JPH05278336A - 感熱転写記録方法 - Google Patents

感熱転写記録方法

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JPH05278336A
JPH05278336A JP4077209A JP7720992A JPH05278336A JP H05278336 A JPH05278336 A JP H05278336A JP 4077209 A JP4077209 A JP 4077209A JP 7720992 A JP7720992 A JP 7720992A JP H05278336 A JPH05278336 A JP H05278336A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、レーザー熱転写記録におい
て、用いるレーザーエネルギーを小さくするとともに良
好な転写性と高解像度記録が可能な感熱転写記録方法を
提供することにある。 【構成】 少なくとも支持体上に光吸収発熱物質を含有
するインク層又は光吸収発熱層とインク層を設けた感熱
転写媒体のインク層を有する面と、被記録媒体の被転写
面とを対向するように配した状態で、レーザービームを
照射することにより画像を形成する記録方法において、
前記感熱転写媒体と前記被記録媒体が実質的に非接触状
態としてレーザービームを照射することにより、画像を
得ることが出来る画像形成方法から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザを利用して画像を
形成する画像形成方法に関し、更に詳しくはレーザを用
いる感熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写記録方式としてはサーマル
ヘッドによる加圧加熱方式が実用化されており、非騒
音、簡単な機構、メンテナスフリー、ドライ処理の面で
優れた特徴を有している。しかも解像度の面でもサーマ
ルヘッドの高密度化が進み、近年では400〜600DPI以上
もの解像力が得られている。しかしながらサーマルヘッ
ドの高密度化もこれ以上は困難であり従来の熱転写記録
方式では限界があった。一方、高解像度記録可能な方法
として、レーザービームをインクシートに照射して、光
を吸収し熱に変換し、その熱により熱転写記録する方法
が知られている。このようなレーザー熱転写記録は、エ
ネルギー供給に使用するレーザー光を数ミクロン程度ま
で集光することより、サーマルヘッドに比べ飛躍的な解
像力のアップが可能となる。しかしレーザー熱転写方式
ではレーザー出力に限度があるため材料の高感度が望ま
れている。材料感度を上げる方法としては、高効率の光
熱変換物質を使用すると共に、転写部の膜厚を薄くする
こと、各種補助加熱手段を設けることにより、レーザー
エネルギーを補足すること等が知られている。しかる
に、転写部の膜厚を薄くすることには限界があると共
に、安定した製造条件を得るのが難しいという問題を有
し、各種補助加熱手段を設けることによるレーザーエネ
ルギーの補足では、一般にかぶりの発生や解像力の低下
等による画質の低下を伴うことが多い。また昇華型レー
ザー熱転写記録方法においては、USP4772582では、イン
クシートインク層上層にスペーサービーズ層を設ける、
またUSP4876235では、受像層にスペーサービーズを含有
させることにより、融着防止の効果を上げる等の記載が
ある。しかしながら、このような方法を溶融型レーザー
熱転写記録に応用すると感熱転写媒体と被記録媒体との
密着性が悪くなり、転写性が悪くなる。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、レーザー熱転写記録に
おいて、用いるレーザーエネルギーを小さくするととも
に良好な転写性と高解像度記録が可能な感熱転写記録方
法を提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明では、上記課題を解決するために
鋭意研究を行なった結果、少なくとも支持体上に光吸収
発熱物質を含有するインク層又は光吸収発熱層とインク
層を設けた感熱転写媒体のインク層を有する面と、被記
録媒体の被転写面とを対向するように配した状態で、レ
ーザービームを照射することにより画像を形成する記録
方法において、前記感熱転写媒体と前記被記録媒体が実
質的に非接触状態としてレーザービームを照射すること
により、高速記録可能かつ高画質すなわち高解像力な画
像を得ることが出来ることを見いだし、本発明を完成し
た。以下、本発明を詳細に説明する。本発明で用いられ
るレーザーは、一般によく知られているルビーレーザ
ー、YAGレーザー、ガラスレーザー等の固体レーザ
ー、He−Neレーザー、He−Xeレーザー、イオン
レーザー、窒素レーザー、炭酸ガスレーザー、一酸化炭
素レーザー、その他の放電励起分子レーザー、エキシマ
ーレーザーなどの気体レーザー、化学レーザー、色素レ
ーザー、半導体レーザー等を使用することができる。な
かでも熱転写記録に使用する場合は波長が0.7〜30μm
程度の範囲にある赤外線を発振するものが好ましい。赤
外線を発振するものとしてはYAGレーザー(1.06μ
m)、Ndガラスレーザー(1.06μm)等の固体レーザ
ー、He−Neレーザー(1.15μm,3.39μm)、水素
・フッ素レーザー(2.6〜3.0μm)、炭酸ガスレーザー
(9〜11μm)、一酸化炭素レーザー(5.0μm)等の
気体レーザー、色素レーザー(〜1μm)、InGaP
レーザー(0.65〜1.0μm)、AlGaAsレ−ザ−
(0.7〜1.0μm)、GaAsPレーザー(0.7〜1.0μ
m)、InGaAsレーザー(1.0〜3.5μm)、InA
sPレーザー(1.0〜3.5μm)、InAsSbレーザー
(3.1〜5.4μm)、PbCdSレ−ザ−(2.5〜4.0μ
m)、PbSSeレーザー(4.0〜8.5μm)、PbSn
Teレーザー(6.3〜32μm)、PbSnSeレーザー
(8.5〜34μm)、CdSnP2 レーザー(1.01μ
m)、GaSbレーザー(1.53μm)、Cd32レーザ
ー(2.12μm)、InAsレーザー(3.1μm)Teレ
ーザー(3.7μm)、(Hg,Cd)Teレーザー(3.9
〜4.1μm)、PbSレ−ザ−(4.3μm)、InSbレ
ーザー(5.2μm)、PbTeレーザー(6.5μm)、P
bSeレーザー(8.5μm)等の半導体レーザーが用い
られる。特に半導体レーザーは小型軽量、低消費電力で
直接高速変調が可能であるので好ましい。
【0005】さらに本発明では、これらの記録エネルギ
ー密度を上げるために、レーザー光を非常に小さいビー
ム系まで集光する方法及び/または幾つかのレーザービ
ームを重ね合わせる方法などをして記録面上でのエネル
ギー密度が450W/mm2以上好ましくは700W/mm2以上のレー
ザービームを記録に使用し、熱伝導によるエネルギーロ
スをほとんどなくすために、1ドット当たりのレーザー
照射時間を5μsec以内好ましくは3μsec以内とする。
次に感熱転写媒体及び被記録媒体について述べる。本発
明における、感熱転写媒体と被記録媒体を実質的に接触
させない状態とは、転写時にインク層面と受像面とが、
完全には密着していない状態を意味し、部分的に接触し
ている状態も含まれる。インク層表面と受像層表面の平
均間隔は、10〜0.1μmが好ましく、さらには5〜0.2μの
範囲が好ましい。間隔を0.1μm以下とすると、完全に密
着している状態と変わらない状態となり、レーザー露光
により供給されたエネルギーは、熱伝導により受像層側
に流出してしまい、インク層を昇温させるのに必要なエ
ネルギーが多く必要となり、10μ以上では十分にインク
層が昇温し溶融しても、転写が十分に行なわれずドット
再現性が悪くなる。更に図1を使用して説明する。実質
的に非接触とするためには、感熱転写媒体のインク層面
及び/又は被記録媒体の受像層面を適度に粗面化し、か
つ均一な力を感熱転写媒体と被記録媒体にかける事によ
り達成される。インク層表面を粗面化する方法として
は、マット材と呼ばれる微粒子を添加することにより可
能となる。この場合、好ましい状態にするためには、マ
ット材の粒径と添加量及び感熱転写媒体と被記録媒体に
かける圧力により決まる。これらの好ましい範囲として
は、マット材をインク層に添加する場合と受像層に添加
する場合で異なるが、粒径0.3〜20μm、添加量0.1〜10m
g/m2、圧力0.1〜5kg/cm2であることが好ましい。この場
合、粒径の小さいマット材を使用する場合、添加量は多
く必要であり、圧力は小さくても良く、粒径の大きいマ
ット材使用する場合、添加量は少なくてよいが、圧力は
大きくする必要がある。また、複数の粒径のマット材を
混合して使用してもよい。
【0006】本発明で使用可能な感熱転写媒体は、基本
的に、支持体上にレーザ光を吸収して熱に変換する材
料、いわゆる光熱変換材料を含有するインク層、または
インク層と光熱変換材を含有する層(以下光熱変換層と
する)を積層してなる。高感度化のためには光熱変換材
をインク層内に含有させたほうが有利であるが、カラー
画像を得るために、インク層と別層としてもよい。
【0007】尚、該インク層の構成としてはバインダー
と色素成分とからなる。
【0008】バインダに対して光熱変換剤と色素を合わ
せた含有率は10〜80重量%の範囲内であり、好ましくは
20〜70重量%の範囲内である。光熱変換材料と色素の含
有率が80重量%を超えると、バインダーの割合が相対的
に少なくなり過ぎて、バインダーとしての機能が充分に
発揮されない。光熱変換剤の添加量はインク層の厚みに
よるが、光源の波長の光に対するインク層の透過率が0
〜20%の範囲内、更に好ましくは0〜5%の範囲内にな
るように添加する。光熱変換材料の含有率が低すぎる
と、レーザー光の吸収効率が悪くレーザー熱転写記録媒
体の感度が低くなり、カラー画像において色素の含有率
が低いと画像の再現域が小さくなる。
【0009】本発明では、インク層の厚みは、通常、
0.1〜5μmの範囲内であり、好ましくは 0.2〜2μmの
範囲内である。インク層の膜厚は、厚すぎると感度が低
くなり、薄すぎると感度は高いが均一な転写性が得られ
にくくなる。
【0010】以下、本発明の構成について説明する。
【0011】−インク層− 前記インク層は、前述したように必須成分としてバイン
ダーと色素とを含む。上記バインダーとしては、熱溶融
性物質および/または熱可塑性樹脂を挙げることができ
る。
【0012】上記熱溶融性物質の具体例としては、例え
ばカルナバロウ、木ロウ、オウリキュリーロウおよびエ
スパルロウ等の植物ロウ;蜜ロウ、昆虫ロウ、セラック
ロウおよび鯨ロウ等の動物ロウ;パラフィンワックス、
マイクロクリスタルワックス、ポリエチレンワックス、
エステルワックスおよび酸ワックス等の石油ロウ;なら
びに、モンタンロウ、オゾケライトおよびセレシン等の
鉱物ロウ等のワックス類を挙げることができ、さらにこ
れらのワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、マルガリン酸およびべへン酸等の高級脂肪酸;パ
ルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール、マルガニルアルコール、ミリシルアルコー
ルおよびエイコサノール等の高級アルコール;パルミチ
ン酸セチル、パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチ
ルおよびステアリン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステ
ル;アセトアミド、プロピオン酸アミド、パルミチン酸
アミド、ステアリン酸アミドおよびアミドワックス等の
アミド類;ならびにステアリルアミン、ベヘニルアミン
およびパルミチルアミン等の高級アミン類などが挙げら
れる。
【0013】前記熱可塑性樹脂としては、エチレン系共
重合体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
ポリビニルアセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ロジ
ン系樹脂、アイオノマー樹脂および石油系樹脂等の樹脂
類;天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、クロロプレンゴムおよびジエン系コポリマーなどの
エラストマー類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹
脂、ロジンフェノール樹脂および水添ロジン等のロジン
誘導体;ならびにフェノール樹脂、テルペン樹脂、シク
ロペンタジエン樹脂および芳香族系炭化水素樹脂等の軟
化点50〜150 ℃の高分子化合物などを挙げることができ
る。
【0014】前記熱溶融性物質および熱可塑性物質は、
相互に組み合わせて用いることができるし、またそれぞ
れの内から一種または二種以上を用いることができる。
【0015】前記熱溶融性物質および熱可塑性物質を適
宜に選択すると、所望の熱軟化点あるいは熱溶融点を有
するインク層にすることができる。
【0016】前記色素としては、無機顔料および有機顔
料などの顔料ならびに染料(シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック)を挙げることができる。
【0017】前記無機顔料としては、例えば二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸
化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウムおよびカルシウムのク
ロム酸塩、カーボンブラックなどを好適に用いることが
できる。
【0018】前記有機顔料としては、アゾ系、チオイン
ジゴ系、アントラキノン系、アントアンスロン系、トリ
フェンジオキサジン系の顔料、バット染料顔料、フタロ
シアニン顔料、たとえば銅フタロシアニンおよびその誘
導体ならびにキナクリドン顔料などを好適に用いること
ができる。また、カラープルーフ用顔料としては例え
ば、リオノールブルーFG−7330、リオノールレッド6
BFG−4219X、リオノーイエローNo.1206、リオノー
ルイエローNo.1406G等がある。
【0019】前記染料としては、酸性染料、直接染料、
分散染料、油溶性染料、含金属油溶性染料などを好適に
用いることができる。
【0020】上述した色素はそれぞれ一種の使用はもち
ろんのこと、二種以上を併用することが可能である。
【0021】該インク層に含有させる場合の前記光熱変
換材料としては、従来から公知のものはいずれも使用で
きる。本発明の好ましい態様では半導体レーザ光照射に
より発熱させるため、カラー画像を形成する場合は0.7
〜30μmの波長帯に吸収極大を示し可視域での吸収がな
いもしくは小さい近赤外吸収剤が好ましい。モノクロ画
像を形成する場合は可視域から近赤外域まで吸収を持つ
カーボンブラック等が好ましい。
【0022】前述近赤外吸収剤としては、例えばシアニ
ン系、ポリメチン系、アズレニウム系、スクワリリウム
系、チオビリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノ
ン系色素等の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、
チオアミド系等の有機金属錯体などが好適に用いられ、
具体例として、例えば特開昭63-319191に記載の化合物
群及び特開平03-103476に記載の化合物群等を挙げるこ
とができる。これらは一種または二種以上を組み合わせ
て用いることができる。
【0023】なお、前記インク層には界面活性剤、高級
脂肪酸誘導体、高級脂肪族アルコール、高級脂肪族エー
テルおよびリン酸エステル、有機質充填剤、無機質充填
剤などの一種または二種以上の添加物が含まれていても
よい。
【0024】また該インク層に使用される前記粒径0.3
〜20μmのマット材としては、無機微粒子や有機微粒子
等をあげることができる。該無機微粒子としてはシリ
カ、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、窒化ホウ素等の金
属塩、カオリン、クレー、タルク、亜鉛華、鉛白、ジー
クライト、石英、ソイソウ土、パーライト、ベントナイ
ト、雲母、合成雲母などがあげることができ、該有機微
粒子としてはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、ア
クリル樹脂粒子、スチレン-アクリル共重合体樹脂粒
子、シリコン樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、エポキシ樹
脂粒子等の樹脂粒子をあげることができる。さらに、ワ
ックス微粒子については、ワックス微粒子の溶融開始温
度より10℃以上低い温度で、インク層形成および受像層
形成を行なうことにより使用可能である。
【0025】剥離層は、前記インク層に用いられたワッ
クス類,熱可塑性樹脂,添加剤を組み合わせて作成され
る、加熱時に溶融または軟化することによってそれ自体
が凝集破壊できる層であっても良いし、または、他の樹
脂との組み合わせで比較的接着力を示しにくい樹脂例え
ばシリコン系樹脂,フッ素系樹脂(テフロン,フッ素系
アクリル樹脂等),ポリシロキ酸樹脂,アセタール系樹
脂(ポリビニルブチラール,ポリビニルアセタール,ポ
リビニルホルマール等)を用いた層であっても良い。但
し、後者の接着力を示しにくい樹脂による層構成の場合
は、これに隣接する層の組成によって、剥離層の素材も
大きく変化するものであって、上記の例は単なる一例で
ある。
【0026】前記光熱変換材はインク層中に含有させて
も、インク層と別層にしてもよいが、光熱変換層として
インク層と別層にする場合は、光熱変換材をバインダー
樹脂と溶媒中に分散もしくは溶解して光熱変換層用塗工
液を調整する。そして光熱変換層用塗工液を支持体の表
面に塗工し、必要に応じて溶媒を乾燥し、目的の光熱変
換層を得ることができる。該光熱変換材としては前記イ
ンク層用材料の部分で記載した光熱変換材を使用するこ
とがでる。また前述バインダーとしてはガラス転移点が
高く、熱伝導率が高い樹脂たとえはポリメタクリ酸メチ
ル、ポリカーボネイト、ポリスチレン、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ塩
化ビニル、アミド系樹脂、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、ポリサルフォン、ポロエーテルサルフォン、アラ
ミド等の一般的な耐熱性樹脂を使用する。本発明に用い
られる感熱転写媒体用支持体としては、寸法安定性がよ
く、記録の際の熱に耐えるものならば、何でもよいが、
コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリサルフォ
ン、ポリビニルアルコールセロファン、ポリスチレンの
ような耐熱性のプラスチックフィルムを用いることがで
きる。
【0027】支持体の厚さは、通常、2〜100μmが好
ましい。支持体の形状については特に制限がなく、たと
えば広幅のシートやフィルム、細幅のテープやカードな
ど任意の形状がある。
【0028】その他の層 前記支持体の裏面には走行安定性、耐熱性、帯電防止等
の性能を付与する目的で、バッキング層を設けてもよ
い。このバッキング層は、ニトロセルロース等の樹脂を
溶媒中に溶解したバッキング層用塗工液や、バインダー
樹脂と3〜20μmの微粒子を溶媒中に溶解または分散させ
ることにより得られるバッキング層用塗工液を、塗工し
て形成することができる。 被記録媒体 前記被記録媒体は、良好な平滑性を有するか、適度に粗
面化してある必要があり、粗面化の程度は前述したとお
りである。さらに耐熱強度を有するとともに寸法安定性
の高いことが望ましい。該被記録媒体用の支持体として
は透過画像を得る場合、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニルおよびポリイミド等の樹脂フィルム類など
を、反射画像を得る場合、前記樹脂フィルムに硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、酸化チタン等の白色顔料を添加
して成形された白色フィルム類、コート紙、アート紙、
RCペーパーの紙類等を挙げることができる。被記録媒体
としては前記支持体のみでもよいし、さらにこれらの支
持体にインク層受容性が高い受像層を形成することがで
きる。また感熱転写媒体と被記録媒体を実質的に被接触
とするために、受像層にマット材を添加することも可能
である。前記支持体の表面に形成する受像層は、バイン
ダーと必要に応じて添加される各種の添加剤やマット材
より形成される。また、場合によってはバインダーのみ
で形成される。該バインダーとしては、エチレン-塩化
ビニル共重合体系接着剤、ポリ酢酸ビニルエマルジョン
系接着剤、クロロプレン系接着剤、エポキシ樹脂系接着
剤等の接着剤、天然ゴム、クロロプレンゴム系、プチル
ゴム系、ポリアクリル酸エステル系、ニトリルゴム系、
ポリサルファイド系、シリコンゴム系、ロジン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、石油系樹脂及びアイオノマー樹脂な
どの粘着材、再生ゴム、SBR、ポリイソプレン、ポリビ
ニルエーテル、等を上げることができる。マット材は感
熱転写媒体のインク層に添加されるマット材を使用でき
る。
【0029】被記録媒体の製造 本発明の受像層を設けた被記録媒体を製造するには、受
像層を形成する前記各種の成分を熱により混合するか、
あるいは溶媒に分散ないし溶解して受像層形成用塗工液
を調製する。そして受像層形成用塗工液を支持体の表面
に塗工し、必要に応じて溶媒を乾燥し、目的の被記録媒
体を得ることができる。なお、前記バインダーは、一種
もしくは二種以上の溶媒に溶解もしくはラテックス状に
分散させて用いる。塗工液の溶媒としては、水、アルコ
ール類(例えばエタノール、プロパノール)、セロソル
ブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソルブ)、
芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベンゼ
ン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケト
ン)、エステル系溶剤(たとえば酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなど)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリク
ロルエチレン)等が挙げられる。前記塗工には、従来か
ら公知のグラビアロールによる塗布法、押し出し塗布
法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法等を採用するこ
とができる。
【0030】加圧手段 前記感熱転写媒体と被記録媒体を、実質的に非接触とな
るよう配するための加圧手段としては、図2に示すよう
に透明押圧部材を使用し感熱転写媒体と被記録媒体に均
一に力を加える方法、図3に示すように圧縮空気により
感熱転写媒体と被記録媒体に力を加える方法、図4に示
すように感熱転写媒体と被記録媒体の間を真空ポンプで
減圧し密着させる方法等により可能である。ポリゴンミ
ラーとfθレンズを組み合わせて、平面走査を行う場
合、押圧により大きな力を加えることができるため、押
圧による方法が好ましい。円筒走査により高速記録を行
なう場合は、非接触で力を加えることができる圧縮空気
や減圧による方法が好ましい。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、以下において「部」は「重量部」を表
す。
【0032】実施例1 感熱転写媒体の製造支持体として厚み100μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム[東レ(株)製]のコロナ放
電処理された表面に、下記組成の感熱転写媒体層形成用
塗工液をワイヤーバーコーティング法により、乾燥後の
厚みが0.5μm(0.5g/m2)になるように塗布、乾燥する
ことにより感熱転写媒体を作成した。
【0033】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS−90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] 平均粒径0.8μシリコン樹脂微粒子 1部 [東芝シリコーン株式会社製、トスパール108] MEK 90部 -被記録媒体- 支持体として厚み100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルム[東レ(株)製]のコロナ放電処理された表面
に、下記組成のインクシート層形成用塗工液をワイヤー
バーコーティング法により、乾燥後の厚みが1μm(1g/
m2)になるように塗布、乾燥することにより熱転写記録
シートを作成した。
【0034】 -受像層用塗工液- エチレン-塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 水 90部 -画像形成- 図4に示すように、ドラム上に厚さ100μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(被記録媒体)を巻き付け、
更に前記感熱転写記録媒体のインク層面が被記録媒体に
対向するように巻き付け、ドラム上に形成された吸気口
より真空ポンプにより400トールまで減圧し、前記感熱
転写記録媒体と被記録媒体の間を減圧することにより均
一な間隔が生じるようにした。この状態で前記感熱転写
記録媒体のインク層面が被記録媒体ドラムを回転させ、
この方向を主走査方向とし、レーザー記録ヘッドの移動
を副走査としてレーザー記録を行なった。
【0035】実施例2 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し、被記録媒体は実施例1と
同様に作成した。画像形成を行う際、真空ポンプにより
200トールまで減圧したこと以外は実施例1と同様にし
てレーザー記録を行なった。
【0036】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] 平均粒径2.0μシリコン樹脂微粒子 0.2部 [東芝シリコーン株式会社製、トスパール120] MEK 90部 実施例3 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し被記録媒体は実施例1と同
様に作成した。画像形成を行う際、真空ポンプにより30
トールまで減圧したこと以外は実施例1と同様にしてレ
ーザー記録を行なった。
【0037】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] 平均粒径3.5μシリカ微粒子 0.1部 [富士デビソン(株)製、サイロイド244] MEK 90部 実施例4 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し、被転写媒体は実施例1と
同様に作成した。画像形成を行う際、透明押圧部材で感
熱転写媒体に荷重をかけ、その時前記感熱転写媒体にか
かる圧力が3.0kg/cm2となるようにしたこと以外、実施
例1と同様にしてレーザー記録を行なった。
【0038】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] 平均粒径5.0μシリカ微粒子 0.05部 [富士デビソン(株)製、サイロイド79] MEK 90
部 実施例5 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し、被記録媒体は下記に示す
受像層形成用塗工液として実施例1と同様に作成した。
画像形成は実施例2と同様にしてレーザー記録を行なっ
た。
【0039】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] -受像層用塗工液- エチレン-塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 平均粒径2.0μシリコン樹脂微粒子 0.3部 [東芝シリコーン株式会社製、トスパール120] 水 90部 実施例6 実施例5と同様にして感熱転写媒体を作成し、被記録媒
体は下記に示す受像層形成用塗工液として実施例1と同
様に作成した。画像形成は実施例3と同様にしてレーザ
ー記録を行なった。
【0040】 -受像層用塗工液-エチレン -塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 平均粒径3.5μシリカ微粒子 0.1部 [富士デビソン(株)製、サイロイド244] 水 90部 実施例7 実施例5と同様にして感熱転写媒体を作成し、被記録媒
体は下記に示す受像層形成用塗工液として実施例1と同
様に作成した。画像形成は実施例4と同様にしてレーザ
ー記録を行なった。
【0041】 -受像層用塗工液- エチレン-塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 平均粒径5.0μシリカ微粒子 0.05部 [富士デビソン(株)製、サイロイド9] 水 90部 実施例8 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し、被記録媒体は下記に示す
受像層形成用塗工液として実施例1と同様に作成した。
画像形成は実施例2と同様にしてレーザー記録を行なっ
た。
【0042】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] 平均粒径2.0μシリコン樹脂微粒子 0.1部 [東芝シリコーン株式会社製、トスパール120] MEK 90部 -受像層用塗工液- エチレン-塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 平均粒径3.5μシリカ微粒子 0.05部 [富士デビソン(株)製、サイロイド244] 水 90部 比較例1 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し、被転写媒体は下記に示す
受像層形成用塗工液として実施例1と同様に作成した。
画像形成は実施例1と同様にしてレーザー記録を行なっ
た。
【0043】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] MEK 90部 -受像層用塗工液- エチレン-塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 水 90部 比較例2 下記に示すインク層形成用塗工液とし、実施例1と同様
にして感熱転写媒体を作成し、被記録媒体は下記に示す
受像層形成用塗工液として実施例1と同様に作成した。
画像形成は実施例4と同様にしてレーザー記録を行なっ
た。
【0044】 -インク層形成用塗工液- パラフィンワックス 0.5部 [日本精蝋株式会社製、HNP-11] ロジン系樹脂 4部 [播磨化成株式会社製、DS-90] エチレン−酢酸ビニル共重合体 1部 [三井・デュポン ポリケミカル株式会社製、EV-40Y] マゼンタ顔料分散物 2.5部 [御国色素株式会社製] 赤外線吸収色素 2部 [特開平3-103476号記載化合物] 平均粒径17μシリカ微粒子 0.05部 [東芝シリコーン株式会社製、トスパール120] MEK 90部 -受像層用塗工液- エチレン-塩化ビニル共重合体 10部 [東洋モートン株式会社製、AD37P295J] 水 90部 上記に示すように作成した感熱転写媒体に、半導体レー
ザー[LT090MD/MF(波長0.83μm、最高出力100mW、シャ
ープ(株)製]から発振したレーザー光を、ビーム径が1
2μmと20μmになるように集光し、1ドットを記録するの
に必要な照射時間を求めた。この時の受光面でのレーザ
ーパワーは60mWであった。ドットピッチをビーム系が12
μmの場合8μm、ビーム系が20μmの場合14μmとしてラ
インを記録し、前記ラインの間隔を20、30、40、50μm
の4条件と変えて10ライン書き込み、10本とも解像する
ライン間隔を求めた。観察はいずれも顕微鏡を使用して
行った。評価結果は表1にまとめる。評価の基準は以下
のようにする。
【0045】感度 転写する照射時間と記録エネルギーを表1に記す。
【0046】解像力 顕微鏡による目視評価で、ラインが解像できる間隔を表
1に記す。
【0047】尚実施例に使用した赤外線吸収色素及びマ
ゼンタ顔料の構造式も下記に示す。
【0048】
【化1】
【0049】
【化2】
【0050】
【表1】
【0051】以上表1の結果の如く本発明の実施例が比
較例に比して優れていることが判る。
【0052】
【発明の効果】本発明による感熱転写記録方法は、用い
るレーザーエネルギーを小さくすることが出来、良好な
転写性を有し、解像度に優れた画質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱転写記録方法に用いられる感熱転
写媒体と被記録媒体の断面図。
【図2】本発明の感熱転写媒体と被記録媒体に均一に力
を加える方法を現した断面図。
【図3】本発明の感熱転写媒体と被記録媒体に均一に力
を加える方法を現した断面図。
【図4】本発明の感熱転写媒体と被記録媒体の間を減圧
し密着させる方法を現した断面図。
【符号の説明】
1 感熱転写媒体 2 支持体(感熱転写媒体用) 3 インク層 4 被記録媒体 5 受像層 6 支持体(被記録媒体用) 7 レーザー光源 8 レーザービーム 9 透明押圧部材 10 プラテン 11 エアーノズル 12 圧縮空気流 13 減圧密着板 14 貫通孔 15 真空ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも支持体上に光吸収発熱物質を
    含有するインク層又は光吸収発熱層とインク層を設けた
    感熱転写媒体のインク層を有する面と、被記録媒体の被
    転写面とを対向するように配した状態で、レーザービー
    ムを照射することにより画像を形成する記録方法におい
    て、前記感熱転写媒体と前記被記録媒体が実質的に非接
    触状態としてレーザービームを照射することを特徴とす
    る感熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】 前記被記録媒体が透明または照射するレ
    ーザーの波長の光を透過する被記録媒体で、レーザービ
    ームの照射を前記被記録媒体を介して行うことを特徴と
    する請求項1記載の感熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】 1ドットの記録を450W/mm2以上のパワー
    で5μsec.以下の照射パルスのレーザービームで行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の感熱転写記録方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07290836A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 E I Du Pont De Nemours & Co レーザーで誘起される剥脱的な転写のためのエレメントおよび方法
JP2006314900A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 微粒子発生方法及び装置
JP2015091647A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 マーキング方法、レーザー転写フィルム、インク組成物、マークが施された転写対象可食物及びその製造方法

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JPH07290836A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 E I Du Pont De Nemours & Co レーザーで誘起される剥脱的な転写のためのエレメントおよび方法
JP2006314900A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 微粒子発生方法及び装置
JP2015091647A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 マーキング方法、レーザー転写フィルム、インク組成物、マークが施された転写対象可食物及びその製造方法

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