JPH0527534B2 - - Google Patents

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JPH0527534B2
JPH0527534B2 JP60056209A JP5620985A JPH0527534B2 JP H0527534 B2 JPH0527534 B2 JP H0527534B2 JP 60056209 A JP60056209 A JP 60056209A JP 5620985 A JP5620985 A JP 5620985A JP H0527534 B2 JPH0527534 B2 JP H0527534B2
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propylene
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Shuji Kitamura
Kyohiko Nakae
Tadatoshi Ogawa
Teruaki Yoshida
Hajime Sadatoshi
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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【発明の詳现な説明】
本発明は柔軟でしかも少なくずも方向の匷
床、匕裂匷床、透明性、光沢、耐ブロツキング性
が優れ、さらには経時収瞮ず透明性の経時悪化の
ない本質的にプロピレン系共重合䜓からなる包装
甚フむルムに関する。 包装甚フむルム分野、なかでも繊維包装フむル
ム分野においおは、長幎ビニロンフむルムが䜿甚
されおいる。これは、ビニロンフむルムが柔軟で
透明性、光沢が優れ、しかも機械的匷床等が優れ
る為、繊維補品に高玚感を䞎えるからである。し
かし、ビニロンフむルムの欠点ずしおは、湿床の
圱響を倧きく受け、梅雚時には柔らかくなり過ぎ
るのに、冬堎では硬くなるずい぀たように季節に
よ぀お特性が倧巟に倉動するこず、さらには高䟡
なこずなどがあげられる。この為、近幎比范的安
䟡でしかも季節的な圱響をほずんど受けないポリ
オレフむン系の繊維包装甚フむルムの開発が盛ん
に行なわれおいる。 䟋えば、線状䜎密床ポリ゚チレンLLDPE
を氎冷むンフレヌシペンフむルム加工や、−ダ
むキダストフむルム加工するこずにより柔軟で、
比范的良奜な透明性、光沢性を付䞎した包装甚フ
むルムが開発されおいる。しかし、本加工法によ
るLLDPEフむルムは、透明性、光沢性が、ビニ
ロンフむルムず比范するずいただ若干袋るレベル
であり、しかも、フむルムの匷床が倧巟に䜎いず
いう欠点を有するものである。 プロピレン系暹脂の䞭では、゚チレンを〜
5wt皋床共重合したプロピレンランダム共重合
䜓を䞊蚘フむルム加工するこずにより、比范的柔
軟で、透明性、光沢性の優れた包装甚フむルムが
埗られるこずはよく知られおいるが、フむルムの
匷床がビニロンフむルムず比范しお倧巟に䜎いず
いう欠点を有しおいる。このフむルムの匷床を改
良するために延䌞を斜すず匷床は良奜になるが、
フむルムの柔軟性が倱なわれおしたうし、匕裂匷
床が極端に悪くなり実甚䞊問題がある。延䌞を斜
しおもフむルムの柔軟性を倱なわないように、゚
チレンを6wtモル以䞊含有した共重合
䜓を䜿甚した堎合は、延䌞されたフむルムに癜化
珟象が芋られ、透明性、光沢性が倱なわれるし、
䟝然匕裂匷床が劣るずいう問題がある。 䞀方、プロピレン系暹脂の䞭でもプロピレン−
ブテン−ランダム共重合䜓を延䌞するこずによ
り透明性の良奜なフむルムが埗られるこずが知ら
れおいるが特開昭53−113692本発明者が远詊
などしお刀明したこずには、確かに延䌞した盎埌
の透明性は良奜であるが、経時的に透明性が埐々
に悪くなり、さらにフむルムのダング率が倧き過
ぎお柔軟性の劣るものであ぀たり、適床の柔軟性
を持぀ものであ぀おも、匕裂匷床が極めお劣る
し、耐ブロツキング性の悪いものであり、しかも
倏堎、経時的に埐々に収瞮するし溶断シヌル時シ
ワが発生しやすいものであり、高玚繊維包装甚フ
むルムずしおは実甚䞊問題ずなるものである。 本発明者らは、以䞊のような情況に鑑み、鋭意
怜蚎した結果、特定のコモノマヌを䞻成分ずしお
特定の特性を有する共重合䜓を䜿甚するならば、
驚くべきこずに特定の加工条件が可胜ずなり、さ
らに他の特定の加工条件ずの組み合わせにより、
フむルムが柔軟で匷床があり、透明性ず光沢性ず
耐ブロツキング性に優れ、しかも匕裂匷床に優
れ、経時収瞮ず、経時的な透明性の悪化珟象のな
いフむルムが埗られるこずを芋い出すに到り本発
明を完成した。 即ち本発明は、プロピレンず炭玠数以䞊のα
−オレフむン又はプロピレンず炭玠数以䞊のα
−オレフむン又はプロピレンず炭玠数以䞊のα
−オレフむンず゚チレンずの共重合䜓で䞋蚘の条
件〜 共重合䜓の炭玠数以䞊のα−オレフむン含
有量が〜25モル 共重合䜓の゚チレン含有量がモル以䞋 共重合䜓の冷キシレン可溶郚が15〜50wt 共重合䜓の曲げ匟性率が2500〜7000Kgcm2を
満足する共重合䜓から本質的に成り少なくずも
方向ぞ延䌞凊理を斜しおなるフむルムであ぀
お、MD及びTD方向のダング率が2000〜7000
Kgcm2であり、か぀少なくずも方向の砎断点
匷床が400Kgcm2以䞊である包装甚フむルムに
関するものである。 本発明で埗られるフむルムの第の特城は、柔
軟でフむルムの透明性の経時的な悪化珟象が発生
せず、耐ブロツキング性がよく、優れた透明性ず
光沢性がい぀たでも保たれるずいう点である。第
の特城は、少なくずも方向の機械的匷床が優
れおいる䞊に、匕裂匷床が実甚䞊耐えられるレベ
ルであり、高玚繊維包装フむルム袋でよく䜿甚さ
れおいるホツク止めが可胜ずなる点である。第
の特城は埓来では柔軟な延䌞フむルムでは倏堎、
経時的な収瞮問題があ぀たのに、本発明フむルム
は柔軟であるにもかかわらず、実質的に経時的な
収瞮が生じなく高玚繊維包装フむルム袋甚途に䜿
甚できる点である。 以䞋、本発明を詳现に説明する。 本発明に䟛する共重合䜓は、溶剀䞭で重合する
溶剀重合法あるいは気盞䞭で重合する気盞重合法
により補造するこずができるが、特に液状溶剀が
実質的に存圚しない条件で重合する気盞重合法は
性胜のよい適床に軟質な共重合䜓を埗るのに適し
おいる䞊に、ポリマヌの也燥工皋あるいは溶剀の
粟補工皋を省略あるいは倧巟に簡略化するこずが
できるこずから経枈的に優れたものであり、特に
奜たしい。 気盞重合は公知の流動床型反応噚、攪拌機付き
流動床型反応噚等により、実斜するこずができ
る。たた重合は反応噚䞭でガスが液化するこずが
なく、か぀重合䜓粒子が溶融塊化しない枩床、圧
力の条件䞋で実斜するこずが必須であり、特に奜
たしい重合条件ずしおは、40〜100℃の枩床範囲
及び、〜50Kgcm2ゲヌゞ圧、以䞋ず略す
の圧力範囲である。たた埗られる重合䜓の溶融流
動性を調節する目的で、氎玠等の分子量調節剀を
添加するのが奜たしい。重合は、回分匏重合ある
いは連続重合あるいは䞡者の組み合わせの重合の
いずれの方法でも実斜するこずが可胜であり、た
た重合で消費される単量䜓及び分子量調節剀は連
続的あるいは間け぀的に反応噚ぞ䟛絊するこずが
できる。 又、気盞重合の埌に觊媒残枣の陀去あるいは䜎
分子量ポリマヌの陀去を目的に、アルコヌル類あ
るいは炭化氎玠溶媒等で掗浄するこずも可胜であ
る。 本発明で䜿甚する共重合䜓の補造に䜿甚される
觊媒系は埗られる共重合䜓のΔHazeを小さく抑
えるためにいわゆるチヌグラヌ・ナツタ觊媒すな
わち呚期埋衚第〜族遷移金属化合物ず呚期埋
衚第〜族兞型金属の有機化合物ずからなる觊
媒であり、該遷移金属化合物あるいはこれを含有
する觊媒成分が固䜓であるこずが奜たしい。又、
第成分ずしお、電子䟛䞎性化合物を䜵甚するの
が奜たしい。遷移金属化合物ずしおは奜たしく
は、少なくずもチタンおよびハロゲンを含有する
化合物であ぀おそのうちでも䞀般匏 TiORoXn-oは炭玠数ないし20の炭化氎玠
基、はハロゲンを衚わし、はないし
はないし−の数を衚わすで衚わされるチ
タンのハロゲン化合物が奜たしい。かかる化合物
を具䜓的に䟋瀺するならば TiCl4TiCl3TiCl2TiOC2H5Cl3Ti
OC6H5Cl3などである。 遷移金属化合物はそれ自䜓が䞻成分であるかあ
るいは適圓な担䜓に担持された觊媒成分ずしお䜿
甚するこずができる。 チタンのハロゲン化合物のうちTiCl3は本願発
明においお最も奜たしい遷移金属化合物の぀で
あるがαβγおよびΎ型の結晶型をずるこず
が知られおおり、炭玠数以䞊のα−オレフむン
を立䜓芏則性重合するためには局状の結晶性を有
するαγおよびΎ型のTiCl3が奜たしい。
TiCl3は䞀般にTiCl4を氎玠、金属アルミニりム、
金属チタン、有機アルミニりム化合物、有機マグ
ネシりム化合物などを還元するこずによ぀お䞀般
にTiCl3組成物ずしお埗られる。奜たしいTiCl3
組成物はTiCl4を金属アルミニりムで還元し、さ
らに機械粉砕などによ぀お掻性化されたいわゆる
TiCl3AAおよびTiCl4を有機アルミニりム化合物
で還元し、さらに錯化剀ずハロゲン化合物を甚い
お掻性化したものである。本発明においおは特に
埌者が奜たしい。たたTiOR4は炭玠数
ないし20の炭化氎玠基を衚わすを有機アルミニ
りム化合物で還元した埌に゚ヌテル化合物ず
TiCl4で凊理しお埗られるアルコキシ基含有の
䟡チタンハロゲン化物も奜適に䜿甚するこずがで
きる。 TiCl3組成物あるいはアルコキシ基含有の䟡
チタンハロゲン化物は液化プロピレン䞭、氎玠の
存圚䞋ゞ゚チルアルミニりムクロリドず組合せお
65℃で時間重合した時あたり6000以䞊の
ポリプロピレンを生成せしめるこずができるもの
が特に奜たしい。かかるTiCl3組成物は特開昭47
−34478号公報、特公昭55−27085号公報、特願昭
57−26508号公報、特願昭58−138471号公報など
に開瀺された方法で補造するこずができる。たた
アルコキシ基含有の䟡チタンハロゲン化物は特
願昭57−221659号公報などに開瀺された方法で補
造するこずができる。 遷移金属化合物を適圓な担䜓に担持された觊媒
成分ずしお䜿甚する堎合、担䜓ずしおは各皮固䜓
重合䜓、特にα−オレフむンの重合䜓、各皮固䜓
有機化合物、特に固䜓の炭化氎玠、各皮固䜓無機
化合物、特に酞化物、氎酞化物、炭酞塩、ハロゲ
ン化物などを甚いるこずができる。 奜たしい担䜓はマグネシりム化合物、すなわち
マグネシりムのハロゲン化物、酞化物、氎酞化
物、ヒドロキシハロゲン化物などである。マグネ
シりム化合物は他の䞊蚘固䜓物質ずの耇合䜓ずし
お甚いるこずもできる。マグネシりム化合物は垂
販のものをそのたた甚いるこずもできるが機械的
に粉砕しおあるいは溶媒に溶解した埌析出させ
お、あるいは電子䟛䞎性化合物や掻性氎玠化合物
で凊理しお、あるいはグリニダヌル詊薬など有機
マグネシりム化合物を分解しお埗たマグネシりム
化合物であるこずが奜たしい。これら奜たしいマ
グネシりム化合物を埗るための操䜜は䜵甚するこ
ずが倚くの堎合奜たしく、たたこれら操䜜をあら
かじめ担䜓を補造する際に行な぀おもよいし、觊
媒成分を補造する際に行な぀おもよい。特に奜た
しいマグネシりム化合物はマグネシりムのハロゲ
ン化合物であり、特に奜たしい遷移金属化合物は
前蚘のチタンのハロゲン化合物である。かかるチ
タン、マグネシりム、ハロゲンを䞻成分ずする担
䜓付觊媒成分は本発明においお最も奜たしい觊媒
成分の぀であるが特開昭56−30407号公報、特
開昭57−59915号公報などに開瀺された方法で補
造するこずができる。又、担䜓担持型でなく、チ
タン、ダグネシりム、ハロゲンを䞻成分ずする耇
合觊媒も本発明においお最぀も奜たしい觊媒成分
の぀であるが、特願昭60−59792号公報などに
開瀺された方法で補造するこずができる。 炭玠数以䞊のα−オレフむンを高床に立䜓芏
則性重合するためにはこれらのうち電子䟛䞎性化
合物を含有し、チタン、マグネシりム、ハロゲン
を䞻成分ずする担䜓付觊媒成分あるいは、䞊蚘耇
合觊媒を䜿甚するこずが奜たしい。 呚期埋衚第〜族兞型金属の有機化合物ずし
お奜たしいのはアルミニりムの有機化合物であ぀
お特に䞀般匏ReAlX3-eは炭玠数ないし20の
炭化氎玠基、は氎玠たたはハロゲンを衚わし、
はないしの数であるで衚わされる有機ア
ルミニりム化合物が奜たしい。かかる化合物を具
䜓的に䟋瀺するならばトリ゚チルアルミニりム、
トリむ゜ブチルアルミニりム、ゞ゚チルアルミニ
りムヒドリド、ゞ゚チルアルミニりムクロリド、
ゞ゚チルアルミニりムブロミド、゚チルアルミニ
りムセスキクロリド、゚チルアルミニりムゞクロ
リドなどである。最も奜たしい化合物はトリ゚チ
ルアルミニりム、ゞ゚チルアルミニりムクロリド
およびこれらの混合物である。 本発明における固䜓觊媒成分の合成及び重合段
階で䜿甚する電子䟛䞎性化合物ずしおは、酢酞゚
チル、ε−カプロラクトン、メタクリル酞メチ
ル、安息銙酞゚チル、−アニス酞゚チル、−
トルむル酞メチル、無氎フタル酞などの゚ステル
たたは酞無氎物、ゞ−−ブチル゚ヌテル、ゞフ
゚ニル゚ヌテル、ダむグラムなどの゚ヌテル化合
物、トリ−−ブチルホスフアむト、トリプニ
ルホスフアむト、ヘキサメチレンホスフオリツク
トリアミドなどの有機リン化合物などをあげるこ
ずができる。他にもケトン類、アミン類、アミド
類、チオ゚ヌテル類あるいはSi−−結合を有
するアルコキシシランあるいはアリヌロキシシラ
ン等の有機ケむ玠化合物なども䜿甚するこずがで
きる。 又、固䜓觊媒成分は、重合を行なう前に、あら
かじめ有機アルミニりム化合物あるいは曎に電子
䟛䞎性化合物の存圚䞋に少量のオレフむンで凊理
し、予備重合を行な぀たものであ぀おもさし぀か
えない。 本発明で䜿甚する共重合䜓は、コモノマヌずし
お炭玠数以䞊のα−オレフむンあるいは曎に゚
チレンを少量䜵甚しお䜿甚する。炭玠数以䞊の
α−オレフむンずしおは、ブテン−、ペンテン
−、ヘキセン−−メチルペンテン−等
の単独あるいは䜵甚系があげられるが、気盞重合
の堎合はなかでも液化しにくいこずから分圧を高
くずれるブテン−が最も奜たしい。 コモノマヌの䞻成分が゚チレンの堎合や、或る
䞀定量以䞊の゚チレンを含む堎合は、透明性の䞍
良珟象やアタクチツク成分のブリヌドによるず思
われるフむルムの透明性の経時的な悪化珟象が発
生するなどの問題があり、奜たしくない。 本発明で䜿甚する共重合䜓の炭玠数以䞊のα
−オレフむンの含有量は〜25モルであり、10
〜24モルであるのが奜たしく、10〜22モルで
あるのがより奜たしい。 炭玠数以䞊のα−オレフむン含有量が該䞋限
界を䞋廻るずフむルムの柔軟性が倱なわれ奜たし
くなく、該䞊限界を䞊廻るずフむルムが経時的に
収瞮を起こし、又フむルムが柔らか過ぎたり、フ
むルムの透明性が経時的に悪化したり、耐ブロツ
キング性、匕裂匷床が劣぀たりしお奜たしくな
い。 本発明で䜿甚する共重合䜓の゚チレン含有量は
モル以䞋であり、モル以䞋が奜たしい。
゚チレン含有量が該䞊限界を䞊廻るず炭玠数以
䞊のα−オレフむン含有量が比范的少ない堎合で
もフむルムの透明性が経時的に悪化しお奜たしく
ない。この理由は、は぀きりしないが、コモノマ
ヌが゚チレンの堎合は、炭玠数以䞊のα−オレ
フむンの堎合ず比范しお、アタクチツク成分のブ
リヌドが倚い為ず思われる。共重合はモノマヌ及
びコモノマヌを同時に䟛絊しお重合するランダム
共重合䜓が奜適に採甚されるが、段階的及び連続
的に、重合するモノマヌの組成を倉曎しお重合す
るこずもできる。 本発明で䜿甚する共重合䜓の冷キシレン可溶郚
CXSは15〜50wtであり、17〜40wtがよ
り奜たしく、17〜35wtがさらに奜たしい。
CXSが該䞋限界を䞋廻るずコモノマヌ含有量が
䞊蚘䞋限界以䞊含たれる堎合でも、共重合䜓の軟
質性が倱なわれひいおはフむルムの柔軟性が倱な
われお奜たしくなく、CXSが該䞊限界を䞊廻る
ずフむルムが柔らか過ぎたり、経時的な収瞮が起
こり、又フむルムの透明性が経時的に悪化した
り、耐ブロツキング性、匕裂匷床が劣぀たりしお
奜たしくない。 本発明で䜿甚する共重合䜓のΔHazeは以
䞋であり、以䞋が奜たしく、以䞋がより
奜たしい。 ΔHazeが該䞊限界を䞊廻るずフむルムの透明
性の経時的な悪化珟象が発生するし、耐ブロツキ
ング性も悪くなり奜たしくない。 本発明で䜿甚する共重合䜓の沞隰−ヘプタン
䞍溶郚BHIPは限定しなくおよいが、7wt
以䞊であるのが奜たしい。 BHIPが7wt未満の共重合䜓を䜿甚する時は、
フむルムのブロツキング等が幟分悪くなる。 本発明で䜿甚する共重合䜓の曲げ匟性率は2500
〜7000Kgcm2であり、2500〜6500Kgcm2であるの
が奜たしく、3000〜6000Kgcm2であるのがより奜
たしい。共重合䜓の曲げ匟性率が該䞋限界を䞋廻
るずフむルムが柔らか過ぎたり、経時的が収瞮が
起こり、又匕裂匷床、耐ブロツキング性が劣぀た
りしお奜たしくなく、曲げ匟性率が該䞊限界を䞊
廻るずフむルムの柔軟性が倱なわれるし、䜎倍率
延䌞では均䞀な厚み分垃のフむルムが埗られがた
く、又、匕裂匷床も劣り奜たしくない。 䞀般に延䌞を行なうず匕裂特性が悪くなるこず
は知られおいるが、共重合䜓のα−オレフむン含
有量、CXS、曲げ匟性率等を䞊蚘蚘茉範囲に芏
定しお始めお、経時的にフむルムが収瞮するずい
う問題に぀いお解決ぞの道を開き、しかも䜎倍率
延䌞が行ない易すくなり、又匕裂匷床をより良奜
に出来たずいうこずは予想倖のこずである。 本発明で䜿甚する共重合䜓には少量の他の高分
子物質をブレンドするこずもできる。又垯電防止
剀、耐ブロツキング剀、滑り剀、安定剀などの添
加剀を添加するこずができる。 本発明においお、共重合䜓をフむルタ成圢する
方法ずしおは、ダむキダスト法、氎冷むンフレ
法などの公知の加工法を採甚するこずができる。
又少なくずも方向ぞの延䌞凊理を斜す方法ずし
おは、ロヌル延䌞やロヌル圧延などの公知の軞
延䌞方法ならびにフラツト匏軞延䌞やチナヌブ
ラヌ軞延䌞などの公知の軞延䌞方法が採甚で
きるが、軞延䌞する方がバランスしたフむルム
が埗られる点から奜たしい。又、本発明の共重合
䜓は䞀般に䜎倍率延䌞では均䞀厚み分垃が埗られ
にくいフラツト匏軞延䌞法においおも良奜に䜎
倍率延䌞が行なえる特城を有しおいる。 延䌞枩床ずしおは、通垞〜共重合䜓の融点以䞋
であり、100〜130℃が奜たしい。延䌞倍率ずしお
は1.2〜倍であり、1.3〜倍が奜たしく、1.5〜
倍がより奜たしい。延䌞倍率が該䞊限界を䞊廻
るず共重合䜓の䞊蚘特性が芏定範囲に入぀おいお
もフむルムの匕裂匷床が劣り奜たしくなく、延䌞
倍率が該䞋限界を䞋廻るずフむルムの匷床が䞍足
しお奜たしくない。又、フむルムの経時的な収瞮
を防止する効果を䞊げる為には、延䌞埌にヒヌト
セツトアニヌリングを行なうのがよい。 ヒヌトセツトの条件ずしおは延䌞枩床−10
℃以䞊で行なうのが奜たしく、110℃以䞊で行な
うのがより奜たしい。 このようにしお埗られるフむルムの物性ずしお
は、匕裂匷床が以䞊であり、10以䞊である
のが奜たしく、15以䞊であるのがより奜たし
い。匕裂匷床が該䞋限界を䞋廻るずホツク止め郚
分などから匕裂かれやすく奜たしくない。又、
MD及びTDのダング率ずしお 2000〜7000Kgcm2であるのが奜たしく、 2000〜6000Kgcm2であるのがより奜たしい。フむ
ルムのダング率が該䞋限界を䞋廻るずビニロンフ
むルムず比范しおあたりに柔らか過ぎお奜たしく
なく、該䞊限界を䞊廻るずビニロンフむルム颚の
しなやかさが倱なわれお奜たしくない。又、フむ
ルムの少なくずも方向の砎断点匷床は400Kg
cm2以䞊が奜たしい。この匷床が400Kgcm2ã‚’äž‹å»»
るず、耐ホツク止め性袋のホツクを䜕回も開閉
しおいるうちに、フむルムが開閉方向に䌞びおし
たい商品䟡倀がなくなるがなくなり奜たしくな
い。 プロピレン系フむルムの収瞮率は䞀般にダング
率ず察応しおいるが、本発明者らの方法によれ
ば、同䞀のダング率であ぀おも収瞮率の小さいフ
むルムを提䟛するこずができる。 即ち本発明のフむルムの収瞮特性ずしおは100
℃での収瞮率ずダング率Kg
cm2ずの関係が䞋蚘䞍等匏を満足するものであ
る。 50−0.0035X 又、䞋蚘䞍等匏を満足するのが奜たしい。 35−0.002X フむルムの収瞮率が倧きい堎合は、倏堎フむル
ムが経時的な収瞮を埐々に起こし、又溶断シヌル
時にシワが発生するなどしお実甚的䟡倀が乏しく
なる。埓぀お本発明は公知の方法に比べお柔軟で
か぀、経時収瞮のない優れたフむルムを提䟛する
ものである。 以䞊のようにしお補造されたプロピレン系共重
合䜓包装甚フむルムはビニロンフむルムに極䌌し
た柔軟性、透明性、光沢性を有し、ホツク止め加
工も可胜であり、しかもビニロンフむルムの欠点
である季節による物性の倉動もほずんどなく、さ
らに安䟡に補造できるずいう極めお倧きな実甚的
䟡倀を有するものである。 なお、実斜䟋及び比范䟋におけるデヌタ及び評
䟡は次の方法に埓぀お行な぀たものである。 (1) 共重合䜓䞭のα−オレフむン含量 物質収支から求めた。たたブテン−の含量
に぀いおは曎に、赀倖分光光床蚈を甚いお770
cm-1の特性吞収から垞法により定量し、物質収
支の結果を確認した。なお赀倖分光光床蚈によ
る枬定は、プロピレン−ブテン−コポリマヌ
に぀いお、13C−NMRによる定量倀により怜量
線を䜜成し定量した。 (2) 共重合䜓䞭の゚チレン含量 物質収支から求めた。曎に赀倖分光光床蚈を
甚いお、732cm-1720cm-1の特性吞収から垞法
により定量し物質収支の結果を確認した。な
お、赀倖分光光床蚈による枬定は14Cでラベル
した゚チレンコポリマヌの攟射線枬定による定
量倀により怜量線を䜜成し定量した。 (3) 冷キシレン可溶郚CXS ポリマヌをキシレン500mlに溶解し、぀
いで宀枩たで埐冷する。぀いで、20℃のバス䞭
に時間攟眮した埌にろ過し、ろ液を濃瞮、也
固、也燥しお秀量する。 (4) 極限粘床〔η〕 テトラリン135℃で垞法により濃床を0.4
0.20.133および0.1dlず点倉えお枬定し
た。 (5) △Haze 共重合䜓の厚み100Όのプレスシヌトを䜜成
し、60℃で時間のアニヌル凊理した埌のヘむ
ズず凊理前のヘむズの差で衚わした。 (6) 曲げ匟性率 ASTM−D790に準拠するサンプル䜜補は
JIS−K6758に準拠。 䜆し、 サンプル圢状mm×20mm巟×50mm長 スパン間距離30mm 倉圢速床mm分 (7) フむルムのダング率 ASTM−D882に準拠する。 䜆し、 詊隓片圢状20×120の短冊型 チダツク間距離50mm 匕匵速床mm分 (8) フむルムの匕匵特性 ASTM−D882に準拠する。 䜆し、匕匵速床200mm分 (9) ヘむズ倀Haze ASTM−D1003に準拠する。 (10) グロス ASTM−D523に準拠する。 (11) 匕裂匷床 JIS K6772に準拠する。 (12) ブロツキング 枚のフむルムを重ね合わせ面積100cm2圓り
Kgの荷重をかけたたた23℃で24時間状態調節
する。その埌、枚のフむルムをフむルム面に
盎角方向に荷重増加速床10minで剥し、そ
の時の最倧荷重(g)を求め、フむルム面積100cm2
圓りに換算しお衚わす。 (13) 収瞮率 100℃のグリセリン济に30秒間浞挬した時の
寞法倉化率で瀺す。 以䞋、本発明を実斜䟋によりさらに詳しく説明
するが、本発明はその芁旚を越えない限り実斜䟋
に限定されるものではない。 実斜䟋  (1) 䞉塩化チタン含有固䜓觊媒の調補 攪拌機ず滎䞋ロヌトを備えた容量のフラ
スコをアルゎン眮換したのち、四塩化チタン60
mlず−ヘプタン228mlよりなる溶液に゚チル
アルミニりムセスキクロリド136.6mlず−ヘ
プタン300mlよりなる溶液を、−〜−10℃で
時間で滎䞋した。滎䞋終了埌、宀枩で30分攪拌
したのち、80℃に昇枩し、80℃で時間熱凊理
した。぀いで宀枩に静眮し、固液分離したの
ち、−ヘプタン400mlで回掗浄を繰り返し
た。 次に、−ヘプタン580ml、ゞ゚チルアルミ
ニりムクロリドmlをフラスコに投入し、枩床
を50℃に保぀た。攪拌しながら、プロピレン32
を50℃で時間埐々に懞濁液䞭に䟛絊し予備
重合凊理を行な぀た。凊理埌、固液分離し、
−ヘプタン400mlで回掗浄を繰り返した。 次に、トル゚ン392mlをフラスコに投入し、
枩床を85℃に保぀た。攪拌しながら、−ブチ
ル゚ヌテル117mlおよびトリ−−オクチルア
ミン3.7mlを加え、85℃で15分反応した。反応
埌、ペり玠15.5をトル゚ン196mlに溶解した
溶液を添加し、さらに85℃で45分反応した。 反応埌、固液分離し、トル゚ン500mlで回、
−ヘプタン500mlで回掗浄を繰り返したの
ち、枛圧也燥しお䞉塩化チタン含有固䜓觊媒90
を埗た。䞉塩化チタン含有固䜓觊媒䞭には䞉
塩化チタンが65.2重量含有されおいた。 (2) 共重合 内容積m3の攪拌機付き流動床型反応噚を甚
いお、プロピレンずブテン−の共重合を行぀
た。たず反応噚に觊媒分散甚のプロピレン−ブ
テン−共重合䜓粒子を60Kg䟛絊し、぀いで反
応噚を窒玠で眮換し぀いでプロピレンで眮換し
た。プロピレンでKgcm2たで昇圧し80m3
hrの流量で埪環ガスを反応噚䞋郚より䟛絊し、
重合䜓粒子を流動状態に保ち、぀いで次に瀺す
觊媒を反応噚に䟛絊した。觊媒成分(b)(c)はヘ
プタンで垌釈した溶液を甚いた。 (a) 䞉塩化チタン含有固䜓觊媒 21 (b) ゞ゚チルアルミニりムクロリド 112 (c) トリ゚チルアルミニりム 11 (d) メチルメタアクリレヌト  ぀いで氎玠濃床1.7vol、ブテン−120vol
になるように氎玠、プロピレン、ブテン−を
䟛絊し10Kgcm2たで昇圧し、流動床の枩床を
65℃に調節しお重合を開始した。重合䞭は氎
玠、ブテン−の濃床及び圧力を䞀定に保぀よ
うに、氎玠、プロピレン、ブテン−を䟛絊し
た。重合量が75Kgに達したずころで、反応噚に
重合䜓粒子を次の重合の觊媒分散甚に60Kg残留
せしめ、残りの重合䜓粒子を攪拌混合槜に移送
しプロピレンオキシド210ずメタノヌル100
を添加しお80℃で30分凊理した。぀いで也燥し
お癜色粉末状重合䜓を埗た。同じ重合を回繰
り返しお行い最埌に埗た重合䜓に぀いお物性を
枬定した。 この共重合䜓のブテン−含有量は17.3モル
、CXSは29.6wt、極限粘床数は1.9dl、
曲げ匟性率は4100Kgcm2、△Hazeは2.0であ
぀た。 (3) フむルム成圢 (2)で埗られた共重合䜓に぀いお、以䞋の成圢
条件にお厚さ270Όの厚反フむルムを埗た。 抌出機むヌガン瀟補 65mmφ抌出機 スクリナヌシングルフルフラむトタむプ 24 4.0 枩床条件230℃ ダむスコヌトハンガヌダむ リツプ開床0.9mm å·Ÿ500mm 成圢速床3m分 この原反フむルムに぀いお、䞋蚘の延䌞条件
で30Ό厚さの軞延䌞フむルムを埗た。 フむルム物性を第衚に瀺す。 延䌞機テンタヌ軞延䌞機 日本補鋌所補 延䌞条件入偎 ラむン速床 3m分 出偎 〃 9m分 MD延䌞倍率 倍 TD 〃 倍 枩床条件MD延䌞 120℃ TD 〃 予熱ゟヌン 120℃ 延䌞ゟヌン 120℃ アニヌリングゟヌン 120℃ この軞延䌞フむルムは柔軟で透明性、光沢性
に優れ、しかもMDTD䞡方向にホツク止めが
可胜になるに十分な匕匵匷床ずホツク郚からの匕
裂きに十分耐えられるだけの匕裂匷床を有し、し
かも経時的に埐々に収瞮する恐れのないフむルム
であ぀た。 実斜䟋  実斜䟋で䜿甚した觊媒系で、ブテン−の仕
蟌量などを倉えた他は実斜䟋ず同䞀の重合条件
で共重合䜓を埗た。埗られた共重合䜓のブテン−
含有量は14.6モル、CXSは24.8wt、極限粘
床数は1.8dl、曲げ匟性率は5300Kgcm2、△
Hazeは0.3であ぀た。この共重合䜓に぀いお実
斜䟋で瀺した延䌞条件で、枩床条件を125℃に
倉えた他は同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗た。 フむルム物性を第衚に瀺す。このフむルムは実
斜䟋で埗られたフむルムず同様、良奜なフむル
ムであ぀た。 実斜䟋  実斜䟋で䜿甚した觊媒系でブテン−の仕蟌
量や、新たに゚チレンを仕蟌むなどを倉えた他は
実斜䟋ず同䞀の重合条件で共重合䜓を埗た。埗
られた共重合䜓のブテン−含有量は12.5モル
、゚チレン含有量は1.4モル、CXSは32.7wt
、極限粘床数は1.9dl、曲げ匟性率は3900
Kgcm2、△Hazeは2.8であ぀た。この共重合䜓
に぀いお実斜䟋で瀺した条件ず同䞀条件で軞
延䌞フむルムを埗た。フむルム物性を第衚に瀺
す。このフむルムは実斜䟋ず同様、良奜なフむ
ルムであ぀た。 比范䟋  実斜䟋で䜿甚した共重合䜓に぀いお、実斜䟋
で瀺した条件で、延䌞倍率をMD4倍、TD7倍
に倉えた他は同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗
た。尚、840Ό厚さの原反フむルムを䜿甚した。
フむルム物性を第衚に瀺す。このフむルムは柔
軟性に乏しく、しかも匕裂き匷床が悪く実甚に䟛
しがたいものであ぀た。これは共重合䜓が本発明
の䞻旚に沿぀おいおも延䌞倍率が本発明の䞻旚に
則぀た範囲でなければ、良奜なフむルムが埗られ
ないこずを瀺しおいる。 比范䟋  実斜䟋で䜿甚した觊媒系で、ブテン−の代
りに゚チレンを仕蟌むなどを倉えた他は実斜䟋
ず同䞀の重合条件で共重合䜓を埗た。埗られた共
重合䜓の゚チレン含有量は11.6モル、CXSは
27.1wt、極限粘床数は1.8dl、曲げ匟性率
は2800Kgcm2、△Hazeは18.3であ぀た。この
共重合䜓に぀いお実斜䟋で瀺した延䌞条件で、
枩床条件を100℃に倉えた他は同䞀条件で軞延
䌞フむルムを埗た。このフむルムは透明性が悪い
䞊に経時的に著しく透明性が悪くな぀お行き実甚
に䟛しがたいものであ぀た。 比范䟋  本共重合䜓は、−ヘプタンを溶媒ずするスラ
リヌ重合法で埗られるもので、−ヘプタンに溶
解するアタクチツク成分が陀去されおいるもので
ある。この共重合䜓の゚チレン含有量は9.5モル
、CXSは9.6wt、極限粘床数は1.8dl、曲
げ匟性率が4900Kgcm2、△Hazeが1.2であ぀
た。 この共重合䜓に぀いお実斜䟋で瀺した条件ず
同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗た。フむルム物
性を第衚に瀺す。このフむルムは、延䌞時癜化
珟象が発生し、透明性の劣るフむルムであ぀た。 比范䟋  本共重合䜓は−ヘプタンを溶媒ずするスラリ
ヌ重合法で埗られるもので、−ヘプタンに溶解
する成分が陀去されおいるものである。この共重
合䜓のブテン−含有量は14.3モル、CXSは
9.5wt、極限粘床数は1.9dl、曲げ匟性率は
7300Kgcm2、△Hazeは1.5であ぀た。この共重
合䜓に぀いお実斜䟋で瀺した延䌞条件で枩床条
件を125℃に倉えた他は同䞀条件で軞延䌞フむ
ルムを埗た。䜆し、埗られたフむルムは実斜䟋
に比べ、TD方向の厚み分垃がかなり
悪いものであ぀た。フむルム物性を第衚に瀺
す。このフむルムは柔軟性が劣り匕裂匷床のそれ
皋良奜なものではなか぀た。 比范䟋  (1) 固䜓生成物の合成 攪拌機、滎䞋ロヌトを備えた内容積500mlの
フラスコをアルゎンで眮換したのち、−ヘプ
タン83mlず四塩化チタン16.1mlおよびテトラ−
−ブトキシチタン51.0mlをフラスコに投入
し、攪拌しながらフラスコ内の枩床を20℃に保
぀た。−ヘプタン162.1mlずゞ゚チルアルミ
ニりムクロリド37.8mlよりなる溶液をフラスコ
内の枩床を20℃に保ちながら滎䞋ロヌトから
時間かけお埐々に滎䞋した。滎䞋終了埌50℃に
昇枩し、時間攪拌した。宀枩に静眮しお固液
分離し、−ヘプタン200mlで回掗浄を繰り
返したのち、枛圧也燥しお赀耐色の固䜓生成物
64.7を埗た。 (2) 予備重合凊理固䜓の合成 攪拌機を備えた容量300mlのフラスコをアル
ゎン眮換したのち、−ヘプタン241ml、トリ
゚チルアルミニりム0.34および前蚘(1)で調補
した固䜓生成物19.7をフラスコに投入し、枩
床を50℃に保぀た。次に、攪拌しながら、゚チ
レンを分圧0.2Kgcm2に保ちながら50℃で20分
間埐々に懞濁液䞭に䟛絊し、予備重合凊理を行
な぀た。凊理埌、固液分離し、−ヘプタン50
mlで回掗浄を繰り返したのち、枛圧也燥し
た。予備重合量は固䜓生成物圓り重合䜓が
0.09であ぀た。 (3) 固䜓觊媒成分の合成 内容積100mlのフラスコをアルゎン眮換した
のち前蚘(2)で調補した予備重合凊理固䜓12.1
ず−ヘプタン42.3mlをフラスコに投入し、フ
ラスコ内の枩床を30℃に保぀た。次に、ゞヌむ
゜−アミル゚ヌテル14.4mlを添加し、30℃で
時間凊理したのち、75℃に昇枩した。75℃で四
塩化チタン15.7mlを加え、75℃で時間反応を
行な぀た。固液分離したのち−ヘプタン50ml
で回掗浄を繰り返したのち枛圧也燥しお固䜓
成分を埗た。さらに内容積100mlのフラスコを
アルゎンで眮換した埌䞊蚘固䜓成分9.9ず
−ヘプタン38mlをフラスコに投入し、フラスコ
内の枩床を30℃に保぀た。次に、ゞヌむ゜−ア
ミル゚ヌテル8.5mlを添加し、30℃で時間凊
理したのち75℃に昇枩した。75℃で四塩化チタ
ン11.5mlを加え、75℃で時間反応を行な぀
た。固液分離埌、−ヘプタン50mlで回掗浄
を繰り返したのち枛圧也燥しお固䜓觊媒成分を
埗た。 (4) 共重合 100のオヌトクレヌブに攪拌噚、枩床蚈、
滎䞋ロヌト、環流冷华管を぀けお枛圧した埌、
窒玠で眮換する。このオヌトクレヌブに也燥し
たノルマルヘキサン50を入れお50℃の恒枩に
保ち、これにプロピレン71モル、ブテン−
29モルの混合ガスを0.28Nm3分の割合で
流す。次いで觊媒ずしおゞ゚チルアルミニりム
クロラむド30ずε−カプロラクトン1.65ず
を加え、さらに䞊蚘(3)で埗られた固䜓觊媒
を加えお重合を開始する。攪拌䞋に120分間プ
ロピレンずブテン−の混合ガスを流し続けお
重合を行な぀た。次いで1.5のブタノヌルを
加えお反応を停止し充分にブタノヌルで掗浄し
た埌、反応生成物を倧量のメタノヌル䞭に投入
しお共重合䜓を析出させた。この共重合䜓の極
限粘床は2.2dlであり、ブテン−含有量
は26.5モルであり、CXSは56wtであり、
曲げ匟性率は2200Kgcm2であり、△Hazeは3.5
であ぀た。 (5) フむルム成圢 䞊蚘(4)で埗られた共重合䜓に぀いお、実斜䟋
で瀺した延䌞条件で枩床条件を90℃に倉えた
他は同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗た。尚、
90℃を越えた枩床ではラむンぞの粘着が問題に
なり、むずかしい。フむルム物性を第衚に
瀺す。このフむルムはブロツキングが100
100cm2以䞊ず極めお倧きく、実斜䟋のフむルム
は20100cm2以䞋である。匕裂匷床もそれ皋
よくなく、しかも倏堎経時的に収瞮するもので
あり、実甚に䟛しえるようなフむルムではなか
぀た。 実斜䟋  実斜䟋−での重合条件においお、以䞋の觊
媒系を䜿甚し、モノマヌの仕蟌比を倉曎し、枩
床を70℃に倉曎する以倖は同䞀の重合条件で共
重合䜓を埗た。 (a) 固䜓觊媒成分比范䟋−ず同䞀 21 (b) ゞ゚チルアルミニりムクロリド 156 (c) トリ゚チルアルミニりム 22 (d) メチルメタアクリレヌト 15 この共重合䜓のブテン−含有量は、19.0モ
ルcxsは27.5wt、極限粘床数は1.9dl、
曲げ匟性率は4000Kgcm2、△Hazeは0.5であ
぀た。 この共重合䜓に぀いお実斜䟋で瀺した延䌞
条件ず同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗た。 フむルム物性を第衚に瀺す。このフむルム
は実斜䟋で埗られたフむルムず同様、良奜な
フむルムであ぀た。 実斜䟋  実斜䟋−での共重合条件で、新たに−メ
チル−−ペンテンを加え、モノマヌ仕蟌比を
倉曎した他は、同䞀の重合条件で共重合䜓を埗
た。この共重合䜓のα−オレフむン含有量は
17.1モルブテン−含有量14.0モル、
−メチル−−ペンテン含有量3.1モル cxsは26.3wt、極限粘床数は1.8dl、曲
げ匟性率は、4300Kgcm2、△Hazeは0.4であ
぀た。この共重合䜓に぀いお実斜䟋で瀺した
延䌞条件ず同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗
た。 フむルム物性を第衚に瀺す。このフむルム
は実斜䟋で埗られたフむルムず同様、良奜な
フむルムであ぀た。 比范䟋  100のオヌトクレヌブに攪拌噚、枩床蚈、
滎䞋ロヌト、還流冷华管を぀けお枛圧した埌、
窒玠で眮換する。このオヌトクレヌブに也燥し
たノルマルヘプタン50を入れお50℃の恒枩に
保ち、これにプロピレン64モル、ブテン−
136モルの混合ガスを0.28Nm3分の割合で
流す。次いで觊媒ずしおゞ゚チルアルミニりム
クロラむド40を加え、さらに実斜䟋で䜿甚
したのず同䞀の固䜓觊媒10を加えお重合を開
始する。 攪拌䞋に60分間プロピレンずブテン−の混
合ガスを流し続けお重合を行な぀た。次いで
1.5のブタノヌルを加えお反応を停止し充分
にブタノヌルで掗浄した埌、反応生成物を倧量
のメタノヌル䞭に投入しお共重合䜓を析出させ
た。この共重合䜓の極限粘床は2.0dlであ
り、ブテン−含有量は30.8モルであり、
cxsは69wtであり、曲げ匟性率は2000Kgcm2
であり、△Hazeは8.1であ぀た。 (2) フむルム成圢 䞊蚘(1)で埗られた共重合䜓に぀いお、実斜䟋
で瀺した延䌞条件で枩床条件を90℃に倉えた
他は同䞀条件で軞延䌞フむルムを埗た。尚、
90℃を越えた枩床ではラむンぞの粘着が問題に
なり、むずかしい。フむルム物性を第衚に
瀺す。このフむルムはブロツキングが100
100cm2以䞊ず極めお悪く、又、透明性が経時的
に悪くなる傟向があり、匕裂匷床もそれ皋よく
なく、しかも倏堎経時的に収瞮するものであ
り、実甚に䟛しえるようなフむルムではなか぀
た。
【衚】
【衚】

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  プロピレンず炭玠数以䞊のα−オレフむン
    又はプロピレンず炭玠数以䞊のα−オレフむン
    ず゚チレンずの共重合䜓で䞋蚘の条件〜 共重合䜓の炭玠数以䞊のα−オレフむン含
    有量が〜25モル、 共重合䜓の゚チレン含有量がモル以䞋、 共重合䜓の冷キシレン可溶郚が15〜50wt、 共重合䜓の曲げ匟性率が2500〜7000Kgcm2、
    を満足する共重合䜓から本質的に成り少なくず
    も方向ぞ延䌞凊理を斜しおなるフむルムであ
    ぀お、MD及びTD方向のダング率が2000〜
    7000Kgcm2であり、か぀少なくずも方向の砎
    断点匷床が400Kgcm2以䞊である包装甚フむル
    ム。  MD及びTD方向の匕裂匷床が以䞊であ
    る特蚱請求の範囲第項蚘茉の包装甚フむルム。  100℃での収瞮率ずダング率
    Kgcm2ずの関係が䞋蚘䞍等匏を満足する特蚱請
    求の範囲第項又は第項蚘茉の包装甚フむル
    ム。 50−0.0035X  共重合䜓のΔHazeが以䞋である特蚱請
    求の範囲第項、第項又は第項蚘茉の包装甚
    フむルム。  共重合䜓の炭玠数以䞊のα−オレフむンが
    ブテン−である特蚱請求の範囲第項、第
    項、第項又は第項蚘茉の包装甚フむルム。  延䌞倍率ずしお、1.2〜倍の延䌞凊理を斜
    されおなる特蚱請求の範囲第項、第項、第
    項、第項又は第項蚘茉の包装甚フむルム。  軞延䌞なる延䌞凊理を斜しおなる特蚱請求
    の範囲第項、第項第項第項、第項
    又は第項蚘茉の包装甚フむルム。
JP5620985A 1983-09-20 1985-03-20 包装甚フむルム Granted JPS61215038A (ja)

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JP5620985A JPS61215038A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 包装甚フむルム
US06/814,884 US4761462A (en) 1983-09-20 1985-12-30 Packaging propylene copolymer film

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53113692A (en) * 1977-03-15 1978-10-04 Mitsui Petrochemical Ind Film for shrink packing
JPS5653039A (en) * 1979-10-05 1981-05-12 Sumitomo Chem Co Ltd Polyolefin film for shrinking package

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53113692A (en) * 1977-03-15 1978-10-04 Mitsui Petrochemical Ind Film for shrink packing
JPS5653039A (en) * 1979-10-05 1981-05-12 Sumitomo Chem Co Ltd Polyolefin film for shrinking package

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JPS61215038A (ja) 1986-09-24

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