WO2021024521A1 - 液体分注装置 - Google Patents

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Abstract

化学反応のための試薬などを分注する液体分注装置において、反応に必要な試薬が反応容器内に正常に吐出されたか否かを判定する手段を提供する。その手段として、液体分注装置において、反応位置を任意の温度に制御する温度制御部と、反応位置の温度を監視する温度監視部とを備え、分注装置によって試薬を吐出したときの反応位置の温度変化を温度監視部によって監視し、温度変化量が予め定められた閾値範囲を外れた場合に、分注異常と判定する。

Description

液体分注装置
 本発明は液体分注装置に関し、特に、自動分析装置などの化学反応を利用する装置において、試料、試薬、または試料と試薬との反応液の採取に用いられる液体分注装置に関するものである。
 生化学検査または免疫血清検査などの検体検査においては、試料として血清、血漿が用いられることが多く、これらは採取されてから検査にかけるまで長時間にわたって放置されると、試料中にフィブリンなどの固形物(以下、クロットと称する)が生成する。この試料をそのまま自動分析装置内で流すと、クロットがサンプルプローブ内で詰まる場合がある。このようにしてサンプルプローブに詰まりが生じると、所定量の試料を反応容器に分注できず、正確な分析結果が得られない。このことは、自動分析装置における分析信頼性を大きく損なうことを意味する。
 このような不具合を解決する手段として、サンプルプローブを含む分注流路内に圧力センサを設け、圧力変動を基にサンプルプローブの詰まりを検知する技術が提案されている。特許文献1(特開2004-125780号公報)には、試料中のフィブリンなどの固形物による詰まりまたは試料表面の気泡によるサンプル分注異常を、圧力センサによって検知する技術が開示されている。
 別の手段として、特許文献2(特開2011-17608号公報)には、試薬吐出時の物理量の変化を基に、試薬吸引時の液面の検知が正常か否かを判定する技術が開示されている。この技術では、物理量として、静電容量、電気抵抗、および、反応容器を透過する透過光量を用いることが開示されている。
特開2004-125780号公報 特開2011-17608号公報
 分注流路内の圧力センサを用いる方法(特許文献1参照)は、吸引対象である液体の粘度および表面張力が低い場合に十分な圧力変化が得られず、サンプル分注異常を正確に検知することが困難である。また、特許文献2に記載の技術は試薬吸引時の液面検知が正常か否かを判定する手段であり、化学反応のための試薬分注および吐出が正常に行われたか否かを判定可能な構成は開示されていない。
 したがって、化学反応のために液体(例えば試薬)を分注する液体分注装置においては、分注する液体の粘度および表面張力にかかわらず、当該液体が正常に吐出されたか否かを判定する手段を実現することが重要である。
 その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
 本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
 代表的な実施の形態による液体分注装置は、反応容器内の反応位置の温度を制御する温度制御部と、反応位置の温度を監視する温度監視部とを備え、反応容器内に試薬を吐出したときの反応位置の温度変化を前記温度監視部によって監視し、温度変化量が予め定められた閾値範囲を外れた場合に、分注異常と判定するものである。
 代表的な実施の形態によれば、液体分注装置の信頼性を向上させることができる。特に、液体分注装置の分注異常を検出することができる。
本発明の実施の形態1である液体分注装置の構成を示す概略図である。 時間に対する反応部の温度変化を示す図である。 時間に対する反応部の温度変化を示す図である。 本実施の形態の装置状態に対する最低温度閾値を示す表である。 時間に対する反応部の温度変化、および、温度変化量の時間に関する微分値を示す図である。 本実施の形態の装置状態に対するΔT/Δt閾値を示す表である。 本実施の形態の装置状態に対するON/OFF時間比率閾値を示す表である。 本発明の実施の形態2である液体分注装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態3である液体分注装置の構成を示す概略図である。
 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、実施の形態では、特に必要なときを除き、同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
 (実施の形態1)
 以下では、容器内の液体を吸引し、他の容器に吐出する動作、つまり分注に用いられる液体分注装置に関し、分注経路(液体の経路)などで生じる異常の検出を可能とすることで、液体分注装置の信頼性を向上させることについて説明する。具体的には、分注により容器内(分注位置)に吐出される液体が所望の量より多い場合または少ない場合に、分注位置の温度変化量が所定の範囲を外れることを利用して、分注異常の発生を検知する。分注する対象は試料であっても試薬であってもよいが、本実施の形態では、主に試薬を分注する場合について説明を行う。
 <液体分注装置の構造>
 図1は本発明による液体分注装置の構成を示す概略図である。本実施の形態の液体分注装置は、例えば免疫分析装置などの自動分析装置において使用されることが想定される。ここでは分注対象の液体として、試薬を分注する場合を例に説明する。
 本実施の形態の液体分注装置は、液体吸引吐出ユニット(液体吸引吐出部)1、反応ユニット2、反応容器3および試薬容器4を備えている。また、液体分注装置を構成する液体吸引吐出ユニット1および反応ユニット2は、コンピュータ11に接続されている。また、図示していない箇所には、液体である試料が入った試料容器が配置されている。
 液体吸引吐出ユニット1は、支持部17、試薬流路18、プローブ101、アーム102、シリンジポンプ103、電磁弁104および給水ポンプ105により構成されている。シリンジポンプ103を用いた吸引動作では、シリンジポンプ103を構成するピストンをシリンジポンプ103の外側に引くことで、試薬容器4内の試薬(薬液)を試薬流路18内に吸引する。シリンジポンプ103を用いた吐出動作では、当該ピストンをシリンジポンプ103の内側に押し込むことで、試薬(薬液)を、試薬流路18を介して反応ユニット2を構成する反応容器3内(分注位置)に吐出する。本願では、このように試薬容器4内の液体を吸引し、当該液体を他の容器である反応容器3内に吐出する動作を分注と呼ぶ。
 試薬流路18の一方の端部はシリンジポンプ103に接続されており、他方の端部には、吐出口および吸引口の両方の役割を有するプローブ(サンプルプローブ)101が形成されている。図1においてアーム102と支持部17とは離間しているが、支持部17の上面はアーム102の底面に接続されている。試薬流路18の一部がアーム102に固定されており、プローブ101は、アーム102の端部のうち支持部17側とは反対側の端部の直下に位置している。例えば柱状の支持部(支柱)17が軸回りに回動することで、アーム102およびプローブ101は当該軸を中心に回転する。また、支持部17が上下方向に昇降することで、アーム102およびプローブ101も上下方向に昇降する。このような回動および昇降動作により、プローブ101の下端を試薬容器4内の試薬内に浸し、プローブ101を用いた吸引を行うことができ、さらに、反応容器3の直上に移動させたプローブ101による反応位置への試薬の吐出を行うことができる。
 シリンジポンプ103は、試薬流路18内、シリンジポンプ103内およびプローブ101内を洗浄するための洗浄水を供給するための給水ポンプ105に電磁弁104を介して接続されている。
 反応ユニット2は、恒温ブロック106、温度センサ107、ヒータ108、温度監視部109および温度制御部110により構成されている。恒温ブロック106の上面の凹部の内側には、反応容器3が設置される。恒温ブロック106は、その材料としてアルミニウム(Al)などの熱伝導率の高い金属が使用されており、恒温ブロック106の温度は37℃前後の一定温度に制御される。ヒータ108は、反応容器3の側面に沿う形で配置される。ここでは、温度が制御された恒温ブロック106およびヒータ108を用いることにより、反応容器3および反応容器3の内側(分注位置)の温度を、試料と試薬との化学反応に適した温度に制御する。ヒータ108の発熱は、例えば電流値一定のパルス波によって制御される。また、反応容器3は使い捨ての容器であり、容器内で試料と試薬とを混合して反応させるために用いられる。ここでは、プローブ101から吐出された液体(試料または試薬)が注がれる反応容器3内を分注位置と呼ぶ。
 温度センサ107は、恒温ブロック106内の反応容器3が設置される位置の直下に配置されている。温度センサ107は、恒温ブロック106内に反応容器3を設置した状態において、例えば反応容器3の底面に接するように配置されている。温度センサ107は反応容器3内の液体(試料若しくは試薬またはそれらの混合液)の温度、つまり、分注位置の温度を監視するために設けられている。したがって、温度センサ107は分注位置の直下に配置されている。言い換えれば、温度センサ107は、反応容器3内において液体(例えば試薬)が滴下される位置の直下に配置されている。
 温度監視部109は、温度センサ107および温度制御部110のそれぞれに接続されており、例えば温度センサ107を用いて検出した分注位置の温度の算出、記憶または表示などを行う機構である。温度制御部110は、温度監視部109およびヒータ108のそれぞれに接続されており、温度監視部109から伝達された分注位置の温度情報に応じてヒータ108の温度および恒温ブロック106の温度を調節し、これにより反応容器3の温度を所定の温度に保つ役割を有する機構である。
 試薬容器4は、容器内の試薬を使用する期間(例えば数日から数週間)、保冷庫(図示しない)内に保持される。保冷庫内の温度は10℃以下であって、例えば4~10℃程度に保たれる。つまり、試薬容器4は分注を行う間、10℃以下に保たれる。このように、試薬容器4内の液体の温度は、温度制御部110により制御された分注位置の温度よりも低い。
 コンピュータ11は、制御部12、記憶部13、表示部14および入力部15により構成されている。制御部12は、反応ユニット2に接続されており、具体的には、例えば温度監視部109および温度制御部110のそれぞれに接続されている。制御部12は、例えば、温度制御部110による温度調整機能の制御を行う。具体的には、制御部12は、例えば当該温度調整機能のオン・オフの切り替えを行う。また、制御部12は、温度監視部109から送られた温度情報を記憶部13に送り、温度制御部110がヒータ108の発熱を調節するためにヒータ108に印加するパルス波にオン時間およびオフ時間のそれぞれの長さを記憶部13に送る。これらの温度情報および時間情報は、制御部12に接続された記憶部13に記憶され、記憶部13に接続された表示部14に表示される。
 また、制御部12は、液体吸引吐出ユニット1に接続されており、例えば、アーム102の回転および昇降動作、圧送または吸引のために行うシリンジポンプ103の上下方向の動作、電磁弁104の開閉、並びに、給水ポンプ105の動作などの制御を行う。つまり、制御部12は、分注の量を制御する。この分注の量は、入力部15により入力された情報をもとに、制御部12を介して設定される。制御部12は、液体吸引吐出ユニット1の動作速度パターンおよび動作量などの情報を記憶部13に送る。また、制御部12は、試薬容器4内の液体の保冷温度を制御する。この保冷温度は、入力部15により入力された情報をもとに、制御部12を介して設定される。
 記憶部13は、制御部12、表示部14、入力部15のそれぞれに接続されている。記憶部13には、液体吸引吐出ユニット1の動作速度パターンおよび動作量、並びに、温度制御部110による分注位置の温度コントロール目標値が記憶されている。また、記憶部13は、後述する異常判定閾値など、装置制御のために必要なパラメータをテーブルとして記憶している。
 表示部14は記憶部13に接続されており、表示部14の画面には、液体分注装置の状態、警報または入力部15からの入力情報などが表示される。図1には、表示部14に表示される例として画像16を示している。液体分注装置の状態とは、画像16に示すように、例えば、試薬情報(試薬の名称)、試薬分注量、液保冷温度および反応温度などである。試薬分注量とは、液体吸引吐出ユニット1を用いて反応容器3に吐出される液体(例えば試薬)の量の設定値である。液保冷温度とは、保冷されている試薬容器4の温度である。反応温度とは、上述温度センサ107および温度監視部109により測定された反応位置の温度である。警報とは、液体分注装置に生じた異常の発生を知らせるための表示である。
 入力部15からの入力情報とは、例えば、試薬情報(試薬の名称)、試薬分注量、液保冷温度および反応温度などである。すなわち、入力部15は、例えば記憶部13を介して表示部14に接続されており、液体分注装置の動作に必要な情報を記憶部13に入力する機構である。この情報とは、例えば試薬情報(試薬の名称)、試薬分注量、液保冷温度および反応温度などである。つまり、表示部14に表示される試薬情報(試薬の名称)は入力部15により入力される。また、表示部14に表示される試薬分注量、液保冷温度および反応温度のそれぞれは、入力部15により入力した値に設定することができる。表示部には、入力部15から入力することで設定した目標値である試薬分注量、液保冷温度および反応温度と、計測された実際の液保冷温度および反応温度とのそれぞれを共に表示してもよい。
 <液体分注装置の動作>
 次に、図1を用いて本実施の形態の液体分注装置の動作について説明する。液体分注装置は、共に液体である試料(例えば血清)および試薬を別々の容器内から1つの反応容器内に分注することで混合し、試料および試薬を互いに反応させることを目的とするものである。
 動作開始時に、反応容器搬送機構(図示しない)によって反応容器3が反応容器保管位置(図示しない)から恒温ブロック106上の反応位置に搬送される。恒温ブロック106は37℃に保温されている。次に、図示はしていないが、試料用の液体吸引吐出ユニットを用いて、試料容器内の試料を吸引し、当該試料を反応容器3内に吐出する。その後、給水ポンプ105から供給される洗浄水を用いて、シリンジポンプ103内および試薬流路18内を洗浄する。
 次に、試薬吸引位置と反応容器上吐出位置との間を動作するアーム102を水平方向に動作させる。試薬吸引位置にアーム102を移動させた後、支持部17、アーム102およびプローブ101を下降動作させ、プローブ101を試薬容器4内に挿入し、続いて、シリンジポンプ103の動作によって試薬容器4内の試薬を吸引する。このとき試薬容器4は10℃以下に保冷された保冷庫内に保持されている。
 次に、アーム102は上昇動作してプローブ101を試薬容器4の上方に引き上げ、その後、プローブ101内に試薬を保持した状態で、アーム102は反応容器上吐出位置に水平方向に移動する。続いて、アーム102は反応容器上吐出位置で下降動作してプローブ101先端を反応容器3の上面位置で停止させ、その後、シリンジポンプ103の動作によって反応容器3内に当該試薬を吐出する。
 温度監視部109は、試薬が反応容器3内に吐出される前の一定時間の温度データを温度センサ107から取得し、その平均温度を算出する。試薬が反応容器3に吐出開始される直前に、温度制御部110は恒温ブロック106およびヒータ108の温度制御を一時的に停止させ、温度監視部109は、反応容器3内に試薬が吐出されている間の温度を、温度センサ107により監視する。そして、試薬吐出が完了した直後に、再び温度制御部110による恒温ブロック106およびヒータ108の温度制御を開始する。つまり、分注(吐出)が行われている間、温度制御部110による温度制御機能を停止させる。
 温度監視部109は、温度センサ107から出力された試薬吐出時間中の温度データから最小値(最低温度)を取り出す。当該温度データの最小値、つまり分注位置の最低温度が、予め定められた閾値範囲を外れている場合には、液体の吐出に異常があったと判断する。すなわち、液体吸引吐出ユニット1による反応容器3内への液体の吐出開始後、分注位置の温度変化量が予め定められた閾値の範囲を外れた場合に、分注異常と判定する。例えば閾値範囲が34℃以下である場合、試薬吐出中の分注位置の最低温度が34.5℃であれば異常と判断し、33.5℃であれば正常と判断する。
 ここでは、分注位置の最低温度が、予め定められた閾値範囲内であるか否かにより分注異常の有無を判断することについて説明したが、試薬吐出前の上記平均温度と当該最低温度との差分が、予め定められた閾値範囲を外れているか否かにより分注異常の有無を判断してもよい。この場合、閾値範囲は例えば3℃以下に設定され、上記平均温度(例えば37℃)と分注位置の最低温度との差分が例えば2.5℃である場合には異常と判断する。
 なお、試薬吐出前の分注位置の温度データの平均値の算出の前、および、吐出時間中の温度データの最小値の取り出しの前に、それぞれの温度データについて、時間に対する移動平均をとるなどの平滑化処理を行ってもよい。また、ここでは試料を分注した後、試薬を分注しているが、この順序は逆であってもよい。
 また、図1では、プローブ101内の試薬と、シリンジポンプ103内からプローブ101側に延びる試薬流路18内の液体(例えば水)との間に存在する気泡を示している。このような気泡が試薬流路18内にあることで、試薬と当該液体(例えば水)とを分離し、且つ、試薬が過剰に吐出されることを防ぐことができる。
 <本実施の形態の効果>
 液体分注装置を用いて行われる生化学検査または免疫血清検査などの検体検査においては、試料として血清、血漿が用いられることが多く、これらは採取されてから検査にかけるまで長時間にわたって放置されると、試料中にフィブリンなどのクロットが生成する。この試料をそのまま液体分注装置内で流すと、クロットがプローブ内で詰まる場合がある。このようにしてプローブに詰まりが生じると、所定量の試料を反応容器に分注できず、正確な分析結果が得られない。このことは、液体分注装置を用いた自動分析装置における分析信頼性を大きく損なうことを意味する。また、このような問題は、試料の分注のみならず、試薬の分注においても生じ得る。
 上記のように、液体分注装置では、液体流路内での詰まりなどに起因する分注異常、すなわち、分注により反応容器内に吐出される液体の不足が生じ得る。このような異常の他の分注異常としては、例えばシリンジポンプの動作異常などに起因して、反応容器内への試薬の吐出量が過剰となる異常も起こり得る。
 そこで本実施の形態では、分注量の異常に起因する分注位置の温度変化量の変動を検知することで、これらの異常の発生を検知することを可能としている。すなわち、図1に示すプローブ101内などでの詰まりの発生に起因して分注量が規定量より減少した場合には、10℃以下に保冷されていた試薬の反応容器3内への供給量が不足する。よって、分注による反応位置の温度の低下量が小さくなるため、分注異常を検知することができる。また、シリンジポンプ103の異常により試薬が反応容器3内へ過剰に供給された場合には、逆に反応位置の温度の低下量が大きくなるため、分注異常を検知することができる。
 このため、本実施の形態では、分注により低下する反応位置の温度変化量に、上限若しくは下限またはそれらの両方を異常判定閾値(最低温度閾値)として予め設定している。ここで、分注動作の前後を含む分注位置の温度は、例えば図2に示すグラフのように変動する。図2に示すグラフの横軸は時間であり、縦軸は反応部(分注位置)の温度である。図2に示すように、分注開始時間t1の前の分注位置の温度は一定であるが、分注開始時間t1の直後から分注位置の温度は急速に低下し、その後、再び上昇して一定の値となる。このとき、分注が正常に行われれば、当該温度の最小値は、図2に示す2つの一点鎖線同士の間の範囲T1(例えば33~35℃)内に収まる。この温度の範囲T1は、正常に分注が行われたと判定される温度範囲であり、当該範囲T1の上限および下限が、異常判定閾値である。したがって、分注位置の温度が当該範囲T1より大きい場合および小さい場合には、分注異常が生じたものと判断され、図1に示す表示部14に警報が表示される。
 また、分注量がより小さい場合には、分注による分注位置の温度変化は、図2に示すグラフに比べて小さくなる。図3には、分注量が小さい場合の時間に対する分注位置の温度変化のグラフを示している。この場合、分注位置の温度変化量が比較的小さいため、正常に分注が行われたと判定される温度範囲である範囲T2(例えば35.5~36.5℃)は、分注量が比較的多い場合の範囲T1(図2参照)よりも小さくなる。
 ここで、試薬の種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量のそれぞれに応じて予め定められた、判定時間および最低温度閾値の具体的な数字を図4の表に示す。図4に示す判定時間は、分注開始時間から分注位置の最低温度の検知を終了するまでの時間である。分注位置の最低温度が最低温度閾値を外れた場合には、分注異常が発生しているものと判断される。図4に示すように、分注量が小さくなる程判定時間が短くなり、最低温度閾値の範囲が小さくなっている。このため、分注量が過度に小さくなると最低温度閾値の範囲が極端に小さくなり、分注異常の発生を正確に検出することが困難となる。したがって、本実施の形態のように温度変化量を監視して分注異常を発見する装置では、異常発生の判断の信頼性を確保する観点から、分注量は50μl以上であることが望ましい。
 図1に示す記憶部13は、図4に示す試薬の種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量のそれぞれに応じて予め定められた、複数の種類の判定時間および最低温度閾値のそれぞれを記憶している。記憶部13は、例えば、試薬の種類、試薬の温度および反応位置の温度に応じて、判定時間および最低温度閾値を決定(選定)する。すなわち、本実施の形態では、制御部12により、試薬容器4内の液体の保冷温度と、前記分注の量とを設定する。記憶部13は、入力部15により入力した情報に応じて、予め記憶部13に記憶された複数種類の最低温度閾値のうち、最適な最低温度閾値を自動的に選定し、分注状態を監視する。
 また、図4に示す表の情報を、表示部14の画面に表示することができる。すなわち、入力部15を用いて、試薬種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量を入力することができる。これにより、対応する判定時間および最低温度閾値が、記憶部13から読み出されて表示部14の画面に表示される。また、装置の状況に対応して、判定時間および最低温度閾値を入力部15から入力することもできる。これにより、判定時間および最低温度閾値のそれぞれの数値を、予め記憶部13に記憶された値から変更することができる。
 また、図4の表では試薬保冷設定温度と反応部設定温度とのそれぞれが一定であるが、これらの温度の相互間の差が大きい場合、つまり試薬と分注位置の温度差が大きい場合には、分注時の分注位置の温度変化量はより大きくなる。具体的には、試薬の温度(試薬保冷設定温度)と反応位置の温度(反応部設定温度)との差が25℃以上であると、異常発生の判断の信頼性を高めることができる。本実施の形態では、試薬保冷設定温度を10℃以下とし、温度制御部110(図1参照)による反応部設定温度を35℃以上となっている。すなわち、温度制御部110は、分注位置の温度を35℃以上に加温制御する。
 また、温度制御能力が高い温度制御部110(図1参照)を可動させたまま温度監視部109により温度計測を行おうとすると、分注により分注位置の温度が低下しても即座に当該温度が所定の値に戻るため、当該温度の低下を検知することが困難である。そこで、本実施の形態では、試薬が反応容器3に吐出開始される直前に、温度制御部110は恒温ブロック106およびヒータ108の温度制御を一時的に停止させている。そして、温度監視部109が反応容器3内に試薬が吐出されている間の温度を監視し、試薬の吐出が完了した直後に、温度制御部110は恒温ブロック106およびヒータ108の温度制御を再開する。このように、分注動作の間、温度制御を一時的に停止することで、分注位置の温度低下の最小値を容易に検知することができる。よって、分注異常発生の判断の信頼性を向上させることができる。
 以上により、本実施の形態では、分注位置の温度変化量を監視して分注異常の発生を判断することができるため、液体分注装置の信頼性を向上させることができる。ここでは、分注する対象が試薬である場合について説明したが、分注異常は試料の分注時に発生し得るため、試料の分注に本実施の形態の液体分注装置を用いてもよい。
 <変形例1>
 分注異常発生の判断には、試薬吐出前と吐出時間中の温度差以外にも、試薬吐出時間中の温度変化の微分値を用いてもよい。つまり、分注位置の温度変化を示すグラフの傾きの大きさの最小値に正常分注判定範囲を設けてもよい。
 図5に、分注動作の前後を含む分注位置の温度のグラフを実線で示す。図5に示すグラフの横軸は時間であり、縦軸は反応部(分注位置)の温度である。また、図5では、分注位置の温度変化量ΔTの時間Δtに関する微分値ΔT/Δtのグラフ(ΔT/Δt曲線)を破線で示している。ここで、分注が正常に行われれば、温度変化量の微分の最小値は、図5に示す2つの一点鎖線同士の間の範囲T3内に収まる。この微分値の範囲T3は、正常に分注が行われたと判定される温度範囲であり、当該範囲T3の上限および下限が、異常判定閾値である。このように、本変形例では、温度変化量として、反応容器3(図1参照)内への液体の吐出開始後の一定時間における分注位置の温度の時間微分を用いる。
 図6の表に、試薬の種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量のそれぞれに応じて予め定められた、判定時間およびΔT/Δt閾値の具体的な数字を示す。ΔT/Δt閾値は、正常に分注が行われたと判定される温度範囲(範囲T3)である。ここでは、図4と異なり、例えば反応部設定温度が65℃である場合を示している。図6に示すように、分注量にかかわらず、ΔT/Δt閾値は常に一定である。ただし、分注量が小さければ、判定を行う時間が短くなり、異常の有無の判定の信頼性が低下する虞がある。よって、異常発生の判断の信頼性を確保する観点から、分注量は50μl以上であることが望ましい。
 図1に示す記憶部13は、図6に示す試薬の種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量のそれぞれに応じて予め定められた、複数の種類の判定時間およびΔT/Δt閾値のそれぞれを記憶している。記憶部13は、例えば、試薬の種類、試薬の温度および反応位置の温度に応じて、判定時間およびΔT/Δt閾値を決定(選定)する。
 また、図6に示す表の情報を、表示部14の画面に表示することができる。すなわち、入力部15を用いて、試薬種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量を入力することができる。これにより、対応する判定時間およびΔT/Δt閾値が、記憶部13から読み出されて表示部14の画面に表示される。また、装置の状況に対応して、判定時間およびΔT/Δt閾値を入力部15から入力することもできる。これにより、判定時間およびΔT/Δt閾値のそれぞれの数値を、予め記憶部13に記憶された値から変更することができる。
 <変形例2>
 分注異常発生の判断には、試薬吐出により温度が低下した分注位置の温度を、元の反応部設定温度に戻すために温度制御部が流す駆動電流を用いてもよい。
 すなわち、図1に示す温度制御部110がヒータ108を制御するために流す駆動電流を用いて分注異常を判定してもよい。例えば、ヒータ108を電流値一定のパルス波によって制御する場合には、パルス電流のオン時間とオフ時間との比率によって、温度変化を検知することができる。
 恒温ブロック106の温度が37℃で一定に保たれている場合にはパルス電流のオン時間とオフ時間との比率も一定比率を保って制御でされる。これに対して、分注位置および恒温ブロック106の温度が低下すると、分注位置および恒温ブロック106の温度を37℃に上昇させるために、オン時間のオフ時間に対する比率が高くなる。
 別の例として、ヒータを駆動電流値の変化によって制御する場合がある。この場合は電流値を時間積分することで、温度変化を検知することができる。恒温ブロックの温度が37℃で一定に保たれている場合には、低い駆動電流値で一定温度(37℃)に制御可能であるのに対して、分注位置および恒温ブロック106の温度が低下すると、分注位置および恒温ブロック106の温度を37℃に上昇させるために駆動電流値が高くなる。
 温度監視部109は、恒温ブロック106の温度を一定に保つためのパルス電流のオン・オフ時間または当該積分値を記録する。温度監視部109は、反応容器3内への液体の吐出開始後の当該オン・オフ時間の比率または当該積分値を用いて、温度制御部110のエネルギー消費変化量を算定する。
 図7の表に、試薬の種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量のそれぞれに応じて予め定められた、判定温度およびON/OFF時間比率閾値の具体的な数字を示す。判定温度は、分注位置の温度であって、分注開始後に開始したON/OFF時間比率の測定(算出)を終了する温度である。ON/OFF時間比率閾値は、温度制御部110がヒータ108を制御するために流すパルス電流のオン時間のオフ時間に対する比率のうち、正常に分注が行われたと判定される値の範囲である。本変形例では、図1に示す液体吸引吐出ユニット1による反応容器3内への液体の吐出開始後、温度制御部110のエネルギー消費変化量が予め定められた閾値(ON/OFF時間比率閾値)の範囲を外れた場合に、分注異常と判定する。
 ここでは、図4と異なり、例えば試薬保冷設定温度が5℃である場合を示している。図7に示すように、分注量にかかわらず、判定温度は一定である。判定温度は、基本的に、反応部設定温度と同じである。分注量が小さければ、ON/OFF時間比率閾値の範囲が小さくなるため、異常の有無の判定の信頼性が低下する虞がある。よって、異常発生の判断の信頼性を確保する観点から、分注量は50μl以上であることが望ましい。
 図1に示す記憶部13は、図7に示す試薬の種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量のそれぞれに応じて予め定められた、複数の種類の判定温度およびON/OFF時間比率閾値のそれぞれを記憶している。記憶部13は、例えば、試薬の種類、試薬の温度および反応位置の温度に応じて、判定温度およびON/OFF時間比率閾値を決定(選定)する。
 また、図7に示す表の情報を、表示部14の画面に表示することができる。すなわち、入力部15を用いて、試薬種類、試薬保冷設定温度、反応部設定温度および分注量を入力することができる。これにより、対応する判定時間およびON/OFF時間比率閾値が、記憶部13から読み出されて表示部14の画面に表示される。また、装置の状況に対応して、判定時間およびON/OFF時間比率閾値を入力部15から入力することもできる。これにより、判定時間およびON/OFF時間比率閾値のそれぞれの数値を、予め記憶部13に記憶された値から変更することができる。
 (実施の形態2)
 図8は実施の形態2における液体分注装置の構成を示す概略図である。本実施の形態の液体分注装置は、例えば免疫分析装置において使用されることが想定される。ここでは分注対象の液体として、試薬を分注する場合を例に説明する。本液体分注装置は、液体吐出ノズルユニット5、反応ユニット2、反応容器3、試薬容器4とから構成される。
 液体吐出ノズルユニット5は、ノズル201、試薬流路202、シリンジポンプ103、電磁弁104、給水ポンプ105および切替弁206から構成され、ノズル201と試薬容器4とは、途中に切替弁206が形成された試薬流路202を介して接続されている。
 シリンジポンプ103、電磁弁104および給水ポンプ105の構成は、前記実施の形態1と同じである。切替弁206から3方向に延びる試薬流路202のうち、第1の試薬流路202は端部にノズル201を備え、第2の試薬流路202の端部は試薬容器4内の液体(試薬)内に浸され、第3の試薬流路202の端部はシリンジポンプ103に接続されている。つまり、ノズル201、シリンジポンプ103および試薬容器4のそれぞれから延びる試薬流路202は、いずれも切替弁206に接続されている。ノズル201の直下には、反応ユニット2を構成する反応容器3が配置されている。
 試薬容器4の構成、および、反応ユニット2の構成は、前記実施の形態1と同様である。また、液体分注装置には、コンピュータ11が接続されている。コンピュータ11の構成は、前記実施の形態1と同様である。すなわち、コンピュータ11を構成する制御部12は、反応ユニット2に接続されており、具体的には、例えば温度監視部109および温度制御部110のそれぞれに接続されている。また、制御部12は、液体吐出ノズルユニット5に接続されており、例えば、切替弁206の操作を行い、圧送または吸引のために行うシリンジポンプ103の上下方向の動作、電磁弁104の開閉、並びに、給水ポンプ105の動作などの制御を行う。
 次に、図2を用いて本実施の形態の液体分注装置の動作について説明する。液体分注装置の動作開始前にシリンジポンプ103と切替弁206との間の試薬流路202内は水で満たされ、試薬容器4と切替弁206との間、および、ノズル201と切替弁と206の間の試薬流路202のそれぞれの内部は、試薬で満たされている。
 液体分注装置の動作開始時に、反応容器搬送部(図示しない)によって反応容器3が反応容器保管位置(図示しない)から恒温ブロック106上の反応位置に搬送される。恒温ブロック106は37℃に保温されている。次に、液体分注装置を用いて、試料(図示しない)を反応容器3内に分注する。試料を分注するために行う動作は、次に説明する試薬を分注する動作と同様である。
 次に、吸引位置に切替弁206を切り替える。つまり、シリンジポンプ103側の試薬流路202と、試薬容器4側の試薬流路202とが導通するように切替弁206を操作する。続いて、シリンジポンプ103の吸引動作によって試薬容器4内の試薬を試薬流路202内に吸引する。次に、試薬吐出位置に切替弁206を切り替える。つまり、シリンジポンプ103側の試薬流路202と、ノズル201側の試薬流路202とが導通するように切替弁206を操作する。続いて、シリンジポンプ103の吐出動作によって該試薬をノズル201から反応容器3内に吐出する。
 温度監視部109は、試薬が反応容器3内に吐出される前の一定時間の温度データを温度センサ107から取得し、その平均温度を算出する。試薬が反応容器3に吐出開始される直前に、温度制御部110は恒温ブロック106およびヒータ108の温度制御を一時的に停止させ、温度監視部109は、反応容器3内に試薬が吐出されている間の温度を、温度センサ107により監視する。そして、試薬吐出が完了した直後に、再び温度制御部110による恒温ブロック106およびヒータ108の温度制御を開始する。
 温度監視部109は、温度センサ107から出力された試薬吐出時間中の温度データから最小値(最低温度)を取り出す。当該温度データの最小値、つまり分注位置の最低温度が、予め定められた閾値範囲を外れている場合には、液体の吐出に異常があったと判断する。すなわち、液体吐出ノズルユニット5による反応容器3内への液体の吐出開始後、分注位置の温度変化量が予め定められた閾値の範囲を外れた場合に、分注異常と判定する。例えば閾値範囲が34℃以下である場合、試薬吐出中の分注位置の最低温度が34.5℃であれば異常と判断し、33.5℃であれば正常と判断する。
 ここでは、分注位置の最低温度が、予め定められた閾値範囲内であるか否かにより分注異常の有無を判断することについて説明したが、試薬吐出前の上記平均温度と当該最低温度との差分が、予め定められた閾値範囲を外れているか否かにより分注異常の有無を判断してもよい。この場合、閾値範囲は例えば3℃以下に設定され、上記平均温度(例えば37℃)と分注位置の最低温度との差分が例えば2.5℃である場合には異常と判断する。
 なお、試薬吐出前の分注位置の温度データの平均値の算出と、吐出時間中の温度データから最小値の取り出しとのそれぞれの前に、それぞれの温度データについて、時間に対する移動平均をとるなどの平滑化処理を行ってもよい。また、ここでは試料を分注した後、試薬を分注しているが、この順序は逆であってもよい。
 制御部12、記憶部13および表示部14は前記実施の形態1と同様に動作し、入力部15は前記実施の形態1と同様に用いられる。
 本実施の形態では、試薬流路202が固定され、切替弁206により試薬の吸引時および吐出時の試薬流路202を切り替える点を除き、その他の構成および動作は前記実施の形態1と同様である。よって、本実施の形態では、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
 (実施の形態3)
 図9は本発明による液体分注装置の実施の形態3の構成を示す概略図である。本実施の形態の液体分注装置は、例えばDNAチップ用ハイブリダーゼーション装置において使用されることが想定される。ここでは分注対象の液体として、試薬と試料とを分注する場合を例に説明する。
 本実施の形態の液体分注装置は、液体分注ユニット6、反応ユニット7、試薬容器4、試料容器8、DNAチップカートリッジ9および廃液ユニット10により構成されている。液体分注ユニット6は、液体吸引ノズル301、切替弁302、送液ポンプ303および流路304により構成されている。DNAチップカートリッジ9は、DNAチップ305、カートリッジ(反応容器)306およびセプタ(シール機能を持つ配管差込部)307により構成されている。反応ユニット7は、恒温ブロック308、温度センサ309、ヒータ310、温度監視部311、温度制御部312により構成されている。液体導入口313は液体分注ユニット6に接続され、液体排出口314は廃液ユニット10に接続されている。DNAチップカートリッジ9は反応ユニット7内に設置されている。DNAチップカートリッジ9は、反応ユニット7の外へ取り外すことが可能である。
 液体分注ユニット6において、3つの液体吸引ノズル301のそれぞれが切替弁302に接続され、切替弁302は、途中に送液ポンプ303が形成された流路304に接続されている。流路304の端部のうち、切替弁302の反対側の流路304の端部は、DNAチップカートリッジ9を構成するカートリッジ306の液体導入口313に接続されている。3つの液体吸引ノズル301のうち、一部の液体吸引ノズル301は試薬容器4内に挿入され、他の一部の液体吸引ノズル301は試料容器8内に挿入されている。
 恒温ブロック308の材料には、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属が使用され、恒温ブロック308は温度制御部312により20~95℃の範囲から適宜選択された一定温度に制御される。温度センサ309は、恒温ブロック308内の反応位置に設置されるDNAチップカートリッジ9の側面に接するように配置されている。ここでいう分注位置は、周囲を恒温ブロック308で囲まれた箇所であり、図9においてDNAチップカートリッジ9が設置されている箇所である。ここでいう分注位置の温度とは、DNAチップカートリッジ9内の液体の温度を意味する。温度制御部312に接続されたヒータ310は、DNAチップカートリッジ9の側面に沿って配置されている。試薬容器4と試料容器8とは、それぞれの容器内の試薬と試料を使用する期間、室温下に設置される。ここでいう室温とは、例えば15~32℃である。DNAチップ305は、カートリッジ306に配置されている。
 廃液ユニット10は、廃液用の容器19により構成されている。容器19には、カートリッジ306の液体排出口から延びる流路が挿入されている。
 液体分注装置には、コンピュータ11が接続されている。コンピュータ11の構成は、前記実施の形態1と同様である。すなわち、コンピュータ11を構成する制御部12は、反応ユニット7に接続されており、具体的には、例えば温度監視部311および温度制御部312のそれぞれに接続されている。また、制御部12は、液体分注ユニット6に接続されており、例えば、切替弁302の操作を行い、送液ポンプ303の動作などの制御を行う。
 次に、図9を使って本実施の形態の液体分注装置の動作について説明する。動作開始時に、カートリッジ搬送部(図示しない)によってDNAチップカートリッジ9がカートリッジ保管位置(図示しない)から恒温ブロック308内の反応位置に搬送、設置される。DNAチップカートリッジ9は抑え部(図示しない)によって反応位置に固定される。恒温ブロック308は65℃に保温されている。次に、切替弁302を、試薬に浸された液体吸引ノズル301と流路304とを接続するように切り替える。続いて、送液ポンプ303を用いて試薬を送液し、セプタ307を介してDNAチップカートリッジ9内部へ試薬を吐出する。
 温度監視部311は、試薬がDNAチップカートリッジ9内に吐出される前の一定時間の分注位置の温度データを温度センサ309から取得し、その平均温度を算出する。温度制御部312は、試薬がDNAチップカートリッジ9に吐出開始される直前に、恒温ブロック308の温度制御を一時的に停止させ、温度監視部311は、DNAチップカートリッジ9内に試薬が吐出されている時間の分注位置の温度を温度センサ309で監視する。温度制御部312は、試薬吐出が完了した直後に再び温度制御を開始する。温度監視部311は、温度センサ309から出力された試薬吐出時間中の分注位置の温度データから最小値(最低温度)を取り出し、試薬吐出前の上記平均温度との差が予め定められた閾値範囲を外れている場合には、液体の吐出に異常があったと判断する。例えば、閾値範囲が63℃以上64℃以下である場合、試薬吐出中の分注位置の最低温度が64.5℃であれば異常と判断し、63.5℃であれば正常と判断し、62.5℃であれば異常と判断する。
 制御部12、記憶部13および表示部14は前記実施の形態1と同様に動作し、入力部15は前記実施の形態1と同様に用いられる。
 本実施の形態では、試薬流路304が固定され、切替弁302により吸引時の試薬および試料を切り替える点、廃液ユニット10を有する点、並びに反応ユニット7の構造を除き、その他の構成および動作は前記実施の形態1と同様である。
 以上により、本実施の形態では、分注位置の温度変化量を監視して分注異常の発生を判断することができる。ここでいう分注異常とは、例えば流路304内で生じた詰まりに起因する分注量の低下、または、例え送液ポンプ303の動作異常などに起因するDNAチップカートリッジ9内への試薬の吐出量過多である。よって、本実施の形態では、液体分注装置の信頼性を向上させることができる。
 ここでは、試薬容器4と試料容器8とが室温下で保管されているが、室温に比べてDNAチップカートリッジ9は高い温度(例えば65℃)で保温されている。このため、試薬の供給量が所定の量よりも少ない場合は、分注位置の温度低下量が小さくなるため、分注異常の発生を検知することができる。具体的には、試薬容器4および試料容器8のそれぞれの温度と分注位置の温度との差が25℃以上であるため、分注異常の発生を高い精度で検知することができる。ここでは、試薬を分注する場合について説明したが、分注異常は試料の分注時に発生し得るため、試料の分注に本実施の形態の液体分注装置を用いてもよい。
 以上、本発明者らによってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
 本発明は、試料、試薬、または試料と試薬との反応液の採取に用いられる液体分注装置に幅広く利用することができる。
1  液体吸引吐出ユニット
2、7  反応ユニット
3  反応容器
4  試薬容器
5  液体吐出ノズルユニット
6  液体分注ユニット
8  試料容器
9  DNAチップカートリッジ
10  廃液ユニット
11  コンピュータ
12  制御部
13  記憶部
14  表示部
15  入力部
16  画像
17  支持部
18、202  試薬流路
19  容器
101  プローブ
102  アーム
103  シリンジポンプ
104  電磁弁
105  給水ポンプ
106、308  恒温ブロック
107、309  温度センサ
108、310  ヒータ
109、311  温度監視部
110、312  温度制御部
201  ノズル
206、302  切替弁
301  液体吸引ノズル
303  送液ポンプ
304  流路
305  DNAチップ
306  カートリッジ
307  セプタ
313  液体導入口
314  液体排出口

Claims (15)

  1.  液体を収容する容器と、
     前記容器内の液体を吸引し、分注位置に吐出することで分注を行う液体吸引吐出部と、
     前記分注位置の温度制御を行う温度制御部と、
     前記分注位置の温度を監視する温度監視部と、
    を備え、
     前記液体吸引吐出部による前記分注位置への前記液体の吐出開始後、前記分注位置の温度変化量が予め定められた閾値の範囲を外れた場合に、分注異常と判定する、液体分注装置。
  2.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記液体の温度は、前記温度制御部により制御された前記分注位置の温度よりも低い、液体分注装置。
  3.  請求項2記載の液体分注装置において、
     前記容器内の前記液体の温度は、10℃以下である、液体分注装置。
  4.  請求項2記載の液体分注装置において、
     前記温度制御部は、前記分注位置の温度を35℃以上に加温制御する、液体分注装置。
  5.  請求項2記載の液体分注装置において、
     前記容器内の前記液体の温度と、前記温度制御部により制御された前記分注位置の温度との差は、25℃以上である、液体分注装置。
  6.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記分注位置に吐出される前記液体の量は、50μl以上である、液体分注装置。
  7.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記分注位置に前記液体を吐出する前に前記温度制御を停止し、
     前記分注位置に前記液体を吐出した後に前記温度制御を再開する、液体分注装置。
  8.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記温度監視部を構成する温度センサは、前記液体が滴下される位置の直下に配置されている、液体分注装置。
  9.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記温度変化量として、前記液体を吐出する前の一定時間内における前記分注位置の平均温度と、前記液体の吐出開始後の前記分注位置の最低温度との差分を用いる、液体分注装置。
  10.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記温度変化量として、前記液体の吐出開始後の一定時間における前記分注位置の温度の時間微分を用いる、液体分注装置。
  11.  請求項1記載の液体分注装置において、
     前記液体吸引吐出部と、前記温度制御部および前記温度監視部を含む反応ユニットとのそれぞれに接続された制御部と、
     前記制御部に接続された記憶部と、
     前記記憶部にそれぞれ接続された表示部および入力部と、
    をさらに有し、
     前記制御部により、前記容器内の前記液体の保冷温度と、前記分注の量とを設定し、
     前記入力部により入力した情報に応じて、予め前記記憶部に記憶された複数種類の前記閾値のうち、最適な前記閾値を自動選定する、液体分注装置。
  12.  液体を収容する容器と、
     前記容器内の液体を分注位置に吐出する液体吸引吐出部と、
     前記分注位置の温度制御を行う温度制御部と、
     前記温度制御部のエネルギー消費を監視する監視部と、
    を備え、
     前記液体吸引吐出部による前記分注位置への前記液体の吐出開始後、前記温度制御部のエネルギー消費変化量が予め定められた閾値の範囲を外れた場合に、分注異常と判定する、液体分注装置。
  13.  請求項12記載の液体分注装置において、
     前記監視部は、前記温度制御のための制御電流パルスのオン・オフ時間を記録し、前記分注位置への前記液体の吐出開始後の前記オン・オフ時間の比率を用いて、前記温度制御部のエネルギー消費変化量を算定する、液体分注装置。
  14.  請求項12記載の液体分注装置において、
     前記監視部は、前記温度制御のための電流値を時間毎に記録し、前記分注位置への前記液体の吐出開始後の前記電流値の積分値を用いて、前記温度制御部のエネルギー消費変化量を算定する、液体分注装置。
  15.  請求項12記載の液体分注装置において、
     前記液体吸引吐出部と、前記温度制御部および前記監視部を含む反応ユニットとのそれぞれに接続された制御部と、
     前記制御部に接続された記憶部と、
     前記記憶部にそれぞれ接続された表示部および入力部と、
    をさらに有し、
     前記制御部により、前記容器内の前記液体の保冷温度と、前記分注の量とを設定し、
     前記入力部により入力した情報に応じて、予め前記記憶部に記憶された複数種類の前記閾値のうち、最適な前記閾値を自動選定する、液体分注装置。
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