JP3119002B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP3119002B2
JP3119002B2 JP04328838A JP32883892A JP3119002B2 JP 3119002 B2 JP3119002 B2 JP 3119002B2 JP 04328838 A JP04328838 A JP 04328838A JP 32883892 A JP32883892 A JP 32883892A JP 3119002 B2 JP3119002 B2 JP 3119002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンドレス状のフィル
ムと、前記フィルムの内側に設けられた加熱体と、前記
加熱体を保持する保持部と、前記フィルムの内側でフィ
ルムの移動を案内するガイド部と、を有し、前記ガイド
部は前記フィルムの内面に沿って前記保持部から立ち上
がっており、前記フィルムを介した前記加熱体からの熱
により記録材上の画像を加熱する加熱装置に関する。
【0002】この装置は、電子写真複写機・プリンタ・
ファックス等の画像形成装置における画像加熱定着装
置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像
形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成るト
ナーを用いて記録材(転写材シート・エレクトロファッ
クスシート・静電記録シート・印刷紙など)の面に間接
(転写)方式もしくは直接方式で形成した、目的の画像
情報に対応した未定着のトナー画像を、該画像を担持し
ている記録材面に永久固着画像として加熱定着処理する
画像加熱定着装置として活用できる。
【0003】また、例えば、画像を担持した記録材を加
熱して表面性を改質(つや出しなど)する装置、仮定着
処置する装置に使用できる。
【0004】
【従来の技術】従来、例えば、画像の加熱定着のための
記録材の加熱装置は、所定の温度に維持された加熱ロー
ラと、弾性層を有して該加熱ローラに圧接する加圧ロー
ラとによって、記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ロー
ラ方式が多用されている。
【0005】その他、フラッシュ加熱方式、オーブン加
熱方式、熱板加熱方式、ベルト加熱方式、高周波加熱方
式など種々の方式のものが知られている。
【0006】一方、本出願人は例えば特開昭63-313182
号公報等において、固定支持された加熱体(以下ヒータ
と記す)と、該ヒータに対向圧接しつつ搬送(移動駆
動)される耐熱性フィルムフィルムと、該フィルムを介
して記録材をヒータに密着させる加圧部材を有し、ヒー
タの熱をフィルムを介して記録材へ付与することで記録
材面に形成担持されている未定着画像を記録材面に加熱
定着させる方式・構成の装置を提案し、既に実用にも供
している。
【0007】より具体的には、薄肉の耐熱性フィルム
(又はシート)と、該フィルムの移動駆動手段と、該フ
ィルムを中にしてその一方面側に固定支持して配置され
たヒータと、他方面側に該ヒータに対向して配置され該
ヒータに対して該フィルムを介して画像定着するべき記
録材の顕画像担持面を密着させる加圧部材を有し、該フ
ィルムは少なくとも画像定着実行時は該フィルムと加圧
部材との間に搬送導入される画像定着すべき記録材と順
方向に略同一速度で走行移動させて該走行移動フィルム
を挟んでヒータと加圧部材との圧接で形成される定着部
としてのニップ部を通過させることにより該記録材の顕
画担持面を該フィルムを介して該ヒータで加熱して顕画
像(未定着トナー像)に熱エネルギーを付与して軟化・
溶融せしめ、次いで定着部通過後のフィルムと記録材を
分離点で離間させることを基本とする加熱手段・装置で
ある。
【0008】この様なフィルム加熱方式の装置において
は、昇温の速い加熱体と薄膜のフィルムを用いるためウ
エイトタイム短縮化(クイックスタート)が可能とな
る、その他、従来装置の種々の欠点を解決できるなどの
利点を有し、効果的なものである。
【0009】図9に耐熱性フィルムとしてエンドレスフ
ィルムを使用したこの種方式の画像加熱定着装置の一例
の概略構成を示した。
【0010】51はエンドレスベルト状の耐熱性フィル
ム(以下、定着フィルム又は単にフィルムと記す)であ
り、左側の駆動ローラ52と、右側の従動ローラ53
と、これ等の駆動ローラ52と従動ローラ53間の下方
に配置した低熱容量線状加熱体54の互いに並行な該3
部材52・53・54間に懸回張設してある。
【0011】定着フィルム51は駆動ローラ52の時計
方向回転駆動に伴ない時計方向に所定の周速度、即ち不
図示の画像形成部側から搬送されてくる未定着トナー画
像Taを上面に担持した被加熱材としての記録材シート
Pの搬送速度(プロセススピード)と略同じ周速度をも
って回転駆動される。
【0012】55は加圧部材としての加圧ローラであ
り、前記のエンドレスベルト状の定着フィルム51の下
行側フィルム部分を挟ませて前記加熱体54の下面に対
して不図示の付勢手段により圧接させてあり、記録材シ
ートPの搬送方向に順方向の反時計方向に回転する。
【0013】加熱体54はフィルム51の面移動方向と
交差する方向(フィルムの幅方向)を長手とする低熱容
量線状加熱体であり、ヒータ基板(セラミック材)56
・通電発熱抵抗体(発熱体)57・表面保護層58・検
温素子59等よりなり、断熱材60を介して鉄板から成
る支持体61に取付けて固定支持させてある。
【0014】不図示の画像形成部から搬送された未定着
のトナー画像Taを上面に担持した記録材シートPはガ
イド62に案内されて加熱体54と加圧ローラ55との
圧接部Nの定着フィルム51と加圧ローラ55との間に
進入して、未定着トナー画像面が記録材シートPの搬送
速度と同一速度で同方向に回動駆動状態の定着フィルム
51の下面に密着してフィルムと一緒の重なり状態で加
熱体54と加圧ローラ55との相互圧接部N間を通過し
ていく。
【0015】加熱体54は通電発熱抵抗体57に対して
所定のタイミングで通電加熱されて該加熱体54側の熱
エネルギーがフィルム51を介して該フィルムに密着状
態の記録材シートP側に伝達され、トナー画像Taは圧
接部Nを通過していく過程において加熱を受けて軟化・
溶融像Tbとなる。
【0016】回動駆動されている定着フィルム51は断
熱材60の曲率の大きいエッジ部Sにおいて急角度で走
行方向が転向する。従って、定着フィルム51と重なっ
た状態で圧接部Nを通過して搬送された記録材シートP
は、エッジ部Sにおいて定着フィルム51から曲率分離
し、排紙されてゆく。排紙部へ至る時までにはトナーは
十分に冷却固化し記録材シートPに完全に定着Tcした
状態となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする問題点】このようなフィルム
加熱方式の装置は問題点として次のようなことが挙げら
れている。
【0018】顕画像を担持した記録材Pを加熱定着する
際には、加熱体54は通電され所定の温度に発熱する。
また加熱体54はセラミック基板56上に通電発熱抵抗
体57が印刷されて構成されているので、比熱は小さ
く、短時間で所定の温度に発熱させることが可能であ
る。ここで発生する熱エネルギーはフィルム51を介し
て記録材Pに伝達され、記録材P上のトナー画像は記録
材上に加熱定着される。
【0019】一方、加熱体54は高耐熱性の樹脂からな
る断熱材60を介して、鉄板からなる支持体61に保持
されている。上述のように加熱体54で発生した熱エネ
ルギーはフィルムに伝達させたいのであるが、金属製の
支持体61の方が熱伝達性が良いためにかなりの熱エネ
ルギーは支持体61の方に逃げてしまう。
【0020】従って、加熱体54を所定の温度に立ち上
げる際や、所定温度に維持するために必要以上のむだな
電力を消費する。また、立ち上げに必要な所要時間も長
くなってしまう。
【0021】本発明は同じくエンドレスの耐熱性フィル
ムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置であるが、加熱
体の消費する電力の低減と所定温度までの立ち上げ時間
の短縮を図り、上述のような問題点を解消したものであ
る。また、加熱体保持部に加熱体を曲がりなく強固に保
持させること、部品点数を削減することにより装置構成
の簡略化・小型化・低コスト化を図る等を目的としてい
る。
【0022】
【問題点を解決するための手段】本発明は、エンドレス
状のフィルムと、前記フィルムの内側に設けられた加熱
体と、前記加熱体を保持する保持部と、前記フィルムの
内側でフィルムの移動を案内するガイド部と、を有し、
前記ガイド部は前記フィルムの内面に沿って前記保持部
から立ち上がっており、前記フィルムを介した前記加熱
体からの熱により記録材上の画像を加熱する加熱装置に
おいて、前記保持部と前記ガイド部は断熱性樹脂で一体
的に形成されていることを特徴とする加熱装置である。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】〈作 用〉 加熱体保持部とフィルムガイド部は断熱性樹脂で一体に
形成したものにすることで、加熱体の熱の該部材側への
逃げが小さくなり(加熱体の断熱・保温効果)、記録材
上の顕画像を加熱定着する際に、加熱体を所定温度に発
熱させるために必要な電力を大幅に低減することができ
る。ガイド部が保持部から立ち上がっているため、ガイ
ド部は比較的大きく構成されるが、ガイド部も耐熱性
脂で構成されているため、加熱体の断熱をより確実に行
なうことができる。
【0028】また、加熱体を所定温度まで立ち上げる時
間を短縮することも可能となる。加熱体保持部とガイド
部が耐熱性樹脂で一体的に形成され、ガイド部はフィル
ムの内面に沿って保持部から立ち上がっているので、ガ
イド部より保持部は曲がり難くなり加熱体を強固に保持
することができる。つまりガイド部が保持部の補強も兼
用することができ、部品点数の増加を行なうことなく保
持部は加熱体を強固に保持することができる。すなわ
ち、フィルムのガイド及び保持部の補強のためガイド部
が保持部からフィルム内面に沿って立ち上がっている
が、保持部とガイド部は耐熱性樹脂で一体的に形成され
ているので、フィルムの熱がガイド部で奪われることが
なく熱効率を向上した良好な加熱を行なうことができ
る。
【0029】
【実施例】図面は本発明の一実施例装置としての画像加
熱定着装置100を示したものである。
【0030】(1)装置100の全体的概略構造 図1は装置100の横断面図、図2は縦断面図、図3・
図4は装置の右側面図と左側面図、図5は要部の分解斜
視図である。
【0031】1は板金製の横断面上向きチャンネル
(溝)形の横長の装置フレーム(底板)、2・3はこの
装置フレーム1の左右両端部に該フレーム1に一体に具
備させた左側壁板と右側壁板、4は装置の上カバーであ
り、左右の側壁板2・3の上端部間にはめ込んでその左
右端部を夫々左右側壁板2・3に対してねじ5で固定さ
れる。ねじ5をゆるめ外すことで取り外すことができ
る。
【0032】6・7は左右の各側壁板2・3の略中央部
面に対称に形成した縦方向の切欠き長穴、8・9はその
各長穴6・7の下端部に嵌係合させた左右一対の軸受部
材である。
【0033】10は後述する加熱体との間でフィルムを
挟んでニップ部を形成し、フィルムを駆動する回転体と
してのフィルム加圧ローラ(圧接ローラ、バックアップ
ローラ)であり、中心軸11と、この軸に外装したシリ
コンゴム等の離型性のよいゴム弾性体からなるローラ部
12とからなり、中心軸11の左右端部を夫々前記左右
の軸受部材8・9に回転自由に軸受支持させてある。
【0034】13は加熱体19の支持部材としての、高
剛性・高耐熱性の熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)から
なる横長のステーであり、後述するフィルム21の内面
ガイド部材(フィルム案内部材)15・16を一体に形
成具備させてある。
【0035】このステー13は、横長の底面部14と、
この底面部14の長手両辺から夫々一連に立ち上がらせ
て具備させた、フィルム案内部材としての横断面外向き
円弧カーブの前壁板15と後壁板16と、底面部14の
左右両端部から夫々外方へ突出させた左右の水平張り出
しラグ部17・18を有している。
【0036】19は後述する構造(図6)を有する横長
の低熱容量線状加熱体であり、前記ステー13の横長底
面部14の下面に並行に取付け支持させてある。
【0037】21はエンドレスの耐熱性フィルムであ
り、加熱体19を含むステー13に外嵌させてある。こ
のエンドレスの耐熱性フィルム21の内周長と、加熱体
19を含むステー13の外周長はフィルム21の方を例
えば3mmほど大きくしてあり、従ってフィルム21は
加熱体19を含むステー13に対して周長が余裕をもっ
てルーズに外嵌している。
【0038】22はフィルム21を加熱体19を含むス
テー13に外嵌した後にステー13の左端部に嵌着して
取付け支持させたフィルム端部規制フランジ部材であ
る。23は前記ステー13の右端部にステー13と一体
的に形成されているフィルム端部規制部材である。
【0039】この左右一対の各フランジ部材22・23
の鍔座の内面22a・23a間の間隔寸法はフィルム2
1の幅寸法よりもやや大きく設定してある。
【0040】24・25はステー13の長手方向外面か
ら外方へ突出させた水平張り出しラグ部である。
【0041】装置の組み立ては、左右の側壁板2・3間
から上カバー4を外した状態において、軸11の左右端
部側に予め左右の軸受部材8・9を嵌着したフィルム加
圧ローラ10のその左右の軸受部材8・9を左右側壁板
2・3の縦方向切欠き長穴6・7に上端開放部から嵌係
合させて加圧ローラ10を左右側壁板2・3間に入れ込
み、左右の軸受部材8・9が長穴6・7の下端部に受け
止められる位置まで落し込む。
【0042】次いで、ステー13、加熱体19、フィル
ム21、左フランジ部材22を図のような関係に予め組
み立てた中間組立て体を、加熱体19側を下向きにし
て、ステー3の左右両端側の水平張り出しラグ部17・
24,18・25を夫々左右側壁板2・3の縦方向切欠
き長穴6・7に上端開放部から嵌係合させて左右側壁板
2・3間に入れ込み、下向きの加熱体19がフィルム2
1を挟んで先に組み込んである加圧ローラ10の上面に
当って受け止められるまで落し込む。
【0043】そして左右側壁板2・3の外側に長穴6・
7を通して突出している、ステー13のラグ部24・2
5の上に夫々コイルばね26・27をラグ部上面に設け
た支え凸起で位置決めさせて縦向きにセットし、上カバ
ー4を、該上カバー4の左右端部側に夫々設けた外方張
り出しラグ部28・29を上記セットしたコイルばね2
6・27の上端に夫々対応させて各コイルばね26・2
7をラグ部24・28、25・29間に押し縮めなが
ら、左右の側壁板2・3の上端部間の所定の位置まで嵌
め入れてねじ5で左右の側壁板2・3間に固定する。
【0044】これによりコイルばね26・27の押し縮
め反力で、ステー13、加熱体19、フィルム21の全
体が下方へ押圧付勢されて加熱体19と加圧ローラ10
とがフィルム21を挟んで長手各部略均等に例えば総圧
4〜7kgの当接圧をもって圧接した状態に保持され
る。
【0045】30・31は左右の側壁板2・3の外側に
長穴6・7を通して突出しているステー13の左右ラグ
部17・18に夫々嵌着した、加熱体19に対する電力
供給用の給電コネクタである。
【0046】32は装置フレーム1の前面壁に取付けて
配設した被加熱材入口ガイドであり、装置へ導入される
被加熱材としての、顕画像(粉体トナー像)Taを支持
する記録材シートP(図7)をフィルム21を挟んで圧
接している加熱体19と加圧ローラ10とのニップ部
(加熱定着部)Nのフィルム21と加圧ローラ10との
間に向けて案内する。
【0047】33は装置フレーム1の後面壁に取付けて
配設した被加熱材出口ガイド(分離ガイド)であり、上
記ニップ部を通過して出た記録材シートを下側の排出ロ
ーラ34と上側のピンチコロ38とのニップ部に案内す
る。
【0048】排出ローラ34はその軸35の左右両端部
を左右の側壁板2・3に設けた軸受36・37間に回転
自由に軸受支持させてある。ピンチコロ38はその軸3
9を上カバー4の後面壁の一部を内側に曲げて形成した
フック部40に受け入れさせて自重と押しばね41とに
より排出ローラ34の上面に当接させてある。このピン
チコロ38は排出ローラ34の回転駆動に従動回転す
る。
【0049】G1は、右側壁板3から外方へ突出させた
ローラ軸11の右端に固着した第1ギア、G3はおなじ
く右側壁板3から外方へ突出させた排出ローラ軸35の
右端に固着した第3ギア、G2は右側壁板3の外面に枢
着して設けた中継ギアとしての第2ギアであり、上記の
第1ギアG1と第3ギアG3とに噛み合っている。
【0050】第1ギアG1は不図示の駆動源機構の駆動
ギアG0から駆動力を受けて加圧ローラ10が図1上反
時計方向に回転駆動され、それに連動して第1ギアG1
の回転力が第2ギアG2を介して第3ギアG3へ伝達さ
れて排出ローラ34も図1上反時計方向に回転駆動され
る。
【0051】(2)動 作 エンドレスの耐熱性フィルム21は非駆動時においては
図6の要部部分拡大図のように加熱体19と加圧ローラ
10とのニップ部Nに挟まれている部分を除く残余の大
部分の略全周長部分がテンションフリーである。
【0052】第1ギアG1に駆動源機構の駆動ギアG0
から駆動が伝達されて加圧ローラ10が所定の周速度で
図7上反時計方向へ回転駆動されると、ニップ部Nにお
いてフィルム21に回転加圧ローラ10との摩擦力で送
り移動力がかかり、エンドレスの耐熱性フィルム21が
加圧ローラ10の回転周速と略同速度をもってフィルム
内面が加熱体19面を摺動しつつ時計方向Aに回動移動
駆動される。
【0053】このフィルム21の駆動状態においてはニ
ップ部Nよりもフィルム回動方向上流側のフィルム部分
に引き寄せ力fが作用することで、フィルム21は図7
に実線で示したようにニップ部Nよりもフイルム回動方
向上流側であって該ニップ部近傍のフイルム内面ガイド
部分、即ちフィルム21を外嵌したステー13のフィル
ム内面ガイドとしての外向き円弧カーブ前面板15の略
下半面部分に対して接触して摺動を生じながら回動す
る。
【0054】その結果、回動フィルム21には上記の前
面板15との接触摺動部の始点部Oからフィルム回動方
向下流側のニップ部Nにかけてのフィルム部分Bにテン
シヨンが作用した状態で回動することで、少なくともそ
のフィルム部分面、即ちニップ部Nの記録材シート進入
側近傍のフィルム部分面B、及びニップ部Nのフィルム
部分についてのシワの発生が上記のテンションの作用に
より防止される。
【0055】そして上記のフィルム駆動と、加熱体19
への通電を行わせた状態において、入口ガイド32に案
内されて被加熱材としての未定着トナー像Taを担持し
た記録材シートPがニップ部Nの回動フィルム21と加
圧ローラ10との間に像担持面上向きで導入されると記
録材シートPはフィルム21の面に密着してフィルム2
1と一緒にニップ部Nを移動通過していき、その移動通
過過程でニップ部Nにおいてフィルム内面に接している
加熱体19の熱エネルギーがフィルムを介して記録材シ
ートPに付与されトナー画像Taは軟化溶融像Tbとな
る。
【0056】ニップ部Nを通過した記録材シートPはト
ナー温度がガラス転移点より大なる状態でフィルム21
面から離れて出口ガイド33で排出ローラ34とピンチ
コロ38との間に案内されて装置外へ送り出される。記
録材シートPがニップ部Nを出てフィルム21面から離
れて排出ローラ34へ至るまでの間に軟化・溶融トナー
像Tbは冷却して固化像化Tcして定着する。
【0057】上記においてニップ部Nへ導入された記録
材シートPは前述したようにテンションが作用していて
シワのないフィルム部分面に常に対応密着してニップ部
Nをフィルム21と一緒に移動するのでシワのあるフィ
ルムがニップ部Nを通過する事態を生じることによる加
熱ムラ・定着ムラの発生、フィルム面の折れすじを生じ
ない。
【0058】フィルム21は被駆動時も駆動時もその全
周長の一部N又はB・Nにしかテンションが加わらない
から、即ち非駆動時(図6)においてはフィルム21は
ニップ部Nを除く残余の大部分の略全周長部分がテンシ
ョンフリーであり、駆動時もニップ部Nと、そのニップ
部Nの記録材シート進入側近傍部のフィルム部分Bにつ
いてのみテンションが作用し残余の大部分の略全周長部
分がテンションフリーであるから、また全体に周長の短
いフィルムを使用できるから、フィルム駆動のために必
要な駆動トルクは小さいものとなり、フィルム装置構
成、部品、駆動系構成は簡略化・小型化・低コスト化さ
れる。
【0059】またフィルム21の非駆動時(図6)も駆
動時(図7)もフィルム21には上記のように全周長の
一部N又はB・Nにしかテンションが加わらないので、
フィルム駆動時にフィルム21にフィルム幅方向の一方
側Q(図2)、又は他方側Rへの寄り移動を生じても、
その寄り力は小さいものである。
【0060】そのためフィルム21が寄り移動Q又はR
してその左端縁が左側フランジ部材22のフィルム端部
規制面としての鍔座内面22a、或は右端縁が右側フラ
ンジ部材23の鍔座内面23aに押し当り状態になって
もフィルム寄り力が小さいからその寄り力に対してフィ
ルムの剛性が十分に打ち勝ちフィルム端部が座屈・破損
するなどのダメージを生じない。
【0061】そしてフィルムの寄り規制手段は本実施例
装置のように簡単なフランジ部材22・23で足りるの
で、この点でも装置構成の簡略化・小型化・低コスト化
がなされ、安価で信頼性の高い装置を構成できる。
【0062】フィルム寄り規制手段としては本実施例装
置の場合のフランジ部材22・23の他にも、例えばフ
ィルム21の端部にエンドレスフィルム周方向に耐熱性
樹脂から成るリブを設け、このリブを規制してもよい。
【0063】更に、使用フィルム21としては上記のよ
うに寄り力が低下する分、剛性を低下させることができ
るので、より薄肉で熱容量が小さいものを使用して装置
のクイックスタート性を向上させることができる。
【0064】(3)フィルム21について。
【0065】フィルム21は熱容量を小さくしてクイッ
クスタート性を向上させるために、フィルム21の膜厚
Tは総厚100μm以下、好ましくは40μm以下、2
0μm以上の耐熱性・離形性・強度・耐久性等のある単
層或は複合層フィルムを使用できる。
【0066】例えば、ポリイミド・ポリエーテルイミド
(PEI)・ポリエーテルサルホン(PES)・4フッ
化エチレンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体樹脂(PFA)・ポリエーテルエーテルケトン(P
EEK)・ポリパラバン酸(PPA)、或いは複合層フ
ィルム例えば20μm厚のポリイミドフィルムの少なく
とも画像当接面側にPTFE(4フッ化エチレン樹脂)
・PFA・FEP等のフッ素樹脂・シリコン樹脂等、更
にはそれに導電材(カーボンブラック・グラファイト・
導電性ウイスカなど)を添加した離型性コート層を10
μm厚に施したものなど。
【0067】(4)加熱体19・ステー13について。
【0068】加熱体19は前述図9例の装置の加熱体5
4と同様に、ヒータ基板19a(図6参照)・通電発熱
抵抗体(発熱体)19b・表面保護層19c・検温素子
19d等よりなる。
【0069】ヒータ基板19aは耐熱性・絶縁性・低熱
容量・高熱伝導性の部材であり、例えば、厚み1mm・
巾10mm・長さ240mmのアルミナ基板である。
【0070】発熱体19bはヒータ基板19aの下面
(フィルム21との対面側)の略中央部に長手に沿っ
て、例えば、Ag/Pd(銀パラジウム)、Ta2 N、
RuO2等の電気抵抗材料を厚み約10μm・巾1〜3
mmの線状もしくは細帯状にスクリーン印刷等により塗
工し、その上に表面保護層19cとして耐熱ガラスを約
10μmコートしたものである。
【0071】検温素子19dは、一例として、ヒータ基
板19aの上面(発熱体19bを設けた面とは反対側
面)の略中央部にスクリーン印刷等により塗工して具備
させたPt膜等の低熱容量の測温抵抗体である。低熱容
量のサーミスタなども使用できる。
【0072】本例の加熱体19の場合は、線状又は細帯
状をなす発熱体19bに対し画像形成スタート信号によ
り所定のタイミングにて通電して発熱体19bを略全長
にわたって発熱させる。
【0073】通電はAC100Vであり、検温素子19
cの検知温度に応じてトライアックを含む不図示の通電
制御回路により通電する位相角を制御することにより供
給電力を制御している。
【0074】加熱体19はその発熱体19bへの通電に
より、ヒータ基板19a・発熱体19b・表面保護層1
9cの熱容量が小さいので加熱体表面が所要の定着温度
(例えば140〜200℃)まで急速に温度上昇する。
【0075】そしてこの加熱体19に接する耐熱性フィ
ルム21も熱容量が小さく、加熱体19側の熱エネルギ
ーが該フィルム21を介して該フィルムに圧接状態の記
録材シートP側に効果的に伝達されて画像の加熱定着が
実行される。
【0076】上記のように加熱体19と対向するフィル
ムの表面温度は短時間にトナーの融点(又は記録材シー
トPへの定着可能温度)に対して十分な高温に昇温する
ので、クイックスタート性に優れ、加熱体19をあらか
じめ昇温させておく、いわゆるスタンバイ温調の必要が
なく、省エネルギーが実現でき、しかも機内昇温も防止
できる。
【0077】ステー13は加熱体19を保持し、加圧ロ
ーラ10に圧接させると共に、加熱体19を断熱して発
熱を有効に使うようにするもので、断熱性・高耐熱性・
高剛性を有する、熱硬化性樹脂のフェノール樹脂から成
る。例えば、ザイロック(三井東圧化学(株))、ミュ
ーテム(松下電工(株))、スミコン(住友ベークライ
ト(株))等の高耐熱・高剛性の熱硬化性フェノール樹
脂である。これらの樹脂材料はいずれも、 ガラス転移点(TG)= 350℃以上 曲げ弾性率(250℃雰囲気)=1000Kg/mm2以上 を満足する樹脂材料である。
【0078】前述のように、ステー13は140 〜200 ℃
の定着温度で発熱する加熱体19を保持すると共に、総
圧4〜7Kgの当接圧によって加圧ローラ10に付勢さ
れている。また、加熱体19は所定の定着温度で発熱す
るように制御されているが、小サイズの記録材を加熱定
着するような場合には、記録材の幅内は記録材に伝達す
る熱量とそれを補うために加熱体が発熱する熱量がつり
あって所定の定着温度を保つ。
【0079】しかし記録材の幅外は加熱体19が発熱す
る一方なので定着温度よりも大幅に高い温度(約250
℃)に達してしまう。このような条件下でも美しい定着
画像を得るためには常に加圧ローラ10と加熱体19は
長手方向全域にわたって均一な当接圧で当接していなけ
ればならない。従って、ステー13はこのような条件下
でも変形・破損しない構造・材料でなければならない。
【0080】また、樹脂成形品は長時間にわたって荷重
・熱衝撃を受けると、材料の疲労(クリープ)によって
次第に変形していくことは良く知られている。
【0081】本実施例で示すステー13は、加熱体保持
部としての底面部14と、フィルムガイド部としての前
壁部15・後壁部16が耐熱性樹脂で一体的に形成さ
れ、ガイド部15・16はフィルムの内面に沿って保持
部14から立ち上がっているので、ガイド部15・16
により保持部は曲がり難くなり加熱体を強固に保持する
ことができる。つまりガイド部15・16が保持部14
の補強も兼用することができ、部品点数の増加を行なう
ことなく保持部14は加熱体19を強固に保持すること
ができる。ガイド部15・16が保持部14から立ち上
がっているため、ガイド部15・16は比較的大きく構
成されるが、ガイド部15も耐熱性樹脂で構成されてい
るため、加熱体19の断熱をより確実に行なうことがで
きる。
【0082】(5)画像形成装置例 図8は図1〜7の例の画像加熱定着装置100を組み込
んだ画像形成装置の一例の概略構成を示している。
【0083】本例の画像形成装置は転写式電子写真プロ
セス利用のレーザービームプリンタである。
【0084】60はプロセスカートリッジであり、回転
ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)61
・帯電器62・現像器63・クリーニング装置64の4
つのプロセス機器を包含させてある。このプロセスカー
トリッジは装置の開閉部65を開けて装置内を開放する
ことで装置内の所定の位置に対して着脱交換自在であ
る。
【0085】画像形成スタート信号によりドラム61が
矢示の時計方向に回転駆動され、その回転ドラム61面
が帯電器62により所定の極性・電位に一様帯電され、
そのドラムの帯電処理面に対してレーザースキャナ66
から出力される、目的の画像情報の時系列電気デジタル
画素信号に対応して変調されたレーザビーム67による
主走査露光がなされることで、ドラム61面に目的の画
像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。そ
の潜像は次いで現像器63でトナー画像として顕画化さ
れる。
【0086】一方、給紙カセット68内の記録材シート
Pが給紙ローラ69と分離パッド70との共働で1枚宛
分離給送され、レジストローラ対71によりドラム61
の回転と同期取りされてドラム61とそれに対向圧接し
ている転写ローラ72との定着部たる圧接ニップ部73
へ給送され、該給送記録材シートP面にドラム1面側の
トナー画像が順次に転写されていく。
【0087】転写部73を通った記録材シートPはドラ
ム61面から分離されて、ガイド74で定着装置100
へ導入され、前述した該装置100の動作・作用で未定
着トナー画像の加熱定着が実行されて出口75から画像
形成物(プリント)として出力される。
【0088】転写部73を通って記録材シートPが分離
されたドラム61面はクリーニング装置64で転写残り
トナー等の付着汚染物の除去を受けて繰り返して作像に
使用される。
【0089】なお、本発明の加熱装置は上述例の画像形
成装置の画像加熱定着装置としてだけでなく、その他
に、画像面加熱つや出し装置、仮定着装置などとしても
効果的に活用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明のフィルム加熱方式
の加熱装置は、加熱体の断熱・保温効果を高めることが
できるので、加熱体に通電する電力を大幅に低減するこ
とが可能となると共に、加熱体を定着温度まで昇温させ
る時間も短縮させることができるので、クイックスター
ト性の優れた加熱装置を提供することができる。
【0091】また、加熱装置を構成する部品点数を削減
することにより、装置構成を簡略化・小型化・低コスト
化できると共に、組立やメンテナンスの容易な、安定性
・信頼性のある装置となる。
【0092】加熱体の保持とフィルムの内面ガイド部材
耐熱性樹脂で一体的に形成したステーとすることによ
り、ステーの寸法精度・強度を管理することにより、他
の部品の寸法精度はラフであっても加熱装置としての基
本性能を維持することが可能となるので、生産性を向上
させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例装置の横断面図
【図2】 縦断面図
【図3】 右側面図
【図4】 左側面図
【図5】 要部の分解斜視図
【図6】 非駆動時のフィルム状態を示した要部の拡
大横断面図
【図7】 駆動時の同上図
【図8】 画像形成装置例の概略構成図
【図9】 フィルム加熱方式の画像加熱定着装置の公
知例の概略構成図
【符号の説明】
19 加熱体 21 エンドレスフィルム 13 加熱体保持部材14とフィルム案内部材15・
16との熱硬化性樹脂製一体成形ステー 10 回転体としての加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレス状のフィルムと、前記フィル
    ムの内側に設けられた加熱体と、前記加熱体を保持する
    保持部と、前記フィルムの内側でフィルムの移動を案内
    するガイド部と、を有し、前記ガイド部は前記フィルム
    の内面に沿って前記保持部から立ち上がっており、前記
    フィルムを介した前記加熱体からの熱により記録材上の
    画像を加熱する加熱装置において、 前記保持部と前記ガイド部は断熱性樹脂で一体的に形成
    されていることを特徴とする加熱装置。
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