JPH052780B2 - - Google Patents

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JPH052780B2
JPH052780B2 JP60087173A JP8717385A JPH052780B2 JP H052780 B2 JPH052780 B2 JP H052780B2 JP 60087173 A JP60087173 A JP 60087173A JP 8717385 A JP8717385 A JP 8717385A JP H052780 B2 JPH052780 B2 JP H052780B2
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JP
Japan
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steel pipe
concrete
column
beams
steel
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JP60087173A
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Takanori Sato
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8686301552T priority patent/DE3681944D1/de
Priority to EP86301552A priority patent/EP0195552B1/en
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Priority to US07/503,147 priority patent/US5012622A/en
Priority to SG703/92A priority patent/SG70392G/en
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は建築構造物において、充填鋼管コン
クリート等の柱と梁とが接続される部分の柱と梁
の接合構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の柱と梁の接合構造としては、鋼
管の内部にコンクリートを打設して製作した充填
鋼管コンクリートの柱に、その柱と梁の接合部分
に、剛性を保持するための補助部材としてスチフ
ナリングを溶接して接合し、このスチフナリング
に梁を接合したものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記従来の柱と梁の接合構造におい
ては、単に鋼管の外周面部分に梁が溶接されてい
るため、梁のウエブに作用した剪断力は梁と鋼管
の溶接部から鋼管に伝達され、鋼管に伝達された
軸力はその一部が鋼管とコンクリートの付着面か
らコンクリートの軸力としてコンクリートにも伝
達される。このように、従来の柱と梁の接合構造
では梁から柱への力の伝達が紆余曲折して伝達さ
れ、内部のコンクリートには鋼管とコンクリート
の付着面から伝達されていた。すなわち、伝達さ
れた力は一時的に鋼管部分のみに付加されるため
鋼管は軸方向の応力とコンクリートからのリング
テンシヨンとを受けることにより、ミーゼスの降
伏条件で塑性状態となりやすい。したがつて、充
填鋼管コンクリートの柱は鋼管によつてもたらさ
れるコンフアインド効果でコンクリートの圧縮耐
力が上昇することが十分に期待できなくなつてし
まい、必要以上に大きな断面積の柱とならざるを
得ないという欠点があつた。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので
あり、梁から柱への力の伝達を直接的にかつ円滑
に行ない、梁の剪断力をコンクリートにその軸力
として伝達することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、充填鋼管コンクリート柱と梁の接
合構造であつて、上記鋼管と上記梁とが接続され
る部分で上記鋼管の内側にこの鋼管に充填された
コンクリートに内含され、かつ両端部が鋼管の内
壁に接合される1枚もしくは複数枚の鋼板を上記
鋼管の軸線方向と平行に、かつ上記鋼管の径方向
における梁の延長上に設けたものである。
この発明では、鋼管に充填されるコンクリート
に鉄筋を配筋したり、プレストレスを導入したり
した場合にその強度を増すことができる。
〔実施例〕
以下、この発明を第1図ないし第15図を参照
して説明する。第1図、第2図はこの発明の第1
の実施例を示す図であり、第3図、第4図はこの
発明の第2の実施例を示す図である。第5図、第
6図はこの発明の第3の実施例を、第7図、第8
図はこの発明の第4の実施例を、第9図、第10
図はこの発明の第5の実施例を、第11図、第1
2図はこの発明の第6の実施例を、第13図、第
14図はこの発明の第7の実施例を示す図であ
る。これらの実施例はいずれも充填鋼管コンクリ
ートの柱と梁の接合構造を示すものである。第1
5図は、この発明が実際の建築物の中で使用され
ている状態を示す図である。
まず、第1図、第2図について説明すると、こ
れらの図は充填鋼管コンクリートの柱と梁の接合
構造を示すものであり、符号1は充填鋼管コンク
リートの柱である。充填鋼管コンクリートの柱
(以下、単に「柱」と略称する)は、型枠を兼ね
た鋼管2と、鋼管2の内部にあり互いに直交し、
かつ鋼管2の軸線方向と平行に配設された鋼板3
a,3b,3cと、鋼板3a,3b,3cを内含
し鋼管2の内に充填されたコンクリート4とから
なつている。柱1には鋼管2の外周面に梁5a,
5b,5c,5dが溶接により設置されている。
梁5a,5b,5c,5dは水平に配置されたフ
ランジ6a,6b,6c,6dと7a,7b,7
c,7dとそれらの間に垂直に配置されたウエブ
8a,8b,8c,8dとからなつている。梁5
a,5bのウエブ8a,8bは鋼管2を介して鋼
板3aと連結されており、梁5c,5dのウエブ
8c,8dは鋼管2を介して鋼板3b,3cと連
結された構成とされている。
この構成において、梁5a,5bの主にウエブ
8a,8bに作用する剪断力は梁5a,5bから
鋼管2を介して鋼管2内の鋼板3aに伝達され、
さらに鋼板3aから鋼板3aを内含するコンクリ
ート4に伝達される。このように梁5a,5bの
剪断力をウエブ8a,8bの延長線上にある鋼管
2の鋼板3aに伝達することにより、梁5a,5
bの剪断力はコンクリート4の軸力として直接的
にコンクリート4に伝達することができる。ま
た、同様に梁5c,5dのウエブ8c,8dに作
用する剪断力も鋼管2内の鋼板3b,3cを介し
て直接的にコンクリート4の軸力としてコンクリ
ート4に伝達することができる。そのため鋼管2
は、梁5a,5b,5c,5dからの軸力を余り
受けることがなく、ミーゼスの降伏条件を適用す
ると、コンクリート4の横歪により鋼管2に発生
する円周方向の応力に対する許容値に余裕が出て
くることになる。したがつて、この柱と梁の接合
構造を有する柱1は、従来のものに比べはるかに
高い圧縮耐力が確実に保証されることになり、そ
の断面積を小さくすることが可能となる。
また、鋼板3aおよび鋼板3b,3cの両端部
が鋼管2の内壁に接合されているので、これら鋼
板3a〜3cによつて梁との接合部における鋼管
2の径方向外側への膨出が規制されることにな
る。したがつて、鋼管2によつてもたらされるコ
ンフアインド効果をより効果的に発揮させること
ができ、圧縮耐力のさらなる向上を図ることがで
きる。
次に、第3図、第4図について説明する。
第3図、第4図において、第1図、第2図に示
す第1の実施例の構成要素と同一の要素について
は同一符号を付してある。これらの図は充填鋼管
コンクリートの柱と梁の接合構造を示すものであ
り、符号1aは充填鋼管コンクリートの柱であ
る。充填鋼管コンクリートの柱(以下、単に
「柱」と略称する)は、型枠を兼ねた鋼管2と、
鋼管2の内部にあり互いに直交する鋼板3a,3
b,3cと、鋼板3a,3b,3cを内含し鋼管
2の中に充填されたコンクリート4とからなつて
いる。柱1aには、鋼管2の外周面に接合部材1
0が溶接により設置されている。接合部材10
は、平行に配置された2枚の矩形のフランジ11
a,11bと、フランジ11a,11bの間に介
在するウエブ12a,12b,12c,12d,
12e,12f,12g,12hとからなつてお
り、フランジ部11a,11bの中央部には柱1
aの貫通孔13が形成されている。接合部材10
のウエブ12f,12gは鋼管2を介して柱1a
の鋼板3aと連結されており、ウエブ12b,1
2cは鋼管2を介して鋼板3b,3cと連結され
ている。さらに、接合部材10は梁15a,15
b,15c,15d,15e,15f,15g,
15hと接合されている。梁15a〜15hは平
行に配置されたフランジ16a,16b,16
c,16d,16e,16f,16g,16h
と、17a,17b,17c,17d,17e,
17f,17g,17hと、それらの間に垂直に
配置されたウエブ18a,18b,18c,18
d,18e,18f,18g,18hとからな
る。梁15a,15bのウエブ18a,18b
は、接合部材10のウエブ12eと連結されてお
り、ウエブ18c,18dはウエブ12hと連結
されており、ウエブ18e,18fはウエブ12
aと連結されており、ウエブ18g,18hはウ
エブ12dと連結された構成とされている。
以上の構成において、梁15a,15bの主に
ウエブ18a,18bに作用する剪断力はウエブ
12eに伝わり、ウエブ12eに伝わつた剪断力
はウエブ12bに伝わり、ウエブ12bに伝わつ
た剪断力は鋼管2を介して鋼板3b,3cに伝達
される。鋼管3b,3cに伝達された剪断力は鋼
板3b,3cを内含するコンクリート4に伝達さ
れる。このように、梁15a,15bの剪断力は
コンクリート4の軸力として直接的にコンクリー
ト4に伝達することができる。同様に、梁15
c,15dに作用する剪断力はウエブ18c,1
8dからウエブ12hへ伝わり、ウエブ12hか
らウエブ12cを伝わり、さらに鋼管2を介して
鋼板3b,3cに伝わり、コンクリート4へ軸力
として作用する。梁15e,15fに作用する剪
断力はウエブ18e,18fからウエブ12aに
伝わり、ウエブ12aからウエブ12gを伝わ
り、さらに鋼管2を介して鋼板3aへ伝わり、鋼
板3aを内含するコンクリート4へ軸力として伝
わる梁15g,15hに作用する剪断力はウエブ
18g,18hからウエブ12dへ伝わり、ウエ
ブ12dからウエブ12fを伝わり、さらに鋼管
2を介して鋼板3aへ伝わり、コンクリート4へ
軸力として作用する。
このように、梁の剪断力が直接的にコンクリー
ト4の軸力としてコンクリート4へ伝達されるた
め、鋼管2は梁の剪断力を余り受けることがなく
なる。すなわち、ミーゼスの降伏条件を適用する
と鋼管2はコンクリート4の横歪により発生する
円周方向の応力に対する許容値に余裕が出てくる
ことになる。したがつて、柱1aは従来のものと
比べはるかに高い圧縮耐力が確実に保証されるこ
とになり、その断面積を小さくすることが可能と
なる。また、梁15a,15b,15c,15
d,15e,15f,15g,15hは、それぞ
れ接合部10を介して柱1aに連結されているた
め梁15a〜15hから鋼管2までのウエブの長
さが長くなり、その分たわみ量が大きくなり、先
に示した第1の実施例に比べてより柔な柱と梁の
接合構造を実現することができる。
次に、第5図、第6図に示す第3の実施例につ
いて説明する。第5図、第6図において第1図、
第2図に示す第1の実施例の構成要素と同一の要
素については同一符号を付してある。これらの図
は鉄筋コンクリートを内圧させた充填鋼管コンク
リートの柱と梁の接合構造を示すものであり、符
号1bは鉄筋コンクリートを内圧させた充填鋼管
コンクリートの柱(以下、単に「柱」と略称す
る)である。柱1bは鋼管2の中に円周方向に沿
つて鉄筋20,20…を配筋し、その中へコンク
リート4を充填したものである。このような柱1
bと梁5a,5b,5c,5dとの接合構造にお
いては、上述した第1図、第2図の第1の実施例
と同様の作用・効果を有すると共に、柱1bは柱
1に比べ部材耐力の大きなものとすることができ
る。
次に第7図、第8図に示す第4の実施例につい
て説明する。第7図、第8図において、第3図、
第4図に示す第2の実施例の構成要素と同一の要
素については同一符号を付してある。これらの図
は、鉄筋コンクリートを内圧させた充填鋼管コン
クリートの柱と梁の接合構造を示すものであり、
符号1cは鉄筋コンクリートを内圧させた充填鋼
管コンクリートの柱(以下、単に「柱」と略称す
る)である。符号21は鉄筋であり、第5図、第
6図に示す柱1bと同様にして鋼管2の内部へ配
置されて柱1cを構成する。したがつて、この柱
1cと梁15a,15b,15c,15d,15
e,15f,15g,15hの接合構造において
は、上述した第3図、第4図の第2の実施例と同
様の作用・効果を有すると共に、柱1cは柱1a
に比べて部材耐力の大きなものとすることができ
る。
次に、第9図、第10図に示す第5の実施例に
ついて説明する。第9図、第10図において、第
1図、第2図に示す第1の実施例の構成要素と同
一の要素については同一符号を付してある。これ
らの図は、プレストレストコンクリートを内在さ
せた充填鋼管コンクリートの柱と梁の接合構造を
示すものであり、符号1dはプレストレストコン
クリートを内在させた充填鋼管コンクリートの柱
(以下、単に「柱」と略称する)である。柱1d
は鋼管2の中へシース管22,22,…を配置
し、その中へコンクリート4を充填して硬化さ
せ、さらに、硬化した後のコンクリートに埋設さ
れたシース管22,22,…の中へ図示しない
PC鋼材を通し、通したPC鋼材にテンシヨンを与
えたものである。したがつて、建築物が地震を受
けて転倒モーメントが生じて柱1dに引張応力が
作用しても、実際に発生する引張応力はプレスト
レスだけ差引いた値となる。すなわち、この柱1
dと梁5a,5b,5c,5dの接合構造におい
ては、上述した第1図、第2図の第1の実施例と
同様の作用・効果を有すると共に、柱1dは柱1
に比べ部材耐力の大きなものとすることができ
る。
次に、第11図、第12図に示す第6の実施例
について説明する。第11図、第12図において
第3図、第4図に示す第2の実施例の構成要素と
同一の要素については同一の符号を付してある。
これらの図は、プレストレストコンクリートを内
在させた充填鋼管コンクリートの柱と梁の接合構
造を示すものであり、符号1eはプレストレスト
コンクリートを内在させた充填鋼管コンクリート
の柱(以下、単に「柱」と略称する)である。柱
1eは先に上げた第9図、第10図に示す柱1d
と同様にして鋼管2の中へシース管23,23…
を配置し、コンクリート4を充填して硬化させ、
硬化した後のコンクリートにテンシヨンを加えた
ものである。したがつて、柱1eと梁15a,1
5b,15c,15d,15e,15f,15
g,15hの接合構造においては、上述した第3
図、第4図の第2の実施例と同様の作用・効果を
有すると共に、柱1eは柱1aに比べさらに部材
耐力の大きなものとすることができる。
以上述べたように、これらの柱と梁の接合構造
においては、梁の剪断力を鋼管2内の鋼板3a,
3b,3c、を介して直接的にコンクリート4に
その軸力として伝達させるものである。すなわ
ち、その力の伝達率は鋼板3a,3b,3cのコ
ンクリート4に対する受圧面積によつて左右され
る。この受圧面積が鋼板3a,3b,3cだけで
は十分でない場合には、第13図、第14図に示
すように鋼板3a,3b,3cの下端部に水平に
配置された鋼板25を設けることにより、その受
圧面積を増大させることが可能となる。したがつ
て、この第7の実施例においては、第1図、第2
図に示す第1の実施例に比べ梁の剪断力をより多
くのコンクリート4の軸力としてコンクリート4
に伝達することができる。なお、同様にして、こ
の鋼板25は他の第2〜第6の実施例についても
適用することが可能である。
ここで、第15図において、柱と梁の接合構造
が実際の建築物の中で使用されている状態につい
て説明する。第15図において、符号26,2
6,…は充填鋼管コンクリートの柱であり、2
7,27,…は梁であり、28,28,…は柱と
梁の接合部である。先にも述べた様に、この柱と
梁の接合構造の目的は、梁27,27,…から柱
26,26,…のコンクリート部分への力の伝達
を直接的かつ円滑に行い、梁27,27,…の剪
断力をできるだけ多く、コンクリートにその軸力
として伝えることにある。すなわち、柱26,2
6,…の外側の鋼管2にはできるだけ軸力を付加
させず、コンクリートからのリングテンシヨンに
よつて発生する円周方向の応力のみを付加させる
ようにし、鋼管2がコンクリートに与えるコンフ
アイン効果を高めるようにすることである。
しかし、仮りに梁27からの剪断力を柱26の
鋼管2にあまり付加させることなく、内部のコン
クリートに大部分を伝達できない様な場合、上記
鋼管2に与えた軸力をいかにして処理するかとい
う問題が発生して来る。その対策としては、柱2
6の鋼管2と内部のコンクリートとの間に分離材
を設け、鋼管2とコンクリートとをアンボンドの
状態とすること、図中柱26,26,…の中部付
近29,29,…の鋼管2部分に周方向に延在す
る複数のスリツト30,30,…を設けること、
またそれらを組み合せること等が考えられる。柱
26にこのような処理を施すことにより、鋼管2
に軸力が伝達されない様にしたり、伝達されたと
しても鋼管2のスリツト部分の変形という形に変
換させて軸力をコンクリート4に負担させること
ができる。
したがつて、この柱26,26,…と梁27,
27,…の接合構造においては、梁27,27,
…の剪断力のほとんどを柱26,26,…のコン
クリートの軸力としてコンクリートに伝達するこ
とができ、鋼管2,2,…には軸方向の応力がほ
とんど発生せず円周方向にのみ応力を生ずる構造
形体を達成することができる。
以上の各実施例において、充填鋼管コンクリー
トの柱と梁の接合構造は、柱の断面積を小さくす
ることができることから、柔構造の柱として使用
可能である。その応用範囲としては、従来の軽く
て柔な構造とは全く異つた重くて柔な構造の超高
層ビルデイング等が考えられる。
〔発明の効果〕
上述したように、この発明は鋼管と梁とが接続
される部分で、上記鋼管の内側にこの鋼管に充填
されたコンクリートに内含され、かつ両端部が鋼
管の内側に接合される1枚もしくは複数枚の鋼板
を鋼管の軸線方向と平行に、かつ鋼管の径方向に
おける梁の延長上に設けたものであるので、梁か
ら柱への力の伝達を直接的かつ円滑に行い、梁の
剪断力をコンクリートにその軸力として伝達する
ことができる。
したがつて、従来の充填鋼管コンクリートの柱
と梁の接合構造ではコンフアインド効果によつて
コンクリートの圧縮耐力が上昇することが十分期
待できなかつたが、この発明ではそれを十分期待
することが可能となり、柱の断面積を小さくする
ことができる。
また、鋼板の両端部が鋼管の内壁に接合されて
いるので、該鋼板によつて梁との接合部における
鋼管の径方向外側への膨出が規制されることにな
る。したがつて、鋼管によつてもたらされるコン
フアインド効果をより効果的に発揮させることが
でき、圧縮耐力のさらなる向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第15図は、この発明の実施例を
示す図である。第1図、第2図はこの発明の第1
の実施例を示す図であり、第1図はこの発明の要
部の一部断面図、第2図は第1図の断面図、第3
図、第4図はこの発明の第2の実施例を示す図で
あり、第3図はこの発明の要部の一部断面図、第
4図は第3図の断面図、第5図、第6図はこの発
明の第3の実施例を示す図であり、第5図はこの
発明の要部の一部断面図、第6図は第5図の断面
図、第7図、第8図はこの発明の第4の実施例を
示す図であり、第7図はこの発明の要部の一部断
面図、第8図は第7図の断面図、第9図、第10
図はこの発明の第5の実施例を示す図であり、第
9図はこの発明の要部の一部断面図、第10図は
第9図の断面図、第11図、第12図はこの発明
の第6の実施例を示す図であり、第11図はこの
発明の要部の一部断面図、第12図は第11図の
断面図、第13図、第14図はこの発明の第7の
実施例を示す図であり、第13図はこの発明の要
部の一部断面図、第14図は第13図の断面図、
第15図はこの発明が実際に使用されているとこ
ろを説明するための説明図である。 1,1a,1b,1c,1d,1e……充填鋼
管コンクリートの柱、2……鋼管、3a,3b,
3c……鋼板、4……コンクリート、5a,5
b,5c,5d,15a,15b,15c,15
d,15e,15f,15g,15h……梁、2
0,21……鉄筋、22,23……シース管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 充填鋼管コンクリートの柱と梁の接合構造で
    あつて、上記鋼管と上記梁とが接続される部分で
    上記鋼管の内側にこの鋼管に充填されたコンクリ
    ートに内含され、かつ両端部が鋼管の内壁に接合
    される1枚もしくは複数枚の鋼板を上記鋼管の軸
    線方向と平行に、かつ上記鋼管の径方向における
    梁の延長上に設けたことを特徴とする柱と梁の接
    合構造。 2 上記鋼管に充填されるコンクリートに鉄筋が
    配筋されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の柱と梁の接合構造。 3 上記鋼管に充填されるコンクリートにプレス
    トレスを導入したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の柱と梁の接合構造。
JP60087173A 1985-03-05 1985-04-23 柱と梁の接合構造 Granted JPS61246439A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60087173A JPS61246439A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 柱と梁の接合構造
CN86101986A CN1008461B (zh) 1985-03-05 1986-03-03 钢管混凝土柱子及其制造方法
CA000503158A CA1259808A (en) 1985-03-05 1986-03-03 Concrete filled steel tube column and method of constructing same
KR1019860001515A KR940009459B1 (ko) 1985-03-05 1986-03-04 콘크리이트 충전 강관기둥 및 그 시공 방법
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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