JPH06101636A - 往復動ポンプによる移送装置 - Google Patents

往復動ポンプによる移送装置

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JPH06101636A
JPH06101636A JP4275130A JP27513092A JPH06101636A JP H06101636 A JPH06101636 A JP H06101636A JP 4275130 A JP4275130 A JP 4275130A JP 27513092 A JP27513092 A JP 27513092A JP H06101636 A JPH06101636 A JP H06101636A
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JP
Japan
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cylinder
piston
suction
pipe
discharge
Prior art date
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Application number
JP4275130A
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English (en)
Inventor
Denzaburo Nakaya
傳三郎 中舎
Shunichi Tanigawa
俊一 谷川
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダの吸入側配管部に正・負圧による脈
動を起こさず、ピストンストロークに見合った量を効率
よく移送できる往復動ポンプによる移送装置を提供す
る。 【構成】 シリンダ内にピストンが往復動自在に嵌挿さ
れ、シリンダの吸入口に自動弁を介して吸入管が接続さ
れ、シリンダの吐出口に第1逆止弁を介して吐出管が接
続され、シリンダの吸入側および吐出側をつなぐバイパ
ス管が接続され、該バイパス管には、吸入側から吐出側
への流れを許し、その逆方向の流れを阻止する第2逆止
弁が設けられたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復動ポンプによる移
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から行われているピストン式往復運
動による液体,粉体または気体の移送においては、図4
のごとく、ピストン往時に移送が行われていた。即ち、
この機構ではピストン往時にピストン先端部において発
生する加圧力で移送が行われ、ピストン後側において負
圧が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、シリンダの吸
入側の配管部に(−)(+)の負荷がかかり、配管の老
化が激しく、また脈動を起こして移送が円滑に行われな
い。しかも、吸入配管部で流体が逆流し、ピストンスト
ローク分よりも相当少ない量しか移送することができな
かった。即ち、図4において、ピストンが前進して吸入
口を通過する間は、ピストン前側の流体の一部が吸入配
管部へ逆流し、吸入口を越えた位置から有効な移送行程
となる。また、ピストンが後退するときも、同様にピス
トン後側の流体は吸入配管部へ逆流する。
【0004】本発明は上記課題を解決し、シリンダの吸
入側配管部に正・負圧による脈動を起こさず、ピストン
ストロークに見合った量を効率よく移送できる往復動ポ
ンプによる移送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、シリンダ内にピストンが往復動自在に嵌挿され、前
記シリンダの吸入口に自動弁を介して吸入管が接続さ
れ、前記シリンダの吐出口に第1逆止弁を介して吐出管
が接続され、前記シリンダの吸入側および吐出側をつな
ぐバイパス管が接続され、該バイパス管には、吸入側か
ら吐出側への流れを許し、その逆方向の流れを阻止する
第2逆止弁が設けられたことである。
【0006】第2構成は、シリンダ内にピストンが往復
動自在に嵌挿され、前記シリンダの吸入口に第3逆止弁
を介して吸入管が接続され、前記シリンダの吐出口に第
1逆止弁を介して吐出管が接続され、前記シリンダの吸
入側および吐出側をつなぐバイパス管が接続され、該バ
イパス管には、吸入側から吐出側への流れを許し、その
逆方向の流れを阻止する第2逆止弁が設けられたことで
ある。
【0007】第3構成は、第1または第2構成に加え、
前記バイパス管には流量調整弁が設けられたことであ
る。
【0008】
【作用】ピストンが前進すると、バイパス管の第2逆止
弁は閉止され、流体圧により第1逆止弁は開となり、流
体は吐出管から送り出される。これと同時に、吸入側の
弁は開となり、ピストンの後側の部分は負圧となり、シ
リンダ内に原料液が流入する。ピストンが後退すると、
吸入側の弁は閉止され、バイパス管の第2逆止弁は開と
なり、ピストンの後側部分の液体はバイパス管を通って
ピストンの前側に強制的に移送される。この時第1逆止
弁は負圧とスプリングの作用により閉止されている。こ
のようにして所要容量の液体がピストンの後退完了と同
時にシリンダ内に充填される。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施態様を図面に示す一実
施例にもとづき説明する。
【0010】図1において、シリンダ1内にピストン2
が往復動自在に嵌挿され、前記シリンダの吸入口1aに
電磁式自動弁3を介して吸入管4が接続され、その末端
が貯液タンク10に至る。前記シリンダ1の吐出口1b
に第1逆止弁5を介して吐出管6が接続される。前記シ
リンダ1の吸入側および吐出側をつなぐバイパス管7が
接続され、該バイパス管には、吸入側から吐出側への流
れを許し、その逆方向の流れを阻止する第2逆止弁8と
流量調整弁9が設けられる。
【0011】また、前記ピストン2のピストンロッド2
aの先端にエアピストンシリンダ機構からなる駆動手段
11が接続される。駆動手段11には電磁弁12を介し
て空気圧縮設備(圧縮機とタンク)13から駆動空気が
送られる。また、前記ポンプ側の電磁弁3へも作動空気
が送られる。そして、ポンプピストン2が前進すると
き、ポンプ側の電磁弁3が開、駆動手段11のピストン
を前進させるように駆動手段側の電磁弁12が開とな
り、ポンプピストン2が後退するとき、電磁弁3が閉、
電磁弁12の後退側が開となるよう、電気信号を発信す
る制御盤14が設けられる。15は公知のピストンスト
ローク調節部材(ねじ部材)である。
【0012】以上において作動状態を説明する。図1は
ピストン2の始動位置の状況を示したものである。この
状態においてピストン2の左側の計量部には原料が充満
している。ここからピストン2が左に移動すると、バイ
パス管7の第2逆止弁8は閉止され、液圧により第1逆
止弁5は開となり、原料は吐出管6を経て、図外のミキ
サーへ供給される。これと同時に、制御盤14の信号に
より電磁弁3は開となり、ピストン2の右側の部分は負
圧となり、貯液タンク10よりシリンダ2内に原料液が
流入する。
【0013】図2において、ピストン2が左端に移動し
た状態を示したもので、所定液をミキサー側に吐出完了
した状態を示したものである。この時、バイパス管7の
第2逆止弁8が閉じた状態で、第1逆止弁5は開とな
り、ミキサーへ液体は移送される。
【0014】図3は、ピストン2が左から右方向に後退
しつつある状態を示したものである。貯液タンク10側
の自動弁3は制御盤14の信号により閉止され、バイパ
ス管7の第2逆止弁8は開となり、ピストン2の右の部
分の液体はバイパス管7を通ってピストン2の左側に強
制的に移送される。この時第1逆止弁5は負圧とスプリ
ングの作用により閉止されている。このようにして所要
容量の液体がピストン2の後退完了と同時にシリンダ1
内に充填され、図1の原状態に復帰する。
【0015】ここで理論的な体積効率を、従来ポンプと
本発明ポンプとの場合で比較をしてみる。シリンダ直径
10cm,ピストンストローク10cm,吸入口直径5
cmとすると、ピストン前進に伴う流体の移送量は、本
発明ポンプ V=π/4×102×10=785cm3
体積効率100%従来ポンプ 吸入口をピストンが通過
する間の体積の約70%が吸入配管部に逆流するものと
予想すれば、 V’=π/4×102×5×0.7=274.75cm3 有効移送量V=785−274.75=510.25c
3 体積効率 510.25/785×100≒54% と
なる。
【0016】なお、前記吸入側の電磁弁からなる自動弁
3を用いると、弁の開閉が確実で、移送効率がよいが、
これに代えて、多少の効率は落ちるが、流体自身の流れ
により開閉される逆止弁が適用されてもよい。また、前
記バイパス管に設けられた流量調整弁9は、ピストン2
の前後にある流体の量のバランスをとるために用いられ
るが、ポンプの設計により、流量調整弁9は省略されて
もよい場合がある。
【0017】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0018】
【発明の効果】本発明の構成により、シリンダの吸入側
配管部に正・負圧による脈動が生じることなく、これに
より配管部の劣化が著しく減少したのである。また、吸
入配管部への逆流がなく、理論体積効率がほぼ100%
となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断正面図である。
【図2】作動説明図である。
【図3】作動説明図である。
【図4】従来技術の縦断正面図である。
【符号の説明】
1…シリンダ 1a…吸入口 1b…吐出口 2…ピストン 3…自動弁 4…吸入管 5…第1逆止
弁 6…吐出管 7…バイパス管 8…第2逆止弁 9…流量調整弁 1
0…貯液タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にピストンが往復動自在に嵌
    挿され、前記シリンダの吸入口に自動弁を介して吸入管
    が接続され、前記シリンダの吐出口に第1逆止弁を介し
    て吐出管が接続され、前記シリンダの吸入側および吐出
    側をつなぐバイパス管が接続され、該バイパス管には、
    吸入側から吐出側への流れを許し、その逆方向の流れを
    阻止する第2逆止弁が設けられたことを特徴とする往復
    動ポンプによる移送装置。
  2. 【請求項2】 シリンダ内にピストンが往復動自在に嵌
    挿され、前記シリンダの吸入口に第3逆止弁を介して吸
    入管が接続され、前記シリンダの吐出口に第1逆止弁を
    介して吐出管が接続され、前記シリンダの吸入側および
    吐出側をつなぐバイパス管が接続され、該バイパス管に
    は、吸入側から吐出側への流れを許し、その逆方向の流
    れを阻止する第2逆止弁が設けられたことを特徴とする
    往復動ポンプによる移送装置。
  3. 【請求項3】 前記バイパス管には流量調整弁が設けら
    れたことを特徴とす請求項1または2記載の往復動ポン
    プによる移送装置。
JP4275130A 1992-09-19 1992-09-19 往復動ポンプによる移送装置 Pending JPH06101636A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5942797A (en) * 1996-04-02 1999-08-24 Fuji Electric Co. Ltd. Power semiconductor module
JP2013053684A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Koganei Corp 流路切換弁およびそれを用いた流動性材料の吐出制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6412083A (en) * 1987-07-03 1989-01-17 Kurashiki Boseki Kk Reciprocating pump

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