JPH0527736A - 映像信号処理方法及び処理装置 - Google Patents
映像信号処理方法及び処理装置Info
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- JPH0527736A JPH0527736A JP3178006A JP17800691A JPH0527736A JP H0527736 A JPH0527736 A JP H0527736A JP 3178006 A JP3178006 A JP 3178006A JP 17800691 A JP17800691 A JP 17800691A JP H0527736 A JPH0527736 A JP H0527736A
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テレビジョン信号の輝度ヒストグラム均一化
処理を映像信号の表示画像情報期間に限定し、非表示画
像情報期間の画像のコントラスト強調による画質劣化を
防ぎ、表示画像情報の分解能を保つ。 【構成】 輝度信号入力 1、クロマ信号入力 2が共にペ
デスタルレベル電圧と等しい部分を非表示画像情報期間
とする判別方式を有し、表示画像情報期間と判別された
部分の輝度信号デ−タのヒストグラム均一化関数が求め
られ、変換演算部 13,14で表示画像情報期間の輝度・
クロマ信号デ−タの変換が行われる。両信号の非表示画
像情報期間はその後段でペデスタルレベルデ−タが補完
され出力される。
処理を映像信号の表示画像情報期間に限定し、非表示画
像情報期間の画像のコントラスト強調による画質劣化を
防ぎ、表示画像情報の分解能を保つ。 【構成】 輝度信号入力 1、クロマ信号入力 2が共にペ
デスタルレベル電圧と等しい部分を非表示画像情報期間
とする判別方式を有し、表示画像情報期間と判別された
部分の輝度信号デ−タのヒストグラム均一化関数が求め
られ、変換演算部 13,14で表示画像情報期間の輝度・
クロマ信号デ−タの変換が行われる。両信号の非表示画
像情報期間はその後段でペデスタルレベルデ−タが補完
され出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機等の
映像情報機器の映像信号処理に関するものである。
映像情報機器の映像信号処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機などの映像情報機器
のディスプレイにおいては、ディスプレイへ表示可能な
最高輝度と最低輝度の比により、表示画像の取り得るコ
ントラストが決まる。そのような各種ディスプレイで固
有に決まる画像のコントラスト表現能力の中で、いかに
映像情報の適切な再現、すなわち絵作りを行なうかにつ
いては、従来より民生用・業務用ディスプレイを問わず
検討されている。
のディスプレイにおいては、ディスプレイへ表示可能な
最高輝度と最低輝度の比により、表示画像の取り得るコ
ントラストが決まる。そのような各種ディスプレイで固
有に決まる画像のコントラスト表現能力の中で、いかに
映像情報の適切な再現、すなわち絵作りを行なうかにつ
いては、従来より民生用・業務用ディスプレイを問わず
検討されている。
【0003】その中の一つの手法に画像の輝度ヒストグ
ラム均一化処理がある。この手法は映像信号の画像の輝
度ヒストグラムを作成し、度数の少ない明度には少な
く、度数の多い明度には多くの分解能を振り分けること
により、画像の半分以上の面積で表示分解能が向上す
る。
ラム均一化処理がある。この手法は映像信号の画像の輝
度ヒストグラムを作成し、度数の少ない明度には少な
く、度数の多い明度には多くの分解能を振り分けること
により、画像の半分以上の面積で表示分解能が向上す
る。
【0004】(図7)に輝度ヒストグラム均一化処理の
基本的な流れ図を示している。(図7)において、輝度
信号はA/D変換110の後、輝度ヒストグラムが作成さ
れる(111)。そして輝度ヒストグラムを均一化する関
数、
基本的な流れ図を示している。(図7)において、輝度
信号はA/D変換110の後、輝度ヒストグラムが作成さ
れる(111)。そして輝度ヒストグラムを均一化する関
数、
【0005】
【数3】
【0006】が作成され(112)、さらに正規化を行な
って、
って、
【0007】
【数4】
【0008】の輝度デ−タ変換関数(113)を求める。
(数4)により輝度信号デ−タ116を変換し、D/A変
換115されて、変換演算された輝度信号が出力される。
以上の処理の結果、度数の少ない明度には少なく、度数
の多い明度には多くの分解能を振り分けることができ、
画像の半分以上の面積で表示分解能が向上する。
(数4)により輝度信号デ−タ116を変換し、D/A変
換115されて、変換演算された輝度信号が出力される。
以上の処理の結果、度数の少ない明度には少なく、度数
の多い明度には多くの分解能を振り分けることができ、
画像の半分以上の面積で表示分解能が向上する。
【0009】但し(図7)の処理を実際に行なうと、一
様な輝度をもつ広い領域が画像にある場合その領域の輝
度分解能が高くなることによりノイズが過強調される点
が問題となる。そこで、さらに(図8)に示すように、
輝度ヒストグラムの演算処理を行なう。すなわち、輝度
ヒストグラム121の作成の後、ヒストグラム度数の最大
値の制限(123)及びオフセットの付加(124)により輝
度均一化関数の最大勾配の制限と勾配の平均化を行な
い、特定の輝度レベルの輝度分解能が過度に高まるのを
防ぎ、上記の問題点を解決している。
様な輝度をもつ広い領域が画像にある場合その領域の輝
度分解能が高くなることによりノイズが過強調される点
が問題となる。そこで、さらに(図8)に示すように、
輝度ヒストグラムの演算処理を行なう。すなわち、輝度
ヒストグラム121の作成の後、ヒストグラム度数の最大
値の制限(123)及びオフセットの付加(124)により輝
度均一化関数の最大勾配の制限と勾配の平均化を行な
い、特定の輝度レベルの輝度分解能が過度に高まるのを
防ぎ、上記の問題点を解決している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】アスペクト比3対4の
標準テレビ信号のディスプレイに、アスペクト比1対
2.35のシネマサイズやアスペクト比1対1.85の
ビスタサイズの画像を表示する場合、標準テレビ信号と
シネマサイズ・ビスタサイズ画像のアスペクト比の差に
よりディスプレイ内の上部及び下部には画像を表示しな
い部分が生じる。また標準テレビ信号をアップコンバ−
トしたハイビジョン信号の場合も、標準テレビ信号とハ
イビジョン信号のアスペクト比の差により、ディスプレ
イ内の左側及び右側には画像を表示しない部分が生じ
る。以下、そのような画像を表示しない部分を非表示画
像情報期間と呼び、画像を表示する部分を表示画像情報
期間と呼ぶことにする。上記の各ケ−スでディスプレイ
に占める非表示画像情報期間の比率は、シネマサイズ画
像43%、ビスタサイズ画像28%、ハイビジョン・デ
ィスプレイに標準テレビ信号をアップコンバ−トする場
合で25%と計算により求まる。表示画像情報期間には
映像信号の有効成分は含まれず、ディスプレイには黒く
表示される。
標準テレビ信号のディスプレイに、アスペクト比1対
2.35のシネマサイズやアスペクト比1対1.85の
ビスタサイズの画像を表示する場合、標準テレビ信号と
シネマサイズ・ビスタサイズ画像のアスペクト比の差に
よりディスプレイ内の上部及び下部には画像を表示しな
い部分が生じる。また標準テレビ信号をアップコンバ−
トしたハイビジョン信号の場合も、標準テレビ信号とハ
イビジョン信号のアスペクト比の差により、ディスプレ
イ内の左側及び右側には画像を表示しない部分が生じ
る。以下、そのような画像を表示しない部分を非表示画
像情報期間と呼び、画像を表示する部分を表示画像情報
期間と呼ぶことにする。上記の各ケ−スでディスプレイ
に占める非表示画像情報期間の比率は、シネマサイズ画
像43%、ビスタサイズ画像28%、ハイビジョン・デ
ィスプレイに標準テレビ信号をアップコンバ−トする場
合で25%と計算により求まる。表示画像情報期間には
映像信号の有効成分は含まれず、ディスプレイには黒く
表示される。
【0011】さて従来の技術では上記の各ケ−スの画像
の処理を行なう場合、上で定義した非表示画像情報期間
は有効な情報はない為、輝度ヒストグラムにおいては輝
度ゼロ付近の度数にカウントされる。各ケ−ス共非表示
画像情報期間のディスプレイに占める部分が広いため、
輝度ゼロ付近の度数の山が極大点となり、ヒストグラム
均一化演算処理により輝度ゼロ周辺の分解能が上がり、
コントラスト強調が行われるため、非表示画像情報期間
の輝度信号のレベルが上昇し黒色部の浮きや信号のラン
ダムノイズの強調などの画質劣化が問題となる。また輝
度ゼロ周辺の分解能が上がり非表示画像情報期間の画像
のコントラストが強調される為、逆に表示画像情報の分
解能が低下する点も問題となる。
の処理を行なう場合、上で定義した非表示画像情報期間
は有効な情報はない為、輝度ヒストグラムにおいては輝
度ゼロ付近の度数にカウントされる。各ケ−ス共非表示
画像情報期間のディスプレイに占める部分が広いため、
輝度ゼロ付近の度数の山が極大点となり、ヒストグラム
均一化演算処理により輝度ゼロ周辺の分解能が上がり、
コントラスト強調が行われるため、非表示画像情報期間
の輝度信号のレベルが上昇し黒色部の浮きや信号のラン
ダムノイズの強調などの画質劣化が問題となる。また輝
度ゼロ周辺の分解能が上がり非表示画像情報期間の画像
のコントラストが強調される為、逆に表示画像情報の分
解能が低下する点も問題となる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題点
を解決することを目的になされたものであり、映像信号
の非表示画像情報期間と表示画像情報期間を検出し、表
示画像情報期間の映像信号を標本化・量子化して演算処
理を施すことを特徴とする。非表示画像情報期間と表示
画像情報期間の検出は、1垂直走査期間の各水平走査期
間の映像信号レベルとペデスタルレベルの電圧レベルの
比較により判別する方法か、水平同期信号の逓倍の周波
数を有し位相の同期した信号の周期で映像信号を標本化
し、標本値の信号レベルとペデスタルレベルの大きさの
比較により判別する方法によリ行なう。
を解決することを目的になされたものであり、映像信号
の非表示画像情報期間と表示画像情報期間を検出し、表
示画像情報期間の映像信号を標本化・量子化して演算処
理を施すことを特徴とする。非表示画像情報期間と表示
画像情報期間の検出は、1垂直走査期間の各水平走査期
間の映像信号レベルとペデスタルレベルの電圧レベルの
比較により判別する方法か、水平同期信号の逓倍の周波
数を有し位相の同期した信号の周期で映像信号を標本化
し、標本値の信号レベルとペデスタルレベルの大きさの
比較により判別する方法によリ行なう。
【0013】また映像信号を標本化・量子化して施す演
算処理は、1フレ−ムの輝度信号を量子化し、輝度ヒス
トグラムを求め、ヒストグラムを均一化する変換関数
(数3)の最大勾配の制限、勾配の均等化、関数の正規
化を行なって得られる関数(数4)を輝度信号量子化デ
−タの変換関数とし、ルックアップ・テ−ブルにおいて
変換演算を行なうものとし、非表示画像情報期間と表示
画像情報期間の検出の結果、表示画像情報期間と判別さ
れた部分は上記の演算を行ない、非表示画像情報期間と
判別された部分は上記の演算を行なわず所定の定常値を
出力する。
算処理は、1フレ−ムの輝度信号を量子化し、輝度ヒス
トグラムを求め、ヒストグラムを均一化する変換関数
(数3)の最大勾配の制限、勾配の均等化、関数の正規
化を行なって得られる関数(数4)を輝度信号量子化デ
−タの変換関数とし、ルックアップ・テ−ブルにおいて
変換演算を行なうものとし、非表示画像情報期間と表示
画像情報期間の検出の結果、表示画像情報期間と判別さ
れた部分は上記の演算を行ない、非表示画像情報期間と
判別された部分は上記の演算を行なわず所定の定常値を
出力する。
【0014】具体的な装置は、映像信号の非表示画像情
報期間と表示画像情報期間のうち、少なくとも一方を検
出する信号検出手段と、映像信号を標本化・量子化する
A/D変換手段と、演算処理テ−ブルにより映像信号の
量子化デ−タの演算処理を行なう演算処理手段と、映像
信号の量子化デ−タをアナログ映像信号に変換するD/
A変換手段とにより構成する。
報期間と表示画像情報期間のうち、少なくとも一方を検
出する信号検出手段と、映像信号を標本化・量子化する
A/D変換手段と、演算処理テ−ブルにより映像信号の
量子化デ−タの演算処理を行なう演算処理手段と、映像
信号の量子化デ−タをアナログ映像信号に変換するD/
A変換手段とにより構成する。
【0015】そのうち信号検出手段は、1水平走査期間
の映像信号レベルとペデスタルレベルの電圧レベルの比
較により画像情報期間を判別する検出回路と、水平同期
信号の逓倍の周波数を有しかつ位相の同期した信号周期
で映像信号を標本化し標本値とペデスタルレベルの大き
さの比較により画像情報期間を判別する検出回路の少な
くとも一方を有する。
の映像信号レベルとペデスタルレベルの電圧レベルの比
較により画像情報期間を判別する検出回路と、水平同期
信号の逓倍の周波数を有しかつ位相の同期した信号周期
で映像信号を標本化し標本値とペデスタルレベルの大き
さの比較により画像情報期間を判別する検出回路の少な
くとも一方を有する。
【0016】また、映像信号の量子化デ−タの演算処理
を行なう演算処理手段は、1フレ−ムの輝度信号を量子
化する手段と、輝度ヒストグラムを求める手段と、ヒス
トグラムを均一化する変換関数(式3)の最大勾配の制
限、勾配の均等化、関数の正規化を行なって得られる関
数(数4)を計算する手段と、(数4)の関数により輝
度信号量子化デ−タの変換演算を行なう手段と、非表示
画像情報期間と表示画像情報期間の検出結果を用いて表
示画像情報期間と判別された部分上記の演算を限定する
手段と、非表示画像情報期間と判別した部分は上記の演
算を行なわず所定の定常値を出力する手段とにより構成
する。
を行なう演算処理手段は、1フレ−ムの輝度信号を量子
化する手段と、輝度ヒストグラムを求める手段と、ヒス
トグラムを均一化する変換関数(式3)の最大勾配の制
限、勾配の均等化、関数の正規化を行なって得られる関
数(数4)を計算する手段と、(数4)の関数により輝
度信号量子化デ−タの変換演算を行なう手段と、非表示
画像情報期間と表示画像情報期間の検出結果を用いて表
示画像情報期間と判別された部分上記の演算を限定する
手段と、非表示画像情報期間と判別した部分は上記の演
算を行なわず所定の定常値を出力する手段とにより構成
する。
【0017】
【作用】本発明は上記手段により、輝度信号のヒストグ
ラム均一化処理が表示画像情報期間に限定され、非表示
画像情報期間については演算処理は行なわれず、所定の
定常値に変換される。
ラム均一化処理が表示画像情報期間に限定され、非表示
画像情報期間については演算処理は行なわれず、所定の
定常値に変換される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本実施例はビスタサイズ画像やシネマサイズ画像
を、標準テレビ信号のディスプレイに表示する場合と標
準テレビ信号をアップコンバ−トしたハイビジョン信号
に変換する場合の2例について行なう。
る。本実施例はビスタサイズ画像やシネマサイズ画像
を、標準テレビ信号のディスプレイに表示する場合と標
準テレビ信号をアップコンバ−トしたハイビジョン信号
に変換する場合の2例について行なう。
【0019】(図6(a)(b))はビスタサイズ画像
やシネマサイズ画像を、標準テレビ信号のディスプレイ
に表示する場合のものである。ディスプレイにはテレビ
ジョン信号のうち水平,垂直ブランキング期間 103,10
4を除いた映像信号部分(図6(a)の実線で書いた長
方形の部分)が表示される。ここで一般の標準テレビ信
号の場合は、この部分すべてに画像が表示されるが、ビ
スタサイズ画像やシネマサイズ画像の表示の場合は、同
図の斜線部 100のみに画像情報が表示され、その上下の
101,102の部分には画像情報が表示されない。この
(図6(a))の斜線部 100の部分の映像信号が表示画
像情報期間であり、101,102 の部分の映像信号が非表
示画像情報期間である。
やシネマサイズ画像を、標準テレビ信号のディスプレイ
に表示する場合のものである。ディスプレイにはテレビ
ジョン信号のうち水平,垂直ブランキング期間 103,10
4を除いた映像信号部分(図6(a)の実線で書いた長
方形の部分)が表示される。ここで一般の標準テレビ信
号の場合は、この部分すべてに画像が表示されるが、ビ
スタサイズ画像やシネマサイズ画像の表示の場合は、同
図の斜線部 100のみに画像情報が表示され、その上下の
101,102の部分には画像情報が表示されない。この
(図6(a))の斜線部 100の部分の映像信号が表示画
像情報期間であり、101,102 の部分の映像信号が非表
示画像情報期間である。
【0020】(図6(c)(d))は標準テレビ信号を
アップコンバ−トしたハイビジョン信号に変換する場合
のものである。この場合、画像は同図の斜線部105に表
示され、その左右 106,107 には画像が表示されない。
従って、この場合は斜線部 105の映像信号が表示画像情
報期間であり、106,107 の部分の映像信号が非表示画
像情報期間である。
アップコンバ−トしたハイビジョン信号に変換する場合
のものである。この場合、画像は同図の斜線部105に表
示され、その左右 106,107 には画像が表示されない。
従って、この場合は斜線部 105の映像信号が表示画像情
報期間であり、106,107 の部分の映像信号が非表示画
像情報期間である。
【0021】次に実施例の説明に移る。まず始めに、ビ
スタサイズ画像を標準テレビ信号のディスプレイに表示
する場合を例に挙げる。(図6(a)(b))にこの実
施例の場合の表示画像情報期間の説明図を、(図2)に
本実施例の概略のブロック図を示し、また(図1)に詳
細のブロック図を示す。
スタサイズ画像を標準テレビ信号のディスプレイに表示
する場合を例に挙げる。(図6(a)(b))にこの実
施例の場合の表示画像情報期間の説明図を、(図2)に
本実施例の概略のブロック図を示し、また(図1)に詳
細のブロック図を示す。
【0022】まず(図2)を用いて本実施例の大まかな
構成を述べる。本実施例は輝度信号入力 1及びクロマ信
号入力 2の表示画像情報期間を表示画像情報期間検出手
段 5にて検出し、判別信号 7を出力して表示画像情報期
間のみ画像演算処理 6を行なうものである。
構成を述べる。本実施例は輝度信号入力 1及びクロマ信
号入力 2の表示画像情報期間を表示画像情報期間検出手
段 5にて検出し、判別信号 7を出力して表示画像情報期
間のみ画像演算処理 6を行なうものである。
【0023】次に実施例の詳細を(図1)を用いて行な
う。表示画像情報期間の検出は次の手順で行なう。輝度
信号入力 1及びクロマ信号入力 2はペデスタルデベルの
DCクランプ 21,22を行なった後、ペデスタルのDC
クランプの電圧 20と電圧レベル比較23,24 を行ない、
1水平周期中輝度・クロマ信号とペデスタルのDCクラ
ンプレベルの電圧が共に常に等しい場合は非表示画像情
報と判定し、それ以外の場合は表示画像情報と判定し
て、判定の結果を逐次1ライン比較結果出力手段26へ出
力する。一方、輝度信号入力1からは水平及び垂直同期
信号(H,V)が同期信号分離手段 25にて分離され、
カウンタ 27に入力される。カウンタ 27は水平同期信号
Hをカウントクロックに、垂直同期信号Vをリセットに
用いることにより、映像信号各フィ−ルドのライン数を
逐次出力する。このカウンタ 27の出力と、表示画像情
報の判定結果は、開始位置検出部 28と終了位置検出部
29に入力され、各フィ−ルドで表示画像情報の最初に現
れるラインと最後に現れるラインを検出し、1フィ−ル
ド遅れで判別信号 7が出力される。
う。表示画像情報期間の検出は次の手順で行なう。輝度
信号入力 1及びクロマ信号入力 2はペデスタルデベルの
DCクランプ 21,22を行なった後、ペデスタルのDC
クランプの電圧 20と電圧レベル比較23,24 を行ない、
1水平周期中輝度・クロマ信号とペデスタルのDCクラ
ンプレベルの電圧が共に常に等しい場合は非表示画像情
報と判定し、それ以外の場合は表示画像情報と判定し
て、判定の結果を逐次1ライン比較結果出力手段26へ出
力する。一方、輝度信号入力1からは水平及び垂直同期
信号(H,V)が同期信号分離手段 25にて分離され、
カウンタ 27に入力される。カウンタ 27は水平同期信号
Hをカウントクロックに、垂直同期信号Vをリセットに
用いることにより、映像信号各フィ−ルドのライン数を
逐次出力する。このカウンタ 27の出力と、表示画像情
報の判定結果は、開始位置検出部 28と終了位置検出部
29に入力され、各フィ−ルドで表示画像情報の最初に現
れるラインと最後に現れるラインを検出し、1フィ−ル
ド遅れで判別信号 7が出力される。
【0024】また、輝度信号入力 1及びクロマ信号 2は
A/D変換 8,9により量子化され、1フィ−ルド遅延
10,11された後、上記の判別信号 7を用いて表示画像情
報期間のデ−タのみが後段の回路に送られる。そして表
示画像情報期間の輝度信号量子化デ−タを用いて輝度ヒ
ストグラム均一化関数の演算回路 12、すなわち従来例
で(図8)を用いて説明したように、輝度ヒストグラム
を均一化する関数(数3)の最大勾配の制限・勾配の均
等化及び正規化を行なって得られる関数(数4)を算出
し、輝度・クロマ信号量子化デ−タの変換演算 13,14
が行なわれる。また、非表示画像情報期間と判別された
部分は変換演算が行なわれない。そこで非表示画像情報
期間と判別された部分は、上記の変換演算の後段でペデ
スタルレベル信号を補完する(15,16)。以上の処理を
終えた輝度・クロマ信号量子化デ−タはD/A変換回路
18,19にてD/A変換され出力される。
A/D変換 8,9により量子化され、1フィ−ルド遅延
10,11された後、上記の判別信号 7を用いて表示画像情
報期間のデ−タのみが後段の回路に送られる。そして表
示画像情報期間の輝度信号量子化デ−タを用いて輝度ヒ
ストグラム均一化関数の演算回路 12、すなわち従来例
で(図8)を用いて説明したように、輝度ヒストグラム
を均一化する関数(数3)の最大勾配の制限・勾配の均
等化及び正規化を行なって得られる関数(数4)を算出
し、輝度・クロマ信号量子化デ−タの変換演算 13,14
が行なわれる。また、非表示画像情報期間と判別された
部分は変換演算が行なわれない。そこで非表示画像情報
期間と判別された部分は、上記の変換演算の後段でペデ
スタルレベル信号を補完する(15,16)。以上の処理を
終えた輝度・クロマ信号量子化デ−タはD/A変換回路
18,19にてD/A変換され出力される。
【0025】なお、検出した表示画像情報期間の情報を
1フィ−ルド遅れで処理に用いているのは、画像中央に
黒い部分がある画像等の場合に、表示画像情報期間の終
了位置を誤判別することを防ぐためである。
1フィ−ルド遅れで処理に用いているのは、画像中央に
黒い部分がある画像等の場合に、表示画像情報期間の終
了位置を誤判別することを防ぐためである。
【0026】次に、第2の実施例として標準テレビ信号
をアップコンバ−トしてアスペクト比16対9のハイビ
ジョンディスプレイに表示する場合の説明を行なう。
(図6(c)(d))にこの実施例の場合の表示画像情
報期間の説明図を、(図3)に大まかなブロック図を示
している。(図3)は、表示画像情報期間検出回路 3
8、画像演算処理回路 39、A/D変換器 34,35,36、
D/A変換器 40,41,42により構成される。さらに、
表示画像情報期間検出回路 38の詳細を(図4)に、画
像演算処理回路 39の詳細を(図5)に示している。
をアップコンバ−トしてアスペクト比16対9のハイビ
ジョンディスプレイに表示する場合の説明を行なう。
(図6(c)(d))にこの実施例の場合の表示画像情
報期間の説明図を、(図3)に大まかなブロック図を示
している。(図3)は、表示画像情報期間検出回路 3
8、画像演算処理回路 39、A/D変換器 34,35,36、
D/A変換器 40,41,42により構成される。さらに、
表示画像情報期間検出回路 38の詳細を(図4)に、画
像演算処理回路 39の詳細を(図5)に示している。
【0027】続いて動作説明を行なう。標準テレビ信号
はアップコンバ−トによってハイビジョン信号に変換さ
れ、Y,Pb,Prコンポ−ネント信号となって入力す
るものとする。Y信号入力 31、Pb信号入力 32、Pr
信号入力 33はA/D変換器34,35,36に入力され、分
解能各8ビットの量子化デ−タに変換されて画像演算処
理回路 39に入力される。また、Y信号入力31、Pb信
号入力32、Pr信号入力33は表示画像情報期間検出回路
38にも入力される。
はアップコンバ−トによってハイビジョン信号に変換さ
れ、Y,Pb,Prコンポ−ネント信号となって入力す
るものとする。Y信号入力 31、Pb信号入力 32、Pr
信号入力 33はA/D変換器34,35,36に入力され、分
解能各8ビットの量子化デ−タに変換されて画像演算処
理回路 39に入力される。また、Y信号入力31、Pb信
号入力32、Pr信号入力33は表示画像情報期間検出回路
38にも入力される。
【0028】以下、(図4)に示した第2の実施例の表
示画像情報期間検出回路の説明を行なう。Y信号入力 3
1、Pb信号入力 32、Pr信号入力 33はペデスタルク
ランプ回路 52,53,54でペデスタルレベルのDCクラ
ンプを行なった後、電圧比較器 56,57,58に入力され
る。また、ペデスタルレベル出力回路 55からはDCク
ランプされた映像信号のペデスタルレベルに相当する定
電圧が出力されて電圧比較器 56,57,58に入力され、
Y,Pb,Pr信号と電圧レベルの比較が行われる。そ
して両者の電圧値が等しい場合と等しくない場合との判
別を行ない、判別結果を2値化信号で表し逐次出力す
る。なお、電圧比較器は両者の電圧値が等しい場合に正
論理の信号を出力するものとして以下の説明を行なう。
示画像情報期間検出回路の説明を行なう。Y信号入力 3
1、Pb信号入力 32、Pr信号入力 33はペデスタルク
ランプ回路 52,53,54でペデスタルレベルのDCクラ
ンプを行なった後、電圧比較器 56,57,58に入力され
る。また、ペデスタルレベル出力回路 55からはDCク
ランプされた映像信号のペデスタルレベルに相当する定
電圧が出力されて電圧比較器 56,57,58に入力され、
Y,Pb,Pr信号と電圧レベルの比較が行われる。そ
して両者の電圧値が等しい場合と等しくない場合との判
別を行ない、判別結果を2値化信号で表し逐次出力す
る。なお、電圧比較器は両者の電圧値が等しい場合に正
論理の信号を出力するものとして以下の説明を行なう。
【0029】一方、Y信号入力 31は同期分離回路 62に
も入力され、水平同期信号(HSYNC)と垂直同期信号(V
SYNC )が分離される。水平同期信号はPLL回路 63に
入力され、水平同期信号の逓倍クロック 73が生成され
る。この逓倍クロック 73はデ−タラッチ 59,60,61に
入力され、電圧比較器 56,57,58の判別結果を逓倍ク
ロック 73の周期でラッチすることにより標本化してい
る。さらにデ−タラッチ 59,60,61の出力は論理積演
算され2値信号 90が得られる。この2値信号 90はY,
Pb,Pr信号がいずれもペデスタルレベルと等しい場
合のみ正論理となる。また逓倍クロック 73はカウンタ
64にも入力し、水平同期信号をリセット信号に用いてカ
ウントアップを行ない、映像信号1ライン期間の位相の
基準となるカウンタ出力 74が出力される。
も入力され、水平同期信号(HSYNC)と垂直同期信号(V
SYNC )が分離される。水平同期信号はPLL回路 63に
入力され、水平同期信号の逓倍クロック 73が生成され
る。この逓倍クロック 73はデ−タラッチ 59,60,61に
入力され、電圧比較器 56,57,58の判別結果を逓倍ク
ロック 73の周期でラッチすることにより標本化してい
る。さらにデ−タラッチ 59,60,61の出力は論理積演
算され2値信号 90が得られる。この2値信号 90はY,
Pb,Pr信号がいずれもペデスタルレベルと等しい場
合のみ正論理となる。また逓倍クロック 73はカウンタ
64にも入力し、水平同期信号をリセット信号に用いてカ
ウントアップを行ない、映像信号1ライン期間の位相の
基準となるカウンタ出力 74が出力される。
【0030】次にカウンタ出力 74、2値信号90、水平
同期信号は開始位置ラッチ回路 65及び終了位置ホ−ル
ド回路 66に入力され、映像信号各ラインで2値信号 90
が最初と最後に負論理となるカウンタ出力 74のカウン
ト値が一旦保持される。これらのカウント値はデ−タメ
モリ 67,68にそれぞれ記憶される。1フィ−ルド各ラ
インのカウント値が記憶されると、カウント値は順次読
み出され、最小デ−タ検出回路 69及び最大デ−タ検出
回路 70において、1フィ−ルドの各ライン中でのカウ
ント値の最大値・最小値が検出され、表示画像期間の判
別信号出力回路 71に入力される。判別信号出力回路 71
はコンパレ−タ2個とフリップフロップ1個からなり、
カウンタ出力 74と上記のカウント値の最大値・最小値
を比較し、カウント値の最大値及び最小値がカウンタ出
力 74と等しいときに負論理となる信号でフリップフロ
ップのセット・クリアを行なう。これにより1フィ−ル
ドの各ラインにおいて、カウンタ出力 74が上記のカウ
ント値の最小値と等しくなると正論理となり、最大値と
等しくなると負論理となる2値信号が得られ、これを表
示画像期間の判別信号 37として出力する。
同期信号は開始位置ラッチ回路 65及び終了位置ホ−ル
ド回路 66に入力され、映像信号各ラインで2値信号 90
が最初と最後に負論理となるカウンタ出力 74のカウン
ト値が一旦保持される。これらのカウント値はデ−タメ
モリ 67,68にそれぞれ記憶される。1フィ−ルド各ラ
インのカウント値が記憶されると、カウント値は順次読
み出され、最小デ−タ検出回路 69及び最大デ−タ検出
回路 70において、1フィ−ルドの各ライン中でのカウ
ント値の最大値・最小値が検出され、表示画像期間の判
別信号出力回路 71に入力される。判別信号出力回路 71
はコンパレ−タ2個とフリップフロップ1個からなり、
カウンタ出力 74と上記のカウント値の最大値・最小値
を比較し、カウント値の最大値及び最小値がカウンタ出
力 74と等しいときに負論理となる信号でフリップフロ
ップのセット・クリアを行なう。これにより1フィ−ル
ドの各ラインにおいて、カウンタ出力 74が上記のカウ
ント値の最小値と等しくなると正論理となり、最大値と
等しくなると負論理となる2値信号が得られ、これを表
示画像期間の判別信号 37として出力する。
【0031】以上説明した判別信号 37の出力に至るま
での回路は、1フィ−ルドの映像信号の中で表示画像情
報期間を最も広い範囲に判別したラインのタイミング情
報を検出し、その次の1フィ−ルドの各ラインにタイミ
ング情報として繰り返し出力するものであり、表示画像
情報期間と非表示画像情報期間の境目に黒い色の部分が
ある画像等の場合に、表示画像情報期間の範囲を誤判別
することを防ぐ為に設けたものである。以上の結果、判
別信号出力回路 71より表示画像情報と判別した期間に
正論理となる判別信号 37が1フィ−ルド遅れで出力さ
れる。
での回路は、1フィ−ルドの映像信号の中で表示画像情
報期間を最も広い範囲に判別したラインのタイミング情
報を検出し、その次の1フィ−ルドの各ラインにタイミ
ング情報として繰り返し出力するものであり、表示画像
情報期間と非表示画像情報期間の境目に黒い色の部分が
ある画像等の場合に、表示画像情報期間の範囲を誤判別
することを防ぐ為に設けたものである。以上の結果、判
別信号出力回路 71より表示画像情報と判別した期間に
正論理となる判別信号 37が1フィ−ルド遅れで出力さ
れる。
【0032】次に(図5)に示した第2の実施例の演算
処理回路の説明を行なう。A/D変換されたY信号量子
化デ−タ入力 46、Pb信号量子化デ−タ入力 47、Pr
信号量子化デ−タ入力 48は、メモリ制御回路 75の制御
により1フィ−ルドバッファメモリ 76,77,78に一旦
記憶される。メモリ制御回路 75へは表示画像情報期間
検出回路(図4)の判別信号 37出力が入力され、1フ
ィ−ルドバッファメモリ76から表示画像情報期間のY信
号量子化デ−タのみ読み出す制御を行なう。読み出され
たY信号量子化デ−タはヒストグラム均一化関数演算プ
ロセッッサ 79に送られ、輝度ヒストグラム均一化関数
の演算、すなわち輝度ヒストグラムを均一化する関数
(数3)の最大勾配の制限・勾配の均等化及び正規化を
行なって得られる関数(数4)の算出が行われる。この
(数4)の関数はLUT(ルックアップテ−ブル) 8
0,81,82に代入され、表示画像情報期間のY,Pb,
Pr信号量子化デ−タの変換演算が行なわれる。演算処
理されたY,Pb,Pr信号量子化デ−タは、デ−タセ
レクタ 85,86,87に送られる。デ−タセレクタ 85,8
6,87へは表示画像情報期間検出回路(図4)から出力
される判別信号 37が入力され、表示画像情報期間は演
算処理されたY,Pb,Pr信号量子化デ−タを出力
し、非表示画像情報期間はY信号の場合ペデスタルレベ
ルデ−タ83をPb,Pr信号の場合は黒レベルデ−タ 8
4を出力する。 こうして得られたY信号量子化デ−タ
出力 49、Pb信号量子化デ−タ出力 50、Pr信号量子
化デ−タ出力 51は、D/A変換器 43,44,45でD/A
変換され出力される。なお、検出した表示画像情報期間
の情報を1フィ−ルド遅れで処理に用いているのは、第
1の実施例と同様に、画像中央に黒い部分がある画像等
の場合に、表示画像情報期間の終了位置を誤判別するこ
とを防ぐためである。
処理回路の説明を行なう。A/D変換されたY信号量子
化デ−タ入力 46、Pb信号量子化デ−タ入力 47、Pr
信号量子化デ−タ入力 48は、メモリ制御回路 75の制御
により1フィ−ルドバッファメモリ 76,77,78に一旦
記憶される。メモリ制御回路 75へは表示画像情報期間
検出回路(図4)の判別信号 37出力が入力され、1フ
ィ−ルドバッファメモリ76から表示画像情報期間のY信
号量子化デ−タのみ読み出す制御を行なう。読み出され
たY信号量子化デ−タはヒストグラム均一化関数演算プ
ロセッッサ 79に送られ、輝度ヒストグラム均一化関数
の演算、すなわち輝度ヒストグラムを均一化する関数
(数3)の最大勾配の制限・勾配の均等化及び正規化を
行なって得られる関数(数4)の算出が行われる。この
(数4)の関数はLUT(ルックアップテ−ブル) 8
0,81,82に代入され、表示画像情報期間のY,Pb,
Pr信号量子化デ−タの変換演算が行なわれる。演算処
理されたY,Pb,Pr信号量子化デ−タは、デ−タセ
レクタ 85,86,87に送られる。デ−タセレクタ 85,8
6,87へは表示画像情報期間検出回路(図4)から出力
される判別信号 37が入力され、表示画像情報期間は演
算処理されたY,Pb,Pr信号量子化デ−タを出力
し、非表示画像情報期間はY信号の場合ペデスタルレベ
ルデ−タ83をPb,Pr信号の場合は黒レベルデ−タ 8
4を出力する。 こうして得られたY信号量子化デ−タ
出力 49、Pb信号量子化デ−タ出力 50、Pr信号量子
化デ−タ出力 51は、D/A変換器 43,44,45でD/A
変換され出力される。なお、検出した表示画像情報期間
の情報を1フィ−ルド遅れで処理に用いているのは、第
1の実施例と同様に、画像中央に黒い部分がある画像等
の場合に、表示画像情報期間の終了位置を誤判別するこ
とを防ぐためである。
【0033】以上の2例で述べたように、アスペクト比
4対3の標準テレビ方式のディスプレイに、縦横比1対
2.35のシネマサイズ画像や縦横比1対1.85のビ
スタサイズ画像を表示する場合や、アスペクト比4対3
の標準テレビ信号をアスペクト比16対9のハイビジョ
ンディスプレイに表示する場合に、画面上下及び左右に
現れる非表示画像情報期間の画像についてはヒストグラ
ム均一化演算処理が行われず、演算処理が表示画像情報
期間に限定される。
4対3の標準テレビ方式のディスプレイに、縦横比1対
2.35のシネマサイズ画像や縦横比1対1.85のビ
スタサイズ画像を表示する場合や、アスペクト比4対3
の標準テレビ信号をアスペクト比16対9のハイビジョ
ンディスプレイに表示する場合に、画面上下及び左右に
現れる非表示画像情報期間の画像についてはヒストグラ
ム均一化演算処理が行われず、演算処理が表示画像情報
期間に限定される。
【0034】なお本実施例では以上の2例を述べたが、
本発明は本実施例の範囲に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づきさまざまな変形が可能であり、それ
らを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、
上記実施例ではビスタサイズやシネマサイズの画像を標
準テレビ信号のディスプレイに表示する場合と、標準テ
レビ信号をアップコンバ−トしてハイビジョンディスプ
レイに表示する場合を例に上げたが、それ以外の場合
(例えばPAL信号をHD−MAC信号のディスプレイ
に表示する場合など)にも適用できること、また実施例
では表示画像情報期間の判別を行なった垂直走査期間か
ら1フィ−ルド遅れて演算処理を行なっているが、これ
は2フィ−ルド以上の遅延でもよいこと、また実施例で
は表示画像情報の検出をアナログ信号処理で行なってい
るが、ディジタル信号処理でも同様の処理が可能である
こと、などである。
本発明は本実施例の範囲に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づきさまざまな変形が可能であり、それ
らを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、
上記実施例ではビスタサイズやシネマサイズの画像を標
準テレビ信号のディスプレイに表示する場合と、標準テ
レビ信号をアップコンバ−トしてハイビジョンディスプ
レイに表示する場合を例に上げたが、それ以外の場合
(例えばPAL信号をHD−MAC信号のディスプレイ
に表示する場合など)にも適用できること、また実施例
では表示画像情報期間の判別を行なった垂直走査期間か
ら1フィ−ルド遅れて演算処理を行なっているが、これ
は2フィ−ルド以上の遅延でもよいこと、また実施例で
は表示画像情報の検出をアナログ信号処理で行なってい
るが、ディジタル信号処理でも同様の処理が可能である
こと、などである。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0036】(1)アスペクト比4対3の標準テレビ方
式のディスプレイに、縦横比が1対2.35のシネマサ
イズ画像や縦横比1対1.85のビスタサイズ画像を表
示する場合や、アスペクト比4対3の標準テレビ信号を
アスペクト比16対9のハイビジョンディスプレイに表
示する場合に、画面上下及び左右に現れる非表示画像情
報期間の画像については階調補正演算処理が行われず、
演算処理が表示画像情報期間に限定されることにより、
非表示画像情報期間の黒色部の浮きやランダムノイズの
強調等の画質劣化が発生しない。
式のディスプレイに、縦横比が1対2.35のシネマサ
イズ画像や縦横比1対1.85のビスタサイズ画像を表
示する場合や、アスペクト比4対3の標準テレビ信号を
アスペクト比16対9のハイビジョンディスプレイに表
示する場合に、画面上下及び左右に現れる非表示画像情
報期間の画像については階調補正演算処理が行われず、
演算処理が表示画像情報期間に限定されることにより、
非表示画像情報期間の黒色部の浮きやランダムノイズの
強調等の画質劣化が発生しない。
【0037】(2)非表示画像情報期間が演算処理の為
の輝度ヒストグラムの作成範囲から除外されるので、表
示画像情報の分解能が低下しない。
の輝度ヒストグラムの作成範囲から除外されるので、表
示画像情報の分解能が低下しない。
【図1】本発明の第1の実施例におけるブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例における概略ブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2の実施例の概略ブロック図であ
る。
る。
【図4】第2の実施例における表示画像情報期間検出回
路のブロック図である。
路のブロック図である。
【図5】第2の実施例における画像演算処理回路のブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】表示画像情報期間の説明図である。
【図7】本発明の従来例における輝度ヒストグラム均一
化処理の流れ図である。
化処理の流れ図である。
【図8】従来例のブロック図である。
1 輝度信号入力
2 クロマ信号入力
3 輝度信号出力
4 クロマ信号出力
5 表示画像情報期間検出部
6 画像演算処理部
7 判別信号
8,9 A/D変換部
12 輝度ヒストグラム均一化関数演算部
13,14 変換演算部
18,19 D/A変換部
30 表示画像情報判別部
31 Y信号入力
32 Pb信号入力
33 Pr信号入力
34,35,36 A/D変換器
37 判別信号
38 表示画像情報期間検出回路
39 画像演算処理回路
40,41,42 D/A変換器
43 Y信号出力
44 Pb信号出力
45 Pr信号出力
79 ヒストグラム均一化関数演算プロセッサ
80,81,82 LUT(ルックアップテ−ブル)
100,105 表示画像情報期間(斜線部)
101,102 非表示画像情報期間(ビスタサイズ画像の場
合) 106,107 非表示画像情報期間(標準テレビ信号のハイ
ビジョンディスプレイへの表示) 111,121 輝度ヒストグラム 112 ヒストグラム均一化関数
合) 106,107 非表示画像情報期間(標準テレビ信号のハイ
ビジョンディスプレイへの表示) 111,121 輝度ヒストグラム 112 ヒストグラム均一化関数
Claims (8)
- 【請求項1】 映像信号の非表示画像情報期間と表示画
像情報期間を検出し、前記表示画像情報期間の映像信号
を標本化・量子化して演算処理を施すことを特徴とする
映像信号処理方法。 - 【請求項2】 非表示画像情報期間と表示画像情報期間
の検出は、1垂直走査期間の各水平走査期間の映像信号
レベルとペデスタルレベルの電圧レベルの比較により判
別することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理方
法。 - 【請求項3】 非表示画像情報期間と表示画像情報期間
の検出は、水平同期信号の逓倍の周波数を有しかつ位相
の同期した信号の周期で映像信号を標本化し、標本値の
信号レベルとペデスタルレベルの大きさの比較により判
別することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理方
法。 - 【請求項4】 映像信号を標本化・量子化して施す演算
処理は、量子化したデ−タのテ−ブル演算であり、非表
示画像情報期間と表示画像情報期間の検出の結果、表示
画像情報期間と判別された部分は上記の演算を行ない、
非表示画像情報期間と判別された部分は上記の演算を行
なわず所定の定常値を出力することを特徴とする請求項
1記載の映像信号処理方法。 - 【請求項5】 映像信号を標本化・量子化して施す演算
処理は、1フレ−ムの輝度信号を量子化し、輝度ヒスト
グラムを求め、ヒストグラムを均一化する変換関数 【数1】 の最大勾配の制限、勾配の均等化、関数の正規化を行な
って得られる関数 【数2】 を輝度信号量子化デ−タの変換関数として行なうことを
特徴とする請求項4記載の映像信号処理方法。 - 【請求項6】 映像信号の非表示画像情報期間と表示画
像情報期間のうち、少なくとも一方を検出する信号検出
手段と、映像信号を標本化・量子化するA/D変換手段
と、演算処理テ−ブルにより映像信号の前記量子化デ−
タの演算処理を行なう演算処理手段と、前記演算処理手
段により演算処理された映像信号の量子化デ−タをアナ
ログ映像信号に変換するD/A変換手段を具備し、前記
信号検出手段は、1水平走査期間の映像信号レベルとペ
デスタルレベルの電圧レベルの比較により画像情報期間
を判別する検出回路と、水平同期信号の逓倍の周波数を
有しかつ位相の同期した信号の周期で映像信号を標本化
しこの標本値とペデスタルレベルの大きさの比較により
画像情報期間を判別する検出回路の少なくとも一方を有
し、前記信号検出手段により検出された非表示画像情報
期間の輝度信号量子化デ−タは所定の定常値に変換さ
れ、一方前記信号検出手段により検出された表示画像情
報期間の輝度信号量子化デ−タは前記演算処理手段によ
りデ−タ変換された後前記D/A変換手段でアナログ映
像信号に変換されることを特徴とする映像信号処理装
置。 - 【請求項7】 映像信号の量子化データの演算処理を行
なう演算処理手段は、ルック・アップ・テ−ブルを用い
たテ−ブル変換回路であり、非表示画像情報期間と表示
画像情報期間の判別結果を用いて、表示画像情報期間と
判別した部分に変換演算を限定する手段と、非表示画像
情報期間と判別した部分は変換演算を行なわず所定の定
常値を出力する手段とにより構成されることを特徴とす
る請求項6記載の映像信号処理装置。 - 【請求項8】 A/D変換手段による標本化・量子化は
1フレームの輝度信号について行ない、映像信号の量子
化データをルック・アップ・テ−ブルを用いて演算する
手段は、輝度ヒストグラムを求める手段と、ヒストグラ
ムを均一化する変換関数(数1)の最大勾配の制限、勾
配の均等化、関数の正規化を行なって得られる関数(数
2)を計算する手段とにより構成され、この得られた関
数で前記ルック・アップ・テ−ブルにおける変換演算を
行なうことを特徴とする請求項7記載の映像信号処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178006A JPH0527736A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 映像信号処理方法及び処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178006A JPH0527736A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 映像信号処理方法及び処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527736A true JPH0527736A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16040912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3178006A Pending JPH0527736A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 映像信号処理方法及び処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527736A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093730A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sharp Corp | ディスプレイ装置 |
US8098328B2 (en) | 2006-06-08 | 2012-01-17 | Sony Corporation | Image signal processing apparatus, image display and image display method |
US9894313B1 (en) | 2016-08-09 | 2018-02-13 | Joled Inc. | Video signal processing method, integrated circuit for video signal processing, and video signal processing apparatus |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3178006A patent/JPH0527736A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093730A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sharp Corp | ディスプレイ装置 |
US8098328B2 (en) | 2006-06-08 | 2012-01-17 | Sony Corporation | Image signal processing apparatus, image display and image display method |
US9894313B1 (en) | 2016-08-09 | 2018-02-13 | Joled Inc. | Video signal processing method, integrated circuit for video signal processing, and video signal processing apparatus |
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