JP2010071764A - 恒温槽温度調整方法、分注プローブ洗浄機構および自動分析装置 - Google Patents

恒温槽温度調整方法、分注プローブ洗浄機構および自動分析装置 Download PDF

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Abstract

【課題】恒温槽の恒温性能を保持し、信頼性の高い分析結果を得ることができる恒温槽温度調整方法、分注プローブ洗浄機構および自動分析装置を提供すること。
【解決手段】所定温度に保持された恒温槽を備える反応テーブル3を備え、反応テーブル3に収納される反応容器32に分注機構5または7により検体および試薬を分注し、所定温度で反応後、測光装置33により反応容器32内の反応液を透過する光量を測定する自動分析装置1における恒温槽温度調整方法において、試薬分注機構7により試薬容器内の試薬を吸引する試薬吸引ステップと、前記試薬吸引ステップにより試薬を吸引した分注プローブ50を分注プローブ洗浄機構8にて加温する試薬加温ステップと、前記試薬加温ステップで加温された試薬を反応テーブル3内の反応容器32に吐出する試薬吐出ステップと、を含む。
【選択図】 図6

Description

本発明は、検体と試薬の反応を促進するための恒温槽温度調整方法、分注プローブ洗浄機構および自動分析装置に関するものである。
従来、分析装置、例えば、血液等の生体試料を分析する自動分析装置は、検体と試薬とを保持した複数の反応容器を収容する反応テーブルを備え、検体と試薬とが反応した反応液を光学的に測定することにより検体の成分濃度等を分析している。自動分析装置は、通常、試薬の劣化防止のため10℃以下に保冷された冷蔵庫に試薬容器を収容しており、分析の際に試薬容器中の試薬が反応容器に分注され、検体と混合されて所定温度(例えば、37℃)に保温された条件下で反応させられる。
ところで、冷却された試薬をそのまま反応容器に分注すると、反応テーブルの反応温度を調整する恒温槽の恒温性能が不安定化し分析精度にも影響を及ぼすおそれがあるため、反応容器への試薬分注前に、試薬を加熱する液体槽を設置した分析装置(例えば、特許文献1参照)や、試薬を分注する分注装置に加熱手段を設ける分析装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−108691号公報 特開2001−174465号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、試薬を加熱する液体槽を設置するスペースが必要となり、装置の小型化を阻害する。
また、特許文献2に記載の装置では、分注プローブの重量が増えることとなり、プローブの駆動部が大掛かりとなるとともに、メンテナンス性が落ちるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、恒温槽の恒温性能を保持し、信頼性の高い分析結果を得ることができる恒温槽温度調整方法、分注プローブ洗浄機構および自動分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の恒温槽温度調整方法は、所定温度に保持された恒温槽を備える反応テーブルと、検体または試薬を分注する分注機構と、発光部および受光部を有する測光装置と、検体または試薬分注後の分注プローブを洗浄する分注プローブ洗浄機構を備え、前記反応テーブルに収納される反応容器に前記分注機構により検体および試薬を分注し、所定温度で反応後、測光装置により反応容器内の反応液を透過する光量を測定する自動分析装置における恒温槽温度調整方法であって、前記分注機構により試薬容器内の試薬を吸引する試薬吸引ステップと、前記試薬吸引ステップにより試薬を吸引した前記分注プローブを前記分注プローブ洗浄機構にて加温する試薬加温ステップと、前記試薬加温ステップで加温された試薬を反応テーブル内の反応容器に吐出する試薬吐出ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の恒温槽温度調整方法は、上記発明において、前記試薬加温ステップは、温洗浄水が貯留された前記分注プローブ洗浄機構の貯留槽に試薬を吸引した前記分注プローブを挿入浸漬し、試薬を加温することを特徴とする。
また、本発明の恒温槽温度調整方法は、上記発明において、前記試薬加温ステップは、前記分注プローブ洗浄機構が備える噴出用洗浄水供給手段から温洗浄水を噴出させることにより試薬を吸引した前記分注プローブを加温することを特徴とする。
また、本発明の恒温槽温度調整方法は、上記発明において、前記試薬吐出ステップにて試薬を吐出した前記分注プローブを前記分注プローブ洗浄機構にて洗浄する分注プローブ洗浄ステップを含むことを特徴とする。
また、本発明の恒温槽温度調整方法は、上記発明において、前記分注プローブ洗浄ステップは、常温の洗浄水が貯留された前記分注プローブ洗浄機構の貯留槽に前記分注プローブを挿入浸漬し、貯留された洗浄水を吸引・吐出して前記分注プローブを洗浄することを特徴とする。
また、本発明の恒温槽温度調整方法は、上記発明において、前記分注プローブ洗浄ステップは、前記分注プローブ洗浄機構が備える噴出用洗浄水供給手段から常温の洗浄水を噴出し、前記分注機構の備える駆動部により常温の押し出し液を吐出して前記分注プローブを洗浄することを特徴とする。
また、本発明の分注プローブ洗浄機構は、洗浄水を貯留する貯留槽と、洗浄水を加温する洗浄水加温手段と、洗浄水を前記貯留槽に供給する貯留用洗浄水供給手段とを備え、試薬吐出後の分注プローブの洗浄を行なう分注プローブ洗浄機構であって、前記貯留槽は、前記貯留用洗浄水供給手段により供給された温洗浄水を貯留し、該貯留槽に試薬を吸引した前記分注プローブを挿入浸漬して試薬を加温することを特徴とする。
また、本発明の分注プローブ洗浄機構は、上記発明において、前記貯留槽上部領域内で洗浄水を噴出させる噴出液供給手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の分注プローブ洗浄機構は、上記発明において、前記噴出液供給手段により温洗浄水を噴出することにより前記分注プローブに吸引された試薬を加温することを特徴とする。
また、本発明の分注プローブ洗浄機構は、上記発明において、試薬を吸引した前記分注プローブが前記貯留槽に挿入される場合に、前記貯留用洗浄水供給手段または前記噴出液供給手段により前記貯留槽に温洗浄水を供給し、試薬吐出後の前記分注プローブが前記貯留槽に挿入される場合に、前記貯留用洗浄水供給手段または前記噴出液供給手段により前記貯留槽に常温の洗浄水を供給するよう制御する制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明の自動分析装置は、検体と試薬とを反応させることによって前記検体の成分を光学的に分析する自動分析装置であって、試薬を吸引した分注プローブを加温しうる上記の分注プローブ洗浄機構を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、分注機構により試薬容器内の試薬を吸引し、前記試薬吸引ステップにより試薬を吸引した前記分注プローブを前記分注プローブ洗浄機構にて加温後、加温された試薬を反応テーブル内の試薬容器に吐出するようにしているので、簡易な構成で恒温槽の恒温性能を保持し、信頼性の高い分析結果を得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の分注プローブ洗浄機構を使用した恒温槽温度調整方法について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本明細書の記載により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる自動分析装置を示す概略構成図である。図1に示すように、自動分析装置1は、検体と試薬との間の反応物を通過する光を測定する測定機構9と、測定機構9を含む自動分析装置1全体の制御を行なうとともに、測定機構9における測定結果の分析を行なう制御機構10とを備える。自動分析装置1は、これらの二つの機構が連携することによって複数の検体の分析を自動的に行なう。
まず、測定機構9について説明する。測定機構9は、大別して検体テーブル2と、反応テーブル3と、試薬テーブル4と、検体分注機構5と、試薬分注機構7と、分注プローブ洗浄機構6および8とを備えている。
検体テーブル2は、円盤状のテーブルを有し、該テーブルの周方向に沿って等間隔で複数配置された収納部21を備えている。各収納部21には、検体を収容した検体容器22が着脱自在に収納される。検体容器22は、上方に向けて開口する開口部22aを有している。また、検体テーブル2は、検体テーブル2の中心を通る鉛直線を回転軸として検体テーブル駆動部(図示せず)によって図1に矢印で示す方向に回転する。検体テーブル2が回転すると検体容器22は、検体分注機構5によって検体が吸引される検体吸引位置に搬送される。
なお、検体容器22には、収容された検体の種類や分析項目に関する検体情報を有する識別ラベル(図示せず)が貼り付けてある。一方、検体テーブル2は、検体容器22の識別ラベルの情報を読み取る読取部23を備えている。
反応テーブル3は、円環状のテーブルを有し、該テーブルの周方向に沿って等間隔で複数配置された収納部31を備えている。各収納部31には、検体と試薬を収容する透明な反応容器32が上方に向けて開口した形態で着脱自在に収納される。また、反応テーブル3は、反応テーブル3の中心を通る鉛直線を回転軸として反応テーブル駆動部(図示せず)によって図1に矢印で示す方向に回転する。反応テーブル3が回転すると反応容器32は、検体分注機構5によって検体が吐出される検体吐出位置や、試薬分注機構7によって試薬が吐出される試薬吐出位置に搬送される。反応テーブル3の上方と下方には、図示しない開閉自在な蓋と恒温槽とがそれぞれ設けられている。恒温槽は、反応容器32に分注される検体と試薬の反応を促進させる温度に加温調整され、恒温槽の温度管理を行なうためのヒータ、温度センサを備える。
測光装置33は、反応テーブル3外周に配置され、光源33aおよび受光部33bを有している。光源33aは、所定波長の分析光を出射する。受光部33bは、光源33aから出射されて、反応容器32に収容された検体と試薬が反応した反応液を透過した光束を測定する。測光装置33は、前記光源33aと受光部33bが反応テーブル3の収納部31を挟んで半径方向に対向する位置に配置されている。なお、反応テーブル3は、測定後の反応液を反応容器32から排出し、該反応容器32を洗浄する反応容器洗浄機構34、および反応容器32に分注された検体と試薬との攪拌を行い、反応を促進させる攪拌部35を備えている。
試薬テーブル4は、円盤状のテーブルを有し、該テーブルの周方向に沿って等間隔で複数配置された収納部41を備えている。各収納部41には、試薬を収容した試薬容器42が着脱自在に収納される。試薬容器42は、上方に向いて開口する開口部42aを有している。また、試薬テーブル4は、試薬テーブル4の中心を通る鉛直線を回転軸として試薬テーブル駆動部(図示せず)によって図1に矢印で示す方向に回転する。試薬テーブル4が回転すると試薬容器42は、試薬分注機構7によって試薬が吸引される試薬吸引位置に搬送される。試薬テーブル4の上方には、開閉自在な蓋(図示せず)が設けられている。また、試薬テーブル4の下方には、保冷槽が設けられている。このため、試薬テーブル4内に試薬容器42が収納され、蓋が閉じられたときに、試薬容器42内に収容された試薬を一定の温度状態に保ち、試薬容器42内に収容された試薬の蒸発や変性を抑制することができる。試薬テーブル4内の温度は、温度センサから得られる温度情報によって温度管理を行う。
なお、試薬容器42には、収容された試薬の種類や収容量に関する試薬情報を有する識別ラベル(図示せず)が貼り付けてある。一方、試薬テーブル4は、試薬容器42の識別ラベルの情報を読み取る読取部43を備えている。
検体分注機構5は、検体の吸引および吐出を行なう分注プローブが先端部に取り付けられ、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行なうアームを備える。検体分注機構5は、検体テーブル2と反応テーブル3との間に設けられ、検体テーブル2によって所定位置に搬送された検体容器22内の検体を分注プローブによって吸引し、アームを旋回させ、反応テーブル3によって所定位置に搬送された反応容器32に分注して検体を所定タイミングで反応テーブル3上の反応容器32内に移送する。
試薬分注機構7は、試薬の吸引および吐出を行なう分注プローブが先端部に取り付けられ、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行なうアームを備える。試薬分注機構7は、試薬テーブル4と反応テーブル3との間に設けられ、試薬テーブル4によって所定位置に搬送された試薬容器42内の試薬を分注プローブによって吸引し、アームを旋回させ、反応テーブル3によって所定位置に搬送された反応容器32に分注して試薬を所定タイミングで反応テーブル3上の反応容器32内に移送する。
図2に試薬分注機構7(検体分注機構5も同様である)の概略構成図を示す。試薬分注機構7は、図2に示すように分注プローブ50を有している。分注プローブ50は、ステンレスなどによって棒管状に形成されたもので、先端側はテーパー形状をとる。分注プローブ50の形成材料は、吸引した試薬の加温時間短縮のために熱伝導率が高いものが好ましい。分注プローブ50は、先端を下方に向けて上方の基端がアーム51の先端に取り付けてある。アーム51は、水平配置され、その基端が支軸52の上端に固定してある。支軸52は、鉛直配置されており、プローブ移送部53によって鉛直軸Oを中心として回転する。支軸52が回転すると、アーム51が水平方向に旋回して、分注プローブ50を水平方向に移動させる。また、支軸52は、プローブ移送部53によって鉛直軸Oに沿って昇降する。支軸52が昇降すると、アーム51が鉛直方向に昇降して、分注プローブ50を鉛直(上下)方向であって分注プローブ50の長手方向に昇降させる。
分注プローブ50の基端には、チューブ54aの一端が接続される。このチューブ54aの他端は、シリンジ55に接続される。シリンジ55は、チューブ54aの他端が接続された筒状のシリンダー55aと、シリンダー55aの内壁面に摺動しながらシリンダー55a内を進退可能に設けられたプランジャー55bとを有する。プランジャー55bは、プランジャー駆動部56に接続される。プランジャー駆動部56は、例えばリニアモーターを用いて構成され、シリンダー55aに対するプランジャー55bの進退移動を行うものである。シリンジ55のシリンダー55aには、チューブ54bの一端が接続される。このチューブ54bの他端は、押し出し液L1を収容するタンク57に接続される。また、チューブ54bの途中には、電磁弁58およびポンプ59が接続される。なお、押し出し液L1としては、蒸留水や脱気水などの非圧縮性流体が適用される。この押し出し液L1は、分注プローブ50の内部の洗浄を行う洗浄水としても適用される。
試薬分注機構7は、ポンプ59を駆動し、電磁弁58を開状態にすることでタンク57に収容されている押し出し液L1が、チューブ54bを経てシリンジ55のシリンダー55a内に充填され、さらにシリンダー55aからチューブ54aを経て分注プローブ50の先端まで満たされる。このように押し出し液L1が分注プローブ50の先端まで満たされた状態で、電磁弁58を閉状態にし、ポンプ59を止めておく。そして、検体や試薬の吸引を行う場合、プランジャー駆動部56を駆動してプランジャー55bをシリンダー55aに対して後退移動させることにより、押し出し液L1を介して分注プローブ50の先端部に吸引圧が印加され、この吸引圧によって検体や試薬が吸引される。一方、検体や試薬の吐出を行う場合には、プランジャー駆動部56を駆動してプランジャー55bをシリンダー55aに対して進出移動させることにより、押し出し液L1を介して分注プローブ50の先端部に吐出圧が印加され、この吐出圧によって検体や試薬が吐出される。
なお、図には明示しないが試薬分注機構7は、分注プローブ50で分注する検体および試薬の液面を検知する液面検知機能を備えている。液面検知機能には、例えば分注プローブ50が検体や試料に接した際の静電容量の変化によって液面を検知するものがある。
分注プローブ洗浄機構8は、試薬テーブル4と反応テーブル3との間であって、試薬分注機構7における分注プローブ50の水平移動の軌跡の途中位置に設けられる。図3に実施の形態1にかかる分注プローブ洗浄機構8の概略構成図を示す。図3に示すように、分注プローブ洗浄機構8は洗浄槽60を有している。洗浄槽60は、筒状に形成され、下降する分注プローブ50の先端が上方から挿入されるように上部に開口部60aを有している。
洗浄槽60の中央域には、角柱または円柱状の貯留槽62が設けられる。貯留槽62は、下降する分注プローブ50の先端が上方から挿入されるように、その上部に開口部62aを有し、その側面下部には貯留用洗浄水供給手段63が設けられる。貯留用洗浄水供給手段63は、ノズル部63aを介して貯留槽62と接続され、ノズル部63aは、その吐出口を貯留槽62の内方に向けて設けられる。ノズル部63aには、チューブ63bの一端が接続され、チューブ63bの他端は、洗浄水L2を収容する洗浄水タンク61cに接続される。また、チューブ63bの途中には、電磁弁63cとポンプ61dが接続されており、チューブ63bは、ノズル部63aから電磁弁63cおよびポンプ61dを介して洗浄水タンク61cに接続されている。なお、洗浄水L2としては、蒸留水や脱気水などが適用される。また、貯留槽62の底部には、チューブ62bの一端が接続され、チューブ62bの他端は、電磁弁62dを介して、廃棄タンク62cに接続される。
分注プローブ洗浄機構8は、電磁弁63cを開状態にしてポンプ61dを駆動することで洗浄水タンク61cに収容されている洗浄水L2が、チューブ63bを経てノズル部63aの吐出口から貯留槽62の内部に供給され、貯留槽62の内部に貯留される。洗浄水タンク61c内には、ヒータ64と温度センサ65が設置され、洗浄水供給制御部66の制御の下に、所定温度に調整される。貯留槽62下部に接続された電磁弁62dを開状態にすることで貯留槽62に貯留された洗浄水L2は、チューブ62bを経て廃棄タンク62cに排出される。洗浄水供給制御部66は、ポンプ61dの駆動、ならびに電磁弁63cおよび62dの開閉についても制御する。
つぎに、制御機構10について説明する。図1に示すように、制御機構10は、制御部101、入力部102、分析部103、記憶部104、出力部105および送受信部107を備える。制御機構10が備える各部は、制御部101に電気的に接続されている。分析部103は、制御部101を介して測光装置33に接続され、受光部33bが受光した光量に基づいて検体の成分濃度等を分析し、分析結果を制御部101に出力する。入力部102は、制御部101へ検査項目等を入力する操作を行う部分であり、例えば、キーボードやマウス等が使用される。入力部102はタッチパネルによって実現するようにしてもよい。
記憶部104は、情報を磁気的に記憶するハードディスクと、自動分析装置1が処理を実行する際にその処理にかかわる各種プログラムをハードディスクからロードして電気的に記憶するメモリとを用いて構成され、検体の分析結果等を含む諸情報を記憶する。記憶部104は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記憶された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。
出力部105は、プリンタ、スピーカー等を用いて構成され、制御部101の制御のもと、分析に関する諸情報を出力する。出力部105は、分析内容や警報等を表示するもので、ディスプレイパネル等が使用される。送受信部107は、図示しない通信ネットワークを介して所定の形式にしたがった情報の送受信を行なうインターフェースとしての機能を有する。
以上のように構成される自動分析装置1は、回転する試薬テーブル4によって周方向に沿って搬送されてくる試薬容器42から試薬分注機構7が試薬を吸引し、分注プローブ洗浄機構8により試薬を吸引した分注プローブ50を加温し、加温された試薬を反応容器32に吐出し、試薬が吐出された反応容器32は反応テーブル3によって周方向に沿って搬送され、検体分注機構5によって検体テーブル2に保持された検体容器22から検体が分注される。試薬および検体分注後の分注プローブは、キャリーオーバーを防止すべく、次の試薬および検体分注前に分注プローブ洗浄機構6および8により洗浄される。
次に、図4に示す実施の形態1の恒温槽温度調整方法のフローチャート、および図5に示す実施の形態1の恒温槽温度調整方法の動作図を参照してさらに説明する。先ず、プローブ移送部53により分注する試薬を収容した試薬容器42上に分注プローブ50を搬送し、試薬容器42内に分注プローブ50を降下する。分注プローブ50の降下により試薬液面に接触し、分注プローブ50が備える液面検知機構は、かかる液面接触による静電容量の変化により液面を検知する。液面検知後、プランジャー駆動部56の吸引圧により所定量の試薬を分注プローブ50で吸引する(ステップS100)。一方、分注プローブ洗浄機構8内の貯留槽62に貯留用洗浄水供給手段63により、洗浄水タンク61c内の加温された洗浄水L2が供給される(ステップS101)。試薬吸引後、分注プローブ50を試薬容器42から上昇させ、試薬テーブル4と反応テーブル3の間であって、試薬分注機構7における分注プローブ50の水平移動の軌跡の途中位置に設けられる分注プローブ洗浄機構8に搬送する。
搬送後、分注プローブ洗浄機構8内の貯留槽62に、試薬を吸引した分注プローブ50を挿入し、貯留槽内に供給された温洗浄水により試薬を加温する(ステップS102)。分析項目により吸引する試薬量は変化するが、分注プローブ50内の試薬高が貯留槽62内の温洗浄水面より下になるまで分注プローブ50を降下、または温水面を上昇させる(図5(c)参照)。温水の温度は、恒温槽の設定温度でもよいが、加温する時間の短縮のために設定温度より高温であってもよい。試薬の加温後、貯留槽62から分注プローブ50を上昇させ、反応テーブル3上の反応容器32内に加温した試薬を吐出する(ステップS103)。恒温槽の設定温度近辺に加温した試薬を反応容器32に吐出することにより、恒温槽の温度は安定し、信頼性の高い分析結果を得ることができる。その後、分注プローブ50は分注プローブ洗浄機構8に再度搬送され、プランジャー駆動部56による吸引・吐出圧により、貯留槽62内の洗浄水を吸引・吐出することにより洗浄される(ステップS104)。ステップS102に使用した温洗浄水で洗浄後、新たに供給された洗浄水で洗浄してもよく、ステップS102に使用した温洗浄水を廃棄タンク62cに廃棄後、新たな洗浄水で洗浄してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、1つの洗浄水タンクを有し、洗浄水が所定温度に温度調整されている分注プローブ洗浄機構を使用した恒温槽温度調整方法について説明したが、実施の形態2の恒温槽温度調整方法は、2つの洗浄水タンクを有し、温度の異なる洗浄水を供給するための三方弁を有する分注プローブ洗浄機構を使用して恒温槽の温度調整を行なう点で実施の形態1と異なる。実施の形態2では、試薬分注後の分注プローブ50を、貯留槽62に供給された常温の洗浄水で洗浄するため分注プローブ50自体の温度を低下することができるので、保冷された試薬テーブル4の温度調整をも安定化するという利点を有する。
図6は、実施の形態2にかかる分注プローブ洗浄機構8Aの概略構成図を示す。分注プローブ洗浄機構8Aは、ヒータ64および温度センサ65を備えた洗浄水タンク61cに加え、もう1つの洗浄水タンク67cを有し、ポンプ67a、チューブ67b、洗浄水タンク67cにより貯留用洗浄水供給手段67を構成する。洗浄水タンク67cは、洗浄水タンク61cと同様に、蒸留水や脱気水などの洗浄水L2が収容され、洗浄水タンク67c内の洗浄水L2は常温である。また、ノズル部63aとポンプ61dの間には電磁弁63cの替わりに三方弁63fが設置される。三方弁63fは、ポンプ61dの駆動によりチューブ63bを介して洗浄水タンク61c内の加温された洗浄水L2の供給と、ポンプ67aの駆動によりチューブ67bを介して洗浄水タンク67c内の常温の洗浄水L2の供給との切り替えを行なう。洗浄水供給制御部66Aは、分注プローブ50に吸引された試薬を加温する際には洗浄水タンク61c内の温洗浄水を供給し、試薬吐出後の分注プローブ50の洗浄の際には洗浄水タンク67cの洗浄水を供給するよう三方弁63fを切り替える。また、洗浄水供給制御部66Aは、浄水タンク61c内の洗浄水L2の温度制御、ポンプ61dおよびポンプ67aの駆動、ならびに電磁弁62dの開閉についても制御する。
図7は、実施の形態2の恒温槽温度調整方法のフローチャートを示す図である。分注プローブ50は、プローブ移送部53により分注する試薬を収容した試薬容器42上に搬送され、試薬容器42内に降下される。分注プローブ50の降下により試薬液面に接触し、分注プローブ50が備える液面検知機構は、かかる液面接触による静電容量の変化により液面を検知する。液面検知後、プランジャー駆動部56の吸引圧により所定量の試薬を分注プローブ50で吸引する(ステップS200)。一方、分注プローブ洗浄機構8A内の貯留槽62には貯留用洗浄水供給手段63により、洗浄水タンク61c内の加温された洗浄水L2が供給される(ステップS201)。試薬吸引後、分注プローブ50を試薬容器42から上昇させ、試薬テーブル4と反応テーブル3の間であって、試薬分注機構7における分注プローブ50の水平移動の軌跡の途中位置に設けられる分注プローブ洗浄機構8Aに搬送する。
搬送後、分注プローブ洗浄機構8A内の貯留槽62に、試薬を吸引した分注プローブ50を挿入し、貯留槽62内に貯留された温洗浄水により試薬を加温する(ステップS202)。分析項目により吸引する試薬量は変化するが、分注プローブ50内の試薬高が貯留槽62内の温水面より下になるまで分注プローブ50を降下、または温水面を上昇させる(図5(c)参照)。温水の温度は、恒温槽の設定温度でもよいが、加温する時間の短縮のために設定温度より高温であってもよい。試薬の加温後、貯留槽62から分注プローブ50を上昇させ、反応テーブル3上の反応容器32内に加温した試薬を吐出する(ステップS205)。一方、貯留槽62内に貯留された温洗浄水は、電磁弁62dを開状態としてチューブ62bより廃棄タンク62cに排出される(ステップS203)。貯留槽62内に洗浄水タンク67c内の常温の洗浄水L2を貯留するために電磁弁62dを閉状態とし、三方弁63fを洗浄水タンク67c側に切替後、貯留用洗浄水供給手段67により洗浄水タンク67c内の常温の洗浄水L2が貯留槽62内に供給される(ステップS204)。
ステップS205で試薬を反応容器32内に吐出した分注プローブ50は、再度分注プローブ洗浄機構8Aに搬送され、常温の洗浄水L2を貯留した貯留槽62内に下降浸漬され、プランジャー駆動部56による吸引・吐出圧により、貯留槽62内の洗浄水L2を吸引・吐出することにより洗浄される(ステップS206)。図5(e)において、貯留槽62内に貯留される洗浄水L2が常温であるのが実施の形態2であり、加温された洗浄水であるのが実施の形態1である。実施の形態2では、常温の洗浄水L2で分注プローブ50を洗浄することにより、洗浄水タンク61c内の温洗浄水温度付近まで加温された分注プローブ50の温度を低下させる。分注プローブ50の温度を低下させることにより、分注プローブ50が分注のために挿・脱入される保冷された試薬テーブル4内の温度調整を容易に行なうことができる。
(実施の形態3)
実施の形態3の分注プローブ洗浄機構8Bは噴出用洗浄水供給手段61を有し、ノズル61aにより加温された洗浄水L2を噴出し、分注プローブ内に吸引された試薬を加温する。実施の形態3では、噴出用洗浄水供給手段61により加温された洗浄水L2を噴出する際、電磁弁62dを開状態とし、加温された洗浄水L2を貯留槽62に貯留せずに排出することにより、分注プローブ内に吸引された試薬の加温時、または試薬吐出後の分注プローブ50の洗浄冷却時の貯留槽62からの熱伝導による加温・冷却効率の低下を防止することができる。
図8は、実施の形態3にかかる分注プローブ洗浄機構8Bの概略構成図を示す。実施の形態3の分注プローブ洗浄機構8Bの洗浄槽60には、噴出用洗浄水供給手段61が設けられる。噴出用洗浄水供給手段61は、ノズル部61aを有し、該ノズル部61aは、洗浄槽60内の上部に配置され、その吐出口を斜め下方に向け、かつ洗浄槽60の鉛直な中心線Sに向けて複数(本実施の形態においては2つ)設けられる。各ノズル部61aには、チューブ61bの分岐した一端がそれぞれ接続される。また、チューブ61bは、一端から他端に至る途中で1つに合流して形成される。このチューブ61bの他端は、洗浄水L2を収容する洗浄水タンク68に接続される。実施の形態3では、洗浄水タンク68にヒータ64および温度センサ65が設置される。また、1つに合流したチューブ61bの途中には、電磁弁68bおよびポンプ68aが接続される。洗浄水供給制御部66Bは、分注プローブ50に吸引された試薬を加温する際にはノズル部61aを介して洗浄水タンク68内の温洗浄水を供給し、試薬吐出後の分注プローブ50の洗浄の際には洗浄水タンク61cの洗浄水を供給するように、ポンプ61dおよびポンプ68aの駆動、ならびに電磁弁63c、68bおよび62dの開閉について制御する。分析項目により分注プローブ50により吸引する試薬量は変化するが、分注プローブ50内の試薬高がノズル部61aより下方になるまで貯留槽62内に挿入される(図10(c)参照)。
洗浄槽60の内部であってノズル部61aの下方域に、貯留槽62が設けられ、貯留槽62の底部にチューブ62b、電磁弁62dを設置する点、貯留槽62の側面下方に貯留用洗浄水供給手段63が設けられる点は実施の形態1と同様である。
つぎに、実施の形態3の恒温槽温度調整方法のフローチャートを示す図9を参照して実施の形態3をさらに説明する。分注プローブ50は、プローブ移送部53により分注する試薬を収容した試薬容器42上に搬送され、試薬容器42内に降下される。分注プローブ50の降下により試薬液面に接触し、分注プローブ50が備える液面検知機構は、かかる液面接触による静電容量の変化により液面を検知する。液面検知後、プランジャー駆動部56の吸引圧により所定量の試薬を分注プローブ50で吸引する(ステップS300)。試薬吸引後、分注プローブ50を試薬容器42から上昇させ、試薬テーブル4と反応テーブル3の間であって、試薬分注機構7における分注プローブ50の水平移動の軌跡の途中位置に設けられる分注プローブ洗浄機構8Bに搬送する。
搬送後、分注プローブ洗浄機構8B内の貯留槽62に、試薬を吸引した分注プローブ50を挿入する。その後、電磁弁68bを開状態にしてポンプ68aを駆動することで洗浄水タンク68に収容されている加温された洗浄水L2が、チューブ61bを経てノズル部61aの吐出口から洗浄槽60の内部に噴出され、分注プローブ50の外壁面と接触することにより、分注プローブ50に吸引された試薬は加温される(ステップS301)。分注プローブ50表面に噴射され落下した洗浄水L2は、開状態の電磁弁62dから廃棄タンク62cに排出される。試薬の加温後、貯留槽62から分注プローブ50を上昇させ、反応テーブル3上の反応容器32内に加温した試薬を吐出する(ステップS302)。一方、貯留槽62内に洗浄水タンク61c内の常温の洗浄水L2を貯留するために、電磁弁62dを閉状態、電磁弁63cを開状態にし、貯留用洗浄水供給手段63により洗浄水タンク61c内の常温の洗浄水L2を貯留槽62内に供給する(ステップS303)。
ステップS302で試薬を反応容器32内に吐出した分注プローブ50は、再度分注プローブ洗浄機構8Bに搬送され、常温の洗浄水L2を貯留した貯留槽62内に下降浸漬され、プランジャー駆動部56による吸引・吐出圧により、貯留槽62内の洗浄水L2を吸引・吐出することにより洗浄される(ステップS304)。実施の形態3では、常温の洗浄水L2で分注プローブ50を洗浄することにより、洗浄水タンク61c内の温洗浄水温度付近まで加温された分注プローブ50の温度を低下させることができるため、分注プローブ50が分注のために挿・脱入される保冷された試薬テーブル4内の温度調整を容易に行なうことができる。さらに、貯留槽62内に温洗浄水を貯留しないため、分注プローブ50内に吸引された試薬を吐出した後の分注プローブ50の洗浄冷却時に、貯留槽62からの熱伝導による冷却効率の低下を防止することができる。
なお、実施の形態3の変形例として、洗浄水タンク61cにヒータ64および温度センサ65を設けて、貯留用洗浄水供給手段63により貯留槽62に温洗浄水L2を供給し、貯留槽62に貯留された温洗浄水L2により分注プローブ50内に吸引された試薬を加温し、試薬を反応容器32に吐出後、常温の洗浄水L2を貯留する洗浄水タンク68から噴出用洗浄水供給手段61を介して常温の洗浄水L2を洗浄槽60に供給し、分注後の分注プローブ50の洗浄をノズル部61aから噴出される常温の洗浄水L2で行なう分注プローブ洗浄機構8Cが例示される。本変形例では、洗浄水供給制御部66Cは、分注プローブ50に吸引された試薬を加温する際にはノズル部63aを介して洗浄水タンク61c内の温洗浄水を供給し、試薬吐出後の分注プローブ50の洗浄の際には洗浄水タンク68の洗浄水を供給するように、ポンプ61dおよびポンプ68aの駆動、ならびに電磁弁63c、68bおよび62dの開閉について制御する。図11に分注プローブ洗浄機構8Cの概略構成図を示す。分注プローブ50内部の洗浄は、プランジャー駆動部56の吐出圧により押し出し液L1を吐出して行なう。本変形例についても、常温の押し出し液L1および洗浄水L2で分注プローブ50を洗浄することにより、洗浄水タンク61c内の温洗浄水温度付近まで加温された分注プローブ50の温度を低下することができるため、分注プローブ50が分注のために挿・脱入される保冷された試薬テーブル4内の温度調整を容易に行なうことができる。さらに、貯留槽62内に常温の洗浄水を貯留しないため、分注プローブ50内に吸引された試薬の加温時に、貯留槽62からの熱伝導による加温効率の低下を防止することができる。
本発明の実施の形態1にかかる自動分析装置を示す概略構成図である。 図1に示す自動分析装置で使用される試薬分注機構7の概略構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる分注プローブ洗浄機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる恒温槽温度調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる恒温槽温度調整方法の動作図である。 本発明の実施の形態2にかかる分注プローブ洗浄機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態2にかかる恒温槽温度調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかる分注プローブ洗浄機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態3にかかる恒温槽温度調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかる恒温槽温度調整方法の動作図である。 実施の形態3の変形例1にかかる分注プローブ洗浄機構の概略構成図である。
符号の説明
1 自動分析装置
2 検体テーブル
21、31、41 収納部
22 検体容器
22a、42a 開口部
23、43 読取部
3 反応テーブル
32 反応容器
33 測光装置
33a 光源
33b 受光部
34 反応容器洗浄機構
35 攪拌部
4 試薬テーブル
42 試薬容器
5 検体分注機構
7 試薬分注機構
50 分注プローブ
51 アーム
52 支軸
53 プローブ移送部
54a、54b チューブ
55 シリンジ
55a シリンダー
55b プランジャー
56 プランジャー駆動部
57 タンク
59、61d、67a、68a ポンプ
6、8、8A、8B 分注プローブ洗浄機構
60 洗浄槽
60a、62a 開口部
61 噴出用洗浄水供給手段
61a、63a ノズル部
61b、62b、63b、67b チューブ
61c、67c、68c 洗浄水タンク
58、62d、63c、68b 電磁弁
62 貯留槽
62c 廃棄タンク
63、67 貯留用洗浄水供給手段
63f 三方弁
64 ヒータ
65 温度センサ
66、66A、66B 洗浄水供給制御部
9 測定機構
10 制御機構
101 制御部
102 入力部
103 分析部
104 記憶部
105 出力部
107 送受信部
L1 押し出し液
L2 洗浄水
O 鉛直軸
S 中心線

Claims (11)

  1. 所定温度に保持された恒温槽を備える反応テーブルと、検体または試薬を分注する分注機構と、発光部および受光部を有する測光装置と、検体または試薬分注後の分注プローブを洗浄する分注プローブ洗浄機構を備え、前記反応テーブルに収納される反応容器に前記分注機構により検体および試薬を分注し、所定温度で反応後、測光装置により反応容器内の反応液を透過する光量を測定する自動分析装置における恒温槽温度調整方法において、
    前記分注機構により試薬容器内の試薬を吸引する試薬吸引ステップと、
    前記試薬吸引ステップにより試薬を吸引した前記分注プローブを前記分注プローブ洗浄機構にて加温する試薬加温ステップと、
    前記試薬加温ステップで加温された試薬を反応テーブル内の反応容器に吐出する試薬吐出ステップと、
    を含むことを特徴とする恒温槽温度調整方法。
  2. 前記試薬加温ステップは、温洗浄水が貯留された前記分注プローブ洗浄機構の貯留槽に試薬を吸引した前記分注プローブを挿入浸漬し、試薬を加温することを特徴とする請求項1に記載の恒温槽温度調整方法。
  3. 前記試薬加温ステップは、前記分注プローブ洗浄機構が備える噴出用洗浄水供給手段から温洗浄水を噴出させることにより試薬を吸引した前記分注プローブを加温することを特徴とする請求項1に記載の恒温槽温度調整方法。
  4. 前記試薬吐出ステップにて試薬を吐出した前記分注プローブを、前記分注プローブ洗浄機構にて洗浄する分注プローブ洗浄ステップを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の恒温槽温度調整方法。
  5. 前記分注プローブ洗浄ステップは、常温の洗浄水が貯留された前記分注プローブ洗浄機構の貯留槽に前記分注プローブを挿入浸漬し、貯留された洗浄水を吸引・吐出して前記分注プローブを洗浄することを特徴とする請求項4に記載の恒温槽温度調整方法。
  6. 前記分注プローブ洗浄ステップは、前記分注プローブ洗浄機構が備える噴出用洗浄水供給手段から常温の洗浄水を噴出し、前記分注機構の備える駆動部により常温の押し出し液を吐出して前記分注プローブを洗浄することを特徴とする請求項4に記載の恒温槽温度調整方法。
  7. 洗浄水を貯留する貯留槽と、洗浄水を加温する洗浄水加温手段と、洗浄水を前記貯留槽に供給する貯留用洗浄水供給手段とを備え、試薬吐出後の分注プローブの洗浄を行なう分注プローブ洗浄機構において、
    前記貯留槽は、前記貯留用洗浄水供給手段により供給された温洗浄水を貯留し、該貯留槽に試薬を吸引した前記分注プローブを挿入浸漬して試薬を加温することを特徴とする分注プローブ洗浄機構。
  8. 前記貯留槽上部領域内で洗浄水を噴出させる噴出液供給手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の分注プローブ洗浄機構。
  9. 前記噴出液供給手段により温洗浄水を噴出することにより前記分注プローブに吸引された試薬を加温することを特徴とする請求項8に記載の分注プローブ洗浄機構。
  10. 試薬を吸引した前記分注プローブが前記貯留槽に挿入される場合に、前記貯留用洗浄水供給手段または前記噴出液供給手段により前記貯留槽に温洗浄水を供給し、試薬吐出後の前記分注プローブが前記貯留槽に挿入される場合に、前記貯留用洗浄水供給手段または前記噴出液供給手段により前記貯留槽に常温の洗浄水を供給するよう制御する洗浄水供給制御手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の分注プローブ洗浄機構。
  11. 検体と試薬とを反応させることによって前記検体の成分を光学的に分析する自動分析装置であって、
    試薬を吸引した分注プローブを加温しうる請求項7〜10のいずれか一つに記載の分注プローブ洗浄機構を備えたことを特徴とする自動分析装置。
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CN110412305A (zh) * 2018-04-26 2019-11-05 日本电子株式会社 自动分析装置和自动分析方法

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