JPH05276408A - アナログ映像信号のデジタル化回路 - Google Patents

アナログ映像信号のデジタル化回路

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JPH05276408A
JPH05276408A JP4067555A JP6755592A JPH05276408A JP H05276408 A JPH05276408 A JP H05276408A JP 4067555 A JP4067555 A JP 4067555A JP 6755592 A JP6755592 A JP 6755592A JP H05276408 A JPH05276408 A JP H05276408A
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JP
Japan
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signal
noise
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video signal
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JP4067555A
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Inventor
Mitsuhiro Yamamoto
光博 山本
Junichi Matsuo
淳一 松尾
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Fujifilm Holdings Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、通常画角での1画面再生モー
ド以外のモードでモニタテレビが動作される場合におい
て、PGノイズによる画面への悪影響を防止して画質を
向上できるアナログ映像信号のデジタル化回路を得るこ
とにある。 【構成】A/D変換器13,17 の出力端に接続されて1水
平走査線に相当するデジタル画像データが書き込まれる
1Hラインメモリ14,18 と、このメモリから順次読出さ
れるデジタル画像データを取込んで、1画面分に相当す
る画像データを蓄積するRAM16,20 との間に、PGノ
イズをマスクするマスク用デジタル信号が供給されるマ
ルチプレクサ15,19 を挿入し、PGノイズが画面内に現
れるモードでモニタテレビ22を動作させた際、PGノイ
ズに対応して1Hラインメモリに蓄えられたデジタル画
像データに代えてマスク用デジタル信号をRAMに供給
させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子スチルビデ
オカメラ用再生機などに使用され、アナログ映像信号を
デジタル信号に変換してRAMに書き込む機能を有する
アナログ映像信号のデジタル化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7中符号1は図示しないビデオディス
クから取り出された映像信号を処理する従来のデジタル
化回路を示し、この回路1は、入力されたアナログ映像
信号の輝度信号を処理するA/D変換器2aと、1Hラ
インメモリ3aと、RAM4aとからなる輝度信号処理
用の処理回路と、前記映像信号の色信号を処理するA/
D変換器2bと、1Hラインメモリ3bと、RAM4b
とからなる色信号処理用の処理回路とで形成されてい
る。RAM4a,4bはD/A変換器5a,5bを夫々
別々に介してモニタテレビ6に接続されている。
【0003】A/D変換器2a,2bは入力されたアナ
ログ映像信号をデジタル信号に変換して1Hラインメモ
リ3a,3bに夫々別々に供給し、1Hラインメモリ3
a,3bはモニタテレビ6の水平走査線1本分に相当す
るデジタル画像データを記憶する。RAM4a,4bは
1Hラインメモリ3a,3bに書き込まれたデジタル画
像データを順次取り込んで、モニタテレビ6の1画面分
に相当するデジタル画像データを蓄積する。そして、モ
ニタテレビ6には、RAM4a,4bから逐次読み出さ
れるデジタル画像データが、D/A変換器5a,5bを
介してアナログ信号に変換されてから供給され、このテ
レビ6は供給されたアナログ信号を再構築して画像の再
生を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子スチル
ビデオカメラ等からのアナログ映像信号をビデオディス
クに記録する際のフォーマットにより、アナログ映像信
号の書き始めと書き終リとの繋ぎ目は、垂直同期信号が
連続する3H(1Hは1水平同期周期である。)の垂直
同期区間の立ち下がった前端から7H±2Hの範囲に位
置されるように定められている。前記7H±2Hの範囲
にはノイズが重畳されている。このノイズは、ビデオデ
ィスクに対して2トラックで一つの画面を作る記録を行
う際に、2個のヘッドの切換えに基づいて加えられるス
イッチングノイズであって、一般的にPGノイズと称さ
れている。
【0005】そして、従来においてPGノイズへの対策
は採用されておらず、このノイズはA/D変換された後
に1Hラインメモリ3a,3bを介してRAM4a,4
bに記憶され、その後にモニタテレビ6で再生処理を受
けるものであった。その理由は、PGノイズによる再生
画像への悪影響がなかったからである。
【0006】すなわち、モニタテレビ6での通常画角で
の1画面再生は、最大画角(フルスケール)で行われる
ものではなく、それよりも小さい画角で行われる。その
ため、この通常画角と前記最大画角との差の分に相当す
る映像は、モニタテレビの画面上には現れず、その現れ
ない部分に位置して(換言すれば、最大画角での画像再
生の場合に、フルスケール画面の下端部に位置して)前
記PGノイズが位置されるようになっており、したがっ
て、PGノイズによる再生画像への悪影響がない。
【0007】しかし、モニタテレビ6には、通常画角で
の1画面再生の他に、フルスケールでの1画面再生、マ
ルチ画面での再生、アンダースキャンでの再生をするこ
とができるものがある。そして、例えば図8(A)に示
すフルスケールでの1画面再生の場合には、そのフルス
ケールの大きさを通常画角に相当するまで圧縮して再生
するから、モニタテレビ6の画面の下端部には前記PG
ノイズに基づく見苦しい線Aが現れ、図8(B)に示す
4つのフルスケール画像からなる4面マルチ画面再生モ
ードの場合には、その各画像の下端部に前記PGノイズ
に基づく見苦しい線Aが現れる。なお、図8(A)中2
点鎖線で囲まれる範囲Bは前記通常画角で1画面再生が
される領域を示している。アンダースキャンによる再生
モードは、フルスケール画像の下端が画面の上下方向半
分のところに位置するように再生するモードであるた
め、この再生モードにおいても当然にPGノイズに基づ
く見苦しい線Aが画面内に現れる。また、モニタテレビ
にビデオプリンタが接続されて、モニタ画像をプリント
アウトする場合には、前記フルスケール画面相当の領域
がプリントアウトされる。そのため、プリント画面の下
端部にもPGノイズに基づく見苦しい線Aが現れる。
【0008】本発明の目的は、通常画角での1画面再生
モード以外のモードでモニタテレビが動作される場合に
おいて、PGノイズによる画面への悪影響を防止して、
画質を向上できるアナログ映像信号のデジタル化回路を
得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ映像
信号の書き始めと書き終りとの繋ぎ目にPGノイズが重
畳されるビデオ機器から出力される前記アナログ映像信
号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、この変換
器の出力端に接続され前記映像信号を再生するモニタテ
レビの1水平走査線に相当するデジタル画像データが書
き込まれる1Hラインメモリと、このメモリから順次読
み出されるデジタル画像データを取り込んで、1画面分
に相当する画像データを蓄積するRAMとを備えるアナ
ログ映像信号のデジタル化回路に適用されるものであっ
て、前記目的を達成するために、前記PGノイズをマス
クするマスク用デジタル信号が供給されるとともに、前
記PGノイズが画面内に現れるモードで前記モニタテレ
ビを動作させた際、前記継ぎ目に対応する時期に前記1
Hラインメモリに蓄えられたデジタル画像データに代え
て前記マスク用デジタル信号を前記RAMに供給させる
マルチプレクサを、前記1Hラインメモリと前記RAM
との間に挿入したものである。
【0010】
【作用】上記の構成において、マルチプレクサは通常画
角での1画面再生モードの際には1Hラインメモリから
の出力を受け入れて通過させる。そのため、1Hライン
メモリから出力されるデジタル画像データは、PGノイ
ズを含んだままでRAMに取り込まれて蓄積される。し
たがって、モニタテレビの画面上には前記PGノイズが
現れることがない。また、前記通常画角での1画面再生
モード以外のモード、例えばフルスケールでの1画面再
生モードやプリントアウトモード等が選択された場合、
マルチプレクサは、1Hラインメモリの出力の受け入れ
を中断するとともに、この中断期間の間はマスク用デジ
タル信号を受け入れて、そのデジタル信号を1Hライン
メモリに蓄えられたデジタル画像データに代えてRAM
に供給させる。このマスク用デジタル信号の供給は、ア
ナログ映像信号の書き始めと書き終りとの継ぎ目に対応
する時期に行われ、このデジタル信号により前記継ぎ目
に重畳しているPGノイズがマスクされる。そのため、
モニタテレビの画面上、またはプリントアウトされた画
面上に、PGノイズに基づく見苦しい線が見えることが
ない。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明の一実施例に係るアナログ
映像信号のデジタル化回路の構成を示すブロック図であ
る。図示しない電子スチルカメラによりアナログ映像信
号が記録されたビデオディスクから磁気ヘッドを介して
取出されたビデオ出力信号、すなわちアナログ映像信号
は、周知のように輝度信号と色信号とからなる。そのう
ちの輝度信号は輝度信号用の処理回路11で処理され、
かつ、この処理と平行して色信号は色信号用の処理回路
12により処理される。これら両系統の処理回路11,
12はデジタル化回路Dを構成している。
【0012】処理回路11は、A/D変換器13と、こ
の出力端に接続された1Hラインメモリ14と、このメ
モリ14の出力端に接続されたマルチプレクサ15と、
このマルチプレクサ15の出力端に接続されたRAM1
6とで形成されている。同様に、他の処理回路12も、
A/D変換器17と、この出力端に接続された1Hライ
ンメモリ18と、このメモリ18の出力端に接続された
マルチプレクサ19と、このマルチプレクサ19の出力
端に接続されたRAM20とで形成されている。
【0013】RAM16の出力端にはD/A変換器21
を介して端末機としてのモニタテレビ22が接続されて
いる。モニタテレビ22にはD/A変換器23を介して
RAM20の出力端も接続されているとともに、このテ
レビ22の出力端には必要に応じてビデオプリンタ27
が接続される。モニタテレビ22には、通常画角での1
画面再生モードの他にプリントアウトモードおよびマル
チ画面再生モードのいずれか一つを選択できる機能を有
したものが採用されている。なお、プリントアウトモー
ドは、モニタテレビ22等の出力端子に接続されたビデ
オプリンタ27でモニタテレビ22の画面上に再生され
た画像をプリントアウトする動作モードであり、マルチ
画面再生モードは、例えば同一絵柄の画像がテレビ画面
上に4つ再生される4面マルチ画面で再生する動作モー
ドである。
【0014】前記A/D変換器13,17には、輝度信
号Y又は色信号Cが供給され、これらのアナログ信号は
A/D変換器13,17により夫々デジタル信号に変換
される。前記1Hラインメモリ14,18(なお、1H
は1水平同期周期である。)には、A/D変換器13,
17から順次出力されるデジタル画像データが書き込ま
れ、これら1Hラインメモリ14,18はモニタテレビ
22の1水平走査線に相当するデータを記憶する容量を
持っている。前記RAM16,20は、1フレーム(1
画面)分に相当するA,B両フィールドのデジタル画像
データを蓄積する大容量メモリである。
【0015】なお、1Hラインメモリ14,18は、R
AM16,20からのデータ転送期間中におけるRAM
16,20のデータ取込みの中断に基づいてA/D変換
されたデジタル画像データを一時的に蓄積するために使
用されているとともに、これらメモリ14,18への1
H分のデジタル画像データの蓄積により、ドロップアウ
ト現象が生じた時に、その前1H分のデジタル画像デー
タをRAMに取込ませるために使用されている。
【0016】前記1Hラインメモリ14とRAM16と
の間に挿入された輝度信号用の処理回路11のマルチプ
レクサ15の入力端と、1Hラインメモリ18とRAM
20との間に挿入された色信号用の処理回路12のマル
チプレクサ19の入力端とには、夫々マスク制御手段2
4から出力されるマスク制御信号が同時に供給される。
マルチプレクサ15には、予め設定された明暗レベルを
有する輝度マスク用デジタル信号YM、例えばビデオプ
リンタ27でプリントアウトされたプリント用紙の絵柄
を囲む用紙の縁の色(白色)と同様な白レベルの輝度に
相当するデジタル信号が常に供給されている。他のマル
チプレクサ19には、予め設定された色レベルを有する
色マスク用デジタル信号CM、例えばクロマブランキン
グレベル(色信号なしの状態)に相当するデジタル信号
が常に供給されている。
【0017】マルチプレクサ15はマスク制御手段24
から出力されたマスク制御信号を受けることにより、1
Hラインメモリ14に蓄えられたデジタル画像データに
代えて前記輝度マスク用デジタル信号YMをRAM16
に供給させるものであり、同様に他のマルチプレクサ1
9もマスク制御手段24から出力されたマスク制御信号
を受けることにより、1Hラインメモリ18に蓄えられ
たデジタル画像データに代えて前記色マスク用デジタル
信号CMをRAM20に供給させる動作をなすものであ
る。そして、この動作はアナログ映像信号の書き始めと
書き終りとの繋ぎ目に対応する時期に合わせて実施さ
れ、それにより、PGノイズが重畳された水平走査線を
含む相隣接した数本の水平走査線についてマスクをかけ
るようになっている。
【0018】すなわち、マスク制御手段24は、オアゲ
ート25と、アンドゲート26とから形成されている。
オアゲード25の一方の入力端子には、前記プリントア
ウトモードが選択された際に、その選択操作に基づいて
発生されるプリント信号が供給されるとともに、他方の
入力端子には前記マルチ画面再生モードが選択された際
に、その選択操作に基づいて発生されるマルチ画面信号
が供給される。このオアゲート25の出力端はアンドゲ
ート26の一方の入力端に接続されている。アンドゲー
ト25の他方の入力端にはマスク信号が供給されてい
る。
【0019】マスク信号は、Aフィールドに対しては図
2に示すように垂直同期信号Eが連続する3H(1Hは
1水平同期周期である。)の垂直同期区間の立ち下がっ
た前端eの手前9Hのところから6Hの期間に渡って連
続して供給され、また、Bフィールドに対しては図3に
示すように垂直同期信号Eが連続する3Hの垂直同期区
間の立ち下がった前端eの手前9.5Hのところから
6.5Hの期間に渡って連続して供給されるようになっ
ている。なお、図2および図3中Zは一般映像信号、Y
は水平同期信号、Xは等価パルス、Wは切り込みパルス
を夫々示しており、また、前記前端aの手前7H±2H
の範囲は、ビデオディスクへのアナログ映像信号の書き
始めと書き終りとの継ぎ目に重畳するPGノイズの発生
範囲を示している。
【0020】ビデオディスクから読み出された出力ビデ
オ信号すなわちアナログ映像信号をモニタテレビ22に
通常画角の1画面再生モードで再生する場合には、マス
ク制御手段24に対してプリント信号、およびマルチ画
面信号がいずれも供給されないので、この制御手段24
のアンドゲート26の出力は「ロー」である。そのた
め、前記構成のデジタル化回路Dの各マルチプレクサ1
5,19は、各マスク用デジタル信号を夫々取込まない
状態にある。
【0021】したがって、A/D変換器13,17より
夫々デジタル画像データに変換された輝度信号および色
信号は、対応する1Hラインメモリ14,18に夫々書
き込まれた後、このメモリ14,18から適宜読み出さ
れてマルチプレクサ15,19を夫々通って対応するR
AM16,20に夫々取込まれる。そして、このような
アナログ映像信号のデジタル化により、ARM16,2
0に夫々蓄積された1フレーム分のデジタル画像データ
は、これらRAM16,20から逐次読み出されて、D
/A変換器21,23によりアナログ映像信号に変換さ
れた後にモニタテレビ22に供給され、このテレビ22
は供給されたアナログ映像信号を通常画角での1画面再
生モードで再生するように再構築して、その画面上に画
像を再生する。
【0022】そして、プリントアウトモードが選択され
た場合、またはマルチ画面モードが選択された場合に
は、そのモード選択の時点でマスク制御手段24のオア
ゲート25の出力が「ハイ」となってアンドゲート26
に供給される。一方、アンドゲート26には、アナログ
映像信号の書き始めと書き終りとの継ぎ目に対応する時
期、すなわち、Aフィールド(ODDフィールド)につ
いては図2に示す垂直同期信号Eの垂直同期区間の立ち
下がった前端eの手前9Hのところから6Hの期間に渡
って、また、Bフィールド(EVENフィールド)につ
いては図3に示すように垂直同期信号Eの垂直同期区間
の立ち下がった前端eの手前9.5Hのところから6.
5Hの期間に渡って、夫々マスク信号が連続して供給さ
れる。そのため、この時期のみアンドゲート26の出力
が、「ハイ」となってマルチプレクサ15,19に夫々
供給される。
【0023】そうすると、マルチプレクサ15はその前
段の1Hラインメモリ14に蓄積されているデジタル画
像データに代えて、予め定められている輝度マスク用デ
ジタル信号YMを取込んで、それを後段のRAM16に
供給し、同様にマルチプレクサ19もその前段の1Hラ
インメモリ18に蓄積されているデジタル画像データに
代えて、予め定められている色マスク用デジタル信号C
Mを取込んで、それを後段のRAM20に供給する。
【0024】このようにしてマスク制御信号の入力に基
づきマルチプレクサ15,19により1Hラインメモリ
14,18からの出力のうち、PGノイズが重畳した水
平走査線を含む数本の水平走査線に相当するデジタル画
像データに対して適宜マスク処理が施される。そのた
め、例えばプリントアウトにおいては、図4に示すよう
にプリント用紙Pの周縁に形成される四角枠状の縁取り
部Qの下枠部にマスク処理された部分Rが重なって位置
する。なお、図4〜図6中二点鎖線Lは前記マスク処理
をしない場合に現れるPGノイズに基づく見苦しい線を
示している。そして、このマスク処理された部分Rは前
記輝度マスク用デジタル信号YMおよび色マスク用デジ
タル信号CMにより、前記縁取り部Qの色と同じ「白
色」となるから、格別にマスク部分Rが目立つことがな
いとともに、PGノイズに基づく見苦しい線Lが現れる
ことがないから、プリントアウトされたプリント用紙P
の画質を向上できる。
【0025】また、図5はマルチ画面モードを選択した
場合におけるモニタテレビ22の画面を示しており、前
述のようにしてマスク処理された部分Rが、4つの同一
画像の下縁に夫々位置して白色となって現れる。したが
って、PGノイズに基づく見苦しい線Lが現れることが
なく、マルチ画面の画質を向上できるとともに、前記部
分Rを上下に隣接した同一画像間の明確な境界として利
用できる。
【0026】なお、図6はモニタテレビ22がフルスケ
ールで1画面再生を行うことができる場合の再生画面を
示しており、その画面の下端部には前記マスク処理され
た部分Rが現れるので、それにより、PGノイズに基づ
く見苦しい線Lが画面上に現れることがなく、したがっ
て、画質を向上できる。
【0027】本発明は前記一実施例には制約されない。
例えば、PGノイズをマスクする色は、その輝度マスク
信号の明度レベル等の設定を変えることにより、白色以
外の色、例えば黒色などに定めてもよいとともに、使用
者において明度レベル等の設定を任意に調節できる調節
手段を設けて実施しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のデジタル化
回路は、A/D変換器の出力端に接続されて1水平走査
線に相当するデジタル画像データが書き込まれる1Hラ
インメモリと、このメモリから順次読出されるデジタル
画像データを取込んで、1画面分に相当する画像データ
を蓄積するRAMとの間に、PGノイズをマスクするマ
スク用デジタル信号が供給されるマルチプレクサを挿入
し、PGノイズが画面内に現れるモードでモニタテレビ
を動作させた際等に、PGノイズに対応して1Hライン
メモリに蓄えられたデジタル画像データに代えてマスク
用デジタル信号をRAMに供給させる構成であるから、
通常画角での1画面再生モード以外のモードでモニタテ
レビが動作される場合において、画面上にPGノイズに
よる見苦しい線が現れることがなく、画質を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタル化回路の構成
を示すブロック図。
【図2】同実施例に係るAフィールド(ODDフィール
ド)についての出力ビデオ信号と、マスク制御信号と、
マスクされたAフィールドについての出力ビデオ信号と
の関係を示すタイムチャート。
【図3】同実施例に係るBフィールド(EVENフィー
ルド)についての出力ビデオ信号と、マスク制御信号
と、マスクされたBフィールドについての出力ビデオ信
号との関係を示すタイムチャート。
【図4】同実施例に係るデジタル化回路で処理された1
画面再生用の信号を、ビデオプリンタでプリントアウト
した場合の画面を示す図。
【図5】同実施例に係るデジタル化回路で処理された信
号を、モニタテレビに4面マルチ画で再生した場合の画
面を示す図。
【図6】同実施例に係るデジタル化回路で処理された信
号を、モニタテレビにフルスケールで1画面再生した場
合の画面を示す図。
【図7】従来例に係るデジタル化回路の構成を示すブロ
ック図。
【図8】(A)は同従来例に係るデジタル化回路で処理
された信号を、モニタテレビにフルスケールで1画面再
生した場合の画面を示す図。(B)は同実施例に係るデ
ジタル化回路で処理された信号を、モニタテレビに4面
マルチ画で再生した場合の画面を示す図。
【符号の説明】
13,17…A/D変換器、14,18…1Hラインメ
モリ、15,19…マルチプレクサ、16,20…RA
M、22…モニタテレビ、24…マスク制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ映像信号の書き始めと書き終り
    との繋ぎ目にPGノイズが重畳されるビデオ機器から出
    力される前記アナログ映像信号をデジタル信号に変換す
    るA/D変換器と、この変換器の出力端に接続され前記
    映像信号を再生するモニタテレビの1水平走査線に相当
    するデジタル画像データが書き込まれる1Hラインメモ
    リと、このメモリから順次読み出されるデジタル画像デ
    ータを取り込んで、1画面分に相当する画像データを蓄
    積するRAMとを備えるアナログ映像信号のデジタル化
    回路において、 前記PGノイズをマスクするマスク用デジタル信号が供
    給されるとともに、前記PGノイズが画面内に現れるモ
    ードで前記モニタテレビを動作させた際、前記継ぎ目に
    対応する時期に前記1Hラインメモリに蓄えられたデジ
    タル画像データに代えて前記マスク用デジタル信号を前
    記RAMに供給させるマルチプレクサを、前記1Hライ
    ンメモリと前記RAMとの間に挿入したことを特徴とす
    るアナログ映像信号のデジタル化回路。
JP4067555A 1992-03-25 1992-03-25 アナログ映像信号のデジタル化回路 Pending JPH05276408A (ja)

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