JPH0711403Y2 - 大出力白熱電球 - Google Patents

大出力白熱電球

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JPH0711403Y2
JPH0711403Y2 JP13213189U JP13213189U JPH0711403Y2 JP H0711403 Y2 JPH0711403 Y2 JP H0711403Y2 JP 13213189 U JP13213189 U JP 13213189U JP 13213189 U JP13213189 U JP 13213189U JP H0711403 Y2 JPH0711403 Y2 JP H0711403Y2
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JP
Japan
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lead wire
wire
lead
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rod
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JP13213189U
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Inventor
清一 上成
克己 中森
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ウシオ電機株式式社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外部リード棒がモリブデンカップシールによ
り気密封止された大出力白熱電球であって、スタジオ照
明用や赤外線加熱炉などに使用される大出力白熱電球に
関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
白熱電球は、封体から外部リード棒を気密に突出させる
ために、通常は、外部リード棒の一端が溶接されたモリ
ブデン箔を圧着封止部に埋設する箔シールが行われる。
しかし、この箔シールは、モリブン箔が薄いために、最
大許容電流はせいぜい50Aまでであり、これ以上の大電
流が流れる大出力白熱電球では、外部リード棒はモリブ
デンカップシールにより気密封止される。そして、この
外部リード棒は、封体の下端に取り付けられたベースよ
り突出するベースピンにリード線を介して電気的に接続
されるが、この電気的接続を行った後にベースを封体の
下端に固定するので、リード線は可撓性が要求される。
出力の小さな通常の白熱電球の場合は、このリード線と
して、可撓性の大きなヒューズ線などが使用されるが、
大出力白熱電球の場合は、電流が大きいのでリード線の
線径を太くする必要があるが、線径の太い単線のリード
線では可撓性が小さいので、細い金属線を撚り合わせた
撚り線が使用される。
第3図は、消費電力が例えば10KWのハロゲン大出力白熱
電球において、従来より行われているモリブデンカップ
シールの構造を示す。これを説明すると、石英ガラス製
の封体1の下端には一対の円筒管11が突出しており、こ
の円筒管11の開口には有底筒状のモリブデンカップ2が
溶着されている。そして、このモリブデンカップ2の底
面に設けられた中心孔に、モリブデンからなる外部リー
ド棒3が挿通されてモリブデンカップ2とろう材9でろ
う付けされ、気密に封止される。また、外部リード棒3
の先端に撚り線からなるリード線4の一端がろう材9で
ろう付けされるが、前工程でリード線4を所定長さに切
断するときに、切断面において細い金属線の先端がばら
けてろう付けが困難であるので、一端部をステンレス製
のリング41で予めかしめている。なお、リード線4の一
端をろう材9でろう付けする際に、溶融したろう材が一
部リード線4の端部に滲み込む。また、リード線4の他
端にもステンレス製のチューブ42が取り付けられ、チュ
ーブ42内に銅棒7の一端が挿入されてろう材9でろう付
けされている。一方、セラミック製のベース5が保持筒
51を介して封体1の下端に固定されているが、このベー
ス5の底面から一対のベースピン6が突出している。こ
のベースピン6の内部には、先端部が小径になった2段
径の貫通孔61が形成されており、この貫通孔61にリード
線4が挿入されて銅棒7の他端がベースピン6の先端で
ろう付けにより固定されている。
このように、外部リード棒3とベースピン6をリード線
4を介して電気的に接続するために、リング41、チュー
ブ42および銅棒7の附属部品が必要になり、部品点数が
多くて接続作業に手間を要する不具合があった。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、外部リード棒とベースピンを少ない部
品点数で接続でき、接続作業が簡単な大出力白熱電球を
提供することを目的とするものである。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の構成は、外部リード棒がモリブデンカップシー
ルにより気密封止され、この外部リード棒が、撚り線よ
りなるリード線を介してベースより突出したベースピン
に電気的に接続された大出力白熱電球であって、モリブ
デンカップシールより突出する外部リード棒の先端に、
撚り線の両端部に予めろう材を滲み込ませた該リード線
の一端が接続されるとともに、このリード線の他端が、
ベースピンの軸線方向に形成されて内径がリード線の外
径プラス1.0mm以内の貫通孔に挿入され、ベースピンの
先端でろう付けにより固定されたことを特徴とする。
すなわち、撚り線よりなるリード線の両端部に予めろう
材を滲み込ませてあるので、端面がばらけない。このた
め、一端部をリングでかしめなくても外部リード棒の先
端に容易にろう付けできる。そして、他端部にチューブ
を取り付けなくても、内径がリード線の外径プラス1.0m
m以内であってクリアランスの小さいベースピンの貫通
孔にリード線を挿入でき、かつ、クリアランスが小さい
ので、リード線を直接ベースピンの先端でろう付けによ
り固定できる。従って、リング、チューブおよび銅棒の
附属部品が不要になり、外部リード棒とベースピンを撚
り線よりなるリード線のみで接続できて接続作業も簡単
になる。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
第1図は、第3図との共通部分の大半を省略して図示し
たが、円筒管11の開口には有底筒状のモリブデンカップ
2が溶着されている。図示略のフィラメントに接続され
たモリブデン棒からなる外部リード棒3が、モリブデン
カップ2の中心孔21に挿通されて外部に突出している。
そして、モリブデンカップ2と外部リード棒3がろう付
けされ、密封封止されている。ここで使用されるろう材
9は、融点が1140℃の10%ニッケル含有のキュプロニッ
ケルからなる高融点ろう材である。リード線4は、例え
ば断面積が20mmの撚り線であり、一端面を外部リード棒
3の先端面に突き合わせ、例えば融点が630℃の銀ろう
のような低融点ろう材9をバーナーで溶融し、ろう付け
する。ここで、リード線4の両端には、便宜上点々で示
すろう材9aが予め滲み込ませてある。
第2図は、リード線4の両端にろう材9aを滲み込ませる
方法を示すが、第2図(A)に示すように、長い撚り線
の所定部位上でろう材を溶融すると、ろう材9aが滲み込
む。そして、カッターCでろう材9aが滲み込んだ部分を
切断すると、第2図(B)に示すように、リード線4の
両端にろう材9aが滲み込んだ状態になるが、ろう材9aが
滲み込んだ部分を切断するので、切断によって切断面が
ばらけることがなく、ろう材9aで固められた状態にな
る。従って、リングでかしめなくても、外部リード棒3
の先端に容易にろう付けすることができる。
ベース5から突出するベースピン6には、軸線方向に貫
通孔61が形成され、リード線4が貫通孔61に挿入されて
いる。この貫通孔61は、段のないストレート状であり、
その内径は、リード線4の線径プラス1mm以内であり、
好ましくはプラス0.6mm程度である。従って、リード線
4を貫通孔61に挿入したときのクリアランスは、片側0.
3mm程度であるが、リード線4の先端がろう材9aで固め
らているので、この小さなクリアランスであっても容易
に挿入することができる。そして、リード線4はベース
ピン6の先端でろう付けにより固定されるが、クリアラ
ンスが小さいので容易に固定することができる。
このように、リング、チューブおよび銅棒の附属部品が
不要になり、かつこれらの附属品をリード線に取り付け
る必要がないので、接続作業がきわめて簡単になる。ま
た、ベースピン6の貫通孔61を段のないストレート状に
できるので、貫通孔61の製作も容易になる利点がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の大出力白熱電球は、撚り
線の両端部に予めろう材を滲み込ませたリード線の一端
を外部リード棒に接続するとともに、他端をベースピン
の貫通孔に挿入してベースピンの先端でろう付けで固定
するようにしたので、外部リード棒とベースピンを撚り
線よりなるリード線のみで接続でき、部品点数が少なく
て簡単に接続できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部断面図、第2図は工程説明
図、第3図は従来例の説明図である。 1…封体、11…円筒管 2…モリブデンカップ、3…外部リード棒 4…リード線、5…ベース 6…ベースピン、61…貫通孔 9…ろう材、9a…滲み込んだろう材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部リード棒がモリブデンカップシールに
    より気密封止され、この外部リード棒が、撚り線よりな
    るリード線を介してベースより突出したベースピンに電
    気的に接続された大出力白熱電球であって、 前記モリブデンカップシールより突出する外部リード棒
    の先端に、撚り線の両端部に予めろう材を滲み込ませた
    該リード線の一端が接続されるとともに、このリード線
    の他端が、ベースピンの軸線方向に形成されて内径がリ
    ード線の外径プラス1.0mm以内の貫通孔に挿入され、ベ
    ースピンの先端でろう付けにより固定されたことを特徴
    とする大出力白熱電球。
JP13213189U 1989-11-15 1989-11-15 大出力白熱電球 Expired - Fee Related JPH0711403Y2 (ja)

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JPH0371556U JPH0371556U (ja) 1991-07-19
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