JPH0527628A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0527628A JPH0527628A JP3182506A JP18250691A JPH0527628A JP H0527628 A JPH0527628 A JP H0527628A JP 3182506 A JP3182506 A JP 3182506A JP 18250691 A JP18250691 A JP 18250691A JP H0527628 A JPH0527628 A JP H0527628A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- fixing
- image forming
- protecting member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄膜のフイルムを用いた定着装置で、ジヤム
処理の際のフイルムの損傷を防止する。 【構成】 定着器の排出側を装置外から開放する開放ユ
ニツトの開放動作に連動してフイルムを保護する位置に
移動するフイルム保護部材を設ける。
処理の際のフイルムの損傷を防止する。 【構成】 定着器の排出側を装置外から開放する開放ユ
ニツトの開放動作に連動してフイルムを保護する位置に
移動するフイルム保護部材を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定着フイルムを用いて未
定着像を定着する定着装置を有する画像形成装置に関す
る。
定着像を定着する定着装置を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、加熱方式の定着装置としては、所定
の温度に維持された加熱ローラと、弾性層を有して該加
熱ローラに圧接する加圧ローラとによって未定着のトナ
ー画像が形成された記録材を挾持搬送しつつ加熱する熱
ローラ定着方式の定着装置が多用されている。
の温度に維持された加熱ローラと、弾性層を有して該加
熱ローラに圧接する加圧ローラとによって未定着のトナ
ー画像が形成された記録材を挾持搬送しつつ加熱する熱
ローラ定着方式の定着装置が多用されている。
【0003】しかし、この熱ローラ定着方式の定着装置
は、熱ローラが大きな熱容量が必要であり、所定温度に
立ち上げるまでの時間(画像形成作動禁止の時間)、い
わゆるウエイトタイムが必要である。
は、熱ローラが大きな熱容量が必要であり、所定温度に
立ち上げるまでの時間(画像形成作動禁止の時間)、い
わゆるウエイトタイムが必要である。
【0004】このような熱ローラ定着方式の問題を解決
するものとして、出願人は特開昭63ー313182号
公報、特開平2ー157878号公報等で、熱容量の小
さな固定ヒータと、薄膜のフイルムを用いた加熱定着装
置を提案した。
するものとして、出願人は特開昭63ー313182号
公報、特開平2ー157878号公報等で、熱容量の小
さな固定ヒータと、薄膜のフイルムを用いた加熱定着装
置を提案した。
【0005】この定着装置ではトナー側に熱を集中させ
ることができ、ウエイトタイムが短く、また省電力も達
成できる。
ることができ、ウエイトタイムが短く、また省電力も達
成できる。
【0006】このような定着装置を用いた画像形成装置
においても、ジヤム処理のために定着装置の排出側を開
放できる構成とすることが好ましい。
においても、ジヤム処理のために定着装置の排出側を開
放できる構成とすることが好ましい。
【0007】
【発明が解決する問題点】前述した定着フイルムを用い
た定着装置で排出側を開放すると、定着フイルムが露出
するため操作者がフイルムに触れることがある。
た定着装置で排出側を開放すると、定着フイルムが露出
するため操作者がフイルムに触れることがある。
【0008】このフイルムは薄膜であり、フイルムに傷
がついたり損傷したりすることがある。
がついたり損傷したりすることがある。
【0009】
【問題点を解決する手段】上記問題点を解決する本発明
は、記録材上に未定着像を形成する画像形成手段と、記
録材上の未定着像を定着する定着フイルムを備えた定着
手段と、を有する画像形成装置において、上記定着手段
の排出側を装置外から開放する開放部と、この開放部の
開放動作に連動して上記定着フイルムを保護する位置に
移動するフイルム保護部材とを有することを特徴とする
ものである。
は、記録材上に未定着像を形成する画像形成手段と、記
録材上の未定着像を定着する定着フイルムを備えた定着
手段と、を有する画像形成装置において、上記定着手段
の排出側を装置外から開放する開放部と、この開放部の
開放動作に連動して上記定着フイルムを保護する位置に
移動するフイルム保護部材とを有することを特徴とする
ものである。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明の実施例の電子写真方式の画
像形成装置の断面図である。
像形成装置の断面図である。
【0012】図1において101は、感光ドラムであ
り、102は現像器であり、103は現像スリーブであ
る。104はコピー用紙を積載するカセツトであり、1
05は給紙ローラ、106はガイド、107はレジスト
ローラ、108は排熱フアン、109は定着器である。
113は光学系を表わしており、原稿ランプによって原
稿ガラス上の原稿を露光すると、その露光光は第1ミラ
ーからレンズを通過し第6ミラーを経て感光ドラム1に
照射される。
り、102は現像器であり、103は現像スリーブであ
る。104はコピー用紙を積載するカセツトであり、1
05は給紙ローラ、106はガイド、107はレジスト
ローラ、108は排熱フアン、109は定着器である。
113は光学系を表わしており、原稿ランプによって原
稿ガラス上の原稿を露光すると、その露光光は第1ミラ
ーからレンズを通過し第6ミラーを経て感光ドラム1に
照射される。
【0013】排気フアン108は、感光ドラム101と
そのクリーナーユニツト114の下流側に位置してお
り、かつ定着器ユニツト109よりは上流側に位置して
いる。よって感光ドラムに1次帯電させるときに発生す
るオゾンや、ドラム上に現像されたトナーをコピー用紙
に転写するときに発生するオゾンを排紙側からフイルタ
ー116を通して排気させる機能を排気フアン108は
果たしている。
そのクリーナーユニツト114の下流側に位置してお
り、かつ定着器ユニツト109よりは上流側に位置して
いる。よって感光ドラムに1次帯電させるときに発生す
るオゾンや、ドラム上に現像されたトナーをコピー用紙
に転写するときに発生するオゾンを排紙側からフイルタ
ー116を通して排気させる機能を排気フアン108は
果たしている。
【0014】次に図1装置の動作を説明する。通常のコ
ピー動作は、スタートキーがONされた直後にメインモ
ーター(不図示)が動作を開始する。するとソレノイド
とばねクラツチで構成されている1回転クラツチを介し
て駆動が伝達された給紙ローラ105が1回転動作する
ことにより、カセツト104からコピー用紙が給紙され
る。給紙されたコピー用紙は、ガイド106を通ってレ
ジストローラ7に案内される。レジストローラ107は
静止している為、コピー用紙は、先端がレジストローラ
のニツプ部にはさまれた状態となり、さらに用紙の後部
のみ搬送されることでループを形成して一端停止する。
これによりコピー用紙は整合されてから転写位置へ送り
出される。
ピー動作は、スタートキーがONされた直後にメインモ
ーター(不図示)が動作を開始する。するとソレノイド
とばねクラツチで構成されている1回転クラツチを介し
て駆動が伝達された給紙ローラ105が1回転動作する
ことにより、カセツト104からコピー用紙が給紙され
る。給紙されたコピー用紙は、ガイド106を通ってレ
ジストローラ7に案内される。レジストローラ107は
静止している為、コピー用紙は、先端がレジストローラ
のニツプ部にはさまれた状態となり、さらに用紙の後部
のみ搬送されることでループを形成して一端停止する。
これによりコピー用紙は整合されてから転写位置へ送り
出される。
【0015】一方光学系は、専用のステツピングモータ
(不図示)によってレジストローラから送り出されるコ
ピー用紙の先端とドラム上に形成される潜像が同期する
ようなタイミングで走査を開始する。走査後は、順次第
1〜6台ミラーを経て原稿像がドラム1上に露光を行
う。その潜像をその後のプロセスにて未定着の粉体トナ
ーで現像され、この像がコピー用紙に転写されることに
なる。
(不図示)によってレジストローラから送り出されるコ
ピー用紙の先端とドラム上に形成される潜像が同期する
ようなタイミングで走査を開始する。走査後は、順次第
1〜6台ミラーを経て原稿像がドラム1上に露光を行
う。その潜像をその後のプロセスにて未定着の粉体トナ
ーで現像され、この像がコピー用紙に転写されることに
なる。
【0016】この未定着トナーが転写されたコピー用紙
は定着器に搬送され、搬送中に加熱及び加圧されること
により定着される。120は本体左側板であり、20は
定着排紙ドアであり、両部材は略同一面上にある。
は定着器に搬送され、搬送中に加熱及び加圧されること
により定着される。120は本体左側板であり、20は
定着排紙ドアであり、両部材は略同一面上にある。
【0017】この排紙ドアが開放されることで、不図示
のセンサによって検知されメイン電源がオフされる。
のセンサによって検知されメイン電源がオフされる。
【0018】次に定着部について詳細に説明する。
【0019】図2、図3は定着部の拡大断面図であり、
図2は排紙ドアを閉じた状態、図3は開放した状態を示
す。図4は部分斜視図である。
図2は排紙ドアを閉じた状態、図3は開放した状態を示
す。図4は部分斜視図である。
【0020】7はエンドレスベルト状の定着フイルムで
あり、左側の駆動ローラ8と、右側の従動ローラ9と、
該両ローラ8、9間の下方に配置した加熱体としての定
熱容量線状加熱体1の、該3部材8、9、1間に懸回張
設してある。
あり、左側の駆動ローラ8と、右側の従動ローラ9と、
該両ローラ8、9間の下方に配置した加熱体としての定
熱容量線状加熱体1の、該3部材8、9、1間に懸回張
設してある。
【0021】従動ローラ9はエンドレスベルト状の定着
フイルム7のテンシヨンローラを兼ねさせており、該定
着フイルム7は駆動ローラ8の時計方向回転駆動に伴な
い時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部側から搬送
されてくる未定着トナー画像Taを上面に担持した記録
材Pの搬送速度と同じ周速度をもってしわや蛇行、速度
遅れなく回動駆動される。
フイルム7のテンシヨンローラを兼ねさせており、該定
着フイルム7は駆動ローラ8の時計方向回転駆動に伴な
い時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部側から搬送
されてくる未定着トナー画像Taを上面に担持した記録
材Pの搬送速度と同じ周速度をもってしわや蛇行、速度
遅れなく回動駆動される。
【0022】10は加圧部材としての、シリコンゴム等
の離形性の良いゴム弾性層12を有する加圧ローラであ
り、前記のエンドレスベルト状定着フイルム7の下行側
フイルム部分を挟ませて前記加熱体1の下面に対して不
図示の付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当接圧を
もって対向圧接させてあり、記録材Pの搬送方向に順方
向の反時計方向に軸11を中心に回転する。
の離形性の良いゴム弾性層12を有する加圧ローラであ
り、前記のエンドレスベルト状定着フイルム7の下行側
フイルム部分を挟ませて前記加熱体1の下面に対して不
図示の付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当接圧を
もって対向圧接させてあり、記録材Pの搬送方向に順方
向の反時計方向に軸11を中心に回転する。
【0023】加熱体1はフイルム7の面移動方向と交差
する方向(フイルムの幅方向)を長手とする低熱容量線
状加熱体であり、良熱伝導性のヒータ基板3、通電発熱
抵抗体(発熱体)4、検温素子5等よりなり、ヒータ支
持体2に取付け保持させて固定支持させてある。
する方向(フイルムの幅方向)を長手とする低熱容量線
状加熱体であり、良熱伝導性のヒータ基板3、通電発熱
抵抗体(発熱体)4、検温素子5等よりなり、ヒータ支
持体2に取付け保持させて固定支持させてある。
【0024】ヒータ支持体2は加熱体1を断熱支持する
断熱性・高耐熱性・剛性を有するもので、例えばPPS
(ポリフエニレンサルフアイド)、PAI(ポリアミド
イミド)・PI(ポリイミド)・PEEK(ポリエーテ
ルエーテルケトン)・液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂
や、これらの樹脂とセラミツクス・金属・ガラス等との
複合材料などで構成できる。
断熱性・高耐熱性・剛性を有するもので、例えばPPS
(ポリフエニレンサルフアイド)、PAI(ポリアミド
イミド)・PI(ポリイミド)・PEEK(ポリエーテ
ルエーテルケトン)・液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂
や、これらの樹脂とセラミツクス・金属・ガラス等との
複合材料などで構成できる。
【0025】ヒータ基板3は耐熱性・絶縁性・低熱容量
の部材であり、一例として厚み1.0mm・巾16mm
・長さ340mmのアルミナ基板である。
の部材であり、一例として厚み1.0mm・巾16mm
・長さ340mmのアルミナ基板である。
【0026】発熱体4は基板3の下面(フイルム7との
対面側)の略中央部に長手に沿って、例えばAg/Pd
(銀パラジウム)、Ta2N等の電気抵抗材料を厚み約
10μm・巾1ー7mmにスクリーン印刷等により塗工
し、その上に表面保護層として耐熱ガラス6を約10μ
mコートしたものである。
対面側)の略中央部に長手に沿って、例えばAg/Pd
(銀パラジウム)、Ta2N等の電気抵抗材料を厚み約
10μm・巾1ー7mmにスクリーン印刷等により塗工
し、その上に表面保護層として耐熱ガラス6を約10μ
mコートしたものである。
【0027】検温素子5は一例として基板3の上面(発
熱体4を設けた面とは反対側の面)の略中央部にスクリ
ーン印刷等により塗工して具備させたPt膜等の低熱容
量の測温抵抗体である。検温素子としては、他に低熱容
量のサーミスタなどを基板3に当接配置する構成にして
もよい。
熱体4を設けた面とは反対側の面)の略中央部にスクリ
ーン印刷等により塗工して具備させたPt膜等の低熱容
量の測温抵抗体である。検温素子としては、他に低熱容
量のサーミスタなどを基板3に当接配置する構成にして
もよい。
【0028】本例の加熱体1の場合は、線状又は帯状を
なす発熱体4に対し、その長手方向両端部より通電し、
発熱体4を略全長にわたって発熱させる。通電はAC1
00Vであり、検温素子5の検知温度に応じてトライア
ツクを含む不図示の通電制御回路により通電する位相角
を制御することにより、通電電力を制御している。
なす発熱体4に対し、その長手方向両端部より通電し、
発熱体4を略全長にわたって発熱させる。通電はAC1
00Vであり、検温素子5の検知温度に応じてトライア
ツクを含む不図示の通電制御回路により通電する位相角
を制御することにより、通電電力を制御している。
【0029】定着フイルム7は耐熱性・離形性・耐久性
等のある、一般に総厚100μm以下、好ましくは40
μm以下の単層或は複合層フイルムを使用できる。
等のある、一般に総厚100μm以下、好ましくは40
μm以下の単層或は複合層フイルムを使用できる。
【0030】フイルム保護部材13は、板金あるいは耐
熱性樹脂で形成され、その両端にはピン15が取付けら
れている。ピン15a,15bは支持板14a、14b
の長穴部にはめ込まれている。支持板14は定着上ステ
イ17に取りつけれていて、定着上ステイ17をとりは
ずすことにより、フイルム保護部材13をとりはずすこ
とができ、フイルムの清掃等が安易に行える。これによ
りフイルム保護部材13は回転自在、摺動自在に取りつ
けられ、ばね16により図2、3の左方向に付勢されて
いる。排紙ドア20は側板26に回転自在に支持され、
押付板27、オイル塗布ローラ21が取付けられてい
る。又固定フイルム保護部材29は側板26に取付けら
れていて、排紙ドア20が開いた時も移動することな
く、フイルム保護部材13とオーバーラツプして完全に
フイルム7をかくす。
熱性樹脂で形成され、その両端にはピン15が取付けら
れている。ピン15a,15bは支持板14a、14b
の長穴部にはめ込まれている。支持板14は定着上ステ
イ17に取りつけれていて、定着上ステイ17をとりは
ずすことにより、フイルム保護部材13をとりはずすこ
とができ、フイルムの清掃等が安易に行える。これによ
りフイルム保護部材13は回転自在、摺動自在に取りつ
けられ、ばね16により図2、3の左方向に付勢されて
いる。排紙ドア20は側板26に回転自在に支持され、
押付板27、オイル塗布ローラ21が取付けられてい
る。又固定フイルム保護部材29は側板26に取付けら
れていて、排紙ドア20が開いた時も移動することな
く、フイルム保護部材13とオーバーラツプして完全に
フイルム7をかくす。
【0031】図2に示される排紙ドア20が閉じられた
状態で、離型オイルを含浸したオイル塗布ローラは駆動
ローラ8に対向する位置で定着フイルム7に当接し表面
にオイルを塗布している。
状態で、離型オイルを含浸したオイル塗布ローラは駆動
ローラ8に対向する位置で定着フイルム7に当接し表面
にオイルを塗布している。
【0032】この状態から排紙ドア20を開放すると、
この排紙ドア20の開放動作に連動して押付板27が逃
げることにより、ばね16の付勢力によりフイルム保護
部材13は図3に示される定着フイルム7を覆う位置に
移動し、オイル塗布ローラの当接部を覆う。
この排紙ドア20の開放動作に連動して押付板27が逃
げることにより、ばね16の付勢力によりフイルム保護
部材13は図3に示される定着フイルム7を覆う位置に
移動し、オイル塗布ローラの当接部を覆う。
【0033】また、オイル塗布ローラは排紙ドア20に
一体に設けられているため、排紙ドア20を開放すると
定着フイルムから離間する。
一体に設けられているため、排紙ドア20を開放すると
定着フイルムから離間する。
【0034】このため、オイル塗布ローラの交換等のメ
ンテナンス作業をし易く、またオイルの消費量も少なく
おさえられる。
ンテナンス作業をし易く、またオイルの消費量も少なく
おさえられる。
【0035】また図3の排紙ドア20が開いた状態から
排紙ドア20をしめていくと、押付板27の先端が、ピ
ン15にあたり、フイルム保護部材13を右方向へ移動
させる。この時フイルム保護部材13は、右へ移動しな
がら、支持板14の曲げ部14cに規制され、ピン15
を中心に時計回りに回転する。上記のようなフイルム保
護部材13の運動により、小スペースでフイルム保護部
材13を格納することができる。
排紙ドア20をしめていくと、押付板27の先端が、ピ
ン15にあたり、フイルム保護部材13を右方向へ移動
させる。この時フイルム保護部材13は、右へ移動しな
がら、支持板14の曲げ部14cに規制され、ピン15
を中心に時計回りに回転する。上記のようなフイルム保
護部材13の運動により、小スペースでフイルム保護部
材13を格納することができる。
【0036】また、通常定着時はフイルム保護部材は図
2に示されるニツプ下流を開放した位置に移動するため
定着時にコピー用紙から発生する水蒸気が駆動ローラ周
辺に滞留しフイルムに露結することがない。
2に示されるニツプ下流を開放した位置に移動するため
定着時にコピー用紙から発生する水蒸気が駆動ローラ周
辺に滞留しフイルムに露結することがない。
【0037】更に排紙ドアに機械的に連動してフイルム
保護部材は移動するため電源をオフした状態でも機能
し、本実施例のように排紙ドアを開放するとメイン電源
がオフする構成では特に有効である。
保護部材は移動するため電源をオフした状態でも機能
し、本実施例のように排紙ドアを開放するとメイン電源
がオフする構成では特に有効である。
【0038】次に定着動作について説明する。
【0039】画像形成スタート信号により前述例の画像
形成装置が画像形成動作して定着装置へ搬送された、未
定着のトナー画像を上面に担持した記録材シートはガイ
ド18に案内されて加熱体1と加圧ローラ10との圧接
部(定着ニツプ部)の、定着フイルム7と加圧ローラ1
0との間に進入して、未定着トナー画像面がシートの搬
送速度と同一速度で同方向に回動状態の定着フイルム7
の下面に密着して面ズレ・しわ・寄りを生じることなく
定着フイルム7と一緒の重なり状態で加熱体1と加圧ロ
ーラ10との相互圧接部間を挟圧力を受けつつ通過して
いく。
形成装置が画像形成動作して定着装置へ搬送された、未
定着のトナー画像を上面に担持した記録材シートはガイ
ド18に案内されて加熱体1と加圧ローラ10との圧接
部(定着ニツプ部)の、定着フイルム7と加圧ローラ1
0との間に進入して、未定着トナー画像面がシートの搬
送速度と同一速度で同方向に回動状態の定着フイルム7
の下面に密着して面ズレ・しわ・寄りを生じることなく
定着フイルム7と一緒の重なり状態で加熱体1と加圧ロ
ーラ10との相互圧接部間を挟圧力を受けつつ通過して
いく。
【0040】加熱体1は画像形成スタート信号により所
定のタイミングで通電加熱されるので、トナー画像Ta
は圧接部において加熱を受けて軟化・溶融像Tbとな
る。
定のタイミングで通電加熱されるので、トナー画像Ta
は圧接部において加熱を受けて軟化・溶融像Tbとな
る。
【0041】定着フイルム7は、ヒータ支持体2の曲率
の大きいエツジ部S(曲率半径が約2mm)において、
急角度(屈曲角度θが略45°)で走行方向が転向す
る。従って、定着フイルム7と重なった状態で圧接部を
通過して搬送されたシートPは、エツジ部において定着
フイルム7から曲率分離し、排紙トレイへ排紙されてゆ
く。排紙される時までにはトナーは十分冷却固化しシー
トPに完全に定着した状態(トナー画像Tc)となって
いる。
の大きいエツジ部S(曲率半径が約2mm)において、
急角度(屈曲角度θが略45°)で走行方向が転向す
る。従って、定着フイルム7と重なった状態で圧接部を
通過して搬送されたシートPは、エツジ部において定着
フイルム7から曲率分離し、排紙トレイへ排紙されてゆ
く。排紙される時までにはトナーは十分冷却固化しシー
トPに完全に定着した状態(トナー画像Tc)となって
いる。
【0042】また、本例において加熱体1のうち発熱体
4及び基板3の熱容量が小さく、かつこれらが支持体2
により断熱支持されているので、圧接部における加熱体
1の表面温度は短時間にトナーの融点(又はシートへの
定着可能温度)に対して十分な高温に昇温するので、加
熱体1をあらかじめ昇温させておく(いわゆるスタンバ
イ温調)必要がなく、省エネルギーが実現でき、しかも
機内昇温も防止できる。
4及び基板3の熱容量が小さく、かつこれらが支持体2
により断熱支持されているので、圧接部における加熱体
1の表面温度は短時間にトナーの融点(又はシートへの
定着可能温度)に対して十分な高温に昇温するので、加
熱体1をあらかじめ昇温させておく(いわゆるスタンバ
イ温調)必要がなく、省エネルギーが実現でき、しかも
機内昇温も防止できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、ジヤ
ム処理の際にフイルムを損傷することがない。
ム処理の際にフイルムを損傷することがない。
【0044】更に、定着器のメンテナンスも容易に行な
うことができる。
うことができる。
【図1】本発明の実施例の画像形成装置の断面図であ
る。
る。
【図2】定着部の拡大断面図で、排紙ドアを閉じた状態
を示す図である。
を示す図である。
【図3】定着部の拡大断面図で、排紙ドアを開放した状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図4】定着部の部分斜視図である。
1 加熱体
13 フイルム保護部材
16、23、25 ばね
15、24、28 ピン
29 固定フイルム保護部材
Claims (4)
- 【請求項1】 記録材上に未定着像を形成する画像形成
手段と、記録材上の未定着像を定着する定着フイルムを
備えた定着手段と、を有する画像形成装置において、 上記定着手段の排出側を装置外から開放する開放部と、
この開放部の開放動作に連動して上記定着フイルムを保
護する位置に移動するフイルム保護部材とを有すること
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 上記フイルム保護部材は上記開放部の閉
成動作に連動して退避することを特徴とする請求項1の
画像形成装置。 - 【請求項3】 上記開放部の開閉動作に連動してフイル
ムと接離する離型剤塗布部材を有し、開放部の開放時、
上記フイルム保護部材は離型剤塗布部材による離型剤塗
布部を覆うことを特徴とする請求項2の画像形成装置。 - 【請求項4】 上記装置は更に加熱源を有し、記録材上
の未定着像は上記フイルムを介して加熱源からの熱で加
熱されることを特徴とする請求項1から3の画像形成装
置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP03182506A JP3072791B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 定着装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03182506A JP3072791B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 定着装置 |
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ID=16119493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03182506A Expired - Fee Related JP3072791B2 (ja) | 1990-12-18 | 1991-07-23 | 定着装置 |
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JP (1) | JP3072791B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-07-23 JP JP03182506A patent/JP3072791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010237263A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
US8306458B2 (en) | 2009-03-30 | 2012-11-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device including regulation member that regulates movement of flapper when rear cover is open |
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Publication number | Publication date |
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