JPH05274918A - フレキシブルプリント基盤とその成形方法 - Google Patents

フレキシブルプリント基盤とその成形方法

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JPH05274918A
JPH05274918A JP6744292A JP6744292A JPH05274918A JP H05274918 A JPH05274918 A JP H05274918A JP 6744292 A JP6744292 A JP 6744292A JP 6744292 A JP6744292 A JP 6744292A JP H05274918 A JPH05274918 A JP H05274918A
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JP
Japan
Prior art keywords
case
winding
base body
flexible printed
circuit board
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Pending
Application number
JP6744292A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Ishikawa
貞男 石川
Katsunori Nitta
克典 新田
Kenji Midoro
研二 美土路
Toshiyuki Hayamizu
敏行 速水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻き込み作業性及び品質を向上させる。 【構成】 回路を形成した基盤本体1の一方の端部を仮
固定する。この端部周囲に筒状ケース3を配するととも
に、このケース3の軸方向に形成された切り欠き部4か
ら基盤本体1を突出させる。前記ケース3をその軸回り
に回動させ、基盤本体1に卷回部2を成形する。 【効果】 ケースで基盤本体を巻き込み、卷回部を成形
でき、この成形作業を容易にでき、かかる作業に要する
期間を短くできる。前記ケースを回動させることにより
卷回部が成形できることから、基盤本体の巻き張力、巻
き径及び横方向の位置に生じるバラツキを低減でき、卷
回部の品質を安定化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基盤とその成
形方法にかかり、特に、巻き込み成形されたフレキシブ
ルプリント基盤とその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブルプリント基盤は、ポ
リイミドやポリエステル等の合成樹脂からなる板状基部
と、この板状基部に銅等の導電製材料が所定パターンに
印刷された回路とから構成されている。この回路に電気
信号を入力、出力する配線が接続され、この配線を電化
製品に接続し、フレキシブルプリント基盤を組み込んだ
電化製品が製造されている。この電化製品は、近年、全
体を小型化する傾向にあり、内部部品を小型化するた
め、巻き込み成形されたフレキシブルプリント基盤を組
み込んでいる。
【0003】このフレキシブルプリント基盤を巻き込み
成形方法では、フレキシブルプリント基盤の一方の端部
を単に人手、機械で仮固定する。この仮固定された端部
を中心軸として人手で掴んでフレキシブルプリント基盤
を回動させ、フレキシブルプリント基盤を巻き込み成形
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記フ
レキシブルプリント基盤を巻き込み成形する場合には、
人手で巻き込み成形するため、この成形作業が煩雑にな
り、かかる作業に長い期間を要していた。また、加工機
械でフレキシブルプリント基盤を巻き込み成形する場合
には、大型化された加工機械が必要になり、この加工機
械に複雑な機構を必要とし、加工機械に要する費用が多
大になっていた。
【0005】そして、前記人手で巻き込み成形したフレ
キシブルプリント基盤にあっては、このフレキシブルプ
リント基盤の巻き張力、巻き径及び横方向の位置にバラ
ツキを生じ易く、巻き込み成形された基盤本体の品質の
安定化が図れない。
【0006】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、巻き込み作業性及び品質を向上させたフレキシブル
プリント基盤とその成形方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフレキシ
ブルプリント基盤は、回路が基盤本体に形成され、該基
盤本体の一方の端部が巻き込まれた卷回部に成形され、
該卷回部が筒状ケースの内側に配され、該ケースには、
前記卷回部の軸方向に沿って切り欠き部が形成され、該
切り欠き部から前記基盤本体の他の端部が突出されたこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載のフレキシブルプリント基盤
の成形方法は、請求項1記載のフレキシブルプリント基
盤の成形方法であって、あらかじめ前記回路を基盤本体
に形成し、該基盤本体の一方の端部を仮固定し、該一方
の端部周囲に前記ケースを配するとともに、該ケースの
切り欠き部から基盤本体を突出させ、前記ケースをその
軸回りに回動させ、基盤本体をケース内に巻き込んで卷
回部を成形することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のフレキシブルプリント基盤で
は、基盤本体の一方の端部に卷回部が成形されているた
め、フレキシブルプリント基盤が小型化される。前記卷
回部が筒状ケースの内側に配されているため、巻き込ま
れた基盤本体がケースで保持され、卷回部のほぐれを防
止できる。前記ケースには、前記卷回部の軸方向に切り
欠き部が形成されたため、この切り欠き部から前記基盤
本体が挿入自在にされる。前記切り欠き部から前記基盤
本体の他の端部が突出されたため、この他の端部に配線
が接続される。
【0010】請求項2記載のフレキシブルプリント基盤
の成形方法は、あらかじめ回路を基盤本体に形成し、こ
の基盤本体の一方の端部を仮固定し、該一方の端部周囲
に前記ケースを配するとともに、該ケースの切り欠き部
から基盤本体を突出させたため、基盤本体の一方の端部
が前記ケース内に配置される。このケースをその軸回り
に回動させるため、このケースの切り欠き部で基盤本体
が回動され、基盤本体をケース内に巻き込んで卷回部を
成形するため、この卷回部が前記ケース内に収納され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明のフレキシブルプリント基盤と
その成形方法の一実施例について、図1ないし図4を参
照しながら説明する。図1に示すように、フレキシブル
プリント基盤は、帯状の基盤本体1と、この基盤本体1
を巻き込んで成形された卷回部2と、この卷回部2の外
周を覆うケース3とから概略構成されている。前記基盤
本体1では、帯状に形成された板状基部と、この板状基
部に印刷形成された回路と、この回路を覆うインキレジ
スト、フィルム等の絶縁保護膜とが積層されている。
【0012】前記卷回部2は、基盤本体1の一方の端部
を多重に巻き込み成形されている。前記卷回部2の外周
に筒状ケース3が配されている。このケース3は、金属
材料若しくはプラスチック等の合成樹脂からなり、前記
卷回部2の軸方向に沿って切り欠き部4を形成してい
る。この切り欠き部4は、ケース3の側壁を開口状態に
形成されており、前記基盤本体1の他の端部を突出させ
ている。この基盤本体1の他の端部が突出されている。
【0013】前記卷回部を形成する巻き込み装置を、図
2を参照して説明する。図2に示すように、符号10は
巻き込み装置であり、この巻き込み装置10は、基盤本
体1の一方の端部が仮固定される固定部11と、前記ケ
ース3を挟持・卷回する卷回部12と、この卷回部12
の作動を制御する制御部13と、これら固定部11、卷
回部12、制御部13が載置される支持台14とから構
成される。
【0014】前記固定部11は、前記支持台14上に固
定された立設部15と、この立設部15の先端部から水
平方向に突出された円柱部16と、この円柱部16の先
端に形成されたスリット17とから構成されている。一
方、前記卷回部12は、前記ケース3を挟持するクリッ
プ等の挟持部18と、この挟持部18に連結されるとと
もに、この挟持部18を回動させる電動モーター等の駆
動部19と、この駆動部19を前記固定部11に移動さ
せる移動手段20とから構成されている。この移動手段
20は、前記支持台14上に設置されたレール部21
と、このレール部21上に前記駆動部19を移動させる
とともに、この駆動部19に収納されたローラー部(図
示略)とから構成されている。
【0015】このような巻き込み装置10を用いた基盤
本体1の成形方法について、図3ないし図4を参照して
説明する。図3に示すように、前記基盤本体1の一方の
端部を前記円柱部16のスリット17に挿入し、この円
柱部16の外周に半周〜一周程度前記基盤本体1を巻き
付ける。
【0016】この巻き付けられた基盤本体1の外側で
は、図4に示すように、前記ケース3を配するととも
に、このケース3の切り欠き部4から基盤本体1を突出
させる。そして、前記巻き込み装置10の移動手段20
を作動させ、卷回部12を移動させ、前記ケース3を挟
持部18で挟持する。この挟持部18とともにケース3
を該ケース3の軸回りに回動させる。こうして、ケース
3の内周に沿って基盤本体1を巻き込ませて卷回部2を
成形し、前記挟持部18からケース3を取り出し、前記
スリット17から基盤本体1を引き抜くことにより、フ
レキシブルプリント基盤が成形される。
【0017】このようなフレキシブルプリント基盤によ
れば、基盤本体1の一方の端部に卷回部2を形成したた
め、長い基盤本体1にあっても、基盤本体1を小型化で
き、この基盤本体1に要するスペースを少なくできる。
前記卷回部2を筒状ケース3の内側に配したため、巻き
込まれた基盤本体1に外側に向かう力が働き、かかる力
がケース3で抑さえられ、卷回部2がほぐれを防止で
き、卷回部2の健全性を維持できる。前記ケース3は前
記卷回部2の軸方向に切り欠き部4を形成したため、こ
の切り欠き部4から前記基盤本体1を挿入でき、ケース
3の内の基盤本体1を切り欠き部4から突出できる。こ
のため、配線が不要な基盤本体1の端部に卷回部2を設
け、配線が必要な基盤本体1を突出することができるこ
とから、基盤本体1の配線作業性を向上できる。
【0018】このようなフレキシブルプリント基盤の成
形方法によれば、あらかじめ回路を形成した基盤本体1
の一方の端部を仮固定し、該一方の端部周囲に前記ケー
ス3を配するとともに、このケース3の切り欠き部4か
ら基盤本体1を突出させたため、基盤本体1の一方の端
部をケース3内に配することができる。このケース3を
その軸回りに回動させることにより、ケース3の切り欠
き部4で基盤本体1が回動され、この基盤本体1をケー
ス3内に巻き込んで卷回部2を成形するため、この卷回
部2が前記ケース3内に収納される。
【0019】このため、ケース3で基盤本体1を巻き込
み、卷回部2を成形でき、この成形作業を容易にでき、
かかる作業に要する期間を短くでき、複雑な機構を有す
る加工機械を不要にできることから、巻き込み作業に要
する費用を低減できる。そして、ケース3を回動させる
ことにより卷回部2が成形できることから、基盤本体の
巻き張力、巻き径及び横方向の位置に生じるバラツキを
低減でき、卷回部2の品質を安定化することができる。
【0020】なお、前記実施例では、帯状の基盤本体1
に卷回部2を成形したが、図5に示すように、基盤本体
25が複雑な平面形状を有する場合には、この基盤本体
25の帯状部26の端部にケース3を取り付け、この帯
状部26に卷回部2を設けてもよい。また、前記実施例
では、巻き込み装置10を用いて卷回部2を成形した
が、前記ケース3を人手で回動させることにより、卷回
部2を成形してもよい。
【0021】さらに、例えば、開閉型パソコンにおい
て、パソコン本体等の基部と表示板等の開閉部とを接続
するヒンジ部内に前記卷回部2付きケース3を挿入し、
基盤本体25の両端部を基部と開閉部とに接続すること
により、卷回部2をヒンジ部内に配することができる。
そして、前記ケース3を取り外し、卷回部2がほぐれた
状態で基盤本体25をヒンジ部に配することにより、開
閉部の開閉による屈曲断線を防止できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレキシ
ブルプリント基盤とその成形方法によれば、以下の効果
を奏することができる。請求項1記載のフレキシブルプ
リント基盤によれば、基盤本体の一方の端部に卷回部を
形成したため、基盤本体を小型化でき、この基盤本体に
要するスペースを少なくできる。前記卷回部を筒状ケー
スの内側に配したため、卷回部がほぐれを防止でき、卷
回部の健全性を維持できる。前記ケースは前記卷回部の
軸方向に切り欠き部を形成したため、この切り欠き部か
ら前記基盤本体を挿入でき、この基盤本体を切り欠き部
から突出できる。このため、配線が不要な基盤本体の端
部に卷回部を設け、配線が必要な基盤本体を突出するこ
とができることから、基盤本体の配線作業性を向上でき
る。
【0023】請求項2記載のフレキシブルプリント基盤
の成形方法によれば、あらかじめ回路を形成した基盤本
体の一方の端部を仮固定し、該一方の端部周囲に前記ケ
ースを配するとともに、このケースの切り欠き部から基
盤本体を突出させたため、基盤本体の一方の端部をケー
ス内に配することができる。このケースをその軸回りに
回動させることにより、ケースの切り欠き部で基盤本体
が回動され、この基盤本体をケース3内に巻き込んで卷
回部を成形するため、この卷回部が前記ケース内に収納
される。
【0024】このため、ケースで基盤本体を巻き込み、
卷回部を成形でき、この成形作業を容易にでき、かかる
作業に要する期間を短くでき、複雑な機構を有する加工
機械を不要にできることから、巻き込み作業に要する費
用を低減できる。そして、ケースを回動させることによ
り卷回部が成形できることから、基盤本体の巻き張力、
巻き径及び横方向の位置に生じるバラツキを低減でき、
卷回部の品質を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフレキシブルプリント基盤を示す側
面図である。
【図2】 巻き込み装置を示す斜視図である。
【図3】 図2の固定部に基盤本体を挿入したときを示
しており、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図であ
る。
【図4】 図3の固定部にケースを挿入したときを示し
ており、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図であ
る。
【図5】 他のフレキシブルプリント基盤を示してお
り、イ)は正面図であり、(ロ)は側面図である。
【符号の説明】
1…基盤本体、2…卷回部、3…ケース、4…切り欠き
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 速水 敏行 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路が基盤本体(1)に形成され、該基
    盤本体(1)の一方の端部が巻き込まれた卷回部(2)
    に成形され、該卷回部(2)が筒状ケース(3)の内側
    に配され、該ケース(3)には、前記卷回部(2)の軸
    方向に沿って切り欠き部(4)が形成され、該切り欠き
    部(4)から前記基盤本体(1)の他の端部が突出され
    たことを特徴とするフレキシブルプリント基盤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフレキシブルプリント基
    盤の成形方法であって、あらかじめ前記回路を基盤本体
    (1)に形成し、該基盤本体(1)の一方の端部を仮固
    定し、該一方の端部周囲に前記ケース(3)を配すると
    ともに、該ケース(3)の切り欠き部(4)から基盤本
    体(1)を突出させ、前記ケース(3)をその軸回りに
    回動させ、基盤本体(1)をケース(3)内に巻き込ん
    で卷回部(2)を成形することを特徴とするフレキシブ
    ルプリント基盤の成形方法。
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