JPH0527622A - 電子写真装置の熱定着器 - Google Patents

電子写真装置の熱定着器

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JPH0527622A
JPH0527622A JP3160621A JP16062191A JPH0527622A JP H0527622 A JPH0527622 A JP H0527622A JP 3160621 A JP3160621 A JP 3160621A JP 16062191 A JP16062191 A JP 16062191A JP H0527622 A JPH0527622 A JP H0527622A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
resistant belt
heating element
electrophotographic apparatus
belt
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3160621A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Matsuno
順一 松野
Naoki Oda
直己 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3160621A priority Critical patent/JPH0527622A/ja
Publication of JPH0527622A publication Critical patent/JPH0527622A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録情報に基づくトナー像を耐熱ベルトを介
して用紙へ定着する熱定着装置において、耐熱ベルトの
片寄り量を基に発熱体の設置角度を変化させて、該耐熱
ベルトの片寄りを修復することを目的とする。 【構成】 耐熱ベルトを駆動するプーリと発熱体間に小
さい張力を作用させて駆動プーリを回転させて、耐熱ベ
ルトの片寄り量を直接機械的に取り出して、この片寄り
量を発熱体の設置角度を変更するための移動量に変換
し、この片寄りを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱ベルトを介して発
熱体の熱を伝達し、記録部で形成されたトナー像を用紙
に定着する定着手段において、発熱体の設置角度に基づ
く耐熱ベルトの片寄り修復効果により、安定して耐熱ベ
ルトを回転させる電子写真装置の熱定着器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開平3−12682に
記載のように、耐熱ベルトの片寄り防止をプーリのクラ
ウン効果で実施するものや、特開平3−25472に記
載のように、耐熱ベルトの片寄り防止を、プーリのアラ
イメントを耐熱ベルトの片寄り量に基づいて変化させて
実施する構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、耐熱
ベルトに張力を作用させて耐熱ベルトを変形させること
により作用するクラウン効果で、耐熱ベルトの片寄り防
止を行う構成になっていたので、プーリ間に作用する荷
重が過大になり、定着器の機械的剛性が必要になると共
に、コスト増になるという点で問題があった。
【0004】また、プーリのアライメントを耐熱ベルト
の片寄り量に基づいて変化させて、耐熱ベルトの片寄り
防止を行う構成になっていたので、耐熱ベルトの片寄り
量を検出する手段と、プーリのアライメントを変える手
段が必要になり、機構が複雑になるとともにコスト高に
なるという点で問題があった。
【0005】本発明は、耐熱ベルトの片寄り修復を低コ
ストで実現する電子写真装置の熱定着器を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、記録部で形成されたトナー像を
用紙に転写して定着する手段を有する電子写真装置の熱
定着器において、記録情報に基づくトナー像を耐熱ベル
トを介して用紙へ定着する手段と、耐熱ベルトの片寄り
量を基に発熱体の設置角度を変化させて、耐熱ベルトの
片寄りを防止する手段とを有する構成とした。また、耐
熱ベルトの片寄り量を直接機械的に取り出して発熱体の
位置を変更し片寄りを制御する構成とした。
【0007】
【作用】駆動プーリと発熱体の間に掛けた耐熱ベルトの
回動に伴う片寄りは、発熱体の設置角度により制御でき
るため、耐熱ベルトの片寄り量を機械的に取り出し、こ
の片寄り量に基づいて作用する力で発熱体の設置角度を
変化させることができるため、誤動作することがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜3により説明
する。
【0009】本発明の一実施例の概略構成を、図1に示
す。電鋳ニッケルを基材とした極薄ベルト表面にフッ素
樹脂を被覆した耐熱ベルト1は、駆動プーリ2と発熱体
3との間に巻き付かせて図示矢印方向に回動される。弾
性体であるゴムを被覆したバックアップローラ8を回転
自由に図示していない定着器の側板に設置し、耐熱ベル
ト1を介して発熱体3に押し付けている。用紙9上に付
着したトナー像は、バックアップローラ8と発熱体3と
の接触部において、耐熱ベルト1を介して発熱体3から
伝達される熱と圧力により、用紙1に転写し同時に定着
される。駆動プーリ2は駆動源であるモータ7により回
動する。
【0010】図3に定着器で発生する耐熱ベルト1の片
寄り現象を示す。図3の(b)の断面図において、駆動
プーリ2が時計方向に回転する場合、発熱体3と耐熱ベ
ルト1間の摩擦力に起因した張力が、耐熱ベルト1の巻
き取り側に作用する。これに対し、耐熱ベルト1の送出
側には弛みが発生する。このような耐熱ベルト1の搬送
系において、駆動プーリ2の中心点と発熱体3の例えば
中心点とを結ぶ線と、駆動プーリ2の軸とから形成され
る平面上から、発熱体3の中心線が該平面上から離脱す
るように乱れると、耐熱ベルト1は片寄りを始める。平
面図に示したように、例えば時計方向に発熱体3が回転
しながらずれると、耐熱ベルト1は図3の(b)に向か
って右方向に片寄り出す。
【0011】一方、平面図に示したように、例えば反時
計方向に発熱体3が回転してずれると、耐熱ベルト1は
図3の(b)に向かって左方向に片寄り出す。
【0012】このような耐熱ベルト1の片寄り特性を図
3の(a)のグラフに示した。耐熱ベルト1の片寄り特
性を活用して、耐熱ベルト1の片寄り量を機械的に取出
し、この片寄り量に基づいて発熱体3の取付け角度を制
御する。図3の(a)は、横軸に発熱体3の取付け位置
を表しており、縦軸に耐熱ベルト1の片寄り速度、つま
り片寄り量を片寄り時間で除した量を表している。
【0013】発熱体3の取付け位置が、駆動プーリ2と
発熱体3との各軸を含む平面上にあるときは×=0とな
り、耐熱ベルト1の片寄り速度は0m/sとなり片寄る
ことはない。これに対し、発熱体3の取付け角度をずら
すと、図3の(a)に示すように発熱体3の取付け位置
のずれ量に対応した片寄り状態を示す。
【0014】この耐熱ベルト1の片寄り特性を、耐熱ベ
ルト1の片寄り修復手段に活用した構成が図1、図2に
示す定着器である。
【0015】なお図1〜図3において、同一符号は同一
機能を果す部材であり、その説明を省略したものもあ
る。
【0016】耐熱ベルト1の片寄り防止メカニズムを図
1、図2により、以下説明する。
【0017】駆動プーリ2の両端部に軸端に向けて外径
が大きくなるテーパを有するフリーフランジ6が、滑り
軸受17で回転自由に駆動プーリ2に取り付けられる。
両フリーフランジ6間の距離は、耐熱ベルト1の幅寸法
より若干大きく設定する。両フリーフランジ6には、ピ
ンA10が取り付けられており、さらにピンA10には
リンクA11が回転自由に固定される。リンクA11の
他端には回転自由にピンによって固定された滑車12と
リンクB13がある。そして、リンクB13の他端はピ
ンB14によって、発熱体3に回転自由に固定される。
【0018】このようなリンク機構によりベルトの片寄
りが修復される動作について説明する。
【0019】耐熱ベルト1が片寄り、耐熱ベルト1の端
部がフリーフランジ6に接触すると、耐熱ベルト1の回
転力は接触摩擦力により、フリーフランジ6に伝達され
る。この回転力は回転自由にピンA10に支持されたリ
ンクA11に伝達される。リンクA11に伝達された力
は、用紙9の搬送方向にリンクB13を押し出すように
伝達される。リンクB13はピンB14で回転自由に発
熱体3の端部に固定されているため、フリーフランジ6
に伝達された耐熱ベルト1からの力は、発熱体3を用紙
9の搬送方向に移動させる力になる。ここには図示して
いない定着器の両側板に固定されたステー4、弾性体5
に柔軟に支持された発熱体3は、この発熱体3を用紙9
の搬送方向に移動させる力により移動させられる。これ
により、耐熱ベルト1の片寄りは修復される。
【0020】なお、図1および図2に示す実施例におい
てはフリーフランジ6と発熱体3の間にリンク機構を設
けて、発熱体3の設置角度をフリーフランジ6の回転力
に応じて変化させて耐熱ベルト1の片寄りを修復するよ
うにしたものであるが、本発明においてはこれに限定さ
れるものではなく他の実施例でも可能である。例えば、
フリーフランジ6の軸端にピニオンを固定し、かつ発熱
体3にこのピニオンと噛み合うラックを設けて発熱体3
の設置角度をフリーフランジ6の回転力に応じて変化さ
せるようにしてもよい。
【0021】次に、本発明に用いられる耐熱ベルト1に
ついて説明する。既述のように、例えば電鋳ニッケルの
ような金属を基材とし、その外側表面にフッ素樹脂を被
覆した極薄ベルトを耐熱ベルトとして用いることができ
る。また、この耐熱ベルトの内側にもフッ素樹脂を塗布
することによって発熱体3との摩擦を減少させるように
してもよい。その他、耐熱ベルトの基材としてポリイミ
ドフィルムを用いることもでき、このポリイミドフィル
ムの外側表面にフッ素樹脂を塗布したものを用いること
もできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、比較的弱い構造で、し
かも耐熱ベルトの片寄り量を直接機械的に取り出して発
熱体の位置を変更し、耐熱ベルトの片寄りを制御するこ
とができるので、耐熱ベルトの片寄り修復を低コストで
実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子写真装置の一実施例の概略構
成の斜視図である。
【図2】図1の軸断面図である。
【図3】発熱体の設置ずれと耐熱ベルトの片寄りの関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 耐熱ベルト 2 駆動プーリ 3 発熱体 4 スティ 5 弾性体 6 フリーフランジ 7 モータ 8 バックアップローラ 9 用紙 10 ピンA 11 リンクA 12 滑車 13 リンクB 14 ピンB 15 入口ガイド 16 出口ガイド 17 滑り軸受

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録部で形成されたトナー像を用紙に転
    写して定着する手段を有する電子写真装置において、記
    録情報に基づくトナー像を、内面に発熱体を有する耐熱
    ベルトを介して用紙へ定着する手段と、前記耐熱ベルト
    の片寄り量を基に発熱体の設置角度を変化させて、該耐
    熱ベルトの片寄りを修復する手段とを有することを特徴
    とする電子写真装置の熱定着器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真装置におい
    て、耐熱ベルトを回動させる駆動プーリの両軸端に、該
    駆動プーリを回転軸として軸端にいく程外形寸法の大き
    い従動の回転体と、該回転体の軸端に回転自由にリンク
    機構を設け、該リンク機構が発熱体の設置角度を回転体
    の回転力に応じて変化させるようにしたことを特徴とす
    る電子写真装置の熱定着器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子写真装置におい
    て、耐熱ベルトを回動させる駆動プーリの両軸端に、該
    駆動プーリを回転軸として軸端にいく程外形寸法の大き
    い従動の回転体と、該回転体の軸端にピニオンを固定
    し、かつ発熱体に該ピニオンと噛みあうラックを固定
    し、これによって発熱体の設置角度を回転体の回転力に
    応じて変化させるようにしたことを特徴とする電子写真
    装置の熱定着器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子写真装置におい
    て、駆動プーリの回転軸方向に対する発熱体の中央部を
    回転中心にして、駆動プーリの回転軸に平行な面内で前
    記発熱体が回動するように支持したことを特徴とする電
    子写真装置の熱定着器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子
    写真装置において、耐熱ベルトが金属ベルトからなり、
    該金属ベルトの外側表面にフッ素樹脂を塗布した耐熱ベ
    ルトからなることを特徴とする電子写真装置の熱定着
    器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子写真装置におい
    て、金属ベルトの両面にフッ素樹脂を塗布した耐熱ベル
    トからなることを特徴とする電子写真装置の熱定着器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子
    写真装置において、耐熱ベルトがポリイミドフィルムか
    らなり、該ポリイミドフィルムの外側表面にフッ素樹脂
    を塗布した耐熱ベルトからなることを特徴とする電子写
    真装置の熱定着器。
JP3160621A 1991-07-01 1991-07-01 電子写真装置の熱定着器 Withdrawn JPH0527622A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139952A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toshiba Corp ベルト搬送装置及びベルトの蛇行規制方法
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US8792812B2 (en) 2011-09-30 2014-07-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device equipped with oblique motion prevention mechanism

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008