JPH0527796Y2 - - Google Patents

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JPH0527796Y2
JPH0527796Y2 JP11006588U JP11006588U JPH0527796Y2 JP H0527796 Y2 JPH0527796 Y2 JP H0527796Y2 JP 11006588 U JP11006588 U JP 11006588U JP 11006588 U JP11006588 U JP 11006588U JP H0527796 Y2 JPH0527796 Y2 JP H0527796Y2
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external lead
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molybdenum
molybdenum cup
cup
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外部リード棒がモリブデンカツプシ
ールにより気密封止された大出力白熱電球であつ
て、スタジオ照明用や赤外線加熱炉などに使用さ
れる大出力白熱電球に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
白熱電球は、封体から外部リード棒を気密に突
出させるために、通常は、外部リード棒の一端が
溶接されたモリブデン箔を圧着封止部に埋設する
箔シールが行われる。しかし、この箔シールは、
モリブデン箔が薄いために、最大許容電流はせい
ぜい50Aまでであり、これ以上の大電流が流れる
大出力白熱電球では、外部リード棒はモリブデン
カツプシールにより気密封止される。第3図は、
従来より行われているモリブデンカツプシールの
構造を示す。これを説明すると、石英ガラス製の
封体1の下端には一対の円筒管2が突出してお
り、この円筒管2の開口には有底筒状のモリブデ
ンカツプ3が溶着されている。そして、このモリ
ブデンカツプ3の底面に設けられた中心孔に、モ
リブデンからなる外部リード棒4が挿通されてモ
リブデンカツプ3とろう材7でろう付けされ、気
密に封止される。また、外部リード棒4をベース
ピンに電気的に接続するために、外部リード棒4
の先端に可撓性の大きい撚り線状のリード線5が
ろう付けされる。
ここで、外部リード棒4をモリブデンカツプ3
にろう付けするときに、モリブデンカツプ3を上
方にしてモリブデンカツプ3の中心孔に外部リー
ド棒4を挿通し、モリブデンカツプ3の底面の外
側からろう付けするが、先ず、外部リード棒4を
挿通した時の位置決めのために、専用のストツパ
ーを準備する必要があり、更には溶けたろう材7
が、モリブデンカツプ3の中心孔と外部リード棒
4との隙間を通つて円筒管2の内部に流れ込む。
このため、ろう材7を多く消費するのみでなく、
内部に流れたろう材7が点灯時のハロゲンサイク
ルに悪影響を与える不具合がある。また、モリブ
デンカツプ3は、深絞りによりカツプ状に成形さ
れるので、肉厚が0.5mm程度の薄いモリブデン板
が使用される。このため、強度が弱く、重量の大
きいマウントを支えるにはシール部の剛性が不足
するので、マウントの重量に限界があつた。更に
は、外部リード棒4のモリブデンカツプ3からの
突出距離が短く、2カ所のろう付け部が接近して
いるときは、外部リード棒4の先端にリード線5
をろう付けするときに、この熱がシール部に伝達
し、先にろう付けされたシール部のろう材7が再
び溶融して外部リード棒4とモリブデンカツプ3
のシールが不完全になつて外れることがある。こ
のため、シール部のろう材7として、融点が1000
℃以上の高融点ろう材を使用するのが好ましい
が、外部リード棒4の熱容量が大きいために、加
熱してもろう材7がなかなか昇温せず、高融点ろ
う材を溶融することが困難でつた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、外部リード棒をモリブデンカ
ツプに挿通する時の位置決めか容易で、かつろう
材が外部リード棒に沿つて内部の流れ込まず、モ
リブデンカツプの強度が補強されるとともに、融
点が1000℃程度の高融点ろう材を容易に溶融して
ろう付けすることが可能な大出力白熱電球を提供
することを目的とするものである。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の構成は、外部リード棒がモリブデンカ
ツプシールにより気密封止された大出力白熱電球
であつて、前記外部リード棒の先端側には段部を
介して小径部が形成され、モリブデンカツプの底
面に設けられた中心孔に外部リード棒の小径部が
挿通されてモリブデンカツプの底面から外部に突
出するとともに、外部リード棒の段部がモリブデ
ンカツプの底面内面に当接し、小径部側より外部
リード棒とモリブデンカツプがろう付けされたこ
とを特徴とする。
すなわち、モリブデンカツプの底面に設けられ
た中心孔に外部リード棒を挿入する時、段部をモ
リブデンカツプの底面内面に当接させると位置決
めできる。そして、小径部側より外部リード棒と
モリブデンカツプをろう付けすると、溶融したろ
う材は中心孔と小径部との隙間から内部に進入し
ようとするが、段部で受け止められ、それ以上流
れ込まない。また、モリブデンカツプの底面は、
外部リード棒の段部とろう材ではさまれて補強さ
れ、十分な強度が確保できる。そして、外部リー
ド棒の先端側が小径部になつているので、熱容量
が小さく、ろう材の昇温が早くなる。このため、
例えば融点が1140℃の10%ニツケル含有のキユプ
ロニツケルろう材のような高融点ろう材の加熱溶
融が容易になる。
〔実施例〕
以下に図面に基いて本考案の実施例を具体的に
説明する。
第1図において、円筒管2の開口には、底面3
1に中心孔32が設けられたモリブデンカツプ3
が溶着されている。外部リード棒4は、外径が7
mmφのモリブデン棒からなるが、第2図に示すよ
うに、先端側には段部42を介して外径が4mmφ
の小径部41が形成されている。この小径部41
が中心孔32に挿通され、外側に突出するととも
に、段部42は底面31の内面と当接している。
そして、モリブデンカツプ3の底面31を上側に
して小径部41側からモリブデンカツプ3と外部
リード棒4がろう付けされ、密封封止されてい
る。ここで、使用されるろう材7は、融点が1140
℃の10%ニツケル含有のキユプロニツケルであ
る。次に、外部リード棒4の先端に、撚り線状の
リード線5の端面を突合せ、例えば融点が630℃
の銀ろうのような低融点のろう材8をバーナーで
溶融し、ろう付けする。このとき、外部リード棒
4の先端にリード線5をろう付けしても、高融点
のろう材7は溶融せず、外部リード棒4とモリブ
デンカツプ3が外れることがなく、完全なシール
状態が維持される。なお、封体から2本の円筒管
2が突出しているので、他方の円筒管に対しても
同じ操作を行う。
このように、外部リード棒4の段部42がモリ
ブデンカツプ3の底面31に当接した状態で小径
部41を突出させてろう付けするので、先ず、段
部42をストツパーとして利用でき、外部リード
棒4の位置決めが容易である。また、溶融したろ
う材7は段部42で受け止められて円筒管2内部
に流れ込まない。従つて、ろう材7を浪費せず、
点灯中のハロゲンサイクルに悪影響を与えること
もない。そして、モリブデンカツプ3の底面31
は、段部42とろう材7で挟持された状態である
ので、これらで補強され、モリブデンカツプ3の
剛性も大巾に増加し、重量の大きなマウントを支
えることができる。更には、小径部41の熱容量
が小さく、バーナーで加熱してもろう材7は早く
昇温するため、例えば融点が1140℃の10%ニツケ
ル含有のキユプロニツケル程度の高融点ろう材ま
でならば容易に加熱溶融でき、簡単に製造できる
利点がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の大出力白熱電球
によれば、外部リード棒をモリブデンカツプに挿
通する時の位置決めか容易で、ろう材が外部リー
ド棒に沿つて内部の流れ込まないので、ろう材を
浪費せず、更には高温下におけるろう材の蒸発な
どによる点灯中のハロゲンサイクルに悪影響を与
えることがないので、封体の黒化を防止すること
ができる。そして、融点が1000℃程度の高融点ろ
う材を容易に溶融してろう付けできるとともに、
モリブデンカツプの剛性も増加する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は外部
リード棒の斜視図、第3図はモリブデンカツプシ
ールの従来例の説明図である。 1……封体、2……円筒管、3……モリブデン
カツプ、31……底面、32……中心孔、4……
外部リード棒、41……小径部、42……段部、
5……リード線、7,8……ろう材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外部リード棒がモリブデンカツプシールより気
    密封止された大出力白熱電球であつて、 前記外部リード棒の先端側には段部を介して小
    径部が形成され、モリブデンカツプの底面に設け
    られた中心孔に該小径部が挿通されて該底面から
    外部に突出するとともに、該段部が該底面の内面
    に当接し、小径部側より外部リード棒とモリブデ
    ンカツプがろう付けされたことを特徴とする大出
    力白熱電球。
JP11006588U 1988-08-24 1988-08-24 Expired - Lifetime JPH0527796Y2 (ja)

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JP11006588U JPH0527796Y2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24

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JP11006588U JPH0527796Y2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24

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Publication Number Publication Date
JPH0232654U JPH0232654U (ja) 1990-02-28
JPH0527796Y2 true JPH0527796Y2 (ja) 1993-07-15

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