JPH05277800A - 高速シリンダーを使用したプレス機械 - Google Patents
高速シリンダーを使用したプレス機械Info
- Publication number
- JPH05277800A JPH05277800A JP6892192A JP6892192A JPH05277800A JP H05277800 A JPH05277800 A JP H05277800A JP 6892192 A JP6892192 A JP 6892192A JP 6892192 A JP6892192 A JP 6892192A JP H05277800 A JPH05277800 A JP H05277800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- chamber
- air
- cylinder
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Presses (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Actuator (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加圧プランジャーの駆動ストローク中に、必
要な部分を高速高出力で駆動でき、しかも全体をコンパ
クトにできる。 【構成】 トグルリンク機構の連結部に連結される駆動
ロッドに介装した高速シリンダーJ1 ,J2 に、内シリ
ンダケーシング2内にスライド自在に配置されたピスト
ン1により区画される空気圧室3と油圧室4を設け、前
記ピストン1に空気圧室3側に突出する出力ロッド5と
油圧室4側に突出する制御ロッド6を相対方向に設け、
油圧室4の端部に、制御ロッド6がシール材10を介して
摺動する弁孔9が形成された弁板7を介して高圧油室8
を設け、前記制御ロッド6の所定位置に、前記弁孔9内
に油圧室4と高圧油室8とを連通する流入空間12の形成
用小径部11を設け、前記外シリンダケーシング30に、高
圧油室8内に高圧油を供給する複数の空気増圧機31を一
体的に設けた。
要な部分を高速高出力で駆動でき、しかも全体をコンパ
クトにできる。 【構成】 トグルリンク機構の連結部に連結される駆動
ロッドに介装した高速シリンダーJ1 ,J2 に、内シリ
ンダケーシング2内にスライド自在に配置されたピスト
ン1により区画される空気圧室3と油圧室4を設け、前
記ピストン1に空気圧室3側に突出する出力ロッド5と
油圧室4側に突出する制御ロッド6を相対方向に設け、
油圧室4の端部に、制御ロッド6がシール材10を介して
摺動する弁孔9が形成された弁板7を介して高圧油室8
を設け、前記制御ロッド6の所定位置に、前記弁孔9内
に油圧室4と高圧油室8とを連通する流入空間12の形成
用小径部11を設け、前記外シリンダケーシング30に、高
圧油室8内に高圧油を供給する複数の空気増圧機31を一
体的に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧プランジャーのス
トローク任意位置で出力を変動させることができる高速
シリンダーを使用したプレス機械に関する。
トローク任意位置で出力を変動させることができる高速
シリンダーを使用したプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス機械の基本構造は、たとえ
ば図11(a)に示すように、クランク機構91を介して
加圧プランジャー92を駆動するものや、図11(b),
(c)に示すように、駆動クランク94によりトグルリ
ンク機構93を介して加圧プランジャー92を駆動する
もの、また図11(d)に示すようにクランク機構91と
トグルリンク機構93を組み合わせて加圧プランジャー
92を駆動するものがある。
ば図11(a)に示すように、クランク機構91を介して
加圧プランジャー92を駆動するものや、図11(b),
(c)に示すように、駆動クランク94によりトグルリ
ンク機構93を介して加圧プランジャー92を駆動する
もの、また図11(d)に示すようにクランク機構91と
トグルリンク機構93を組み合わせて加圧プランジャー
92を駆動するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでプレス加工に
おいては、ダイスや上金型の下降移動中に特に大きい加
圧力を必要とするのは、ワークにダイスが接触して塑性
変形を完了するまでの加工中の小さいストローク間であ
る。上記従来の図11(a)のものは加圧力が一定曲線に
沿って変化するものであり、(b)〜(d)は加圧プラ
ンジャー92のストロークの変更に応じて荷重を変化で
きるように構成されているが、ストローク中の任意位置
で加圧力を任意に設定できないという問題があった。。
おいては、ダイスや上金型の下降移動中に特に大きい加
圧力を必要とするのは、ワークにダイスが接触して塑性
変形を完了するまでの加工中の小さいストローク間であ
る。上記従来の図11(a)のものは加圧力が一定曲線に
沿って変化するものであり、(b)〜(d)は加圧プラ
ンジャー92のストロークの変更に応じて荷重を変化で
きるように構成されているが、ストローク中の任意位置
で加圧力を任意に設定できないという問題があった。。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、加圧プ
ランジャーのストロークに関係なく加圧力の設定を任意
に設定でき、ワークの変更に対応して加工時にのみ最大
の加圧力が得られるように容易に設定することができる
高速シリンダーを使用したプレス機械を提供することを
目的とする。
ランジャーのストロークに関係なく加圧力の設定を任意
に設定でき、ワークの変更に対応して加工時にのみ最大
の加圧力が得られるように容易に設定することができる
高速シリンダーを使用したプレス機械を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の高速シリンダーを使用したプレス機械は、
折り曲げ自在に連結された一対のリンクアームの出力端
に加圧プランジャーが連結されたトグルリンクを具備す
るプレス機械において、リンクアームの連結部に連結さ
れる駆動ロッドに高速シリンダーを介装し、この高速シ
リンダーのシリンダケーシング内にスライド自在に配置
されたピストンにより区画される第1圧力室と第2圧力
室を設け、前記ピストンに第1圧力室側に突出する出力
ロッドと第2圧力室側に突出する制御ロッドとを相対方
向に設け、第2圧力室の端部に、制御ロッドがシール材
を介して挿通する弁孔が形成された弁板を介して高圧室
を設け、前記制御ロッドの所定位置に、前記弁孔内に第
2圧力室と高圧室とを連通する流入空間を形成する小径
部を設け、前記シリンダケーシングの周囲に、高圧室内
に高圧の圧力流体を供給する増圧機を一体的に設けたも
のである。
めに本発明の高速シリンダーを使用したプレス機械は、
折り曲げ自在に連結された一対のリンクアームの出力端
に加圧プランジャーが連結されたトグルリンクを具備す
るプレス機械において、リンクアームの連結部に連結さ
れる駆動ロッドに高速シリンダーを介装し、この高速シ
リンダーのシリンダケーシング内にスライド自在に配置
されたピストンにより区画される第1圧力室と第2圧力
室を設け、前記ピストンに第1圧力室側に突出する出力
ロッドと第2圧力室側に突出する制御ロッドとを相対方
向に設け、第2圧力室の端部に、制御ロッドがシール材
を介して挿通する弁孔が形成された弁板を介して高圧室
を設け、前記制御ロッドの所定位置に、前記弁孔内に第
2圧力室と高圧室とを連通する流入空間を形成する小径
部を設け、前記シリンダケーシングの周囲に、高圧室内
に高圧の圧力流体を供給する増圧機を一体的に設けたも
のである。
【0006】
【作用】上記構成における高速シリンダーは、ピストン
を上死点から下死点側に駆動して出力ロッドを突出移動
させる場合、増圧機を作動して高圧室に圧力流体を送り
込むとともに、第2圧力室に第1圧力室のピストン駆動
力より大きい駆動力が得られる圧力流体を供給し、これ
によりピストンを第1圧力室側に移動させて第1圧力室
の空気を排出させ出力ロッドを突出移動する。そして、
弁孔位置に制御ロッドの小径部が差し掛かると小径部と
弁孔の間に流入空間が形成され、この流入空間を介して
高圧室の高圧の圧力流体が第2圧力室に流入されてピス
トンに作用し出力ロッドを高速高出力で突出移動させ
る。さらに、小径部が弁孔を通り過ぎて流入空間が閉止
されると、第2圧力室への圧力流体の供給が停止されて
出力ロッドの移動速度および出力が低下され、そしてピ
ストンを下死点で停止させる。下死点からの後退移動
は、増圧機を停止して第2圧力室および高圧室の油圧を
排出させ第2圧力室を第1圧力室より減圧することによ
り、ピストンを上死点に復帰させることができる。
を上死点から下死点側に駆動して出力ロッドを突出移動
させる場合、増圧機を作動して高圧室に圧力流体を送り
込むとともに、第2圧力室に第1圧力室のピストン駆動
力より大きい駆動力が得られる圧力流体を供給し、これ
によりピストンを第1圧力室側に移動させて第1圧力室
の空気を排出させ出力ロッドを突出移動する。そして、
弁孔位置に制御ロッドの小径部が差し掛かると小径部と
弁孔の間に流入空間が形成され、この流入空間を介して
高圧室の高圧の圧力流体が第2圧力室に流入されてピス
トンに作用し出力ロッドを高速高出力で突出移動させ
る。さらに、小径部が弁孔を通り過ぎて流入空間が閉止
されると、第2圧力室への圧力流体の供給が停止されて
出力ロッドの移動速度および出力が低下され、そしてピ
ストンを下死点で停止させる。下死点からの後退移動
は、増圧機を停止して第2圧力室および高圧室の油圧を
排出させ第2圧力室を第1圧力室より減圧することによ
り、ピストンを上死点に復帰させることができる。
【0007】したがって、前記制御ロッドの小径部の形
成位置を、高い加圧力が必要な加圧位置に設定すること
により、トグルリンクを介して加圧プランジャーを最大
加圧力で駆動することができる。そしてその設定位置
も、金型などの変更に伴って小径部形成位置の異なる高
速シリンダーと交換または制御ロッドを交換することに
より容易に行うことができる。
成位置を、高い加圧力が必要な加圧位置に設定すること
により、トグルリンクを介して加圧プランジャーを最大
加圧力で駆動することができる。そしてその設定位置
も、金型などの変更に伴って小径部形成位置の異なる高
速シリンダーと交換または制御ロッドを交換することに
より容易に行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る高速シリンダーを使用し
たプレス機械の第1実施例を図1〜図3に基づいて説明
する。
たプレス機械の第1実施例を図1〜図3に基づいて説明
する。
【0009】図1において、Aは上下2本のトグルリン
クアームB,Cからなるトグルリンク機構で、上トグル
リンクアームBは上端部の固定点が回動自在にプレスフ
レームに取り付けられるとともに、下端部が連結部Dを
介して下トグルリンクアームCに回動自在に連結されて
いる。下トグルリンクアームCの下端部はプレス機のガ
イドEに昇降自在に案内された加圧プランジャーFに回
動自在に連結され、加圧プランジャーFの下部にプレス
加工用ダイス(上金型)(図示せず)が取り付けられて
いる。前記連結部Dには基端部がプレスフレームに回動
自在に支持された2本の駆動ロッドG1 ,G2 が連結さ
れ、この駆動ロッドG1 ,G2 に高速シリンダーJ1 ,
J2 が介装されている。
クアームB,Cからなるトグルリンク機構で、上トグル
リンクアームBは上端部の固定点が回動自在にプレスフ
レームに取り付けられるとともに、下端部が連結部Dを
介して下トグルリンクアームCに回動自在に連結されて
いる。下トグルリンクアームCの下端部はプレス機のガ
イドEに昇降自在に案内された加圧プランジャーFに回
動自在に連結され、加圧プランジャーFの下部にプレス
加工用ダイス(上金型)(図示せず)が取り付けられて
いる。前記連結部Dには基端部がプレスフレームに回動
自在に支持された2本の駆動ロッドG1 ,G2 が連結さ
れ、この駆動ロッドG1 ,G2 に高速シリンダーJ1 ,
J2 が介装されている。
【0010】この高速シリンダーJ1 ,J2 は油圧空気
圧作動用高速シリンダーで、これを図2に基づいて説明
する。図2において、1は内シリンダケーシング2内に
スライド自在に配置されたピストンで、空気圧室(第1
圧力室の一例)3と油圧室(第2圧力室の一例)4とを
区画している。このピストン1には空気圧室3側に出力
ロッド5が設けられるとともに、油圧室4側に制御ロッ
ド6がシリンダー軸心上に相対方向に設けられている。
前記内シリンダケーシング2内で油圧室4の端部には弁
板7を介して高圧油室8が形成されており、前記制御ロ
ッド6は、弁板7に形成された弁孔9にシール材10を
介して摺動自在に貫通されている。前記制御ロッド6に
は所定位置に長さLの小径部11が形成され、この小径
部11により弁孔9との間に油圧室4と高圧油室8とを
連通する流入空間12を形成して、高圧油室8内の圧油
を油圧室4に送り込むことができるように構成されてい
る。
圧作動用高速シリンダーで、これを図2に基づいて説明
する。図2において、1は内シリンダケーシング2内に
スライド自在に配置されたピストンで、空気圧室(第1
圧力室の一例)3と油圧室(第2圧力室の一例)4とを
区画している。このピストン1には空気圧室3側に出力
ロッド5が設けられるとともに、油圧室4側に制御ロッ
ド6がシリンダー軸心上に相対方向に設けられている。
前記内シリンダケーシング2内で油圧室4の端部には弁
板7を介して高圧油室8が形成されており、前記制御ロ
ッド6は、弁板7に形成された弁孔9にシール材10を
介して摺動自在に貫通されている。前記制御ロッド6に
は所定位置に長さLの小径部11が形成され、この小径
部11により弁孔9との間に油圧室4と高圧油室8とを
連通する流入空間12を形成して、高圧油室8内の圧油
を油圧室4に送り込むことができるように構成されてい
る。
【0011】空気圧室3側の端板13には、出力ロッド
5のガイド孔14と、空気圧室3内に圧縮空気を給排出
する駆動用空気口15が形成されている。また高圧油室
8側の端板16には、制御ロッド6のガイド孔17が形
成されるとともに、ガイド孔17の外面に制御ロッド6
を覆うロッドカバー18が設けられ、このロッドカバー
18の端部に、制御ロッド6の先端面までの距離を検出
してピストン1の移動限を検知する位置センサー19が
取り付けられている。この位置センサー19の検出信号
はシリンダー制御装置22に入力される。また前記端板
16には、油圧室4内に駆動用油を給排出する駆動用油
口20が形成され、この駆動用油口20は、高圧油室8
を通って弁板7に貫設された油管21により油圧室4に
接続されている。
5のガイド孔14と、空気圧室3内に圧縮空気を給排出
する駆動用空気口15が形成されている。また高圧油室
8側の端板16には、制御ロッド6のガイド孔17が形
成されるとともに、ガイド孔17の外面に制御ロッド6
を覆うロッドカバー18が設けられ、このロッドカバー
18の端部に、制御ロッド6の先端面までの距離を検出
してピストン1の移動限を検知する位置センサー19が
取り付けられている。この位置センサー19の検出信号
はシリンダー制御装置22に入力される。また前記端板
16には、油圧室4内に駆動用油を給排出する駆動用油
口20が形成され、この駆動用油口20は、高圧油室8
を通って弁板7に貫設された油管21により油圧室4に
接続されている。
【0012】内シリンダケーシング2に外嵌された外シ
リンダケーシング30には、高圧油室8に圧油を供給す
るための油圧増圧機31が8〜16個周方向一定間隔毎
に配設されており、この油圧増圧機31は、空気圧室3
側に配置された増圧部32と高圧油室8側に配置された
高圧油貯留室33とで構成されている。前記増圧部32
は、シリンダー軸心方向に形成された増圧用シリンダー
室34に増圧用ピストン35がスライド自在に嵌合さ
れ、増圧用シリンダー室34と高圧油貯留室33との間
に形成された増圧通路36に、増圧用ピストン35に連
結された増圧用ロッド37が摺動自在に嵌合されるとと
もに、高圧油貯留室33側にのみ流入を許す第1逆止弁
38が設けられている。また、前記増圧用シリンダー室
34の戻り室34aには増圧用ピストン35を後退させ
る復帰用ばね39が増圧用ロッド37に外嵌して介装さ
れ、増圧用シリンダー室34の圧縮室34bには、増圧
用ロッド37を駆動するための作動用空気を給排出する
増圧用空気口40が形成されている。さらに、増圧通路
36に増圧用油を供給する増圧用油口41には、増圧通
路36側にのみ流入を許す第2逆止弁42が介在されて
いる。したがって、圧縮室34bに作動用空気の供給排
出を繰り返すことにより、増圧用ロッド37を往復移動
させて増圧用油口41からの増圧の油を吸引圧縮し、高
圧油貯留室33に送り込むことができる。
リンダケーシング30には、高圧油室8に圧油を供給す
るための油圧増圧機31が8〜16個周方向一定間隔毎
に配設されており、この油圧増圧機31は、空気圧室3
側に配置された増圧部32と高圧油室8側に配置された
高圧油貯留室33とで構成されている。前記増圧部32
は、シリンダー軸心方向に形成された増圧用シリンダー
室34に増圧用ピストン35がスライド自在に嵌合さ
れ、増圧用シリンダー室34と高圧油貯留室33との間
に形成された増圧通路36に、増圧用ピストン35に連
結された増圧用ロッド37が摺動自在に嵌合されるとと
もに、高圧油貯留室33側にのみ流入を許す第1逆止弁
38が設けられている。また、前記増圧用シリンダー室
34の戻り室34aには増圧用ピストン35を後退させ
る復帰用ばね39が増圧用ロッド37に外嵌して介装さ
れ、増圧用シリンダー室34の圧縮室34bには、増圧
用ロッド37を駆動するための作動用空気を給排出する
増圧用空気口40が形成されている。さらに、増圧通路
36に増圧用油を供給する増圧用油口41には、増圧通
路36側にのみ流入を許す第2逆止弁42が介在されて
いる。したがって、圧縮室34bに作動用空気の供給排
出を繰り返すことにより、増圧用ロッド37を往復移動
させて増圧用油口41からの増圧の油を吸引圧縮し、高
圧油貯留室33に送り込むことができる。
【0013】前記増圧部32の増圧用空気口40と増圧
用油口41にはそれぞれ増圧用空気管51と増圧用油管
52が接続されている。前記増圧用空気管51は空気供
給管53を介して第1空気圧アキュムレーター56に接
続され、この第1空気圧アキュムレーター56にはコン
プレッサー54により第1減圧弁55を介して圧縮空気
が供給されている。そしてこの増圧用空気管51には、
第1空気圧アキュムレーター56側から順に、油圧増圧
機31を起動停止するための開閉弁57と、増圧用ピス
トン35を往復移動させる第1切換弁58とが介在され
ている。また、前記増圧用油管52は油圧ポンプ60に
接続されている。したがって、シリンダー制御装置22
の信号により開閉弁57を開状態とし、第1切換弁58
をI位置にして増圧用空気管51を連通することによ
り、第1空気圧アキュムレーター56の圧縮空気を作動
用空気として増圧用シリンダー室34の圧縮室34bに
供給し、第1切換弁58をII位置にして圧縮室34b側
の増圧用空気管51を開放することにより、圧縮室34
bの作動用空気を消音器59を介して外部に排出し、復
帰用ばね39により増圧用ピストン35および増圧用ロ
ッド37を後退させて、増圧用油管52から第2逆止弁
42を介して増圧通路36に増圧用油を吸引することが
できる。
用油口41にはそれぞれ増圧用空気管51と増圧用油管
52が接続されている。前記増圧用空気管51は空気供
給管53を介して第1空気圧アキュムレーター56に接
続され、この第1空気圧アキュムレーター56にはコン
プレッサー54により第1減圧弁55を介して圧縮空気
が供給されている。そしてこの増圧用空気管51には、
第1空気圧アキュムレーター56側から順に、油圧増圧
機31を起動停止するための開閉弁57と、増圧用ピス
トン35を往復移動させる第1切換弁58とが介在され
ている。また、前記増圧用油管52は油圧ポンプ60に
接続されている。したがって、シリンダー制御装置22
の信号により開閉弁57を開状態とし、第1切換弁58
をI位置にして増圧用空気管51を連通することによ
り、第1空気圧アキュムレーター56の圧縮空気を作動
用空気として増圧用シリンダー室34の圧縮室34bに
供給し、第1切換弁58をII位置にして圧縮室34b側
の増圧用空気管51を開放することにより、圧縮室34
bの作動用空気を消音器59を介して外部に排出し、復
帰用ばね39により増圧用ピストン35および増圧用ロ
ッド37を後退させて、増圧用油管52から第2逆止弁
42を介して増圧通路36に増圧用油を吸引することが
できる。
【0014】前記高圧油貯留室33には、高圧油室8に
連通する高圧油供給孔61が形成されるとともに、駆動
用油圧管62が接続される高圧油口63が形成されてい
る。この駆動用油圧管62は油圧アキュムレーター64
に接続され、高圧油貯留室33の圧油を圧油アキュムレ
ーター64に蓄えたり、反対に油圧アキュムレーター6
4の圧油を高圧油貯留室33に供給することができる。
すなわち、この駆動用油圧管62には、高圧油貯留室3
3と油圧アキュムレーター64とを連通するI位置と、
高圧油貯留室33の圧油をタンクに排出するII位置との
間で切り換え可能な第2切換弁66が介在されるととも
に、この第2切換弁66と高圧油貯留室33の間の駆動
用油圧管62に、第2減圧弁67および絞り弁68を介
して駆動用油口20に接続された分岐管69が設けられ
ている。
連通する高圧油供給孔61が形成されるとともに、駆動
用油圧管62が接続される高圧油口63が形成されてい
る。この駆動用油圧管62は油圧アキュムレーター64
に接続され、高圧油貯留室33の圧油を圧油アキュムレ
ーター64に蓄えたり、反対に油圧アキュムレーター6
4の圧油を高圧油貯留室33に供給することができる。
すなわち、この駆動用油圧管62には、高圧油貯留室3
3と油圧アキュムレーター64とを連通するI位置と、
高圧油貯留室33の圧油をタンクに排出するII位置との
間で切り換え可能な第2切換弁66が介在されるととも
に、この第2切換弁66と高圧油貯留室33の間の駆動
用油圧管62に、第2減圧弁67および絞り弁68を介
して駆動用油口20に接続された分岐管69が設けられ
ている。
【0015】したがって、位置センサー19の上死点H
の検出信号に基づいてシリンダー制御装置22により第
1切換弁58をI位置に切り換えることにより、油圧ア
キュムレーター64の圧油を高圧油貯留室33に供給す
るとともに、油圧室4に駆動用油を供給することがで
き、また位置センサー19の下死点Lの検出信号に基づ
いてシリンダー制御装置22により第2切換弁66をII
位置に切り換えることにより、油圧室4および高圧油室
8ならびに高圧油貯留室33の圧油を排出することがで
きる。
の検出信号に基づいてシリンダー制御装置22により第
1切換弁58をI位置に切り換えることにより、油圧ア
キュムレーター64の圧油を高圧油貯留室33に供給す
るとともに、油圧室4に駆動用油を供給することがで
き、また位置センサー19の下死点Lの検出信号に基づ
いてシリンダー制御装置22により第2切換弁66をII
位置に切り換えることにより、油圧室4および高圧油室
8ならびに高圧油貯留室33の圧油を排出することがで
きる。
【0016】前記空気圧室3の駆動用空気口15には、
空気供給管53に連通される駆動用空気管71が接続さ
れ、この駆動用空気管71に空気圧室3側にのみ流入を
許す第3逆止弁72が介在されている。また、駆動用空
気管71とパイパス管74の接続部には、駆動用空気管
71の空気圧を蓄圧する第2空気圧アキュムレーター7
5が設けられている。76はこの駆動用空気管71に設
けられた安全弁である。
空気供給管53に連通される駆動用空気管71が接続さ
れ、この駆動用空気管71に空気圧室3側にのみ流入を
許す第3逆止弁72が介在されている。また、駆動用空
気管71とパイパス管74の接続部には、駆動用空気管
71の空気圧を蓄圧する第2空気圧アキュムレーター7
5が設けられている。76はこの駆動用空気管71に設
けられた安全弁である。
【0017】上記構成における高速シリンダーJ1 ,J
2 の作用を図3(a)〜(d)を参照して説明する。 〔1〕図3(a)に示すように、ピストン1が上死点H
にあり、これを位置センサー19が制御ロッド6を介し
て検出すると、シリンダー制御装置22から開閉弁57
に開信号が出力されて増圧用空気管51に作動用空気が
供給されるとともに、第1切換弁58に作動信号が出力
されて油圧増圧機31が起動され、第1切換弁58の切
り換えを繰り返して増圧用油管52の圧油を増圧用ロッ
ド37により昇圧して高圧油貯留室33に送り込む。
2 の作用を図3(a)〜(d)を参照して説明する。 〔1〕図3(a)に示すように、ピストン1が上死点H
にあり、これを位置センサー19が制御ロッド6を介し
て検出すると、シリンダー制御装置22から開閉弁57
に開信号が出力されて増圧用空気管51に作動用空気が
供給されるとともに、第1切換弁58に作動信号が出力
されて油圧増圧機31が起動され、第1切換弁58の切
り換えを繰り返して増圧用油管52の圧油を増圧用ロッ
ド37により昇圧して高圧油貯留室33に送り込む。
【0018】〔2〕さらに、シリンダー制御装置22か
ら第2切換弁66に信号が出力されてI位置に切り換え
られると、駆動用油圧管62が連通されて油圧アキュム
レーター64の圧油を高圧油貯留室33および高圧油室
8に供給するとともに、分岐管69を介して油圧室4に
駆動用圧油を供給する。これにより、油圧室4の圧力P
2 が空気圧室3の圧力P1 より大きくなりピストン1を
下死点L側に移動させて出力ロッド5を突出移動させ
る。
ら第2切換弁66に信号が出力されてI位置に切り換え
られると、駆動用油圧管62が連通されて油圧アキュム
レーター64の圧油を高圧油貯留室33および高圧油室
8に供給するとともに、分岐管69を介して油圧室4に
駆動用圧油を供給する。これにより、油圧室4の圧力P
2 が空気圧室3の圧力P1 より大きくなりピストン1を
下死点L側に移動させて出力ロッド5を突出移動させ
る。
【0019】〔3〕図3(b)に示すように、制御ロッ
ド6の小径部11が弁板7の弁孔9に達すると、流入空
間12が形成されて高圧油室8の高圧油が油圧室4に導
入され、ピストン1がこの高圧油に作用されて出力ロッ
ド5が高速高出力で下死点L側に突出移動される。この
高速高出力の出力ロッド5の移動は、小径部11の長さ
Lに相当するL′の区間続行される。
ド6の小径部11が弁板7の弁孔9に達すると、流入空
間12が形成されて高圧油室8の高圧油が油圧室4に導
入され、ピストン1がこの高圧油に作用されて出力ロッ
ド5が高速高出力で下死点L側に突出移動される。この
高速高出力の出力ロッド5の移動は、小径部11の長さ
Lに相当するL′の区間続行される。
【0020】〔4〕図3(c)に示すように、ピストン
1が下死点Lとなる手前位置で、制御ロッド6の小径部
11が弁孔9を通り過ぎると、流入空間12が閉止され
て高圧油室8側から油圧室への高圧油の流入が停止さ
れ、出力ロッド5の速度と出力を低下される。
1が下死点Lとなる手前位置で、制御ロッド6の小径部
11が弁孔9を通り過ぎると、流入空間12が閉止され
て高圧油室8側から油圧室への高圧油の流入が停止さ
れ、出力ロッド5の速度と出力を低下される。
【0021】〔5〕図3(d)に示すように、ピストン
1が下死点Lとなると、これを制御ロッド6を介して位
置センサー19で検出し、この検出信号に基づき、シリ
ンダー制御装置22から開閉弁57に閉信号が出力され
て増圧用空気管51への作動用空気の供給が停止される
とともに、第1切換弁58に停止信号が出力されて油圧
増圧機31が停止される。同時に、シリンダー制御装置
22から第2切換弁66に信号が出力されてII位置に切
り換えられ、油圧室4および高圧油室8ならびに高圧油
貯留室33内の圧油が排出される。これにより、空気圧
室3の圧力P1が油圧室4の圧力P2 より大きくなり、
ピストン1が上死点Hまで移動されて出力ロッド5が復
帰される。
1が下死点Lとなると、これを制御ロッド6を介して位
置センサー19で検出し、この検出信号に基づき、シリ
ンダー制御装置22から開閉弁57に閉信号が出力され
て増圧用空気管51への作動用空気の供給が停止される
とともに、第1切換弁58に停止信号が出力されて油圧
増圧機31が停止される。同時に、シリンダー制御装置
22から第2切換弁66に信号が出力されてII位置に切
り換えられ、油圧室4および高圧油室8ならびに高圧油
貯留室33内の圧油が排出される。これにより、空気圧
室3の圧力P1が油圧室4の圧力P2 より大きくなり、
ピストン1が上死点Hまで移動されて出力ロッド5が復
帰される。
【0022】上記第1実施例によれば、出力ロッド5の
全移動ストロークSの内、制御ロッド6の小径部11が
弁孔9の対応する区間L′のみ高圧油室8の高圧油を油
圧室4に供給して、ピストン1を高速高出力で駆動し出
力ロッド5を突出移動させることができるので、加圧プ
ランジャーFを介してダイスがワークに接して塑性加工
を開始する手前位置からピストン1を高速高出力で駆動
し出力ロッド5を突出移動させることができ、効果的な
プレス加工が行える。しかもワークやダイスの変更に従
って、小径部11の形成位置がその加工使用に適合した
高速シリンダーと交換することにより、または制御ロッ
ド6のみを交換することにより、加圧プランジャーFの
ストロークの設定変更に関係なく加圧力増大位置を自由
に設定することができる。
全移動ストロークSの内、制御ロッド6の小径部11が
弁孔9の対応する区間L′のみ高圧油室8の高圧油を油
圧室4に供給して、ピストン1を高速高出力で駆動し出
力ロッド5を突出移動させることができるので、加圧プ
ランジャーFを介してダイスがワークに接して塑性加工
を開始する手前位置からピストン1を高速高出力で駆動
し出力ロッド5を突出移動させることができ、効果的な
プレス加工が行える。しかもワークやダイスの変更に従
って、小径部11の形成位置がその加工使用に適合した
高速シリンダーと交換することにより、または制御ロッ
ド6のみを交換することにより、加圧プランジャーFの
ストロークの設定変更に関係なく加圧力増大位置を自由
に設定することができる。
【0023】また、シリンダー装置に出力を得るための
駆動源を油圧とし、復帰用の駆動源を空気圧としたの
で、プレス加工に必要な大きい駆動力を確実に得ること
ができる。さらに油圧増圧機31を外シリンダケーシン
グ30内に設けて内シリンダケーシング2と一体化した
ので、別に高出力駆動用の高圧空気を得るための装置も
不要で、全体をコンパクト化することができる。
駆動源を油圧とし、復帰用の駆動源を空気圧としたの
で、プレス加工に必要な大きい駆動力を確実に得ること
ができる。さらに油圧増圧機31を外シリンダケーシン
グ30内に設けて内シリンダケーシング2と一体化した
ので、別に高出力駆動用の高圧空気を得るための装置も
不要で、全体をコンパクト化することができる。
【0024】次に高速シリンダーJ1 ,J2 に空気圧作
動用のものを使用した第2実施例を図4,図5を参照し
て説明する。図4において、101 は内シリンダケーシン
グ102 内にスライド自在に配置されたピストンで、第1
空気圧室103 と第2空気圧室104 とを区画している。こ
のピストン101 には第1空気圧室103 側に出力ロッド10
5 が設けられるとともに、第2空気圧室104 側に制御ロ
ッド106 がシリンダー軸心上に相対方向に設けられてい
る。前記内シリンダケーシング102 内で第2空気圧室10
4 の端部には弁板107を介して高圧室108 が形成されて
おり、前記制御ロッド106 は、弁板107 に形成された弁
孔109 にシール材110 を介して摺動自在に貫通されてい
る。前記制御ロッド106 には所定位置に長さLの小径部
111 が形成され、この小径部111 により弁孔109 との間
に第2空気圧室104 と高圧室108 とを連通する流入空間
112 を形成して、高圧室108 内の高圧空気を第2空気圧
室104 に送り込むことができるように構成されている。
動用のものを使用した第2実施例を図4,図5を参照し
て説明する。図4において、101 は内シリンダケーシン
グ102 内にスライド自在に配置されたピストンで、第1
空気圧室103 と第2空気圧室104 とを区画している。こ
のピストン101 には第1空気圧室103 側に出力ロッド10
5 が設けられるとともに、第2空気圧室104 側に制御ロ
ッド106 がシリンダー軸心上に相対方向に設けられてい
る。前記内シリンダケーシング102 内で第2空気圧室10
4 の端部には弁板107を介して高圧室108 が形成されて
おり、前記制御ロッド106 は、弁板107 に形成された弁
孔109 にシール材110 を介して摺動自在に貫通されてい
る。前記制御ロッド106 には所定位置に長さLの小径部
111 が形成され、この小径部111 により弁孔109 との間
に第2空気圧室104 と高圧室108 とを連通する流入空間
112 を形成して、高圧室108 内の高圧空気を第2空気圧
室104 に送り込むことができるように構成されている。
【0025】第1空気圧室103 側の端板113 には、出力
ロッド105 のガイド孔114 と、第1空気圧室103 内に圧
縮空気を給排出する第1空気口115 が形成されている。
また高圧室108 側の端板116 には、制御ロッド106 のガ
イド孔117 が形成されるとともに、ガイド孔117 の外面
に制御ロッド106 を覆うロッドカバー118 が設けられ、
このロッドカバー118 の端部に、制御ロッド106 の先端
面までの距離を検出してピストン101 の移動限を検知す
る位置センサー119 が取り付けられている。この位置セ
ンサー119 の検出信号はシリンダー制御装置122 に入力
される。また前記端板116 には、第2空気圧室104 内に
作動用空気を給排出する第2空気口120が形成され、こ
の第2空気口120 は、高圧室108 を通って弁板107 に貫
設された空気管121 により第2空気圧室104 に接続され
ている。
ロッド105 のガイド孔114 と、第1空気圧室103 内に圧
縮空気を給排出する第1空気口115 が形成されている。
また高圧室108 側の端板116 には、制御ロッド106 のガ
イド孔117 が形成されるとともに、ガイド孔117 の外面
に制御ロッド106 を覆うロッドカバー118 が設けられ、
このロッドカバー118 の端部に、制御ロッド106 の先端
面までの距離を検出してピストン101 の移動限を検知す
る位置センサー119 が取り付けられている。この位置セ
ンサー119 の検出信号はシリンダー制御装置122 に入力
される。また前記端板116 には、第2空気圧室104 内に
作動用空気を給排出する第2空気口120が形成され、こ
の第2空気口120 は、高圧室108 を通って弁板107 に貫
設された空気管121 により第2空気圧室104 に接続され
ている。
【0026】内シリンダケーシング102 に外嵌された外
シリンダケーシング130 には、高圧室108 に高圧空気を
供給するための空気増圧機131 が8〜16個周方向一定
間隔毎に配設されており、この空気増圧機131 は、第1
空気圧室103 側に配置された増圧部132 と高圧室108 側
に配置された高圧空気貯留室133 とで構成されている。
前記増圧部132 は、シリンダー軸心方向に形成された増
圧用シリンダー室134に増圧用ピストン135 がスライド
自在に嵌合され、増圧用シリンダー室134 と高圧空気貯
留室133 との間に形成された増圧通路136 に、増圧用ピ
ストン135 に連結された増圧用ロッド137 が摺動自在に
嵌合されるとともに、高圧空気貯留室133 側にのみ流入
を許す第1逆止弁138 が設けられている。また、前記増
圧用シリンダー室134 の戻り室134 aには増圧用ピスト
ン135 を後退させる復帰用ばね139 が増圧用ロッド137
に外嵌して介装され、増圧用シリンダー室134 の圧縮室
134 bには、増圧用ロッド137 を駆動するための作動用
空気を給排出する第3空気口140 が形成されている。さ
らに、増圧通路136 に増圧用空気を供給する第4空気口
141 には、増圧通路136 側にのみ流入を許す第2逆止弁
142 が介在されている。したがって、圧縮室134 bに作
動用空気の供給排出を繰り返すことにより、増圧用ロッ
ド137 を往復移動させて第4空気口141 からの増圧用空
気を吸引圧縮し、高圧空気貯留室133 に送り込むことが
できる。
シリンダケーシング130 には、高圧室108 に高圧空気を
供給するための空気増圧機131 が8〜16個周方向一定
間隔毎に配設されており、この空気増圧機131 は、第1
空気圧室103 側に配置された増圧部132 と高圧室108 側
に配置された高圧空気貯留室133 とで構成されている。
前記増圧部132 は、シリンダー軸心方向に形成された増
圧用シリンダー室134に増圧用ピストン135 がスライド
自在に嵌合され、増圧用シリンダー室134 と高圧空気貯
留室133 との間に形成された増圧通路136 に、増圧用ピ
ストン135 に連結された増圧用ロッド137 が摺動自在に
嵌合されるとともに、高圧空気貯留室133 側にのみ流入
を許す第1逆止弁138 が設けられている。また、前記増
圧用シリンダー室134 の戻り室134 aには増圧用ピスト
ン135 を後退させる復帰用ばね139 が増圧用ロッド137
に外嵌して介装され、増圧用シリンダー室134 の圧縮室
134 bには、増圧用ロッド137 を駆動するための作動用
空気を給排出する第3空気口140 が形成されている。さ
らに、増圧通路136 に増圧用空気を供給する第4空気口
141 には、増圧通路136 側にのみ流入を許す第2逆止弁
142 が介在されている。したがって、圧縮室134 bに作
動用空気の供給排出を繰り返すことにより、増圧用ロッ
ド137 を往復移動させて第4空気口141 からの増圧用空
気を吸引圧縮し、高圧空気貯留室133 に送り込むことが
できる。
【0027】前記増圧部132 の第3空気口140 と第4空
気口141 には、それぞれ第1低圧空気管151 と第2低圧
空気管152 が接続され、第1低圧空気管151 および第2
低圧空気管152 は、低圧空気供給管153 を介して第1低
圧アキュムレーター156 に接続されており、この第1低
圧アキュムレーター156 にはコンプレッサー154 により
第1減圧弁155 を介して圧縮空気が供給されている。そ
して、第1低圧空気管151 には、第1低圧アキュムレー
ター156 側から順に、空気増圧機131 を起動停止するた
めの開閉弁157 と、増圧用ピストン135 を往復移動させ
る第1切換弁158 とが介在されている。したがって、シ
リンダー制御装置122 の信号により開閉弁157 を開状態
とし、第1切換弁158 をI位置にして第1低圧空気管15
1 を連通することにより、第1低圧アキュムレーター15
6 の圧縮空気を作動用空気として増圧用シリンダー室13
4 の圧縮室134 bに供給し、第1切換弁158 をII位置に
して圧縮室134 b側の第1低圧空気管151 を開放するこ
とにより、圧縮室134 bの作動用空気を消音器159 を介
して外部に排出し、復帰用ばね139 により増圧用ピスト
ン135 および増圧用ロッド137 を後退させて、第2低圧
空気管152 から第2逆止弁142 を介して増圧通路136 に
増圧用空気を吸引することができる。
気口141 には、それぞれ第1低圧空気管151 と第2低圧
空気管152 が接続され、第1低圧空気管151 および第2
低圧空気管152 は、低圧空気供給管153 を介して第1低
圧アキュムレーター156 に接続されており、この第1低
圧アキュムレーター156 にはコンプレッサー154 により
第1減圧弁155 を介して圧縮空気が供給されている。そ
して、第1低圧空気管151 には、第1低圧アキュムレー
ター156 側から順に、空気増圧機131 を起動停止するた
めの開閉弁157 と、増圧用ピストン135 を往復移動させ
る第1切換弁158 とが介在されている。したがって、シ
リンダー制御装置122 の信号により開閉弁157 を開状態
とし、第1切換弁158 をI位置にして第1低圧空気管15
1 を連通することにより、第1低圧アキュムレーター15
6 の圧縮空気を作動用空気として増圧用シリンダー室13
4 の圧縮室134 bに供給し、第1切換弁158 をII位置に
して圧縮室134 b側の第1低圧空気管151 を開放するこ
とにより、圧縮室134 bの作動用空気を消音器159 を介
して外部に排出し、復帰用ばね139 により増圧用ピスト
ン135 および増圧用ロッド137 を後退させて、第2低圧
空気管152 から第2逆止弁142 を介して増圧通路136 に
増圧用空気を吸引することができる。
【0028】前記高圧空気貯留室133 には、高圧室108
に連通する高圧空気供給孔161 が形成されるとともに、
高圧空気管162 が接続される第5空気口163 が形成され
ている。この高圧空気管162 は高圧アキュムレーター16
4 に接続され、高圧空気貯留室133 の高圧空気を高圧ア
キュムレーター164 に蓄えたり、反対に高圧アキュムレ
ーター164 から高圧空気貯留室133 に供給することがで
きる。すなわち、この高圧空気管162 には、高圧空気貯
留室133 と高圧アキュムレーター164 とを連通するI位
置と、高圧空気貯留室133 の高圧空気を消音器165 を介
して外部に排出するII位置との間で切り換え可能な第2
切換弁166 が介在されるとともに、この第2切換弁166
と高圧空気貯留室133 の間の高圧空気管162 に、第2減
圧弁167および絞り弁168 を介して第2空気口120 に接
続された分岐管169 が設けられている。
に連通する高圧空気供給孔161 が形成されるとともに、
高圧空気管162 が接続される第5空気口163 が形成され
ている。この高圧空気管162 は高圧アキュムレーター16
4 に接続され、高圧空気貯留室133 の高圧空気を高圧ア
キュムレーター164 に蓄えたり、反対に高圧アキュムレ
ーター164 から高圧空気貯留室133 に供給することがで
きる。すなわち、この高圧空気管162 には、高圧空気貯
留室133 と高圧アキュムレーター164 とを連通するI位
置と、高圧空気貯留室133 の高圧空気を消音器165 を介
して外部に排出するII位置との間で切り換え可能な第2
切換弁166 が介在されるとともに、この第2切換弁166
と高圧空気貯留室133 の間の高圧空気管162 に、第2減
圧弁167および絞り弁168 を介して第2空気口120 に接
続された分岐管169 が設けられている。
【0029】したがって、位置センサー119 の上死点H
の検出信号に基づいてシリンダー制御装置122 により第
1切換弁158 をI位置に切り換えることにより、高圧ア
キュムレーター164 の高圧空気を高圧空気貯留室133 に
供給するとともに、第2空気圧室104 に駆動用空気を供
給することができ、また位置センサー119 の下死点Lの
検出信号に基づいてシリンダー制御装置122 により第2
切換弁166 をII位置に切り換えることにより、第2空気
圧室104 の駆動用空気および高圧室108 ならびに高圧空
気貯留室133 の高圧空気を排出することができる。
の検出信号に基づいてシリンダー制御装置122 により第
1切換弁158 をI位置に切り換えることにより、高圧ア
キュムレーター164 の高圧空気を高圧空気貯留室133 に
供給するとともに、第2空気圧室104 に駆動用空気を供
給することができ、また位置センサー119 の下死点Lの
検出信号に基づいてシリンダー制御装置122 により第2
切換弁166 をII位置に切り換えることにより、第2空気
圧室104 の駆動用空気および高圧室108 ならびに高圧空
気貯留室133 の高圧空気を排出することができる。
【0030】前記第1空気圧室103 の第1空気口115 に
は低圧空気供給管153 に連通される低圧連通管171 が接
続され、この低圧連通管171 には第1空気圧室103 側に
のみ流入を許す第3逆止弁172 が介在されている。そし
て第3逆止弁172 と第1空気圧室103 の間の低圧連通管
171 は、第3減圧弁173 が介在されたパイパス管174を
介して高圧空気管162 に接続され、高圧空気管162 側の
余剰高圧空気を低圧連通管171 側に供給可能に構成され
ており、また低圧連通管171 とパイパス管174の接続部
には、低圧連通管171 の空気圧を蓄圧する第2低圧アキ
ュムレーター175 が設けられている。176 はこの低圧連
通管171 に設けられた安全弁である。
は低圧空気供給管153 に連通される低圧連通管171 が接
続され、この低圧連通管171 には第1空気圧室103 側に
のみ流入を許す第3逆止弁172 が介在されている。そし
て第3逆止弁172 と第1空気圧室103 の間の低圧連通管
171 は、第3減圧弁173 が介在されたパイパス管174を
介して高圧空気管162 に接続され、高圧空気管162 側の
余剰高圧空気を低圧連通管171 側に供給可能に構成され
ており、また低圧連通管171 とパイパス管174の接続部
には、低圧連通管171 の空気圧を蓄圧する第2低圧アキ
ュムレーター175 が設けられている。176 はこの低圧連
通管171 に設けられた安全弁である。
【0031】上記構成における高速シリンダーJ1 ,J
2 の作用を図5(a)〜(d)を参照して説明する。 〔1〕図5(a)に示すように、ピストン101 が上死点
Hにあり、これを位置センサー119 が制御ロッド106 を
介して検出すると、シリンダー制御装置122 から開閉弁
157 に開信号が出力されて第1低圧空気管151 に作動用
空気が供給されるとともに、第1切換弁158 に作動信号
が出力されて空気増圧機131 が起動され、第1切換弁15
8 の切り換えを繰り返して第2低圧空気管152 の空気を
増圧用ロッド137 により圧縮し高圧空気貯留室133 に送
り込む。
2 の作用を図5(a)〜(d)を参照して説明する。 〔1〕図5(a)に示すように、ピストン101 が上死点
Hにあり、これを位置センサー119 が制御ロッド106 を
介して検出すると、シリンダー制御装置122 から開閉弁
157 に開信号が出力されて第1低圧空気管151 に作動用
空気が供給されるとともに、第1切換弁158 に作動信号
が出力されて空気増圧機131 が起動され、第1切換弁15
8 の切り換えを繰り返して第2低圧空気管152 の空気を
増圧用ロッド137 により圧縮し高圧空気貯留室133 に送
り込む。
【0032】〔2〕さらに、シリンダー制御装置122 か
ら第2切換弁166 に信号が出力されてI位置に切り換え
られると、高圧空気管162 が連通されて高圧アキュムレ
ーター164 の高圧空気が高圧空気貯留室133 および高圧
室108 に供給されるとともに、分岐管169 を介して第2
空気圧室104 に駆動用空気が供給される。これにより、
第2空気圧室104 の圧力P2 を第1空気圧室103 の圧力
P1 より大きくしてピストン101 を下死点L側に移動さ
せ、出力ロッド105 を突出移動させる。
ら第2切換弁166 に信号が出力されてI位置に切り換え
られると、高圧空気管162 が連通されて高圧アキュムレ
ーター164 の高圧空気が高圧空気貯留室133 および高圧
室108 に供給されるとともに、分岐管169 を介して第2
空気圧室104 に駆動用空気が供給される。これにより、
第2空気圧室104 の圧力P2 を第1空気圧室103 の圧力
P1 より大きくしてピストン101 を下死点L側に移動さ
せ、出力ロッド105 を突出移動させる。
【0033】〔3〕図5(b)に示すように、制御ロッ
ド106 の小径部111 が弁板107 の弁孔109 に達すると、
流入空間112 が形成されて高圧室108 の高圧空気が第2
空気圧室104 に導入され、ピストン101 がこの高圧空気
に作用されて出力ロッド105が高速高出力で下死点L側
に突出移動される。この高速高出力の出力ロッド105の
移動は、小径部111 の長さLに相当するL′の区間続行
される。
ド106 の小径部111 が弁板107 の弁孔109 に達すると、
流入空間112 が形成されて高圧室108 の高圧空気が第2
空気圧室104 に導入され、ピストン101 がこの高圧空気
に作用されて出力ロッド105が高速高出力で下死点L側
に突出移動される。この高速高出力の出力ロッド105の
移動は、小径部111 の長さLに相当するL′の区間続行
される。
【0034】〔4〕図5(c)に示すように、ピストン
101 が下死点Lとなる手前位置で、制御ロッド106 の小
径部111 が弁孔109 を通り過ぎると、流入空間112 が閉
止されて高圧室108 側から第2空気圧室への高圧空気の
流入が停止され、出力ロッド105 の速度と出力を低下さ
れる。
101 が下死点Lとなる手前位置で、制御ロッド106 の小
径部111 が弁孔109 を通り過ぎると、流入空間112 が閉
止されて高圧室108 側から第2空気圧室への高圧空気の
流入が停止され、出力ロッド105 の速度と出力を低下さ
れる。
【0035】〔5〕図5(d)に示すように、ピストン
101 が下死点Lとなると、これを制御ロッド106 を介し
て位置センサー119 で検出し、この検出信号に基づき、
シリンダー制御装置122 から開閉弁157 に閉信号が出力
されて第1低圧空気管151 への作動用空気の供給が停止
されるとともに、第1切換弁158 に停止信号が出力され
て空気増圧機131 が停止される。同時に、シリンダー制
御装置122 から第2切換弁166 に信号が出力されてII位
置に切り換えられ、高圧室108 側の高圧空気管162 を外
部に開放して第2空気圧室104 および高圧室108 ならび
に高圧空気貯留室133 内の高圧空気を排出する。これに
より、第1空気圧室103 の圧力P1 が第2空気圧室104
の圧力P2 より大きくなり、ピストン101 が上死点Hま
で移動されて出力ロッド105 が復帰される。
101 が下死点Lとなると、これを制御ロッド106 を介し
て位置センサー119 で検出し、この検出信号に基づき、
シリンダー制御装置122 から開閉弁157 に閉信号が出力
されて第1低圧空気管151 への作動用空気の供給が停止
されるとともに、第1切換弁158 に停止信号が出力され
て空気増圧機131 が停止される。同時に、シリンダー制
御装置122 から第2切換弁166 に信号が出力されてII位
置に切り換えられ、高圧室108 側の高圧空気管162 を外
部に開放して第2空気圧室104 および高圧室108 ならび
に高圧空気貯留室133 内の高圧空気を排出する。これに
より、第1空気圧室103 の圧力P1 が第2空気圧室104
の圧力P2 より大きくなり、ピストン101 が上死点Hま
で移動されて出力ロッド105 が復帰される。
【0036】上記実施例によれば、シリンダー装置の駆
動源を圧縮空気のみとしたので、設備を単純化すること
ができる。また、空気増圧機131 を外シリンダケーシン
グ80 内に設けて内シリンダケーシング102 と一体化し
たので、別に高出力駆動用の高圧空気を得るための装置
も不要で、全体をコンパクト化することができる。
動源を圧縮空気のみとしたので、設備を単純化すること
ができる。また、空気増圧機131 を外シリンダケーシン
グ80 内に設けて内シリンダケーシング102 と一体化し
たので、別に高出力駆動用の高圧空気を得るための装置
も不要で、全体をコンパクト化することができる。
【0037】図6〜図11は上記高速シリンダーを使用
したプレス機械の他の実施例を示す。すなわち図6は上
記第1実施例のトグルリンク機構A1 ,A2 のトグルリ
ンクアームB1 ,C1 ,B2 ,C2 を二組設けて各連結
部D1 ,D2 に、高速シリンダーJ1 ,J2 を介装した
駆動ロッドG1 ,G2 を連結したものである。また、図
7は連結部Dの一方にのみ高速シリンダーJを介装した
駆動ロッドGを設けたものである。さらに図8は図7の
実施例の上トグルリンクアームBの上端部にクランク機
構Kを介在させたものである。さらにまた、図9は駆動
ロッドGの基端部にクランク機構Mを介装したものであ
る。図10は図8と図9とを組み合わせて、上トグルリ
ンクアームBのクランク機構Kと駆動ロッドGのクラン
ク機構Mとを設けたものてある。
したプレス機械の他の実施例を示す。すなわち図6は上
記第1実施例のトグルリンク機構A1 ,A2 のトグルリ
ンクアームB1 ,C1 ,B2 ,C2 を二組設けて各連結
部D1 ,D2 に、高速シリンダーJ1 ,J2 を介装した
駆動ロッドG1 ,G2 を連結したものである。また、図
7は連結部Dの一方にのみ高速シリンダーJを介装した
駆動ロッドGを設けたものである。さらに図8は図7の
実施例の上トグルリンクアームBの上端部にクランク機
構Kを介在させたものである。さらにまた、図9は駆動
ロッドGの基端部にクランク機構Mを介装したものであ
る。図10は図8と図9とを組み合わせて、上トグルリ
ンクアームBのクランク機構Kと駆動ロッドGのクラン
ク機構Mとを設けたものてある。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の高速シリン
ダーを使用したプレス機械によれば、駆動ロッドおよび
トグルリンクを介して加圧プランジャーを駆動する高速
シリンダーは、ピストン駆動中に弁孔に制御ロッドの小
径部を通過させて流入空間を形成し、この流入空間を介
して高圧室の高圧流体を第2圧力室に供給することによ
り、制御ロッドの小径部形成位置でピストンおよび出力
ロッドを高速高出力で駆動することができる。したがっ
て、加圧プランジャーの全ストローク中に必要な加工区
間のみ最大加圧力を得ることができる。また、制御ロッ
ドの小径部形成位置を変更するだけで、最大加圧力発生
位置を容易に変更することができ、ワークやダイスの変
更に容易に対応することができる。しかも、増圧機をシ
リンダーと一体的に設けたので、高出力を得る駆動源を
同一ケーシング内で作りだすことができ、全体をコンパ
クトにすることができる。
ダーを使用したプレス機械によれば、駆動ロッドおよび
トグルリンクを介して加圧プランジャーを駆動する高速
シリンダーは、ピストン駆動中に弁孔に制御ロッドの小
径部を通過させて流入空間を形成し、この流入空間を介
して高圧室の高圧流体を第2圧力室に供給することによ
り、制御ロッドの小径部形成位置でピストンおよび出力
ロッドを高速高出力で駆動することができる。したがっ
て、加圧プランジャーの全ストローク中に必要な加工区
間のみ最大加圧力を得ることができる。また、制御ロッ
ドの小径部形成位置を変更するだけで、最大加圧力発生
位置を容易に変更することができ、ワークやダイスの変
更に容易に対応することができる。しかも、増圧機をシ
リンダーと一体的に設けたので、高出力を得る駆動源を
同一ケーシング内で作りだすことができ、全体をコンパ
クトにすることができる。
【図1】本発明に係るプレス機械の第1実施例を示す基
本構成図である。
本構成図である。
【図2】同高速シリンダーの構成図である。
【図3】(a)〜(d)は同高速シリンダーの作用説明
図である。
図である。
【図4】第2実施例の高速シリンダーの構成図である。
【図5】(a)〜(d)は同シリンダー装置の作用説明
図である。
図である。
【図6】さらに他の高速シリンダーを使用したプレス機
械の基本構成図である。
械の基本構成図である。
【図7】さらに他の高速シリンダーを使用したプレス機
械の基本構成図である。
械の基本構成図である。
【図8】さらに他の高速シリンダーを使用したプレス機
械の基本構成図である。
械の基本構成図である。
【図9】さらに他の高速シリンダーを使用したプレス機
械の基本構成図である。
械の基本構成図である。
【図10】さらに他の高速シリンダーを使用したプレス機
械の基本構成図である。
械の基本構成図である。
【図11】(a)〜(d)は従来のプレス機械の基本構成
図である。
図である。
A トグルリンク機構 B 上トグルリンクアーム C 下トグルリンクアーム D 連結部 F 加圧プランジャー G1 ,G2 駆動ロッド J1 ,J2 高速シリンダー 1,101 ピストン 2,102 内シリンダケーシング 3 空気圧室 103 第1空気圧室 4 油圧室 104 第2空気圧室 5,105 出力ロッド 6,106 制御ロッド 7,107 弁板 8 高圧油室 108 高圧室 9,109 弁孔 10,110 シール材 11,111 小径部 12,112 流入空間 19,119 位置センサー 22,122 シリンダー制御装置 30,130 外シリンダケーシング 31 油圧増圧機 131 空気増圧機 32,132 増圧部 33 高圧油貯留部 133 高圧空気貯留部 34,134 増圧用シリンダー室 36,136 増圧通路 37,137 増圧用ロッド 51,151 増圧用空気管 52,152 増圧用油管 54,154 コンプレッサー 58,158 第1切換弁 60 油圧ポンプ 62 駆動用油圧管 64 油圧アキュムレーター 66 第2切換弁 67 第2減圧弁 69 分岐管 71 駆動用空気管 162 高圧空気管 164 高圧アキュムレーター 166 第2切換弁 167 第2減圧弁 169 分岐管 171 低圧連通管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 良仁 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 斎藤 年正 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 古川 哲郎 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 折り曲げ自在に連結された一対のリンク
アームの出力端に加圧プランジャーが連結されたトグル
リンクを具備するプレス機械において、リンクアームの
連結部に連結される駆動ロッドに高速シリンダーを介装
し、この高速シリンダーのシリンダケーシング内にスラ
イド自在に配置されたピストンにより区画される第1圧
力室と第2圧力室を設け、前記ピストンに第1圧力室側
に突出する出力ロッドと第2圧力室側に突出する制御ロ
ッドとを相対方向に設け、第2圧力室の端部に、制御ロ
ッドがシール材を介して挿通する弁孔が形成された弁板
を介して高圧室を設け、前記制御ロッドの所定位置に、
前記弁孔内に第2圧力室と高圧室とを連通する流入空間
を形成する小径部を設け、前記シリンダケーシングの周
囲に、高圧室内に高圧の圧力流体を供給する増圧機を一
体的に設けたことを特徴とする高速シリンダーを使用し
たプレス機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6892192A JP2661835B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 高速シリンダーを使用したプレス機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6892192A JP2661835B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 高速シリンダーを使用したプレス機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05277800A true JPH05277800A (ja) | 1993-10-26 |
JP2661835B2 JP2661835B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13387603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6892192A Expired - Lifetime JP2661835B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 高速シリンダーを使用したプレス機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2661835B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002292428A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-08 | Press Kogyo Co Ltd | プレス型の増圧装置およびこれを用いた金型構造 |
CN102407607A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-04-11 | 陈道宝 | 一种双缸连杆液压压力机 |
DE102016109776A1 (de) | 2015-05-27 | 2016-12-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Verfahren zum Herstellen eines härtbaren Flüssigentwicklers und härtbarer Flüssigentwickler |
CN117366035A (zh) * | 2023-12-07 | 2024-01-09 | 吉林大学 | 一种大腔体囊式快速增压装置 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP6892192A patent/JP2661835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002292428A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-08 | Press Kogyo Co Ltd | プレス型の増圧装置およびこれを用いた金型構造 |
CN102407607A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-04-11 | 陈道宝 | 一种双缸连杆液压压力机 |
DE102016109776A1 (de) | 2015-05-27 | 2016-12-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Verfahren zum Herstellen eines härtbaren Flüssigentwicklers und härtbarer Flüssigentwickler |
CN117366035A (zh) * | 2023-12-07 | 2024-01-09 | 吉林大学 | 一种大腔体囊式快速增压装置 |
CN117366035B (zh) * | 2023-12-07 | 2024-05-07 | 吉林大学 | 一种大腔体囊式快速增压装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2661835B2 (ja) | 1997-10-08 |
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