JPH0527796A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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Publication number
JPH0527796A
JPH0527796A JP3179921A JP17992191A JPH0527796A JP H0527796 A JPH0527796 A JP H0527796A JP 3179921 A JP3179921 A JP 3179921A JP 17992191 A JP17992191 A JP 17992191A JP H0527796 A JPH0527796 A JP H0527796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
signal
output
voice
adder
Prior art date
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Pending
Application number
JP3179921A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sasaki
章 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3179921A priority Critical patent/JPH0527796A/ja
Publication of JPH0527796A publication Critical patent/JPH0527796A/ja
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】1人の音声入力によって、疑似的に異性とのデ
ュエット出力を得る。 【構成】入力音声信号は前置増幅器12を介して音程変換
器14に入力される。音程変換器14は入力音声信号のピッ
チを1オクターブ高くして出力する。音程変換器14の出
力はレベル調整器15においてレベル調整された後、加算
器13において入力音声信号と加算されて出力される。男
性の音声信号を入力すると、音程変換器14からは女性の
音域の信号が出力されることになり、加算器13からは疑
似的に男性と女性のデュエット出力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響装置に関し、特
に、空オーケストラ装置に好適の音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伴奏音楽だけを所定の記録媒体に
記録して、再生時に記録された伴奏に合わせて歌うよう
にした空オーケストラ装置(以下、カラオケ装置とい
う)が普及している。このカラオケ装置等の従来の音響
装置においては、歌い手にとって歌が歌いやすくなるよ
うに、各種機能を有している。
【0003】図3はこのような従来の音響装置を示すブ
ロック図である。
【0004】図示しない再生部からの伴奏信号は加算器
1を介して出力される。加算器1の出力信号は図示しな
いモニタ装置に与えられて音響出力される。ユーザーは
モニタ装置からの伴奏音楽を聞きながら、図示しないマ
イクロホン(以下、マイクという)を介して音声(歌)
を入力する。マイクからの音声信号はエコー付加器2を
介して加算器1に与えられる。エコー付加器2は入力さ
れた音声信号にエコーを付加して加算器1に与える。加
算器1は伴奏信号と音声信号とを加算して出力する。こ
うして、モニタ装置からは、伴奏に合わせた歌が出力さ
れる。
【0005】つまり、モニタ装置からは、例えば、オー
ケストラの伴奏をバックにした歌を出力させることもで
きる。すなわち、モニタ装置からの出力によって、ユー
ザーは一流の演奏家と競演しているときと同様の気分を
味あうことが可能となる。
【0006】ところで、マイクに音声を入力する歌い手
が必ずしも正しい音程で歌を歌うことができるとは限ら
ない。例えば、声が低い人にとっては比較的高い音の歌
を歌うことは困難である。このような場合でも、モニタ
装置からの伴奏音に合わせて歌を歌うことができるよう
に、従来、伴奏音のピッチ(キー)を変化させるキーコ
ントロール機能を有したものがある。伴奏音のピッチを
変化させることによって、歌い手は比較的楽に伴奏に合
わせて歌を歌うことができる。一般的には、歌い手は伴
奏に音程を合わせるように歌を歌っている。これに対
し、前述したキーコントロール機能を利用すると、伴奏
音のピッチを歌のピッチに近づけることができ、歌の音
程の狂いを低減して良好なハーモニーが得られやすい。
音程は歌の優劣を決定する最も大きな要因の1つであ
り、キーコントロール機能によって、カラオケにおける
楽しみが倍加する。
【0007】また、オーケストラ等の伴奏音のみを聞い
て歌の正しい音程を判断することは比較的困難であるこ
とから、歌い手の見本となる歌声(所謂、先生の歌)を
予め伴奏信号中に記録させたものもある。歌い手はこの
先生の歌を聞きながら、同時に歌を歌う。この場合に
は、モニタ装置からは、先生と歌い手とのデュエットが
出力される。重唱はカラオケの楽しみ方の1つである
が、この機能を使用すれば1人でもデュエットを手軽に
楽しむことができるという利点がある。
【0008】しかしながら、先生の歌は男性の声である
か又は女性の声である。従って、同性の2人による2重
唱となることもある。また、先生の歌は一定テンポで入
力されており、必ずしも歌い手とテンポが合うとは限ら
ないという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の音響装置においては、1人でも、予め記録されて
いる先生の歌に合わせてデュエットを楽しむことができ
るが、同性による2重唱になってしまうことがあり、ま
た、先生と歌い手とのテンポがずれてしまうこともある
という問題点があった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、異性と息のあったデュエットを歌った場合
と同様の効果を1人で手軽に得ることができる音響装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音響装置
は、入力音声信号が与えられこの入力音声信号のn(n
は自然数)オクターブ高いピッチの音声信号を発生する
か又はm(mは自然数)オクターブ低いピッチの音声信
号を発生することが可能なピッチ変更手段と、このピッ
チ変更手段の出力と前記入力音声信号とを加算して出力
する加算手段とを具備したものである。
【0012】
【作用】本発明において、ピッチ変更手段は、入力音声
信号のピッチを、例えば、1オクターブ高くするか又は
低くして出力することができる。これにより、入力音声
信号が男性の音域の信号である場合には、女性の音域の
信号を発生することができ、逆に、女性の音域の信号で
ある場合には、男性の音域の信号を発生することができ
る。加算手段は、ピッチ変更された音声信号と入力音声
信号とを加算して出力する。これにより、例えば、1人
で音声を入力した場合でも、疑似的に異性とのデュエッ
ト出力を加算手段から得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る音響装置の一実施例を
示すブロック図である。
【0014】入力端子11には図示しないマイクロホンか
ら歌い手の音声信号が入力される。この音声信号は前置
増幅器12を介して加算器13及び音程変換器14に与えられ
る。音程変換器14は時間軸圧縮器及び加算器等によって
構成されており、ピッチ変更機能(キーコントロール機
能)を有している。すなわち、音程変換器14は、入力さ
れた音声信号を時間分割し、各分割信号を時間軸方向に
1/2に圧縮する。更に、音程変換器14は時間軸処理し
た各分割信号の立上り及び立下りを付与することによ
り、そのエンベロープを滑らかにする。次いで、音程変
換器14はエンベロープが調整された各分割信号を加算し
て出力する。これにより、音程変換器14は音声信号のピ
ッチをオクターブ高くして、リアルタイムでレベル調整
器15に出力するようになっている。
【0015】レベル調整器15は音程変換器14の出力レベ
ルを調整して加算器13に出力する。加算器13は前置増幅
器12からの音声信号と音程変換器14によってピッチが変
更された音声信号とを加算して図示しないモニタ装置に
出力するようになっている。加算器13の出力はモニタ装
置によって音響出力される。
【0016】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0017】歌い手は、例えば伴奏音を聞きながら、こ
の伴奏音に合わせてマイクから音声を入力する。マイク
からの音声信号は入力端子11を介して前置増幅器12に与
えられて増幅され、加算器13及び音程変換器14に与えら
れる。
【0018】ここで、歌い手が男性であるものとする
と、音程変換器14は入力された音声信号に圧縮処理を行
って、ピッチを1オクターブ上げて出力する。更に、音
程変換器14の出力はレベル調整器15においてレベル調整
されて加算器13に与えられる。加算器13は前置増幅器12
からの音声信号に、レベル調整器15からの音声信号を加
算して出力する。すなわち、男性の声とその1オクター
ブ上の声が混合されたデュエット出力がモニタに与えら
れる。通常、女性は男性よりも1オクターブ上の音域を
有しており、男性の声を1オクターブ高くすることによ
って、疑似的に女性の声を作成することができる。従っ
て、モニタ装置からは、男性と女性とがデュエットをし
たときと同様の音響出力が出力される。しかも、1オク
ターブ高い音声を歌い手の音声信号からリアルタイムで
作成しているので、デュエット出力にテンポのずれが生
じることはない。
【0019】このように、本実施例においては、音程変
換器14によって歌い手による入力音声信号の1オクター
ブ高い音声を発声させて入力音声信号に加算しており、
男性1人で歌う場合でも、女性とデュエットした場合と
同様の出力をテンポのずれなく発生させることができ
る。
【0020】図2は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図2において図1と同一物には同一符号を付
して説明を省略する。本実施例は歌い手が女性である場
合にも対応させたものである。
【0021】本実施例は音程変換器16及びレベル調整器
17を設けた点が図1の実施例と異なる。すなわち、前置
増幅器12の出力は音程変換器16にも入力される。音声変
換器16は時間軸伸長器及び加算器等によって構成されて
おり、ピッチ変更機能(キーコントロール機能)を有し
ている。すなわち、音程変換器16は、入力された音声信
号を時間分割し、各分割信号を時間軸方向に2倍に伸長
する。更に、音程変換器16は時間軸処理した各分割信号
の立上り及び立下りを付与することにより、そのエンベ
ロープを滑らかにする。次いで、音程変換器16はエンベ
ロープが調整された各分割信号を加算して出力する。こ
れにより、音程変換器16は音声信号のピッチをオクター
ブ低くして、リアルタイムでレベル調整器17に出力する
ようになっている。レベル調整器17は音程変換器16の出
力レベルを調整して加算器13に与える。加算器13は前置
増幅器12の出力にレベル調整器15又はレベル調整器17の
出力を加算して図示しないモニタ装置に出力するように
なっている。
【0022】このように構成された実施例においては、
歌い手が男性である場合には、図1と同様の動作とな
る。一方、歌い手が女性である場合には、前置増幅器12
からの音声信号は音程変換器16に与えられて、2倍に時
間軸が伸長される。これにより、入力音声信号からピッ
チが1オクターブ低下した音声信号、すなわち、男性の
音域の音声信号がレベル調整器17に入力され、更にレベ
ル調整されて加算器13に与えられる。こうして、モニタ
装置からは、女性の歌声に男性の歌声が重なったデュエ
ット出力が得られる。
【0023】このように、本実施例においては、男性及
び女性のいずれの歌い手であっても、異性とデュエット
した場合と同様の出力をテンポのずれなく1人で発生さ
せることができる。
【0024】なお、音程変換器として数オクターブ高い
ピッチの信号を発生するもの又は数オクターブ低いピッ
チの信号を発生するもの等を複数採用してもよい。この
場合には、歌い手の音域が極端に高い場合又は低い場合
でも、確実に異性の音域の信号を発生することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
性と息のあったデュエットを歌った場合と同様の効果を
1人で手軽に得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音響装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図3】従来の音響装置を示すブロック図。
【符号の説明】 13…加算器 14…音程変換器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力音声信号が与えられこの入力音声信
    号のn(nは自然数)オクターブ高いピッチの音声信号
    を発生するか又はm(mは自然数)オクターブ低いピッ
    チの音声信号を発生することが可能なピッチ変更手段
    と、 このピッチ変更手段の出力と前記入力音声信号とを加算
    して出力する加算手段とを具備したことを特徴とする音
    響装置。
JP3179921A 1991-07-19 1991-07-19 音響装置 Pending JPH0527796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179921A JPH0527796A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 音響装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179921A JPH0527796A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 音響装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0527796A true JPH0527796A (ja) 1993-02-05

Family

ID=16074254

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JP3179921A Pending JPH0527796A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 音響装置

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