JPH0527939Y2 - - Google Patents

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JPH0527939Y2
JPH0527939Y2 JP15887888U JP15887888U JPH0527939Y2 JP H0527939 Y2 JPH0527939 Y2 JP H0527939Y2 JP 15887888 U JP15887888 U JP 15887888U JP 15887888 U JP15887888 U JP 15887888U JP H0527939 Y2 JPH0527939 Y2 JP H0527939Y2
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adhesive layer
needle
pressure
sensitive adhesive
center
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、注射針廃棄容器に関する。
従来の技術 使用済の注射針は、注射器から手で外し、注射
針専用の廃棄容器に捨てていた。従来、注射針廃
棄容器は、単にテーブル等の上におかれていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、誤つて注射針廃棄容器を倒した
り、テーブルから落としたりして容器内に入れら
れていた使用済みの注射針が容器外に出ることが
あつた。そして、これらの針を集めるさいに、誤
つて針先で皮膚を突くことがあり、針に付着した
血液中にB型肺炎、エイズ等の病原体が含まれて
いると、針に付着していた血液中のB型肺炎、エ
イズ等の病原体が体内に入り、これらの病気に感
染するおそれがあつた。
この考案の目的は、上記問題を解決した注射針
廃棄容器を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による注射針廃棄容器は、胴と、胴の
下端に固定された底蓋とを備えており、底蓋の下
面が、中心部が最も外方に突出するような曲面状
となつており、底蓋の下面における中心部を含む
所定の範囲に感圧性接着剤層が設けられ、感圧性
接着剤層の下面の中心部が胴の下端以下の高さ位
置にあり、感圧性接着剤層が離型紙で覆われてい
るものである。
上記感圧性接着剤層は、接着剤を塗布するこ
と、両面粘着テープを貼着することなどにより形
成される。
作 用 上記構成において、離型紙を剥がし、感圧性接
着剤層によつて、注射針廃棄容器をテーブル等に
固定する。このとき、接着剤層における底壁下面
の中心部に対応する位置においては、その周縁部
に比べて接着剤層に大きな垂直方向の圧力が加わ
り、接着力も強くなつている。接着剤層の周縁部
においては、上記垂直方向の圧力が小さく、接着
力も弱い。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説
明する。
注射針廃棄容器1は、円筒状胴2と、胴2の上
下両端に2重巻締めにより固定されて胴2の上下
両端開口を閉鎖する金属製頂蓋3および同底蓋4
とよりなる。そして、容器1内において、底蓋4
上に、物理作用によつて血液、薬液等を取り込ん
で保持する多孔質体、または化学作用によつて血
液、薬液等を取り込んで保持する高分子吸収体な
どからなる液体吸収保持材5が配置されている。
胴2は、紙、紙を主体とする複合材、プラスチ
ツク、プラスチツクを主体とする複合材、金属等
から形成される。紙製胴2としては、強度のある
単層の厚紙からなるもの、2層以上の厚紙からな
るものなどが用いられる。厚紙としては板紙や紙
管原紙等を用いるのがよい。また、紙製胴2の場
合には、胴2全体のうち少なくとも内周面に、パ
ラフイン、ワツクス等の血液、薬液などを透過さ
せない材料を用いて表面処理を施しておくのがよ
い。また、紙を主体とする複合材製胴2として
は、紙製の芯体と、芯体の内周面全体を覆いかつ
芯体内周面に接着剤で接着された内張と、芯体の
外周面全体を覆いかつ芯体外周面に接着剤で接着
された外張とからなるものが用いられる。芯体
は、1層または2層以上の厚紙からなる。内張と
しては、合成樹脂被覆紙、合成樹脂被覆アルミニ
ウム(アルミニウム合金も含む。以下同じ)箔ま
たは薄板、撥水剤含浸紙等が用いられる。合成樹
脂被覆紙および合成樹脂被覆アルミニウム箔また
は薄板の場合には、合成樹脂被覆層が胴2内面側
にくるようにして使用される。合成樹脂被覆アル
ミニウム箔または薄板の場合には、芯体への接着
のためにその胴2外面側にクラフト紙等を予め貼
着しておくのがよい。外張としては、内張と同様
なものが使用される。但し、合成樹脂被覆紙、お
よび同アルミニウム箔または薄板の場合には、合
成樹脂被覆層は胴2外面側にくるようになされ
る。プラスチツクを主体とする複合材製胴2とし
ては、たとえば強度のあるプラスチツク層の内面
をアルミニウム層で覆い、さらにその内面を合成
樹脂層で覆つたものが用いられるが、このような
ものに限定されない。アルミニウム層は、プラス
チツク層にアルミニウム箔または薄板を貼り合わ
せたり、プラスチツク層にアルミニウムを蒸着し
たりすることにより形成される。上記プラスチツ
クとしては、たとえばポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等のポリオレ
フイン系の熱可塑性合成樹脂からなるものが用い
られる。また、金属製およびプラスチツク製胴2
の場合には、底蓋が一体的に形成されることもあ
る。
頂蓋3の中央部には、平面から見て円形でかつ
中心部に向かつて徐々に深くなつた凹所6が設け
られている。凹所6の最深部に、注射針20の針
基21の外径よりも大きな注射針挿入孔7が形成
され、注射針挿入孔7の周縁には、注射針20が
取付けられている注射筒22における外筒23の
筒先24よりも大きくかつ針基21の外径よりも
小さな幅を有する平面から見て略U字形の注射針
取り外し用湾入部8が、円周方向に所定間隔をお
いて複数形成されている。また、頂蓋3における
凹所6の周りの部分には、注射針20の針管25
に被せられるテーパ状キヤツプ26の長さの中間
部の太さに等しい径の孔9が、円周方向に所定間
隔をおいて複数形成されている。
底蓋4の内面には、吸収材5を収納するための
凹所11が設けられており、この凹所11内に液
体吸収保持材5が入れられている。凹所11の底
壁11aは、中心部が最も外方に突出するような
曲面状となつており、底壁11a中心部は、胴2
と底蓋4との巻締め部12の下縁と同一高さ位置
にある。底壁11a周縁部は、胴2と底蓋4との
巻締め部12の下縁よりも上方にある。そして、
底壁11a外面に、両面粘着テープ13が貼着さ
れて底壁11a下面における中心部を含む所定の
範囲に感圧性接着剤層15が形成されている。感
圧性接着剤層15の肉厚は、凹所11の底壁11
a中心部と周縁部との垂直距離よりも大きくなつ
ている。感圧性接着剤層15の下面の中心は、胴
2と底蓋4との巻締め部12の下縁よりも下方に
ある。接着剤層15は離型紙14により覆われて
いる。
次に、注射針20を注射筒22の外筒23の筒
先24から取り外す方法について第6図を参照し
て説明する。まず離型紙14を剥がして、感圧性
接着剤層15で注射針廃棄容器1をテーブルT等
に固定しておく。このとき、接着剤層15におけ
る容器1の底壁11a中心部と対応する部分は、
大きな垂直方向の圧力を受けて圧縮させられる。
一方、底壁11a周縁部と対応する部分では、接
着剤層15小さな垂直方向の圧力を受ける。した
がつて、接着剤層15の中心部では底壁11aと
テーブルT等の接着力は強く、周縁部では弱くな
つている。
注射針20にはテーパ状キヤツプ26が被せら
れている。そして、まず注射針20に被せられた
キヤツプ26を孔9に押し込み、その後注射器2
2を持ち上げることによつて、キヤツプ26を外
す(第6図a参照)。ついで、注射針20を、筒
先24の基端部が容器1内に入るまで注射針挿入
孔7から容器1内に挿入する(第6図b参照)。
ついで、注射筒22を湾入部8側に移動させ、筒
先24の基端部を湾入部8内に入れた後(第6図
c参照)、注射筒22を上方に引張る。そうする
と、針基21の上端部に頂蓋3における湾入部8
の縁の部分が引掛かり、注射筒22をさらに上方
に引張ると、針基21が下方に引張られて筒先2
4から外れ、液体吸収保持材5の上に落下する
(第6図d参照)。そして、注射針20の針管25
に付着していた血液や薬剤は、液体吸収保持材5
に吸収されかつ保持される。
注射針廃棄容器1を移動させる必要のある場合
には、感圧性接着剤層15によるテーブルT等へ
の貼着を剥がし、また別の箇所に接着剤層15で
貼着する。底蓋4の凹所11の底壁11aは、中
心部が最も外方に突出するような曲面状となつて
おり、接着剤層15の中心部は、胴2と底蓋4と
の巻締め部12の下縁よりも若干下方に突出して
いるとともに、周縁部が巻締め部12の下縁より
も上方に位置している。したがつて、貼着するた
めの接着力は接着剤層15の中心部とその近傍で
得られ、強固に貼着される。また、貼着を剥がす
さいには、接着力の弱い接着剤層15の周縁部か
ら行えば、簡単にかつ接着剤層15が凹所11の
底壁11aから剥離することなく行うことができ
る。
注射針廃棄容器1内が注射針20で一杯になれ
ば、容器1ごと燃やす。このときの燃焼熱で注射
針20は殺菌される。
上記実施例においては、底蓋は金属製で胴に2
重巻締め法により固定されているが、これに限る
ものではない。
考案の効果 この考案による注射針廃棄容器によれば、上述
のようにして、感圧性接着剤層における底壁下面
の中心部に対応する位置においては、接着力が強
くなつているので、テーブル等への固定を強固に
行える。したがつて、容器が倒れることはない。
また、接着剤層の周縁部においては、接着力が弱
いので、注射針廃棄容器を別の箇所に移動すると
きのように、剥がす必要のある場合にも簡単に剥
がれる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は上か
ら見た斜視図、第2図は下から見た斜視図、第3
図は注射針廃棄容器上部の垂直縦断面図、第4図
は注射針廃棄容器下部の垂直縦断面図、第5図は
注射針廃棄容器を固定したさいの感圧性接着剤層
の部分を示す垂直縦断面図、第6図は注射針の外
し方を示す一部を切欠いた部分斜視図である。 1……注射針廃棄容器、2……胴、4……底
蓋、15……感圧性接着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴と、胴の下端に固定された底蓋とを備えてお
    り、底蓋の下面が、中心部が最も外方に突出する
    ような曲面状となつており、底蓋の下面における
    中心部を含む所定の範囲に感圧性接着剤層が設け
    られ、感圧性接着剤層の下面の中心部が胴の下端
    以下の高さ位置にあり、感圧性接着剤層が離型紙
    で覆われている注射針廃棄容器。
JP15887888U 1988-12-05 1988-12-05 Expired - Lifetime JPH0527939Y2 (ja)

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JP15887888U JPH0527939Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05

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JPH0279949U JPH0279949U (ja) 1990-06-20
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JP7060881B2 (ja) * 2019-04-19 2022-04-27 株式会社モレーンコーポレーション 医療廃棄物回収具

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