JPH05277448A - 混合小片群の選別装置 - Google Patents

混合小片群の選別装置

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JPH05277448A
JPH05277448A JP10200491A JP10200491A JPH05277448A JP H05277448 A JPH05277448 A JP H05277448A JP 10200491 A JP10200491 A JP 10200491A JP 10200491 A JP10200491 A JP 10200491A JP H05277448 A JPH05277448 A JP H05277448A
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JP10200491A
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Shoichi Yamaguchi
昭一 山口
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Furuhashi Kogyo Kk
Original Assignee
Furuhashi Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに比重が異なる複数種類の小片が混在す
るする混合小片群から相対的に比重が軽いものを効率良
く選別する。 【構成】 木片チップ(重小片)にビニール小片(軽小
片)が混入した混合小片群ABは、ベルトコンベア8の
搬送ベルト7で送られるが、この搬送ベルト7の軌道途
上に、振動付与装置14が設けられ、これが搬送ベルト
7を介して混合小片群ABを振動させる。さらに、この
上方には吸引装置22の吸引口23が設けられ、振動付
与装置14により上方に飛び上がるビニール小片が、こ
の吸引により木片チップから除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、互いに比重の異なる
複数種類の小片が混在する混合小片群から相対的に比重
が軽いものを分離する選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、家屋の解体材を、燃料用あるい
は製紙用の木片チップに加工して再利用することがあ
る。このような場合、燃料用の木片チップ群の中にビニ
ール小片が混入していると、焼き付き等により燃焼装置
に悪影響を与え、かつ排ガスの環境面からも好ましくな
い。また、製紙用の木片チップにビニール小片が混入し
ていると、最終的な紙製品の品質を悪くする。そこで、
従来、そのビニール小片類を除去するために、木片チッ
プに対して送風し、その風圧で木片チップに混入してい
るビニール小片を吹き飛ばすことが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この手
法では、木片チップの表層にあるビニール小片類は除去
できるものの、内部に埋もれているものは送風によって
も飛ばされずに残ることがあり、また、いったん木片チ
ップから送風で飛ばされたビニール小片が、再び木片チ
ップ上に舞い戻ってしまう場合もある。
【0004】この発明の課題は、木片チップとそれに混
入しているビニール小片等、互いに比重の異なる複数種
類の小片が混在する混合小片群から相対的に比重が軽い
もの(例えばビニール小片類)を効果的に分離すること
ができる選別装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る選別装置
は、次の3つの構成要素を含む。すなわち、混合小片群
を搬送ベルト上に載せて搬送するベルトコンベアと、そ
の搬送ベルトを上下に振動させて比重の小さい軽小片を
搬送ベルトから飛び上がらせる振動付与装置と、その振
動付与装置の近傍に設けられて前記軽小片を吸引する吸
引装置である。
【0006】
【作用】ここで、搬送ベルトにより搬送される混合小片
群は、その搬送ベルトを介して振動付与装置により上下
に振動させられ、これによりその混合小片群中の相対的
に比重の軽い小片(例えばビニール小片類)が、搬送ベ
ルトから飛び上がる。この軽小片は吸引装置により吸引
され、木片チップ等の相対的に比重の重い小片群から分
離される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である選別装置1
とその周辺の全体概略図である。図において、2はリフ
トコンベアであり、図示しないチッパーに近接して設け
られている。チッパーはチップ原料である木材(例えば
家屋の解体材)を細分化して、木片チップを形成する。
その解体材が例えば外装用のビニール類を含んでいる場
合、得られる木片チップには、そのビニール類が細分化
された小片(以下、ビニール小片と称する)が混入して
いる。そして、上記リフトコンベア2およびベルトコン
ベア5が、ホッパー6に対し、木片チップにビニール小
片が混在した混合小片群ABを供給する。さらに、この
混合小片群ABは、ホッパー2から選別装置1に供給さ
れる。
【0008】選別装置1は無端状の搬送ベルト7を含む
ベルトコンベア8を備えている。搬送ベルト7は水平方
向において2個のローラ9a、9b間にかけ渡され、ロ
ーラ9bがモータ10により駆動されるようになってい
る。前記ホッパー6は、一方のローラ9aの上方に近接
して位置しており、このベルトコンベア8の搬送方向の
始端部に、上述の混合小片群ABを順次落下させる。
【0009】搬送ベルト7の搬送軌道(上部軌道)に
は、混合小片群ABの荷重を受ける複数の上部遊転ロー
ラ11が、搬送ベルト7の下面に接するように配置され
ている。また、折り返し軌道(下部軌道)には、搬送ベ
ルト7の戻り行程を案内する複数の下部遊転ローラ12
が配置されている。
【0010】そして、ベルトコンベア8の上部軌道に
は、その搬送方向の中間部に鉄片除去用の振動付与装置
13が、また搬送方向の終端部付近には、ビニール小片
除去用の振動付与装置14がそれぞれ設けられている。
振動付与装置14は、図2から明らかなように、一対の
振動付与ローラ15、15を備え、これらにまたがっ
て、ベルトまたはチェーン16が掛け渡されて、両ロー
ラ15が互いに同方向に回転するように連結されてい
る。さらに一方の振動付与ローラ15は、ベルトまたは
チェーン17を介してモータ18に連結されており、こ
のモータ18が各振動付与ローラ15を同時に回転させ
る。
【0011】これら振動付与ローラ15は、図3に拡大
して示すように、円柱状の本体部15aと、この本体部
15aからその直径方向に突出する2個の突起部15b
とを有する。これらの突起部15bは、それぞれ本体部
15aより小径な丸棒状部材が本体部15aに溶接等の
固定手段により一体化されたもので、互いに180度の
位相差をもって位置し、本ローラ15の回転に従い、2
個の突起部15bが交互に搬送ベルト7を上方に押し上
げ、これによって搬送ベルト7が上下に振動させられる
ようになっている。
【0012】なお、一対の振動付与ローラ15、15の
回転位相の関係は、各突起部15bの位置を一致させる
こともできるが、例えば図3の左右に示すように、一方
のローラ15の各突起部15bの位置と、他方のローラ
15のそれとが、例えば90度ずれるように設定するこ
とができる。この場合には、搬送ベルト7が波動的に振
動させられることとなる。図2に示す上流側の振動付与
装置13も、上記振動付与装置14と同様の構成であ
り、対応する部材に同一の符号を付して、説明は省略す
る。
【0013】図1において、振動付与装置13の上流側
には、軸流タイプの送風装置19が設けられている。こ
れは、搬送ベルト7上の混合小片群ABに対し、その後
方から振動付与装置13、14の側に向かって送風する
ものである。また、この送風装置19のさらに上流に
は、ならしローラ20が前記ホッパー6に近接して設け
られ、ホッパー6から搬送ベルト7上に落される混合小
片群ABの山を平坦にならすようになっている。
【0014】振動付与装置14の上方には、搬送ベルト
7上の混合小片群ABに近接して、吸引装置22の吸引
口23が位置させられている。この吸引口23は、図4
に示すように、搬送ベルト7のベルト幅Wに対応する大
きさを有し、ベルトコンベア8のフレーム24にサイド
プレート25を介して連結されている。また、搬送ベル
ト7の幅方向の両側縁に沿って、一対のシールプレート
26が互いに平行に設けられ、それぞれ各サイドプレー
ト25に基端部が固定され、先端部が搬送ベルト7の側
端部上面に接し、またはごく近接して位置している。こ
れらのシールプレート26により、混合小片群ABが側
方に落下しないように、また送風装置19から吸引口2
3への送風が拡散しないように、かつ、吸引口23から
の吸引効率がよくなるようにされている。
【0015】図1に示すように、吸引口23にはダクト
30、31が接続され、ダクト31にはサイクロン32
が連結されており、両ダクト30、31の接続部には吸
引ファン装置33が設けられていて、これらが上述の吸
引装置22を構成している。
【0016】なお、吸引口23に近接して、コンベア搬
送方向の上流側と下流側には、マグネット装置35、3
6が搬送ベルト7上の混合小片群ABに接近して設けら
れているが、これは、その混合小片群AB中に含まれて
いる鉄片等を吸着して捕獲するためのものである。前述
の振動付与装置13は、一方のマグネット装置35の下
側に近接して位置し、また他方のマグネット装置36
は、振動付与装置14の下流側に近接して設けられてい
る。なお、上記ベルトコンベア8の終端部の下方には、
ガイド部38を介して、別のベルトコンベア39が設け
られている。
【0017】次に、以上のような選別装置1の作用につ
いて説明する。ホッパー6からベルトコンベア8の搬送
ベルト7上に供給された混合小片群ABは、搬送ベルト
7により図1の左方向に搬送される。その搬送過程にお
いて、まず、振動付与装置13の上を通過する際に、図
3に示した回転する振動付与ローラ15の突起部15b
により、搬送ベルト7を介して混合小片群ABが上下に
振動させられ、かつ、これにマグネット装置35の磁界
が作用する。これにより、混合小片群AB中の鉄片等の
多くが、マグネット装置35に吸着される。
【0018】さらに、混合小片群ABが次の振動付与装
置14の上を通過する際に、この装置14の振動付与ロ
ーラ15(図3)が、その突起部15bで搬送ベルト7
を上下動させ、その上面にある混合小片群ABを上下に
振動させる。ここで、混合小片群ABの主体をなす木片
チップAに比べて、その中に混在しているビニール小片
Bの方が一般に軽いため、ビニール小片Bは振動する搬
送ベルト7から飛び上がる格好となる。かつ、このビニ
ール小片Bは送風装置19の送風、および吸引装置22
の吸引により、吸引口23からダクト30に吸い込ま
れ、さらにダクト31を経てサイクロン32から排出さ
れる。
【0019】一方、振動付与装置14および吸引装置2
2によりビニール小片Bが分離された後の木片チップA
は、さらにマグネット装置36により、残存している鉄
片が吸着、分離される。その後、ガイド部38から別の
コンベア39上に落下し、次のふるい・精選工程に搬送
され、最終的に燃料用あるいは製紙用の木片チップ製品
とされる。
【0020】なお、以上の実施例において、振動付与装
置13、送風装置19、マグネット装置35、36等は
不可欠ではなく、省略することもできる。また、搬送ベ
ルトに振動を与える振動付与装置については、ローラを
回転駆動軸に偏心して連結する構成、あるいは振動付与
部材をソレノイドのオンオフで上下に繰り返し往復動さ
せる構成をはじめ、適宜変更ができる。その他、本発明
は当業者の知識に基づき、種々の変形を施した態様で実
施し得ることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、振動の付与、および
吸引により、木片チップ等の相対的に比重の重い小片
と、これに混入している相対的に比重の軽い小片とを、
ベルトコンベアで搬送する過程で効率よく選別すること
ができ、特に振動効果により混合小片群の内部に混在す
る軽小片も有効に除去することができる。また、ベルト
コンベアによる搬送の過程で選別工程を併せて行うこと
ができるため、余分なサイクルタイムを要せず、しかも
搬送ベルト自体を振動媒体に利用するため、装置構成も
単純化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である選別装置とその周辺を
示す全体概略図。
【図2】図1の主要部概略図。
【図3】図2の振動付与ローラを取り出して示す拡大
図。
【図4】図1の吸引口および振動付与装置付近の断面
図。
【符号の説明】 1 選別装置 7 搬送ベルト 8 ベルトコンベア 14 振動付与装置 15 振動付与ローラ 19 送風装置 22 吸引装置 23 吸引口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに比重の異なる複数種類の小片が混
    在する混合小片群から相対的に比重が軽いものを分離す
    る選別装置であって、 その混合小片群を搬送ベルト上に載せて搬送するベルト
    コンベアと、その搬送ベルトを上下に振動させて比重の
    小さい軽小片を搬送ベルトから飛び上がらせる振動付与
    装置と、その振動付与装置の近傍に設けられて前記軽小
    片を吸引する吸引装置とを含むことを特徴とする混合小
    片群の選別装置。
JP10200491A 1991-04-06 1991-04-06 混合小片群の選別装置 Pending JPH05277448A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039022A (ja) * 2001-07-27 2003-02-12 Komaki Kogyo Kk 建設廃材の処理システム
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