JPH05276032A - 不要高調波抑圧回路 - Google Patents
不要高調波抑圧回路Info
- Publication number
- JPH05276032A JPH05276032A JP4048373A JP4837392A JPH05276032A JP H05276032 A JPH05276032 A JP H05276032A JP 4048373 A JP4048373 A JP 4048373A JP 4837392 A JP4837392 A JP 4837392A JP H05276032 A JPH05276032 A JP H05276032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- switching diode
- capacitor
- frequency division
- selector
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】入力信号に位相同期した発信信号を出力する位
相同期式多周波数発生回路において、出力される希望周
波数の不要高調波を抑圧する遮断周波数可変のローパス
フィルタを簡単な回路で実現する。 【構成】入力信号に位相同期した任意の発振信号を生成
する電圧制御発振器9と可変分周器3とを含む位相同期
式多周波数発生回路1に使用される不要高調波抑圧回路
において、電圧制御発振器の出力部に接続されたローパ
スフィルタ8を形成するインダクタンス4と複数のコン
デンサ6のうち多周波数信号のいずれかに対応して遮断
周波数を切り変えるためにコンデンサを接続状態とする
スイッチングダイオード5と、このスイッチングダイオ
ードが可変分周器3の分周比を制御する外部の分周制御
信号を分岐入力してがい当するスイッチングダイオード
を制御する電圧を出力する選択器7とを有する。
相同期式多周波数発生回路において、出力される希望周
波数の不要高調波を抑圧する遮断周波数可変のローパス
フィルタを簡単な回路で実現する。 【構成】入力信号に位相同期した任意の発振信号を生成
する電圧制御発振器9と可変分周器3とを含む位相同期
式多周波数発生回路1に使用される不要高調波抑圧回路
において、電圧制御発振器の出力部に接続されたローパ
スフィルタ8を形成するインダクタンス4と複数のコン
デンサ6のうち多周波数信号のいずれかに対応して遮断
周波数を切り変えるためにコンデンサを接続状態とする
スイッチングダイオード5と、このスイッチングダイオ
ードが可変分周器3の分周比を制御する外部の分周制御
信号を分岐入力してがい当するスイッチングダイオード
を制御する電圧を出力する選択器7とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相同期方式多周波数発
生回路等に使用される不要高調波抑圧回路に関する。
生回路等に使用される不要高調波抑圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に位相同期方式多周波数発生回路
は、その発信信号源である電圧制御発振器の非線型性の
ために、出力スペクトルに原発振周波数の他にこの原発
振周波数の2倍,3倍等の高調波成分を含んでいる。こ
の不要高調波成分を十分に抑圧する必要があるために通
常低域通過型ろ波回路が使用される。しかし、広帯域な
位相同期方式多周波数信号を発生する場合には、出力可
能最低原発振周波数の2倍高調波が、出力可能最高周波
数付近、またはそれ以下となる場合に、低域通過型ろ波
回路の遮断周波数以内に2倍高調波成分が入るので、遮
断周波数を一定とすることができない。
は、その発信信号源である電圧制御発振器の非線型性の
ために、出力スペクトルに原発振周波数の他にこの原発
振周波数の2倍,3倍等の高調波成分を含んでいる。こ
の不要高調波成分を十分に抑圧する必要があるために通
常低域通過型ろ波回路が使用される。しかし、広帯域な
位相同期方式多周波数信号を発生する場合には、出力可
能最低原発振周波数の2倍高調波が、出力可能最高周波
数付近、またはそれ以下となる場合に、低域通過型ろ波
回路の遮断周波数以内に2倍高調波成分が入るので、遮
断周波数を一定とすることができない。
【0003】従来、この種の不要高調波抑圧回路は図2
に示すように、電圧制御発振器(以下VCOという)9
へのループろ波器10から入力される制御電圧15によ
り電圧可変容量コンデンサ例えばバラクタ14の容量値
を変えローパスフィルタ13の遮断周波数を制御する回
路がある。又、図3に示すように、それぞれハイブリッ
ド7で分配して遮断周波数の異なるローパスフィルタ1
7A,B,Cをスイッチ16A,B,Cにより切り替え
る回路が用いられてきた。
に示すように、電圧制御発振器(以下VCOという)9
へのループろ波器10から入力される制御電圧15によ
り電圧可変容量コンデンサ例えばバラクタ14の容量値
を変えローパスフィルタ13の遮断周波数を制御する回
路がある。又、図3に示すように、それぞれハイブリッ
ド7で分配して遮断周波数の異なるローパスフィルタ1
7A,B,Cをスイッチ16A,B,Cにより切り替え
る回路が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の不要高調波
抑圧回路の図2の方式は制御電圧として雑音特性に非常
に影響を与えるVCOの制御電圧を用いるので、この制
御電圧の信号線に雑音が乗り易くなり、位相雑音の劣化
をまねく。さらにバラクタの特性のバラツキや、電圧に
対する容量の非線形性のために、遮断周波数の調整が複
雑となる欠点がある。また図3の方式はローパスフィル
タを切り替える高周波用のスイッチが必要となり、回路
が複雑となる欠点がある。
抑圧回路の図2の方式は制御電圧として雑音特性に非常
に影響を与えるVCOの制御電圧を用いるので、この制
御電圧の信号線に雑音が乗り易くなり、位相雑音の劣化
をまねく。さらにバラクタの特性のバラツキや、電圧に
対する容量の非線形性のために、遮断周波数の調整が複
雑となる欠点がある。また図3の方式はローパスフィル
タを切り替える高周波用のスイッチが必要となり、回路
が複雑となる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の不要高調波抑圧
回路は入力信号に位相同期した任意の発振信号を生成す
る電圧制御発振器と可変分周器とを含む位相同期式多周
波数発生回路に使用される不要高調波抑圧回路におい
て、前記電圧制御発振器の出力部に接続されたローパス
フィルタを形成するインダクタンスと複数のコンデンサ
のうち多周波数信号のいずれかに対応して遮断周波数を
切り替えるために前記コンデンサを接続状態とするスイ
ッチングダイオードと、このスイッチングダイオードが
前記可変分周器の分周比を制御する外部の分周制御信号
を分岐入力してがい当する前記スイッチングダイオード
を制御する電圧を出力する選択器とを有する。
回路は入力信号に位相同期した任意の発振信号を生成す
る電圧制御発振器と可変分周器とを含む位相同期式多周
波数発生回路に使用される不要高調波抑圧回路におい
て、前記電圧制御発振器の出力部に接続されたローパス
フィルタを形成するインダクタンスと複数のコンデンサ
のうち多周波数信号のいずれかに対応して遮断周波数を
切り替えるために前記コンデンサを接続状態とするスイ
ッチングダイオードと、このスイッチングダイオードが
前記可変分周器の分周比を制御する外部の分周制御信号
を分岐入力してがい当する前記スイッチングダイオード
を制御する電圧を出力する選択器とを有する。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図1において位相同期式多周波数発生回路1は、通常の
VCO9、ループろ波器10、位相比較器11、可変分
周器3、分配器12に、本発明になるローパルフィルタ
8、選択器7を追加して構成される。
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図1において位相同期式多周波数発生回路1は、通常の
VCO9、ループろ波器10、位相比較器11、可変分
周器3、分配器12に、本発明になるローパルフィルタ
8、選択器7を追加して構成される。
【0007】次に本実施例の動作を説明する。外部から
供給される分周信号入力端子2の分周信号は希望する出
力周波数に対応した分周比に可変分周器3を設定する。
また、この分周信号は選択器7にも供給される。選択器
7は希望する出力周波数に対応したスイッチングダイオ
ード5を導通か絶縁状態かに切り替える選択電圧7Aを
出力し、それぞれの対応するコンデンサ6を接続又は切
り離し状態とする。ローパスフィルタ8はインダクタン
ス4と選択されたC6により、希望周波数の不要高調波
を十分に抑圧できる低域通過型ろ波回路の遮断周波数を
設定する。この方式では、スイッチングダイオード5に
よりコンデンサを選択する方式なので、特性のバラツキ
はなく、調整も不要となり、回路も簡単なもので実現で
きる。
供給される分周信号入力端子2の分周信号は希望する出
力周波数に対応した分周比に可変分周器3を設定する。
また、この分周信号は選択器7にも供給される。選択器
7は希望する出力周波数に対応したスイッチングダイオ
ード5を導通か絶縁状態かに切り替える選択電圧7Aを
出力し、それぞれの対応するコンデンサ6を接続又は切
り離し状態とする。ローパスフィルタ8はインダクタン
ス4と選択されたC6により、希望周波数の不要高調波
を十分に抑圧できる低域通過型ろ波回路の遮断周波数を
設定する。この方式では、スイッチングダイオード5に
よりコンデンサを選択する方式なので、特性のバラツキ
はなく、調整も不要となり、回路も簡単なもので実現で
きる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は分周信号で
制御される選択器と、改良されたローパスフィルタとを
備えることにより、所望のフィルタの遮断周波数に設定
できるので、調整が不要となり、簡単な回路で位相同期
方式多周波数発生回路の不要高調波を抑圧できる効果が
ある。
制御される選択器と、改良されたローパスフィルタとを
備えることにより、所望のフィルタの遮断周波数に設定
できるので、調整が不要となり、簡単な回路で位相同期
方式多周波数発生回路の不要高調波を抑圧できる効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の不要高調波抑圧回路のブロック図であ
る。
る。
【図3】従来の別の方式の不要高調波抑圧回路のブロッ
ク図である。
ク図である。
1 位相同期式多周波数発生回路 2 分周信号入力端子 3 可変分周器 4 インダクタンス 5 スイッチングダイオード 6 コンデンサ 7 選択器 8 ローパスフィルタ 9 電圧制御発振器(VCO) 10 ループろ波器 11 位相比較器
Claims (1)
- 【請求項1】 入力信号に位相同期した任意の発振信号
を生成する電圧制御発振器と可変分周器とを含む位相同
期式多周波数発生回路に使用される不要高調波抑圧回路
において、前記電圧制御発振器の出力部に接続されたロ
ーパスフィルタを形成するインダクタンスと複数のコン
デンサのうち多周波数信号のいずれかに対応して遮断周
波数を切り替えるために前記コンデンサを接続状態とす
るスイッチングダイオードと、このスイッチングダイオ
ードが前記可変分周器の分周比を制御する外部の分周制
御信号を分岐入力してがい当する前記スイッチングダイ
オードを制御する電圧を出力する選択器とを有すること
を特徴とする不要高調波抑圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048373A JPH05276032A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 不要高調波抑圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048373A JPH05276032A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 不要高調波抑圧回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276032A true JPH05276032A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=12801531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4048373A Withdrawn JPH05276032A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 不要高調波抑圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05276032A (ja) |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4048373A patent/JPH05276032A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |