JPH052774B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052774B2 JPH052774B2 JP63208019A JP20801988A JPH052774B2 JP H052774 B2 JPH052774 B2 JP H052774B2 JP 63208019 A JP63208019 A JP 63208019A JP 20801988 A JP20801988 A JP 20801988A JP H052774 B2 JPH052774 B2 JP H052774B2
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- JP
- Japan
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- caisson
- slab
- slit
- sand
- water
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 19
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 18
- 230000000979 retarding effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 5
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 102100027340 Slit homolog 2 protein Human genes 0.000 description 1
- 101710133576 Slit homolog 2 protein Proteins 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、水中にスラブ、即ち蓋部を有するケ
ーソンの施工方法に関するものである。
ーソンの施工方法に関するものである。
従来、第７図に示すごとく、水中にスラブ１、
即ち蓋部を設け、その上部の壁面にスリツト２を
設けた遊水部３とすることにより消波機能をもた
せたケーソンを水底の基礎栗石均し面４上に据付
け施工する際には、陸上などのヤードで、水中の
スラブ１及び水面上のスラブ１０を一体に形成し
た密閉型のケーソンを製作し、これを曳航または
吊り上げて据付け場所まで運搬し、第８図のごと
く台船８上の水中サンドポンプ９からの砂と水と
からなるスラリーSWによつて上記ケーソン内に
中詰砂Ｓを充填し、ケーソン内の水Ｗを排出する
という方法がとられており、このような密閉型の
ケーソンの施工方法としては、天端面が水平な堤
体の築造方法に関する特公昭60−3567の発明でも
知られている。
即ち蓋部を設け、その上部の壁面にスリツト２を
設けた遊水部３とすることにより消波機能をもた
せたケーソンを水底の基礎栗石均し面４上に据付
け施工する際には、陸上などのヤードで、水中の
スラブ１及び水面上のスラブ１０を一体に形成し
た密閉型のケーソンを製作し、これを曳航または
吊り上げて据付け場所まで運搬し、第８図のごと
く台船８上の水中サンドポンプ９からの砂と水と
からなるスラリーSWによつて上記ケーソン内に
中詰砂Ｓを充填し、ケーソン内の水Ｗを排出する
という方法がとられており、このような密閉型の
ケーソンの施工方法としては、天端面が水平な堤
体の築造方法に関する特公昭60−3567の発明でも
知られている。
しかしながら、上記の密閉型ケーソンの施工方
法では、中詰砂Ｓが確実に充填できているかどう
かを目視により確認することが困難であり、ま
た、スラリー輸送によるので中詰砂Ｓの充填時間
が長くなり、一方、ケーソンの波力などの外力に
対する安定計算は中詰砂Ｓの充填された状態でな
されているので、砂の充填前まではそのケーソン
は常に外力に対して不安定な状況下にあることに
なるという問題もある。
法では、中詰砂Ｓが確実に充填できているかどう
かを目視により確認することが困難であり、ま
た、スラリー輸送によるので中詰砂Ｓの充填時間
が長くなり、一方、ケーソンの波力などの外力に
対する安定計算は中詰砂Ｓの充填された状態でな
されているので、砂の充填前まではそのケーソン
は常に外力に対して不安定な状況下にあることに
なるという問題もある。
また、スラリー充填用の設備が必要となるので
不経済であるという問題点があつた。
不経済であるという問題点があつた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するために
なされたものであり、特に水中にスラブを有する
ケーソンを容易に、かつ経済的に、しかも外力に
対して安定した状態で据付施工する方法を提供す
ることを目的としたものである。
なされたものであり、特に水中にスラブを有する
ケーソンを容易に、かつ経済的に、しかも外力に
対して安定した状態で据付施工する方法を提供す
ることを目的としたものである。
上記の目的を達成するための本発明のケーソン
施工方法は、ケーソンの上方の一部に、スリツト
を設けた消波機能を有する遊水部を設け、その遊
水部の下面に設けるスラブを形成しないまま、そ
のケーソンをスリツトに蓋を取りつけて所定の据
付位置迄運搬して注水により据付け、スリツトに
蓋を取付けたままの状態でケーソン内に中詰砂を
ガツト船などで投入し、上記壁面から出した鉄筋
にあらかじめ組んだ鉄筋をセツト結束の上、スラ
ブコンクリートを水中打設することを特徴とした
ものであり、従来のごときスラブ、即ち蓋部がな
いので中詰砂をスラリー輸送せずにガツト船など
により迅速に投入充填できるものである。
施工方法は、ケーソンの上方の一部に、スリツト
を設けた消波機能を有する遊水部を設け、その遊
水部の下面に設けるスラブを形成しないまま、そ
のケーソンをスリツトに蓋を取りつけて所定の据
付位置迄運搬して注水により据付け、スリツトに
蓋を取付けたままの状態でケーソン内に中詰砂を
ガツト船などで投入し、上記壁面から出した鉄筋
にあらかじめ組んだ鉄筋をセツト結束の上、スラ
ブコンクリートを水中打設することを特徴とした
ものであり、従来のごときスラブ、即ち蓋部がな
いので中詰砂をスラリー輸送せずにガツト船など
により迅速に投入充填できるものである。
以下図面を参照して本発明の方法を適用してケ
ーソンの据付施工を行なつている一実施例を説明
するが、その据付施工の手順を第１図から第４図
までのケーソンの側断面図で順次説明する。
ーソンの据付施工を行なつている一実施例を説明
するが、その据付施工の手順を第１図から第４図
までのケーソンの側断面図で順次説明する。
まず、第１図に示すごとくケーソンのスラブ、
即ち蓋部を除き、かつ水中のスラブ位置の壁面、
即ち側壁と隔壁とから鉄筋１３を出した状態に陸
上などのヤードで製作の後、曳航その他の適宜な
手段で水底の基礎栗石均し面４の所定の位置に運
搬してケーソン内に注水により据付ける。
即ち蓋部を除き、かつ水中のスラブ位置の壁面、
即ち側壁と隔壁とから鉄筋１３を出した状態に陸
上などのヤードで製作の後、曳航その他の適宜な
手段で水底の基礎栗石均し面４の所定の位置に運
搬してケーソン内に注水により据付ける。
なお、運搬前に遊水部３のスリツト２の部分に
はスリツト部蓋１４を取付けておくものとする。
はスリツト部蓋１４を取付けておくものとする。
次に、第２図のごとく、ケーソン内にガツト船
等により中詰砂Ｓを投入するが、スリツト２を設
けた遊水部３側には鉄筋１３を出した部分迄中詰
砂Ｓを投入する。
等により中詰砂Ｓを投入するが、スリツト２を設
けた遊水部３側には鉄筋１３を出した部分迄中詰
砂Ｓを投入する。
更に、第３図のごとく、上記鉄筋１３に、あら
かじめ組んだ鉄筋１５をセツト結束するが、必要
なら潜水夫によつてその結束を行なうものとす
る。
かじめ組んだ鉄筋１５をセツト結束するが、必要
なら潜水夫によつてその結束を行なうものとす
る。
そこで、第４図のごとく、水中にスラブ１を有
する遊水部３の部分に水を残したまま、特殊水中
コンクリートＣを使用してコンクリートポンプ１
６等でスラブコンクリートを打設してスラブ１を
形成する。
する遊水部３の部分に水を残したまま、特殊水中
コンクリートＣを使用してコンクリートポンプ１
６等でスラブコンクリートを打設してスラブ１を
形成する。
なお、水面上の蓋コンクリート１７は普通のコ
ンクリートを使用して打設を行なう。
ンクリートを使用して打設を行なう。
以上により水中のスラブ１が完成したらスリツ
ト部蓋１４を取外すことにより、スリツト２を多
数設けた消波機能を有する遊水部３を設けたケー
ソンの据付施工が完了する。
ト部蓋１４を取外すことにより、スリツト２を多
数設けた消波機能を有する遊水部３を設けたケー
ソンの据付施工が完了する。
次に、第５図の側断面図及び第６図の平面図は
二重円筒ケーソンであり、外側壁２０と内側壁２
１とにより仕切られた各部屋に中詰砂Ｓをそれぞ
れ充填し、外側壁２０と内側壁２１との間に水中
のスラブ１を有しており、その上部が遊水部３に
なつており、更に遊水部３の矢印Ｆで示す波側に
は多数のスリツト２を設けて消波機能を持たせた
ものであるが、このような二重円筒ケーソンを基
礎栗石均し面４上に据付施工する際にも前記実施
例と同様に本発明の方法を適用可能であり、第４
図と同じ部材は同じ番号で示している。
二重円筒ケーソンであり、外側壁２０と内側壁２
１とにより仕切られた各部屋に中詰砂Ｓをそれぞ
れ充填し、外側壁２０と内側壁２１との間に水中
のスラブ１を有しており、その上部が遊水部３に
なつており、更に遊水部３の矢印Ｆで示す波側に
は多数のスリツト２を設けて消波機能を持たせた
ものであるが、このような二重円筒ケーソンを基
礎栗石均し面４上に据付施工する際にも前記実施
例と同様に本発明の方法を適用可能であり、第４
図と同じ部材は同じ番号で示している。
本発明のケーソンは、その上方の一部にスリツ
トを設けて消波機能をもたせた遊水部を設け、し
かもそのスリツトには蓋を設けることにより、ケ
ーソンの曳航時には蓋によつてスリツトをふさ
ぎ、遊水部への水の侵入を防止し、また、水中ス
ラブのコンクリートを打設する時には、スリツト
に蓋をして静穏な状態をつくり、水中スラブを有
する部分の中詰砂の投入をし、その後はスリツト
から進入する波でコンクリートが洗われることな
く水中スラブのコンクリートを確実に打設するこ
とができる。そして更に、本発明のケーソン施工
方法によれば、従来方法のごとくスラリー充填用
の設備が不要であるので、経済的であり、また水
中のスラブ、即ち蓋部の中詰砂の充填状況が目視
により確認でき、しかもケーソン内への中詰砂の
充填が迅速に行なわれるので据付施工中の波等の
外力によりケーソンが不安定な状態になる時間が
少ないという効果がある。
トを設けて消波機能をもたせた遊水部を設け、し
かもそのスリツトには蓋を設けることにより、ケ
ーソンの曳航時には蓋によつてスリツトをふさ
ぎ、遊水部への水の侵入を防止し、また、水中ス
ラブのコンクリートを打設する時には、スリツト
に蓋をして静穏な状態をつくり、水中スラブを有
する部分の中詰砂の投入をし、その後はスリツト
から進入する波でコンクリートが洗われることな
く水中スラブのコンクリートを確実に打設するこ
とができる。そして更に、本発明のケーソン施工
方法によれば、従来方法のごとくスラリー充填用
の設備が不要であるので、経済的であり、また水
中のスラブ、即ち蓋部の中詰砂の充填状況が目視
により確認でき、しかもケーソン内への中詰砂の
充填が迅速に行なわれるので据付施工中の波等の
外力によりケーソンが不安定な状態になる時間が
少ないという効果がある。
即ち、据付後のケーソン内には、水か中詰砂が
ケーソン内上部まで入つているので、従来の密閉
型ケーソンに比べて波浪に対して安定していると
いう利点がある。
ケーソン内上部まで入つているので、従来の密閉
型ケーソンに比べて波浪に対して安定していると
いう利点がある。
第１図、第２図、第３図及び第４図は本発明の
方法を適用したケーソンの据付施工の一実施例に
おける手順を説明する一連の側断面図、第５図は
本発明の方法を適用可能な二重円筒ケーソンの側
断面図、第６図は第５図のＡ−Ａ方向の平断面
図、第７図及び第８図は従来の密閉型ケーソンの
施工手順を説明する側断面図である。 １……スラブ、１３，１５……鉄筋、１７……
蓋コンクリート、Ｃ……水中コンクリート、Ｓ…
…中詰砂。
方法を適用したケーソンの据付施工の一実施例に
おける手順を説明する一連の側断面図、第５図は
本発明の方法を適用可能な二重円筒ケーソンの側
断面図、第６図は第５図のＡ−Ａ方向の平断面
図、第７図及び第８図は従来の密閉型ケーソンの
施工手順を説明する側断面図である。 １……スラブ、１３，１５……鉄筋、１７……
蓋コンクリート、Ｃ……水中コンクリート、Ｓ…
…中詰砂。
Claims (1)
- １ ケーソンの上方の一部に、スリツトを設けた
消波機能を有する遊水部を設け、その遊水部の下
面に設けるスラブを形成しないまま、該ケーソン
を、スリツトに蓋を取付けて据付位置まで運搬し
て注水により据付け、スリツトに蓋を取付けたま
まの状態で該ケーソン内に中詰砂を投入し、スラ
ブコンクリートを水中打設するケーソンの施工方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20801988A JPH0258631A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | ケーソンの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20801988A JPH0258631A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | ケーソンの施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0258631A JPH0258631A (ja) | 1990-02-27 |
| JPH052774B2 true JPH052774B2 (ja) | 1993-01-13 |
Family
ID=16549329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20801988A Granted JPH0258631A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | ケーソンの施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0258631A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4688099B2 (ja) * | 2005-04-19 | 2011-05-25 | 国立大学法人京都大学 | 上部斜面スリット堤用止水蓋及び上部斜面スリット堤の曳航方法並びに上部斜面スリット堤の施工方法 |
| JP7083656B2 (ja) * | 2018-02-08 | 2022-06-13 | 日立造船株式会社 | 鋼板セルの設置方法および鋼板セル |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55119812A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-13 | Penta Ocean Constr Co Ltd | Filling method of precast embankment |
| JPS56119019A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-18 | Kawasaki Steel Corp | Construction of submerged structure |
| JPS58143023A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-25 | Taisei Corp | 杭支持式防波堤用ケ−ソン |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP20801988A patent/JPH0258631A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55119812A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-13 | Penta Ocean Constr Co Ltd | Filling method of precast embankment |
| JPS56119019A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-18 | Kawasaki Steel Corp | Construction of submerged structure |
| JPS58143023A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-25 | Taisei Corp | 杭支持式防波堤用ケ−ソン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0258631A (ja) | 1990-02-27 |
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