JP3992379B2 - Crtのためのガンマ補正の判別システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ受像機において、入力映像信号がCRTガンマ補正処理の施されているものか否かを自動的に判別するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ受像機のCRT(陰極線管)の発光特性は、CRTに入力される映像信号のレベルに比例せず、そのレベルのγ乗に比例する。そのため、従来、送信側が映像信号に1/γ乗するような前記CRTの発光特性の逆特性処理を行って送信することで、前記テレビ受像機が該映像信号を受信してCRTディスプレイにその映像を再生するときに、受信した映像信号との発光特性が比例関係を持つようにして、映像の表示時における階調の線形性が保たれている。以下、上記のような映像信号に1/γ乗するといったCRTの発光特性の逆特性処理を施すことを、CRTガンマ補正処理と呼ぶ。
【0003】
今日、ディスプレイの進化がめざましく、CRTディスプレイ以外にも大画面、薄型、そして高精細なディスプレイが数々登場している。これらのディスプレイの発光特性はCRTディスプレイの発光特性と異なり、線形性を有している。従って、これらのディスプレイでは映像信号に施されているCRTガンマ補正処理は不必要であり、もし、CRTガンマ補正処理が施された信号をこのようなディスプレイで再生したとき、中間調レベルが本来の階調より大きく浮いてしまいコントラストを大きく損なう原因となる。そのため、受像機側で得た映像信号にCRTガンマ特性を与えるようなCRTガンマ補正処理と逆の処理を行うことで、CRTガンマ補正処理が施される前の画像信号に戻すためのを処理が行われている。以下、このようなCRTガンマ補正処理を施された画像信号をCRTガンマ補正処理が施される前の画像信号に戻す処理をCRTガンマ補正戻し処理と呼ぶ。
【0004】
また、最近、狭い周波数帯域で多くの情報を送るために、その送信する映像信号を圧縮するといった伝送方式が盛んに用いられるようになった。このような伝送方式では、エンコード処理やデコード処理が複雑であるため、送信側でCRTガンマ補正処理を行わずにリニアな特性の映像信号を送信し、受像機側で受信した映像信号をデコード処理した後にCRTガンマ補正処理を行っている。
【0005】
このとき、前記映像を再生するディスプレイがCRTディスプレイ以外の平面ディスプレイである場合には、CRTガンマ補正処理が不必要であるので、該CRTガンマ補正処理を省略することができる。また、前記映像信号がCRTガンマ補正処理が施されていない信号であるので、CRTガンマ補正戻し処理も不要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、送信されてくる映像信号はCRTガンマ補正処理が施されていない信号に統一されていないので、CRTガンマ補正処理が施された信号と施されていない信号が入力されたとき、それぞれの信号に応じて、CRTガンマ補正戻し処理のON・OFFを手動で切り替えなければならない。
【0007】
本発明は、入力された映像信号がCRTガンマ補正処理が行われたものであるか否かを自動的に判別することができるCRTガンマ補正判別システムを提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、前記映像信号にノイズが重畳している場合にも正しく動作することができるCRTガンマ補正判別システムを提供することを目的とする。
【0009】
本発明は、前記映像信号に不要直流成分が重畳している場合にも正しく動作することができるCRTガンマ補正判別システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムは、入力される映像信号が、CRTガンマ補正処理を施すことによって生じ得なくなるレベルの範囲である特定の範囲内のレベルにあるか否かによって、該映像信号がCRTガンマ補正処理が行われているか否かを判別して、その判別した結果を判別結果信号として出力するCRTガンマ補正判別手段を有することを特徴とする。
【0011】
このようなCRTガンマ補正判別システムにおいて、映像信号が入力されたとき、該映像信号をAD変換してnビットのデジタル信号としてROMに入力し、該ROM内に予め記憶しているテーブルを用いて入力されるデジタル信号に対応した判別結果信号を出力する。
【0012】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、AD変換器によって、入力映像信号をnビットのデジタル信号に変換したとき、前記特定の範囲内のレベルが1以上(2n−1)1.2/2.2以下であるとともに、前記CRTガンマ補正判別手段が、前記映像信号のレベルが該特定の範囲内のレベルにある前記映像信号をCRTガンマ補正処理されていないものと判別するCRTガンマ補正判別手段であることを特徴とする。
【0013】
このようなCRTガンマ補正判別システムにおいて、映像信号が入力されたとき、該映像信号をAD変換してnビットのデジタル信号としてROMに入力する。また、該映像信号がCRTガンマ補正処理が施されている映像信号であるとき、1以上(2n−1)1.2/2.2以下のレベルのデジタル信号を持つ映像信号がないので、前記ROM内に予め1以上(2n−1)1.2/2.2以下のレベルのデジタル信号が入力されたときHighの判別結果信号を出力するようなテーブルを記憶することで、入力されるデジタル信号に対応した判別結果信号を出力して映像信号がCRTガンマ補正処理が施されているか否かを判別することができる。
【0014】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、前記映像信号が有するノイズ成分を検知するためのノイズ成分検知回路を有し、該ノイズ成分検知回路により検知されたノイズ成分がNであるとき、前記特定の範囲内のレベルが(1+N)以上((2n−1)1.2/2.2−N)以下であるとともに、前記CRTガンマ補正判別手段が、前記映像信号のレベルが該特定の範囲内のレベルにある前記映像信号をCRTガンマ補正処理されていないものと判別するCRTガンマ補正判別手段であることを特徴とする。
【0015】
このようなCRTガンマ補正判別システムにおいて、ノイズ成分がNであるような映像信号が入力されたとき、該映像信号をAD変換したnビットのデジタル信号をノイズ成分検知回路通すことによって前記ノイズ成分を検知した後、前記デジタル信号及び検知した結果を2つのコンパレータに入力する。この2つのコンパレータがレベルが(1+N)以上のときHighを出力する第1コンパレータとレベルが((2n−1)1.2/2.2−N)以下のときHighを出力する第2コンパレータであり、且つこの2つのコンパレータの出力がAND回路に接続されることによって、入力される映像信号においてノイズ成分を除去したCRTガンマ補正判別処理を行うことができる。
【0016】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、前記ノイズ成分検知回路が、ペデスタル期間の信号のレベルの最大値を検出するとともに、該ペデスタル期間の信号のレベルの最大値をノイズ成分とする回路であることを特徴とする。
【0017】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、前記映像信号が有する不要直流成分を除去するとともに、該不要直流成分を除去した映像信号を前記CRTガンマ補正手段に送出する不要直流成分除去回路を有することを特徴とする。
【0018】
このような構成のCRTガンマ補正判別システムにおいて、入力された映像信号をAD変換したnビットのデジタル信号を不要直流成分除去回路に通すことによって不要直流成分を除去した後、その不要直流成分が除去されたデジタル信号をROMに入力する。また、この映像信号がCRTガンマ補正処理が施されている映像信号であるとき、前記ROM内に予め1以上(2n−1)1.2/2.2以下のデジタルデータが入力されたときHighの判別結果信号を出力するようなテーブルを記憶することで、入力されるデジタルデータに対応した判別結果信号を出力して映像信号がCRTガンマ補正処理が施されているか否かを判別することができる。
【0019】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、前記映像信号が有する不要直流成分を除去するとともに、該不要直流成分を除去した映像信号を前記ノイズ成分検知回路に送出する不要直流成分除去回路を有することを特徴とする。
【0020】
このようなCRTガンマ補正判別システムにおいて、不要直流成分を除いたときのノイズ成分がNであるような映像信号が入力されたとき、まず、該映像信号をAD変換したnビットのデジタル信号を不要直流成分除去回路通すことによって不要直流成分を除去し、更に該ノイズ成分をノイズ成分検知回路によって検知した後、前記デジタル信号及び検知した結果を2つのコンパレータに入力する。この2つのコンパレータがレベルが(1+N)以上のときHighを出力する第1コンパレータとレベルが((2n−1)1.2/2.2−N)以下のときHighを出力する第2コンパレータであり、且つこの2つのコンパレータの出力がAND回路に接続されることによって、入力される映像信号においてノイズ成分を除去したCRTガンマ補正判別処理を行うことができる。
【0021】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、前記不要直流成分除去回路が、前記ペデスタル期間の信号のレベルの平均値を算出する平均値演算回路と、該平均値演算回路で算出されたペデスタル期間の信号のレベルの平均値を入力された映像信号から減算するための減算回路とから構成されていることを特徴とする。
【0022】
上記構成のCRTガンマ補正判別システムは、前記CRTガンマ補正判別手段より出力された前記判別結果信号を保持するホールド回路を有するとともに、映像信号が入力されていない無信号状態のときには、該ホールド回路内の判別結果信号を映像信号がCRTガンマ補正処理が行われたときの映像信号であると判別したときの判別結果信号に初期化することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態について、図面を参照にして説明する。図1は、本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路の構成を示すブロック図である。図10は、0〜255までの量子化された信号のレベルxと、このレベルxの信号をさらにCRTガンマ補正処理及び量子化した時の信号のレベルyとの関係を示した表である。また、xとyは次の(1)式のような関係を持つ。
【0024】
【数1】
【0025】
本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路は、映像信号が入力される入力端子1と、該映像信号を8ビットのデジタルの映像信号にAD変換するAD変換回路18と、該AD変換回路18の出力から映像信号がガンマ補正処理されたものであるか否かを検出するROM2と、該ROM2からの1ビットの判別結果信号を出力する出力端子3とから構成されている。ROM2は、入力端子1より入力された映像信号のレベルに応じた出力を出力端子3より出力するための出力用のテーブルを記憶している。
【0026】
ところで、図10のように、送信側において、ガンマ補正処理が施されていない映像信号のレベルxが0のとき、該映像信号をCRTガンマ補正処理を施した後に量子化すると、その信号のレベルyは0となる。また、同様に送信側において、CRTガンマ補正処理が施されていない映像信号のレベルxが1のとき、該映像信号をCRTガンマ補正処理を施した後に量子化すると、その信号のレベルyは21となる。従って、CRTガンマ補正処理を施した映像信号にAD変換を行ったとき、その映像信号のレベルは1以上20以下の値を取りえない。
【0027】
よって、図11のテーブル例のように、ROM2に入力されるデジタルデータである前記レベルが1以上20以下であるときはHighを出力し、それ以外の0又は21以上255以下であるときはLowを出力するようにROM2に記憶するテーブルを設定する。このように設定することによって、前記映像信号のレベルが1以上20以下の範囲にあるような映像信号がAD変換された後に入力端子1に入力されたか否かで、CRTガンマ補正処理された信号であるか否かをROM2内に記憶したテーブルと比較することによって判別して、その判別結果信号として1ビットの信号を出力端子3より出力する。
【0028】
本発明の第2の実施形態について、図面を参照にして説明する。図2は、本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路の構成を示すブロック図である。図3は、映像信号の構成を示す図である。又、図4は、図2内の不要直流成分検出・補正回路4の内部の構成を示すブロック図である。
【0029】
本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路は、前記映像信号が入力される入力端子1と、該映像信号を8ビットのデジタル信号となる映像信号にAD変換するAD変換回路18と、該AD変換回路18に接続された不要直流成分検出・補正回路4と、該不要直流成分検出・補正回路4によって不要直流成分が補正された映像信号が入力されるROM2と、該ROM2からの1ビットの判別結果信号を出力する出力端子3とから構成されている。また、前記不要直流成分検出・補正回路4は、不要直流成分の検出を行う平均値演算回路5と、該平均値演算回路5によって算出した不要直流成分を元の映像信号から減算することによって該映像信号を補正する減算回路6とを有している。
【0030】
ところで、入力される映像信号は、図3のように水平同期信号期間とペデスタル期間と映像信号期間の3期間の信号によって成り立っている。このような映像信号に不要な直流成分が重畳しているとき、本来そのレベルが0レベルであるペデスタル期間において、その直流成分のレベルだけレベルが変化した信号が現れる。よって、このペデスタル期間の信号のレベルを平均することによって、不要となる直流成分を検出することができる。
【0031】
上記のような考え方を基本として、図4に示した不要直流成分検出・補正回路4について説明する。AD変換回路18によって8ビットのデジタル信号に変換された映像信号が平均値演算回路5に入力される。そして、この平均値演算回路5において、ペデスタル期間中の信号列の平均値演算が行われる。
【0032】
上記のようにして、平均値演算回路5にて、ペデスタル期間中の信号の平均値演算を行って該ペデスタル期間の直後に続く1水平走査期間中の映像信号の不要直流成分として算出した後、減算回路6で入力端子1に入力される前記映像信号から不要直流成分を減算して映像信号期間中の補正を行う。該減算回路6より、不要直流成分の補正が施された映像信号が出力されるとともに、該映像信号がROM2に入力される。映像信号がROM2に入力した後の動作は、第1の実施形態と同様の動作であるので、詳細な説明は省略する。
【0033】
本発明の第3の実施形態について、図面を参照にして説明する。図5は、本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路の構成を示すブロック図である。本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路は、前記映像信号が入力される入力端子1と、該映像信号を8ビットのデジタル信号となる映像信号にAD変換するAD変換回路18と、前記映像信号のペデスタル期間のレベルの最大値を検出する最大値検出回路7と、前記映像信号が入力されるとともに前記最大値検出回路7と接続するコンパレータ回路8,9と、該コンパレータ回路8,9からの信号を論理積演算を行うためのAND回路10と、このAND回路10からの出力を判別結果信号として出力する出力端子3とから構成されている。
【0034】
このような構成のCRTガンマ補正判別回路において、AD変換回路18でAD変換された8ビットのデジタル信号である映像信号が、コンパレータ8,9及び最大値検出回路7に入力される。最大値検出回路7は、ペデスタル期間中における入力映像信号の最大値NMを求め、この最大値をペデスタル期間の直後に続く1水平走査期間の最大ノイズ量として、コンパレータ8,9に与える。
【0035】
コンパレータ8では、入力される映像信号と(1+NM)とを比較して、映像信号が(1+NM)以上の場合にはHigh、逆に(1+NM)未満の場合にはLowを出力する。また、コンパレータ9では、前記映像信号と(20−NM)を比較して、映像信号が(20−NM)以下の場合にはHigh、逆に(20−NM)より大きい場合にはLowを出力する。AND回路10は、コンパレータ8,9から入力された信号が共にHighのときHighを出力し、コンパレータ8,9から入力された信号のどちらか一方がLowのときLowを出力する。
【0036】
今、上記のようなCRTガンマ補正判別回路に、ノイズが重畳した映像信号が入力され、前記最大値検出回路7でペデスタル期間信号のレベルの最大値が2と検出されたとき、映像信号期間においてそのレベルが3以上18以下のとき、前記映像信号がCRTガンマ補正処理が施されていないと判別され、Highが出力される。
【0037】
上記のように入力された映像信号にノイズ量2のノイズが重畳しているとき、該映像信号のレベルは、本来送出されるレベルに±2のレベルが付加されたレベルとなる。故に、ノイズが重畳していないときと同様に、その映像信号が1以上20以下の間でCRTガンマ補正処理が施されていないと判別したとき、本来そのレベルが0として送出された映像信号にノイズが重畳したため1又は2のレベルの映像信号として入力されることがあるので、CRTガンマ補正処理が行われた映像信号を該処理が施されていない映像信号として誤って判断したことになる。このことは、レベルが20のときも、同様のことがいえる。よって、本実施形態では、ノイズ量がNMを判断したとき、(1+NM)以上(20−NM)以下にレベルがある映像信号を、CRTガンマ補正処理が施されていない映像信号と判別することになる。
【0038】
本発明の第4の実施形態について、図面を参照にして説明する。図6は、本実施形態に使用するCRTガンマ補正判別回路の構成を示すブロック図である。本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別回路は、前記映像信号が入力される入力端子1と、該映像信号を8ビットのデジタル信号となる映像信号にAD変換するAD変換回路18と、該AD変換回路18に接続する不要直流成分検出・補正回路4と、該不要直流成分検出・補正回路4と接続するとともにペデスタル期間のレベルの最大値を検出する最大値検出回路7と、不要直流成分が補正された映像信号が入力されるとともに前記最大値検出回路7と接続するコンパレータ回路8,9と、該コンパレータ回路8,9からの信号を論理積演算を行うためのAND回路10と、このAND回路10からの出力を判別結果信号として出力する出力端子3とから構成されている。
【0039】
このような構成のCRTガンマ補正判別回路において、不要直流成分検出・補正回路4は、第2の実施形態で使用する不要直流成分検出・補正回路4と同様、図4に示す平均値演算回路5と加算回路6から構成されたものである。この回路の詳細な動作については、第2の実施形態で上述した動作と同様なので、説明は省略する。該不要直流成分検出・補正回路4を通すことによって、不要直流成分が補正された映像信号が出力され、該映像信号がコンパレータ回路8,9及び最大値検出回路7に送出される。
【0040】
このように不要直流成分が補正された映像信号が不要直流成分検出・補正回路4よりコンパレータ回路8,9及び最大値検出回路7に送出された後の動作については、第3の実施形態で用いたコンパレータ回路8,9及び最大値検出回路7で行われる動作と同様の動作であるので、詳細な説明は省略する。即ち、ノイズ量NMのノイズが確認されたとすると、前記映像信号のレベルが(1+NM)以上(20−NM)以下であるときには該映像信号にCRTガンマ補正処理が施されていないものと判別し、AND回路10よりHighを出力する。
【0041】
本発明の第5の実施形態について、図面を参照にして説明する。図7は、本実施形態に使用するCRTガンマ補正判別システムの構成を示すブロック図である。図8は、該CRTガンマ補正判別システムの動作を閉めすフローチャートである。本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムは、前記映像信号が入力される入力端子1と、該映像信号を8ビットのデジタル信号となる映像信号にAD変換するAD変換回路18と、該AD変換回路18に前記映像信号が入力される入力端子1と、該入力端子1に入力された該映像信号がCRTガンマ補正処理が施されているか否かを判別するCRTガンマ補正判別回路11と、入力端子1に接続するとともに前記映像信号が入力端子1に入力されたか否かを識別する映像入力識別回路13と、前記CRTガンマ補正判別回路11より判別結果信号が送出されるとともに前記映像入力識別回路13より映像入力識別信号が送出されるホールド回路12と、該ホールド回路12に保持される判別結果信号を出力する出力端子3とから構成されている。
【0042】
このようなCRTガンマ補正判別システムにおいて、CRTガンマ補正判別回路11は、第1〜第4のいずれかの実施形態で説明した動作を行うことによって、入力端子1に入力された前記映像信号がCRTガンマ補正処理が施されているか否かを判別し、その結果に応じた信号をホールド回路12に送出する。該ホールド回路12には、映像入力識別回路13から送出される前記映像信号が入力されたか否かを示す映像入力識別信号が入力される。
【0043】
以下に、ホールド回路12の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。まず、入力端子1に映像信号が入力されたとき、映像入力識別回路13より映像信号が入力されたことを示すHighの映像入力識別信号がホールド回路12に送出されると、ステップ3に移行し、逆に前記映像入力識別信号がLowのときはステップ2に移行する(STEP1)。ステップ2では、前記映像信号がCRTガンマ補正処理が施されていることを示す信号としてLowが与えられた状態で、ホールド回路12が初期化される。ステップ3では、CRTガンマ判別回路11から送出される判別結果信号がHighのときは、ステップ4に移行してホールド回路12に保持されているLowの信号を前記映像信号がCRTガンマ補正処理が施されていないことを示すHighの信号に置き換えて保持する。逆に、判別結果信号がLowのときは、ステップ1に戻る。
【0044】
また、CRTガンマ補正処理が施されていない映像信号において、1〜20のレベルの映像信号は、入力される頻度が比較的高い。このような特性を生かして、1〜20のレベルの該映像信号が入力されたときに、一度ホールド回路12にHighの信号が入力されると1〜20以外のレベルの信号が入力されても、該映像信号の入力が終了するまで該CRTガンマ補正判別システムよりLowを出力することがなくなる。
【0045】
本発明の第6の実施形態について、図面を参照にして説明する。図9は、本実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムを使用した応用システムである映像信号処理装置16の構成を示すブロック図である。このような映像信号処理装置16は、CRTガンマ補正処理を施した映像信号を送信する信号源14又はCRTガンマ補正処理を施していない映像信号を送信する信号源15から送信される映像信号が入力される入力端子17と、該入力端子17に入力された映像信号をアナログ信号から8ビットのデジタル信号に変換するAD変換回路18とから構成されている。
【0046】
また、前記映像信号処理装置16は、信号源14から送信された映像信号が入力された時に動作をする映像信号処理回路19と、信号源15から送信された映像信号が入力された時に動作をする映像信号処理回路20と、AD変換回路18から送出される映像信号がCRTガンマ補正処理が施されているか否かを判別するCRTガンマ補正判別回路11と、該CRTガンマ補正判別回路11から送出される判別結果信号を保持するホールド回路12と、映像信号が入力されたか否かを識別した結果をホールド回路12に送出する映像入力識別回路13と、該ホールド回路12内の信号によって接点を切り替えるマルチプレクサ21と、マルチプレクサからの出力信号を輝度信号や色信号に変換する映像信号再生回路22とを有する。
【0047】
このような映像信号装置16から出力される輝度信号及び色信号によって、液晶ディスプレイなどの平面型のディスプレイ上に映像が再生される。今、該映像信号処理装置16の入力端子17に、信号源14からCRTガンマ補正処理された映像信号が入力されたとき、該映像信号がAD変換回路18によってデジタル信号に変換され、映像信号処理回路19,20、CRTガンマ補正判別回路11及び映像信号入力識別回路13に該デジタル信号が入力される。
【0048】
CRTガンマ補正判別回路11、ホールド回路12及び映像信号入力識別回路13が、第5の実施形態で示した図8のフローチャートに即した動作を行うことによって、ホールド回路12に、CRTガンマ補正処理された映像信号が入力されたことを示すLowの判別結果信号が保持される。このような判別結果信号がマルチプレクサ21に出力されると、接点a側に短絡することによって映像信号処理回路19と映像信号再生回路22が接続される。この映像信号処理回路19では、前記映像信号にCRTガンマ補正戻し処理が施される。
【0049】
逆に、前記映像信号処理装置16の入力端子17に、信号源15からCRTガンマ補正処理されていない映像信号が入力されたとき、該映像信号がAD変換回路18によってデジタル信号に変換され、映像信号処理回路19,20、CRTガンマ補正判別回路11及び映像信号入力識別回路13に該デジタル信号が入力される。
【0050】
このとき、CRTガンマ補正判別回路11、ホールド回路12及び映像信号入力識別回路13が、第5の実施形態で示した図8のフローチャートに即した動作を行うことによって、ホールド回路12に、CRTガンマ補正処理されていない映像信号が入力されたことを示すHighの判別結果信号が保持される。このような判別結果信号がマルチプレクサ21に出力されると、接点b側に短絡することによって映像信号処理回路20と映像信号再生回路22が接続される。この映像信号処理回路20では、前記映像信号を伸長するような動作が行われる。
【0051】
尚、本実施形態において、デジタルの映像信号が入力される映像信号処理装置を例にとって、説明したが、アナログの映像信号が入力される映像信号装置に上記のようなCRTガンマ補正判別システムを用いても良い。
【0052】
【発明の効果】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、入力される映像信号をAD変換器によって変換したデジタル信号のレベルによって、該映像信号がCRTガンマ補正処理が施されているか否かを自動的に簡単に判別することができるとともに、このようにして判別することによって、その映像信号に応じてCRTガンマ補正戻し処理を行うか否かを自動的に定めることができる。
【0053】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、CRTガンマ補正処理が施されている映像信号をAD変換器で変換したデジタル信号は、1以上(2n−1)1.2/2.2以下の範囲のレベルのデジタルデータを持たないので、この範囲内のレベルのデジタル信号が入力された時の映像信号をCRTガンマ補正処理されていないものと簡単に判別することができる。
【0054】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、ノイズ成分を検知した後に、このノイズ成分を考慮に入れて、入力された映像信号がCRTガンマ補正処理が施されたか否かを判別するので、より正確に判別することができる。
【0055】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、入力される映像信号のうちその送信時のレベルが0であるペデスタル期間の信号から、その信号のレベルの最大値を検出して、該最大値をノイズ成分とすることによって、簡単な構成でノイズに対して正確にCRTガンマ補正の有無の判別を行うことができる。
【0056】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、入力される映像信号に重畳した不要直流成分を該映像信号から除去することによって、該映像信号がCRTガンマ補正処理が施されたか否かをより正確に判別することができる。
【0057】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、不要直流成分を除去するとともに、ノイズ成分を考慮に入れて、入力された映像信号がCRTガンマ補正処理が施されたか否かを判別するので、不要直流成分除去回路とノイズ成分検知回路とを別々に使用する時よりも更に正確に判別することができる。
【0058】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、入力される映像信号のうちその送信時のレベルが0であるペデスタル期間の信号から、その信号のレベルの平均値して、該平均値を不要直流成分とすることによって、より簡単に不要直流成分を検知することができるとともに、減算回路を使用することによって、前記映像信号からこの検知した不要直流成分を減算することによって、簡単な構成で不要直流成分に対して正確にCRTガンマ補正の有無を判別することができる。
【0059】
本発明におけるCRTガンマ補正判別システムによると、映像信号が入力されている間に、1度でもCRTガンマ補正処理されていない映像信号が入力されたと判別したとき、この判別結果信号を該映像信号が入力されている間ホールド回路に記憶することによって、入力される映像信号のレベルに左右されることなく一定の判別結果を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの構成を示すブロック図。
【図2】第2の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの構成を示すブロック図。
【図3】映像信号の構成を示した図。
【図4】不要直流成分検出・補正回路の内部を示したブロック図。
【図5】第3の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの構成を示すブロック図。
【図6】第4の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの構成を示すブロック図。
【図7】第5の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの構成を示すブロック図。
【図8】第5の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの動作を示すフローチャート。
【図9】第6の実施形態で使用するCRTガンマ補正判別システムの応用システムの構成を示すブロック図。
【図10】量子化された信号のレベルxと、CRTガンマ補正処理及び量子化した時の信号のレベルyとの関係を示した表。
【図11】ROM内に記憶するテーブルを表した表。
【符号の説明】
1 入力端子
2 ROM
3 出力端子
4 不要直流成分検出・補正回路
5 平均値演算回路
6 減算回路
7 最大値検出回路
8,9 コンパレータ回路
10 AND回路
11 CRTガンマ補正判別回路
12 ホールド回路
13 映像入力識別回路
14,15 信号源
16 映像信号処理装置
17 入力端子
18 AD変換回路
19,20 映像信号処理回路
21 マルチプレクサ
22 映像信号再生回路
Claims (7)
- AD変換器によって、入力映像信号をnビットのデジタル信号である映像信号に変換したとき、
入力される前記映像信号のレベルが1以上(2 n −1) 1.2/2.2 以下の範囲内のレベルにあるか否かによって、該映像信号がCRTガンマ補正処理が行われているか否かを判別して、その判別した結果を判別結果信号として出力するCRTガンマ補正判別手段を有するとともに、
該CRTガンマ補正判別手段が、前記映像信号のレベルが1以上(2 n −1) 1.2/2.2 以下のレベルにある前記映像信号をCRTガンマ補正処理されていないものと判別するCRTガンマ補正判別手段であることを特徴とするCRTガンマ補正判別システム。 - AD変換器によって、入力映像信号をnビットのデジタル信号である映像信号に変換したとき、
該映像信号が有するノイズ成分を検知するためのノイズ成分検知回路と、
該ノイズ成分検知回路により検知されたノイズ成分がNであるとき、入力される前記映像信号のレベルが(1+N)以上((2 n −1) 1.2/2.2 −N)以下の範囲内のレベルにあるか否かによって、該映像信号がCRTガンマ補正処理が行われているか否かを判別して、その判別した結果を判別結果信号として出力するCRTガンマ補正判別手段と、を有するとともに、
前記CRTガンマ補正判別手段が、前記映像信号のレベルが(1+N)以上((2 n −1) 1.2/2.2 −N)以下のレベルにある前記映像信号をCRTガンマ補正処理されていないものと判別するCRTガンマ補正判別手段であることを特徴とするCRTガンマ補正判別システム。 - 前記ノイズ成分検知回路が、ペデスタル期間の信号のレベルの最大値を検出するとともに、該ペデスタル期間の信号のレベルの最大値をノイズ成分とする回路であることを特徴とする請求項2に記載のCRTガンマ補正システム。
- 前記映像信号が有する不要直流成分を除去するとともに、該不要直流成分を除去した映像信号を前記CRTガンマ補正手段に送出する不要直流成分除去回路を有することを特徴とする請求項1に記載のCRTガンマ補正判別システム。
- 前記映像信号が有する不要直流成分を除去するとともに、該不要直流成分を除去した映像信号を前記ノイズ成分検知回路に送出する不要直流成分除去回路を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のCRTガンマ補正判別システム。
- 前記不要直流成分除去回路が、前記ペデスタル期間の信号のレベルの平均値を算出する平均値演算回路と、
該平均値演算回路で算出されたペデスタル期間の信号のレベルの平均値を入力された映像信号から減算するための減算回路と、
から構成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のCRTガンマ補正判別システム。 - 前記CRTガンマ補正判別手段より出力された前記判別結果信号を保持するホールド回路を有するとともに、
映像信号が入力されていない無信号状態のときには、該ホールド回路内の判別結果信号を映像信号がCRTガンマ補正処理が行われたときの映像信号であると判別したときの判別結果信号に初期化することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のCRTガンマ補正判別システム。
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