JPH0527674U - 反応槽循環水流量調整装置 - Google Patents

反応槽循環水流量調整装置

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JPH0527674U
JPH0527674U JP7607591U JP7607591U JPH0527674U JP H0527674 U JPH0527674 U JP H0527674U JP 7607591 U JP7607591 U JP 7607591U JP 7607591 U JP7607591 U JP 7607591U JP H0527674 U JPH0527674 U JP H0527674U
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JP
Japan
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circulating water
flow rate
reaction tank
reaction
heater
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Application number
JP7607591U
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English (en)
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英利 杉山
泰明 小見山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】循環水流量の変動を抑えることにより、反応液
温度制御の安定化をはかり、分析の信頼性を向上させ
る。 【構成】反応槽循環水の流路において、循環ポンプ14
の出口とヒーター12の入り口の間から分岐し、循環ポ
ンプ14の入り口に戻るフィードバック用流路を設け
る。循環水の流量が多くなるとヒーター12の熱量が多
く必要になり、ヒーターのON−OFF制御でONの状
態の時間が長くなるため、この時間からコンピュ−タ9
は流量が多いことを認識し、フィードバック用流路の電
磁弁15,16を開く。この結果流れの一部がポンプ側
に戻され流量が抑えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動分析装置の反応槽循環水の流量制御に係り、特に循環水温度を 一定に保つための温度制御精度の向上を図り、分析性能の安定化,高信頼化を得 るものである。
【0002】
【従来の技術】
臨床検査用の生化学自動分析装置においては分析中の反応液を一定温度に安定 度良く保持することは正確な分析結果を得、分析精度の安定化,高信頼度化のた めの必須条件である。この条件を満たすために従来の装置は特開平2−21264号に 記載のように次のごとく構成されていた。通常、制御対象の温度を精度良く制御 するには、冷却部と加熱部の双方を設け、対象物の温度をその制御系の中に設け た温度センサでコントローラーにフィードバックして制御点と該センサの検知温 度との偏差で上記の冷却部または加熱部を制御することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術は循環水流量のばらつきを小さくすることについては配慮されて いない。循環水の流量は循環ポンプの性能,使用電源周波数等によって変化する ものであり、その変化量が大きくなると温度制御が追従できず精度を低下させる おそれがある。本考案の目的は、従来装置での上記の問題に対してなされたもの で、反応槽水の温度制御をより安定した高精度なものとし、正確な分析結果の得 られる自動分析装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的は循環水流路に対し、流れの一部をヒーターの入口の手前で分岐させ 循環ポンプ入り口まで再び戻すようなフィードバック用流路を設け、その流路の 電磁弁開閉操作を行うことにより達成される。
【0005】
【作用】
循環水流量が多い場合は熱量を多く必要とするため、ヒーターのON−OFF 制御でONの状態の時間が長くなる。そこで、CPUがこのON時間の長さから 流量の多いことを認識し、フィードバック用流路の電磁弁を開く。その結果循環 水の一部がヒーター入り口の手前で分岐し、再びポンプの入り口に戻る。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1により説明する。同図において1は冷却槽であり この内部の水18は図示を省略した圧縮式冷凍機の冷媒の気化により冷されて冷 水になる。反応槽側の構成を説明すると、14は反応槽循環ポンプ、12は筒状 のヒーター筒で、配管接続に19,20が設けられ、棒状のヒーター13,温度 センサ6がその内部にまたシールされて取り付けられている。21は上方が開放 され、U字断面よりなる円環状の反応槽で、その下底面部に恒温水の循環のため の流入配管口23と流出配管口22が設けられており、その外表面は断熱材5で 断熱されている。2は例えばアクリル等の透明で光学的特性,熱伝導度の良い材 料よりなる角筒状の反応セルで複数個の反応セル2が反応ディスク2に固定保持 されて反応槽21内の温度制御された恒温4中にその下部を浸して恒温水4より 前記した検体と試薬が混和された反応液を所定の温度に保持する。反応ディスク 3は図示を省略した回転駆動機構により、これも図示省略した光度計の周りに所 定の間欠回転動作を与えられて反応セル2内の反応液の反応を吸光度変化として 時系列的に測定する。測定が完了した反応液は吸い上げ、廃棄され、反応セル2 はこれも図示省略した洗浄装置で洗浄され、再測定に供せられる。15,16が 循環水フィードバック用の流路を開閉するための電磁弁である。以上の構成で、 反応槽循環ポンプ14,ヒーター筒12,反応槽5、及び冷却槽1が図示のよう に接続され、更に、循環水フィードバック用流路及びその開閉を行う電磁弁が接 続されている。7は温度センサ6の出力を電圧に変換,増幅する増幅器、8はA /D変換器、59はマイクロコンピュータシステムより成る温度制御装置の制御 部、11はヒーター13に印加される交流電源、10は制御部9からの信号によ りヒーター12への交流電源11の印加の断接を行うソリッドステートリレー (以下SSRと略す)である。上記の構成の装置において、反応槽循環水の温度 制御はつぎのように行われる。反応槽21の流出配管口22から配管24に流れ でた循環水は冷却層1でその制御状態に応じて3〜4段階の強さで冷される。冷 却された循環水は反応槽循環ポンプ14によってヒーター筒に送られる。ヒータ ー筒内では温度センサ6筒内の循環水4の温度:Tpが検出、アンプ51により 増幅、A/D変換器でA/D変換され制御部9に伝送される。温度センサ6によ り検出された循環水4の温度が予め設定された目標温度:Tiより低ければ SSR10をONしてヒーター12により加熱、もし低ければヒーター12は OFFのままにするよう目標温度TiでON−OFF制御される。こうして恒温 に制御された循環水4は反応槽21に送られて槽内の反応セル2内の反応液を反 応温度に維持する。また、循環水流量はフィードバック用流路の電磁弁操作によ って制御される。循環水流量が多い場合、ヒーターは多くの熱量を必要とするの でON−OFF制御においてONの時間が長くなる。そこでヒーターONの時間 の長さから流量が多いことを認識し、フィードバック用流路の電磁弁を開く。そ の結果、ヒーター入り口に流れようとしている循環水の一部が分岐し、再びポン プの入り口に戻る。図1は2つのフィードバック用流路を並列に接続している。 ここで、電磁弁15は循環水流量が最小許容流量よりも大きくなったときに開く ように設定し、電磁弁16は最大許容流量を超えた時に開くよう設定しておけば 通常は、図2に示すようにフィードバック用流路の電磁弁15のみが開いている 。もし、循環水流量が許容最大流量を超えた場合、図3のようにもう一方の電磁 弁16が開き循環流量を減少させる。逆に循環水流量が許容最小流量よりも小さ くなった場合、両方の電磁弁が閉じて循環水流量を増加させる。このようにして 循環水流量を許容流量内に調整することが出来る。また、ポンプ側にフィードバ ックする流量はその流路の断面積で調整することができるので複数のフィードバ ック流路を並列に接続し、それらの電磁弁を開閉することにより循環水流量のば らつきに応じた制御が出来る。
【0007】
【考案の効果】
本考案は装置の使用条件やポンプ性能違いによる反応槽循環水流量のばらつき を抑えることにより温度制御の精度を向上させると同時に自動分析装置の性能を 均一化し、信頼性を高めるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】循環水のフィードバック用流路の流路選択を示
す流路図である。
【図3】同流路図である。
【図4】同流路図である。
【符号の説明】
14…反応槽循環ポンプ、15,16…電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体と試薬を混和,呈色反応させる反応セ
    ルと、該反応セル内の反応液の温度を一定に保持するた
    めの恒温水が循環している反応槽と該循環恒温水を得る
    ための該循環水の冷却手段、ポンプ等の該循環水の循環
    手段を環状に接続し、加熱手段の後方に温度検知手段
    を、更に該温度検知手段からの信号で冷却手段,加熱手
    段を操作する制御手段からなる反応槽循環水温度制御装
    置において、循環ポンプ出口とヒーター入り口間の流路
    から分岐し、ポンプ入り口に戻る流路を追加、この流路
    に電磁弁を設け、その開閉により循環水の流量を制御す
    ることを特徴とする反応槽循環水流量調整装置。
JP7607591U 1991-09-20 1991-09-20 反応槽循環水流量調整装置 Pending JPH0527674U (ja)

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