JPH05278021A - コンクリート製建築用材の製造方法 - Google Patents

コンクリート製建築用材の製造方法

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JPH05278021A
JPH05278021A JP7766592A JP7766592A JPH05278021A JP H05278021 A JPH05278021 A JP H05278021A JP 7766592 A JP7766592 A JP 7766592A JP 7766592 A JP7766592 A JP 7766592A JP H05278021 A JPH05278021 A JP H05278021A
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JP
Japan
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mold
concrete
formwork
concrete shuttering
building material
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Pending
Application number
JP7766592A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Aoyama
幹 青山
Haruka Ogawa
晴果 小川
Etsunori Tamura
悦徳 田村
Ritsuo Matsumura
律雄 松村
Ryoji Sasaki
良治 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動と加圧によるコンクリートの締固めを行
うことにより、締固め力を著しく増大して型枠脱型期間
を大幅に短縮すると共に、肉厚を均一化して強度を著し
く増大する。 【構成】 加振機24を作動して外型枠16に振動を付
加する。この状態でホッパー22から所定量のコンクリ
ートを内型枠14と外型枠16との間の空間部20内に
投入する。外型枠16の振動により締固めつつ内型枠1
4と外型枠16との間にPC型枠12を成形し、さらに
加圧機26で加圧して成形する。この形成完了後に型枠
装置10からPC型枠12を脱型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製建築用
材を型枠で成形する際の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート製の柱とか梁を
構築するに、プレキャストコンクリート(PC)製の型
枠を用い、このPC型枠をこれの内部に打設されるコン
クリートと一体化させることにより、鉄筋コンクリート
製の柱および梁を簡単に構築することができるようにな
っている。
【0003】前記柱とか梁のPC型枠は、構築しようと
する柱および梁の外側形状に沿った中空形状を成し、こ
れらPC型枠を現場に建込んだ後、その中空部内にコン
クリートが打設される。
【0004】例えば、前記柱用のPC型枠は、特開平2
−8011号公報(B28B 21/80)に開示され
る遠心コンクリート成形機の型枠装置を用いて製作され
る。即ち、前記型枠装置は、構築しようとする柱の外側
形状に沿った内側断面となる型枠を備え、この型枠の内
部四隅に所定間隔をもって棒体を配置してこの型枠を横
置きし、そして、この型枠を回転させつつコンクリート
を注入することにより、遠心力をもって型枠の内側に沿
った中空状のPC型枠を成形することができるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の建築用材としてのPC型枠の製造方法にあって
は、遠心力によりコンクリートを型枠の内側に押し付け
ることにより成形するものであるため、コンクリートの
締固め力を著しく強くすることができない。このため、
前記型枠装置からPC型枠を脱型するに、型枠内でコン
クリートがある程度硬化されるのを待って行う必要があ
り、実際上、1つの型枠装置で1日に1体程度しか製作
することができず、PC型枠の製作能力が著しく低下さ
れ、延いては、PC型枠の単価が大幅に上昇されてしま
う。
【0006】また、かかる遠心成形による従来の製造方
法では、PC型枠の内側面を成形する型枠が存在せず、
単に遠心力によりコンクリートを外周方向に追いやって
所定の肉厚を得るようになっていたため、PC型枠の肉
厚が不均一に成り易い。このため、現場で打設されるコ
ンクリートの側圧とか乾燥時の収縮力が作用した際に、
PC型枠の肉厚の薄い部分に亀裂が発生され易くなって
しまうという各種課題があった。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、振動と加圧によるコンクリートの締固めを行うこと
により、締固め力を著しく増大して型枠脱型期間を大幅
に短縮すると共に、肉厚を均一化して強度を著しく増大
することができるコンクリート製建築用材の製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、建築用材の内,外側形状に沿った内型枠
および外型枠と、この外型枠に振動を与える加振機と、
内,外型枠間のコンクリートを加圧する加圧機とを備
え、外型枠に加振機による振動を付加しつつ内型枠と外
型枠との間の空間部にコンクリートを打設し、さらに加
圧機で加圧して成形し、この成形完了後に脱型する方法
とする。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明のコンクリート製建築
用材の製造方法にあっては、内型枠と外型枠とを設け
て、外型枠に加振機による振動を付加しつつコンクリー
トを型枠内に打設し、さらに加圧機で加圧するようにし
たので、打設されたコンクリートは振動と加圧による締
固めにより締固め力が著しく増大し、成形後直ちに脱型
しても形崩れの発生を無くすことができるため、型枠脱
型期間が大幅に短縮される。
【0010】また、前記内型枠と外型枠とにより成形さ
れる建築用材の肉厚を均一化させることができると共
に、振動及び加圧の付加により締固め力が増大されるこ
とにより、建築用材の強度が著しく増大されることにな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1,図2は本発明にかかるコンクリート製
建築用材の製造方法の一実施例を示し、図1は本発明方
法に用いられる型枠装置の一実施例を示す概略構成図、
図2は本発明の製造方法により製作されたコンクリート
製建築用材の一実施例を示す斜視図である。尚、本実施
例ではコンクリート製建築用材として鉄筋コンクリート
柱の構築に用いられるPC型枠に例をとって述べる。
【0012】即ち、図1に示した型枠装置10によっ
て、図2示したコンクリート製建築用材としての柱用P
C型枠12が製造されるようになっており、このPC型
枠12は断面矩形状の中空柱として形成される。
【0013】前記型枠装置10は、前記PC型枠12の
内側形状に沿って外側が形成された内型枠14と、PC
型枠12の外側形状に沿って内側が形成された外型枠1
6とを備え、これら内型枠14と外型枠16とをPC型
枠12の肉厚に相当する間隔を周囲に保って同心状に配
置される。前記内型枠14,外型枠16は基台18上に
載置され、この基台18によって内型枠14と外型枠1
6との間の空間部20の下端が閉止される。
【0014】前記内型枠14,外型枠16の上方には、
空間部20内にコンクリートを投入するためのホッパー
22が設けられ、このホッパー22内に貯蔵された生コ
ンクリートから一定量のコンクリートがこの空間部20
内に投入できるようになっている。
【0015】また、前記外型枠16には加振機24が設
けられ、この加振機24の作動により発生する振動がこ
の外型枠16に付加されるようになっている。
【0016】さらに、内,外型枠14,16の上方に
は、上下方向に昇降自在に加圧機26が設けられ、この
加圧機26は、これら型枠14,16間に打設されたコ
ンクリートを圧密に加圧するように構成されている。
【0017】そして、前記型枠装置10によってPC型
枠12が製造される際、まず、加振機24を作動して外
型枠16に振動を付加し、この状態でホッパー22から
所定量のコンクリートを空間部20内に投入する。する
と、空間部20内に投入されたコンクリートは、外型枠
16の振動により締固められつつ内型枠14と外型枠1
6との間に成形され、さらに加圧機26で加圧されて成
形される。この成形完了後にこれら内型枠14と外型枠
16との間から脱型される。尚、前記成形されたPC型
枠12を脱型する際、前記内型枠14および外型枠16
を上昇可能にするか、若しくは基台18を下降可能に構
成しておき、内型枠14および外型枠16と前記PC型
枠12との間の分離層に空気を注入することにより、ス
ムーズに脱型することができる。
【0018】以上の製造方法をもってPC型枠12が成
形されることにより、このPC型枠12は外型枠16の
振動及び加圧機26の加圧により締固められるため、成
形時の締固め力が著しく増大し、コンクリートの硬化を
待つことなく、成形後直ちに型枠装置10から脱型する
ことが可能となる。従って、PC型枠12の型枠脱型期
間が著しく短縮され、製造能力が大幅に向上される。
【0019】また、前記型枠装置10で成形されるPC
型枠12は、内型枠14と外型枠16とによりこのPC
型枠12の内側および外側を成形することができるた
め、このPC型枠12の肉厚を均一化させることができ
る。
【0020】更に、前記PC型枠12は振動や加圧の付
加により成形時のコンクリートの締固め力が著しく増大
されることにより、PC型枠12が硬化されて完成され
た際の強度を大幅に上昇することができる。
【0021】ところで、前記PC型枠12は外型枠16
に振動が付加されて成形されるため、このPC型枠12
の外側面が緻密に仕上げられると共に内側面は粗面とな
り、殊にこの内側面の粗の状態は後打ちコンクリートと
の一体化を良好なものとして、建築用材としての価値を
大幅に向上することができる。
【0022】尚、本実施例では断面矩形状の柱用のPC
型枠12の製造方法に例をとって説明したが、この断面
形状は矩形状に限ることは無く、更には梁用のPC型枠
およびその他のコンクリート製建築用材に本発明を適用
できることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコンクリー
ト製建築用材の製造方法にあっては、内型枠と外型枠と
を設けて、外型枠に振動を付加しつつコンクリートを型
枠内に打設し、更に加圧して建築用材を成形するように
したので、成形時にコンクリートの締固め力を著しく増
大して、成形後直ちに脱型することが可能となる。この
ため、型枠脱型期間を大幅に短縮して生産能力の大幅な
向上を図ることができ、延いては、安価な製品を提供す
ることができる。
【0024】また、前記内型枠と外型枠とにより成形さ
れる建築用材の肉厚を均一化させることができると共
に、振動と加圧の付加により締固め力を増大することが
できることにより、型枠装置で成形された建築用材の強
度を著しく増大することができ、亀裂等の破損を防止す
ることができる。
【0025】更に、外型枠に振動が付加されることによ
り、成形された建築用材の外側面を緻密に形成すること
ができると共に、他方内側面を粗面とでき、建築用材と
しての商品価値を大幅に高めることができるという各種
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に用いられる型枠装置の一実
施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の製造方法により製作されたコンクリー
ト製建築用材の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 型枠装置 12 柱用PC型枠(建築用材) 14 内型枠 16 外型枠 24 加振機 26 加圧機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 律雄 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 佐々木 良治 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用材の内,外側形状に沿った内型枠
    および外型枠と、この外型枠に振動を与える加振機と、
    内,外型枠間のコンクリートを加圧する加圧機とを備
    え、外型枠に加振機による振動を付加しつつ内型枠と外
    型枠との間の空間部にコンクリートを打設し、さらに加
    圧機で加圧して成形し、この成形完了後に脱型すること
    を特徴とするコンクリート製建築用材の製造方法。
JP7766592A 1992-03-31 1992-03-31 コンクリート製建築用材の製造方法 Pending JPH05278021A (ja)

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ID=13640178

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JP7766592A Pending JPH05278021A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 コンクリート製建築用材の製造方法

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JP (1) JPH05278021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101441960B1 (ko) * 2013-04-25 2014-09-24 포항세라믹(주) 슬래그 다트의 스템 성형장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101441960B1 (ko) * 2013-04-25 2014-09-24 포항세라믹(주) 슬래그 다트의 스템 성형장치

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