JPH0527700Y2 - - Google Patents

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JPH0527700Y2
JPH0527700Y2 JP1987145362U JP14536287U JPH0527700Y2 JP H0527700 Y2 JPH0527700 Y2 JP H0527700Y2 JP 1987145362 U JP1987145362 U JP 1987145362U JP 14536287 U JP14536287 U JP 14536287U JP H0527700 Y2 JPH0527700 Y2 JP H0527700Y2
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JP
Japan
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sleeve
shaft
centering
grease
outer cylinder
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JP1987145362U
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JPS6453528U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プロペラシヤフトと、トランスミツ
シヨンの出力軸の連結部分に装着するセンタリン
グブツシユの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から第3図に示すように、プロペラシヤフ
トaとトランスミツシヨンの出力軸cの連結部に
は、プロペラシヤフトa端部に固着したヨークb
と出力軸c端部にスプライン嵌合したヨークdを
弾性的に結合してなるフレキシブルカツプリング
eのほか、両軸a,cの軸振れを抑えるためのセ
ンタリングブツシユfが装着される。
このセンタリングブツシユfは、プロペラシヤ
フトa端部のヨークb内周に嵌着固定される外筒
11と、該外筒11の内周側にあつて、内周円筒
面が出力軸c端部に突設されたセンタリングシヤ
フトc′に摺動自在に嵌合されるスリーブ12と、
外筒11とスリーブ12間に接着されたゴム等の
弾性体13からなり、外筒11内周の腔部17に
は、スリーブ12とセンタリングシヤフトc′の摺
動面間の潤滑のためのグリース(図示せず)が充
填されている。14は腔部17と背向する側にお
ける弾性体13の端部に形成され、前記摺動面間
への異物の侵入や摺動面から外部へのグリースの
漏れ等を防止するシールリツプ、15は腔部17
からのグリースの流出を阻止するための隔壁で、
中央にセンタリングシヤフトc′の軸方向への変位
等に伴なう空気の流通を許容するための通気孔1
6が穿たれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記センタリングブツシユfは、前記両軸a,
cと相対的に回転するものではなく、該両軸a,
cとともに回転するが、回転に伴なう振動によ
り、センタリングシヤフトc′とセンタリングブツ
シユfのスリーブ12間において軸方向、捩り方
向、曲げ方向への微小な相対運動が生じる。とこ
ろが、センタリングシヤフトc′とスリーブ12は
単純な周面同士で摺動面を構成しているため、両
者c′,12の摺動面間に介在するグリースに活発
な流れがなく、したがつて両摺動面間のPV値は
低いにも拘らずこのグリースは繰返し剪断を受け
て温度が次第に上昇し、局部的に粘度が低下し、
潤滑不足となつて焼付きが起こり易くなるといつ
た問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るセンタリングブツシユは、上記問
題点を解決するため、プロペラシヤフトに固定さ
れる外筒と、前記外筒の内周側に配置され、セン
タリングシヤフトの外周に摺動自在に嵌着される
スリーブとを弾性体を介して接続し、前記センタ
リングシヤフトと前記スリーブとの摺動部をグリ
ースで潤滑するセンタリングブツシユにおいて、
前記スリーブの内周面に多数の油溝を設け、前記
油溝を直線状の幅狭部の一部に幅広部を設けたも
のとした。
〔作用〕
スリーブとその内周に摺動自在に嵌挿された軸
の微小な繰返し相対運動に伴ない、油溝から前記
スリーブと軸の摺動面へ潤滑用油脂(油膜)の供
給を行なう一方、摺動面間から前記溝内への油膜
の逃げが許容される。また、この流れによつて油
脂に動圧が発生し、前記スリーブと軸間の軸受力
として作用する。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面にしたがつて説明
すると、第1図はスリーブ12の内周面12′を
展開した状態を示しており、このスリーブ12の
内周面12′に多数の油溝18が軸線と平行に形
成されている。油溝18はそれぞれ直線状の幅狭
部18aの一部に円形または他の形状の幅広部1
8bを設けたものであつて、この油溝18にグリ
ースを溜めて摺動部を潤滑する。油溝18に幅狭
部18aの他に幅広部18bを設けたのは次の理
由による。すなわち、シヤフトの高速回転時に大
きな遠心力が作用してもこの幅広部18bにグリ
ースを溜めることが可能であるために、摺動部、
特にその軸方向中央部にまでグリースを十分に行
き渡らせることができる。これに対して油溝18
にこの幅広部18bが無いとグリースが軸方向に
抜けてしまう虞がある。第2図は本考案の他の実
施例として油溝18における幅広部18bの配置
を変更したものを示している。
さらに、油溝18は、前記したように、センタリ
ングシヤフトとスリーブ12の微小な相対運動に
伴ない、両者間に介在するグリースに、センタリ
ングシヤフトをスリーブ内周面12′から浮上さ
せるごとく働く動圧を発生させるといつた作用を
有し、本考案のセンタリングブツシユによれば特
に油溝18に幅広部18bがあるために、軸方向
への相対運動によつてもこの動圧を有効に発生さ
せることができる。
〔考案の効果〕
本考案は次の効果を奏する。すなわちスリーブ
の内周面に多数の油溝を設けたためにセンタリン
グシヤフトとスリーブとの摺動部をグリースによ
つて有効に潤滑することができ、また特に油溝を
直線状の幅狭部の一部に幅広部を設けたものとし
たためにシヤフトの高速回転時に大きな遠心力が
作用してもこの幅広部にグリースを溜めることが
可能となつて、摺動部、特にその軸方向中央部に
までグリースを十分に行き渡らせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るスリーブの内周
面の展開図、第2図は本考案の他の実施例に係る
スリーブの内周面の展開図、第3図は従来のセン
タリングブツシユの装着状態を示す断面図であ
る。 11……外筒、12……スリーブ、12′……
内周面、13……弾性体、14……シールリツ
プ、15……隔壁、16……通気孔、17……腔
部、18……油溝、18a……幅狭部、18b…
…幅広部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プロペラシヤフトaに固定される外筒11と、
    前記外筒11の内周側に配置され、センタリング
    シヤフトc′の外周に摺動自在に嵌着されるスリー
    ブ12とを弾性体13を介して接続し、前記セン
    タリングシヤフトc′と前記スリーブ12との摺動
    部をグリースで潤滑するセンタリングブツシユに
    おいて、前記スリーブ12の内周面12′に多数
    の油溝18を設け、前記油溝18を直線状の幅狭
    部18aの一部に幅広部18bを設けたものとし
    たことを特徴とするセンタリングブツシユ。
JP1987145362U 1987-09-25 1987-09-25 Expired - Lifetime JPH0527700Y2 (ja)

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JP1987145362U JPH0527700Y2 (ja) 1987-09-25 1987-09-25

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JP1987145362U JPH0527700Y2 (ja) 1987-09-25 1987-09-25

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Publication Number Publication Date
JPS6453528U JPS6453528U (ja) 1989-04-03
JPH0527700Y2 true JPH0527700Y2 (ja) 1993-07-15

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ID=31413881

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JP1987145362U Expired - Lifetime JPH0527700Y2 (ja) 1987-09-25 1987-09-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736739U (ja) * 1971-05-07 1972-12-23
JPS6031955U (ja) * 1983-08-09 1985-03-04 大阪機工株式会社 スタイラス自動交換装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736739U (ja) * 1971-05-07 1972-12-23
JPS6031955U (ja) * 1983-08-09 1985-03-04 大阪機工株式会社 スタイラス自動交換装置

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JPS6453528U (ja) 1989-04-03

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