JPH05280005A - アスフアルト常温簡易舗装材及び該舗装材の製造方法 - Google Patents

アスフアルト常温簡易舗装材及び該舗装材の製造方法

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JPH05280005A
JPH05280005A JP10030692A JP10030692A JPH05280005A JP H05280005 A JPH05280005 A JP H05280005A JP 10030692 A JP10030692 A JP 10030692A JP 10030692 A JP10030692 A JP 10030692A JP H05280005 A JPH05280005 A JP H05280005A
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JP
Japan
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asphalt
gravel
kerosene
heavy oil
coated
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Pending
Application number
JP10030692A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kawamura
村 光 生 川
Jitsuo Inagaki
垣 実 男 稲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOU GIKEN KK
Tatsumi Kogyo KK
Original Assignee
SOU GIKEN KK
Tatsumi Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、常温で保存、運搬、施工するこ
とができると共に、熱帯地域等の日射の強い地域に於い
ても、強度的に支障なく施工することのできるアスフア
ルト常温簡易舗装材及び該舗装材の製造方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】この発明に於いては、砂利の表面に形成したア
スフアルト層と、該アスフアルト層に薄くコーテイングし
た灯油若しくは重油層とを具備してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱帯地方等の日射が
強い場所においても、常温でそのまま支障なく施工する
ことのできるアスフアルト常温簡易舗装材及び該舗装材
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アスフアルトは、ストレートアスフアルト
と呼ばれる常温で比較的柔らかく、粘りのある性質のも
のと、ブロンアスフアルトと呼ばれる常温及び日射によ
る加熱下でも硬度を保つが、衝撃に対しては脆い性質の
ものとがあり、舗装用アスフアルトは、上記2種類のア
スフアルトを適当な比率で混合して強度調整をしてい
る。従来は、この舗装用アスフアルトに骨材として砂利
を混合し、アスフアルト舗装材としていた。しかしなが
ら、このアスフアルト舗装材は、高温で混合し、舗装材
が冷めないうちに舗装工事を完了しなければならない不
便さがあった。
【0003】上記欠点を解消する目的で、アスフアルト
に、灯油や重油と一緒に混合して、常温で保存、運搬、
施工することができるカットバックアスフアルトが開発
されている。このカットバックアスフアルトは、現場で
直ちに施工することができる利点がある反面、次のよう
な欠点があった。 (1)アスフアルト舗装の硬化時間を調節するために加
える灯油や重油が、地中に吸収若しくは蒸発した後にア
スフアルト強度を増すようになっているので、施工時は
奇麗に仕上がっても、時間が経過するにつれ、内部に空
洞が生じ、強度不足となる。 (2)空洞が生じると、空洞を通して空気が流通し、空
気中の酸素が、アスフアルトを酸化し、アスフアルトを硬
く、脆い性質に変化させる。 (3)添加した灯油や重油のためアスフアルトは、非常
に軟らかくなっているので、熱帯地域等の日射の強い地
域に於いては、軟化、流動化を起こし、アスフアルトが
地中に浸透する等の問題が生じるから、熱帯地域等のの
交通量頻繁な道路には到底使用することができない。 上記したように、従来のアスフアルト舗装材は未だ充分
に満足すべきものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な点に着目してなされたものであり、常温で保存、運
搬、施工することができると共に、熱帯地域等の日射の
強い地域に於いても、強度的に支障なく施工することの
できるアスフアルト常温簡易舗装材及び該舗装材の製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者等は、鋭意研究の結果、砂利にアスフアル
トをコーテイングした後、該アスフアルト表面に灯油若し
くは重油の薄いコーテイング層を形成することによっ
て、アスフアルト自体の硬さはそのまま維持し、しかも
灯油若しくは重油層がアスフアルト粒子同士の接着を防
ぐので、現場でそのまま転圧施工することができると共
に、灯油若しくは重油層は薄く形成しているので、施工
後の空洞化や硬く、脆くなる等の現象が生ぜず、長期的
に安定した舗装状態を維持し得ることを見いだし、本発
明に到達した。即ち、本発明のアスフアルト常温簡易舗
装材は、骨材としての砂利の表面に形成したアスフアル
ト層と、該アスフアルト層に薄くコーテイングした灯油若
しくは重油層とを具備してなることを特徴とする。また
本発明のアスフアルト常温簡易舗装材の製造方法は、砂
利に、アスフアルトを加えて、前記砂利表面にアスフアル
トのコーテイング層を形成した後、これに灯油若しくは
重油を加えて、前記アスフアルトのコーテイング層の外周
に薄いコーテイング層を形成したことを特徴とする。
【0006】本発明に使用するアスフアルトとしては、
ストレートアスフアルトとブロンアスフアルトを混合した
公知のアスフアルトを使用することができる。本発明の
舗装材の砂利とアスフアルトとの最適混合割合は、次式
の計算式によって求められる。 砂利を球体と仮定すると、砂利の体積(V1)は、次式
(1): V1=π/6×d1 3・・・・・・・・・・・・・・・(1) (式中、d1は球体の直径を表す。)で表される。 アスフアルトに砂利を加えた立方体の体積(V2)は、次
式(2): V2=a1 3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) (式中、a1は立方体の一片を表す。)で表される。 アスフアルト舗装した状態を考えると、前記球体は、前
記立方体に内接していると仮定することができるので、 a1=d1となるから、前記立方体の体積(V2)は、次式
(2'): V2=d1 3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2') で表される。 従って、理論アスフアルト量(V3)は、次式(3): V3=d1 3 - π/6×d1 3=d1 3(1-π/6)・・・・・(3) で求められる。
【0007】本発明に使用するアスフアルト量は、上記
式(3)で計算された量にできるだけ近い量使用するのが
良く、多すぎると、アスフアルト舗装材が軟らかくなり、少
なすぎると接着性が悪くなる。上記式から、砂利を核に
して、その周りをV3の量のアスフアルトでコーテイング
したものの直径(d2)は、次式(4):
【0008】
【化1】
【0009】で求められる。単に、砂利の周りにアスフア
ルトをコーテイングしたのでは、常温になると砂利を核と
してアスフアルトコーテイング同士が硬化し接着するの
で、このまま施工することはできない。これを避けるた
め、本発明に於いては、アスフアルトの外周に灯油若しく
は重油をコーテイングしている。コーテイングする灯油若
しくは重油量は、上記式(4)から計算されるd2に0.1
〜0.5mm加えた直径となる量とするのがよい。コーテイ
ングする灯油若しくは重油量が少なすぎると、コーテイン
グの効果が十分発揮されないし、多すぎるとアスフアルト
舗装材の強度が低下する。本発明のアスフアルト舗装材に
は、更にゴム類を混合することができる。このように、
ゴム類を混合することによってアスフアルト舗装材に耐
振性が付与される。ゴム類は、アスフアルトに混合し、
ゴム入りアスフアルトを砂利にコーテイングするのが更に
良い。
【0010】
【実施例】次に、本発明のアスフアルト舗装材の製造方
法を図面に基づいて説明する。図1に示すように、砂利
1を、第1の搬送コンベヤ2で、ドライヤー3中に移送
し、砂利を加熱する。ストレートアスフアルトとブロン
アスフアルトとを混合したアスフアルト缶9を、加熱容器
4中で加熱してアスフアルトを溶融させる。溶融させた
アスフアルトを加熱容器4中に移し、ポンプ10で第1
の加熱されたミキサー5に移送する。前記加熱した砂利
を上面の開口からミキサー5中に投入しながら、前記溶
融させたアスフアルトとを第1のミキサー5中に噴霧す
る。ミキサーの回転軸6には、多数の撹拌翼7が取り付
けられており、この段階で、砂利の表面はアスフアルト
でコーテイングされる。砂利とアスフアルトとの混合割合
は、前記式(3)から計算される量とした。ついで、アス
フアルトをコーテイングした砂利を、第1のミキサー5か
ら第2の加熱されたミキサー5′中に投入し、同時にタ
ンク8からポンプ10′によって移送される灯油若しく
は重油を第2のミキサー5′中に噴霧する。この工程で
砂利にコーテイングしたアスフアルトの周りに、灯油若し
くは重油がコーテイングされる。使用した灯油若しくは
重油量は、前記式(4)から計算されるd2に、0.1■
0.5mm加えた直径となる量とした。このようにして、
砂利の周りに、アスフアルト層を介して灯油若しくは重
油層がコーテイングしたアスフアルト舗装材11が得られ
る。これは、第2の搬送コンベヤ2′によって移送さ
れ、袋詰め12されて、施工現場に移送若しくは市販に
供される。
【0011】
【作用】本発明によれば、骨材となる砂利にコーテイン
グしたアスフアルトの周りには、灯油若しくは重油がコ
ーテイングされているので、アスフアルト粒子同士が接着
し、硬化するのが防止されるから、そのまま常温で容易
に転圧施工することができる。また、灯油若しくは重油
は、従来品のようにアスフアルト中に混入するものでは
なく、アスフアルトの周りに薄くコーテイングするもので
あるので、アスフアルト自体の硬度はあまり落ちないの
で、熱射によっても軟化流動化を引き起こさないと共
に、施工後内部に空洞を生じたり、酸化して強度が低下
するのが避けられる。
【0012】
【効果】以上述べたごとく、本発明によれば、アスフア
ルトの外周に、灯油若しくは重油層を薄くコーテイングし
ているので、アスフアルト同士が接着し、硬化するのが防
止されると共に、灯油若しくは重油はコーテイングするも
のであってアスフアルト中に混入させるものではないか
ら、施工後空洞が生じるとか、アスフアルトが酸化されて
強度が低下する等の問題が解消され、しかも熱帯地域等
で施工してもアスフアルト舗装材の不硬化や軟化流動化
を引き起こす恐れはなくなる等、従来のこの種アスフア
ルト舗装材には全く見られない著しく顕著な効果を奏す
る。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアスフアルト簡易舗装材の製造装置を
示す断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂利の表面に形成したアスフアルト層と、
    該アスフアルト層に薄くコーテイングした灯油若しくは重
    油層とを具備してなることを特徴とするアスフアルト常
    温簡易舗装材。
  2. 【請求項2】前記アスフアルト層に、ゴムを含有させて
    なる請求項1に記載のアスフアルト常温簡易舗装材。
  3. 【請求項3】砂利に、アスフアルトを加えて、前記砂利
    表面にアスフアルトのコーテイング層を形成した後、これ
    に灯油若しくは重油を加えて、前記アスフアルトコーテイ
    ング層の外周に灯油若しくは重油の薄いコーテイング層
    を形成したことを特徴とするアスフアルト常温簡易舗装
    材の製造方法。
JP10030692A 1992-03-27 1992-03-27 アスフアルト常温簡易舗装材及び該舗装材の製造方法 Pending JPH05280005A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030084246A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 (주) 세명기건 폐 아스콘 재처리장치
US8287945B2 (en) 2007-10-05 2012-10-16 Basf Se Method and composition for enhancing the performance of an emulsion-based surface treatment

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030084246A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 (주) 세명기건 폐 아스콘 재처리장치
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