JPH05280083A - 衛生器具の自動洗浄制御装置 - Google Patents

衛生器具の自動洗浄制御装置

Info

Publication number
JPH05280083A
JPH05280083A JP7784292A JP7784292A JPH05280083A JP H05280083 A JPH05280083 A JP H05280083A JP 7784292 A JP7784292 A JP 7784292A JP 7784292 A JP7784292 A JP 7784292A JP H05280083 A JPH05280083 A JP H05280083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
microcomputer
cleaning body
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7784292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2713831B2 (ja
Inventor
Yasuhiko Hayashi
靖彦 林
Shigeyasu Kaneda
滋保 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP7784292A priority Critical patent/JP2713831B2/ja
Publication of JPH05280083A publication Critical patent/JPH05280083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2713831B2 publication Critical patent/JP2713831B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】男子用水洗小便器や洗面第等の衛生器具の自動
洗浄制御装置に関し、電源電圧が定格値より上昇したと
きには動作を停止させることを目的とする。 【構成】人検知センサ6は衛生器具の使用者を検知す
る。電磁開閉弁4が開くと衛生器具に対して洗浄体が供
給される。弁駆動回路21は電磁開閉弁4を駆動する。
マイコン22は人検知センサ6の検知に基づいて、弁駆
動回路21を制御することにより、衛生器具に対して洗
浄体が供給されるように電磁開閉弁4を制御する。電源
電圧が設定値より高いとき、トランジスタ35はオンし
てコレクタ電位は0Vになり、マイコン22はそのコレ
クタ電位に基づいて動作を停止する。また、停電したと
き、トランジスタ35はオフし、そのコレクタ電位はコ
ンデンサ10のチャージ分で動作する定電圧回路の定電
圧VS になり、マイコン22はそのコレクタ電位に基づ
いて動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水洗便器や洗面台等の各
種の衛生器具における自動洗浄制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来の男子用水洗小便器(以
下、朝顔という)1の取り付け状態を示す。
【0003】朝顔1は洗面所の壁面2の表側に取り付け
られ、朝顔1に接続された水供給管3には電磁開閉弁4
が連結されている。その電磁開閉弁4が開かれると水供
給管3から朝顔1へ洗浄水が供給される。反対に、電磁
開閉弁4が閉じられると水供給管3から朝顔1への洗浄
水の供給は遮断される。
【0004】制御箱5は朝顔1よりも若干上方の壁面2
の裏側に取着され、その制御箱5の表面板5aは壁面2
に露出している。表面板5aには発光素子6aと受光素
子6bとからなる人検知センサ6が設けられ、制御箱5
内にはコントローラ7および交流電源装置8が設けられ
ている。
【0005】図9に、従来の自動洗浄制御装置の電気ブ
ロック回路図を示す。電源装置8は、ダイオードブリッ
ジからなる整流器9と平滑用コンデンサ10とサージア
ブソーバ11および電源トランス12から構成される。
そして、電源装置8は商用電源からの交流(100
〔V〕)を直流の適宜な電圧に変換して、コントローラ
7内の定電圧回路20に供給している。
【0006】定電圧回路20は3端子レギュレータによ
って構成され、コントローラ7内の弁駆動回路21、マ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)22、発
光駆動回路23、受光回路24のそれぞれに定電圧VS
を供給している。
【0007】マイコン22は、中央処理装置(CP
U)、制御プログラムを記憶した読み出し専用メモリ
(ROM)、読み出しおよび書き込み可能なメモリ(R
AM)、入出力インターフェイスから構成される。
【0008】弁駆動回路21はマイコン22からの指令
信号に基づいて自己保持ソレノイド・バルブからなる電
磁開閉弁4を開閉させる。すなわち、弁駆動回路21が
パルス状のタイミング信号を出力する度に電磁開閉弁4
の開閉の状態は切り替わり、タイミング信号が出力され
ていないときには、それ以前の開閉の状態がそのまま保
持される。
【0009】発光駆動回路23はマイコン22からの指
令信号に基づいて発光ダイオードからなる発光素子6a
を発光させる。そして、朝顔1の前に人が立っている場
合、発光素子6aからの投射光はその人にあたって反射
する。フォトトランジスタからなる受光素子6bはその
反射光を検出して検出信号を出力し、受光回路24はそ
の検出信号を増幅してマイコン22に出力する。一方、
朝顔1の前に人が立っていない場合、発光素子6aから
の投射光は反射せず、受光素子6bは反射光を検出でき
ないため検出信号を出力しない。
【0010】従って、その受光回路24からの検出信号
に基づいて、マイコン22は朝顔1の前に人が立ってい
るかどうかを検知することができる。そして、マイコン
22は人が立っていれば「人検知」、立っていなければ
「人非検知」と判定する。このマイコン22の一連の動
作を、以下、人検知動作と呼ぶ。
【0011】また、マイコン22は計時動作を行うこと
ができる。そして、人検知動作と計時動作のそれぞれの
結果に基づいて、マイコン22は弁駆動回路21を制御
することにより電磁開閉弁4を開閉制御する。
【0012】次に、上記の自動洗浄制御装置の動作を図
10に示すフローチャートに従って説明する。まず、ス
テップ(以下、Sとする)1において、マイコン22は
人検知動作を行う。そして、朝顔1の前に人が立つまで
待ち、小用を足そうとする人が朝顔1の前に立つと「人
検知」と判定して、S2へ移行する。
【0013】S2において、マイコン22は弁駆動回路
21に指令信号を出力して電磁開閉弁4を開かせる。そ
して、S3へ移行する。S3において、マイコン22は
計時動作を行い、計時動作開始から1秒経過するまで待
ち、1秒経過したら、S4へ移行する。
【0014】S4において、マイコン22は弁駆動回路
21に指令信号を出力して電磁開閉弁4を閉じさせる。
すなわち、小用を足そうとする人が朝顔1の前に立つ
と、水供給管3から朝顔1へ1秒間だけ洗浄水が供給さ
れ、小用の前に朝顔1を洗浄する前洗浄処理を行う。そ
して、S5へ移行する。
【0015】S5において、マイコン22は計時動作を
行い、計時動作開始から2秒経過するまで待ち、2秒経
過したら、S6へ移行する。S6において、マイコン2
2は人検知動作を行う。そして、朝顔1の前から人がい
なくなっていれば「人非検知」と判定してS1に戻り、
朝顔1の前に人がいれば「人検知」と判定してS7へ移
行する。すなわち、普通の人は2秒間で小用を足すこと
はできないため、前洗浄処理の2秒後に朝顔1の前から
人がいなくなっていれば、小用は足されなかったものと
判断するわけである。
【0016】S7において、マイコン22は人検知動作
を行う。そして、朝顔1の前から人が立ち去るまで待
ち、立ち去ると「人非検知」と判定して、S8へ移行す
る。S8において、マイコン22は弁駆動回路21に指
令信号を出力して電磁開閉弁4を開かせる。そして、S
9へ移行する。
【0017】S9において、マイコン22は計時動作を
行い、計時動作開始から5秒経過するまで待ち、5秒経
過したら、S10へ移行する。S10において、マイコ
ン22は弁駆動回路21に指令信号を出力して電磁開閉
弁4を閉じさせる。すなわち、小用を足し終えた人が朝
顔1の前から立ち去ると、水供給管3から朝顔1へ5秒
間だけ洗浄水が供給され、小用の後に朝顔1を洗浄する
後洗浄処理を行う。そして、S1へ戻る。
【0018】このように朝顔1の自動洗浄制御装置にお
いては、小用を足そうとする人が朝顔の前に立つと朝顔
1を洗浄し(前洗浄処理)、小用を足し終えて朝顔1の
前から立ち去ると再度朝顔1を洗浄する(後洗浄処理)
ようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の自動
洗浄制御装置を施工する際に、施工者が誤って電源装置
8を200〔V〕の商用電源に接続することがある。
【0020】すると、コントローラ7に過電圧が印加さ
れ、例えば、電磁開閉弁4が開いたままになって洗浄水
が止まらなくなる等の誤動作を招いたり、最悪の場合、
コントローラ7が破損したりすることになる。
【0021】そこで、電源トランス12の一次側にヒュ
ーズまたはブレーカを設けることが考えられる。しかし
ながら、ヒューズを設けた場合は、過電圧が印加されて
溶断したヒューズを交換するため、一度取り付けた制御
箱5を取り外さなければならず、施工に手間がかかると
いう問題がある。また、ブレーカを設けた場合は、その
分だけ部品コストが上昇すると共に、ブレーカを納める
ために制御箱5を大きくする必要があり、施工費用の増
大につながるという問題がある。
【0022】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、電源電圧が定格値より
上昇したときには動作を停止し、その後、電源電圧が定
格値に収まったときには動作を再開することができる衛
生器具の自動洗浄制御装置を、簡単な構成によって提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、衛生器具の使用者を検知する人検知手段
と、衛生器具に対して洗浄体を供給する洗浄体供給手段
と、洗浄体供給手段を駆動する駆動手段と、人検知手段
の検知に基づいて、駆動手段を制御することにより、衛
生器具に対して洗浄体が一定時間だけ供給されるように
洗浄体供給手段を制御する制御手段と、商用電源を直流
の適宜な電源電圧に変換して、各手段に供給する電源供
給手段とからなる衛生器具の自動洗浄制御装置におい
て、電源供給手段の電源電圧が予め定めた値より高いと
きには、制御手段の動作を停止させ、衛生器具に対して
洗浄体を供給させないようにする動作停止制御手段を設
けたことをその要旨とする。
【0024】
【作用】従って本発明によれば、電源供給手段の電源電
圧が予め定めた値より高いときには、制御手段の動作は
停止し、衛生器具への洗浄体の供給を遮断する。そのた
め、各手段の誤動作および破損を防止することができ
る。
【0025】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図5に従って説明する。
【0026】尚、本実施例において、従来例と同じ構成
については符号を等しくしてその詳細な説明を省略す
る。動作停止制御手段は、ダイオード31とコンデンサ
32とツェナーダイオード33と各抵抗34,36とN
PNトランジスタ35およびマイコン22から構成され
ている。
【0027】すなわち、図1に示すように、整流器9と
平滑用コンデンサ10の間には順方向にダイオード31
が接続されている。また、平滑用コンデンサ10とダイ
オード31の接続点Aとグランド間にはコンデンサ32
が接続されている。さらに、接続点Aにはツェナーダイ
オード33のカソードが接続され、そのツェナーダイオ
ード33のアノードは抵抗34を介してエミッタ接地の
トランジスタ35のベースに接続されている。トランジ
スタ35のコレクタは、マイコン22に接続されている
と共に、トランジスタ35の保護用抵抗36を介して定
電圧回路20に接続されて定電圧VS が印加されてい
る。
【0028】尚、本実施例では、100〔V〕商用電源
使用時の電源トランス12の二次側の交流電圧の最大値
は10〔V〕に、ツェナーダイオード33のツェナー降
伏電圧VZ は5〔V〕にそれぞれ設定されている。ま
た、施工者が誤って200〔V〕商用電源に接続した場
合に、電源トランス12およびサージアブソーバ11が
破損しないように、それぞれの耐圧は240〔V〕に設
定されている。さらに、コンデンサ32の容量は平滑用
コンデンサ10より小さくなるように設定されている。
【0029】図2は、100〔V〕商用電源使用時の各
部の電位の時間偏移を示す波形図である。接続点Aの電
位は、コンデンサ32の平滑作用によってグランドレベ
ル(=0〔V〕)になることはなく、ダイオード9によ
って全波整流された電源波形をわずかに平滑した脈流に
なる。そのため、ツェナーダイオード33のアノード電
位は、接続点Aの電位がツェナー降伏電圧VZ (=5
〔V〕)より高いときには、接続点Aの電位からツェナ
ー降伏電圧VZ 分だけ差し引いた値になり、接続点Aの
電位がツェナー降伏電圧VZ より低いときには0〔V〕
になる。
【0030】トランジスタ35のベース電流は極めて小
さいため、抵抗34による電圧降下も極めて小さくな
る。また、トランジスタ35はベース・エミッタ間電圧
VBEが0.7〔V〕以上のときにオンする。そのため、
トランジスタ35のベース電位はツェナーダイオード3
3のアノード電位とほぼ等しくなる。従って、ツェナー
ダイオード33のアノード電位が0.7〔V〕以上のと
きトランジスタ35はオンし、ツェナーダイオード33
のアノード電位が0.7〔V〕未満のときトランジスタ
35はオフする。
【0031】トランジスタ35がオンするとコレクタ電
位は0〔V〕になり、オフするとコレクタ電位は定電圧
回路20の定電圧VS と等しくなる。従って、トランジ
スタ35のコレクタ電位は、商用周波数に対応した周波
数のパルス波になる。尚、そのパルス波のパルス幅は、
コンデンサ32の容量を変更することによって調整する
ことができる。
【0032】図3は、電源装置8を200〔V〕商用電
源に接続したときの各部の電位の時間偏移を示す波形図
である。接続点Aの電位は、図2に示す波形を10
〔V〕だけシフトアップした波形となる。そのため、接
続点Aの電位はツェナー降伏電圧VZ より常に高くな
る。従って、トランジスタ35は常にオンして、そのコ
レクタ電位は常時0〔V〕になる。
【0033】尚、停電したときには、平滑用コンデンサ
10に蓄積された電気量によって、定電圧回路20から
定電圧出力が出力されている間、トランジスタ35はオ
フし、そのコレクタ電位は定電圧回路20の定電圧VS
と等しくなる。
【0034】従って、そのトランジスタ35のコレクタ
電位の時間偏移に基づいて、マイコン22は電源装置8
が100〔V〕商用電源に正しく接続されているかどう
かを検知することができる。すなわち、マイコン22は
トランジスタ35のコレクタ電位を30msec間観測し、
パルス波が観測されたときは電源装置8が100〔V〕
商用電源に正しく接続されているとして「正常電圧」と
判定し、0〔V〕が続いたときには200〔V〕商用電
源に誤って接続されているとして「高電圧」と判定し、
定電圧VS が続いたときには「停電」していると判定す
る。このマイコン22の一連の動作を、以下、電圧検知
動作と呼ぶ。
【0035】そして、「正常電圧」と判定したとき、マ
イコン22は従来例で述べた計時動作と人検知動作のそ
れぞれの結果に基づいて、弁駆動回路21を制御するこ
とにより電磁開閉弁4を開閉制御する。また、「高電
圧」および「停電」と判定したとき、マイコン22は弁
駆動回路21を制御することにより電磁開閉弁4を閉じ
る。
【0036】次に、上記の自動洗浄制御装置の動作を図
4,図5に示すフローチャートに従って説明する。ま
ず、S21において、マイコン22は電圧検知動作を行
う。そして、マイコン22の判定結果が「高電圧」の場
合はS22へ移行し、「正常電圧」の場合はS23へ移
行する。
【0037】S23において、マイコン22は人検知動
作を行う。そして、朝顔1の前に人が立つまで待ち、小
用を足そうとする人が朝顔1の前に立つと「人検知」と
判定して、S24へ移行する。
【0038】S24において、マイコン22は電圧検知
動作を行う。そして、マイコン22の判定結果が「停
電」の場合はS22へ移行し、「正常電圧」の場合はS
25へ移行する。
【0039】S25において、マイコン22は人検知動
作を行う。そして、朝顔1の前に人が立っていなければ
「人非検知」と判定してS24に戻り、小用を足そうと
する人が朝顔1の前に立つと「人検知」と判定して、S
26へ移行する。
【0040】S26において、マイコン22は弁駆動回
路21に指令信号を出力して電磁開閉弁4を開かせる。
そして、S27へ移行する。S27において、マイコン
22は電圧検知動作を行う。そして、マイコン22の判
定結果が「停電」の場合はS22へ移行し、「正常電
圧」の場合はS28へ移行する。
【0041】S28において、マイコン22は計時動作
を行う。そして、計時動作開始から1秒経過していなけ
ればS27に戻り、1秒経過したらS29へ移行する。
S29において、マイコン22は弁駆動回路21に指令
信号を出力して電磁開閉弁4を閉じさせる。すなわち、
小用を足そうとする人が朝顔1の前に立つと、水供給管
3から朝顔1へ1秒間だけ洗浄水が供給され、小用の前
に朝顔1を洗浄する前洗浄処理を行う。そして、S30
へ移行する。
【0042】S30において、マイコン22は電圧検知
動作を行う。そして、マイコン22の判定結果が「停
電」の場合はS22へ移行し、「正常電圧」の場合はS
31へ移行する。
【0043】S31において、マイコン22は計時動作
を行う。そして、計時動作開始から2秒経過していなけ
ればS30に戻り、2秒経過したらS32へ移行する。
S32において、マイコン22は人検知動作を行う。そ
して、朝顔1の前から人がいなくなっていれば「人非検
知」と判定してS23に戻り、朝顔1の前に人がいれば
「人検知」と判定してS33へ移行する。すなわち、普
通の人は2秒間で小用を足すことはできないため、前洗
浄処理の2秒後に朝顔1の前から人がいなくなっていれ
ば、小用は足されなかったものと判断するわけである。
【0044】S33において、マイコン22は電圧検知
動作を行う。そして、マイコン22の判定結果が「停
電」の場合はS22へ移行し、「正常電圧」の場合はS
34へ移行する。
【0045】S34において、マイコン22は人検知動
作を行う。そして、朝顔1の前に人が立っていれば「人
非検知」と判定してS33に戻り、立ち去っていれば
「人非検知」と判定して、S35へ移行する。
【0046】S35において、マイコン22は弁駆動回
路21に指令信号を出力して電磁開閉弁4を開かせる。
そして、S36へ移行する。S36において、マイコン
22は電圧検知動作を行う。そして、マイコン22の判
定結果が「停電」の場合はS22へ移行し、「正常電
圧」の場合はS37へ移行する。
【0047】S37において、マイコン22は計時動作
を行う。そして、計時動作開始から5秒経過していなけ
ればS36に戻り、5秒経過したらS38へ移行する。
S38において、マイコン22は弁駆動回路21に指令
信号を出力して電磁開閉弁4を閉じさせる。すなわち、
小用を足し終えた人が朝顔1の前から立ち去ると、水供
給管3から朝顔1へ5秒間だけ洗浄水が供給され、小用
の後に朝顔1を洗浄する後洗浄処理を行う。そして、S
23へ戻る。
【0048】一方、S22において、マイコン22は弁
駆動回路21に指令信号を出力して電磁開閉弁4を閉じ
させる。すなわち、停電時に電磁開閉弁4が開いたまま
になって洗浄水が止まらなくなるのを防止する。そし
て、S39へ移行する。
【0049】S39において、マイコン22は電圧検知
動作を行う。そして、マイコン22の判定結果が「停
電」の場合はそのまま待ち、「正常電圧」の場合はS2
3へ戻る。
【0050】このように本実施例では、人検知動作およ
び計時動作の前に電圧検知動作を行っている。そして、
電圧検知動作の結果が「正常電圧」の場合は、電源装置
8が100〔V〕商用電源に正しく接続されているとし
て人検知動作または計時動作を行い、従来例と同様に正
常な自動洗浄制御動作を行う。また、ルーチンの最初
(S21)において、電圧検知動作の結果が「高電圧」
の場合は、電源装置8が200〔V〕商用電源に誤って
接続されているとして電磁開閉弁4を閉じる。また、ル
ーチンの途中(S24,S27,S30,S33,S3
6)において、電圧検知動作の結果が「停電」の場合
は、停電しているとして電磁開閉弁4を閉じる。
【0051】従って、施工者が誤って電源装置8を20
0〔V〕の商用電源に接続したときでも、電磁開閉弁4
が開いたままになって洗浄水が止まらなくなる等の誤動
作が起こったり、コントローラ7が破損したりすること
はない。
【0052】また、上記のように簡単な構成によって動
作停止制御手段を具体化できるため、電源トランス12
の一次側にヒューズまたはブレーカを設ける場合に比べ
て、部品コストおよび施工費用を低減することができ
る。
【0053】さらに、施工者が電源装置8を100
〔V〕の商用電源に正しく接続し直すだけで、正常な自
動洗浄制御動作を行うことができるため、不慣れな施工
者でも確実に施工することができる。
【0054】(第2実施例)以下、本発明を具体化した
第2実施例を図6〜図7に従って説明する。尚、本実施
例において、従来例と同じ構成については符号を等しく
してその詳細な説明を省略する。
【0055】図6に示すように、電源装置8の整流器9
と定電圧回路20の間には電源遮断回路41が設けられ
ている。その電源遮断回路41は、図7に示すように、
各抵抗42,43,44とツェナーダイオード45とコ
ンパレータ46およびPNPトランジスタ47から構成
されている。
【0056】すなわち、コンパレータ46のプラス入力
端子は抵抗42を介して平滑用コンデンサ10のプラス
側に接続されている。また、コンパレータ46のマイナ
ス入力端子は抵抗43を介して平滑用コンデンサ10の
プラス側に接続されていると共に、ツェナーダイオード
45のカソードに接続されている。そのツェナーダイオ
ード45のアノードは接地されている。
【0057】コンパレータ46の出力端子は抵抗44を
介してトランジスタ47のベースに接続されている。そ
のトランジスタ47のエミッタは平滑用コンデンサ10
のプラス側に接続され、コレクタは定電圧回路20に接
続されている。
【0058】コンパレータ46の電源端子は平滑用コン
デンサ10のプラス側およびグランドに接続されてい
る。従って、コンパレータ46は単電源動作を行う。す
なわち、コンパレータ46のプラス入力端子の電圧の方
がマイナス入力端子の電圧より高いとき、出力端子の電
圧は平滑用コンデンサ10のプラス側の電圧と等しくな
る。また、コンパレータ46のマイナス入力端子の電圧
がプラス入力端子の電圧以上のとき、出力端子の電圧は
グランドレベル(=0〔V〕)になる。
【0059】尚、本実施例では、100〔V〕商用電源
使用時の電源トランス12の二次側の交流電圧の最大値
は10〔V〕に、ツェナーダイオード45のツェナー降
伏電圧VZ は15〔V〕にそれぞれ設定されている。ま
た、施工者が誤って200〔V〕商用電源に接続した場
合に、電源トランス12およびサージアブソーバ11が
破損しないように、それぞれの耐圧は240〔V〕に設
定されている。
【0060】次に上記のように構成された電源遮断回路
41の動作を説明する。 施工者が電源装置8を100〔V〕商用電源に正しく
接続した場合 電源トランス12の二次側の交流電圧の最大値は10
〔V〕になる。従って、平滑用コンデンサ10のプラス
側の電圧も10〔V〕になる。
【0061】尚、コンパレータ46の両入力端子には電
流が流れない。また、ツェナーダイオード45のカソー
ド電位は印加された電圧に等しくなる。そのため、各抵
抗42,43には電流が流れない。
【0062】従って、両抵抗42,43による電圧降下
は生じず、コンパレータ46のプラス入力端子およびマ
イナス入力端子の電圧は共に10〔V〕になる。そのた
め、コンパレータ46の出力端子の電圧は0〔V〕にな
り、トランジスタ47はオンする。
【0063】その結果、オンしたトランジスタ47を介
して、電源装置8から定電圧回路20へ電源が供給され
る。すると、定電圧回路20の定電圧VS がコントロー
ラ7に供給され、従来例と同様に正常な自動洗浄動作を
行う。尚、自動洗浄動作は図10のフローチャートに示
す従来例と同じであるため、説明を省略する。
【0064】施工者が電源装置8を200〔V〕商用
電源に誤って接続した場合 電源トランス12の二次側の交流電圧の最大値は20
〔V〕になる。従って、平滑用コンデンサ10のプラス
側の電圧も20〔V〕になる。
【0065】尚、コンパレータ46の両入力端子には電
流が流れない。また、ツェナーダイオード45のカソー
ド電位はツェナー降伏電圧VZ (=15〔V〕)を越え
ない。
【0066】そのため、抵抗42には電流が流れず、コ
ンパレータ46のプラス入力端子の電圧は20〔V〕に
なる。また、コンパレータ46のマイナス入力端子の電
圧はツェナー降伏電圧VZ に等しくなる。従って、コン
パレータ46の出力端子の電圧は20〔V〕になり、ト
ランジスタ47はオフする。
【0067】その結果、電源装置8から定電圧回路20
への電源供給は、オフしたトランジスタ47によって遮
断される。すると、コントローラ7には電源が供給され
ないため、動作を停止する。
【0068】このように本実施例においては、施工者が
電源装置8を200〔V〕商用電源に誤って接続した場
合は、電源装置8と定電圧回路20を遮断することがで
きるため、コントローラ7の破損を防ぐことができる。
また、施工者が電源装置8を100〔V〕の商用電源に
正しく接続し直すだけで、正常な自動洗浄制御動作を行
うことができるため、不慣れな施工者でも確実に施工す
ることができる。尚、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、以下のように実施してもよい。
【0069】1)第1実施例と第2実施例を組み合わせ
て行う。 2)第1実施例において、コンデンサ32および抵抗3
4の両方あるいはいずれか一方を省略する。
【0070】3)第1実施例において、定電圧回路20
を介さずに電源装置8から弁駆動回路21へ直接電源を
供給する。 4)第1実施例の電圧検知動作においては、トランジス
タ35のコレクタ電位を30msec間観測したが、30ms
ecに限らず適宜な時間だけ観測する。
【0071】5)第2実施例において、各抗42,43
の両方あるいはいずれか一方を省略する。 6)第2実施例において、PNPトランジスタ47をN
PNトランジスタに置き換えてもよい。その場合は、コ
ンパレータ46の両入力端子の接続を入れ換えればよ
い。
【0072】7)朝顔1だけでなく、洗面台等の各種の
衛生器具における自動洗浄制御装置に具体化する。 8)発光駆動回路23、受光回路24、発振回路25の
それぞれの働きをマイコン22に代行させて、各回路2
3〜25を省略する。
【0073】9)前洗浄処理または後洗浄処理のいずれ
か一方のみを行うようにする。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源電圧が定格値より上昇したときには動作を停止し、そ
の後、電源電圧が定格値に収まったときには動作を再開
することができる衛生器具の自動洗浄制御装置を、簡単
な構成によって提供することができる優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の自動洗浄制御装置を示す
電気ブロック回路図である。
【図2】第1実施例の各波形図である。
【図3】第1実施例の各波形図である。
【図4】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】第2実施例の自動洗浄制御装置を示す電気ブロ
ック回路図である。
【図7】第2実施例の要部回路図である。
【図8】(a)は本発明の一実施例の男子用水洗小便器
の取り付け状態を示す一部切欠側面図であり、(b)は
同じく正面図である。
【図9】従来例の自動洗浄制御装置の電気ブロック回路
図である。
【図10】従来例の自動洗浄制御装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…衛生器具としての朝顔、3…洗浄液供給手段として
の水供給管、4…洗浄液供給手段としての電磁開閉弁、
6…人検知手段としての人検知センサ、8…電源供給手
段としての電源装置、21…駆動手段としての弁駆動回
路、22…制御手段および動作停止制御手段としてのマ
イクロコンピュータ、31…動作停止制御手段としての
ダイオード、33…動作停止制御手段としてのツェナー
ダイオード、35…動作停止制御手段としてのトランジ
スタ、36…動作停止制御手段としての抵抗、41…電
源遮断手段としての電源遮断回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛生器具(1)の使用者を検知する人検
    知手段(6)と、 前記衛生器具(1)に対して洗浄体を供給する洗浄体供
    給手段(3,4)と、 前記洗浄体供給手段(3,4)を駆動する駆動手段(2
    1)と、 前記人検知手段(6)の検知に基づいて、駆動手段(2
    1)を制御することにより、前記衛生器具(1)に対し
    て洗浄体が一定時間だけ供給されるように前記洗浄体供
    給手段(3,4)を制御する制御手段(22)と、 商用電源を直流の適宜な電源電圧に変換して、前記各手
    段(6,3,4,21,22)に供給する電源供給手段
    (8)とからなる衛生器具の自動洗浄制御装置におい
    て、 前記電源供給手段(8)の電源電圧が予め定めた値より
    高いときには、前記制御手段(22)の動作を停止さ
    せ、前記衛生器具(1)に対して洗浄体を供給させない
    ようにする動作停止制御手段(31,33,35等)を
    設けたことを特徴とする衛生器具の自動洗浄制御装置。
  2. 【請求項2】 衛生器具(1)の使用者を検知する人検
    知手段(6)と、 前記衛生器具(1)に対して洗浄体を供給する洗浄体供
    給手段(3,4)と、 前記洗浄体供給手段(3,4)を駆動する駆動手段(2
    1)と、 前記人検知手段(6)の検知に基づいて、駆動手段(2
    1)を制御することにより、前記衛生器具(1)に対し
    て洗浄体が一定時間だけ供給されるように前記洗浄体供
    給手段(3,4)を制御する制御手段(22)と、 商用電源を直流の適宜な電源電圧に変換して、前記各手
    段(6,3,4,21,22)に供給する電源供給手段
    (8)とからなる衛生器具の自動洗浄制御装置におい
    て、 前記電源供給手段(8)の電源電圧が予め定めた値より
    高いときには、前記電源供給手段(8)から前記各手段
    (6,3,4,21,22)に供給される電源を遮断す
    る電源遮断手段(41)を設けたことを特徴とする衛生
    器具の自動洗浄制御装置。
  3. 【請求項3】 衛生器具(1)の使用者を検知する人検
    知手段(6)と、 前記衛生器具(1)に対して洗浄体を供給する洗浄体供
    給手段(3,4)と、 前記洗浄体供給手段(3,4)を駆動する駆動手段(2
    1)と、 前記人検知手段(6)の検知に基づいて、駆動手段(2
    1)を制御することにより、前記衛生器具(1)に対し
    て洗浄体が一定時間だけ供給されるように前記洗浄体供
    給手段(3,4)を制御する制御手段(22)と、 商用電源を直流の適宜な電源電圧に変換して、前記各手
    段(6,3,4,21,22)に供給する電源供給手段
    (8)とからなる衛生器具の自動洗浄制御装置におい
    て、 前記電源供給手段(8)の電源電圧が予め定めた値より
    高いときには、前記制御手段(22)の動作を停止さ
    せ、前記衛生器具(1)に対して洗浄体を供給させない
    ようにする動作停止制御手段(31,33,35等)
    と、 前記電源供給手段(8)の電源電圧が予め定めた値より
    高いときには、前記電源供給手段(8)から前記各手段
    (6,3,4,21,22)に供給される電源を遮断す
    る電源遮断手段(41)とを設けたことを特徴とする衛
    生器具の自動洗浄制御装置。
JP7784292A 1992-03-31 1992-03-31 衛生器具の自動洗浄制御装置 Expired - Lifetime JP2713831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7784292A JP2713831B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 衛生器具の自動洗浄制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7784292A JP2713831B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 衛生器具の自動洗浄制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05280083A true JPH05280083A (ja) 1993-10-26
JP2713831B2 JP2713831B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=13645307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7784292A Expired - Lifetime JP2713831B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 衛生器具の自動洗浄制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2713831B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109515A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd リモコン送信器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612738U (ja) * 1984-06-08 1986-01-09 富士通テン株式会社 電子機器の電源保護装置
JPS62254618A (ja) * 1986-04-25 1987-11-06 富士電機株式会社 直流給電回路
JPS63149144U (ja) * 1987-03-19 1988-09-30
JPH02101234A (ja) * 1988-10-11 1990-04-13 Yamatake Honeywell Co Ltd フラッシュバルブコントローラ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612738U (ja) * 1984-06-08 1986-01-09 富士通テン株式会社 電子機器の電源保護装置
JPS62254618A (ja) * 1986-04-25 1987-11-06 富士電機株式会社 直流給電回路
JPS63149144U (ja) * 1987-03-19 1988-09-30
JPH02101234A (ja) * 1988-10-11 1990-04-13 Yamatake Honeywell Co Ltd フラッシュバルブコントローラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109515A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd リモコン送信器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2713831B2 (ja) 1998-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0980133A2 (en) Switched mode power supply and controlling method thereof
TW472434B (en) PWM controller
JPH05280083A (ja) 衛生器具の自動洗浄制御装置
JPH05280082A (ja) 衛生器具の自動洗浄制御装置
JPH083491Y2 (ja) 小便器用自動水洗装置
JP2003235258A (ja) 制御機器
JPH0659050A (ja) 物体検出装置
JP2568136Y2 (ja) 衛生器具の自動洗浄制御装置
JP2777745B2 (ja) 衛生洗浄装置の着座検出装置
KR920006358B1 (ko) 세탁기의 예약 시스템
JP3406721B2 (ja) 衛生器具の洗浄装置
JP3464635B2 (ja) 炊飯器
JP2654303B2 (ja) 各種衛生器具における自動洗浄制御装置
JP3406717B2 (ja) 衛生器具の洗浄装置
JP2837988B2 (ja) 自動水栓装置
JP2847464B2 (ja) 給水制御装置
KR200149046Y1 (ko) 정전시간 판단장치
JP2654307B2 (ja) 衛生器具の自動洗浄制御装置
JP2636016B2 (ja) 水栓制御装置
JPH0577371U (ja) 衛生器具の自動洗浄制御装置
JPH0885985A (ja) 停電止水機能を有する水栓装置
GB2133941A (en) Switching circuit
JPH08226159A (ja) 衛生器具洗浄装置の制御装置
JPH11164474A (ja) オーディオ装置
KR910003148B1 (ko) 식기세척기의 제어 시스템