの小型化の妨げの要因になつ
て、スペースの狭い場所には適さないという問題があつ
た。
3−124423号(実開平2−45293号)におい
て、巻取軸が巻取径に対応して移動するようにしたもの
を提示している。そしてこのものは、巻取軸が軸支され
る軸受板を一対のリンクで吊持しただけの構造簡単なも
のでありながら、巻取径の変化に直ちに対応して確実に
巻取軸が移動できるものであり、これによつて従来の固
定軸構造のものが有する欠点を解消したが、このもの
は、前記一対のリンクを、巻取ホイールの外径方向上方
に上方に延設する構成になつていたから、図8に示すよ
うに、巻取ホイール4の左右端部とリンク18を揺動支
持すべく躯体側に固着される側板2bとのあいだに、リ
ンク配設スペースを確保しなければならず、このためそ
の分、どうしても納まり寸法が大きくなつてしまい、こ
のことがシヤツターケースの小型化の妨げの要因になつ
て、スペースの狭い場所には適さないという問題があつ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるシヤツタ
ーにおける巻取軸の移動装置を提供することを目的とし
て創案されたものであつて、巻取軸が一体的に支持され
る軸受板の前後方向両端部に、該軸受板を前後方向に揺
動させるためのリンクを設けるにあたり、ガイドに近い
側の端部に枢支される第一リンクは、上方ガイド側に向
けて突出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支す
る一方、ガイドから遠い側の端部に枢支される第二リン
クは、巻取軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側
に延出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支した
ことを特徴とするものである。また、さらに、前記両リ
ンクの基端部間には、保護リンクを介装し、該保護リン
クに軸受板の揺動量の規制をするストツパを設けたこと
を特徴とするものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるシヤツタ
ーにおける巻取軸の移動装置を提供することを目的とし
て創案されたものであつて、巻取軸が一体的に支持され
る軸受板の前後方向両端部に、該軸受板を前後方向に揺
動させるためのリンクを設けるにあたり、ガイドに近い
側の端部に枢支される第一リンクは、上方ガイド側に向
けて突出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支す
る一方、ガイドから遠い側の端部に枢支される第二リン
クは、巻取軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側
に延出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支した
ことを特徴とするものである。また、さらに、前記両リ
ンクの基端部間には、保護リンクを介装し、該保護リン
クに軸受板の揺動量の規制をするストツパを設けたこと
を特徴とするものである。
【0005】そして本発明は、この構成によつて、シヤ
ツターカーテンの巻取径に対応して自動的に巻取軸が移
動するようにしたものでありながら、納まり寸法を可及
的に小さくできるようにしたものである。
ツターカーテンの巻取径に対応して自動的に巻取軸が移
動するようにしたものでありながら、納まり寸法を可及
的に小さくできるようにしたものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は開口部に建付けられるシヤ
ツターのシヤツターカーテン、2は開口部の上方に設け
られるシヤツターケース、3はシヤツターケース2に内
装される巻取軸、4は巻取軸3に回動自在に軸承される
巻取ホイール、また6は巻取軸4と巻取ホイール4との
あいだに介装されるバランス弾機であり、そしてシヤツ
ターカーテン1は、巻取ホイール4に巻取り、巻戻しさ
れることで開口部の左右両側に立設されたガイドレール
5に案内されて昇降動すること等は従来通りであるが、
本発明においては、後述するように巻取軸3が可動式に
なつている。なお、図中、2aはシヤツターカーテン1
のシヤツターケース2への呑込み口となるガイドであ
る。
明する。図面において、1は開口部に建付けられるシヤ
ツターのシヤツターカーテン、2は開口部の上方に設け
られるシヤツターケース、3はシヤツターケース2に内
装される巻取軸、4は巻取軸3に回動自在に軸承される
巻取ホイール、また6は巻取軸4と巻取ホイール4との
あいだに介装されるバランス弾機であり、そしてシヤツ
ターカーテン1は、巻取ホイール4に巻取り、巻戻しさ
れることで開口部の左右両側に立設されたガイドレール
5に案内されて昇降動すること等は従来通りであるが、
本発明においては、後述するように巻取軸3が可動式に
なつている。なお、図中、2aはシヤツターカーテン1
のシヤツターケース2への呑込み口となるガイドであ
る。
【0007】7は軸受板であつて、該軸受板7の前後方
向中央部には前記巻取軸3の左右端部を軸支するための
軸受部7aが形成されている。一方、軸受板7のガイド
2aに近い側の端部には第一リンク8aの先端部が、ガ
イド2aに遠い側の端部には第二リンク8bの先端部が
それぞれ枢軸9a、9bを介して揺動自在に枢支されて
いる。
向中央部には前記巻取軸3の左右端部を軸支するための
軸受部7aが形成されている。一方、軸受板7のガイド
2aに近い側の端部には第一リンク8aの先端部が、ガ
イド2aに遠い側の端部には第二リンク8bの先端部が
それぞれ枢軸9a、9bを介して揺動自在に枢支されて
いる。
【0008】前記ガイドに近い側の端部に枢支される第
一リンク8aは、上方ガイド側に向けて突出させ、その
基端部がシヤツターケース2の側板2bに支軸10aを
介して揺動自在に軸支されている。また、ガイド2aか
ら遠い側の端部に枢支される第二リンク8bは、巻取軸
3の下方を迂回するようにして下方ガイド側に延出さ
れ、その基端部が側板2bに支軸10bを介して揺動自
在に枢支されている。さらに、両リンク8a、8bの基
端部間には保護リンク11が介装されているが、該保護
リンク11には軸受板7の揺動量の規制をする第一、第
二のストツパ11a、11bが形成されている。そして
これら支軸10a、10b位置は、巻取軸3に回動自在
に軸支される巻取ホイール4の径内に納まる配置構成に
設定されている。因みに、12は支軸10a、10bに
貫挿されるカラーであつて、該カラー12によつて、ボ
ルト緊締を強くしても保護リンク11に対する各第一、
第二リンク8a、8bの相対揺動が許容されるように配
慮されている。そして軸受板7は、シヤツターカーテン
1が巻取ホイール4に最大限巻き込まれた全開状態で
は、図2に示すように、該巻き取られた分のシヤツター
カーテン1の荷重Wを受けて下動し、第二リンク8bが
第二ストツパ10bに接当する全開姿勢になるが、シヤ
ツターカーテン1が巻取ホイール4から繰出されていく
と、両端部には、繰出された分のシヤツターカーテン1
の自重に基づく回転モーメントMを受ける。そうする
と、第一リンク8aには、基端を中心としてガイド側下
方に向いた力Faが働き、また第二リンク8bには、基
端を中心としてガイド側上方に向いた力Fbが働くこと
に成り、これによつて、シヤツターカーテン1が最大限
繰出された全閉状態では、図3に示すように、軸受板7
は第一ストツパ11aに接当するまでガイド側上方に向
けて揺動するように設定されている。
一リンク8aは、上方ガイド側に向けて突出させ、その
基端部がシヤツターケース2の側板2bに支軸10aを
介して揺動自在に軸支されている。また、ガイド2aか
ら遠い側の端部に枢支される第二リンク8bは、巻取軸
3の下方を迂回するようにして下方ガイド側に延出さ
れ、その基端部が側板2bに支軸10bを介して揺動自
在に枢支されている。さらに、両リンク8a、8bの基
端部間には保護リンク11が介装されているが、該保護
リンク11には軸受板7の揺動量の規制をする第一、第
二のストツパ11a、11bが形成されている。そして
これら支軸10a、10b位置は、巻取軸3に回動自在
に軸支される巻取ホイール4の径内に納まる配置構成に
設定されている。因みに、12は支軸10a、10bに
貫挿されるカラーであつて、該カラー12によつて、ボ
ルト緊締を強くしても保護リンク11に対する各第一、
第二リンク8a、8bの相対揺動が許容されるように配
慮されている。そして軸受板7は、シヤツターカーテン
1が巻取ホイール4に最大限巻き込まれた全開状態で
は、図2に示すように、該巻き取られた分のシヤツター
カーテン1の荷重Wを受けて下動し、第二リンク8bが
第二ストツパ10bに接当する全開姿勢になるが、シヤ
ツターカーテン1が巻取ホイール4から繰出されていく
と、両端部には、繰出された分のシヤツターカーテン1
の自重に基づく回転モーメントMを受ける。そうする
と、第一リンク8aには、基端を中心としてガイド側下
方に向いた力Faが働き、また第二リンク8bには、基
端を中心としてガイド側上方に向いた力Fbが働くこと
に成り、これによつて、シヤツターカーテン1が最大限
繰出された全閉状態では、図3に示すように、軸受板7
は第一ストツパ11aに接当するまでガイド側上方に向
けて揺動するように設定されている。
【0009】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、前述したように、全開状態では、軸受板7は第二
ストツパ11bに規制される全開姿勢になつていて、ガ
イド2aから離間しているが、このときには、巻径が大
きいため、シヤツターカーテン1はガイド2aに対して
略垂直姿勢に呑み込まれた状態になつている。この全開
姿勢から順次シヤツターカーテン1を繰出していくと、
巻径は縮小していくが、シヤツターカーテン1の繰出し
量が多くなつていく。これに伴い、シヤツターカーテン
の繰出された分の自重による回転モーメントが軸受板7
に働き、これがリンク8a、8bをガイド2a側に揺動
させることになつて、軸受板7は次第にガイド2a側に
移動する。この結果、本発明が実施されたものにあつて
は、左右の軸受板7を、リンク8a、8bによつて揺動
自在に吊持した簡単な機構でありながら、軸受板7への
作用力のアンバランスが発生すれば、直ちに対応してリ
ンク8a、8bが揺動して軸受板7の移動が成されるこ
とになり、シヤツターカーテン1が繰出されて巻取径が
小さくなればこれに応じて巻取軸芯はガイド側に移動
し、一方、シヤツターカーテン1の巻取りの時には、逆
に徐々に巻取軸3はガイドから遠ざかることになつて、
シヤツターカーテン1は常にガイド2aを直下に臨む状
態に維持できることになり、この結果、シヤツターカー
テン1がガイド2a部に衝接することによつて発生する
騒音、打撃疵等を軽減できることになる。
いて、前述したように、全開状態では、軸受板7は第二
ストツパ11bに規制される全開姿勢になつていて、ガ
イド2aから離間しているが、このときには、巻径が大
きいため、シヤツターカーテン1はガイド2aに対して
略垂直姿勢に呑み込まれた状態になつている。この全開
姿勢から順次シヤツターカーテン1を繰出していくと、
巻径は縮小していくが、シヤツターカーテン1の繰出し
量が多くなつていく。これに伴い、シヤツターカーテン
の繰出された分の自重による回転モーメントが軸受板7
に働き、これがリンク8a、8bをガイド2a側に揺動
させることになつて、軸受板7は次第にガイド2a側に
移動する。この結果、本発明が実施されたものにあつて
は、左右の軸受板7を、リンク8a、8bによつて揺動
自在に吊持した簡単な機構でありながら、軸受板7への
作用力のアンバランスが発生すれば、直ちに対応してリ
ンク8a、8bが揺動して軸受板7の移動が成されるこ
とになり、シヤツターカーテン1が繰出されて巻取径が
小さくなればこれに応じて巻取軸芯はガイド側に移動
し、一方、シヤツターカーテン1の巻取りの時には、逆
に徐々に巻取軸3はガイドから遠ざかることになつて、
シヤツターカーテン1は常にガイド2aを直下に臨む状
態に維持できることになり、この結果、シヤツターカー
テン1がガイド2a部に衝接することによつて発生する
騒音、打撃疵等を軽減できることになる。
【0010】しかもこのものにおいては、軸受板7を揺
動させるための第一、第二リンク8a、8bが、何れも
巻取ホイール4の径内になるよう設定されており、この
ため、第一、第二リンクを従来の外径方向上方にホイー
ル径を越えて突出したもののように、リンク配設スペー
スを、巻取ホイール4の端部と側板2bとのあいだに確
保する必要がなく、巻取ホイール4内に確保できること
になつて、リンク8a、8bの納まりスペースを可及的
に小さくし得て、その分シヤツターケース2の小型化に
寄与できることになる。
動させるための第一、第二リンク8a、8bが、何れも
巻取ホイール4の径内になるよう設定されており、この
ため、第一、第二リンクを従来の外径方向上方にホイー
ル径を越えて突出したもののように、リンク配設スペー
スを、巻取ホイール4の端部と側板2bとのあいだに確
保する必要がなく、巻取ホイール4内に確保できること
になつて、リンク8a、8bの納まりスペースを可及的
に小さくし得て、その分シヤツターケース2の小型化に
寄与できることになる。
【0011】そのうえ、このものでは、保護リンク11
にストツパ11a、11bが形成されているため、揺動
リンク機構が思案点(デツドポイント)を越えて復帰不
能の姿勢になつてしまうことを確実に防止できるが、こ
の保護リンク11が側板2bの補強もすることになつ
て、強度的な面でも有利なものと成る。ストツパを躯体
側に設けたものであつても良いことはいうまでもない。
にストツパ11a、11bが形成されているため、揺動
リンク機構が思案点(デツドポイント)を越えて復帰不
能の姿勢になつてしまうことを確実に防止できるが、こ
の保護リンク11が側板2bの補強もすることになつ
て、強度的な面でも有利なものと成る。ストツパを躯体
側に設けたものであつても良いことはいうまでもない。
【0012】尚、本発明は上記実施例に限定されないも
のであることは勿論であつて、保護リンクの形状として
は、図5に示すような形状のものでも良い。さらには、
図6に示す第二実施例の如く、保護リンク13を、基端
部が第一リンク8a側の支軸10aに一体的に軸支さ
れ、かつ先端部に長孔13aが形成されたものとし、さ
らに該長孔13aに第二リンク8bの先端部に突設した
ピン8cを移動自在に貫通せしめて、そして第二リンク
8bの揺動に伴つて長孔13a内を移動するピン8cが
長孔13aの両端部に接当して移動規制されることで第
二リンク8bの揺動量の規制を行うように構成したもの
でも良い。
のであることは勿論であつて、保護リンクの形状として
は、図5に示すような形状のものでも良い。さらには、
図6に示す第二実施例の如く、保護リンク13を、基端
部が第一リンク8a側の支軸10aに一体的に軸支さ
れ、かつ先端部に長孔13aが形成されたものとし、さ
らに該長孔13aに第二リンク8bの先端部に突設した
ピン8cを移動自在に貫通せしめて、そして第二リンク
8bの揺動に伴つて長孔13a内を移動するピン8cが
長孔13aの両端部に接当して移動規制されることで第
二リンク8bの揺動量の規制を行うように構成したもの
でも良い。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、シヤツターカーテンの繰出し部分
の自重による回転モーメントが軸受板に働くことに基づ
いて、シヤツターカーテンの巻取り、繰出しに伴つて変
化する巻取径に対応して巻取軸が前後移動することにな
り、この結果、シヤツターカーテンの繰出し方向を常に
ガイドを直下に臨む方向とすることができて、シヤツタ
ーカーテンがガイド部に衝接することを防止し得て、騒
音、打撃疵等を軽減できることになる。
れたものであるから、シヤツターカーテンの繰出し部分
の自重による回転モーメントが軸受板に働くことに基づ
いて、シヤツターカーテンの巻取り、繰出しに伴つて変
化する巻取径に対応して巻取軸が前後移動することにな
り、この結果、シヤツターカーテンの繰出し方向を常に
ガイドを直下に臨む方向とすることができて、シヤツタ
ーカーテンがガイド部に衝接することを防止し得て、騒
音、打撃疵等を軽減できることになる。
【0014】しかもこのものにおいては、軸受板を揺動
させるためのリンクを設けるにあたり、ガイドに近い側
の端部に枢支される第一リンクを、上方ガイド側に向け
て突出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支する
一方、ガイドから遠い側の端部に枢支される第二リンク
は、巻取軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側に
延出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支されて
いるため、何れも巻取ホイールの径内に納まるよう配設
することができ、このため、第一、第二リンクを従来の
外径方向上方にホイール径を越えて突出したもののよう
に、リンク配設スペースを、巻取ホイールの端部と側板
とのあいだに確保する必要がなく、巻取ホイール内に確
保できることになつて、リンクの納まりスペースを可及
的に小さくし得て、その分確実にシヤツターケースの小
型化に寄与できることになる。
させるためのリンクを設けるにあたり、ガイドに近い側
の端部に枢支される第一リンクを、上方ガイド側に向け
て突出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支する
一方、ガイドから遠い側の端部に枢支される第二リンク
は、巻取軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側に
延出させ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支されて
いるため、何れも巻取ホイールの径内に納まるよう配設
することができ、このため、第一、第二リンクを従来の
外径方向上方にホイール径を越えて突出したもののよう
に、リンク配設スペースを、巻取ホイールの端部と側板
とのあいだに確保する必要がなく、巻取ホイール内に確
保できることになつて、リンクの納まりスペースを可及
的に小さくし得て、その分確実にシヤツターケースの小
型化に寄与できることになる。
【0015】また、両リンクの基端部間に保護リンクを
介装し、該保護リンクにストツパを形成したものにおい
ては、揺動リンク機構が思案点を越えて復帰不能の姿勢
になつてしまうことを確実に防止できることになるが、
さらに、この保護リンクが前記両リンクを枢支する躯体
側の補強もすることになつて、強度的な面でも有利なも
のと成る。
介装し、該保護リンクにストツパを形成したものにおい
ては、揺動リンク機構が思案点を越えて復帰不能の姿勢
になつてしまうことを確実に防止できることになるが、
さらに、この保護リンクが前記両リンクを枢支する躯体
側の補強もすることになつて、強度的な面でも有利なも
のと成る。
【図1】シヤツターの概略正面図である。
【図2】シヤツターカーテン全開時における要部側面図
である。
である。
【図3】シヤツターカーテン全閉時における要部側面図
である。
である。
【図4】要部断面図である。
【図5】他例における要部側面図である。
【図6】第二実施例における要部側面図である。
【図7】(A)はリンクの納まり状態を示す側面図、
(B)は同前断面図である。
(B)は同前断面図である。
【図8】(A)は従来例におけるリンクの納まり状態を
示す側面図、(B)は同前断面図である。
示す側面図、(B)は同前断面図である。
1 シヤツターカーテン 2a ガイド 2b 側板 3 巻取軸 7 軸受板 8a 第一リンク 8b 第二リンク 9a 枢軸 9b 枢軸 10a 支軸 10b 支軸 11 保護リンク 11a 第一ストツパ 11b 第二ストツパ
Claims (2)
- 【請求項1】 巻取軸が一体的に支持される軸受板の前
後方向両端部に、該軸受板を前後方向に揺動させるため
のリンクを設けるにあたり、ガイドに近い側の端部に枢
支される第一リンクは、上方ガイド側に向けて突出さ
せ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支する一方、ガ
イドから遠い側の端部に枢支される第二リンクは、巻取
軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側に延出さ
せ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支したことを特
徴とするシヤツターにおける巻取軸の移動装置。 - 【請求項2】 巻取軸が一体的に支持される軸受板の前
後方向両端部に、該軸受板を前後方向に揺動させるため
のリンクを設けるにあたり、ガイドに近い側の端部に枢
支される第一リンクは、上方ガイド側に向けて突出さ
せ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支する一方、ガ
イドから遠い側の端部に枢支される第二リンクは、巻取
軸の下方を迂回するようにして下方ガイド側に延出さ
せ、その基端部を躯体側に揺動自在に枢支すると共に、
さらに、両リンクの基端部間には、保護リンクを介装
し、該保護リンクに軸受板の揺動量の規制をするストツ
パを設けたことを特徴とするシヤツターにおける巻取軸
の移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10551692A JP3271016B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | シャッターにおける巻取軸の移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10551692A JP3271016B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | シャッターにおける巻取軸の移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280268A true JPH05280268A (ja) | 1993-10-26 |
JP3271016B2 JP3271016B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=14409771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10551692A Expired - Fee Related JP3271016B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | シャッターにおける巻取軸の移動装置 |
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JP (1) | JP3271016B2 (ja) |
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1992
- 1992-03-31 JP JP10551692A patent/JP3271016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3271016B2 (ja) | 2002-04-02 |
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