JPH05276203A - 変調データ発生回路 - Google Patents

変調データ発生回路

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JPH05276203A
JPH05276203A JP6814192A JP6814192A JPH05276203A JP H05276203 A JPH05276203 A JP H05276203A JP 6814192 A JP6814192 A JP 6814192A JP 6814192 A JP6814192 A JP 6814192A JP H05276203 A JPH05276203 A JP H05276203A
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JP
Japan
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data
modulation
rams
ram
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JP6814192A
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English (en)
Inventor
Shinji Suzuki
信司 鈴木
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】送信前に変調波の同相成分と直交成分の変調波
形をそれぞれROM1a,1bから読出してRAM3
a,3bに転送し、送信時はこのRAM3a,3bから
変調波形を読出し、読出された変調波形に基づいて直交
変調する場合に、ROM1a,1bから変調波形を読出
し、送信中に、RAM3a,3bからのデータの読出し
サイクルの空き時間に、読出された記憶データをRAM
3a,3bに書込むことによりRAM3a,3bのデー
タを同じデータで更新していく。 【効果】RAM3a,3bには、常に更新された変調波
形のデータが記憶されていることになる。したがって、
仮にRAM3a,3bの内容が電源電圧変動、サージ等
により変化しても、RAM3a,3bの内容が順次更新
されるので、誤った波形が送出される続けるという不都
合を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタルデータの伝送
に用いられる、PSK(Phase Shift Keying)、FSK(F
requency Shift Keying)などのディジタル無線変調方式
の変調データ発生回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に帯域信号は、f:搬送波周波数、
t:時間、ρ(t) :振幅、θ(t) :位相とすると、次の
ような形で表される。 a(t) =ρ(t)cos(2πft+θ(t)) (1) この帯域信号の振幅ρ(t) や位相θ(t) は一般に時間と
ともに変化する関数であって、情報を伝送するために用
いられる。例えば送信データに従って位相θ(t)を変化
させる変調方式をPSKという。
【0003】前記(1) 式を展開すると、次のような形に
なる。 a(t) =x(t)cos 2πft−y(t)sin 2πft (2) ここで、 x(t) =ρ(t)cosθ(t) , (3) y(t) =ρ(t)sinθ(t) (4) である。x(t) を変調波の同相成分、y(t) を変調波の
直交成分という。また、 u(t) =x(t) +jy(t) (5) を複素包絡線という(jは虚数単位)。
【0004】送信データに応じてこれらの同相成分、直
交成分を変化させ、搬送波(cos 2πft) と同相成分x
(t) との積と、π/2移相した搬送波(sin 2πft) と直
交成分y(t) との積を合成することにより、変調波を発
生することができるので情報を伝送することができる。
この原理に基づいて構成された変調方式がよく知られた
直交変調方式であり、アナログ変調方式と比較して、回
路の利得、変調特性の経時変化、温度変化に対して必要
な精度に保つことができるという利点を有する。
【0005】変調波の同相成分、直交成分を発生させる
には、プログラマブルROM(以下単に「ROM」とい
う)に変調波形ディジタル符号を記憶しておき、必要な
時にその符号を読出し、D/A変換するとよい。図3は
ROMに記憶されたデータを読出し、変調波の同相成
分、直交成分を発生させる回路を示すブロック図であ
る。アドレス発生器21は、ROM22a,22bに記
憶されているデータのアドレスを発生するもので、この
アドレスによりROM22a,22bから所定の入力信
号系列に対応した変調波の同相成分、直交成分が読出さ
れる。そのディジタル符号をD/A変換して、直交変調
器に入力すれば、変調波が発生する。
【0006】以上説明した回路は、ディジタル回路を用
いて構成できるため、小型軽量であり、調整が容易で変
調誤差が少ないという利点がある。ここで、ROMから
の変調波形ディジタル符号の読出し速度はサンプリング
定理により発生波形の最高周波数の2倍以上でなければ
ならないが、一般には、D/A変換後に不要スペクトラ
ム成分(クロック成分)の除去のため設けられる低域フ
ィルタ(LPF)の特性の関係からROMの読出し速度
すなわちクロック速度は、変調波形のデータ速度の8倍
以上に設定する必要がある。こうすることによって、L
PFの特性が緩やかでよく設計が容易になる。
【0007】ただし、変調速度が大きな場合には、回
路、特にROMの動作速度が問題となる。アドレス発生
回路やD/A変換器は、高速動作素子、例えばECL(E
mitterCoupled Logic)を用いることができるが、プログ
ラマブルROMとしてはTTL(Transistor Transistor
Logic) しか入手できない。TTLはアクセス時間が3
0nsec程度であり、このため変調速度が制限される。
【0008】そこで、ROMに加えてECL−RAMを
使用する方法が提案されている(特公平3−66866 号公
報参照)。この方法は、変調波形を予めROMに書込ん
でおき、送信前にECL−RAMに転送して、入力信号
系列に対応した同相成分、直交成分をECL−RAMか
ら読出す方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の方法
では、データの読出しを高速のECL−RAMから行う
ので変調速度の向上には有効であるが、次のような問題
があった。すなわち、送信中に、電源電圧の変動、サー
ジの混入等によりRAMの内容が書き変わってしまった
場合、いったん送信を終わって次の送信に移るまでRA
Mの内容は更新されないので、誤った波形が連続送出さ
れる。連続して送信を行う通信方式の場合、前記理由に
よりいったんRAMの内容が書き変わると、永久に更新
されない。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、RAMの内容が書き変わってしまった場合
でも、誤った波形の連続送出を避けることができる変調
データ発生回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの請求項1記載の変調データ発生回路は、変調波形を
記憶する前記記憶媒体から変調波形を読出す読出手段
と、送信中に、RAMからのデータの読出しサイクルの
空き時間に、前記読出手段から読出された記憶データを
RAMに書込むことによりRAMのデータを更新してい
く書込手段とを有するものである。
【0012】
【作用】前記の構成によれば、送信中であっても、記憶
媒体に記憶された変調波形を更新のために読出し、RA
Mに書込むことができるので、RAMには、常に更新さ
れた変調波形のデータが記憶されていることになる。
【0013】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、本発明にかかる変調データ発生回路の
構成ブロック図を示す。変調データ発生回路は、変調波
の同相成分と直交成分の変調波形をそれぞれ記憶する記
憶媒体としてのROMを含む記憶部と、記憶部から読出
された変調信号を一時RAMに記憶し、送信のつど変調
信号をRAMから読出しD/A変換して送り出す変調信
号処理部と、所定のタイミングでROMやRAMの書込
みや読出しのアドレス信号を発生するアドレス信号発生
部とに大別される。
【0014】記憶部は、変調波の同相成分と直交成分の
変調波形をそれぞれ記憶するROM1a,1bと、デー
タをROMから読出すゲート2a,2bとを有する。変
調信号処理部は、ROM1a,1bから読出された変調
波形をそれぞれ一時記憶するRAM3a,3bと、送信
時にこのRAM3a,3bから読出された変調波形をラ
ッチするラッチ回路4a,4bと、ラッチ回路4a,4
bの出力データをD/A変換するD/A変換回路5a,
5bと、D/A変換されたアナログ信号からクロック成
分等を除去するローパスフィルタ6a,6bとを有す
る。
【0015】アドレス信号発生部は、RAM3a,3b
のデータを更新するため、分周回路10でN分周された
クロックBに基づいてアドレス信号を発生する第1アド
レス信号発生回路11と、分周されないもとのクロック
Aに基づいてRAM3a,3bからのデータの読出しに
必要なアドレス信号を発生する第2アドレス信号発生回
路8と、どの送信波形を送るかを指示する送信波形指示
データを蓄えるシフトレジスタ7と、セレクタ9と、R
AM3a,3bへの書込み命令信号を発生する書込み命
令信号発生回路12とを有する。
【0016】以上の変調データ発生回路の動作をタイム
チャート(図2)を参照しながら説明する。分周回路1
0でN分周(実施例ではN=3となっている)された1
/NクロックBが発生するごとに第1アドレス信号発生
回路11は、ROM読出しアドレス信号Cを発生してR
OM1a,1bのアドレスラインに送出し(図2(c)参
照)、また、RAM書込みアドレス信号Eを発生してセ
レクタ9を通してRAM3a,3bのアドレスラインH
に送出する(図2(e) 参照)。ROM1a,1bはRO
M読出しアドレス信号Cに基づいて、比較的長いアクセ
ス時間tF かかって記憶データDを読出す(図2(c),
(d) 参照)。なおROM読出しアドレス信号Cは、RO
M1a,1bに記憶されている一部のデータのアドレス
信号である。仮にすべてのデータのアドレス信号を読出
してもRAM3a,3bからの読出しの空き時間を利用
してRAM3a,3bへの書込みを完了することはでき
ないからである。したがって、ROM読出しアドレス信
号Cの内容を1回ずつ変えていき、複数回かかってRO
M1a,1bからRAM3a,3bへの全データの更新
を終えることになる。書込み命令信号発生回路12はR
OM1a,1bが自己のデータを読出した時(時間約t
F 後)を見計らってRAM3a,3bの書込み/読出し
(R/W) 端子に書込み信号Fを発生する(図2(g) 参
照)。これによって、RAM3a,3bへの書込みが、
RAM3a,3bからの読出しの空き時間を利用してす
ばやく行われる(図2(h) 参照)。
【0017】一方、RAM3a,3bからのデータの読
出しはクロックA(実施例ではクロックAの周期は60
nsec程度である)が発生するごとに行われる。すな
わち、第2アドレス信号発生回路8は、クロックパルス
Aに基づいてデータのRAM読出しアドレス信号Fを発
生する。RAM読出しアドレス信号Fの内容は、シフト
レジスタ7に入力され記憶された送信波形指示データに
従う。RAM3a,3bの読出しラインHに読出しアド
レス信号Fが発生すると時間tA 後にRAM3a,3b
のデータIが読出される。この時間tA はRAM3a,
3bの読出しに要する時間(アクセス時間)である。そ
のデータはデータセットアップ時間tB(読出されたデ
ータが安定するまでの時間)の後にラッチ回路4a,4
bにラッチされ、データホールド時間tC (ラッチ回路
4a,4bのフリップフロップの状態をホールドさせて
安定化させる時間)の間ホールドされる。そして伝搬遅
延時間tD の後、D/A変換回路5a,5bに入力され
る。D/A変換回路5a,5bに入力されたデータはD
/A変換されセットリング時間tE (D/A変換された
アナログ出力が安定するまでの時間)の後に直交変調器
へ出力される(以上、図2(h) 〜(l) 参照)。
【0018】なお、前記図2(h) 〜(l) における時間t
A 〜tE は、それぞれ別個に設定される時間であるが、
実施例では互いにほぼ等しく、クロックAの周期の1/
6程度となっている。さらにROM1a,1bのアクセ
ス時間tF は、時間tA のほぼ15倍程度になってい
る。前記のように、ROM1a,1bに記憶されている
データを徐々にRAM3a,3bに移し変えていくの
で、時間tF が多少長くなっても差し支えない。
【0019】以上のように、クロックBの比較的長い周
期で、ROM1a,1bに記憶されているデータの一部
を読出し、RAM3a,3bの読出しの空き時間を利用
してRAM3a,3bへの書込みすなわちデータの更新
を行うことにより、RAM3a,3bには、常に更新さ
れた変調波形のデータが記憶されていることになる。な
お、本発明は前記の実施例に限定されるものではない。
例えば、図1の構成では、ROMは、1a,1bの2つ
からなり、それぞれ変調波形の同相成分と直交成分を記
憶していたが、ROMを1つにして変調波形の同相成分
と直交成分の両方を記憶させてもよい。また、変調方式
の違いに応じてROM(例えばメモリカード)を交換で
きるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の変調データ発生回
路によれば、送信中であっても、記憶媒体に記憶された
変調波形を更新のために読出し、RAMに書込むことが
できるので、RAMには、常に更新された変調波形のデ
ータが記憶されていることになる。したがって、仮にR
AMの内容が電源電圧変動、サージ等により変化して
も、RAMの内容が順次更新されるので、誤った波形が
送出される続けるという不都合を回避することができ
る。
【0021】また、RAMからのデータ読出しサイクル
の空き時間を利用するので、「変調波形を記憶する前記
記憶媒体から変調波形を読出す読出手段」の読出し速度
は遅くても構わず、比較的安価で簡単な記憶媒体を用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる変調データ発生回路の構成を示
すブロック図である。
【図2】変調データ発生回路の動作を解説するタイムチ
ャートである。
【図3】直交変調回路の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b ROM 3a,3b RAM 11 第1アドレス信号発生回路 12 書込み命令信号発生回路12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信前に変調波の同相成分と直交成分の変
    調波形をそれぞれ記憶媒体から読出してRAMに転送
    し、送信時はこのRAMから変調波形を読出し、読出さ
    れた変調波形に基づいて直交変調する位相変調回路に用
    いられ、 変調波形を記憶する前記記憶媒体から変調波形を読出す
    読出手段と、 送信中に、RAMからのデータの読出しサイクルの空き
    時間に、前記読出手段から読出された記憶データをRA
    Mに書込むことによりRAMのデータを更新していく書
    込手段とを有することを特徴とする変調データ発生回
    路。
JP6814192A 1992-03-26 1992-03-26 変調データ発生回路 Pending JPH05276203A (ja)

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JP6814192A JPH05276203A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 変調データ発生回路

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JP (1) JPH05276203A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11122378A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Nec Corp モデム信号発生回路と発生方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11122378A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Nec Corp モデム信号発生回路と発生方法

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